JP4205353B2 - 容器 - Google Patents

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JP4205353B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧水やアルコールを含ませたカット綿や食品などを収納する容器に関し、別成形された本体と蓋体とを簡易な構成により一体化した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧水などを含ませたカット綿や食品などを収納し、商品として提供するための容器としては、射出成形やシート成形による樹脂成形品が一般的である。図10、図11にその構成例を示す。図中、101、111は被収納物を収納する容器本体、102、112は蓋体、113はヒンジ部である。
【0003】
図10に示した容器は、本体101と蓋体102とを別個に成形した構成例であり、本体101と蓋体102とを異なる樹脂素材、異なる方法で成形することができるため、透明性や厚みなどを自由に設定することができる。しかしながら、蓋体102を取り外した際には、蓋体102の置き場が必要となる。
【0004】
一方、図11に示した容器は、本体111と蓋体112とがヒンジ部113を介して一体化した構成例であり、本体111と蓋体112とが同じ条件で形成されるため、透明性や厚みなどの設定が制限される上、蓋体112を開けた際に蓋体112が接続部位より下方に折れ曲がるので、蓋体112分のスペースを確保する必要がある。再び蓋体112を閉じる際には、一端がヒンジ部113を介して本体111に接続されているため、図10に示した容器に比べると、容易に本体111の開口部に被せて閉じることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、本体と蓋体とが別成形である場合と同様に透明性や厚みなどの設定が自由で、且つ、蓋体の置き場をとらず、開閉作業が容易な容器を提供することにある。即ち、別成形による本体と蓋体とを簡易な構成により容易に一体化し、一体成形した場合と同様に取り扱うことができる容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の容器は、少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より下方にのびる側面部とを有し、上記フランジ部が該側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の側面部と本体の外側面部とが重なり、
上記蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該フランジ部端辺までの距離よりも小さいことを特徴とする容器である。
また、本発明の容器は、少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より上方にのびる内側面部と、該内側面部の上方端辺全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の内側面部と本体の側面部、及び、蓋体の外側面部と本体の外側面部とが重なり、
上記蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該フランジ部端辺までの距離よりも小さいことを特徴とする容器である。
さらにまた、本発明の容器は、少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より上方にのびる側面部とを有し、上記フランジ部が該側面部の上方端辺全域より水平方向に突出して付設されており、上記本体のフランジ部が開口部の外周全域より水平方向に突出して付設されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の側面部と本体の側面部とが重なり、
上記蝶番構造の中心軸を含む本体のフランジ部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有することを特徴とする容器である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の容器は、別成形した本体と蓋体それぞれにフランジ部を設け、これらフランジ部同士を係止して蝶番構造を形成して一体化したことに特徴を有する。本発明において、該蝶番構造は、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより形成され、該被挿入部としては、スリットや切り欠きが好ましく用いられる。
【0008】
以下に図面を用いて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】
図1〜図4に、本発明の容器の好ましい一実施形態を示す。図1は、本体と蓋体とを一体化する前の状態を示す斜視図であり、図2は図1中のA−A’断面図、図3は蝶番構造を形成する部位の拡大図であり、図4は一体化した後の蝶番構造部位を示す図である。図中、1は本体、2は下面部、3は側面部、4は本体1の開口部、5は外縁部、6は外側面部、7はフランジ部、8は切り欠き部、9はフランジ部7の端辺、10は切り欠き部8の開口部、11は蓋体、12は上面部、13は側面部、14はフランジ部、15は挿入部、16は挿入部15の側辺、17は挿入部15の端辺、20は蝶番構造の中心軸である。
【0010】
本実施形態は、本発明にかかる蝶番構造を構成する挿入部を設けたフランジ部が蓋体11に、被挿入部を設けたフランジ部が本体1に形成されており、被挿入部が切り欠き部8である例である。
