JP2020196532A - 注出キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の注出キャップは、開封表示部の表示板から開蓋方向に向かって周方向に延設された爪部を、拡径筒部に形成された開口部から矢印のような形状を露出することにより、誰が開封する場合でも、開封方向を明確に示すことができる。
また、本発明の注出キャップは、中栓に分別機構を有することにより、使用後に、中栓を簡単に、容器本体から分離して分別廃棄することができる。
図1および図2に示すように、中栓Bは、外周側の外筒5、内周側の内筒6、口部1の天面側に位置する上壁7とからなり、口部1が嵌入する環状溝を形成する嵌合筒部4と、嵌合筒部4から立設されたねじ壁部8と、ねじ壁部8の上端から内方に延設され、容器本体A内に収容された内容物の注出口が形成された天壁9と、天壁9の注出口から立設された注出筒10とから構成されている。
注出筒10の基部11の内周面には、全周にわたって形成された薄肉弱化部14を介して移行栓体15が一体に連設されている。
移行栓体15は、頂部が閉鎖された中空の柱状壁16と、柱状壁16の底部に設けられたリング状の底壁17とを備え、薄肉弱化部14とともに注出口を密閉している。
なお、本実施例では、外歯18は、周方向6個所に設けているが、6個所に限らず移行栓体15の形状等に合わせて複数の適宜個所に設けることができる。
本実施例では、中栓Bは、注出筒10の内周面に形成された薄肉弱化部14を介して連設された移行栓体15を備えているが、抜栓機構の有無や種類はいずれでもよく、例えば抜栓機構として、プルリングにより隔壁から除去部を引き上げ、開封する注出キャップであっても構わない。
雄ねじ23は、図1(b)に示すように、通常のねじ山のように、断面が上下対称ではなく、上面が急傾斜して形成される傾斜上面23aと、下面が平坦に形成される平坦下面23bとから構成され、雄ねじ23は、図2(a)に示すように、上端部が180°間隔で始まる2条ねじで形成されている。
なお、本実施例では、雄ねじ23は、2条ねじとしているが、ねじ壁部8の高さに応じて、3条以上の多条ねじとすることができる。
図2に示すように、上壁7の上面には、周方向の3個所にストッパー28が設けられ、その螺脱方向には略垂直な第1当接面28aが形成され、螺着方向には第1傾斜面28bが形成されている。
開封確認部30は、図2に示すように、側面に開口部34が設けられた拡径筒部として形成され、具体的には、外筒5の下部外周面から形成された径方向に延設されたリング状の段壁部31と、段壁部31の外縁から垂設され、外筒5の下端部まで延びた外周筒部32とを備えている。
段壁部31には、補強リブ36から所定円弧範囲にわたって円弧状のスリット33が形成され、スリット33は、第1端部35aおよび第2端部35bを有する係止部35によって後方スリット33aと前方スリット33bとに分割されている。
外周筒部32には、段壁部31の係止部35が形成された位置付近に、周方向に横長の開口部34が形成されている。
弱化連結片42は、周方向複数個所に設けられた破断可能な小さな断面を有する小リブ状の連結片であり、本発明の弱化連結部を構成しているが、弱化連結部は、このような連結片に限定されず、薄肉の弱化部やミシン目の入った薄肉部などの適宜形態の弱化部とすることができる。
なお、本実施例では、外歯18と内歯48は、それぞれ同一形状としているが、幅の異なる外歯および内歯を設けることにより、中栓BとねじキャップCのセット時に位置決めを容易にすることができる。
ねじ筒部44は、内周に中栓Bの雄ねじ23に螺合する第2ねじ部を構成する雌ねじ50が設けられ、雌ねじ50は、図1(b)に示すように、通常のねじ山のように、断面が上下対称ではなく、上面が平坦に形成される平坦上面50aと、下面が急傾斜して形成される傾斜下面50bとから構成され、雌ねじ50は、図3(b)に示すように、下端部が180°間隔で始まる2条ねじで形成されている。
なお、雌ねじ50は、前述のように、雄ねじ23に対応して、3条以上の多条ねじとすることができる。
くさび状凹部51には、螺脱方向に略垂直な第2当接面51aが形成され、螺着方向に第2傾斜面51bが形成されており、それぞれストッパー28の第1当接面28a、第1傾斜面28bに対応する形状をなしている。
