JP6254470B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口頸部に被嵌して下方に強制することによって口頸部に装着される、一般に打栓式と称されている形態の合成樹脂製容器蓋に関する。
下記特許文献1には、容器の口頸部を充分確実に密封することができるにも拘わらず開封器具を使用することなく容器の口頸部から離脱することができる打栓式合成樹脂製容器蓋が開示されている。この容器蓋は、円形天面壁(頂板部)、天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁(スカート部)及びスカート壁を囲繞する拘束リング(リング状側壁)を具備している。スカート壁には周方向に間隔をおいて下端から上方に向かって延びる複数個のスリットが形成され、そしてまたスカート壁の内周面下部には係止突条が形成されている。拘束リングは周方向特定領域においては連結部を介してスカート壁に一体的に連結されており、上記特定領域以外の領域においてはスカート壁の外周縁に連結されてはいないがスカート壁の外周面に密接せしめられている。
上記のとおりの容器蓋は、容器の口頸部に被嵌して下方に強制し、スカート壁の内周縁下部に形成されている係止突条が口頸部の外周面に形成されている係止あご部を弾性的に乗り越えて係止あご部に係止せしめられるようになすことによって、口頸部に装着され口頸部を密封する。スカート壁の半径方向外方への拡張は拘束リングによって制限される故に、容器蓋は充分確実に口頸部に装着されて口頸部を密封し、容器蓋が偶発的に口頸部から離脱されてしまう虞はない。口頸部を開封する際には、拘束リングを把持して上記特定領域を旋回基部として拘束リングを上方に旋回せしめて、上記特定領域以外の領域において拘束リングをスカート壁から上方に離隔せしめ、かくしてスカート壁の拘束を解除する。次いで、拘束リングを更に上方に強制すると、拘束が解除されたスカート壁の下部が半径外方に変位せしめられて口頸部の係止あご部に対するスカート壁の係止突条の係止が解除され、容器蓋の全体が口頸部から離脱される。
特許第3492007号公報
而して、上述したとおりの従来の容器蓋には、(1)容器の口頸部に容器蓋を装着する際には、拘束リングが周方向全体に渡ってスカート壁を囲繞した状態で容器蓋を下方に強制することが必要であり、相当大きな強制力即ち打栓力が必要である、(2)上記特許文献1に記載されているとおり、容器蓋を完成するためにはスカート壁と拘束リングとを一体に成形した後に、上記特定領域以外において切断刃による切断を加えてスカート壁と拘束リングとを切り離すことが必要であり、製造工程が煩雑である、(3)容器の内容物が炭酸ガスの如き気体を含有する液体であって容器内が加圧状態である場合、容器蓋を容器の口頸部から離脱する際に口頸部から容器蓋が殆ど離脱された状態になった時点で容器内の圧力が瞬時に開放され、これに起因して容器蓋が飛翔してしまう虞がある、という解決すべき問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、比較的小さな打栓力で容器の口頸部に装着することができるにも拘らず充分確実に口頸部に装着され、そしてまた射出又は圧縮成形の後に切断等の付加操作を加えることなく製造することができ、更にまた容器内が加圧状態である場合には、開封の初期段階(従って、容器蓋は未だ充分強固に口頸部に装着されている段階)で容器内の圧力が開放され、それ故に容器蓋が飛翔してしまう虞がない、新規且つ改良された打栓式合成樹脂製容器蓋を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、スカート壁の外周面或いはスカート壁の外周面と天面壁の上面との境界部に接続された下端から天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片を周方向に間隔をおいて複数個配設し、薄肉反転片の上端に円筒形拘束壁を接続し、更にこの拘束壁を囲繞する開封リングを配設し、拘束壁には周方向に間隔をおいて中心軸線方向に延びる一対のスリットを形成し、拘束壁の外周面を一対のスリット間に位置する突条を介して開封リングの内周面に接続し、そして更に突条に拘束壁の外周面に沿って周方向両側に延出する一対の延出片を付設して一対の延出片の各々の延出端部内面には係合手段を形成し、一方拘束壁の外周面における一対のスリットの各々の周方向外側には被係合手段を形成し、係合手段の各々と被係合手段の各々とが相互に協働して拘束壁における一対のスリットの各々の周方向外側部が一対のスリットから周方向両側に離隔する方向に変位するのを制限するようにせしめ、加えて薄肉反転片の少なくとも1個の上端を一対のスリット間において拘束壁に接続した、独特な形態の容器蓋によって上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂性容器蓋として、円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を具備し、該スカート壁の内周面には係止突条が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
