JP3918125B2 - つまみ部を有する包装用容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、包装用容器に関し、特に容器本体とこれに内嵌合される蓋体とからなる包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スーパーやコンビニエンスストアにおいては、例えば弁当や惣菜等を所謂「パック詰め」して販売しているが、このパックがここでいう包装用容器である。この包装用容器は、内容物の形くずれ等を防止するために、内容物を詰めるための容器本体と、これを上方から覆う蓋体とからなっているのが一般的であり、蓋体を容器本体に取付るに際して、その外側で行うか内側で行うかによって、「外嵌合」と「内嵌合」とに分けられる。
【0003】
従来一般に採用されている包装用容器では、「外嵌合」で蓋体を容器本体に止めることが一般的になされているのであるが、内容物中の液が洩れ出ないようにできること、複数を積み上げたときの剛性を確保することができること、等を理由によって、「内嵌合」形成の包装用容器が見直されるようになってきている。
【0004】
このような内嵌合形式の従来の包装用容器としては、例えば実公平7−2427号公報にて提案されている「包装用容器」がある。この従来の包装用容器は、図7及び図8に示すように、
「容器本体の内側上部に段肩部を形成し、蓋の周縁下端部を該段肩部に嵌め込む構成の包装用容器において、容器本体の少なくとも一部分の段肩部上方に適度な間隔をおいて内方へ突出した蓋係合用突起を形成し、かつ該突起間に蓋の摘み片が当接する傾斜面を凹設し、蓋の少なくとも一部分の下部外側から外方に延出し上記傾斜面に当接可能な摘み片を形成してなる」
ものであり、
「蓋が簡単に容器本体内に嵌合でき、突起によって係止されるので、安定した閉蓋状態を維持しえると共に、容器本体を変形させるような操作を行うことなく、蓋の摘み片を上方に引くだけで開蓋することができ、開蓋時の蓋の変形抵抗も周縁の一部だけできわめて少なく、閉蓋状態が安定していながら、開蓋を簡単容易に行うことができる」
と考えられる。
【0005】
ところが、この従来の包装用容器では、図8に示したように、摘み片の先端が容器本体の外周縁(フランジ部)の上方に大きく突出することになり、このことが次のような問題を生ずると考えれる。
【0006】
すなわち、容器本体に蓋体を嵌合するようにしたこの種の包装用容器では、中味を入れて嵌合した全体を、ラップやフィルムによってさらに包み込むことがなされている。このラップ等は、蓋体の嵌合が外れないようにするとともに、中の液汁が外に漏れ出ないように、あるいは外から異物や水分が中に入らないようにするものであるが、このラップ等が図8に示した状態で突出している摘み部の先端に引っかかって破れてしまうおそれがあるのである。
【0007】
そこで、本発明者等は、つまみ部の利便性を生かしながら、ラップ等に対する上述した問題が生じないようにするにはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題は、開蓋するためのつまみ部が邪魔にならないようにすることである。
【0009】
すなわち、まず請求項1に係る発明の目的とするところは、ラップやフィルムによってさらに包み込むことを前提の構成とする包装容器について、その内嵌合型式の蓋体に設けたつまみ部が容器本体のフランジ部から突出しないようにして、取り扱いやラップ掛けに支障をきたさないようにすることのできる包装用容器を提供することにある。
【0010】
また、請求項2に係る発明の目的とするところは、上記請求項1と同様な目的を達成することができる他、つまみ部のつまみ操作を容易に行うことができる包装用容器を提供することにある。
【0011】
さらに、請求項3に係る発明の目的とするところは、上記請求項1または請求項2に係る発明と同様な目的を達成できる他、つまみ部のつまみ操作をさらにし易くすることのできる包装用容器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「概略長方形状の容器本体10と、これに内嵌合される蓋体20とからなり、容器本体10のフランジ部11内周に蓋体20の外周縁21が嵌入固定される嵌入凹所12を形成し、さらにラップやフィルムによって包み込むことを前提とした包装用容包装用容器であって、