ストッパー28およびくさび状凹部51は、本実施例では周方向3個所に設けられているが、これに限定されず適宜の複数個所に設けることができる。
音出し部材45は、ねじキャップCの締め込み終了直前に振動片53の先端が中栓Bの音出し突部26に当接し、振動片53を湾曲変形させながら締め込みが進み、締め込み終了と同時に振動片53が音出し突部26を乗り越え、復元しようとすることにより、振動し、音が発生されるように設定される。
本実施例では、基部52は、同心円状の180°間隔で2個所に分かれて配設されているが、基部52は、リング状に連続したものであっても構わない。
封緘バンドC2は、キャップ本体C1の外周壁41下端から弱化連結片42を介して接続されたリング部61を備え、開封表示部60は、リング部61の下端から垂設された接続部62と、接続部62から開蓋方向に向かって周方向に延設され、外表面に「OPEN」と表示された表示板63と、表示板63の先端部に形成された爪部64とを備えている。
まず、本実施例の注出キャップを容器本体Aに装着するには、中栓Bの上部からねじキャップCを押し込み、中栓BとねじキャップCをセットしてから口部1に中栓Bの嵌合筒部4を当てがって打栓する。
この状態から、ねじキャップCを中栓Bに押し込むと、キャップ本体C1の雌ねじ50は、傾斜下面50bが雄ねじ23の傾斜上面23aに摺接しながら雄ねじ23を乗り越えて、キャップ本体C1のねじ筒部44は、中栓Bのねじ壁部8に嵌合するようになる。
同時に、切断筒部43の第2係着突部49は、中栓Bの移行栓体15に形成された第1係着突部21を乗り越えて拡径部20の外周面に嵌合するようになり、さらに、ねじ筒部44の下部のくさび状凹部51は、中栓Bの上壁7のストッパー28に嵌合することにより、くさび状凹部51の第2当接面51aがストッパー28の第1当接面28aに当接して両ねじの螺合が完了する。
このように、本実施例の注出キャップは、ねじキャップCを中栓Bにセットする際に、ねじキャップCを押し込むことによって中栓Bに装着することができるので、従来の注出キャップのようにラチェット機構を必要とせず、ワンタッチでねじキャップCと中栓Bとのセットを完了させることができるとともに、封緘バンドC2から下方に延びた開封表示部60を中栓Bの開封確認部30に形成されたスリット33に挿入することができるので、ねじキャップCと中栓Bとのセット作業性を向上させることができる。
ねじキャップCを開蓋方向に回動すると、キャップ本体C1と弱化連結片42で連結された封緘バンドC2は、キャップ本体C1とともに回動され、開封表示部60も図5(b)で見て右方向に移動し、開封表示部60先端の爪部64は、係止部35の第1端部35aと当接する。
さらに、回動が進むと、開封表示部60の爪部64は、係止部35を乗り越え、図6に示すように、接続部62が係止部35と当接することにより、開封表示部60の移動が停止し、開封確認部30の開口部34から表示板63の「OPEN」の文字が視認でき、注出キャップの開封を一目で確認することができる。
また同時に、切断筒部43の内歯48が回動して、内歯48の係合面が中栓Bの移行栓体15の外歯18の係合面に当接するようになり、ねじキャップCの回転力が内外歯を介して移行栓体15に加わるようになる。
ねじキャップCの回動が進むと、移行栓体15に加わる回転力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部14が破断して注出筒10内に注出口が開封され、注出筒10から分離された移行栓体15は、底壁17の第1係着突部21と係合する切断筒部43の第2係着突部49によって引き上げられ、ねじキャップCとともに上昇していく。
また、両ねじの螺合が完了する際には、再度、音出し部材45の振動片53先端が、音出し突部26に当接して振動し、音が発せられるので、本発明の利用者は、感覚的にキャップの閉蓋終了を知ることができる。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、開封確認部30と開封表示部60における変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
