JP7143047B2 - 容器組立体とその製造方法および容器 - Google Patents
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Description
特許文献1の図10の実施形態および特許文献2では、容器とシール蓋材からなる容器組立体が開示されている。容器のフランジ部には、外力によって切断可能な切断予定ラインが連続した環状線を描いて形成されており、この切断予定ラインにより、フランジ部は内側領域と外側領域に区分けされている。シール蓋材は、フランジ部の内側領域と外側領域に熱溶着されている。
上記のように密封用のシール蓋材が、開封後には容器のフランジ部の外側領域と協働して再封蓋を構成するので、再封蓋を別途必要とせず部品点数を減じることができる。
また、切断予定ラインが上述したいずれの構成であっても、開封時に分離されたフランジ部の内側領域の外周縁にはバリ状の痕跡が残り、外観を損なう。
上記容器の上記フランジ部には、周方向に延びる複数の第1切込線が周方向に間隔をおいて形成され、上記シール蓋材と上記容器の上記フランジ部には、周方向に延びる複数の第2切込線が、上記第1切込線間に配置されるとともに上記第1切込線と連なるようにして形成され、上記フランジ部は、上記第1切込線と上記第2切込線により構成される切断ラインにより、全周にわたり内側領域と外側領域に分離されており、上記シール蓋材は、上記収容部を密封するために上記フランジ部の内側領域に環状をなして連続して引き剥がし可能に固着されるとともに、上記外側領域にも固着されており、上記シール蓋材において上記第1切込線を越える部位が、上記フランジ部の上記内側領域と上記外側領域を連結する連結部として提供されていることを特徴とする。
フランジ部の内側領域と外側領域が全周にわたって分離しているので、開封時にはフランジ部の分離に力を要さず、シール蓋材とフランジ部の内側領域との固着を解除するだけで良いので、開封作業が楽である。
開封後の容器本体において、内側領域の外周縁にバリ状の痕跡が残らず、外観も向上する。
第2切込線はフランジ部とシール蓋材に形成されるので、収容部に内容物を充填してシール蓋材で密封した後でも第2切込線を形成することが可能であり、内容物の充填やシール蓋材のフランジ部への固着工程前には、第2切込線の形成予定箇所を介して外側領域を内側領域にしっかりと連結しておくことができ、外側領域の脱落を防止できるとともに、内容物の充填やシール蓋材の固着を安定して行うことができる。
上記構成によれば、再生蓋を開封時の位置から回すとともに再生蓋の係合構造を容器本体の係合縁部に係合させることにより、安定した再封状態が得られる。
さらに好ましくは、上記係合構造は、上記フランジ部の上記外側領域から垂下する垂下壁と、この垂下壁に形成されて径方向内方向に突出する係合凸部とを有する。
上記構成によれば、連続した切断ラインを確実に形成することができる。
上記構成によれば、開封後のフランジ部の内側領域に切込線が残らず、外観が良い。
収容部と、この収容部の開口周縁に連なるフランジ部とを有し、上記フランジ部には、周方向に延びる複数の第1切込線が周方向に間隔をおいて形成され、上記第1切込線により上記フランジ部が内側領域と外側領域に部分的に分離された容器を用意する工程と、
上記容器の収容部に内容物を充填する工程と、
シール蓋材を、上記収容部を密封するために上記フランジ部の上記内側領域に環状をなして連続して引き剥がし可能に固着するとともに、上記外側領域にも固着する工程と、
上記フランジ部と上記シール蓋材に、周方向に延びるとともに上記第1切込線間に配置されて上記第1切込線と連なる複数の第2切込線を形成し、これにより、上記フランジ部を、上記第1切込線と上記第2切込線により構成される切断ラインによって全周にわたり上記内側領域と上記外側領域に分離するとともに、上記シール蓋材における上記第1切込線を越える部位を、上記内側領域と上記外側領域を連結するための連結部として提供する工程と、
を備えたことを特徴とする。
上記フランジ部には、周方向に延びる複数の第1切込線が周方向に間隔をおいて形成され、上記第1切込線により上記フランジ部が内側領域と外側領域に部分的に分離され、上記内側領域は上記複数の第1切込線によりそれぞれ画成された複数の係合縁部を有し、上記フランジ部の外側領域には、上記複数の係合縁部とそれぞれ係合可能な複数の係合構造が形成され、上記係合構造は、上記係合縁部から所定角度周方向に離れて配置されていることを特徴とする。
第1角部C1でのフランジ部20の外周縁20aと収容部10の中心軸線Lとの間の距離は、第2角部C2での外周縁20aと中心軸線Lとの間の距離より長くなっている。
係合構造35における垂下壁30の2つの辺部の中心軸線Lからの距離は、一対の係合縁部21bと等しいか若干長く、上記一対の係合凸部32の中心軸線Lからの距離は、一対の係合縁部21bより若干短い。
シール蓋材2は上記切断ライン40の内側に位置する隆起部25に溶着されているので、収容部10のシール機能は維持される。
第1切込線41の端部41aは径方向外方向に傾斜しているので、切込線41,42の端部41a,42aの交点Pからの延長部は、外側領域22に形成されることになる。これに対して内側領域21の外周縁において、交点P近傍において第1切込線41と第2切込線42により画成された部位は、径方向外方向に小さく突出する凸部21cとなる。
