JP2010195468A - 密封容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】密封容器を容易に開封する。
【解決手段】囲繞筒部材15には、周方向に間隔をあけて配置された破断可能な一対の破断部21が備えられるとともに、支持板部14に折曲変形可能な折曲部22が形成され、密封容器1の平面視において、一対の破断部21および折曲部22は一方向に沿って延びる仮想線L上に配置されるとともに、この仮想線Lは、被支持板部33の内周縁よりも径方向の外側に位置し、かつその一部が被支持板部33の外周縁よりも径方向の内側に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、密封容器に関するものである。
例えば食品や薬品等が収容される密封容器においては、近年、内容物の安全性を確保するために、購入者自身が開封する前に、他人により意図的にあるいは不意に加えられた外力によって開封されてしまうのを防ぐことに対する要望が高まっている。
このような要望に応えるための手段として、例えば下記特許文献1では、環状溝が形成された蓋体と、前記環状溝に開口端縁部が差し込まれた有底筒状の容器本体と、を備え、 前記蓋体は、天板部と、天板部の外周縁に上方に向けて突設された第1周壁と、この第1周壁をその径方向の外側から囲繞する第2周壁と、これらの両周壁を連結する環状の連結壁と、第2周壁の下端にその径方向の外側に向けて突設されたフランジ部と、を備え、前記容器本体の外周面に、蓋体のフランジ部をその径方向の外側から覆う被覆壁が破断可能な弱化部を介して突設された構成が提案されている。なお、前述の環状溝は、前記両周壁と連結壁とにより画成されている。
この密封容器においては、まず、容器本体の弱化部を破断しこの容器本体から被覆壁を除去して蓋体のフランジ部を露出させ、その後このフランジ部を引き上げる等することで蓋体が容器本体から外されて開封される。
特許第3155677号公報
しかしながら、前記従来の密封容器では、容器本体から被覆壁を除去する際、容器本体および被覆壁を互いに弱化部に沿って相対的に離間移動させなければ弱化部を破断することができず、蓋体のフランジ部を露出させるのに手間がかかるという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、容易に開封することができる密封容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の密封容器は、有底筒状に形成されその内部に内容物が収容される容器本体と、この容器本体の開口端部内に離脱可能に嵌合されその内部を密封する蓋体と、を備える密封容器であって、前記容器本体の開口端部には、その径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の支持板部と、この支持板部に容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突設された囲繞筒部材と、が備えられ、前記蓋体は、前記径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の被支持板部を備え、この被支持板部は、前記支持板部上に配置されるとともに、前記囲繞筒部材により前記径方向の外側から囲繞され、前記囲繞筒部材には、周方向に間隔をあけて配置された破断可能な一対の破断部が備えられるとともに、前記支持板部に折曲変形可能な折曲部が形成され、該密封容器の平面視において、前記一対の破断部および折曲部は一方向に沿って延びる仮想線上に配置されるとともに、この仮想線は、前記被支持板部の内周縁よりも径方向の外側に位置し、かつその一部が前記被支持板部の外周縁よりも径方向の内側に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、囲繞筒部材に備えられた一対の破断部と、支持板部に形成された折曲部と、が、前記仮想線上に配置されているので、囲繞筒部材のうち仮想線よりも径方向の外側に位置する押下部を押下すると、一対の破断部が破断させられるとともに、折曲部が折り曲げられることにより、この押下部が前記仮想線回りに回動させられる。これにより、被支持板部のうち仮想線よりも径方向の外側に位置する部分(以下、露出部分という)が、囲繞筒部材による囲繞および支持板部による支持の双方から同時に解放されて露出することとなる。その後この露出した部分を容器本体に対して引き上げる等して操作することで、蓋体が容器本体から外されて開封される。
このように、囲繞筒部材の前記押下部を押下するだけで、被支持板部の前記露出部分が露出するので、密封容器を容易に開封することができる。
また、一対の破断部が破断されて囲繞筒部材が周方向で分断されていると、この密封容器が開封済みであることを購入者が容易かつ確実に認識することができる。
ここで、前記囲繞筒部材は、前記支持板部に接続され前記被支持板部の外周縁を径方向の外側から全周にわたって囲繞する第1筒体と、この第1筒体を径方向の外側から囲繞する第2筒体と、これらの両筒体を接続する接続部と、を備えてもよい。
この場合、囲繞筒部材が、第1筒体のみならず第2筒体および接続部をも備えているので、前記押下部を押下したときに、この押下部が変形するのを抑制することが可能になり、押下力を破断部および折曲部に確実に伝達することができるとともに、指に押下部が食い込む等して痛みを感じさせるのを防ぐことができる。
