JP2002068241A - 部分開封可能な嵌合容器 - Google Patents

部分開封可能な嵌合容器

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JP2002068241A
JP2002068241A JP2000255022A JP2000255022A JP2002068241A JP 2002068241 A JP2002068241 A JP 2002068241A JP 2000255022 A JP2000255022 A JP 2000255022A JP 2000255022 A JP2000255022 A JP 2000255022A JP 2002068241 A JP2002068241 A JP 2002068241A
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JP
Japan
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groove
lid
container
wall
fitting
Prior art date
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Application number
JP2000255022A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Tomoshi Yamada
知史 山田
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Toyo Ekco Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ekco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分開封が可能であり、かつ再封も容易で密
封性も良好な両嵌合容器を提供することである。 【解決手段】 容器本体10の開口部外周に中空凸条1
4を設け、蓋20の頂壁21の外周に前記凸条14と嵌
合する中空凹条24を設けた両嵌合容器において、前記
蓋20のコーナ部から所定距離だけ離れたショートカッ
ト直線に沿って蓋の頂壁21に溝26を設け、この溝2
6の両端に連続する切欠きを前記凹条24の両側壁24
a、24bに設け、前記溝26に沿って蓋20の一部を
屈曲可能にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、部分的に開封して内容
物のうちの液体だけを排出可能にした嵌合容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】比較的薄い合成樹脂シートを成形した嵌
合容器は、蓋の容器本体に対する嵌合形態によって、内
嵌合、外嵌合、両嵌合に大別されるが、いずれの形態に
おいても、蓋を部分開封するためには、蓋の一部を折り
曲げる必要がある。しかしながら蓋の構造上、頂壁の周
縁部からほぼ垂直にスカート部又は周壁が設けられてい
るため、蓋を折り曲げるとスカート部又は周壁が破損し
てしまう恐れがある。
【0003】
【発明の課題】そこで、外嵌合容器の蓋の周縁に溝を設
け、その溝から液体を排出するようにしたものが例えば
特許第3028231号公報に開示されている。しか
し、この容器は、外嵌合容器であるため、蓋と容器本体
との嵌合力が小さく、衝撃によって蓋が外れ易く、特に
液体を含む内容物を収納する場合は、蓋を容器本体にヒ
ートシールするのが普通であり、液体を排出するため、
蓋を部分開封すると、その部分の蓋が折れ曲ったまま復
元しなかったり、破損したりして、密閉性が悪くなって
しまう問題がある。これは両嵌合容器の場合も同様であ
る。
【0004】そこで、この発明の課題は、両嵌合容器で
部分開封が可能であり、かつ再封後も密閉性を良好にす
ることである。
【0005】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明は、容器本体の開口部外周に中空凸条を設け、蓋の頂
壁外周に前記凸条と嵌合する中空凹条を設けた両嵌合容
器において、前記蓋の中空凹条から所定距離だけ離れた
ショートカット直線に沿って蓋の頂壁内面に溝を設け、
この溝の両端に連続する切欠きを前記凹条の両側壁に設
け、前記溝に沿って蓋を屈曲可能にした構成を採用した
のである。
【0006】前記切欠きを両側壁のほぼ上端に達するよ
うに形成しておくのが好ましい。また前記切欠き及び溝
の断面形状をほぼ三角形にしておくのがよい。さらに、
前記容器本体の周壁内面に、前記溝に対応する段丘部を
設け、前記溝と段丘部の前縁との間に所定のスペースを
設けておくのが望ましい。
【0007】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。図1に示すように、この発明の嵌合
容器は、容器本体10と蓋20より成る。いずれも厚さ
0.2〜0.5mm程度の熱可塑性合成樹脂シートを真
空成形、圧空成形又は真圧空成形法によって形成したも
のであって、具体的材料としては、比較的柔軟で復元性
に富むアモルファスポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リスチレン系などの樹脂が好ましい。
【0008】前記容器本体10は、底壁11と、その周
縁から立ち上る周壁12を有し、周壁12の上端開口部
12aの全周には巾の狭いフランジ13がほぼ水平に設
けられ、このフランジ13から中空凸条14の内側壁1
4aが立ち上っている。中空凸条14の外側壁14bは
内側壁14aよりも多少高さが低くなっており、これら
の内外側壁14a、14bは下方に向って間隔が狭くな
るテーパ状になっている。そして外側壁14bのコーナ
部に対応したタブ15が設けられている。
【0009】前記蓋20は、図1、図2、図3に示すよ
うに、頂壁21の全周縁に中空凹条24を設けたもので
あって、この凹条24の内側壁24aと外側壁24bは
下方に向って間隔が狭くなるテーパ状に形成され、前記
容器本体10の凸条14に嵌合して圧着するようになっ
ている。そして外側壁24bには、コーナ部から所定距
