JP6940946B2 - 包装用容器の蓋体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、小売店で販売される食品を収納する包装用容器の蓋体に関するものである。
従来から、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店で販売される弁当や惣菜等の食品を収納する包装用容器は、消費者が食品を食すときの動作を想定して設計されてきた。例えば、包装用容器の容器本体に嵌合された蓋体の取り外しに関する構造は、手間を掛けずに食事の準備をしたい消費者にとって必要な要素であった。一般的に、蓋体は容器本体に外嵌合又は内嵌合して装着されており、それぞれ嵌合状態が異なるため、蓋体の取り外しに関する構造には工夫の余地があった。
例えば、特許文献1では、容器本体のフランジ部分(鍔部分)に蓋体のフランジ部分(鍔部分)が外嵌合して装着される形態であって、具体的には、蓋体のフランジ部分のうち、四つ角の対角する二箇所に設けられている上方に突出した膨出部が開示されている(「コーナー部部分拡大図」及び「使用状態参考図参照」参照。)。膨出部は、他の部分より高い位置にある平坦状の頂上部と、頂上部の周縁から下方に傾斜している傾斜部を有している。
意匠登録第1352511号
しかしながら、上述した特許文献1では、蓋体のフランジ部に対し、膨出部が所定の角部分を介して部分的に突出していることにより、頂上部及び傾斜部が下方に凹んでも、これらの変形に対して他の部分が追従して変形しにくい。すなわち、膨出部に対する押圧力は、蓋体のフランジ部のうち、他の部分の変形(特に、フランジ部が外方に拡開して嵌合部分が外れる変形)には寄与しにくいため、上述した特許文献1は、単に消費者が包装用容器の角をつまみやすくして、嵌合部分を外しやすくしたものにすぎない。
一般的に、外嵌合式の蓋体を容器本体から取り外す場合、蓋体のフランジ部を下から上にめくりあげることにより、容器本体のフランジ部から蓋体の外嵌合部が離れるため、嵌合が解除されて蓋体が取り外される。すなわち、容器本体のフランジ部から蓋体の外嵌合部が離れるように蓋体のフランジ部を変形させれば、過度に力を加えたり両手を使ったりすることなく、片手でも容易に蓋体を容器本体から取り外すことができるはずである。
このような外嵌合式における包装用容器の蓋体の開封に関する未解決の課題に対し、発明者等は創意工夫の末、従来技術と全く異なる技術的思想に基づいた新たな包装用容器の開発に行き着いた。すなわち、消費者が特別なことをすることなく、従来と同様、自然な動きでスムーズに蓋体を開封するために、外力により変形しやすい蓋体のフランジ部の構造を盛り込んだ包装用容器である。
そこで、本発明の目的は、容器本体から外嵌合部を解除しやすい包装用容器の蓋体を提供することにある。
すなわち、本発明による包装用容器の蓋体は、容器本体に環状的に外嵌合するフランジ部を少なくとも備え、上記フランジ部は、押圧部を有し、上記押圧部は、他の部分より高い位置にある頂上部と、上記頂上部の周縁から下方に傾斜して他の部分と緩勾配で連接している傾斜部とを有し、上記頂上部と上記傾斜部とは、内角が鈍角な角部を介して連接していることを特徴としてもよい。
また、上記傾斜部が、上記頂上部の内側周縁と連接している第1の傾斜部を有していてもよい。
また、上記傾斜部が、上記第1の傾斜部の両脇に位置し、上記頂上部の両側周縁と連接している一対の第2の傾斜部を有していてもよい。
また、上記傾斜部が、上記第1の傾斜部の両脇に位置し、上記第1の傾斜部及び上記第2の傾斜部と連接している一対の第3の傾斜部を有していてもよい。
また、上記押圧部は、上記第1の傾斜部の下端縁と連接している平坦部を有していてもよい。