これにより、前記押下部の押下時に、被支持板部の前記露出部分を確実に露出させることが可能になるとともに、開封操作性を向上させることもできる。
また、前記接続部において、前記仮想線よりも径方向の外側に位置する部分は、他の部分よりも径方向の大きさが大きくなってもよい。
この場合、接続部において、前記押下部に位置する部分が他の部分よりも径方向の大きさが大きくなっているので、開封操作性を確実に向上させることができる。
さらに、前記第1筒体は、容器軸方向に沿って支持板部側から離れるに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体の外側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第1傾斜面部を備え、前記第2筒体は、容器軸方向に沿って支持板部側から離れるに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体の内側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第2傾斜面部を備え、前記第1傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の外側の端縁と、前記第2傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の内側の端縁と、が互いに接続された稜線部分が、前記接続部の一部を構成し、前記第1傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の内側の端縁、および第2傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の外側の端縁がそれぞれ、前記仮想線上に配置され、これらの第1傾斜面部、第2傾斜面部および前記稜線部分には、前記仮想線上に沿って延びる薄肉部が形成されており、前記破断部は、前記第1傾斜面部、第2傾斜面部および前記稜線部分それぞれにおいて前記薄肉部が形成された部分により構成されてもよい。
この場合、前記破断部が、第1傾斜面部、第2傾斜面部および稜線部分それぞれにおいて前記薄肉部が形成された部分により構成されているので、簡易な構成で前述の作用効果を確実に奏功させることが可能になる。
また、前記薄肉部が、容器本体において仮想線が位置する部分の全域にわたって延在していて、この薄肉部のうち前記支持板部に位置する部分が前記折曲部となっている場合には、例えばシート成形でこの容器本体を形成することが可能になり、製造コストの上昇を抑えることができる。
この発明によれば、密封容器を容易に開封することができる。
本発明に係る一実施形態として示した密封容器の半縦断面図である。 図1に示す密封容器の上面図である。 図1および図2に示す密封容器の斜視図である。 図1および図2に示す密封容器において蓋体の押下部を押下して破断部を破断しかつ折曲部を折り曲げた状態を示す斜視図である。 本発明に係る他の実施形態として示した密封容器の要部を示す上面図、およびその要部縦断面図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る密封容器1は、図1から図4に示されるように、有底筒状に形成されその内部に内容物が収容される容器本体11と、この容器本体11の開口端部11a内に離脱可能に嵌合されその内部を密封する蓋体31と、を備えている。
図示の例では、容器本体11および蓋体31はそれぞれ上面視円形状に形成されるとともに、蓋体31は有頂筒状に形成されており、その中心軸と容器本体11の中心軸とは共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って蓋体31の天壁部32a側を上側、容器本体11の底部11b側を下側といい、また容器軸Oに直交する方向を径方向といい、さらに容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
容器本体11の開口端部11aは、有底筒状に形成された胴部11cの上端開口縁に容器軸Oと同軸に配置され径方向の外側に向けて突設された第1フランジ部12と、この第1フランジ部12の外周縁に容器軸Oと同軸に配置され上方に向けて突設された嵌合筒13と、この嵌合筒13の上端開口縁に容器軸Oと同軸に配置され径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の支持板部14と、この支持板部14の外周縁に容器軸Oとほぼ同軸に配置され上方に向けて突設された囲繞筒部材15と、を備えている。
囲繞筒部材15は、支持板部14に接続され蓋体31の後述する被支持板部33の外周縁を径方向の外側から全周にわたって囲繞する第1筒体16と、この第1筒体16を径方向の外側から囲繞する第2筒体17と、これらの両筒体16、17を接続する接続部18と、を備えている。なお、図示の例では、第2筒体17の下端開口縁には、径方向の外側に向けて第2フランジ部19が突設されている。また、接続部18は、両筒体16、17それぞれの上端縁同士を接続している。
蓋体31は、有頂筒状に形成された本体部32と、容器軸Oと同軸に配置され本体部32の周壁部32bを径方向の外側から囲繞する被嵌合筒34と、この被嵌合筒34の上端開口縁に容器軸Oと同軸に配置され径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の被支持板部33と、を備えている。
