JP2018052517A - 容器の封止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中栓の嵌合状態を補強しつつ、使用後に中栓等を容器から容易に分離できる容器の封止装置を提供すること。
【解決手段】容器1に取り付けられる中栓10と、中栓10を覆う上蓋20とを備える容器の封止装置であって、上蓋20は、中栓10を着脱可能に覆う蓋本体20aと、蓋本体20aの開口側に隣接して配置されるバンド部20bとを有し、バンド部20bは、中栓10を周囲から嵌合するように保持するとともに、開栓前に破断部20cを介して蓋本体20aと連結され、開栓後に破断部20cが切り離されて蓋本体20aから分離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、分別回収可能な中栓を備える容器の封止装置に関する。
容器の封止装置として、上蓋と、容器の口部に嵌着される中栓とを有するものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3において、容器と中栓とは通常材質が異なるため、リサイクルする際には、容器から中栓を分離する必要がある。特許文献1〜3では、使用済みの容器から中栓を分離しやすくしている。具体的には、特許文献1の中栓は、基端部外周面に舌片を有しており、この舌片を間に挟んで周方向に互いに離間する各側部に、舌片を中栓の先端側への引き上げ方向に容易に破断が可能な易破断部が上方に延出して形成されている。この舌片を中栓の先端側に引っ張り上げると、易破断部が同方向に破断し、中栓の基端部の締め付けが解除され、容器から中栓が離脱される。また、特許文献2の中栓は、外筒に深溝と、深溝を介して対向する把持片及び薄肉部と、把持片の両側に沿って形成された破断部とを有している。深溝は、外筒の肉厚部から把持片と薄肉部とに分離しており、破断部の破断によって把持片が外筒から突出することで把持片がつまみやすくなっている。また、特許文献3の中栓(注出栓)は、第1嵌合筒に複数の割溝を有しており、容器から分離しやすくなっている。なお、特許文献3の中栓では、中栓の下側の第1嵌合筒を封緘部材の第2嵌合筒で係合しており、容器から中栓が抜けにくくなっている。封緘部材の第2嵌合筒は、容器の開栓前において、キャップ部の周壁と第1破断線とを介して付設しているが、開栓後は、キャップ部から切り離され、中栓の第1嵌合筒と係合した状態で残る。中栓を容器から分離する場合は、封緘部材の第2嵌合筒を破断して除去することで、中栓を引き抜きやすくなっている。
しかしながら、特許文献1及び2では、中栓を容器から分離するための破断部分が露出した状態であり、落下等の衝撃により破断するおそれがある。また、特許文献3では、中栓の周囲を封緘部材で囲っているものの、この封緘部材に破断部分が露出した状態であり、この場合も落下等の衝撃により破断するおそれがある。
実開平6−65258号公報 特開2002−68239号公報 特開平11−165752号公報
本発明は、中栓の嵌合状態を補強しつつ、使用後に中栓等を容器から容易に分離できる容器の封止装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明に係る容器の封止装置は、容器に取り付けられる中栓と、中栓を覆う上蓋とを備える容器の封止装置であって、上蓋は、中栓を着脱可能に覆う蓋本体と、蓋本体の開口側に隣接して配置されるバンド部とを有し、バンド部は、中栓を周囲から嵌合するように保持するとともに、開栓前に破断部を介して蓋本体と連結され、開栓後に破断部が切り離されて蓋本体から分離する。ここで、開栓とは、上蓋に設けられた破断部を切断し、容器の内容物を抽出可能にする最初の動作を意味する。
上記容器の封止装置では、バンド部によって簡易な開栓確認が可能であるだけでなく、
バンド部で中栓を周囲から嵌合するように保持することにより、容器の開栓前及び使用時に中栓が容器から脱落することを防止できる。また、開栓時に上蓋の回転とともに中栓が回転する供回りを抑制できる。また、中栓を周囲から保護し、落下の衝撃等によって中栓が破損することを防止できる。
本発明の具体的な側面では、上記容器の封止装置において、中栓は、根元側に容器と嵌合する嵌合部を有し、嵌合部の外壁部は、内側面に容器に係合する突起部を有し、外側面において突起部に対応する領域の少なくとも一部を含む位置に凸部を有する。この場合、バンド部が中栓に組み付けられた際に、内向きの力(具体的には、容器と中栓との嵌合力)がより強くなり、容器と中栓との嵌合がより強固になる。
