JP5841327B2 - 分別廃棄機能を有するヒンジキャップ及びその製造方法 - Google Patents
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調味料等に用いられるヒンジキャップは、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、キャップ本体に開閉可能にヒンジ連結された上蓋とから成っているため、使用済みの容器からキャップを除去するには、キャップ本体を破壊する必要があり、その除去作業が極めて面倒であることから、分別廃棄が未だ不十分であるという問題を有している。
また、スカート部に軸線方向の切り欠きを有するキャップ本体と、キャップ本体スカート部と切断面を介して分離しているが、切断面よりも上側或いは下側の複数個の破断可能な橋絡部を介して一体に形成されている外筒から成り、外筒のヒンジ連結部の一方にスコアを設けたキャップが記載されている(特許文献2)。このヒンジキャップにおいては、上蓋を斜め下方に引っ張って外筒のスコアを破断してから、外筒とキャップ本体スカート部の間の橋絡部を破断することにより、切り欠きが設けられたキャップ本体スカート部が半径方向に広がることが可能となって、キャップ本体が容器口部から簡単に取り外すことができるというものである。更に上記特許文献1及び2のような筒状側壁が周状スリットにより二重壁とされたキャップは、優れた分別廃棄性を有しているばかりか、スカート部が外筒によってタガ締めされる構造となっているため、容器口部はスカート部とインナーリングとの間にがっちりと嵌め込まれ、密封性も良好である。
また、特許文献2では、熱間充填におけるキャップの保持力を弱めないために、キャップ本体スカート部と筒状側壁の間の隙間をできる限り小さく形成することが望ましく、このため二重壁を成形するために、後加工により切り込みを入れて、キャップ本体スカート部及び外筒を形成していた。
しかしながら、このような後加工はツールのセッティングが難しく、また成形時に受ける樹脂圧によってツールが破損しやすいという問題があり、成形性に劣ると共に、生産性の点でも十分満足するものではなかった。
本発明の他の目的は、上記特徴を有するヒンジキャップを成形性及び生産性よく製造可能な製造方法を提供することである。
本発明によればまた、頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、前記キャップ本体のスカート部には、該スカート部を外側から覆う筒状側壁が二重に形成されており、該筒状側壁のうち内側に位置する第一の筒状側壁が、その上端においてスカート部上端と連続し、該筒状側壁のうち外側に位置する第二の筒状側壁が、その下端において第一の筒状側壁の下端と連続しており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端でヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断不可能な接続部が形成されていることを特徴とするヒンジキャップが提供される。
本発明によれば更に、頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、前記キャップ本体のスカート部には、該スカート部を外側から覆う筒状側壁が二重に形成されており、該筒状側壁のうち内側に位置する第一の筒状側壁が、その上端においてスカート部上端と連続し、該筒状側壁のうち外側に位置する第二の筒状側壁が、その下端において第一の筒状側壁の下端と連続しており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端でヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記第一の筒状側壁下端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側おける前記第一の筒状側壁下端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されており、前記スカート部の上端と第一の筒状側壁上端の連結部が全周にわたって破断不可能に形成されていることを特徴とするヒンジキャップが提供される。
本発明のヒンジキャップにおいては、
1.第一の筒状側壁に、少なくとも1個の縦方向の切欠きが形成されていること、
2.破断可能な弱化部がヒンジ形成位置を中心に190〜310°の範囲で形成され、該角度範囲以外の位置に破断不可能な接続部が形成されていること、
が好適である。
本発明によれば更に、頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体のスカート部上端には第一の筒状側壁、及び第一の筒状側壁の上端には第二の筒状側壁が形成されており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端にヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されている中間体を一体的に成形した後、第一の筒状側壁がスカート部の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁が第一の筒状側壁の外側に位置するように、第一の筒状側壁を反転させることを特徴とするヒンジキャップの成形方法が提供される。