【0011】
本発明において、被挿入部を切り欠き部8とした場合、該切り欠き部8は、フランジ部7の外側端辺9に開口部10を有し、蝶番構造の中心軸20に平行な方向(紙面上下方向)を幅方向として、該開口部10よりも内側に最大幅(Wmax)の領域を有し、該最大幅領域と開口部10との間に最小幅(Wmin)の領域を有するように形成される。同時に、蓋体11側のフランジ部14の挿入部15の両側辺16は中央部が外側に突出する凸形状に形成され、該挿入部15の内側の最小幅(Lmin)は切り欠き部8の最小幅を超え、最大幅以下であり、該挿入部15の最大幅(Lmax)は切り欠き部8の最大幅を超えるように設定される。即ち、
min<Lmin≦Wmax<Lmax
という関係が成立する。
【0012】
尚、挿入部15の端辺17の幅及び切り欠き部8の開口部10の幅は特に限定されるものではないが、挿入部15を切り欠き部8に容易に挿入しうるように、端辺17の幅は切り欠き部8の最大幅よりも狭く形成し、開口部10の幅は切り欠き部8の最小幅と同等或いは広く形成しておくことが好ましい。
【0013】
当該構成において、挿入部15を切り欠き部8の最大幅領域に挿入する。挿入部15の最大幅領域は切り欠き部8の最大幅領域よりも広いため、一旦係止した後は、挿入部15の最大幅領域が切り欠き部8の周辺のフランジ部7に引っ掛かり、挿入部15が切り欠き部8から抜けるのを防ぎ、また、切り欠き部8の最大幅領域は挿入部15の最小幅領域と等しいかそれ以上であるため、当該領域が互いに固定されずに緩やかに係わり合って、フランジ部7と14とが両領域を中心軸20とする蝶番構造を形成する。その結果、本体1と蓋体11とが一体化し、且つ、蓋体11は本体1につながったまま、容易に開閉することができる。
【0014】
尚、本実施形態において、切り欠き部8の形状を図12に示すように角部に丸みを持たせた形状としても良い。
【0015】
また、本実施形態においては、切り欠き部8の最大幅領域よりも広い最大幅領域を有する挿入部15を切り欠き部8に挿入するため、本体1及び蓋体11の少なくとも一方に可撓性を持たせておくことが望ましい。
【0016】
次に、図5、図6に本発明の他の実施形態を示す。本実施形態は、フランジ部の被挿入部をスリットで構成した例であり、図5は本体1と蓋体11とを一体化する前の蝶番構造を形成する部位の上面拡大図、図6は一体化後の蝶番構造部位の上面図である。図中、51はスリットであり、図1〜図4と同じ部位には同じ符号を付した。
【0017】
本実施形態においては、本体1のフランジ部7に、図3の形態の切り欠き部8の最小幅領域に相当する、スリット51が形成されている以外は、図1〜図4の構成と同じである。スリット51はフランジ部7の外側端辺9に平行で、スリット幅(Ws)と挿入部8の最小幅(Lmin)、最大幅(Lmax)との間には、
min≦Ws<Lmax
の関係が成立する。
【0018】
尚、挿入部8の端辺17の幅は、上記関係より最大幅(Lmax)以下であるが、挿入部8をスリット51に容易に挿入するために、該最大幅よりも狭く形成することが望ましい。
【0019】
当該構成において、挿入部15をスリット51に挿入すると、挿入部15の最大幅領域はスリット51よりも広いため、一旦係止した後は、挿入部15の最大幅領域がスリット51の両端部のフランジ部7に引っ掛かり、挿入部15がスリット4から抜けるのを防ぎ、また、スリット51は挿入部15の最小幅領域と等しいかそれ以上であるため、スリット51と挿入部15の最小幅領域が互いに固定されずに緩やかに係わり合って、フランジ部7と14とがスリット51と挿入部15の最小幅領域とを中心軸20とする蝶番構造を形成する。その結果、本体1と蓋体11とが一体化し、且つ、蓋体11は本体1につながったまま、容易に開閉することができる。
【0020】
尚、本形態においても、スリット51の幅よりも広い最大幅領域を有する挿入部15を該スリット51に挿入するため、本体1及び蓋体11の少なくとも一方に可撓性を持たせておくことが望ましい。
【0021】
また、蓋体11の挿入部15の厚みが厚い場合には、該厚みに対応してスリット51を幅を有する長尺の切り抜き部としても良い。
【0022】
図1〜図6に例示した実施形態においては、本体1側に被挿入部を、蓋体11側に挿入部を設けた構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本体1側に挿入部を、蓋体11側に被挿入部を設けた場合も全く同様の効果が得られる。
【0023】
また、本発明において、本体1の上面の開口部4の周辺部、及び、蓋体11を閉じた際に該周辺部と係わり合う蓋体11の上面部12の周辺部の構成については特に限定されるものではないが、蓋体11の上面部12が本体1の開口部4よりも広く、蓋体11の側面部13が本体1の外側面部6の外側で重なる形態を一般的には外嵌合と呼び、蓋体11の側面部13が本体1の開口部4の内側に入り込んで、本体1の側面部3の内側で重なる形態を内嵌合と呼ぶ。
【0024】
図1〜図6に示した実施形態は、上記した外嵌合の一例であり、蓋体11が、開口部4を覆う上面部12と、該上面部12の外周全域より下方にのびる側面部13とを有し、フランジ部14が該側面部13の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体1が、開口部4の外周全域より水平方向にのびる外縁部5と、該外縁部5の外周全域より下方にのびる外側面部6とを有し、フランジ部7が該外側面部6の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されている。尚、本実施形態においては、フランジ部7、14はそれぞれ側面部13、外側面部6の端辺全域にわたって形成されている。