本発明の別の側面では、中栓は、根元側に容器と嵌合する嵌合部を有し、嵌合部は、破断を可能にする薄肉部を有し、バンド部は、薄肉部に外力が加わることを防止するように嵌合部を周囲から締め付けるように支持する。ここで、外力としては、輸送時の振動により製品同士がぶつかることで生じる力や、棚等から落下したときの衝撃によって生じる力等がある。この場合、嵌合部は薄肉部の箇所において破損しやすいものの、薄肉部に外力が加わることを防止するように嵌合部をバンド部で支持することで、バンド部を除去するまでは嵌合部の強度を補強することができる。
本発明のさらに別の側面では、薄肉部は、前記嵌合部の外壁部を横断するとともに嵌合部の頂部の少なくとも一部に円弧状に設けられる。この場合、薄肉部のうち外壁部を横断する部分において外壁部の環を切断して開放することができるとともに、頂部の円弧状の部分により容器の口部に沿って嵌合部を破断することができる。これにより、嵌合部と容器との密着が抑制され、中栓が容器から分離しやすくなる。
本発明のさらに別の側面では、嵌合部は、薄肉部に隣接して薄肉部の破断を誘発するタブ部を有する。この場合、タブ部を利用して薄肉部を容易に破断することができ、中栓を容器からより分離しやすくすることができる。
本発明のさらに別の側面では、タブ部は、バンド部の取り付け前において、嵌合部から外側に突出する。この場合、中栓の分離の際に、ユーザーに対して指でタブ部をつまみやすくすることができる。このタブ部は、容器の開栓前及び使用時にタブ部をバンド部の支持によって嵌合部内に収納することができ、中栓を分離するまで邪魔にならない。
本発明のさらに別の側面では、タブ部は、嵌合部の頂部側を基点として上蓋の回転軸に対して傾斜して突出する。この場合、バンド部で嵌合部を周囲から嵌合するように保持する際に、上蓋の締め込み動作に伴ってタブ部を嵌合部内に収納することができる。
本発明のさらに別の側面では、タブ部は、バンド部の取り付け後において薄肉部のうち嵌合部の外壁部の外側に形成された凹部に収納されている。この場合、タブ部を効率的に収納でき、バンド部等をより小型化できる。
本発明のさらに別の側面では、中栓は、容器内の内容物が注出される抽出口を密封する分離部を有し、分離部は、容器の開栓後に上蓋に保持される。この場合、分離後の分離部が別途ごみになることを防止できる。
本実施形態に係る容器の封止装置を説明する斜視図である。 図1の容器の封止装置を説明する断面図である。 (A)及び(B)は、図1の容器の封止装置の断面図及び底面図である。 (A)及び(B)は、中栓の断面図及び平面図である。 (A)及び(B)は、上蓋の断面図及び底面図である。 (A)及び(B)は、中栓のタブ部を説明する断面図である。 (A)及び(B)は、図1の容器の封止装置の部分拡大断面図である。 (A)は、中栓のタブ部を説明する拡大斜視図であり、(B)は、中栓のタブ部付近の拡大底面図である。 容器の封止装置の開栓後の状態を示した図である。 図1の容器の封止装置の変形例を説明する断面図である。 (A)及び(B)は、中栓の変形例を説明する部分断面図及び平面図である。
図1乃至図9を参照して、本発明に係る容器の封止装置の具体的な一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、容器の封止装置100は、容器1の口部1aに嵌着等によって係止される中栓10と、中栓10の抽出口10aを覆うようにして中栓10に螺着される上蓋20とによって構成されている。
図1、図2、図3(A)、3(B)、図4(A)、及び4(B)に示すように、中栓10は、樹脂製の一体成形品であり、容器1に係止又は固定される本体部分11と、容器1の開栓後に中栓10から分離される分離部12とを備える。
中栓10のうち本体部分11は、第1筒状部11aと、第2筒状部11bと、フランジ部11cと、外壁部11dとを有する。第2筒状部11b、フランジ部11c、及び外壁部11dによって、容器1の口部1aと嵌合する嵌合部15が画成されている。つまり、中栓10は、根元側に容器1と嵌合する嵌合部15を有する。