蓋体20側の外周縁21の一部に、当該蓋体20の内嵌合状態を解除するためのつまみ部30を一体的に形成するとともに、このつまみ部30の全体が収納されることになる陥没部13を、容器本体10の両長辺側となるフランジ部11の、容器本体10の中心点に対して点対称位置にそれぞれ1個づつ形成し、これらの陥没部13の各両側に容器本体10側のフランジ部11の上面に連なる傾斜面13cをそれぞれ形成して、
つまみ部30が容器本体10のフランジ部11から突出しないようにして、取り扱い及び前記ラップ掛けやフィルム掛けに支障をきたさないようにしたことを特徴とするつまみ部30を有する包装用容器」
である。
【0013】
すなわち、この請求項1に係る包装用容器は、合成樹脂シートを真空成形または圧空成形することにより形成した概略長方形状の容器本体10と蓋体20とからなるものであるが、この蓋体20は容器本体10に対して内嵌合されるものであり、かつラップやフィルムによって包み込むことを前提としたものである。つまり、容器本体10側のフランジ部11の内側には、図1に示すように、嵌入凹所12が形成してあって、この嵌入凹所12内に蓋体20の外周縁21が嵌合固定されることにより、蓋体20は容器本体10に対して「内嵌合」により一体化されるのである。
【0014】
容器本体10側の嵌入凹所12内に嵌入された蓋体20の外周縁21は、これを何等かの方法で係止しなければならないが、以下に示す実施形態に係る包装用容器では、図1にも示すように、嵌入凹所12の隅部の一方の側に、合成樹脂シートの一部を当該嵌入凹所12内側に膨出させた係止部12aを形成しておき、この係止部12aに蓋体20の外周縁21を係合させるようにしている。
【0015】
また、容器本体10の両長辺側となるフランジ部11の、容器本体10の中心点に対して点対称位置には、図1および図3に示すように、後述する蓋体20側に一体的に形成したつまみ部30を収納するための陥没部13がそれぞれ形成してあるが、これらの陥没部13は、図3の(ロ)に示すように、水平底面13aを有しているものである。この水平底面13aは、傾斜していてもよいものであるが、その両側の傾斜面13cによってフランジ部11の上面に連なっているものである。これにより、蓋体20を容器本体10に対して内嵌合させたとき、これに一体的に形成した各つまみ部30が、各傾斜面13cに案内されて水平底面13a上に位置することになり、このときには、図3の(ロ)及び図4に示したように、つまみ部30が水平底面13a上に載置されて陥没部13内に完全に収納されることになるのである。
【0016】
以上の各陥没部13内には、図3に示すように、つまみ部30が収納されるのであるが、このつまみ部30は、図2に示すように、蓋体20の外周縁21の一部に一体的に形成したものである。なお、このつまみ部30以外の蓋体20の外周縁21は、前述した容器本体10側の嵌入凹所12内に突出している係止部12aに係止し易いものとしてある。
【0017】
このつまみ部30や、これが収納されるべき容器本体10側の陥没部13は、包装用容器の中心に対して点対称位置に形成してある。蓋体20がどちら向きであっても、各つまみ部30が陥没部13内に収納できるようにするためである。
【0018】
蓋体20を容器本体10に嵌合したとき、図3及び図4に示すように、つまみ部30は容器本体10の陥没部13内に完全に収納されるのであり、図8の従来例のように、大きく突出することがない。このため、蓋体20を容器本体10に嵌合した包装用容器全体からみれば、その外方に鋭く突出する部分が全くなく、包装用容器全体にラップ等をかけたとしても、これが破損することがない。勿論、突出する部分がないから、多数の包装用容器を一箇所に並べたとしても、互いに破損し合ったり、積層して陳列する邪魔になることもない。
【0019】
従って、この請求項1の包装用容器によれば、内嵌合型式の蓋体20に設けたつまみ部30が容器本体10のフランジ部11から突出しないようにして、取り扱いやラップ掛けに支障をきたさないようにし得るとともに、陥没部13を包装用容器の中心に対して点対称位置に形成したから、蓋体20がどちら向きであっても、各つまみ部30を陥没部13内に収納できるものとなっているのである。
【0020】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1の包装用容器について、