「環状的に外嵌合する」とは、包装用容器及び容器本体の形状(矩形状、円形状、又は楕円形状等)に限定されることなく、容器本体のフランジ部分の略全周に外嵌合することを意味してもよい。
「他の部分」とは、蓋体のフランジ部のうち、四つ角部分又は押圧部を除いた部分が該当し、押圧部に隣接する部分でもよい。
「他の部分より高い位置」とは、蓋体のフランジ部の中で最も高い位置、上記フランジ部のうち上記押圧部に隣接する部分より高い位置でもよく、蓋のフランジ部の中で押圧部から離れたところで一部上方に突出した部分と比較して低い位置でもよい。
「傾斜部」及び「角部」は、単数に限らず、複数でもよい。
「内角が鈍角な角部」とは、頂上部の周縁にも該当してもよく、成形上の丸みは除いてもよい。
本発明による包装用容器の蓋体では、容器本体に環状的に外嵌合するフランジ部は押圧部を有し、上記押圧部は他の部分より高い位置にある頂上部と、上記頂上部の周縁から下方に傾斜して他の部分と緩勾配で連接している傾斜部とを有し、上記頂上部と傾斜部とは、内角が鈍角な角部を介して連接していることにより、押圧にて上記角部が下方に屈折しやすく、上記角部に連動して上記頂上部及び上記傾斜部が下方に凹みやすいため、上記押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。したがって、過度に加圧したり両手を使ったりすることなく、片手で容易に蓋体を容器本体から取り外し、開封することができる。
また、上記傾斜部が、上記頂上部の内側周縁と連接している第1の傾斜部を有していることにより、上記第1の傾斜部を支点として、上記内側周縁にも該当する上記角部が下方に屈折しやすく、上記内側周縁に連動して上記頂上部が下方に凹みやすいため、上記押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
また、上記傾斜部が、上記第1の傾斜部の両脇に位置し、上記頂上部の両側周縁と連接している一対の第2の傾斜部とを有することにより、下方に屈折する上記内側周縁にも該当する上記角部に連動して下方に凹む上記頂上部に連動して、上記第2の傾斜部が上記両側周縁にも該当する上記角部を介して下方に凹みやすいため、より上記押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
また、上記傾斜部が、上記第1の傾斜部の両脇に位置し、上記第1の傾斜部及び第2の傾斜部と連接している一対の第3の傾斜部を有することにより、下方に屈折する上記内側周縁にも該当する上記角部に連動して下方に凹む上記頂上部と、上記頂上部に連動して上記両側周縁にも該当する上記角部を介して下方に凹む上記第2の傾斜部とに連動して、上記第3の傾斜部が下方に凹みやすいため、より一層上記押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
また、上記押圧部は、上記第1の傾斜部の下端縁と連接している平坦部を有していていることにより、上記平坦部を支点として、上記下端縁にも該当する上記角部を介して上記第1の傾斜部が急勾配に傾く動作に連動して上記第1の連接角部が下方に屈折しやすく、上記内側周縁にも該当する上記角部に連動して上記頂上部が下方に凹みやすいため、上記押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
本包装用容器の容器本体と蓋体とを組み合わせた状態の斜視図である。 本包装用容器の蓋体の角部分を拡大した平面図ある。 本包装用容器の蓋体の角部分を拡大した正面図ある。 本包装用容器の蓋体の角部分を拡大した端面図である。 本包装用容器の容器本体と蓋体とを組み合わせた状態の角部分を拡大した端面図である。
以下、図1又は図2を参照しつつ、本実施形態による包装用容器の蓋体(以下、「本包装用容器の蓋体」ともいう。)の概要を説明する。