【0025】
図7(a)は、図1〜図6に示した実施形態の本体1の外縁部5及び蓋体1の側面部13周辺の断面図である。また、図7(b)、(c)に、上記内嵌合の実施形態の本体の開口部周辺及び蓋体の上面部周辺の断面図を示す。図中、71、72は凹凸部、73は内側面部、74は外縁部、75は外側面部である。
【0026】
図7(b)の実施形態は、蓋体11が、開口部4を覆う上面部12と、該上面部12の外周全域より上方にのびる内側面部73と、該内側面部73の上方端辺全域より水平方向にのびる外縁部74と、該外縁部74の外周全域より下方にのびる外側面部75とを有し、フランジ部14が該外側面部75の少なくとも一部、好ましくは全域に水平方向に突出して付設されており、本体1が、開口部4の外周全域より水平方向にのびる外縁部5と、該外縁部5の外周全域より下方にのびる外側面部6とを有し、フランジ部7が該外側面部6の下方端辺の少なくとも一部、好ましくは全域に水平方向に突出して付設されている。
【0027】
また、図7(c)の実施形態は、蓋体11が、本体1の開口部4を覆う上面部12と、該上面部12の外周全域より上方にのびる側面部13とを有し、フランジ部14が該側面部13の上方端辺全域より水平方向に突出して付設されており、本体1のフランジ部7が開口部4の外周全域より水平方向に突出して付設され5ている。
【0028】
いずれの形態においても、蓋体11を閉じた状態で重なる蓋体11の側面と本体1の側面部、即ち、図7(a)においては蓋体11の側面部13と本体1の外側面部6に、図7(b)においては蓋体11の内側面部73と本体1の側面部3、或いは、蓋体11の外側面部75と本体1の外側面部6に、(c)においては蓋体11の側面部13と本体1の側面部3に、それぞれ対応する凹凸部71、72を設けておくことにより、蓋体11を閉じた際に該凹凸部71と72が互いに嵌合して、蓋体11を本体1に固定することができる。尚、本体1、蓋体11のいずれを凸とし、いずれを凹とするかは特に限定されず、また、該凹凸部71、72はドット状或いはライン状でもかまわない。
【0029】
また、図7(a)、(b)に示したように、本体1の開口部4の周囲に外縁部5が形成されている場合、該外縁部5を利用して開口部4よりも広いシールを貼付することにより、本体1内を密封することもできる。例えば、被収納物が液体を含む場合には、このような密封形態をとることで、該液体の外部への漏れ等を防止することができる。
【0030】
またさらに、図7(a)、(b)に示したように、蓋体11のフランジ部14が側面部13或いは外側面部75の下方端辺に形成されている形態において、図8(a)に示すように、蝶番構造の中心軸20を含む蓋体11のフランジ部14において該中心軸20から蓋体11の側面部13(図7(b)の場合は外側面部75)までの距離(t)が、該中心軸20を含む本体1のフランジ部7における該中心軸20から該フランジ部7端辺9までの距離(T)よりも小さくなるように形成すると、蓋体11を開けた際に、蓋体11の側面部13(外側面部75)が本体1のフランジ部7に接触する。よって、上記t及びTをt<Tの範囲で適宜設定することにより、蓋体11が閉じた状態を0°として、90〜180°の間で蓋体11を開けた状態での角度を制御することができる。
【0031】
即ち、
θ=90+tan-1(t/T)
でθを自由に設定することができる。
【0032】
また、図8(b)に示すように、蝶番構造の中心軸20を含む本体1のフランジ部7の該中心軸20の外側に上方に突出する凸部81を形成することにより、上記蓋体11を開けた際の角度を制御することもでき、図8(c)に示すように、(a)の形態と組み合わせて構成することも可能である。
【0033】
図1〜図6には、本体1の下面部2の形状が矩形のものを示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示すように円形の場合にも好ましく適用される。
【0034】
本発明の容器の素材としては、本体と蓋体を一体化する際に、一方のフランジ部の挿入部を他方のフランジ部の被挿入部に容易に挿入できる程度の可撓性を本体、蓋体の少なくとも一方が有していれば特に限定されず、各種樹脂素材や紙、金属、或いは異なる素材の複合体などを用いることができるが、好ましくは本体、蓋体がいずれも樹脂素材からなるシート成形体であり、樹脂素材としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)が用いられ、中でもPPが好ましく用いられる。また、発泡樹脂も好ましく用いられる。
【0035】
本発明の容器は、本体と蓋体とが別成形されるため、それぞれに適した特性を付与することができ、蓋体を透明、本体を不透明としたり、互いに厚みを変える、深さの異なる複数種の本体に同じ蓋体で対応するなど、自由に設定することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の容器は、別成形した蓋体と本体とを簡易な構成により一体化してなるため、蓋体と本体とをそれぞれに適した素材、条件で成形して特性を自由に設定することができ、被収納物に最適な容器を提供することができる。また、蓋体を開けた際の蓋体の角度を制御するで、蓋体の置き場を不要とすることができ、蓋体の置き場を確保しにくい狭いスペースでの使用に好ましく適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の好ましい一実施形態を示す図である。
【図2】図1の実施形態の断面図である。
【図3】図1の実施形態の蝶番構造を形成する部位の拡大図である。