「容器本体10側の陥没部13の外側面部に、内方に陥入する陥入部13bを形成し、蓋体20側のつまみ部30の外側端31が陥没部13の側方に突出し得るようにしたこと」
である。
【0021】
すなわち、この請求項2の包装用容器では、図3の(イ)及び図4に示すように、容器本体10側の陥没部13内に収納されたつまみ部30の外側端31が、この陥没部13の側方に少し突出するようにしたものであり、そのために、陥没部13の外側面部に陥入部13bを形成したものである。この陥入部13bは、合成樹脂シートを成形する型によって他の部分と同時に形成されるものであり、陥没部13の外側面部に位置するものもであることから、型抜きの問題は全くないものである。
【0022】
このような陥入部13bによって、つまみ部30の外側端31を陥没部13の側方に少し突出させたから、図4に示すように、容器本体10の陥没部13内に指を入れなくても、つまみ部30の外側端31に指を掛けるだけで、このつまみ部30の引き起こしを行え簡単につまめるのである。勿論、陥入部13bを形成することによって、つまみ部30の外側端31が容器本体10の外側面から突出することはなく、ラップ等の引っ掛かり部分とならないことは言うまでもない。
【0023】
従って、この請求項2の包装用容器によれば、請求項1の包装用容器と同様な機能を発揮するとともに、つまみ部30のつまみ操作を容易に行えるのである。
【0024】
そして、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に係る包装用容器について、
「つまみ部30または陥没部13の水平底面13aに、凹部または凸部32を形成して、これら凹部または凸部32が、容器本体10側の陥没部13の水平底面13a上またはつまみ部30の裏面に当接することにより、当該つまみ部30が陥没部13内にて浮き上がるようにしたこと」
である。
【0025】
すなわち、この請求項3の包装用容器では、各つまみ部30または容器本体10側の陥没部13の水平底面13aについて、図5または図6に示すように凹部または凸部32を形成するようにしたものであり、これにより、各つまみ部30が陥没部13内にて指を掛けられる程度に傾斜する(立ち上がる)ようにしたものである。
【0026】
各凹部または凸部32は、合成樹脂シートを型成形する際に同時に形成されるものであり、またそれ程大きなものとする必要がないものであるため、非常に簡単に形成することができるものである。
【0027】
この凹部または凸部32は、これをつまみ部30側に形成したときには、図5に示すように、陥没部13の水平底面13a上に当接することにより、つまみ部30自体を陥没部13内にて傾斜させることができるものであって、図5中の仮想線にて示すように、つまみ部30の外側端31に指を掛けてその引き上げを容易に行えるようにするものである。同様に、凹部または凸部32を陥没部13の水平底面13aに形成したときには、図6に示したように、この凹部または凸部32上に平らなままのつまみ部30が当接して浮き上がることになるものである。
【0028】
従って、この請求項3の包装用容器によれば、上記請求項1または請求項2の包装用容器と同様な作用・機能を発揮する他、つまみ部30のつまみ操作をようり一層容易に行えるのである。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各請求項1の発明を、図面に示した実施の形態である包装用容器について説明するが、この実施形態の包装用容器は、上記各請求項に係る発明を実質的に含むものであるため、以下ではこの包装用容器を中心に説明していくこととする。
【0030】
図1には、本発明の包装用容器を構成する容器本体10の平面図が示してあるが、この容器本体10は適宜模様を印刷した合成樹脂シートにより一体成形したものである。この容器本体10の外周縁には、一定幅のフランジ部11が形成してあり、このフランジ部11の直ぐ内側には、後述の蓋体20を内嵌合するための嵌入凹所12が形成してある。また、この嵌入凹所12内には、例えば上述したフランジ部11の内側の一部を内方に膨出させることにより形成した係止部12aが突出させてあり、この係止部12aには蓋体20の外周縁21が係合することになる。なお、この実施形態の容器本体10は弁当用であるため、ごはん用の収納部やおかず用の収納部等に種々仕切ってある。また、この容器本体10の嵌入凹所12内には、前述した係止部12aとは反対側から突出する膨出部が形成してあって、これら各膨出部によって、多数の当該容器本体10を積み重ねたときの重なりを防止するようにしている。そして、本発明の包装用容器は、ラップやフィルムによって包み込むことを前提としたものである。