図示の例では、周壁部32bおよび被嵌合筒34それぞれの下端開口縁同士は、フランジ状に形成された連結片35を介して連結されている。また、本体部32の天壁部32aは、上方に向けて膨出した半球形状に形成されている。
以上の構成において、蓋体31は、被嵌合筒34が容器本体11の嵌合筒13内に嵌合され、かつ被支持板部33が容器本体11の支持板部14上に配置されるとともに、被支持板部33が囲繞筒部材15の第1筒体16により径方向の外側から囲繞された状態で、容器本体11の開口端部11aに装着されている。なお図示の例では、蓋体31の連結片35は、容器本体11の第1フランジ部12よりも上方に位置している。また、蓋体31の被支持板部33の外周縁と、容器本体11における囲繞筒部材15の第1筒体16の内周面と、の間には、径方向に僅かな隙間が設けられている。
そして本実施形態では、図2〜図4に示されるように、囲繞筒部材15に周方向に間隔をあけて配置された破断可能な一対の破断部21が備えられるとともに、支持板部14に折曲変形可能な折曲部22が形成されている。これらの一対の破断部21および折曲部22は、図2に示されるように、密封容器1の平面視において、一方向に沿って延びる仮想線L上に配置されている。仮想線Lは、被支持板部33の内周縁よりも径方向の外側に位置し、かつその一部が蓋体31の被支持板部33の外周縁よりも径方向の内側に位置している。図示の例では、被支持板部33の外周縁が上面視円形状となっているので、前記仮想線Lの一部は、被支持板部33の外周縁の弦をなしている。また、折曲部22は、支持板部14において前記仮想線Lが位置する部分の全域にわたって延在している。
また本実施形態では、囲繞筒部材15の接続部18において、仮想線Lよりも径方向の外側に位置する部分は、他の部分よりも径方向の大きさが大きくなっている。図示の例では、囲繞筒部材15の第2筒体17において、仮想線Lよりも径方向の外側に位置する部分が、接続部18の外周縁に沿うように他の部分よりも径方向の外側に大きく張り出している。
以下、囲繞筒部材15において仮想線Lよりも径方向の外側に位置する部分を押下部15aという。
ここで本実施形態では、囲繞筒部材15の第1筒体16は、下方から上方に向かうに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体11の外側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第1傾斜面部16aを備えている。第1傾斜面部16aが有する3つの頂部のうちの1つが、この第1傾斜面部16aにおける前記一方向に沿った容器本体11の内側の端縁を構成し支持板部14に接続されて仮想線L上に位置している。
また、囲繞筒部材15の第2筒体17は、下方から上方に向かうに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体11の内側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第2傾斜面部17aを備えている。第2傾斜面部17aが有する3つの頂部のうちの1つが、第2傾斜面部17aにおける前記一方向に沿った容器本体11の外側の端縁を構成し第2フランジ部19に接続されて仮想線L上に位置している。
さらに、第1傾斜面部16aにおける前記一方向に沿った容器本体11の外側の端縁と、第2傾斜面部17aにおける前記一方向に沿った容器本体11の内側の端縁と、が互いに接続された稜線部分18aが、接続部18の一部を構成している。前記仮想線Lはこの稜線部分18aの中央部を通っている。なお図示の例では、第1傾斜面部16aにおける前記一方向に沿った容器本体11の外側の端縁、第2傾斜面部17aにおける前記一方向に沿った容器本体11の内側の端縁、および前記稜線部分18aはそれぞれ、周方向に沿ってほぼ直線状に延在している。また、接続部18における前記容器軸O方向に沿った位置は、稜線部分18aおよびその他の部分の別を問わず全域にわたってほぼ同等になっている。
そして、これらの第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17bおよび稜線部分18aには、仮想線L上に沿って延びる薄肉部36が形成されており、前記破断部21は、第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17aおよび稜線部分18aそれぞれにおいて薄肉部36が形成された部分により構成されている。
さらに本実施形態では、薄肉部36は、容器本体11のうち、第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17aおよび稜線部分18aのみならず、仮想線Lが位置する部分の全域にわたって連続して延在している。図示の例では、薄肉部36は、第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17a、稜線部分18a、支持板部14および第2フランジ部19それぞれの下面に形成されている。そして本実施形態では、薄肉部36のうち、支持板部14に位置する部分が前記折曲部22となっている。