図1に示すように、本包装用容器の蓋体は、容器本体Mに環状的に外嵌合する蓋体フランジ部1を少なくとも備え、この蓋体フランジ部は、押圧部2を有し、この押圧部は、他の部分より高い位置にある頂上部3と、この頂上部の周縁から下方に傾斜して他の部分と緩勾配で連接している傾斜部4とを有し、この頂上部とこの傾斜部とは、内角が鈍角な角部5を介して連接していてもよい。
また、図2に示すように、傾斜部4が、頂上部3の内側周縁と連接している第1の傾斜部41を有していてもよい。
また、傾斜部4が、第1の傾斜部41の両脇に位置し、頂上部3の両側周縁と連接している一対の第2の傾斜部42,42を有していてもよい。
また、傾斜部4が、第1の傾斜部41の両脇に位置し、この第1の傾斜部及び第2の傾斜部42,42と連接している一対の第3の傾斜部43,43を有していてもよい。
また、押圧部2は、第1の傾斜部41の下端縁と連接している平坦部6を有していてもよい。
次に、図1〜図5を参照しつつ、本包装用容器の詳細な構造について説明する。
図1に示す本包装用容器は、例えば、寿司を収納する容器本体Mと、この容器本体に装着される蓋体Nとを備えていてもよい。載置された寿司の消費者が本包装用容器と向き合う通常の向き(以下では、この向きを基準としてもよく、本包装用容器の正面をこの向きとしてもよい。)にて平面視すると、本包装用容器は、平面視で長手縁と短手縁とを有する横長の略長方形状でもよい。本包装用容器は、上下左右対称の形状であってもよい。
なお、包装用容器に収納されるものは、寿司以外の食品でもよい。包装用容器の外形は、長方形状に限らず、円形状や楕円形状でもよい。
容器本体Mは、寿司が載置される平坦状の載置部(付番しない)と、この載置部の周縁から外方に延出する本体フランジ部M1とを備えていてもよい。容器本体Mは、この容器本体の中心点に対する点対称な図形であってもよく、これにより容器本体自体の剛性を高めてもよい。
なお、載置部の形状は、平坦状に限らず、凹状や凸状でもよく、点対称であってもなくてもよい。
本体フランジ部M1は、平面視で長手縁と短手縁とを有する横長の略長方形状でもよい。本体フランジ部M1は、二等分線上かつ外方に向かって先細りつつ上向きに反り返った4つの本体フランジ角部M11とを有していてもよい。本体フランジ部M1の長手縁側の双方及び短手縁側の双方は、容器本体Mの中心に対する点対称な形状でもよい。
なお、本体フランジ部M1の形状は、平面視で長方形状に限らず、円形状や楕円形状でもよく、点対称であってもなくてもよい。
蓋体Nは、平坦状の蓋体天面部N1と、この蓋体天面部の周縁から下方に拡開する平坦状の蓋体側壁部N2と、この側壁部の下端から外方に延出する蓋体フランジ部1とを備えていてもよい。蓋体Nは、容器本体Mを外嵌合にて閉蓋する構造でもよく、蓋体フランジ部1の形状が本体フランジ部M1の形状と一致して外嵌合する構造でもよい。
蓋体天面部N1は、平面視で角部分が隅切られた略八角形状でもよい。蓋体側壁部N2は、蓋体天面部N1の角部分を含む周縁から下方に平面状に拡開していてもよい。蓋体側壁部N2の水平方向の端面は、蓋体天面部N1と同等の形状(略八角形状)でもよい。蓋体天面部N1及び蓋体側壁部N2の角部分にて隅切り部(付番しない)が形成されてもよい。
なお、蓋体天面部N1の形状は、平面視で八角形状に限らず、矩形状や円形状や楕円形状でもよく、隅切り部はあってもなくてもよい。
蓋体フランジ部1は、平面視で長手縁と短手縁とを有する横長の略長方形状でもよい。蓋体フランジ部1は、長手蓋体フランジ部1aと、この長手蓋体フランジ部と略直角に交わる短手蓋体フランジ部1bと、この長手蓋体フランジ部及び短手蓋体フランジ部と一体的に形成され、かつこの蓋体フランジ部の角部分にも該当する押圧部2とを備えていてもよい。
なお、蓋体フランジ部1は、平面視で長方形状に限らず、円形状や楕円形状でもよい。押圧部2は、平面視で略円形状や楕円形状の蓋体フランジ部の一部に一体的に形成されていてもよい。
