JP4979128B2 - 開口容易缶蓋 - Google Patents

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本発明は、飲料缶等の缶容器の天板側の端壁として缶胴に巻締固着される缶蓋で、缶蓋のパネル部にリベット止めされたタブの一端側を指掛け部として引き上げることで開口操作を行なうような開口容易缶蓋に関し、特に、タブの指掛け部の下方付近で、パネル部に指入れ用の凹部を形成することにより、開口操作時にタブの指掛け部に指先を掛け易いようにした開口容易缶蓋に関する。
従来から、飲料用の缶容器では、缶容器の天板側の端壁として缶胴に巻締固着される開口容易缶蓋(イージーオープンエンド)として、缶蓋のパネル部にリベット止めされたタブの一端側を指掛け部として引き上げることにより、缶蓋のパネル部のスコア線で囲まれた開口片の部分を缶内に押し下げて、タブや開口片を缶蓋から切り離すことなく、缶蓋のパネル部の一部分を飲み口として部分的に開口するようなステイオンタブ方式の缶蓋が多く使用されており、そのような開口容易缶蓋では、タブの指掛け部を指先で引き上げる際の指掛けを容易にするために、タブの指掛け部の近傍の下方で、パネル部に指入れ用の凹部を形成するということが一般的に行なわれている(例えば、下記の特許文献1,2等参照)。
特開2000−159228号公報 特開2002−59928号公報
ところで、上記のような指入れ用の凹部を有する開口容易缶蓋では、底面と傾斜面とからなる指入れ凹部の深さを深くして、缶蓋のパネル部とタブの指掛け部との間の隙間を大きくするほど、タブの指掛け部に指を掛け易くなるが、指入れ凹部をタブの指掛け部の真下に形成すると、缶蓋の単体同士を重ね合わせた時に、上側の缶蓋の指入れ凹部と下側の缶蓋のタブの指掛け部とが重なることで、指入れ凹部の底面や傾斜面の下面側が擦れて傷付いたり、また、積み重ね性(スタック性)が悪くなって、多数の缶蓋を連続的に巻締装置に供給する際に、缶蓋の切り出しトラブルが発生したりする可能性がある。
そこで、上記の各特許文献にも開示されているように、缶蓋のパネル部とタブの指掛け部との隙間を確保できて、しかも、積み重ね性を損なうことがないように、指入れ凹部の深さを所定の範囲内のものにすると共に、タブの指掛け部を指入れ凹部の傾斜面と僅かに重なるようにしているが、そうした場合に、タブに指を掛けようとすると、タブの指掛け部の近くで指入れ凹部の傾斜面に指が当接することで、タブに指が掛かり難くなることとなる。
これに対して、指入れ凹部の深さを所定の範囲内とした上で、指入れ凹部の傾斜面と指とができるだけ当接しないようするためには、タブ指掛け部の下方に位置する指入れ凹部の傾斜面の傾斜角度をできるだけ急傾斜にすれば良いのであるが、そのように指入れ凹部の傾斜面の傾斜角度を急傾斜にしようとすると、缶蓋のプレス成形時に、指入れ凹部の急傾斜にした傾斜面と底面との接続部の付近での成形性が悪くなって、当該部分で部分的な薄肉化やくびれが生じ、その結果、缶蓋の品位を低下させるような虞がある。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、タブの指掛け部の下方付近でパネル部に指入れ凹部が形成されている開口容易缶蓋について、指入れ凹部の傾斜面を、タブ指掛け部の側で、成形性を悪化させることなく、できるだけ急傾斜に形成して、タブに指を掛け易くすることを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、開口片を画成するためのスコア線が刻設された缶蓋のパネル部に、開口操作のためのタブがリベット部で固着され、リベット部から離れたタブの一端側の指掛け部に対し、その下方付近でパネル部に指入れ凹部が形成され、パネル部の指入れ凹部に指先を入れてタブの指掛け部を引き上げることで開口操作を行なうような開口容易缶蓋において、パネル面と略平行な底面を有する指入れ凹部の、該底面の周囲を囲む傾斜面で、タブ指掛け部の側の傾斜面が、底面に対する傾斜角度が50°〜70°の範囲となるように傾斜していると共に、タブ指掛け部とは反対側の傾斜面が、底面に対する傾斜角度が5°〜40°の範囲となるように傾斜し、且つ、傾斜面の両側縁の開き角度が45°〜120°の範囲でパネル部外周縁に向かって拡がるような平面視で略扇状に形成されていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の開口容易缶蓋によれば、缶蓋のパネル部に形成された指入れ凹部で、タブ指掛け部の側の傾斜面を、底面に対する傾斜角度が50°〜70°の範囲となるように、比較的急傾斜としていることによって、タブの指掛け部に指を掛ける際に、タブ指掛け部の側で指入れ凹部の傾斜面が邪魔になり難くなって、タブの指掛かり性を向上させることができる。