【0031】
なお、嵌入凹所12内に膨出する各係止部12aは、図1に示したように、容器本体10のコーナー部(隅角部)に形成するよりも、次に述べる陥没部13とは反対側の辺に形成するとよい。何故なら、つまみ部30によって蓋体20を引き上げてその嵌合状態を解除するのに、作用点と力点との間の間隔を大きく開けておいた方がテコの原理を利用する上で有利だからであるが、だからといって、各係止部12aをつまみ部30がくる箇所から余り大きく外れると、今度は蓋体20が開き易くなってしまうから、前述したような位置が最適である。
【0032】
さて、つまみ部30を収納することになる各陥没部13であるが、本実施形態の包装用容器では、図1に示したように、両長辺側となるフランジ部11の、当該包装用容器の中心点に対して点対称位置にそれぞれ1個づつ形成してある。つまり、各陥没部13内に収納されているつまみ部30を、左右両手の指でそれぞれつまみ易い位置であって、蓋体20の方向性を決定しない位置にこれらの陥没部13が形成してあるのである。
【0033】
各陥没部13は、図3に示すように、フランジ部11の上面からなだらかに連続する左右の傾斜面13c・13cと、これら両傾斜面13c間に位置してフランジ部11の上面より低い位置となる水平底面13aとを有しているものである。これにより、蓋体20を容器本体10に対して内嵌合させたとき、これに一体的に形成した各つまみ部30が、各傾斜面13cに案内されて水平底面13a上に位置することになり、このときには、図3の(ロ)及び図4に示したように、つまみ部30が水平底面13a上に載置されて陥没部13内に完全に収納されることになるのである。
【0034】
また、各陥没部13の外側端部には、図3の(イ)及び図4に示したように陥入部13bが形成してあって、当該陥没部13内に収納されたつまみ部30の外側端31は、図3の(イ)及び図4に示したように、陥没部13の水平底面13aの外端面から僅かに突出して指が掛け易くなっているのである。
【0035】
一方、蓋体20であるが、この蓋体20は透明な合成樹脂シートから一体成形したものであり、その外周縁21の一部、つまり容器本体10側の各陥没部13に対応する部分にはつまみ部30が一体的に形成してある。
【0036】
また、実施形態のつまみ部30には、図2及び図5に示したように、当該つまみ部30を引く方向を示す矢印となっている凹部または凸部32が形成してあり、この凹部または凸部32の下面が、図5に示したように、容器本体10側の陥没部13を構成している水平底面13a上に当接することにより、当該つまみ部30を各陥没部13内にて傾斜状態で立ち上がるものとしてある。なお、この凹部または凸部32は、図6に示したように、陥没部13を構成している水平底面13aに形成するように実施してもよいものである。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず請求項1に係る発明においては、上記実施形態に例示した如く、
「概略長方形状の容器本体10と、これに内嵌合される蓋体20とからなり、容器本体10のフランジ部11内周に蓋体20の外周縁21が嵌入固定される嵌入凹所12を形成し、さらにラップやフィルムによって包み込むことを前提とした包装用容包装用容器であって、
蓋体20側の外周縁21の一部に、当該蓋体20の内嵌合状態を解除するためのつまみ部30を一体的に形成するとともに、このつまみ部30の全体が収納されることになる陥没部13を、容器本体10の両長辺側となるフランジ部11の、容器本体10の中心点に対して点対称位置にそれぞれ1個づつ形成し、これらの陥没部13の各両側に容器本体10側のフランジ部11の上面に連なる傾斜面13cをそれぞれ形成して、