【図4】図1の実施形態の蝶番構造部位を示す図である。
【図5】本発明の容器の他の実施形態の蝶番構造を形成する部位の拡大図である。
【図6】図5の実施形態の蝶番構造部位を示す図である。
【図7】本発明にかかる、蓋体と本体との嵌合形態を示す図である。
【図8】本発明の容器において、蓋体を開けた際の角度の制御方法を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図10】従来の、蓋体、本体別成形による容器の一例を示す斜視図である。
【図11】従来の、蓋体、本体一体成形による容器の一例を示す斜視図である。
【図12】図3に示した実施形態の蓋体の切り欠き部の異なる形状例を示す図である。
【符号の説明】
1 本体
2 下面部
3 側面部
4 開口部
5 外縁部
6 外側面部
7 フランジ部
8 切り欠き部
9 端辺
10 開口部
11 蓋体
12 上面部
13 側面部
14 フランジ部
15 挿入部
16 側辺
17 端辺
20 蝶番構造の中心軸
51 スリット
71、72 凹凸部
73 内側面部
74 外縁部
75 外側面部
81 凸部
101、111 本体
102、112 蓋体
113 ヒンジ部

Claims (9)

  1. 少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
    上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より下方にのびる側面部とを有し、上記フランジ部が該側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の側面部と本体の外側面部とが重なり、
    上記蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該フランジ部端辺までの距離よりも小さいことを特徴とする容器。
  2. 上記蓋体の側面部と本体の外側面部とにそれぞれ対応する凹凸が形成されており、蓋体を閉じた状態で、上記凹凸が互いに嵌合することによって、蓋体を本体に固定する請求項1に記載の容器。
  3. 少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
    上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より上方にのびる内側面部と、該内側面部の上方端辺全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の内側面部と本体の側面部、及び、蓋体の外側面部と本体の外側面部とが重なり、
    上記蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該フランジ部端辺までの距離よりも小さいことを特徴とする容器。
  4. 上記蓋体の内側面部と本体の側面部とにそれぞれ対応する凹凸が形成されており、蓋体を閉じた状態で、上記凹凸が互いに嵌合することによって、蓋体を本体に固定する請求項3に記載の容器。
  5. 蝶番構造の中心軸を含む本体のフランジ部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有する請求項1〜4のいずれかに記載の容器。
  6. 少なくとも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することにより、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化し、
    上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部と、該上面部の外周全域より上方にのびる側面部とを有し、上記フランジ部が該側面部の上方端辺全域より水平方向に突出して付設されており、上記本体のフランジ部が開口部の外周全域より水平方向に突出して付設されており 、蓋体を閉じた状態で、蓋体の側面部と本体の側面部とが重なり、
    上記蝶番構造の中心軸を含む本体のフランジ部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有することを特徴とする容器。
  7. 上記蓋体の側面部と本体の側面部とにそれぞれ対応する凹凸が形成されており、蓋体を閉じた状態で、上記凹凸が互いに嵌合することによって、蓋体を本体に固定する請求項6に記載の容器。
  8. 上記蝶番構造において、上記被挿入部が他方のフランジ部の外側端辺に開口部を有する切り欠き部であり、該切り欠き部が、該蝶番構造の中心軸に平行な方向を幅方向として、上記開口部よりも内側に最大幅の領域を有し、該最大幅領域と開口部との間に最小幅の領域を有し、一方のフランジ部の挿入部の両側辺が中央部が外側に突出する凸形状であり、上記挿入部の内側の最小幅が上記切り欠き部の最小幅を超え最大幅以下であり、該挿入部の最大幅が切り欠き部の最大幅を超える請求項1〜7のいずれかに記載の容器。
  9. 上記蝶番構造において、上記被挿入部が他方のフランジ部に形成されたスリットであり、一方のフランジ部の挿入部の両側辺が中央部が外側に突出する凸形状であり、上記蝶番構造の中心軸に平行な方向を幅方向として、上記挿入部の内側の最小幅が上記スリット幅以下であり、最大幅がスリット幅を超える請求項1〜7のいずれかに記載の容器。
JP2002073466A 2002-03-18 2002-03-18 容器 Expired - Fee Related JP4205353B2 (ja)

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