JP2003267413A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003267413A
JP2003267413A JP2002073466A JP2002073466A JP2003267413A JP 2003267413 A JP2003267413 A JP 2003267413A JP 2002073466 A JP2002073466 A JP 2002073466A JP 2002073466 A JP2002073466 A JP 2002073466A JP 2003267413 A JP2003267413 A JP 2003267413A
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知道 萩原
Teiichi Sato
禎一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別成形した蓋体と本体と簡易な構成により一
体化しうる容器を提供する。 【解決手段】 蓋体11のフランジ部に挿入部15を形
成し、該挿入部15の最小幅(Lmin)よりも幅の広い
最大幅(Wmax)と該最小幅(Lmin)よりも狭い最小幅
(Wmin)を有する切り欠き部8を本体1のフランジ部
7に形成し、挿入部15を切り欠き部8に挿入して、フ
ランジ部7と14とで蝶番構造を形成し、蓋体11と本
体1とを一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧水やアルコー
ルを含ませたカット綿や食品などを収納する容器に関
し、別成形された本体と蓋体とを簡易な構成により一体
化した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧水などを含ませたカット綿や
食品などを収納し、商品として提供するための容器とし
ては、射出成形やシート成形による樹脂成形品が一般的
である。図10、図11にその構成例を示す。図中、1
01、111は被収納物を収納する容器本体、102、
112は蓋体、113はヒンジ部である。
【0003】図10に示した容器は、本体101と蓋体
102とを別個に成形した構成例であり、本体101と
蓋体102とを異なる樹脂素材、異なる方法で成形する
ことができるため、透明性や厚みなどを自由に設定する
ことができる。しかしながら、蓋体102を取り外した
際には、蓋体102の置き場が必要となる。
【0004】一方、図11に示した容器は、本体111
と蓋体112とがヒンジ部113を介して一体化した構
成例であり、本体111と蓋体112とが同じ条件で形
成されるため、透明性や厚みなどの設定が制限される
上、蓋体112を開けた際に蓋体112が接続部位より
下方に折れ曲がるので、蓋体112分のスペースを確保
する必要がある。再び蓋体112を閉じる際には、一端
がヒンジ部113を介して本体111に接続されている
ため、図10に示した容器に比べると、容易に本体11
1の開口部に被せて閉じることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、本体
と蓋体とが別成形である場合と同様に透明性や厚みなど
の設定が自由で、且つ、蓋体の置き場をとらず、開閉作
業が容易な容器を提供することにある。即ち、別成形に
よる本体と蓋体とを簡易な構成により容易に一体化し、
一体成形した場合と同様に取り扱うことができる容器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容器は、少なく
とも下面部と側面部とを有し、上面が開口部である本体
と、該開口部を覆う上面部を少なくとも備えた蓋体とか
らなる容器であって、本体が開口部周辺の少なくとも一
部にフランジ部を有し、蓋体が少なくとも本体のフラン
ジ部に対応する領域にフランジ部を有し、一方のフラン
ジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被挿入
部に挿入して係止することにより、両フランジ部により
蝶番構造を形成して本体と蓋体とを一体化したことを特
徴とする容器である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の容器は、別成形した本体
と蓋体それぞれにフランジ部を設け、これらフランジ部
同士を係止して蝶番構造を形成して一体化したことに特
徴を有する。本発明において、該蝶番構造は、一方のフ
ランジ部に設けた挿入部を他方のフランジ部に設けた被
挿入部に挿入して係止することにより形成され、該被挿
入部としては、スリットや切り欠きが好ましく用いられ
る。
【0008】以下に図面を用いて本発明の構成を詳細に
説明する。
【0009】図1〜図4に、本発明の容器の好ましい一
実施形態を示す。図1は、本体と蓋体とを一体化する前
の状態を示す斜視図であり、図2は図1中のA−A’断
面図、図3は蝶番構造を形成する部位の拡大図であり、
図4は一体化した後の蝶番構造部位を示す図である。図
中、1は本体、2は下面部、3は側面部、4は本体1の