開封確認部70は、図9(a)に示すように、側面に相対向する一対の開口部74が設けられた拡径筒部として形成され、具体的には、外筒5の下部外周面から形成された径方向に延設されたリング状の段壁部71と、段壁部71の外縁から垂設され、外筒5の下端部まで延びた外周筒部72とを備えている。
段壁部71には、それぞれの補強リブ76から所定円弧範囲にわたって円弧状のスリット73が一対形成され、スリット73は、第1端部75aおよび第2端部75bを有する係止部75によって後方スリット73aと前方スリット73bとに分割されている。
外周筒部72には、段壁部71のそれぞれの係止部75が形成された位置付近に、周方向に横長の開口部74が一対形成されている。
封緘バンドC2aは、キャップ本体C1の外周壁41下端から弱化連結片42を介して接続されたリング部81を備え、開封表示部80は、リング部81の下端から垂設された接続部82と、接続部82から開蓋方向に向かって周方向に延設された表示板83と、表示板83の先端部に形成された爪部84と、表示板83の下端から閉蓋方向に向かって延設された横梁85と、横梁85の終端とリング部81とを連結する支持壁86とを備えている。
本実施例の注出キャップを容器本体Aに装着するには、第1実施例と同様に、中栓Baの上部からねじキャップCaを押し込み、中栓BaとねじキャップCaをセットしてから口部1に中栓Baの嵌合筒部4を当てがって打栓する。
このとき、封緘バンドC2aの一対の開封表示部80は、図8に示すように、開封確認部70内に没入し、外周筒部72に形成された一対の開口部74から表示板83に表示された「OPEN」の文字が見えない状態になる。
ねじキャップCaを開蓋方向に回動すると、キャップ本体C1と弱化連結片42で連結された封緘バンドC2aは、キャップ本体C1とともに回動され、一対の開封表示部80も図8(b)で見て右方向に移動し、開封表示部80の爪部84は、一対の係止部75の第1端部75aと当接する。
さらに、回動が進むと、開封表示部80の爪部84は、係止部75を乗り越え、本実施例では、図11に示すように、接続部82が係止部75と当接することにより、開封表示部80の移動が停止し、開封確認部70の一対の開口部74から表示板83の「OPEN」の文字が視認でき、注出キャップの両側から注出キャップの開封を一目で確認することができる。
ねじキャップCaの回動が進むと、移行栓体15に加わる回転力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部14が破断して注出筒10内に注出口が開封され、注出筒10から分離された移行栓体15は、切断筒部43の第2係着突部49によって引き上げられ、ねじキャップCaとともに上昇し、雌ねじ50が雄ねじ23から螺脱して、ねじキャップCaを中栓Baから離脱させれば、ねじキャップCaとともに移行栓体15が除去された注出筒10の注出口から容器本体A内の内容物を注出することができる。
以下、第2実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、開封確認部70と開封表示部80における変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
開封確認部90は、図14に示すように、側面に相対向する一対の開口部94が設けられた拡径筒部として形成され、具体的には、外筒5の下部外周面から径方向に延設された一対の段壁部91と、段壁部91の外縁から外筒5と平行に垂設され、外筒5の下端部まで延びた外周筒部92とを備えている。
段壁部91の下面には、第1端部95aおよび第2端部95bを有する係止部95が垂設され、外周筒部92には、それぞれの係止部95が形成された位置から閉蓋方向に離れた位置に、周方向に沿って横長の開口部94が一対形成されている。
段壁部91および外周筒部92は、段壁部91の開蓋方向端部から垂設された一対の補強リブ96によって外筒5と接続されている。
図13および図15に示すように、外周筒部92は、第1スリット93aの一端部である補強リブ96近傍から、軸方向に破断可能に形成された薄肉の縦切断部110によって補強リブ96側の外周筒部92から切り離され外方に展開可能になっている。