本発明によれば更にまた、頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体のスカート部上端には第一の筒状側壁、及び第一の筒状側壁の上端には第二の筒状側壁が形成されており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端にヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記第一の筒状側壁上端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における第一の筒状側壁上端と第二の筒状側壁下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されており、前記スカート部の上端と第一の筒状側壁下端の連結部が全周にわたって破断不可能に形成されている中間体を一体的に成形した後、第一の筒状側壁がスカート部の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁が第一の筒状側壁の外側に位置するように、第一の筒状側壁を反転させることを特徴とするヒンジキャップの成形方法が提供される。
本発明のヒンジキャップの成形方法においては、
1.第一の筒状側壁が、スカート部との連結部に行くに従ってその外径が小さくなるテーパを有していること、
2.中間体を成形型から取り出した後、或いは成形型内で、第一の筒状側壁を反転させること、
が好適である。
また本発明のヒンジキャップにおいては、筒状側壁が二重になっているため、キャップ本体スカート部を外側から強固にタガ締めすることができ、キャップの密封性に優れている。このため、高温の内容物を充填した後冷却するためキャップ内が減圧状態になることから、高度な密封性が必要な熱間充填に好適に対応することができる。
更に、上蓋を上方に引き上げることにより容易にキャップを容器内部から取外すことができるため、分別廃棄性にも優れている。
本発明のヒンジキャップを添付図面に沿って説明する。
図1は、本発明の完成状態のヒンジキャップの一例を示す側断面図であり、図2は、図1に示すヒンジキャップの上面図であり、図3は、図1に示すヒンジキャップを容器口部に適用し、開口形成した状態を示す側断面図である。
図1乃至3に示すヒンジキャップは、概略的に言って、容器口部30に嵌合固定されるキャップ本体1及びキャップ本体1にヒンジ連結されてなる上蓋20から成っている。
キャップ本体1は頂板部2及び頂板部2の外周から垂下するスカート部3から成っている。頂板部2の中央には、スコア4で区画される開口予定部5が形成されており、スコアを引き裂き、開口16(図3)を形成するための把持部6が開口予定部に支柱を介して形成されている。尚、図2に示す上面図では、開口予定部5を明示するために把持部6が取り除かれて示されている。
更にこの開口予定部5を取り囲むように注出用ノズル7が形成されている。この注出用ノズル7は、注出方向の反対側(ヒンジ連結側)において、上蓋20の開閉の妨げにならないように、注出方向側の部分7aよりも高さの低い部分7bが形成されている。
一方、頂板部2の内面側には、容器口部30の内側面31と密着し、スカート部3と共にキャップを容器口部に強固に固定し、開口形成前の液密性を確保するインナーリング8が形成されている。また頂板部2の外周縁には、後述する上蓋20を嵌合固定するための係合部9が形成されている。
尚、スカート部3の下端と第一の筒状側壁11aの下端の連結部12は、ヒンジ部側において、ヒンジ形成位置を中心に190〜310°、特に240〜300°の範囲に破断可能な弱化部12aが形成されており、第一の筒状側壁11a上端と第二の筒状側壁11bの上端の連結部13は破断不可能に形成されていることから、容器口部からのキャップの取り外しの際にこの弱化部12aが破断して、後述するように容易に取り外しすることが可能になる。
内容物の注出方向における第二の筒状側壁11bの外面上部には、後述する上蓋の摘みに手をかけ易くするための凹部14が形成されている。
上蓋20は天面21及び環状側壁22から成っており、天面21の内面にキャップ本体1に形成された注出用ノズル7と嵌合して開口形成後の液密性を確保するための環状突起23、及び上述した注出用ノズル7の低い部分7bに対応する箇所には、円弧状の突起24が形成されている。また環状側壁22の下端内面には、キャップ本体の係合部9と係合するための係合用突起25が形成され、環状側壁22のヒンジと反対側には上蓋開閉のための摘み26が形成されている。
すなわち、上蓋20を上方に引き上げると、第一の筒状側壁11a上端と第二の筒状側壁11bの上端の連結部13は破断不可能に形成されていることから、スカート部3の下端と第一の筒状側壁11a下端の連結部12のヒンジ部側に形成された弱化部12aが破断し、ヒンジ部側の筒状側壁11がスカート部3から取外されることにより、キャップ本体スカート部をタガ締めしていた外力が解放される(図4参照)。
次いで、上蓋20を図の右斜め上方に引き上げると、スカート部3下端と第一の筒状側壁11a下端との連結部12のヒンジ部15と反対側の部分は破断不可能な接続部として形成されているので、ヒンジ部15の反対側の部分から筒状側壁11と共にキャップ本体1が容器口部30から取外され(図5参照)、更に上蓋20を図の右方向に引っ張ることにより、キャップを容器口部から完全に取外すことが可能となる。
図1乃至3に示したヒンジキャップは、図6に示すように、スカート部3の下端と第一の筒状側壁11aの上端(成形時の状態で)、第一の筒状側壁11aの下端(成形時の状態で)と第二の筒状側壁11bの上端が連続して形成された中間体として成形される。
第一の筒状側壁11aは、その上端(成形時の状態で)付近がスカート部下端の外径とほぼ同じ大きさ内径を有し、且つ下方に行くに従って径がわずかに大きくなるテーパー状になっている。同様に、第二の筒状側壁11bは、その上端付近が、第一の筒状側壁11bの外径とほぼ同じ大きさの内径を有し、且つ下方に行くに従って径がわずかに大きくなるテーパー状になっている。これによりヒンジキャップの完成形状へのセッティングの際に、第一の筒状側壁が容易に反転し、筒状側壁をスカート部の外側にスムーズに位置することができると共に、ヒンジキャップを容器に装着した状態でスカート部が外方に広がり、筒状側壁がスカート部外面に密着してタガ締めする効果を発揮することが可能になる。