また、タブ指掛け部とは反対側の傾斜面を、底面に対する傾斜角度が5°〜40°の範囲となるように、比較的緩傾斜として、且つ、傾斜面の両側縁の開き角度が45°〜120°の範囲でパネル部外周縁に向かって拡がるような平面視で略扇状に形成していることから、缶蓋の成形時に、指入れ凹部では、タブ指掛け部とは反対側のパネル部の外周部分から多くの金属材料をタブ指掛け部の側の傾斜面にスムーズに移行させることができ、タブ指掛け部の側で急傾斜となっている傾斜面と底面との接続部で充分に金属材料を確保することができて、当該部分で薄肉化やくびれ等が生じることを防止することができる。
タブの指掛け部の下方付近でパネル部に指入れ凹部が形成されている開口容易缶蓋について、指入れ凹部の傾斜面を、タブ指掛け部の側で、成形性を悪化させることなく、できるだけ急傾斜に形成して、タブに指を掛け易くするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、パネル面と略平行な底面を有する指入れ凹部の、該底面の周囲を囲む傾斜面で、タブ指掛け部の側の傾斜面を、底面に対する傾斜角度が50°〜70°の範囲となるように傾斜させると共に、タブ指掛け部とは反対側の傾斜面を、底面に対する傾斜角度が5°〜40°の範囲となるように傾斜させ、且つ、傾斜面の両側縁の開き角度が45°〜120°の範囲でパネル部外周縁に向かって拡がるような平面視で略扇状に形成するということで実現した。
本実施例の開口容易缶蓋は、飲料用の缶容器に使用するステイオンタブ方式の開口容易缶蓋であって、図1に示すように、缶蓋1では、パネル部2とカウンターシンク部(環状溝とその外側に続くチャックウォール)3とフランジ部4とが一体的にプレス成形されている本体部分に対して、それとは別体に形成された開口操作用のタブ6が、略円板状のパネル部2の略中央に一体的に形成されたリベット部5でのリベット止めによって固着されている。なお、図示していないが、缶胴との巻締固着部分となるフランジ部4の裏面側には、有機高分子製のシール剤が塗布されて付着される。
缶蓋1の略円板状のパネル部2には、破断可能なスコア線7(なお、開口時に破断する外側の主スコア線7に対して、破断しない内側の副スコア線が二重線の状態で設けられている)が、その一部分がリベット部5に近接して沿うように刻設されており、スコア線7(開口時に破断する主スコア線)によって囲まれた領域が、開口時に缶内に押し下げられる開口片8の部分となっていて、スコア線7の両端部の間の部分は、開口時にパネル部2と開口片8とを繋ぐヒンジ部分となる。
スコア線7で囲まれたパネル部2の開口片8に対して、開口操作用のタブ6は、その一端側が指掛け部6aとしてリベット部5を挟んで開口片8とは反対側に位置し、その他端側が押下げ部6bとして開口片8の上方に位置するように、開口片8の領域外で、パネル部2の略中央に形成されたリベット部5により、パネル部2にリベット止めで固着されている。
なお、パネル部2のうちのタブ6と開口片8を含む領域は、低い傾斜壁で囲まれたセンターパネル部分9として、パネル部2の上面よりも一段浅く凹んだ面に形成されており、それによって、缶蓋上面でのタブ6の突出の度合いが低く抑えられると共に、パネル部2の全体的な剛性が高められている。また、開口片8となる部分には、下方に突出する凹ビードと該凹ビードの内側で上方に突出する凸ビードとによる補強用ビード8aが形成されており、センターパネル部分9でタブ6の下方には、図示していないが、リベット部5を囲むような半円弧状に下方に凹んだ凹ビードによる補強用ビードが形成されている。
パネル部2のうちのセンターパネル部分9には、タブ6の指掛け部6aの付近の下方に、指掛け部6aを摘み易くするための指入れ凹部10が、センターパネル部分9の傾斜壁の一部分と連なった状態で、センターパネル部分9から更に下方に凹むように形成されている。この指入れ凹部10の底面10aは、パネル面と略平行な面となっていて、平面視では、タブ6の中心軸線方向と直交する方向に延びる横長で、両端が円弧状の小判形状(レーストラック形状)となっている。
タブ6では、全体の外周縁や指掛け部6aの内側縁の部分で金属板が下面側に折り曲げられており、それらの部分では剛性が極めて高いのに対して、リベット部5によりリベット止めされる部分の近傍では、一枚の金属板だけで変形し易いようになっている。また、タブ6の指掛け部6aは、タブ6の他の外周部分から少し上方に突出して、パネル面との間に隙間が設けられると共に、金属板が下面側に折り曲げられているタブ6の他の外周部分に比べて、それより厚さが薄くなるように押し潰されていることで、パネル面との隙間が更に大きくなっている。