以上説明したように、本実施形態による密封容器1によれば、囲繞筒部材15に備えられた一対の破断部21と、支持板部14に形成された折曲部22と、が、前記仮想線L上に配置されているので、囲繞筒部材15の押下部15aを押下すると、一対の破断部21が破断させられるとともに、折曲部22が折り曲げられることにより、この押下部15aが前記仮想線L回りに下方に向けて回動させられる。これにより、被支持板部33のうち仮想線Lよりも径方向の外側に位置する露出部分33aが、図4に示されるように、囲繞筒部材15による径方向の外側からの囲繞、および支持板部14による下側からの支持の双方から同時に解放されることで露出することとなる。その後この露出部分33aを容器本体11に対して引き上げる等して操作することで、蓋体31が容器本体11から外されて開封される。
このように、囲繞筒部材15の押下部15aを押下するだけで、被支持板部33の前記露出部分33aが露出するので、密封容器1を容易に開封することができる。
また、一対の破断部21が破断されて囲繞筒部材15が周方向で分断されていると、この密封容器1が開封済みであることを購入者が容易かつ確実に認識することができる。
さらに本実施形態では、囲繞筒部材15が、第1筒体16のみならず第2筒体17および接続部18をも備えているので、押下部15aを押下したときに、この押下部15aが変形するのを抑制することが可能になり、押下力を破断部21および折曲部22に確実に伝達することができるとともに、指に押下部15aが食い込む等して痛みを感じさせるのを防ぐことができる。
これにより、押下部15aの押下時に、被支持板部33の前記露出部分33aを確実に露出させることが可能になるとともに、開封操作性を向上させることもできる。
また本実施形態では、接続部18において、押下部15aに位置する部分が他の部分よりも径方向の大きさが大きくなっているので、開封操作性を確実に向上させることができる。
さらに本実施形態では、破断部21が、第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17aおよび稜線部分18aそれぞれにおいて薄肉部36が形成された部分により構成されているので、簡易な構成で前述の作用効果を確実に奏功させることが可能になる。
また本実施形態では、薄肉部36が、容器本体11において仮想線Lが位置する部分の全域にわたって延在していて、この薄肉部36のうち支持板部14に位置する部分が前記折曲部22となっているので、例えばシート成形でこの容器本体11を形成することが可能になり、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに本実施形態では、破断部21が囲繞筒部材15に形成されるとともに、折曲部22が支持板部14に形成されていて、蓋体31の被嵌合筒34が嵌合される容器本体11の嵌合筒13には、破断部21および折曲部22の双方が備えられていないので、前述のようにして密封容器1を開封した後にも、蓋体31の被嵌合筒34を容器本体11の嵌合筒13に嵌合することで、蓋体31により容器本体11の内部を再度閉塞することが可能になる。したがって、この容器1の取り扱い性を向上させることができるとともに、収容可能な内容物の種類を広げることもできる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、囲繞筒部材15として、第1筒体16、第2筒体17および接続部18を有する構成を示したが、これに限らず例えば、第2筒体17および接続部18は有さず、第1筒体16のみを有する構成を採用する等適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、接続部18のうち、仮想線Lよりも径方向の外側に位置する部分を、他の部分よりも径方向の大きさを大きくし、また、第2筒体17のうち、仮想線Lよりも径方向の外側に位置する部分を、接続部18の外周縁に沿うように他の部分よりも径方向の外側に大きく張り出させたが、これに代えて例えば、接続部18の径方向の大きさをその全周にわたって同等にし、かつ第2筒体17を容器軸Oに対して対称の形状に形成してもよい。
さらに、前記実施形態では、破断部21として、第1傾斜面部16a、第2傾斜面部17aおよび稜線部分18aそれぞれにおいて薄肉部36が形成された部分を示したが、これに限らず適宜変更してもよい。
また、前記実施形態に代えて、囲繞筒部材15の押下部15aを押下したときに、破断部21のみならず折曲部22をも破断させることで、容器本体11から押下部15aの全体を分離するようにしてもよい。
さらに前記実施形態では、蓋体31として、連結片35および被嵌合筒34を有する構成を示したが、これに代えて例えば、被支持板部33が本体部32の周壁部32bに径方向の外側に向けて突設された構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、接続部18における前記容器軸O方向に沿った位置を、稜線部分18aおよびその他の部分の別を問わず全域にわたってほぼ同等にしたが、稜線部分18aをその他の部分と比べて下方に位置させても上方に位置させてもよい。
さらに、前記実施形態では、容器本体11を有底円筒状に形成し、蓋体31を有頂円筒状に形成したが、これに限らず例えば、上面視多角形状の筒体を採用してもよい。
前記実施形態では、折曲部22として、支持板部14において前記仮想線Lが位置する部分の全域にわたって延在した構成を示したが、これに代えて例えば、図5に示されるように、支持板部14において前記仮想線Lが位置する部分に、その前記一方向に沿った容器本体11の外側の両端縁から各別に前記一方向に沿った容器本体11の内側に向けて延びる一対の折曲部22を形成し、それぞれの折曲部22における前記一方向に沿った容器本体11の内側の端縁同士を、径方向の内側に向けて張出しながらつなぐ破断ライン40が形成された構成を採用してもよい。