押圧部2は、長手蓋体フランジ部1a及び短手蓋体フランジ部1bの端部が外方に向かって上向きに反り返って(又は傾斜して)形成されていてもよい。押圧部2は、最も高い位置にある平坦状の頂上部3と、この頂上部の周縁から下方に傾斜し、他の部分(長手蓋体フランジ部1a及び短手蓋体フランジ部1bを含む)と連接している傾斜部4と、この傾斜部の下端縁と連接している平坦部6とを有していてもよい。押圧部2は、二等分線を境に左右対称の形状であってもよい。
頂上部3は、押圧部2の二等分線に直交する内側周縁にも該当する内角が鈍角な第1の連接角部51と、この第1の連接角部とつながっており、かつ長手蓋体フランジ部1a又は短手蓋体フランジ部1bに直交する両側周縁にも該当する内角が鈍角な一対の第2の連接角部52,52と、この第1の連接角部と対向し、かつ湾曲した外側周縁にも該当する第3の連接角部53とを有していてもよい。頂上部3と傾斜部4とは、内角が鈍角な角部5として、第1の連接角部51、第2の連接角部52,52、及び第3の連結部53を介して連接していてもよい。
なお、頂上部は、球面上に膨出していてもよい。第1の連接角部51の角度(内角)は、125〜145°でもよく、130〜140°が好ましく、133〜137°がより好ましい。第2の連接角部52,52の角度(内角)は、140〜160°でもよく、145〜155°が好ましく、148〜152°がより好ましい。第3の連接角部53の角度(内角)は、150〜170°でもよく、155〜165°が好ましく、158〜162°がより好ましい。
傾斜部4は、第1の連接角部51を介して頂上部3と連接している第1の傾斜部41と、この第1の傾斜部の両脇に位置し、第2の連接角部52,52を介してこの頂上部と連接している一対の第2の傾斜部42,42と、この第1の傾斜部及び第2の傾斜部と内角が鈍角な所定の角部(符番しない)を介して連接している一対の第3の傾斜部43,43と、第3の連接角部53を介してこの頂上部と連接している第4の傾斜部44とを有していてもよい。
なお、第1の傾斜部41、第2の傾斜部42,42、第3の傾斜部43,43、及び第4の傾斜部44は、平坦状でも湾曲した凹状又は凸状であってもよい。
第1の傾斜部41及び第3の傾斜部43,43の下端縁は、長手蓋体フランジ部1a及び短手蓋体フランジ部1bの内側の下端縁と同一の高さでつながっていてもよい。第2の傾斜部42,42は、長手蓋体フランジ部1a又は短手蓋体フランジ部1bの上面と一体的かつ緩勾配で滑らかに連接していてもよい。第3の傾斜部43,43は、長手蓋体フランジ部1a及び短手蓋体フランジ部1bの内側面と一体的かつ緩勾配で滑らかに連接していてもよい。第4の傾斜部44は、長手蓋体フランジ部1a及び短手蓋体フランジ部1bの外側面と一体的かつ緩勾配で滑らかに連接していてもよい。これらの構造により、押圧部分から離れた第1の傾斜部41、第2の傾斜部42,42、第3の傾斜部43,43、及び第4の傾斜部44の端部を介して、押圧部2の変形に追従して長手蓋体フランジ部1a又は短手蓋体フランジ部1bが変形しやすくなる。
平坦部6は、第1の連接角部51と略平行な直線状で、第1の傾斜部41の下端縁にも該当する第4の連接角部54と連接していてもよい。平坦部6の高さは、外嵌合部より高い位置でもよく、これにより外嵌合部が外れやすくなってもよい。
なお、平坦部6の内側周縁は、側壁部N2の隅切り部と連接していてもよい。平坦部6の幅(第4の連接角部54から平坦部6の内側周縁までの距離)は、32〜42mmでもよく、34〜40mmが好ましく、36〜38mmがより好ましく、ヒトの平均的な親指の先端が入る距離であれば限定はない。
次に、蓋体Nが容器本体Mに装着した状態について説明する。