第1筒状部11aは、容器1の内容物を抽出する抽出口10a、すなわち開口部2を形成するものであり、本体部分11の最も内側において中栓10の軸心AXに沿って延びる円筒状の部材である。第2筒状部11bは、第1筒状部11aの外側に設けられ、中栓10の軸心AXに沿って延びる円筒状の部材である。第2筒状部11bは、中間部内周面から連結部11eを介して第1筒状部11aに連結されている。第1筒状部11aの上端には、外側に広がるリップ部13が形成されている。リップ部13は、容器1内の内容物、例えば液体を注ぎ出す際の液切れを良くする。第2筒状部11bの外周面のうちフランジ部11cより上側には、後述する上蓋20の周壁部21aに設けられた雌ねじ22と螺合する雄ねじ14が形成されている。フランジ部11cは、第2筒状部11bの下寄り部分から半径方向外側に張り出す円環状の部材である。外壁部11dは、フランジ部11cの外端から下方に延びる部材である。外壁部11dの外側には、後述する上蓋20のバンド部20bが嵌合している。図4(B)に示すように、外壁部11dの外周中段の上面には、上蓋20に形成された後述するラチェット爪RT2(図5(B)参照)と噛み合う複数のラチェット爪RT1が形成されている。ラチェット爪RT1,RT2の組み合わせによって、上蓋20を後述する蓋本体20a及びバンド部20bを一体とした破断前の状態で、一方向、具体的には時計方向に回転するようにしている。ただし、バンド部20bは、ラチェット爪RT1,RT2によって反時計方向の回転が阻止される。嵌合部15のうち外壁部11dの内側面には、口部1aと係合する突起部15aが形成されている。また、外壁部11dの外側面には、突起部15aに対応する領域の少なくとも一部を含む位置に凸部15bが形成されている。凸部15bは、容器1と中栓10との嵌合力を維持する位置に設けられ、具体的には、例えば、突起部15aの上端又は下端に対応する領域を跨ぐ位置や、突起部15aに対応する領域の全体等に設けられる。凸部15bは、外壁部11dの全周に設けられていることが望ましい。この凸部15bにより、バンド部20bが中栓10に組み付けられた際に、内向きの力(具体的には、容器1と中栓10との嵌合力)がより強くなり、容器1と中栓10との嵌合がより強固になる。凸部15bは、外壁部11d中段から下側部分にかけての部分から例えば0.1〜0.5mm程度突出していればよい。
図4(B)、図6(A)、6(B)、図7(B)、図8(A)、及び8(B)に示すように、嵌合部15は、嵌合部15の破断を可能にする薄肉部TMを有する。薄肉部TMは、嵌合部15の外壁部11dを横断するとともに、嵌合部15の頂部であるフランジ部11cの少なくとも一部に円弧状に設けられている。つまり、薄肉部TMは、フランジ部11cの第1薄肉部TM1と外壁部11dの第2薄肉部TM2とで構成されている。第2薄肉部TM2の第1薄肉部TM1の開始点側の軸心AX方向の一辺には、外壁部11dの破断を誘発する破断部11gが形成されている。図8(B)に示すように、本実施形態において、破断部11gは、軸心AXに垂直な断面において、第2薄肉部TM2の外側に例えばU字形状を有している。破断部11gの厚さは、第2薄肉部TM2の厚さよりも薄くなっている。図7(B)等に示すように、本実施形態において、第1薄肉部TM1は、フランジ部11c付近の軸心AXを通る断面(つまり、軸心AXに平行な断面)において、フランジ部11cの内側に例えば楔形状を有している。薄肉部TMのうち外壁部11dを横断する部分(第2薄肉部TM2)において外壁部11dの環を切断して開放することができるとともに、フランジ部11cの外縁に沿った円弧状の部分(第1薄肉部TM1)により容器1の口部1aに沿って嵌合部15を破断することができる。これにより、嵌合部15と容器1との密着が抑制され、中栓10が容器1から分離しやすくなる。薄肉部TMは、これを破断することで嵌合部15の締め付けが緩まり、中栓10が容器1から抜けやすくなる範囲に設けられていればよい。具体的には、第1薄肉部TM1は、中栓10の軸心AXを基準軸として、フランジ部11cの円周に沿って、例えば90°〜180°程度に設けられている。また、第2薄肉部TM2は、外壁部11dのうち後述するタブ部TBが収納される凹部11hの領域に設けられている。
図3(B)、図4(B)、図6(A)、6(B)、図7(B)、図8(A)、及び8(B)に示すように、嵌合部15は、薄肉部TMに隣接又は対向して薄肉部TMの破断を誘発するタブ部TBを有する。この場合、タブ部TBを利用して薄肉部TMを容易に破断することができ、中栓10を容器1からより分離しやすくすることができる。タブ部TBは、薄肉部TMの端部(嵌合部15の頂部側、すなわちフランジ部11cとの境界部)に連設されている。図6(B)に示すように、タブ部TBは、後述する上蓋20のバンド部20bの取り付け前又は除去後において、嵌合部15のうち外壁部11dから外側に突出している。これにより、中栓10の分離の際に、ユーザーに対して指でタブ部TBをつまみやすくすることができる。タブ部TBは、バンド部20bの取り付け後において、薄肉部TMのうち嵌合部15の外壁部11dの外側に形成された凹部11hに収容される(図7(B)及び図8参照)。これにより、タブ部TBは、容器1の開栓前及び使用時にバンド部20bの支持によって嵌合部15内に収納された状態とすることができ、中栓10を分離するまで邪魔にならない。よって、非使用時にタブ部TBを効率的に収容でき、バンド部20b等をより小型化できる。タブ部TBは、具体的には、嵌合部15の頂部側、すなわちフランジ部11cを基点として上蓋20の回転軸BX(又は中栓10の軸心AX)に対して傾斜して突出している。この場合、バンド部20bで嵌合部15、具体的には外壁部11dを周囲から嵌合するように保持する際に、上蓋20の締め込み動作に伴ってタブ部TBを嵌合部15内に収納することができる。つまり、タブ部TBをバンド部20bで折り畳みながら上蓋20を締め込むことができる。
