JP5216370B2 - キャップ - Google Patents
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Description
このキャップにおいては、内容物を消費し終えた後で、薄肉部を前述のように破断し、その後注出筒を容器から離間する方向に引き上げることでキャップを容器から取り外していた。
また、キャップを容器から取り外すとき、注出筒の内周面に指を掛けて注出筒を引き上げると薄肉部を破断させた部分に指が当たって注出筒に指の力を作用させ難くなり、その結果キャップの分別が困難になっていた。
本発明のキャップは、容器の口部に装着される筒状のキャップ本体と、このキャップ本体の径方向内側に当該キャップ本体からキャップ軸方向の外側に向けて突出した状態で配置された注出筒と、この注出筒と前記キャップ本体とを連結する環状の連結部とが備えられ、この連結部において、一部を除いた部分には破断可能な弱化部が周方向に沿って形成されており、前記キャップ本体は、内筒と、該内筒を径方向外方から囲うように配置された外筒と、容器の口部に離脱可能に係合する周壁部と、を備え、前記内筒及び前記外筒は、前記周壁部のキャップ軸方向の外側に配置され、前記注出筒は前記連結部により前記内筒に連結されていることを特徴としている。
そして、弱化部が形成された連結部を介してキャップ本体に連結された注出筒が、キャップ本体の径方向内側に配置されているので、キャップに蓋体を着脱するときあるいは内容物の充填後このキャップを容器の口部に装着したときに、注出筒に外力が加わるのを抑制することが可能になる。従って、注出筒が変形するのを抑制することが可能となり、例えば内容物が漏洩したりキャップに蓋体を着脱するときの操作が困難になったりするのを抑えることができる。
また、弱化部は注出筒の径方向外側に形成されているので、注出筒の内周面に指を掛けて注出筒を引き上げても破断させた弱化部に指が掛かるのを抑えることが可能となる。従って、キャップの分別を容易に行うことができる。
この発明によれば、注出筒がキャップ本体におけるキャップ軸方向の内側に向けて突出しているので、指を掛けることができる注出筒の幅が広くなり、指の力を確実かつ効果的に注出筒を介してキャップ本体に伝達してキャップを容器から取り外すことができるとともに、前述のように指を掛けられる注出筒の拡幅分がキャップ本体内に収容されることになりこのキャップのコンパクト化を図ることができる。
図2に示すように、この実施形態に係るキャップ1は合成樹脂等で形成され、容器の口部B1に装着される筒状のキャップ本体2と、このキャップ本体2の径方向内側にキャップ本体2からキャップ軸方向の外側G1に向けて突出した状態で配置された注出筒3と、注出筒3とキャップ本体2とを連結する環状の連結部4とが備えられている。
周壁部23は、容器の口部B1を内側から支持する内側周壁部23aと、この内側周壁部23aを径方向外方から囲うように配置された外側周壁部23bとを備え、これら内側周壁部23a及び外側周壁部23bの各一端は、環状板23cに結合されている。そして、前述した内筒21及び外筒22の各一端も環状板23cに結合されている。
外筒22の外周面にはネジ部22aが形成されており、このネジ部22aに有頂円筒状に形成された蓋体Dの内周面に設けられたネジ部D1が螺合している。
また、連結部4において、一部(以下、「連結リブ41」という)を除いた部分には、連結リブ41よりも肉厚が薄い弱化部42が周方向に沿って形成されている。この弱化部42は、図2に示されるように連結リブ41の外周側の肉厚を薄くした形状となっており、連結部4の下端部外縁と内筒21の上端部内縁を連結している。
また、弱化部42は注出筒3を指で摘んで引き上げたときに破断させることができる程度の強度に設定され、連結リブ41は注出筒3を引き上げてキャップ本体2を容器の口部B1から取り外したときに加えられた力によっても破断しないような厚肉に設定されている。
さらに、弱化部42は連結リブ41の対向位置から該連結リブ41に向けて徐々に肉厚を薄くするとよい。
注出筒3は、そのキャップ軸方向Gにおける中間部31bが連結部4によりキャップ本体2に連結されて、キャップ本体2におけるキャップ軸方向の内側G2に向けて突出している。また、案内部31におけるキャップ軸方向の外側G1の端部には、曲面をなすように径方向外方に折り曲げられている開口端31aが形成されているとともに、案内部31におけるキャップ軸方向の内側G2の端部には天板部32が固定されている。