ところで、上記のような缶蓋1では、タブ6の指掛け部6aに指を掛け易くするために、指掛け部6aの付近の下方で、パネル部2のセンターパネル部分9に指入れ凹部10が形成されているが、本実施例では、図2に示すように、この指入れ凹部10の底面10aの周囲を囲む傾斜面10b,10cは、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bでは急斜面となっており、タブ指掛け部6aとは反対側の傾斜面10cは、図3に示すように、パネル部2の外周縁に向かって拡がるような平面視で略扇状の緩斜面となっていて、両方の傾斜面10b,10cは滑らかに連続している。
すなわち、本実施例の缶蓋1では、タブ指掛け部6aの側で急斜面となる傾斜面10bは、底面10aに対する傾斜角度が50°〜70°の範囲(具体的には60°)となるように傾斜しており、一方、タブ指掛け部6aとは反対側で緩斜面となる傾斜面10cは、底面10aに対する傾斜角度が5°〜40°(具体的には20°)の範囲となるように傾斜していて、平面視で略扇状となっている傾斜面10cの両側縁の開き角度α(扇の開き角度)は45°〜120°(具体的には60°)となっている。
なお、本実施例の缶蓋1の指入れ凹部10について、具体的には、底面10aの大きさが、縦幅(タブ6の中心軸線方向の長さ)で2.6mm、横幅(タブ6の中心軸線方向に直交する方向の長さ)で11.4mmとなるようにしている。また、タブ指掛け部6aとは反対側になる略扇状の緩斜面10cの大きさが、縦幅(タブ6の中心軸線方向の長さ)で8.8mmで、横幅(タブ6の中心軸線方向に直交する方向の長さ)の最大幅で23.9mmとなるようにしている。
指入れ凹部10の深さ(センターパネル部分9の上面から底面10aの上面までの距離)については、1.1〜1.5mmの範囲(具体的には1.45mm)となるようにしており、そうすることで、タブ6の指掛け部6aに指をかかり易くできると共に、指入れ凹部10の成形性が損なわれることもない。また、傾斜面10bとセンターパネル部分9との接続部の曲率半径については、0.3〜0.5mmの範囲(具体的には0.4mm)となり、傾斜面10bと底面10aとの接続部の曲率半径については、0.7〜0.9mmの範囲(具体的には0.8mm)となるようにしている。
また、指入れ凹部10とタブ6の指掛け部6aとの配置関係については、缶蓋の単体同士を積み重ねた際の積み重ね性や、積み重ねた缶蓋を切り離す際の切り離し性が良好で、しかも、充分な指掛かり性を確保できるように、指入れ凹部10とタブ指掛け部6aとを僅かにオーバーラップさせているが、そのためには、指入れ凹部10の傾斜面10b(センターパネル部分9との接続部を含む)の外縁端(センターパネル部分9と接続部との境界)を基準として、これにタブ指掛け部6aの外縁端がオーバーラップする距離(缶蓋半径方向の距離)を、0.2〜0.8mmの範囲(具体的には0.4mm)となるようにしている。
指入れ凹部10の成形については、例えば、図4に示すように、缶蓋の成形時で、上金型21と下金型22とで金属材料をプレス成形する際に、パネル部2の外周縁部のうち、指入れ凹部10のタブ指掛け部6aとは反対側の緩斜面10cに近接する部分のみ下金型22の受けを凹ませることで、下金型22による規制を緩和し、この部分の金属材料を缶蓋半径方向内方に移行させることで、指入れ凹部10を成形するようにしている。
そのような方法によりプレス成形された本実施例の缶蓋1では、図2に示すように、円周方向に延びているパネル部2の外縁部分のうちで、指入れ凹部10のタブ指掛け部6aとは反対側の傾斜面10cに近接する部分2aは、その他の部分に比べて、下方に凹んだ形状(最大で0.4mm下方に凹んだ形状)となっている。
上記のような本実施例の開口容易缶蓋によれば、缶蓋1のパネル部2(センターパネル部分9)に形成された指入れ凹部10で、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bを、底面10aに対する傾斜角度が50°〜70°の範囲(具体的には60°)となるように、比較的急傾斜としていることによって、タブ6の指掛け部6aに指を掛ける際に、タブ指掛け部6aの側で指入れ凹部10の傾斜面10bが邪魔になり難くなって、タブ6の指掛かり性を向上させることができる。
この点について、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bで、底面10aに対する傾斜角度が70°よりも大きいと、指入れ凹部10の成形時に傾斜面10bでの成形性が悪くなって、傾斜面10bと底面10aとの接続部で薄肉化やくびれが生じる虞があり、一方、底面10aに対する傾斜角度が50°よりも小さいと、タブ6の指掛け部6aに指を掛ける際に傾斜面10bが邪魔になる虞がある。