分離部12は、封止体12aと、第3筒状部12bとを有する。封止体12aは、分離部12の底部に配置された円板状の部材である。分離部12は、容器1内の内容物が注出される抽出口10aを密封する部材である。第3筒状部12bは、封止体12aの外縁から上方に延びる円筒状の部材である。図7(A)に拡大して示すように、封止体12aの外縁と第3筒状部12bの下端部との外周側境界部は、環状の連結部16を介して本体部分11に連結している。連結部16の下面には、環状のノッチ17が形成されている。ノッチ17は、容器1の開栓時に切断されるスコアー17aの一部となっている。連結部16は、開栓時に上蓋20を緩めること、具体的には反時計方向に回転させることにより切断される。第3筒状部12bは、本体部分11の第1筒状部11aの内部に同芯で離間して配置されている。第3筒状部12bの内周面には、上蓋20の小径筒部21dに設けられた雄ねじ23と螺合する雌ねじ18が形成されている。分離部12は、容器1の開栓後に上蓋20に保持される。これにより、分離後の分離部12が別途ごみになることを防止できる。
図2、図3(A)、3(B)、図5(A)、5(B)、及び図7(B)に示すように、上蓋20は、樹脂製の一体成形品であり、中栓10を着脱可能に覆う蓋本体20aと、蓋本体20aの開口側に隣接して配置されるバンド部20bとを備える。上蓋20は、容器1の口部1aを覆って、容器1の内部を埃、水気等の外部環境から保護する。蓋本体20aは、開栓前において、破断部20cを介してバンド部20bと連結されている。破断部20cは、ラチェット部20rとともに連結部20jを構成している。ラチェット部20rは、蓋本体20aの時計方向の回転に伴ってバンド部20bも時計方向に回転するように補助する。蓋本体20aは、蓋本体20aを反時計方向に回転させる開栓後に破断部20cが切り離されてバンド部20bから分離する。開栓前に蓋本体20aとバンド部20bとが連結していることにより、開栓の有無を視認又は確認することができる。蓋本体20aは、外観を形成する円筒状の周壁部21aと、当該周壁部21aと同芯で内部に、大径筒部21bと、中径筒部21cと、小径筒部21dとを有する。周壁部21a、大径筒部21b、中径筒部21c、及び小径筒部21dは、円板状の天井壁21eによって連設されている。周壁部21aの下端には、その外縁から半径方向外側に張り出す円環状のフランジ部21fが設けられている。フランジ部21fは、上蓋20を締め込んだ状態において、中栓10のフランジ部11cの少なくとも一部に当接している。これにより、上蓋20のフランジ部21fは、中栓10のフランジ部11cに形成された薄肉部TM1が、容器1への打栓時又は外力受容時に切断・変形することが無いよう保護している。なお、上蓋20のフランジ部21fは、タブ部TB付近において、第1薄肉部TM1及びその外側と当接していることが望ましい。また、フランジ部21fは、第1薄肉部TM1全体を横断するように当接することがより望ましい。容器1の突起部1bが中栓10の突起部15aを乗り越えるときに中栓10の外壁部11dに外向きの力が働くが、第1薄肉部TM1とフランジ部21fとの当接により、タブ部TBがずれて第1薄肉部TM1が切断されることを防止することができる。周壁部21aの内周面には、中栓10の第2筒状部11bの外周面に形成された雄ねじ14に螺合する雌ねじ22が形成されている。小径筒部21dの外周面には、中栓10の第3筒状部12bの内周面に形成された雌ねじ18に螺合する雄ねじ23が形成されている。
バンド部20bは、中栓10を周囲から嵌合するように保持する部材である。具体的には、バンド部20bは、中栓10の薄肉部TMに外力が加わることを防止するように、嵌合部15の外壁部11dを周囲から締め付けるように支持する。中栓10の嵌合部15は薄肉部TMの箇所において破損しやすいものの、薄肉部TMに外力が加わることを防止するように外壁部11dをバンド部20bで支持することで、バンド部20bを除去するまでは嵌合部15の強度を補強することができる。図5(A)及び5(B)に示すように、バンド部20bの内周面上部には、中栓10のラチェット爪RT1に噛み合う複数のラチェット爪RT2が形成されている。バンド部20bは、図示の例では外壁部11dの全周を全体的に覆っているが、外壁部11dの上下全体を覆わずに、中栓10の嵌合力を維持する程度の面積を有していればよい。