図示するように、蓋体Nが容器本体Mに装着した状態では、本体フランジ部M1に蓋体フランジ部1が外嵌合すると共に、本体フランジ角部M11の表面から隙間を空けて押圧部2が覆い被さっていてもよい(図5参照)。すなわち、蓋体フランジ部1の外方かつ下向きに延出した部分に設けてある段差部(符番しない)が、本体フランジ部M1の外方かつ下向きに延出した部分の最下端に設けてある段差部(符番しない)に当接することで、頂上部3、第1の傾斜部41、第2の傾斜部42,42、第3の傾斜部43,43、及び第4の傾斜部44の裏面が、本体フランジ角部M11の表面に接しない状態を形成してもよい。
なお、本体フランジ角部M11の表面から押圧部2の裏面までの距離は、3〜6mmでもよく、3.5〜5.5mmが好ましく、4〜5mmがより好ましい。
次に、本包装用容器の閉蓋状態から開蓋状態にする蓋体Nの開蓋機構の動作について説明する。
例えば、右利きの場合、まず、上から親指で押圧部2を押さえると共に、下から人差し指で蓋体フランジ部1を押さえてもよい。次に、親指で第1の連接角部51を加圧すると、この第1の連接角部が下方に屈折することにより、この第1の連接角部に隣接する頂上部3及び第1の傾斜部41、この第1の連接角部とつながっている第2の連接角部52,52に隣接する第2の傾斜部42,42、並びにこの第1の傾斜部及び第2の傾斜部に隣接する第3の傾斜部43,43が連動して下方に凹み、第3の連接角部53に隣接する第4の傾斜部44及びこの第4の傾斜部の両脇に位置する外嵌合部が外方に拡開するため、人差し指で蓋体フランジ部1をめくりあげる(上方にずらす)と、この押圧部が本体フランジ角部M11から外れ、蓋体Nが取り外されてもよい。
他には、まず、上から親指で平坦部6を押さえつつ、第1の傾斜面41に触れ、下から人差し指で蓋体フランジ部1を押さえてもよい。次に、人差し指で蓋体フランジ部1をめくりあげる(上方にずらす)と、第1の連接角部51が親指に当って下方に屈折することにより、この第1の連接角部に隣接する頂上部3及び第1の傾斜部41、この第1の連接角部とつながっている第2の連接角部52,52に隣接する第2の傾斜部42,42、並びにこの第1の傾斜部及び第2の傾斜部に隣接する第3の傾斜部43,43が連動して下方に凹み、第3の連接角部53に隣接する第4の傾斜部44及びこの第4の傾斜部の両脇に位置する外嵌合部が外方に拡開するため、この押圧部が本体フランジ角部M11から外れ、蓋体Nが取り外されてもよい。
このように、本実施形態における包装用容器の蓋体では、蓋体フランジ部1は押圧部2を有し、この押圧部はこの蓋体フランジ部のうち他の部分より高い位置にある頂上部3と、この頂上部の周縁から下方に傾斜して他の部分と緩勾配で連接している傾斜部4とを有し、この頂上部とこの傾斜部とは、内角が鈍角な角部5を介して連接していることにより、押圧にてこの角部が下方に屈折しやすく、この角部に連動してこの頂上部及び傾斜部が下方に凹みやすいため、この押圧部が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。したがって、過度に加圧したり両手を使ったりすることなく、片手で容易に蓋体を容器本体から取り外し、開封することができる。
さらに、傾斜部4が、頂上部3の内側周縁(第1の連接角部51)と連接している第1の傾斜部41を有していることにより、この第1の傾斜部を支点として、この第1の連接角部が下方に屈折しやすく、この第1の連接角部に連動して頂上部が下方に凹みやすいため、押圧部2が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