周方向に間隔をおいて複数個配設され且つ該スカート壁の外周面乃至該天面壁の外周面に接続された下端から該天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片、該薄肉反転片の上端に接続された円筒形拘束壁、及び該拘束壁を囲繞する開封リングを備え、
該拘束壁には周方向に間隔をおいて中心軸線方向に延びる一対のスリットが形成されており、
該拘束壁の外周面における該一対のスリット間には突条が形成されており、該開封リングは該突条を介して該拘束壁に接続されており、
該突条には該拘束壁の外周面に沿って周方向両側に延出する一対の延出片が付設されており、該一対の延出片の各々の延出端部内面には半径方向内方に突出する係合手段が形成され、該拘束壁の外周面における該一対のスリットの各々の周方向外側には被係合手段が形成されており、該係合手段の各々と該被係合手段の各々とは相互に協働して該拘束壁における該一対のスリットの各々の周方向外側部が該一対のスリットから周方向両側に離隔する方向に変位するのを制限し、
該薄肉反転片の少なくとも1個の上端は該一対のスリット間において該拘束壁に接続されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
該スリットの各々には周方向に該スリットを跨って延在する1個乃至複数個の破断橋絡部が配設されているのが好適である。該開封リングは該突条を介して該拘束壁の下端部に接続されているのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器蓋は、切断等の付加工程を必要とすることなく、射出又は圧縮成型によって製造することができる。そして、本発明の合成樹脂製容器蓋においては、容器の口頸部に容器蓋を装着する際には、薄肉反転片が上方に延在して拘束壁がスカート壁から上方に離隔している状態で天面壁及びスカート壁を下方に強制してスカート壁の内周面に形成されている係止突条を口頸部の係止あご部の下方に移動せしめ、しかる後に薄肉反転片を反転せしめて下方に延在する状態にして拘束壁がスカート壁を囲繞する状態にせしめることができ、従って比較的小さい打栓力で口頸部に容器蓋を装着することができる。口頸部に容器蓋を装着した状態においては、拘束壁がスカート壁を囲繞する故に口頸部に充分確実に容器蓋が維持される。容器の口頸部から容器蓋を離脱する際には、開封リングを上方に引っ張ることによって一対のスリット間に位置する薄肉反転片が上方に延びる状態に再反転(即ち元の状態に復元)され、そして更に開封リングを上方に強制すると再反転された薄肉反転片によって拘束が解除された一部においてスカート壁が半径方向外方に変位され、スカート壁の大部分が未だ拘束壁によって拘束されている状態において容器内の圧力が開放され(これによって容器蓋の飛翔が確実に防止され)、しかる後に更に開封リングを上方に強制すると容器蓋が口頸部から離脱される。
本発明に従って構成された合成樹脂容器蓋を示す斜面図。 図1に図示する容器蓋の正面図。 図1に図示する容器蓋の平面図。 図1に図示する容器蓋の断面図。 図1に図示する容器蓋の一対のスリットを示す部分斜面図。 図1乃至図4に図示する容器蓋を容器の口頸部に装着する様式を説明するための断面図。 図1乃至図5に図示する容器蓋を容器の口頸部に装着する様式を説明するための断面図。 図1乃至図5に図示する容器蓋を容器の口頸部から離脱する様式を説明するための断面図。 図1乃至図5に図示する容器蓋を容器の口頸部から離脱する様式を説明するための断面図。
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1乃至図4を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す合成樹脂製容器蓋は、ポリエチレン或いはポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出又は圧縮成形によって一体に成形することができる。この容器蓋2は、円形天面壁4及び天面壁4の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6を具備する。天面壁4の内面外周縁部には円筒状シール8が形成され、そしてまたシール8の内側に位置する円筒形状の案内垂下片10が形成されている。スカート壁6の下部は下方に向かって半径方向外方に傾斜せしめられており、かような下部の内周面には係止突条12が形成されている。更に、スカート壁6の下部には下端から上方に延びる複数個のスリット14が周方向に等間隔をおいて配設されている。スリット14の各々はスカート壁6の傾斜下部の上端まで延びており、係止突条12はスリット14が存在する部位を除いて周方向に連続して延在せしめられている。
容器蓋2には、更にスカート壁6の外周面或いはスカート壁6の外周面と天面壁4の上