以上において、上蓋20の周壁部21aの雌ねじ22と、中栓10の第2筒状部11bの雄ねじ14とは、上蓋20の中栓10に対する着脱を可能にする第1螺合部51を構成している。また、中栓10の第3筒状部12bの雌ねじ18と、上蓋20の小径筒部21dの雄ねじ23とは、中栓10のうち分離部12を上蓋20の小径筒部21dに締め付けて固定するための第2螺合部52を構成している。小径筒部21dは、第2螺合部52によって分離部12を捕捉して当該分離部12を中栓10から分離するための支持部として機能している。第1螺合部51と第2螺合部52とは、互いに逆の螺進関係にある。すなわち、上蓋20の周壁部21aを上側から見て反時計方向に回転させることで、第1螺合部51が緩むようにねじ戻される場合、上蓋20の小径筒部21dを上側から見て反時計方向に回転させることになって、第2螺合部52が締め込まれる。
図7(A)に拡大して示すように、第2螺合部52において、中栓10の雌ねじ18と、これに噛合する上蓋20の雄ねじ23とは、分離部12を小径筒部21dから引き抜くよりも分離部12を小径筒部21dに押し込むことを容易にするかえり形状の突起となっている。具体的には、雌ねじ18は、軸心AXを通る断面において、先端側で中栓10の軸心AXに沿った反螺進方向(下側)に偏った断面形状を有するねじ山を有する。また、雄ねじ23は、軸心AXを通る断面において、先端側で中栓10の軸心AXに沿った反螺進方向(上側)に偏った断面形状を有するねじ山を有する。雌ねじ18及び雄ねじ23は、縦断面において点対称に形成されている。なお、第1螺合部51を構成する中栓10の雄ねじ14及び上蓋20の雌ねじ22は、かえり形状の突起を有していない。
上蓋20の小径筒部21dの先端部21gは、中栓10の分離部12の内面隅部12cと当接している。小径筒部21dの先端部21gは、分離部12と上蓋20との間において、相互の組み付け間隔を規定するストッパーとして機能している。なお、中栓10の第3筒状部12bの先端部12dが、上蓋20の中径筒部21cの基部と小径筒部21dの基部との間に露出する天井壁21eの下面21hと当接していてもよい。この場合、第3筒状部12bの先端部12dもストッパーとして機能する。また、第3筒状部12bの外周面と、中径筒部21cの先端部21iの内周面とは、互いに密着している。中径筒部21cの外周面と、第1筒状部11aの先端部11fの内側面とは、互いに密着している。また、中栓10のリップ部13は、天井壁21eの下面21hと当接している。これにより、開栓後の封止時には、容器1内を液密に保つことができる。また、中径筒部21cの先端部21iは、分離部12の連結部16に密着している。中径筒部21cの先端部21iを分離前に中栓10の連結部16に密着させておくことで、分離部12を本体部分11から分離した後の液漏れを防止することができる。
容器1は、有底筒状成形品であって、図1及び図2に示すように、上端の口部1aは、円筒状を成している。口部1aの外周面には、中栓10と係合する突起部1bが形成されている。容器1は、ガラス、合成樹脂等によって形成されている。
以下、容器1の封止装置100の組み立てについて説明する。封止装置100を構成する中栓10と上蓋20とは、第1螺合部51を係合、すなわち上蓋20の雌ねじ22に中栓10の雄ねじ14を係合させ、中栓10を中栓10側から見て時計方向に回転させ、又は上蓋20を上蓋20側から見て時計方向に回転させることによって螺合される。その際、第2螺合部52を構成する中栓10の雌ねじ18と上蓋20の雄ねじ23とは、第1螺合部51に対して逆ねじに形成されているが、ねじ18,23は上述のように押し込みに際して変形しやすい形状に形成されているため、互いに変形しながらねじ18,23を乗り越えて互いに噛合される。上蓋20を時計方向に回転させると、上蓋20のラチェット爪RT2は、中栓10のラチェット爪RT1を乗り越える。ラチェット爪RT1,RT2は、反時計方向の回転を制御しており、時計方向に回転させる分には蓋本体20a及びバンド部20bが一体として回転する。上蓋20の締め込みにより、上蓋20は中栓10に対して下方に移動し、バンド部20bは中栓10の嵌合部15の外壁部11dの外周面を覆って外周面と密着する。この際、中栓10に形成されたタブ部TBは折り畳まれながらバンド部20bに支持され、嵌合部15の外壁部11d内に収納される。