JP4930770B2 - 湯切り口を備えた即席食品等の容器 - Google Patents

湯切り口を備えた即席食品等の容器 Download PDF

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本発明は、湯切り口を備えた即席食品等の容器に関するもので、詳しくは、熱湯を容器内に注ぎ、麺体を湯戻しした後に、閉蓋状態で容器を傾けることにより排湯して食用に供される乾燥麺、生麺等の食品を収納した湯切り口を備えた即席食品等の容器に関するものである。
従来の湯切り口を備えた即席食品等の容器、例えば、即席麺や即席焼きそば等の即席食品に熱湯を注ぎ湯戻しした後、残湯を湯切り口から排出し、これを味付けして食用に供される即席食品を収納する容器として、主に、容器本体にプラスチックシートを熱成形した蓋体を嵌合する方式のものと、蓋基材の内面側に熱接着性樹脂層を形成した積層シートを蓋体に用いて容器本体の開口部周縁に剥離可能に熱接着する方式のものが使用されている。蓋体を嵌合する方式としては、蓋体に舌片状の排湯口が設けられた食品容器の蓋が知られている(例えば、特許文献1参照)。この蓋は、排湯するために蓋体に設けられた舌片を指で起こして湯切り口を形成する必要がある。しかしながら、舌片が小さいために起こすのに手間がかかるという問題がある。逆に、大きくすると、指で起こしやすくなるが、湯切り口が大きいために、排湯時に、湯切り口から麺が外部に流出するという問題がある。
蓋体を熱接着する方式としては、容器本体と平板状の蓋とからなり、容器本体のフランジの一部に凹設した湯切り溝を備えた即席食品等の容器が開示されている(例えば、特許文献2参照)。このような湯切り口を備えた即席食品等の容器には湯切りスピードに速さが要求されるが、特許文献2に開示された技術では、湯切りしにくく、湯切りに時間がかかり、細い麺の場合には麺が外部に流出するという問題がある。
実開平7−2249号公報 特開2000−229671号公報
そこで本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、注湯排湯して食用に供される即席焼きそばに代表される乾燥麺、生麺等を収納する即席食品等の容器であって、排湯操作の手間がかからずに簡便、迅速に、かつ、確実、安全に行うことができる湯切り口を備えた即席食品等の容器を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、一方に開口部を有するように底板と該底板の周縁から立上がる周壁と該周壁の上縁全周から外方向に延設されるフランジとからなり、少なくとも前記フランジの周方向の一部に前記フランジを横断して設けられた複数の凹溝を備えた容器本体と、蓋本体部と該蓋本体部の周縁から上方へ略垂直に立上げられた周壁部と該周壁部の上端から外方へ張出されて前記容器本体の前記フランジに重合されるフランジ部および該フランジ部の外周縁から下方へ垂設される垂下部とにより前記容器本体の前記フランジに嵌合される嵌合フランジ部とが一体に形成され、前記容器本体の前記フランジに前記嵌合フランジ部が嵌合されて前記容器本体の前記開口部を閉塞し、前記容器本体の前記凹溝との間に湯切り口を形成する蓋体からなる容器であって、前記湯切り口が、前記蓋体の前記嵌合フランジ部を前記容器本体の前記フランジに嵌合した状態で複数の前記凹溝に対応する前記蓋体の位置に前記凹溝に係合する前記フランジ側に凸状の複数の凸部が前記嵌合フランジ部を横断して設けられ、前記蓋体の前記嵌合フランジ部を前記容器本体の前記フランジに嵌合した状態で前記凹溝に前記凸部が係合し、前記凹溝と前記凸部との間に隙間を形成すると共に、前記蓋体の前記周壁部と前記容器本体の周壁との間および前記蓋体の前記垂下部と前記容器本体の前記フランジの外縁との間に隙間が設けられ、かつ、容器内部と外部とを連通させる排湯路を複数形成されてなることを特徴とする湯切り口を備えた即席食品等の容器である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の湯切り口を備えた即席食品等の容器において、一対の前記湯切り口が略対向する位置に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の湯切り口を備えた即席食品等の容器において、前記容器本体の前記開口部及び前記フランジの外縁を略方形に形成することを特徴とするものである。
本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器は、湯切り口が、容器本体のフランジに設けられた複数の凹溝とこの凹溝に対応する蓋体の位置に容器本体のフランジ側に凸状の複数の凸部が設けられ、蓋体の嵌合フランジ部を容器本体のフランジに嵌合した状態で凹溝に凸部が係合し、凹溝と凸部との間に隙間を形成すると共に、蓋体の周壁部と容器本体の周壁との間および蓋体の垂下部と容器本体のフランジの外縁との間に隙間が設けられ、かつ、容器内部と外部とを連通させる排湯路が形成されるように構成され、排湯操作が手間がかからずに簡便、迅速に、かつ、確実に行うことができる。また、凹部と凸部との間に形成された隙間、蓋体の周壁部と容器本体の周壁との隙間および蓋体の垂下部と容器本体のフランジの外縁との隙間をコントロールすることにより、細い麺等でも排湯時に麺が外部に流出することを防ぐことができる。