離離れた位置をショートカットする直線Aに対応して、
一対の切欠き24c、24cが設けられている。切欠き
24c、24cは外側壁24bの上端に達するように設
けるのがよく、その形状は図示のようなほぼ三角形のほ
か、半長円形などでもよい。
【0010】前記切欠き24cと24cを結ぶ直線Aに
沿って、断面が切欠き24cとほぼ同形の溝26(頂壁
21の上面から見れば突条)が設けられている。この溝
26の両端は、凹条24の内側壁24aに連続してい
る。そのため内側壁24aにも、溝26の断面と同形の
一対の切欠きが形成されている。従って蓋20の凹条2
4の両側壁24a、24bには、それぞれ対応する個所
に一対の切欠きが形成され、これらの切欠きを結ぶ直線
Aに沿って溝26が形成されていることになる。なお、
溝26と凹条24の内側壁24aで区画された頂壁21
の一部分21aは、他の部分よりも所定の距離Hだけ高
くしておくと(図1参照)、この部分の開閉が容易にな
る。内側壁24aの高さが他の部分よりも距離Hだけ低
くなるからである。なお、図中、符号25はタブを示
す。
【0011】上述のような嵌合容器を開封する場合は、
溝26に対応するコーナ部のタブ25を指で持ち上げ、
蓋20の凹条24と容器本体10の凸条14との係合を
解きながらさらに蓋20を引き上げると、図4に示すよ
うに、蓋20は溝26に沿って折れ曲り、部分開口が形
成される。このとき、蓋20の凹条24の内外側壁24
a、24bには、溝26の両端に対応して切欠きが形成
されているため、折れ曲りを阻害することなく容易に屈
曲し、また凹条24が破損することもない。この部分開
口から内容物の液体成分を排出することができる。ま
た、排出後は、再封することも簡単にできる。
【0012】なお、前記蓋20の溝26に対応する容器
本体10のコーナ部に、図4及び図5に示すような周壁
12から内側に突出する段丘部16を形成しておくと、
段丘部16の前縁16aと溝26の側縁との間のスペー
スSによって、内容物が液体成分と共に流出するのを阻
止することができる。従って内容物に応じてこの段丘部
16の高さと巾を適宜選択すれば効果的なストッパとな
る。
【0013】この発明に係る嵌合容器の平面形状は、図
2に示すような4角形状に限らない。その他の多角形や
円形或は異形の容器でもよい。また、溝26はコーナ部
をショートカットするものに限らず、図6に示すよう
に、蓋20の周辺部をショートカットするものでもよ
い。要は蓋20に所定の部分開口を形成するための溝と
切欠きを設ければよい。また、密封性をさらに向上させ
るため、内容物を収納した後に蓋の凹条の内面を容器本
体の凸条の外面にヒートシールしてもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、両嵌
合容器の蓋の周辺部から所定の距離を隔ててこの周辺部
をショートカットするように蓋の頂壁に溝を設け、かつ
嵌合用凹条の両側壁に前記溝の両端と連続する切欠きを
形成したので、この溝及び切欠きに沿って蓋を容易に屈
曲することができ、従って部分開口を簡単に形成するこ
とができ、開封時に内容物の液体成分が飛散するような
ことがなく、また密封性を損なうことなく容易に再封可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の嵌合容器の一例を示す対角線に沿っ
た縦断面図
【図2】同上の蓋を示す平面図
【図3】蓋のコーナ部を示す一部拡大斜視図
【図4】部分開口を形成する状態を示す縦断面図
【図5】容器本体のコーナ部を示す平面図
【図6】溝の他の形態を示す部分斜視図
【符号の説明】
10 容器本体 11 底壁 12 周壁 12a 開口部 13 フランジ 14 凸条 14a 内側壁 14b 外側壁 15 タブ 16 段丘部 16a 段丘部の前縁 20 蓋 21 頂壁 21a 頂壁の一部 24 凹条 24a 内側壁 24b 外側壁 24c 切欠き 25 タブ 26 溝 A 直線 H 距離 S スペース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月12日(2001.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項2】 前記溝の両端に連続する切欠きを前記凹
条の両側壁に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
部分開封可能な嵌合容器。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA14 AA24 AA26 BA01 CA03 CC03 CC05 DA03 DB09 DB13 DC03 DC05 EA03 EC03 EC05 FA09 FC03 FC07 GA08 GB12 GB17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の開口部外周に中空凸条を設
    け、蓋の頂壁外周に前記凸条と嵌合する中空凹条を設け
    た両嵌合容器において、前記蓋の周辺部から所定距離だ
    け離れたショートカット直線に沿って蓋の頂壁内面に溝
    を設け、この溝の両端に連続する切欠きを前記凹条の両
    側壁に設け、前記溝に沿って蓋を屈曲可能にしたことを
    特徴とする部分開封可能な嵌合容器。
  2. 【請求項2】 前記切欠きが両側壁のほぼ上端まで達し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の部分開封可能
    な嵌合容器。
  3. 【請求項3】 前記切欠き及び溝の断面形状がほぼ三角
    形状である請求項1に記載の部分開封可能な嵌合容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体の周壁内面に、前記溝に対
    応する段丘部を設け、前記溝と段丘部の前縁との間に所
    定のスペースを設けた請求項1に記載の部分開封可能な
    嵌合容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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