封止装置100が組み立てられた状態において、上蓋20と中栓10とは、略最も奥まで締め付けられて一体化される。本実施形態において、上蓋20は、小径筒部21dの先端部21gが分離部12の内面隅部12cに当接又は近接する状態まで中栓10内にねじ込まれる。図3(A)に示すように、上蓋20と中栓10とが互いに係合された状態では、上蓋20と中栓10との間隔又はねじ込み量が調整されて固定される。第3筒状部12bの先端部12dは、中径筒部21cの基部と小径筒部21dの基部との間に形成される凹部21jに収容される。また、第1筒状部11aの先端部11fは、大径筒部21bの基部と中径筒部21cの基部との間に形成される凹部21kに収容される。中径筒部21cの先端部21iは、第1筒状部11aの基部と第3筒状部12bの基部との間に形成される凹部12eに収容され、上蓋20の中径筒部21cの先端部21iが中栓10の連結部16に当接する。また、第1筒状部11aの先端部11fに形成されたリップ部13は、上蓋20の天井壁21eの下面21hに当接する。さらに、フランジ部21fがフランジ部11cに当接する。上蓋20のねじ込みにおいて中栓10を支持する際には、工具を利用することができる。
以下、容器1の封止装置100の容器1への組み付けについて説明する。図2に示すように、上述のように組み立てられた封止装置100(上蓋20及び中栓10の組立体)は、中栓10の第2筒状部11bとフランジ部11cと外壁部11dとによって画成される嵌合部15を容器1の口部1aに嵌着させることによって容器1に係止される。具体的には、封止装置100を容器1の口部1aに対して押し込むことで、中栓10の突起部15aが口部1aの突起部1bを乗り越えて封止装置100が口部1aに係止される。つまり、封止装置100は、容器1の口部1aに対して打栓(強制的に押し込んで固定)することで、中栓10の本体部分11が口部1aに対して気密に嵌着した状態となる。この状態において、中栓10の外壁部11dは、容器1の口部1aによって上蓋20の内側に押し付けられており、上蓋20及び中栓10間の摩擦等の影響もあって、中栓10は上蓋20に固定されている。上蓋20と中栓10とは、上蓋20のフランジ部21fが中栓10のフランジ部11cの少なくとも一部を抑え込むように螺合され、かつバンド部20bが中栓10の外壁部11dに外側から嵌合するように組み合わされているため、封止装置100と容器1との組み付けがより強固になっている。特に、中栓10の外壁部11dに設けた凸部15bによって、容器1と中栓10との嵌合がより強固となっている。上蓋20のフランジ部21f及びバンド部20bによって、打栓の際に中栓10の本体部分11が上蓋20に対して大きく変位することを回避することができ、薄肉部TMが破断することを防止できる。また、上蓋20のフランジ部21f及びバンド部20bによって、本体部分11を介して分離部12に比較的大きな加重又は応力が付与され分離部12の周辺で破損が生じることを防止できる。
以下、封止装置100の開栓動作又は開封動作について説明する。まず、図2に示すように、上蓋20が第1螺合部51の回動動作前の初期位置(最も奥又はこれに近い奥の位置までねじ込んだ状態)にあり、分離部12と本体部分11とが結合状態、すなわち連結部16のスコアー17aが破断されていない状態であり、容器1の開口部2が封止された状態にある。
この状態から上蓋20を緩める方向、すなわち反時計方向に回転させると、蓋本体20aとバンド部20bとを連結する破断部20cが切断される。バンド部20bのラチェット爪RT2は中栓10のラチェット爪RT1と噛み合うことで反時計方向にほとんど回転しないため、バンド部20bは中栓10を嵌合した状態で維持される。つまり、バンド部20bが中栓10側に留まる抵抗力と蓋本体20aを回転させる力との作用によって上蓋20の破断部20cが切断される。上蓋20の蓋本体20aが反時計方向に回転しながら上方に移動されることに伴って、分離部12は、上蓋20と逆ねじによって螺合されているため、上蓋20と同様に上方に移動するような作用を受ける。この際、分離部12は、上蓋20と逆ねじによって最も奥まで略螺合されているため、これ以上の締め付けが行われず、又は締め付けが若干進行し、上蓋20方向への移動が阻止されたロック状態となる。つまり、分離部12は、本体部分11に対して上側から見て反時計方向に回転しながら上蓋20とともに上方に移動させられる。その間に中栓10のノッチ17又はスコアー17aに応力が集中するため連結部16がせん断されて、分離部12は本体部分11から離脱され、開栓される。開栓に際しては、分離部12が上蓋20とともに回転しつつ上昇するため、スコアー17aの破断によって分離部12が本体部分11から分離する際に、明確な開封感を生じさせることができる。つまり、開栓に際してパキンと音がし、上蓋20の回転に必要なトルクが急激に減少する。この状態において、小径筒部21dの先端部21gが分離部12の内面隅部12cに当接し、分離部12の螺合による係止状態が維持され、分離部12が上蓋20に保持される。