開口部、5は外縁部、6は外側面部、7はフランジ部、
8は切り欠き部、9はフランジ部7の端辺、10は切り
欠き部8の開口部、11は蓋体、12は上面部、13は
側面部、14はフランジ部、15は挿入部、16は挿入
部15の側辺、17は挿入部15の端辺、20は蝶番構
造の中心軸である。
【0010】本実施形態は、本発明にかかる蝶番構造を
構成する挿入部を設けたフランジ部が蓋体11に、被挿
入部を設けたフランジ部が本体1に形成されており、被
挿入部が切り欠き部8である例である。
【0011】本発明において、被挿入部を切り欠き部8
とした場合、該切り欠き部8は、フランジ部7の外側端
辺9に開口部10を有し、蝶番構造の中心軸20に平行
な方向(紙面上下方向)を幅方向として、該開口部10
よりも内側に最大幅(Wmax)の領域を有し、該最大幅
領域と開口部10との間に最小幅(Wmin)の領域を有
するように形成される。同時に、蓋体11側のフランジ
部14の挿入部15の両側辺16は中央部が外側に突出
する凸形状に形成され、該挿入部15の内側の最小幅
(Lmin)は切り欠き部8の最小幅を超え、最大幅以下
であり、該挿入部15の最大幅(Lmax)は切り欠き部
8の最大幅を超えるように設定される。即ち、 Wmin<Lmin≦Wmax<Lmax という関係が成立する。
【0012】尚、挿入部15の端辺17の幅及び切り欠
き部8の開口部10の幅は特に限定されるものではない
が、挿入部15を切り欠き部8に容易に挿入しうるよう
に、端辺17の幅は切り欠き部8の最大幅よりも狭く形
成し、開口部10の幅は切り欠き部8の最小幅と同等或
いは広く形成しておくことが好ましい。
【0013】当該構成において、挿入部15を切り欠き
部8の最大幅領域に挿入する。挿入部15の最大幅領域
は切り欠き部8の最大幅領域よりも広いため、一旦係止
した後は、挿入部15の最大幅領域が切り欠き部8の周
辺のフランジ部7に引っ掛かり、挿入部15が切り欠き
部8から抜けるのを防ぎ、また、切り欠き部8の最大幅
領域は挿入部15の最小幅領域と等しいかそれ以上であ
るため、当該領域が互いに固定されずに緩やかに係わり
合って、フランジ部7と14とが両領域を中心軸20と
する蝶番構造を形成する。その結果、本体1と蓋体11
とが一体化し、且つ、蓋体11は本体1につながったま
ま、容易に開閉することができる。
【0014】尚、本実施形態において、切り欠き部8の
形状を図12に示すように角部に丸みを持たせた形状と
しても良い。
【0015】また、本実施形態においては、切り欠き部
8の最大幅領域よりも広い最大幅領域を有する挿入部1
5を切り欠き部8に挿入するため、本体1及び蓋体11
の少なくとも一方に可撓性を持たせておくことが望まし
い。
【0016】次に、図5、図6に本発明の他の実施形態
を示す。本実施形態は、フランジ部の被挿入部をスリッ
トで構成した例であり、図5は本体1と蓋体11とを一
体化する前の蝶番構造を形成する部位の上面拡大図、図
6は一体化後の蝶番構造部位の上面図である。図中、5
1はスリットであり、図1〜図4と同じ部位には同じ符
号を付した。
【0017】本実施形態においては、本体1のフランジ
部7に、図3の形態の切り欠き部8の最小幅領域に相当
する、スリット51が形成されている以外は、図1〜図
4の構成と同じである。スリット51はフランジ部7の
外側端辺9に平行で、スリット幅(Ws)と挿入部8の
最小幅(Lmin)、最大幅(Lmax)との間には、 Lmin≦Ws<Lmax の関係が成立する。
【0018】尚、挿入部8の端辺17の幅は、上記関係
より最大幅(Lmax)以下であるが、挿入部8をスリッ
ト51に容易に挿入するために、該最大幅よりも狭く形
成することが望ましい。
【0019】当該構成において、挿入部15をスリット
51に挿入すると、挿入部15の最大幅領域はスリット
51よりも広いため、一旦係止した後は、挿入部15の
最大幅領域がスリット51の両端部のフランジ部7に引
っ掛かり、挿入部15がスリット4から抜けるのを防
ぎ、また、スリット51は挿入部15の最小幅領域と等
しいかそれ以上であるため、スリット51と挿入部15
の最小幅領域が互いに固定されずに緩やかに係わり合っ
て、フランジ部7と14とがスリット51と挿入部15
の最小幅領域とを中心軸20とする蝶番構造を形成す
る。その結果、本体1と蓋体11とが一体化し、且つ、
蓋体11は本体1につながったまま、容易に開閉するこ
とができる。
【0020】尚、本形態においても、スリット51の幅
よりも広い最大幅領域を有する挿入部15を該スリット
51に挿入するため、本体1及び蓋体11の少なくとも
一方に可撓性を持たせておくことが望ましい。
【0021】また、蓋体11の挿入部15の厚みが厚い
場合には、該厚みに対応してスリット51を幅を有する
長尺の切り抜き部としても良い。
【0022】図1〜図6に例示した実施形態において
は、本体1側に被挿入部を、蓋体11側に挿入部を設け
た構成を示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、本体1側に挿入部を、蓋体11側に被挿入部を設
けた場合も全く同様の効果が得られる。