さらに、傾斜部4が、第1の傾斜部41の両脇に位置し、頂上部3の両側周縁(第2の連接角部52,52)と連接している一対の第2の傾斜部42,42とを有することにより、下方に屈折する第1の連接角部51に連動して下方に凹むこの頂上部に連動して、この第2の傾斜部が第2の連接角部52,52を介して下方に凹みやすいため、より押圧部2が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
さらに、傾斜部4が、第1の傾斜部41の両脇に位置し、この第1の傾斜部及び第2の傾斜部42,42と連接している一対の第3の傾斜部43,43を有することにより、下方に屈折する第1の連接角部51に連動して下方に凹む頂上部3と、この頂上部に連動して第2の連接角部52,52を介して下方に凹む第2の傾斜部42,42とに連動して、この第3の傾斜部が下方に凹みやすいため、より一層押圧部2が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
また、押圧部2は、第1の傾斜部41の下端縁(第4の連接角部54)と連接している平坦部6を有していていることにより、この平坦部を支点として、この第4の連接角部を介して第1の傾斜部41が急勾配に傾く動作に連動して第1の連接角部51が下方に屈折しやすく、この第1の連接角部に連動して頂上部が下方に凹みやすいため、押圧部2が外方に拡開して外嵌合部が外れやすくなる。
なお、本実施形態における容器本体M及び蓋体Nは、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等のシート成形で、合成樹脂シートを熱成形することにより形成されてもよい。合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂で、単層や多層のシートを使用してもよい。樹脂としては、例えば、発泡樹脂を使用すれば、軽量かつ断熱性があり好ましい。さらに、シートの表面または裏面を合成樹脂フィルムで覆ってもよく、表面を覆った場合は印刷を施してもよい。合成樹脂シートの厚みは特に制限はないが、0.15〜0.5mmであればよく、好ましくは0.18〜0.45mm、より好ましくは0.2〜0.35mmである。
M 容器本体
M1 本体フランジ部
M11 本体フランジ角部
N 蓋体
N1 蓋体天面部
N2 蓋体側壁部
1 蓋体フランジ部
1a 長手蓋体フランジ部
1b 短手蓋体フランジ部
2 押圧部
3 頂上部
4 傾斜部
41 第1の傾斜部
42 第2の傾斜部
43 第3の傾斜部
44 第4の傾斜部
5 角部
51 第1の連接角部
52 第2の連接角部
53 第3の連接角部
54 第4の連接角部
6 平坦部

Claims (4)

  1. 容器本体に環状的に外嵌合するフランジ部を備え、
    前記フランジ部は押圧部を有し、
    前記押圧部は、他の部分より高い位置にある頂上部と、頂上部の周縁から下方に傾斜して前記他の部分緩勾配で連接する傾斜部とを有し、
    前記頂上部と傾斜部とは内角が鈍角な角部を介して連接し、
    前記傾斜部が頂上部の内側周縁と連接している第1の傾斜部を有し
    前記傾斜部の下端縁と蓋体側壁部の下端縁との間には、使用者の指が前記鈍角な角部及び/又は第1の傾斜部に当接するための空間を形成するのに十分な寸法形状の平坦部が設けられる、
    装用容器の蓋体。
  2. 前記傾斜部が、第1の傾斜部の両脇に位置し、頂上部の両側周縁にそれぞれ連接する一対の第2の傾斜部を有する請求項1に記載の包装用容器の蓋体。
  3. 前記傾斜部が第1の傾斜部及び第2の傾斜部と連接する一対の第3の傾斜部を有する請求項2に記載の包装用容器の蓋体。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装用容器の蓋体と、
    当該蓋体と嵌合する容器本体とを備える包装用容器。
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