また、蓋体が、容器本体のフランジに嵌合する嵌合フランジ部を有しており、蓋体の嵌合フランジ部の強度が補強されると共に、容器本体のフランジに嵌合されるために、排湯時に湯切り口以外から湯が流出することがなく、排湯操作がより確実に、安全に行うことができる。また、嵌合フランジ部により、湯切り口の形状が安定して保持されるために、排湯時に容器内の熱湯が集中しても凹溝と凸部との間に形成された隙間が保持される効果があり、排湯する流量が安定すると共に、排湯時に麺が外部に流出することを防止できる効果がある。
また、容器本体の凹溝と蓋体の凸部が係合して形成される湯切り口が略対向する位置に設けられて一対となっていることにより、排湯時に、一方の湯切り口が空気孔となり、排湯スピードが上がるという効果がある。
また、容器本体の開口部及びフランジの外縁を略方形に形成することにより、容器本体に蓋体を嵌合して閉蓋状態にする場合、容器本体のフランジに設けられた凹溝と、蓋体に設けられた凸部との位置合せが容易となるものである。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1の閉蓋状態を示す斜視図、図3は図2におけるX−X線端面図、図4は図2におけるY−Y線拡大端面図、図5は図2におけるZ−Z線拡大端面図、図6は本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第二実施形態を示す斜視図であり、図中の符号1は容器本体、2は蓋体、3は開口部、4はフランジ、5は凹溝、6は嵌合フランジ部、6aはフランジ部、6bは垂下部、7は凸部、8、28は湯切り口、9は蓋本体部、10は周壁部、11は膨出部、12、12i、12oは隙間、13は排湯路、A、Bは湯切り口を備えた即席食品等の容器、Iは容器内側、Oは容器外側をそれぞれ示す。
まず、本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第一実施形態について説明する。図1は本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第一実施形態を示す分解斜視図であり、図2は閉蓋状態を示す斜視図であって、湯切り口を備えた即席食品等の容器Aは、略方形の開口部を有する略直方体形状の容器本体1と蓋体2からなっている。容器本体1は、一方に略方形の開口部3を有するように底板と該底板の周縁から立上がる周壁と該周壁の上縁全周から外方向に延設される外縁が略方形のフランジ4とからなり、フランジ4の周方向の一隅にフランジ4を横断して設けられた複数の凹溝5を備えている。蓋体2は、略方形で外周に帯状の嵌合フランジ部6を有し、嵌合フランジ部6が容器本体1のフランジ4に嵌合されて容器本体1の開口部3を閉塞するものである。蓋体2の嵌合フランジ部6には該嵌合フランジ部6を容器本体1のフランジ4に嵌合した状態で容器本体1のフランジ4に設けられた複数の凹溝5に対応する位置に凹溝5に係合するフランジ側に凸状の複数の凸部7が嵌合フランジ部6を横断して設けられ、蓋体2の嵌合フランジ部6を容器本体1のフランジ4に嵌合した状態で凹溝5に凸部7が係合し、湯切り口8が形成されている。
次に図3を用いて蓋体2について、さらに詳しく説明する。図3は、図2のX−X線端面図であって、容器本体1に蓋体2を嵌合し、開口部3を閉塞した閉蓋状態を示す。蓋体2は、容器本体1に対して段差を有する蓋本体部9と、この蓋本体部9の周縁から上方へ略垂直に立上げられた周壁部10と、この周壁部10の上端から外方へ張出されて容器本体1のフランジ4に重合されるフランジ部6aおよびこのフランジ部6aの外周縁から下方へ垂設される垂下部6bとにより容器本体1のフランジ4に嵌合する嵌合フランジ部6とが一体に形成されている。垂下部6bには周方向の四辺には適宜、容器本体1側に膨出した窪み状の膨出部11が設けられ、蓋体2を容器本体1に嵌合して閉蓋すると、この膨出部11がフランジ4の下側に嵌合されて蓋体2と容器本体1が係止される。膨出部11はなくてもよいが、排湯が確実、安全にできるので設けるほうが好ましい。