外周筒部92の縦切断部110から右方向には、上部に指先を入れて引っ掛けるための引っ掛け凹部111が形成されている。
外筒5の下部は、外周筒部92の上端部と同じ高さで、周方向にわたって外周面から径方向に切欠き凹部113が設けられ、外筒5の径方向切断部112から第2スリット93b方向には、図14および図15に示すように、外筒5の内周側に破断可能な薄肉の周方向切断部114が形成されている。
切欠き凹部113に設けられる周方向切断部114は、少なくとも中心角180°以上の円弧範囲にわたって形成されることが好ましく、本実施例では、周方向切断部114は、約230°の円弧範囲にわたって形成されている。
封緘バンドC2bは、ねじキャップCbの開蓋時に開封確認部90の側面に形成された一対の開口部94から視認可能な相対向する一対の開封表示部100を備えている。
さらに、封緘バンドC2bは、リング部101の表示板103の近傍に、破断可能な薄肉のリング弱化部107が形成されている。
本実施例の注出キャップを容器本体Aに装着するには、第2実施例と同様に、中栓Bbの上部からねじキャップCbを押し込み、中栓BbとねじキャップCbをセットしてから容器本体Aの口部1に中栓Bbを当てがって打栓する。
このとき、封緘バンドC2bの一対の開封表示部100は、図12に示すように、開封確認部90内に没入し、外周筒部92に形成された一対の開口部94から表示板103に表示された「OPEN」の文字が見えない状態になるが、本実施例では、開封表示部100の表示板103の下部から開蓋方向に向かって周方向に延設された爪部104は、外周筒部92に形成された開口部94から矢印のような形状を露出することにより、誰が開封する場合でも、開封方向を明確に示すことができる。
ねじキャップCbを開蓋方向に回動すると、キャップ本体C1と弱化連結片42で連結された封緘バンドC2bは、キャップ本体C1とともに回動され、一対の開封表示部100も図12(a)で見て右方向に移動し、開封表示部100の爪部104は、一対の係止部95の第1端部95aと当接する。
ねじキャップCbの回動が進むと、移行栓体15に加わる回転力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部14が破断して注出筒10内に注出口が開封され、注出筒10から分離された移行栓体15は、切断筒部43の第2係着突部49によって引き上げられ、ねじキャップCbとともに上昇し、雌ねじ50が雄ねじ23から螺脱して、ねじキャップCbを中栓Bbから離脱させれば、ねじキャップCbとともに移行栓体15が除去された注出筒10の注出口から容器本体A内の内容物を注出することができる。
まず、中栓BbからねじキャップCbのキャップ本体C1を外した後、図13に示す縦切断部110付近の引っ掛け凹部111に手指を掛けて外周筒部92を手前に引っ張ると、図18(a)に示すように、縦切断部110が破断し、第1スリット93aを拡げるように、外周筒部92が外方に展開するが、封緘バンドC2bのリング部101は、切断しないで外筒5の外周に残留している。
周方向切断部114の破断が開始されると、外方に展開された外周筒部92は、段壁部91とともに、第2スリット93bも外方に展開され、リング部101は、下端から垂設された支持壁106が第2スリット93bの展開に伴って外方に引っ張られ、リング弱化部107が破断する。
B、Ba、Bb 中栓
C、Ca、Cb ねじキャップ
C1 キャップ本体
C2、C2a、C2b 封緘バンド
D 分別機構
1 口部
2 係止突条
4 嵌合筒部
5 外筒
6 内筒
7 上壁
8 ねじ壁部
9 天壁
10 注出筒
11 基部
12 リップ部
14 薄肉弱化部
15 移行栓体
16 柱状壁
17 底壁
18 外歯(第1歯部)
20 拡径部
21 第1係着突部
22 フランジ部
23 雄ねじ(第1ねじ部)
23a 傾斜上面
23b 平坦下面
25 段部
26 音出し突部
27 係止縮径部
28 ストッパー
28a 第1当接面
28b 第1傾斜面
30、70、90 開封確認部(拡径筒部)
31、71、91 段壁部
32、72、92 外周筒部
33、73 スリット
33a、73a 後方スリット