更に、第一の筒状側壁11aは反転してスカート部外側に位置させるため、可撓性を有していることが必要であることから薄肉に形成されているが、反転をより容易に行うために、図7に示すように、第一の筒状側壁11aの内面(完成形状においては外面)に縦方向に延びる切り欠き17,17又は薄肉部を複数個形成しておくこともできる。
すなわち、図8及び図9に示したヒンジキャップの筒状側壁がスカート部外側にセットされていない状態(中間体)を説明するための図10及び図11から明らかなように、第一の筒状側壁11a及び第二の筒状側壁11bが、スカート部上端から上方に向かって延びた状態で成形されている。また第一の筒状側壁11aは、その下端( 成形時の状態で)付近がスカート部上端の外径とほぼ同じ大きさ内径を有し、且つ上方に行くに従って径がわずかに大きくなるテーパー状になっている。同様に、第二の筒状側壁11bは、その下端付近が、第一の筒状側壁11aの外径とほぼ同じ大きさの内径を有し、且つ上方に行くに従って径がわずかに大きくなるテーパー状になっている。
また図7で説明したとおり、この態様においても図11に示すように、第一の筒状側壁11aの内面(完成形状においては外面)には縦方向に延びる切欠き17又は薄肉部を複数個形成することにより、第一の筒状側壁11aの反転を容易にすることができる。
更にヒンジキャップを上方に引き上げると、第一の筒状側壁部11aの上端とスカート部3の上端の連結部12と、第二の筒状側壁11b下端と第一の筒状側壁11a下端の連結部13のヒンジ部15の反対側の部分は破断不可能に形成されているので、ヒンジ部15の反対側の部分から筒状側壁11と共にキャップ本体1が容器口部30から取外される(図13参照)。
図14乃至図19は、図6に示した筒状側壁セッティング前の状態のヒンジキャップの成形工程を説明するための図である。
図14に示すように、本発明のヒンジキャップは、キャップ本体の頂板部外面、スカート部外面及び第一の筒状側壁外面並びに上蓋内面を規定する型41、第二の筒状側壁外面及び上蓋外面を規定する型42、インナーリングで区画されるキャップ本体頂板部及びインナーリング内面を規定する型43、インナーリング外面及びスカート部内面を規定する型44、筒状側壁内面を規定する型45、第二の筒状側壁下面を規定する型46(リング状押し具)によって規制された空間に溶融樹脂を射出することにより一体的に成形することができる。
溶融樹脂を射出した後、まず型41を取外し(図15)、次いで型42を取外し(図16)、更に、型43を取外す(図17)。次いで型45の外側に併設され、第二の筒状側壁11bの下端に位置するリング状押し具46により、第二の筒状側壁11bの下端を上方に押し上げる(図18)。これにより、第一の筒状側壁11aは反転して、スカート部3の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁11bは第一の筒状側壁11bの外側に位置し、図1に示した本発明のヒンジキャップが成形される(図19)。
尚、図14乃至19においては、筒状側壁がセッティングされていない状態から、完成形状に至るまでを同一成形工程で行い、完成形状で容器口部に適用されることを前提としているが、本発明においてはこれに限定されず、筒状側壁がセッティングされていない形状、すなわち図6,7,10,11に記載された状態で、金型から取り出した後、所要な治具を用いてセッティングすることもできる。その後、上蓋がキャップ本体に被せられてヒンジキャップが完成されるのである。
例えば、連結部に形成される弱化部は、破断可能である限り従来公知の構成を採ることができ、薄肉にすることは勿論、破断可能な橋絡部とスリットの組み合わせでもよいし、弱化部の大きさ(角度)によっては、その範囲すべてにわたって既に破断されていてもよい。
また、第一の筒状側壁に形成される切欠きは、第一の筒状側壁の可撓性を向上し、反転を容易にする限り、種々の形態をとることができ、図7及び図11に示したように、完全に孔として形成されていてもよいし、或いは縦線の切れ目が入っただけでもよい。
更に、また開口予定部は、スコアで区画されたもののみならず、既に形成された開口を密封シールで覆うものであってもよい。また、把持部6を引っ張って開口予定部を破断するものに限らず、開口予定部を破断する機構はその他種々の形態をとることができる。
本発明のヒンジキャップは、熱間充填にも耐え得る耐熱性を有することから、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂から成形されることが好ましく、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等を好適に使用することができる。
Claims (10)
- 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、
前記キャップ本体のスカート部には、該スカート部を外側から覆う筒状側壁が二重に形成されており、該筒状側壁のうち内側に位置する第一の筒状側壁が、その下端においてスカート部下端と連続し、該筒状側壁のうち外側に位置する第二の筒状側壁が、その上端において第一の筒状側壁の上端と連続しており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端でヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部下端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部下端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、
