JP6906855B2 - 容器 - Google Patents
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Description
特許文献1の図10には、容器本体と、この容器本体のフランジ部に熱溶着されたシール蓋材からなる容器が開示されている。フランジ部には、外力によって切断可能な切断予定ラインが環状線を描いて形成されている。収容部の開口周縁とフランジ部の外周縁は四角形をなしており、切断予定ラインもこれら開口周縁と外周縁に沿って四角形をなしている。フランジ部には、切断予定ラインの4つの辺の中央において、下に凸の膨出部が形成されている。
上記切断予定ラインでの切断により、膨出部は内側部分と外側部分に分離される。
上記のように密封用のシール蓋材が、開封後には容器本体のフランジ部の外側領域と協働して再封蓋を構成するので、再封蓋を別途必要とせず部品点数を減じることができる。
容器本体とシール蓋材とを備え、
上記容器本体は、収容部と、この収容部の開口周縁に連なるフランジ部とを有し、
上記フランジ部には、外力付与により切断可能な切断予定ラインが環状線を描いて形成され、この切断予定ラインにより上記フランジ部は内側領域と外側領域に区分けされ、
上記フランジ部の外側領域に上記シール蓋材が固着されており、
上記切断予定ラインでの切断により、上記フランジ部の外側領域と上記シール蓋材を含む再封蓋が、上記フランジ部の内側領域から分離可能である容器において、
上記外側領域から下方に向かって突出する係合受部が形成され、上記係合受部は、上記外側領域に隣接する根元部と、この根元部より下方において、上記根元部より径方向内方向に突出する突出部を有しており、
上記内側領域において上記切断予定ラインにより定められた外周縁は、係合縁部を有しており、
上記再封蓋の係合受部の根元部に上記内側領域の係合縁部が入り込むことにより、上記再封蓋が上記内側領域に係合されることを特徴とする。
再封時には、開封後の容器本体における内側領域の外周縁の係合縁部が、再封蓋の係合受部の根元部に入り込み、係合受部の突出部によって容器の軸方向への移動が阻止されるので、再封状態を安定して維持できる。
上記構成によれば、再封蓋を分離前の位置から収容部を中心として回すことにより、係合縁部と係合受部とを位置合わせして係合することができる。
上記構成によれば、再封蓋を分離前の状態から設定角度回して位置決めした状態で再封蓋を容器本体に押し付けると、容器本体と再封蓋の弾性変形を伴って、再封蓋の係合受部の突出部が容器本体の係合縁部を越えることにより、再封状態となる。再封蓋を容器本体に対して複数箇所で係合するため、再封状態をより一層確実に保持することができる。
上記構成によれば、直線状をなす係合受部の根元部と係合縁部の係合により、再封状態において再封蓋が軸方向に移動するのを確実に阻止することができるとともに、再封蓋の回動も阻止することができる。
上記構成によれば、係合受部は凸部の内側壁に形成されているので、係合縁部と安定して係合することができる。
上記構成によれば、再封蓋を分離前の位置から90°回して位置決めして容器本体に係合することができる。また、少なくとも4箇所で、直線状に延びる係合受部の根元部と係合縁部で係合するので、再封蓋の回動、軸方向移動を阻止でき、再封状態をより一層確実に維持することができる。
上記構成によれば、係合受部は環状の垂下壁に形成されているので、フランジ部の外側領域の幅を必要以上に広げずに済み、容器の小型化を図ることができる。また、係合受部と係合縁部は安定して係合することができる。
上記構成によれば、直線状に延びる係合受部に、係合縁部は確実に係合することができる。
上記構成によれば、垂下壁の複数の角部の両側に形成された係合受部に係合縁部を係合するので、より一層安定した再封状態を得ることができる。
上記構成によれば、再封状態で係合膨出部と係合凹部の係合により再封蓋の回動を確実に阻止することができる。
上記構成によれば、再封蓋を垂下壁の角部の角度間隔またはその倍数分だけ回すことにより、容器本体に対して位置決めすることができる。または等角度間隔で係合することができるので、安定した再封状態が得られる。
上記構成によれば、収容部の密封性を高めることができる。