さらに、上蓋20を緩める方向に回転させると、図9に示すように、上蓋20は本体部分11から離れ、それによって容器1内の内容物を注ぐことができるようになる。その際、分離部12は、上蓋20に確保され、上蓋20に対してロック状態となっているため、離脱するおそれはない。つまり、一旦開栓が行われた後は、中栓10側に固定されていた分離部12が上蓋20側に固定されることになる。
図2を参照して開栓後について説明すると、上蓋20の雌ねじ22を中栓10の本体部分11の雄ねじ14に螺合させ、上蓋20を時計方向に回転させると、中栓10の第1筒状部11aの先端部11fに形成されているリップ部13が上蓋20の天井壁21eの下面21hに当接し、かつ中径筒部21cの外周面が第1筒状部11aの内側面に密着する。これによって、開口部2の再封を図ることができる。なお、図2では、スコアー17aが切断されていないが、正確には、一旦開栓が行われた後は、スコアー17aが切断された状態となっている。
以下、容器1を使用した後(例えば内容物を使いきった等)の中栓10の容器1からの分離について説明する。まず、上蓋20の蓋本体20aを反時計方向に回転させ、中栓10から蓋本体20aを取り外す。次に、バンド部20bを上方に引っ張り上げて中栓10から取り外す。これにより、図6(B)に示すように、中栓10のタブ部TBが嵌合部15の外壁部11dから突出した状態となる。このタブ部TBをつまみ、中栓10の薄肉部TMに沿って引っ張ることで薄肉部TMが薄肉部TMの端部(嵌合部15の頂部側、すなわちフランジ部11cとの境界部)からフランジ部11cの円周方向や外壁部11dの軸心AX方向に沿って徐々に破断される。つまり、第1薄肉部TM1の開始点から、第1薄肉部TM1と破断部11gとが破断される。薄肉部TMの一部又は全部を破断し、中栓10を上方に引っ張り上げることで中栓10を容器1から分離させることで、中栓10を容器1から分別することができる。
以上説明した容器の封止装置では、バンド部20bによって簡易な開栓確認が可能であるだけでなく、バンド部20bで中栓10を周囲から嵌合するように保持することにより、中栓10の嵌合力を補強し、容器1の開栓前及び使用時に中栓10が容器1から脱落することを防止できる。また、例えばラチェットの膨らみ等を抑え、開栓時に上蓋20の回転とともに中栓10が回転する供回りを抑制できる。また、中栓10の強度が弱くなる部分を周囲から保護し、落下の衝撃等によって中栓10が破損することを防止できる。以上のように、中栓10をバンド部20bで締め付けることにより、開栓前及び使用時には中栓10を容器1に安定して固定することができ、使用後にはバンド部20bを取り外すことで容器1から中栓10を容易に分離することができる。
以上では、本実施形態に係る容器の封止装置について説明したが、本発明に係る容器の封止装置は上記のものには限られない。例えば、上記実施形態において、第1螺合部51を構成している雄ねじ14及び雌ねじ22のピッチ、巻き数、ねじ山の高さ等の仕様は、適宜用途に応じて変更することができる。また、第2螺合部52を構成している雄ねじ23及び雌ねじ18のピッチ、巻き数、ねじ山の高さ等の仕様も、適宜用途に応じて変更することができる。
また、上記実施形態において、中栓10の第3筒状部12bと上蓋20の小径筒部21dとは、内外を入れ替えることもできる。この場合も、第3筒状部12bの雄ねじと小径筒部21dの雌ねじとは、第1螺合部51に対して逆の螺進関係の第2螺合部52を構成する。
また、上記実施形態において、第2螺合部52を構成する雌ねじ18や雄ねじ23は、連続的に螺旋状に形成されるものに限らず、分離した複数の部分からなるものとできる。
また、上記実施形態において、容器1の口部1aに雄ねじと、中栓10の外壁部11dに雌ねじとを設けて、中栓10を打栓で嵌着せず、螺合によって嵌着してもよい。
また、上記実施形態において、図10に示すように、中栓10に分離部12を設けなくてもよい。また、中栓10の分離部12の代わりにプルリングを形成する構成としてもよい。
また、上記実施形態において、第1薄肉部TM1や破断部11gの断面形状は、楔形状又はU字形状に限らず、他の形状としてもよい。また、ある程度の強度を損なわない程度に薄肉部TMの一部に切れ込みを設けてもよい。