前記キャップ本体のスカート部には、該スカート部を外側から覆う筒状側壁が二重に形成されており、該筒状側壁のうち内側に位置する第一の筒状側壁が、その上端においてスカート部上端と連続し、該筒状側壁のうち外側に位置する第二の筒状側壁が、その下端において第一の筒状側壁の下端と連続しており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端でヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断不可能な接続部が形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップにおいて、
前記キャップ本体のスカート部には、該スカート部を外側から覆う筒状側壁が二重に形成されており、該筒状側壁のうち内側に位置する第一の筒状側壁が、その上端においてスカート部上端と連続し、該筒状側壁のうち外側に位置する第二の筒状側壁が、その下端において第一の筒状側壁の下端と連続しており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端でヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記第一の筒状側壁下端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側おける前記第一の筒状側壁下端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されており、前記スカート部の上端と第一の筒状側壁上端の連結部が全周にわたって破断不可能に形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 前記第一の筒状側壁に、少なくとも1個の縦方向の切欠きが形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のヒンジキャップ。
- 前記破断可能な弱化部がヒンジ形成位置を中心に190〜310°の範囲で形成され、該角度範囲以外の位置に破断不可能な接続部が形成されている請求項1乃至4の何れかに記載のヒンジキャップ。
- 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体のスカート部下端には第一の筒状側壁、及び第一の筒状側壁の下端には第二の筒状側壁が形成されており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端にヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部下端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部下端と第一の筒状側壁上端の連結部に破断不可能な接続部が形成されている中間体を一体的に成形した後、第一の筒状側壁がスカート部の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁が第一の筒状側壁の外側に位置するように、第一の筒状側壁を反転させることを特徴とするヒンジキャップの成形方法。
- 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体のスカート部上端には第一の筒状側壁、及び第一の筒状側壁の上端には第二の筒状側壁が形成されており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端にヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における前記スカート部上端と第一の筒状側壁下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されている中間体を一体的に成形した後、第一の筒状側壁がスカート部の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁が第一の筒状側壁の外側に位置するように、第一の筒状側壁を反転させることを特徴とするヒンジキャップの成形方法。
- 頂板部及びスカート部から成り、頂板部には開口予定部が形成され、且つスカート部内面には容器口部と係合する突起が設けられているキャップ本体、及びキャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体のスカート部上端には第一の筒状側壁、及び第一の筒状側壁の上端には第二の筒状側壁が形成されており、前記上蓋が第二の筒状側壁の上端にヒンジ連結されており、該ヒンジ連結された部分であるヒンジ形成位置に対応する側における前記第一の筒状側壁上端と第二の筒状側壁の下端の連結部に破断可能な弱化部が形成されており、前記ヒンジ形成位置を除いた位置に対応する側における第一の筒状側壁上端と第二の筒状側壁下端の連結部に破断不可能な接続部が形成されており、前記スカート部の上端と第一の筒状側壁下端の連結部が全周にわたって破断不可能に形成されている中間体を一体的に成形した後、第一の筒状側壁がスカート部の外側に位置すると共に、第二の筒状側壁が第一の筒状側壁の外側に位置するように、第一の筒状側壁を反転させることを特徴とするヒンジキャップの成形方法。
- 前記第一の筒状側壁が、スカート部との連結部に行くに従ってその外径が小さくなるテーパを有している請求項6乃至8の何れかに記載のヒンジキャップの成形方法。
- 前記中間体を成形型から取り出した後、或いは成形型内で、第一の筒状側壁を反転させる請求項6乃至9の何れかに記載の成形方法。
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