図2(B)、図4(B)、図5(B)に示すように、再封蓋2Aは、フランジ部20の外側領域24と、外側領域24に溶着されたシール蓋材2を有している。
しかも、上記係合箇所が合計6箇所にわたりバランス良く配置されるので、再封状態を安定して確実に維持することができる。
長尺凸部26の代わりに、X軸方向に2つに分離した第2凸部26A,26Bを形成してもよい。この場合、いずれか一方を省略してもよい。
中心軸線からの距離が等しい同形状の複数の凸部を、周方向に等間隔に配置してもよい。この場合、凸部と係合縁部を周方向に交互に配置することもできる。
収容部10、フランジ部20、切断予定ライン22の形状は、6角を含む多角形、円形等、種々選択することができる。
図10に示すように、容器本体1の収容部10の底部11、胴部12、外周縁19および環状の隆起部28が正八角形をなしており、それぞれの辺が平行をなし、それぞれの角部が同じ角度位置にある。ただし、底部11、胴部12、外周縁19では、1つの角部が欠けており内側に膨出している。この膨出形状に対応してフランジ部20の内側領域23には幅の広い表示部23aが形成され、この表示部23aには後述する位置合わせ用のマークとして矢印Maが表示されている。
上記の中心軸線Lから遠い方の角部は90°間隔で周方向に離間しており、これら角部の各々は、径方向内方向に円弧状に凹んでいる。これによりフランジ部20の内側領域23の外周縁の角部には、4つの回り止め用の係合凹部23bが形成されている。この角部において係合凹部23bの両側は、係合縁部23zとして提供される。
係合膨出部31は内側領域23の係合凹部23aに対して周方向に45°離間している。同様に係合受部32は、内側領域23の係合縁部23zに対して周方向に45°離間している。
上記係合凹部23bと中心軸線Lとの間の距離は、係合膨出部31と中心軸線Lとの間の距離と等しいか若干短い。
本実施形態では、4箇所にわたり係合膨出部31と係合凹部23bが係合し、8つの辺部にわたり係合受部32と係合縁部23zが係合するので、再封状態を安定して確実に維持することができる。
第2実施形態では、切断予定ラインと垂下壁は8角形以外の多角形であってもよいが、偶数の多角形にするのが好ましい。また、楕円形等であってもよい。
上記実施形態では容器本体とシール蓋材が樹脂製であったが、いずれか一方または両方が、樹脂以外の材料例えば紙や金属であってもよい。
1A 開封後の容器本体
2 シール蓋材
2A 再封蓋
10 収容部
19 開口周縁
20 フランジ部
22 切断予定ライン
23 内側領域
23b 係合凹部
23x 第1係合縁部
23y 第2係合縁部
23z 係合縁部
24 外側領域
25 第1凸部
25a 第1係合受部
25b 根元部
25c 突出部
26A,26B 第2凸部
26a 第2係合受部
26b 根元部
26c 突出部
28 隆起部
30 垂下壁
31 係合膨出部
32 係合受部
32a 根元部
32b 突出部
Claims (5)
- 容器本体とシール蓋材とを備え、
上記容器本体は、収容部と、この収容部の開口周縁に連なるフランジ部とを有し、
上記フランジ部には、外力付与により切断可能な切断予定ラインが環状線を描いて形成され、この切断予定ラインにより上記フランジ部は内側領域と外側領域に区分けされ、
上記フランジ部の外側領域に上記シール蓋材が固着されており、
上記切断予定ラインでの切断により、上記フランジ部の外側領域と上記シール蓋材を含む再封蓋が、上記フランジ部の内側領域から分離可能である容器において、
上記外側領域から下方に向かって突出する係合受部が形成され、上記係合受部は、上記外側領域に隣接する根元部と、この根元部より下方において、上記根元部より径方向内方向に突出する突出部を有しており、
上記内側領域において上記切断予定ラインにより定められた外周縁は、係合縁部を有しており、
上記再封蓋の係合受部の根元部に上記内側領域の係合縁部が入り込むことにより、上記再封蓋が上記内側領域に係合され、
上記フランジ部の外側領域には下方に突出する少なくとも一対の第1凸部と少なくとも一対の第2凸部が形成され、
対をなす上記第1凸部は第1座標軸を挟んで配置されるとともに互いに180°離れており、上記第1凸部の径方向内側に位置する内側壁に上記係合受部として第1係合受部が形成され、