面との境界部に接続された下端から天面壁4を超えて上方に延びる薄肉反転片16が周方向に間隔をおいて複数個配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、薄肉反転片16の各々は、スカート壁6の外周面上端部に接続された下端から天面壁4を超えて上方に延出している。後述するとおりにして容器の口頸部から容器蓋2を離脱する際の容易性等の点から、周方向に等間隔をおいて形成されている薄肉反転片16の数をn、薄肉反転片12の各々の周方向幅をw、隣接する薄肉反転片16間の周方向間隔をgとすると、n×w=0.8×n×b乃至6.0×n×gである、即ち薄肉反転片16の存在領域は非存在領域の0.8倍乃至6.0倍程度であるのが好適である。薄肉反転片16の各々の厚さは0.3乃至0.5mm程度でよい。
上記薄肉反転片16の上端には円筒形拘束壁18が接続されている。図1及び図3と共に図5を参照することによって明確に理解されるとおり、拘束壁18には周方向に3乃至100度程度であるのが好都合である角度間隔をおいて一対のスリット20が形成されていることが重要である。一対のスリット20の各々は拘束壁18の上端から下端まで軸線方向に延在せしめられている。一対のスリット20の各々には、必ずしも必要ではないが、周方向にスリット20を跨って延在する破断橋絡部22が1個又は複数個、図示の実施形態のおいてはスリット20の延在方向に間隔をおいて3個、配設されているのが好適である。上記薄肉反転片16の少なくとも1個、図示の場合は2個、の上端は、一対のスリット20間において拘束壁18に接続されていることが重要である。更に、一対のスリット20間において、拘束壁18の外周面には突条24が形成されており、この突条24には開封リング26が接続されている。換言すれば、拘束壁18の外周面は突条24を介して開封リング26の内周面に接続されている。図示の実施形態においては、突条24は拘束壁18の上端から下端まで延在する略矩形状であり、開封リング26の内周面は突条24の下端部、従って拘束壁18の下端部に接続されている。そして、拘束壁18を囲繞する円形である開封リング26は、突条24に接続された部位からその直径方向反対側に向かって上方に傾斜せしめられている。拘束壁18の外周面と開封リング26の内周面とは周方向に適宜の間隔をおいて配設された複数個の破断接続片28によって接続されている。上記突条24の直径方向反対側の領域においては破断接続片28が配設されていなくて、後述する如く容器の口頸部から容器蓋2を離脱せしめる際に、突条24の直径方向反対側において開封リング26に充分容易に指を掛けることができるのが好都合である。拘束壁18の内周面上端部には環状突条30が形成されている。
一対のスリット20間において拘束壁18の外周面に形成されている上記突条24には、拘束壁18の外周面に沿って周方向両側に延出する一対の延出片32が付設されている。そして、一対の延出片32の各々の延出端部内面には半径方向内方に突出する係合手段34が形成されている。一方、拘束壁18の外周面には係合手段34に対抗して位置して係合手段34と協働する被係合手段36が形成されている。図示の実施形態においては、被係合手段36は拘束壁18の外周面に形成された凹部から構成されている。係合手段34と被係合手段36とは協働して、上記一対のスリット20の周方向外側部が一対のスリット20から周方向両側に離隔する方向に変位するのを制限する。
次に、図6A乃至図6Dを参照して、上記容器蓋2を容器の口頸部38に装着する様式について説明する。容器蓋2が適用される、ガラス或いは適宜の合成樹脂から形成することができる容器は全体として円筒形状である口頸部38を有し、この口頸部38の外周面上端部には環状係止突条40が形成されている。この環状係止突条40の軸線方向中央部には環状凹部42が形成されている。口頸部38に容器蓋2を装着する際には、円柱形状の内側部材46とこの内側部材46を囲繞する円筒形状の外側部材48とを具備する装着工具44が使用される。装着工具44の内側部材46と外側部材48とは夫々別個に昇降動せしめられる。
容器の口頸部38に容器蓋2を装着する際には、図6Aに図示する如く、最初に容器蓋2が口頸部38に被嵌され、装着工具44の内側部材46が容器蓋2の天面壁4に対向して位置せしめられ、外側部材48が容器蓋2の拘束壁18に対向して位置せしめられる。次いで、図6Aと図6Bとを比較参照することによって明確に理解される如く、内側部材46が下降されて容器蓋2が下方に強制され、シール8が口頸部38の外周面上端部に密接せしめられて口頸部38が密封される。容器蓋2が下降される際には、案内垂下片10が口頸部38内に進入することによって口頸部38に対して容器蓋2が同心状に位置せしめられる。案内垂下片10の軸線方向中間部は口頸部38の内周面に接触せしめられるが、図示の実施形態においては口頸部38の密封はシール8によって確立される。スカート壁6はその下部が幾分半径方向外方に拡張され、内周面下部に形成されている係止突条8は口頸部38の係止突条40の下方に位置する。図6A及び図6Bに図示する状態においてはスカート壁6の下部は充分容易に半径方向外方に拡張することができ、天面壁4を下降せしめるのに必要な押圧力が過大になることはない。所望ならば、内側部材46を図6Bに図示する位置まで下降せしめる際には、外側部材48も図6Bに二点鎖線で図示する位置まで下降せしめることもできる。しかる後に、図6Bと共に図6C及び図6Dを参照することによって理解される如く、外側部材48が下降されて拘束壁18が漸次下降せしめられる。