スコア33は天板部32の内面に形成され、切り取り可能領域34は平面視で菱形状をなしている。また、指かけ部35は、天板部32の外面に立設された支柱部35aと、この支柱部35aの上端に連結され、天板部32の外部に沿って延びるリング部35bとを備えた、いわゆるプルリング構造をしている。支柱部35aは、天板部32の外面において前述した菱形状を構成する4つの頂点のうちの1つと対応する位置に設けられ、リング部35bは案内部31の軸線と同軸上に設けられている。
そして、図2に示すように、切り取り可能領域34が取り外された後では、蓋体Dに設けられた環状の密封筒部D2を案内部31内に液密に嵌合することにより内容物を密封する。
なお、容器Bの廃棄時には容器Bの内容物は既に使用されているので、切り取り可能領域34は取り外されている。
まず、図3に示すように、案内部31においてその径方向に沿って連結リブ41が配設された部分の反対側に位置する部分を指Fで摘み、容器の口部B1から離間する方向H1に引き上げ、弱化部42を破断させる。
次に、注出筒3の軸線方向の全長にわたって注出筒3の内周面に指Fを掛け、注出筒3を容器の口部B1から離間する方向H2に引き上げる。このときの指Fによる力は、連結リブ41、内筒21及び環状板23cを介して内側周壁部23a及び外側周壁部23bに作用し、キャップ1は容器の口部B1から取り外される。
また、弱化部42は注出筒3の径方向外側に形成されているので、注出筒3の内周面に指Fを掛けて注出筒を引き上げても破断させた弱化部42に指Fが掛かるのを抑えることが可能となる。従って、キャップ1の分別を容易に行うことができる。
また、注出筒3がキャップ本体2におけるキャップ軸方向の内側G2に向けて突出しているので、指Fを掛けることができる注出筒3の幅が広くなり、指Fの力を確実かつ効果的に注出筒3を介してキャップ本体2に伝達してキャップ1を容器Bから取り外すことができるとともに、前述のように指Fを掛けられる注出筒3の拡幅分がキャップ本体2内に収容されることになりこのキャップ1のコンパクト化を図ることができる。
例えば上記実施形態では、注出筒3はその中間部31bで連結部4によりキャップ本体2に連結されているとした。しかし、注出筒3下端部とキャップ本体2とを連結してもよい。このような構成であっても、指Fの力をキャップ本体2に作用させてキャップ1を容器Bから取り外すことができるからである。
なお、切欠きK1については、キャップ本体2を成形後、側方から刃物(カッター等)で破断して形成するとよい。
さらに、複数の係合部23dのうち、周方向で互いに隣り合う係合部23d同士の間隔は、連結リブ41側に位置するものが最も大きくなるように設定されていてもよい。このように設定することで、周壁部23と容器の口部B1との係合力をキャップ1の周方向において連結リブ41が配設された部分で最も弱くすることが可能となる。さらに指Fの力は、注出筒3及び連結リブ41を介して連結リブ41が配設された部分の周壁部23に直接的に作用するので、キャップ1を連結リブ41が配設された側を起点として、容器の口部B1から容易に取り外すことができる。
また、連結リブ41側部分の周壁部23の係合部23dの膨出量を他の係合部23dより小さくすることにより、キャップ1を連結リブ41側を起点として、容器の口部B1から容易に取り外すことができる。
このように構成することで、キャップ本体2の構成が簡単になりキャップ7の製造が容易になるとともに、注出筒3の案内部31の内径を大きくして内容物を注ぎやすくすることができる。
また、上記実施形態ではキャップ1と螺合する蓋体Dはキャップ1とは別の部品とした。しかし、キャップと蓋体がヒンジ部で連結されて一体で形成され、蓋体とヒンジ部が嵌合するものであってもよい。
2 キャップ本体
3 注出筒
4 連結部
21 内筒
22 外筒
42 弱化部
B 容器
B1 容器の口部
D 蓋体
G1 キャップ軸方向の外側
G2 キャップ軸方向の内側
Claims (2)
- 容器の口部に装着される筒状のキャップ本体と、
このキャップ本体の径方向内側に当該キャップ本体からキャップ軸方向の外側に向けて突出した状態で配置された注出筒と、
この注出筒と前記キャップ本体とを連結する環状の連結部とが備えられ、
この連結部において、一部を除いた部分には破断可能な弱化部が周方向に沿って形成されており、
前記キャップ本体は、内筒と、該内筒を径方向外方から囲うように配置された外筒と、容器の口部に離脱可能に係合する周壁部と、を備え、
前記内筒及び前記外筒は、前記周壁部のキャップ軸方向の外側に配置され、
前記注出筒は前記連結部により前記内筒に連結されていることを特徴とするキャップ。 - 請求項1に記載のキャップにおいて、
前記注出筒は、そのキャップ軸方向における中間部が前記連結部により前記キャップ本体に連結されて、当該キャップ本体における前記キャップ軸方向の内側に向けて突出していることを特徴とするキャップ。
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