【0023】また、本発明において、本体1の上面の開
口部4の周辺部、及び、蓋体11を閉じた際に該周辺部
と係わり合う蓋体11の上面部12の周辺部の構成につ
いては特に限定されるものではないが、蓋体11の上面
部12が本体1の開口部4よりも広く、蓋体11の側面
部13が本体1の外側面部6の外側で重なる形態を一般
的には外嵌合と呼び、蓋体11の側面部13が本体1の
開口部4の内側に入り込んで、本体1の側面部3の内側
で重なる形態を内嵌合と呼ぶ。
【0024】図1〜図6に示した実施形態は、上記した
外嵌合の一例であり、蓋体11が、開口部4を覆う上面
部12と、該上面部12の外周全域より下方にのびる側
面部13とを有し、フランジ部14が該側面部13の下
方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して付設され
ており、上記本体1が、開口部4の外周全域より水平方
向にのびる外縁部5と、該外縁部5の外周全域より下方
にのびる外側面部6とを有し、フランジ部7が該外側面
部6の下方端辺の少なくとも一部に水平方向に突出して
付設されている。尚、本実施形態においては、フランジ
部7、14はそれぞれ側面部13、外側面部6の端辺全
域にわたって形成されている。
【0025】図7(a)は、図1〜図6に示した実施形
態の本体1の外縁部5及び蓋体1の側面部13周辺の断
面図である。また、図7(b)、(c)に、上記内嵌合
の実施形態の本体の開口部周辺及び蓋体の上面部周辺の
断面図を示す。図中、71、72は凹凸部、73は内側
面部、74は外縁部、75は外側面部である。
【0026】図7(b)の実施形態は、蓋体11が、開
口部4を覆う上面部12と、該上面部12の外周全域よ
り上方にのびる内側面部73と、該内側面部73の上方
端辺全域より水平方向にのびる外縁部74と、該外縁部
74の外周全域より下方にのびる外側面部75とを有
し、フランジ部14が該外側面部75の少なくとも一
部、好ましくは全域に水平方向に突出して付設されてお
り、本体1が、開口部4の外周全域より水平方向にのび
る外縁部5と、該外縁部5の外周全域より下方にのびる
外側面部6とを有し、フランジ部7が該外側面部6の下
方端辺の少なくとも一部、好ましくは全域に水平方向に
突出して付設されている。
【0027】また、図7(c)の実施形態は、蓋体11
が、本体1の開口部4を覆う上面部12と、該上面部1
2の外周全域より上方にのびる側面部13とを有し、フ
ランジ部14が該側面部13の上方端辺全域より水平方
向に突出して付設されており、本体1のフランジ部7が
開口部4の外周全域より水平方向に突出して付設され5
ている。
【0028】いずれの形態においても、蓋体11を閉じ
た状態で重なる蓋体11の側面と本体1の側面部、即
ち、図7(a)においては蓋体11の側面部13と本体
1の外側面部6に、図7(b)においては蓋体11の内
側面部73と本体1の側面部3、或いは、蓋体11の外
側面部75と本体1の外側面部6に、(c)においては
蓋体11の側面部13と本体1の側面部3に、それぞれ
対応する凹凸部71、72を設けておくことにより、蓋
体11を閉じた際に該凹凸部71と72が互いに嵌合し
て、蓋体11を本体1に固定することができる。尚、本
体1、蓋体11のいずれを凸とし、いずれを凹とするか
は特に限定されず、また、該凹凸部71、72はドット
状或いはライン状でもかまわない。
【0029】また、図7(a)、(b)に示したよう
に、本体1の開口部4の周囲に外縁部5が形成されてい
る場合、該外縁部5を利用して開口部4よりも広いシー
ルを貼付することにより、本体1内を密封することもで
きる。例えば、被収納物が液体を含む場合には、このよ
うな密封形態をとることで、該液体の外部への漏れ等を
防止することができる。
【0030】またさらに、図7(a)、(b)に示した
ように、蓋体11のフランジ部14が側面部13或いは
外側面部75の下方端辺に形成されている形態におい
て、図8(a)に示すように、蝶番構造の中心軸20を
含む蓋体11のフランジ部14において該中心軸20か
ら蓋体11の側面部13(図7(b)の場合は外側面部
75)までの距離(t)が、該中心軸20を含む本体1
のフランジ部7における該中心軸20から該フランジ部
7端辺9までの距離(T)よりも小さくなるように形成
すると、蓋体11を開けた際に、蓋体11の側面部13
(外側面部75)が本体1のフランジ部7に接触する。
よって、上記t及びTをt<Tの範囲で適宜設定するこ
とにより、蓋体11が閉じた状態を0°として、90〜
180°の間で蓋体11を開けた状態での角度を制御す
ることができる。
【0031】即ち、 θ=90+tan-1(t/T) でθを自由に設定することができる。
【0032】また、図8(b)に示すように、蝶番構造
の中心軸20を含む本体1のフランジ部7の該中心軸2
0の外側に上方に突出する凸部81を形成することによ
り、上記蓋体11を開けた際の角度を制御することもで
き、図8(c)に示すように、(a)の形態と組み合わ
せて構成することも可能である。
【0033】図1〜図6には、本体1の下面部2の形状