また、本実施例の缶蓋1によれば、指入れ凹部のタブ指掛け部6aとは反対側の傾斜面10cを、底面10aに対する傾斜角度が5°〜40°の範囲(具体的には20°)となるように、比較的緩傾斜として、且つ、傾斜面10cの両側縁の開き角度αが45°〜120°の範囲(具体的には60°)で拡がるような略扇状に形成していることから、缶蓋1の成形時に、指入れ凹部10では、タブ指掛け部6aとは反対側のパネル部2の外周部分から多くの金属材料をタブ指掛け部6aの側の傾斜面10bにスムーズに移行させることができ、タブ指掛け部6aの側で急傾斜となっている傾斜面10bと底面10aとの接続部に充分に金属材料を確保することができて、当該部分で薄肉化やくびれ等が生じることを防止することができる。
この点について、傾斜面10cの底面10aに対する傾斜角度が40°よりも大きいと、指入れ凹部10の成形時にパネル部2の外周部分の金属材料を指入れ凹部10の傾斜面10bに充分に移行させることができず、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bと底面10aとの接続部に薄肉化やくびれが生じる虞があり、一方、傾斜面10cの底面10aに対する傾斜角度が5°より小さくても、同様に指入れ凹部10の成形時にパネル部2の外周部分の金属材料を指入れ凹部10の傾斜面10bに充分に移行させることができない虞があって、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bと底面10aとの接続部に薄肉化やくびれが生じる虞がある。
また、傾斜面10cの両側縁の開き角度αについて、開き角度αが45°より小さいと、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bに移行させる金属材料の量が充分に確保できない虞があり、一方、開き角度αを120°より大きくしても、傾斜面10cの側縁付近での金属材料の移行が生じにくくなって、効果的に金属材料を移行させられない虞がある。
さらに、本実施例の缶蓋1では、円周方向に延びているパネル部2の外縁部分のうちで、指入れ凹部10のタブ指掛け部6aとは反対側の傾斜面10cに近接する部分2aを、その他の部分に比べて、下方に凹ませている(最大で0.4mm下方に凹んだ形状としている)が、そのような本実施例の缶蓋1によれば、指入れ凹部10の傾斜面10cに近接するパネル部2の外周部分の金属材料を、凹ませた分だけ缶蓋半径方向内方に移行させることができ、指入れ凹部10の成形時に、タブ指掛け部6aの側の傾斜面10bと底面10aとの接続部で充分な金属材料を確保することができて、当該部分で薄肉化やくびれ等が発生するのを確実に防止することができる。
以上、本発明の開口容易缶蓋の一実施例について説明したが、本発明は、上記の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、上記の実施例に示したようなステイオンタブ方式の開口容易缶蓋に限らず、フルオープンタイプの開口容易缶蓋としても実施可能である等、適宜に設計変更可能なものである。
本発明の開口容易缶蓋の一実施例について、缶蓋の全体を示す平面図。 図1に示した開口容易缶蓋について、タブの指掛け部の外端部分と指入れ凹部の付近を拡大して示す缶蓋半径方向に沿った断面図。 図2に示した部分を上方から見た状態を示す平面図。 指入れ凹部の金型による成形状態の一例を示す説明図。
符号の説明
1 缶蓋(開口容易缶蓋)
2 パネル部
5 リベット部
6 タブ
6a (タブの)指掛け部
7 スコア線
8 開口片
10 指入れ凹部
10a (指入れ凹部の)底面
10b (指入れ凹部の)傾斜面
10c (指入れ凹部の)傾斜面

Claims (2)

  1. 開口片を画成するためのスコア線が刻設された缶蓋のパネル部に、開口操作のためのタブがリベット部で固着され、リベット部から離れたタブの一端側の指掛け部に対し、その下方付近でパネル部に指入れ凹部が形成され、パネル部の指入れ凹部に指先を入れてタブの指掛け部を引き上げることで開口操作を行なうような開口容易缶蓋において、パネル面と略平行な底面を有する指入れ凹部の、該底面の周囲を囲む傾斜面で、タブ指掛け部の側の傾斜面が、底面に対する傾斜角度が50°〜70°の範囲となるように傾斜していると共に、タブ指掛け部とは反対側の傾斜面が、底面に対する傾斜角度が5°〜40°の範囲となるように傾斜し、且つ、傾斜面の両側縁の開き角度が45°〜120°の範囲でパネル部外周縁に向かって拡がるような平面視で略扇状に形成されていることを特徴とする開口容易缶蓋。
  2. 缶蓋のパネル部の外周縁部のうちで、指入れ凹部のタブ指掛け部とは反対側の傾斜面と近接する部分が、その他の部分に比べて下方に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の開口容易缶蓋。
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