対をなす上記第2凸部は、上記中心軸線を通るとともに上記第1座標軸と直交する第2座標軸を挟んで配置されるとともに、互いに180°離れており、上記第2凸部の径方向内側に位置する内側壁に上記係合受部として第2係合受部が形成され、
上記内側領域の外周縁は、上記第1係合受部からそれぞれ90°離れた位置に第1係合縁部を有するとともに、上記第2係合受部からそれぞれ90°離れた位置に第2係合縁部を有し、
上記第1係合受部の上記根元部が、上記第1座標軸と平行に直線状に延び、
上記第2係合受部の上記根元部が、上記第2座標軸と平行に直線状に延び、
上記第1係合縁部は上記第2座標軸と平行に直線状に延び、
上記第2係合縁部は上記第1座標軸と平行に直線状に延びていることを特徴とする容器。 - 容器本体とシール蓋材とを備え、
上記容器本体は、収容部と、この収容部の開口周縁に連なるフランジ部とを有し、
上記フランジ部には、外力付与により切断可能な切断予定ラインが環状線を描いて形成され、この切断予定ラインにより上記フランジ部は内側領域と外側領域に区分けされ、
上記フランジ部の外側領域に上記シール蓋材が固着されており、
上記切断予定ラインでの切断により、上記フランジ部の外側領域と上記シール蓋材を含む再封蓋が、上記フランジ部の内側領域から分離可能である容器において、
上記外側領域から下方に向かって突出する係合受部が形成され、上記係合受部は、上記外側領域に隣接する根元部と、この根元部より下方において、上記根元部より径方向内方向に突出する突出部を有しており、
上記内側領域において上記切断予定ラインにより定められた外周縁は、係合縁部を有しており、
上記再封蓋の係合受部の根元部に上記内側領域の係合縁部が入り込むことにより、上記再封蓋が上記内側領域に係合され、
上記フランジ部の外側領域の外周縁には環状の垂下壁が形成されており、この垂下壁に上記係合受部が形成され、
上記垂下壁は多角形状を有し、その辺部に上記係合受部が形成され、辺部に沿って直線状に延び、
上記垂下壁の角部のうち複数の選択された角部の両側の辺部に、上記係合受部が形成されており、上記内側領域の外周縁は、上記垂下壁の上記選択された角部から設定角度離れた位置に角部を有し、この角部の両側に上記係合縁部を有することを特徴とする容器。 - 上記垂下壁の上記選択された角部には径方向内方向に膨出する係合膨出部が形成され、上記内側領域の外周縁の角部には、上記係合膨出部に係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
- 上記垂下壁は偶数角の多角形状をなし、上記垂下壁において、上記収容部の中心軸線から遠い角部と上記中心軸線に近い角部が等間隔に配置されており、上記中心軸線に近い角部が上記選択された角部として提供され、
上記内側領域の外周縁は、上記垂下壁に対応した多角形状をなし、その角部の角度位置が上記垂下壁の角部と一致しており、上記中心軸線から遠い角部の両側に上記係合縁部が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の容器。 - 容器本体とシール蓋材とを備え、
上記容器本体は、収容部と、この収容部の開口周縁に連なるフランジ部とを有し、
上記フランジ部には、外力付与により切断可能な切断予定ラインが環状線を描いて形成され、この切断予定ラインにより上記フランジ部は内側領域と外側領域に区分けされ、
上記フランジ部の外側領域に上記シール蓋材が固着されており、
上記切断予定ラインでの切断により、上記フランジ部の外側領域と上記シール蓋材を含む再封蓋が、上記フランジ部の内側領域から分離可能である容器において、
上記外側領域から下方に向かって突出する係合受部が形成され、上記係合受部は、上記外側領域に隣接する根元部と、この根元部より下方において、上記根元部より径方向内方向に突出する突出部を有しており、
上記内側領域において上記切断予定ラインにより定められた外周縁は、係合縁部を有しており、
上記再封蓋の係合受部の根元部に上記内側領域の係合縁部が入り込むことにより、上記再封蓋が上記内側領域に係合され、
上記フランジ部の上記内側領域には環状線を描く隆起部が形成され、上記シール蓋材が上記隆起部と上記フランジ部の上記外側領域に熱溶着されていることを特徴とする容器。
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