が矩形のものを示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、図9に示すように円形の場合にも好ましく
適用される。
【0034】本発明の容器の素材としては、本体と蓋体
を一体化する際に、一方のフランジ部の挿入部を他方の
フランジ部の被挿入部に容易に挿入できる程度の可撓性
を本体、蓋体の少なくとも一方が有していれば特に限定
されず、各種樹脂素材や紙、金属、或いは異なる素材の
複合体などを用いることができるが、好ましくは本体、
蓋体がいずれも樹脂素材からなるシート成形体であり、
樹脂素材としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)
が用いられ、中でもPPが好ましく用いられる。また、
発泡樹脂も好ましく用いられる。
【0035】本発明の容器は、本体と蓋体とが別成形さ
れるため、それぞれに適した特性を付与することがで
き、蓋体を透明、本体を不透明としたり、互いに厚みを
変える、深さの異なる複数種の本体に同じ蓋体で対応す
るなど、自由に設定することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器は、
別成形した蓋体と本体とを簡易な構成により一体化して
なるため、蓋体と本体とをそれぞれに適した素材、条件
で成形して特性を自由に設定することができ、被収納物
に最適な容器を提供することができる。また、蓋体を開
けた際の蓋体の角度を制御するで、蓋体の置き場を不要
とすることができ、蓋体の置き場を確保しにくい狭いス
ペースでの使用に好ましく適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の好ましい一実施形態を示す図で
ある。
【図2】図1の実施形態の断面図である。
【図3】図1の実施形態の蝶番構造を形成する部位の拡
大図である。
【図4】図1の実施形態の蝶番構造部位を示す図であ
る。
【図5】本発明の容器の他の実施形態の蝶番構造を形成
する部位の拡大図である。
【図6】図5の実施形態の蝶番構造部位を示す図であ
る。
【図7】本発明にかかる、蓋体と本体との嵌合形態を示
す図である。
【図8】本発明の容器において、蓋体を開けた際の角度
の制御方法を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図10】従来の、蓋体、本体別成形による容器の一例
を示す斜視図である。
【図11】従来の、蓋体、本体一体成形による容器の一
例を示す斜視図である。
【図12】図3に示した実施形態の蓋体の切り欠き部の
異なる形状例を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 下面部 3 側面部 4 開口部 5 外縁部 6 外側面部 7 フランジ部 8 切り欠き部 9 端辺 10 開口部 11 蓋体 12 上面部 13 側面部 14 フランジ部 15 挿入部 16 側辺 17 端辺 20 蝶番構造の中心軸 51 スリット 71、72 凹凸部 73 内側面部 74 外縁部 75 外側面部 81 凸部 101、111 本体 102、112 蓋体 113 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA24 BA01 CA03 CC03 DA03 DC03 FA07 GA06 GB06 GB12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも下面部と側面部とを有し、上
    面が開口部である本体と、該開口部を覆う上面部を少な
    くとも備えた蓋体とからなる容器であって、本体が開口
    部周辺の少なくとも一部にフランジ部を有し、蓋体が少
    なくとも本体のフランジ部に対応する領域にフランジ部
    を有し、一方のフランジ部に設けた挿入部を他方のフラ
    ンジ部に設けた被挿入部に挿入して係止することによ
    り、両フランジ部により蝶番構造を形成して本体と蓋体
    とを一体化したことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 上記蝶番構造において、上記被挿入部が
    他方のフランジ部の外側端辺に開口部を有する切り欠き
    部であり、該切り欠き部が、該蝶番構造の中心軸に平行
    な方向を幅方向として、上記開口部よりも内側に最大幅
    の領域を有し、該最大幅領域と開口部との間に最小幅の
    領域を有し、一方のフランジ部の挿入部の両側辺が中央
    部が外側に突出する凸形状であり、上記挿入部の内側の
    最小幅が上記切り欠き部の最小幅を超え最大幅以下であ
    り、該挿入部の最大幅が切り欠き部の最大幅を超える請
    求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 上記蝶番構造において、上記被挿入部が
    他方のフランジ部に形成されたスリットであり、一方の
    フランジ部の挿入部の両側辺が中央部が外側に突出する
    凸形状であり、上記蝶番構造の中心軸に平行な方向を幅