つまみ部30が容器本体10のフランジ部11から突出しないようにして、取り扱い及び前記ラップ掛けやフィルム掛けに支障をきたさないようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、内嵌合型式の蓋体に設けたつまみ部が容器本体のフランジ部から突出しないようにして、取り扱いやラップ掛けに支障をきたさないようにすることのできる包装用容器を提供することができるのである。また、蓋体20を容器本体10に対して内嵌合させたとき、これに一体的に形成した各つまみ部30が、各傾斜面13cに案内されて水平底面13a上に位置することになり、つまみ部30が水平底面13a上に載置されて陥没部13内に完全に収納されることになる。さらに、この請求項1の包装用容器によれば、陥没部13を包装用容器の中心に対して点対称位置に形成したから、蓋体20がどちら向きであっても、各つまみ部30を陥没部13内に収納できるのである。
【0038】
また、請求項2の包装用容器によれば、上記請求項1の包装用容器について、
「容器本体10側の陥没部13の外側面部に、内方に陥入する陥入部13bを形成し、蓋体20側のつまみ部30の外側端31が陥没部13の側方に突出し得るようにしたこと」
にその特徴があり、これにより、上記請求項1と同様な目的を達成することができる他、つまみ部のつまみ操作を容易に行うことができる包装用容器を提供することができる。
【0039】
そして、請求項3の包装用容器によれば、上記請求項1または請求項2の包装用容器について、
「つまみ部30または陥没部13の水平底面13aに、凹部または凸部32を形成して、これら凹部または凸部32が、容器本体10側の陥没部13の水平底面13a上またはつまみ部30の裏面に当接することにより、当該つまみ部30が陥没部13内にて浮き上がるようにしたこと」
にその特徴があり、これにより、上記請求項1または請求項2に係る発明と同様な目的を達成できる他、つまみ部のつまみ操作をさらにし易くすることのできる包装用容器を提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装用容器を構成している容器本体の平面図である。
【図2】 同蓋体の平面図である。
【図3】 蓋体を包装用容器内に嵌合したときの様子を示すもので、(イ)はその要部拡大部分平面図、(ロ)は(イ)中のA−A線に沿ってみた部分断面図である。
【図4】 図3の(イ)のB−B線に沿ってみた部分拡大断面図である。
【図5】 凹部または凸部の一実施例を示す、図4に対応した部分拡大断面図である。
【図6】 凹部または凸部の別の実施例を示す部分拡大断面図である。
【図7】 従来の包装用容器の部分平面図である。
【図8】 同包装用容器の部分断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体
11 フランジ部
12 嵌入凹所
12a 係止部
13 陥没部
13a 水平底面
13b 陥入部
20 蓋体
21 外周縁
30 つまみ部
31 外側端
32 凹部または凸部
Claims (3)
- 概略長方形状の容器本体と、これに内嵌合される蓋体とからなり、前記容器本体のフランジ部内周に前記蓋体の外周縁が嵌入固定される嵌入凹所を形成し、さらにラップやフィルムによって包み込むことを前提とした包装用容器であって、
前記蓋体側の外周縁の一部に、当該蓋体の内嵌合状態を解除するためのつまみ部を一体的に形成するとともに、このつまみ部の全体が収納されることになる陥没部を、前記容器本体の両長辺側となるフランジ部の、前記容器本体の中心点に対して点対称位置にそれぞれ1個づつ形成し、これらの陥没部の各両側に前記容器本体側のフランジ部の上面に連なる傾斜面を形成して、
前記つまみ部が容器本体のフランジ部から突出しないようにして、取り扱い及び前記ラップ掛けやフィルム掛けに支障をきたさないようにしたことを特徴とするつまみ部を有する包装用容器。 - 前記容器本体側の陥没部の外側面部に、内方に陥入する陥入部を形成し、前記蓋体側のつまみ部の外側端が前記陥没部の側方に突出し得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のつまみ部を有する包装用容器。
- 前記つまみ部または陥没部の水平底面に、凹部または凸部を形成して、これら凹部または凸部が、前記容器本体側の陥没部の水平底面上または前記つまみ部の裏面に当接することにより、当該つまみ部が前記陥没部内にて浮き上がるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のつまみ部を有する包装用容器。
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