また、上記実施形態において、上蓋20及び中栓10を組み立ててから容器1に嵌着したが、中栓10を先に容器1に嵌着した後に上蓋20を取付けてもよい。具体的には、中栓10を容器1の口部1aに対して押し込むことで、中栓10の突起部15aが口部1aの突起部1bを乗り越えて中栓10が口部1aに係止される。次に、上蓋20を中栓10に係合させる。この際、上蓋20を上蓋20側から見て時計方向に回転させることによって第1螺合部51を係合させる。第1螺合部51の係合に伴い、第2螺合部52も変形しながら噛合される。上蓋20の締め込みにより、中栓10に形成されたタブ部TBは折り畳まれながらバンド部20bに支持され、嵌合部15の外壁部11d内に収納される。これにより、封止装置100が容器1に組み付けられる。
また、上記実施形態において、中栓10にタブ部TBを1つ設けたが、図11(A)及び11(B)に示すように、複数個設けてもよい。この場合、バンド部20bを中栓10から取り外すと、複数のタブ部TBが開くことになり、容器1と中栓10との嵌合力が低下し、第1薄肉部TM1を設けなくても第2薄肉部TM2を切断することなく中栓10を容器1から取り出すことができる。
1…容器、 1a…口部、 1b…突起部、 2…開口部、 10…中栓、 10a…抽出口、 11…本体部分、 11a…第1筒状部、 11b…第2筒状部、 11c…フランジ部、 11d…外壁部、 11e…連結部、 12…分離部、 12a…封止体、 12b…第3筒状部、 13…リップ部、 14…雄ねじ、 15…嵌合部、 15a…突起部、 15b…凸部、 16…連結部、 17…ノッチ、 18…雌ねじ、 17a…スコアー、 20…上蓋、 20a…蓋本体、 20b…バンド部、 20c…破断部、 21a…周壁部、 21b…大径筒部、 21c…中径筒部、 21d…小径筒部、 21e…天井壁、 21f…フランジ部、 22…雌ねじ、 23…雄ねじ、 51…第1螺合部、 52…第2螺合部、 100…封止装置、 AX…軸心、 BX…回転軸、 RT1,RT2…ラチェット爪、 TB…タブ部、 TM…薄肉部

Claims (9)

  1. 容器に取り付けられる中栓と、前記中栓を覆う上蓋とを備える容器の封止装置であって、
    前記上蓋は、前記中栓を着脱可能に覆う蓋本体と、前記蓋本体の開口側に隣接して配置されるバンド部とを有し、
    前記バンド部は、前記中栓を周囲から嵌合するように保持するとともに、開栓前に破断部を介して前記蓋本体と連結され、前記開栓後に前記破断部が切り離されて前記蓋本体から分離することを特徴とする容器の封止装置。
  2. 前記中栓は、根元側に前記容器と嵌合する嵌合部を有し、
    前記嵌合部の外壁部は、内側面に前記容器に係合する突起部を有し、外側面において前記突起部に対応する領域の少なくとも一部を含む位置に凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の容器の封止装置。
  3. 前記中栓は、根元側に前記容器と嵌合する嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、破断を可能にする薄肉部を有し、
    前記バンド部は、前記薄肉部に外力が加わることを防止するように前記嵌合部を周囲から締め付けるように支持することを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の容器の封止装置。
  4. 前記薄肉部は、前記嵌合部の外壁部を横断するとともに前記嵌合部の頂部の少なくとも一部に円弧状に設けられることを特徴とする請求項3に記載の容器の封止装置。
  5. 前記嵌合部は、前記薄肉部に隣接して前記薄肉部の破断を誘発するタブ部を有することを特徴とする請求項3及び4のいずれか一項に記載の容器の封止装置。
  6. 前記タブ部は、前記バンド部の取り付け前において、前記嵌合部から外側に突出することを特徴とする請求項5に記載の容器の封止装置。
  7. 前記タブ部は、前記嵌合部の頂部側を基点として前記上蓋の回転軸に対して傾斜して突出することを特徴とする請求項6に記載の容器の封止装置。
  8. 前記タブ部は、前記バンド部の取り付け後において前記薄肉部のうち前記嵌合部の外壁部の外側に形成された凹部に収納されていることを特徴とする請求項7に記載の容器の封止装置。
  9. 前記中栓は、前記容器内の内容物が注出される抽出口を密封する分離部を有し、
    前記分離部は、前記容器の開栓後に前記上蓋に保持されることを特徴とする請求項1から8までのいずれか一項に記載の容器の封止装置。
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