図示の例では、破断ライン40は貫通溝とされるとともに、上面視前記一方向に長い長方形状を呈している。また、破断ライン40は、支持板部14において前記仮想線Lが位置する部分の中央部に形成されている。なお、破断ライン40は破断可能に形成された例えば薄肉部等にしてもよく、また上面視形状は適宜変更してもよい。
この場合、囲繞筒部材15の押下部15aを押下して仮想線L回りに下方に向けて回動させると、前記実施形態と同様に被支持板部33の露出部分33aが露出させられつつ、支持板部14において仮想線Lと破断ライン40とで区画された押上部41が、仮想線L回りに上方に向けて回動させられることとなる。これにより、押上部41が、蓋体31の被支持板部33において露出部分33aに径方向の内側で連なる部分を押し上げ、該部分を容器本体11の支持板部14から上方に離間させることで、蓋体31の被嵌合筒34と容器本体11の嵌合筒13との嵌合を弱めることが可能になる。したがって、その後に被支持板部33の露出部分33aを少ない力で操作しても蓋体31を容器本体11から容易に外すことができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
密封容器を容易に開封することができる。
1 密封容器
11 容器本体
11a 開口端部
14 支持板部
15 囲繞筒部材
16 第1筒体
16a 第1傾斜面部
17 第2筒体
17a 第2傾斜面部
18 接続部
18a 稜線部分
21 破断部
22 折曲部
31 蓋体
33 被支持板部
36 薄肉部
L 仮想線
O 容器軸

Claims (4)

  1. 有底筒状に形成されその内部に内容物が収容される容器本体と、
    この容器本体の開口端部内に離脱可能に嵌合されその内部を密封する蓋体と、を備える密封容器であって、
    前記容器本体の開口端部には、その径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の支持板部と、この支持板部に容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて突設された囲繞筒部材と、が備えられ、
    前記蓋体は、前記径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の被支持板部を備え、この被支持板部は、前記支持板部上に配置されるとともに、前記囲繞筒部材により前記径方向の外側から囲繞され、
    前記囲繞筒部材には、周方向に間隔をあけて配置された破断可能な一対の破断部が備えられるとともに、前記支持板部に折曲変形可能な折曲部が形成され、
    該密封容器の平面視において、前記一対の破断部および折曲部は一方向に沿って延びる仮想線上に配置されるとともに、この仮想線は、前記被支持板部の内周縁よりも径方向の外側に位置し、かつその一部が前記被支持板部の外周縁よりも径方向の内側に位置していることを特徴とする密封容器。
  2. 請求項1記載の密封容器であって、
    前記囲繞筒部材は、前記支持板部に接続され前記被支持板部の外周縁を径方向の外側から全周にわたって囲繞する第1筒体と、この第1筒体を径方向の外側から囲繞する第2筒体と、これらの両筒体を接続する接続部と、を備えていることを特徴とする密封容器。
  3. 請求項2記載の密封容器であって、
    前記接続部において、前記仮想線よりも径方向の外側に位置する部分は、他の部分よりも径方向の大きさが大きくなっていることを特徴とする密封容器。
  4. 請求項2または3に記載の密封容器であって、
    前記第1筒体は、容器軸方向に沿って支持板部側から離れるに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体の外側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第1傾斜面部を備え、
    前記第2筒体は、容器軸方向に沿って支持板部側から離れるに従い漸次、前記一方向に沿った容器本体の内側に向けて傾きかつ周方向の大きさが大きくなる平面視三角形状の第2傾斜面部を備え、
    前記第1傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の外側の端縁と、前記第2傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の内側の端縁と、が互いに接続された稜線部分が、前記接続部の一部を構成し、
    前記第1傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の内側の端縁、および第2傾斜面部における前記一方向に沿った容器本体の外側の端縁がそれぞれ、前記仮想線上に配置され、
    これらの第1傾斜面部、第2傾斜面部および前記稜線部分には、前記仮想線上に沿って延びる薄肉部が形成されており、前記破断部は、前記第1傾斜面部、第2傾斜面部および前記稜線部分それぞれにおいて前記薄肉部が形成された部分により構成されていることを特徴とする密封容器。
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