再封蓋2Aは、容器1のフランジ部20の外側領域22と、垂下壁30と、シール蓋材2により構成されている。再封蓋2Aにおいて、シール蓋材2は柔軟性を有しているが、フランジ部20の外側領域22は、成形品である初期状態の容器1の一部であるから、弾性変形可能であるものの保形性(所定の剛性)を有しており、再封蓋2Aの枠の役割を担う。
収容部10、フランジ部20、垂下壁30の形状は、4角、6角を含む偶数角の多角形、その他の多角形、円形、楕円形等、種々選択することができる。
フランジ部の外側領域に形成される係合構造は、外側領域の内周縁と外周縁との間において下向きに突出した中空の凸部であってもよい。この凸部の径方向内側の壁が垂下壁として提供され、この壁に係合凸部が形成される。
再封蓋は容器本体に係合せずに載せるだけで再封してもよい。
上記実施形態では容器本体とシール蓋材が樹脂製であったが、いずれか一方または両方が、樹脂以外の材料例えば紙や金属であってもよい。
Claims (6)
- 収容部(10)とこの収容部の開口周縁(10a)に連なるフランジ部(20)を有する容器(1)と、上記収容部を密封するシール蓋材(2)と、を備えた容器組立体において、
上記容器(1)の上記フランジ部(20)には、周方向に延びる複数の第1切込線(41)が周方向に間隔をおいて形成され、
上記シール蓋材(2)と上記容器(1)の上記フランジ部(20)には、周方向に延びる複数の第2切込線(42)が、上記第1切込線間に配置されるとともに上記第1切込線と連なるようにして形成され、
上記フランジ部(20)は、上記第1切込線(41)と上記第2切込線(42)により構成される切断ライン(40)により、全周にわたり内側領域(21)と外側領域(22)に分離されており、
上記シール蓋材(2)は、上記収容部(10)を密封するために上記フランジ部(20)の内側領域(21)に環状をなして連続して引き剥がし可能に固着されるとともに、上記外側領域(22)にも固着されており、
上記シール蓋材(2)において上記第1切込線(41)を越える部位が、上記フランジ部(20)の上記内側領域(21)と上記外側領域(22)を連結する連結部(2a)として提供され、
上記第1切込線(41)の端部(41a)と上記第2切込線(42)の端部(42b)は、互いに交叉し、その交点(P)からさらに延びる延長部を有していることを特徴とする容器組立体。 - 上記内側領域(21)の外周縁は上記複数の第1切込線(41)により画成された複数の係合縁部(21b)を有し、上記フランジ部(20)の外側領域(22)には上記複数の係合縁部と係合可能な複数の係合構造(35)が形成され、上記係合構造は、上記係合縁部から所定角度周方向に離れて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器組立体。
- 上記係合構造(35)は、上記フランジ部(20)の上記外側領域(22)から垂下する垂下壁(30)と、この垂下壁に形成されて径方向内方向に突出する係合凸部(32)とを有することを特徴とする請求項2に記載の容器組立体。
- 上記第1切込線(41)と上記第2切込線(42)の少なくとも一方の切込線の端部(41a)が径方向外方向に向かって傾斜しており、上記内側領域(21)の外周縁は上記交点(P)において径方向外方向に凸となり、上記外側領域(22)に、上記第1切込線と上記第2切込線の上記延長部が形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の容器組立体。
- 収容部(10)と、この収容部の開口周縁(10a)に連なるフランジ部(20)とを有し、上記フランジ部には、周方向に延びる複数の第1切込線(41)が周方向に間隔をおいて形成され、上記第1切込線により上記フランジ部が内側領域(21)と外側領域(22)に部分的に分離された容器(1)を用意する工程と、
上記容器(1)の収容部(10)に内容物を充填する工程と、
シール蓋材(2)を、上記収容部(10)を密封するために上記フランジ部(20)の上記内側領域(21)に環状をなして連続して引き剥がし可能に固着するとともに、上記外側領域(22)にも固着する工程と、
上記フランジ部(20)と上記シール蓋材(2)に、周方向に延びるとともに上記第1切込線(41)間に配置されて上記第1切込線と連なる複数の第2切込線(42)を形成し、これにより、上記フランジ部を、上記第1切込線と上記第2切込線により構成される切断ライン(40)によって全周にわたり上記内側領域(21)と上記外側領域(22)に分離するとともに、上記シール蓋材(2)における上記第1切込線を越える部位を、上記内側領域と上記外側領域を連結するための連結部(2a)として提供する工程と、
を備えたことを特徴とする容器組立体の製造方法。 - 収容部(10)と、この収容部の開口周縁(10a)に連なるフランジ部(20)と、を有する容器において、
上記フランジ部(20)には、周方向に延びる複数の第1切込線(41)が周方向に間隔をおいて形成され、上記第1切込線により上記フランジ部が内側領域(21)と外側領域(22)に部分的に分離され、
上記内側領域(21)は上記複数の第1切込線(41)によりそれぞれ画成された複数の係合縁部(21b)を有し、上記フランジ部(20)の外側領域(22)には、上記複数の係合縁部とそれぞれ係合可能な複数の係合構造(35)が形成され、上記係合構造は、上記係合縁部から所定角度周方向に離れて配置され、
上記第1切込線(41)が径方向外方向に凸の山形をなして形成され、その両端部(41a)が径方向外方向に向かって傾斜していることを特徴とする容器。
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