33b、73b 前方スリット
34、74、94 開口部
35、75、95 係止部
35a、75a、95a 第1端部
35b、75b、95b 第2端部
36、76、96 補強リブ
40 頂壁
41 外周壁
42 弱化連結片(弱化連結部)
43 切断筒部
44 ねじ筒部
45 音出し部材
47 密封筒
48 内歯(第2歯部)
49 第2係着突部
50 雌ねじ(第2ねじ部)
50a 平坦上面
50b 傾斜下面
51 くさび状凹部
51a 第2当接面
51b 第2傾斜面
52 基部
53 振動片
60、80、100 開封表示部
61、81、101 リング部
62、82 接続部
63、83、103 表示板
64、84、104 爪部
85、105 横梁
86、106 支持壁
93a 第1スリット
93b 第2スリット
107 リング弱化部
110 縦切断部
111 引っ掛け凹部
112 径方向切断部
113 切欠き凹部
114 周方向切断部
Claims (8)
- 容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して着脱可能に装着されるねじキャップとを備え、
中栓は、外周に設けられた開封確認部と、内容物の注出口が形成された天壁とを有し、
ねじキャップは、中栓に螺合するキャップ本体と、キャップ本体の下端に破断可能な弱化連結部を介して連結された封緘バンドとを有し、
封緘バンドは、ねじキャップの開蓋時に、中栓の開封確認部から視認可能な開封表示部を有することを特徴とする注出キャップ。 - 開封確認部は、中栓の側面に開口部が設けられた拡径筒部として形成され、
開封表示部は、封緘バンドの下端から周方向に延設され、開蓋時に拡径筒部の開口部から視認可能な表示板を有することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。 - 拡径筒部は、円弧状のスリットが形成された段壁部と、段壁部の外縁から垂設された外周筒部とを有し、
表示板は、ねじキャップのセット時に段壁部のスリットに挿入されることを特徴とする請求項2に記載の注出キャップ。 - 表示板は、開蓋方向後端側に設けられ、封緘バンドの下端と接続された接続部と、開蓋方向先端側に設けられた爪部とを有し、
拡径筒部は、表示板の爪部と係合する係止部を有することを特徴とする請求項2または3に記載の注出キャップ。 - 爪部は、開蓋前に、拡径筒部の開口部から視認可能であることを特徴とする請求項4に記載の注出キャップ。
- 開封確認部は、2個所の開口部を有し、
開封表示部は、2枚の表示板を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の注出キャップ。 - 中栓は、容器本体の口部に装着される外筒を有し、
拡径筒部は、外筒の外周面から径方向に延設された段壁部と、段壁部の外縁から外筒と平行に垂設された外周筒部を有し、
封緘バンドは、下端に開封表示部が垂設されたリング部を有し、
中栓は、外筒および拡径筒部に、容器本体から分離して分別廃棄可能な分別機構を有し、
分別機構は、スリットの一端部側に面する外周筒部に形成された縦切断部と、スリットの他端部側に隣接し、外筒の外周面に破断可能に形成された径方向切断部と、径方向切断部からスリットの他端部側と反対方向に所定円弧範囲にわたって、径方向切断部の上面の高さに一致して外筒の外周面から径方向に切り欠かれた切欠き凹部と、切欠き凹部によって外筒内周側に破断可能に形成された薄肉の周方向切断部とを有し、
封緘バンドのリング部は、径方向切断部の近傍に破断可能なリング弱化部を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の注出キャップ。 - 中栓は、天壁の注出口から立設された注出筒と、注出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連設され、開蓋時にねじキャップに係着されて抜栓される移行栓体とを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の注出キャップ。
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