    方向として、上記挿入部の内側の最小幅が上記スリット
    幅以下であり、最大幅がスリット幅を超える請求項1に
    記載の容器。
  4. 【請求項4】 上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部
    と、該上面部の外周全域より下方にのびる側面部とを有
    し、上記フランジ部が該側面部の下方端辺の少なくとも
    一部に水平方向に突出して付設されており、上記本体
    が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部と、
    該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを有
    し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なくと
    も一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体の側
    面部と本体の外側面部とにそれぞれ対応する凹凸が形成
    されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の側面部と本体
    の外側面部とが重なり、上記凹凸が互いに嵌合すること
    によって、蓋体を本体に固定する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の容器。
  5. 【請求項5】 蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ
    部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該
    中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該
    フランジ部端辺までの距離よりも小さい請求項4に記載
    の容器。
  6. 【請求項6】 蝶番構造の中心軸を含む本体のフランジ
    部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有する請
    求項4または5に記載の容器。
  7. 【請求項7】 上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面部
    と、該上面部の外周全域より上方にのびる内側面部と、
    該内側面部の上方端辺全域より水平方向にのびる外縁部
    と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを
    有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なく
    とも一部に水平方向に突出して付設されており、上記本
    体が、開口部の外周全域より水平方向にのびる外縁部
    と、該外縁部の外周全域より下方にのびる外側面部とを
    有し、上記フランジ部が該外側面部の下方端辺の少なく
    とも一部に水平方向に突出して付設されており、蓋体の
    内側面部と本体の側面部とにそれぞれ対応する凹凸が形
    成されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体の内側面部と
    本体の側面部、及び、蓋体の外側面部と本体の外側面部
    とが重なり、上記凹凸が互いに嵌合することによって、
    蓋体を本体に固定する請求項1〜3のいずれかに記載の
    容器。
  8. 【請求項8】 蝶番構造の中心軸を含む蓋体のフランジ
    部において該中心軸から蓋体の側面部までの距離が、該
    中心軸を含む本体のフランジ部における該中心軸から該
    フランジ部端辺までの距離よりも小さい請求項7に記載
    の容器。
  9. 【請求項9】 蝶番構造の中心軸を含む本体のフランジ
    部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有する請
    求項7または8に記載の容器。
  10. 【請求項10】 上記蓋体が、本体の開口部を覆う上面
    部と、該上面部の外周全域より上方にのびる側面部とを
    有し、上記フランジ部が該側面部の上方端辺全域より水
    平方向に突出して付設されており、上記本体のフランジ
    部が開口部の外周全域より水平方向に突出して付設され
    ており、蓋体の側面部と本体の側面部とにそれぞれ対応
    する凹凸が形成されており、蓋体を閉じた状態で、蓋体
    の側面部と本体の側面部とが重なり、上記凹凸が互いに
    嵌合することによって、蓋体を本体に固定する請求項1
    〜3のいずれかに記載の容器。
  11. 【請求項11】 蝶番構造の中心軸を含む本体のフラン
    ジ部が、該中心軸の外側に上方に突出する凸部を有する
    請求項9に記載の容器。
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