この際には、薄肉反転片16は、スカート壁6と拘束壁18との間で上方に延出する状態から下方に延出する状態に漸次反転せしめられる。そして、図6Dに図示するとおり、薄肉反転片16が完全に反転されると、拘束壁18はその全体がスカート壁6を囲繞する位置まで下降され、半径方向外方に拡張された状態であったスカート壁6の下部は半径方向内方に強制的に変位され、スカート壁6の内周面下部に形成されている係止突条12が口頸部38の係止突条40に係止せしめられる。拘束壁18が図6Dに図示する位置まで下降される際には、拘束壁18には半径方向外方に拡張せしめんとする力が作用するが、係合手段34と被係合手段36とが協働して、一対のスリット20の周方向外側部が一対のスリット20から周方向両側に離隔する方向に変位するのを制限し、それ故に一対のスリット20の幅が増大せしめられて破断橋絡部22が破断させてしまうことが回避される(図1、図3及び図5を参照されたい)。
容器の口頸部38から容器蓋2を離脱せしめて口頸部38を開封する際には、図7A及び図7Bに図示する如く、突条24の直径方向反対側において開封リング26に指を掛けて、突条24に接続されている部位を旋回起点として開封リング26を上方に旋回せしめる。この際には、破断接続片28が破断され、これによって容器蓋2に開封操作が加えられたことが明示される。開封リング20を更に上方に旋回せしめると、図7Cに図示す如く、拘束壁18に形成されている一対のスリット20に配設されている破断橋絡部22が破断され、一対のスリット20間に位置する薄肉反転片16が天面壁4を超えて上方に延出する状態に再反転せしめられ、拘束壁18の一対のスリット20間に位置する部分と共に開封リング26が上方に変位せしめられる。この際には、図7B及び図7Cを比較参照することによって理解される如く、再反転された薄肉反転片16からスカート壁6の上端部に加えられる引張力によってシール8が口頸部38の外周面から局部的に離隔され、容器内が加圧状態であった場合には容器内の圧力が開放される。この時点において、スカート壁6の係止突条12の大部分は未だ口頸部38の係止突条40に係止せしめられている故に、容器蓋2が偶発的に飛翔してしまう虞はない。再反転せしめられた薄肉反転片16からスカート壁6に引張力を加えてシール8を効果的に口頸部38の外周面から局部的に離隔せしめるためには、薄肉反転片16の下端は、スカート壁6の外周面上端部乃至スカート壁6の外周面と天面壁4の上面との境界部に接続されていることが好都合である。図6Cに図示する状態になると、拘束壁18によるスカート壁6の拘束が局部的に解除され、スカート壁6の下部の少なくとも一部は充分容易に半径方向外方に弾性的に変位せしめられ、従って充分容易に容器蓋2の全体を容器の口頸部38から離脱して口頸部38を開封することができる。
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
8:シール
14:スリット
16:薄肉反転片
18:拘束壁
20:スリット
22:破断橋絡部
24:突条
26:開封リング
32:延出片
34:係合手段
36:被係合手段
38:容器の口頸部
40:係止突条

Claims (3)

  1. 円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下するスカート壁を具備し、該スカート壁の内周面には係止突条が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
    周方向に間隔をおいて複数個配設され且つ該スカート壁の外周面乃至該天面壁の外周面に接続された下端から該天面壁を越えて上方に延びる薄肉反転片、該薄肉反転片の上端に接続された円筒形拘束壁、及び該拘束壁を囲繞する開封リングを備え、
    該拘束壁には周方向に間隔をおいて中心軸線方向に延びる一対のスリットが形成されており、
    該拘束壁の外周面における該一対のスリット間には突条が形成されており、該開封リングは該突条を介して該拘束壁に接続されており、
    該突条には該拘束壁の外周面に沿って周方向両側に延出する一対の延出片が付設されており、該一対の延出片の各々の延出端部内面には係合手段が形成され、該拘束壁の外周面における該一対のスリットの各々の周方向外側には被係合手段が形成されており、該係合手段の各々と該被係合手段の各々とは相互に協働して該拘束壁における該一対のスリットの各々の周方向外側部が該一対のスリットから周方向両側に離隔する方向に変位するのを制限し、
    該薄肉反転片の少なくとも1個の上端は該一対のスリット間において該拘束壁に接続されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該スリットの各々には周方向に該スリットを跨って延在する1個乃至複数個の破断橋絡部が配設されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該開封リングは該突条を介して該拘束壁の下端部に接続されている、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
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