つぎに図4、図5を用いて本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の湯切り口8について詳しく説明する。図4は図2のY−Y線拡大端面図、図5は図2のZ−Z線拡大端面図であり、湯切り口8を構成する排湯路13の断面構造を示す。湯切り口8は、蓋体2の嵌合フランジ部6を容器本体1のフランジ4に嵌合した状態で容器本体1のフランジ4に設けられた複数の凹溝5と、凹溝5に対応する蓋体2の位置に凹溝5に係合するフランジ4側に凸状の複数の凸部7が設けられ、蓋体2の嵌合フランジ部6を容器本体1のフランジ4に嵌合した状態で凹溝5に凸部7が係合し、凹溝5と凸部7との間に隙間12を形成し、かつ、それぞれが容器内部と外部とを連通させる排湯路13の主要部分を形成し、複数の排湯路13で構成されている。図5に示すように排湯路13の容器内側Iは、蓋体2の周壁部10と容器本体1の周壁との間に隙間12iが設けられ、排湯路13の入口を形成している。排湯路13の容器外側Oは、蓋体2の垂下部6bと容器本体1のフランジ4の外縁との間に隙間12oが設けられ、排湯路13の出口を形成している。隙間12iと隙間12oは凹溝5と凸部7で形成される隙間12と連結され、容器内部と外部とを連通する排湯路13が構成されている。隙間12は、0.1〜1.0mmが好ましい。隙間12iは、0.5〜1.5mmが好ましく、隙間12oは、1.0〜5.0mmが好ましい。このような構成にすることによって、隙間12、隙間12i、隙間12oを自在に設計することができ、例えば、内容物が細い麺の場合であれば、麺の太さ、排湯時間等の要求される条件により適宜決定すればよい。また、凹溝5、凸部7の大きさや、形状も麺の太さ、排湯時間等の要求される条件により適宜選定することができる。排湯時間は、排湯路13の排湯方向に対して直交する方向の断面積を変更することによって、排湯スピードをコントロールすることができる。具体的には、麺の太さが細い場合であれば、麺が排湯時に外部に流出しないように隙間12を小さくする必要がある。隙間12を小さくすると、排湯時間が長くなってしまうために、凹溝5、凸部7の外周寸法を大きくして断面積が変化しないように設計する。このようにすることにより、細い麺であっても麺の外部への流出を防ぐと共に、排湯時間の延長も防ぐことができる。さらに、複数の排湯路13を設けることにより、排湯スピードを速くすることができる。凹溝5、凸部7の形状は第一実施形態に限定されるものではなく、断面形状が、種々の角形もしくは円や楕円等の湾曲状等でもよい。
前記容器本体1の構成としては、ポリスチレンペーパー、ハイインパクトポリスチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリアミドとポリエチレンないしポリプロピレンとの積層シート、ポリエチレンとポリプロピレンとの積層シート等を周知の真空成形法や圧空成形法で成形して容器としたもの、ポリプロピレン、ポリスチレン、発泡ポリスチレン等の射出成形用樹脂を射出成形して容器としたものなどの熱湯により調理する即席食品用容器として用いられている周知のものを挙げることができる。
また、蓋体2の構成としては、ポリスチレンペーパー、ポリスチレンシート、ハイインパクトポリスチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリエチレンとポリプロピレンとの積層シート等を周知の真空成形法や圧空成形法で成形して蓋体としたもの等を挙げることができる。
次に、本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの使用方法について、即席食品が即席焼きそばの場合を例に挙げて説明する。まず、図2に示す本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの蓋体2を容器本体1から取り外して開蓋し、容器本体1の開口部3から内部に収納された調味料等を取り出した後に、また、場合によっては乾燥野菜等のかやくを入れた後に、この開口部3から内部に所要量熱湯を注湯してから、取り外した蓋体2を容器本体1のフランジ4に設けられた凹溝5と蓋体2に設けられた凸部7との位置合せをして、再度、容器本体1に被せてフランジ4に蓋体2の嵌合フランジ部6を嵌合させて開口部3を閉塞し膨出部11でフランジ4に係止させて閉蓋状態とする。この状態で所要時間調理(湯戻し)して後に、図示しないが、湯切り口8を挟む二辺の湯切り口8近傍をそれぞれの手指で掴み、湯切り口8が下側となるように傾けて、排湯路13より容器本体1内の残湯を排出し、その後、容器本体1から蓋体2を取り外して開蓋し、調味料等を添加した後に喫食する。このように、湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの形状を略方形に形成する場合には、湯切り口8を湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの隅部に設けることが、排湯操作が手間がかからずに簡便、確実、安全に行うことができるので好ましい。また、本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの形状は第一実施形態に示した形状に限定されるものではなく、丸型、角型等の種々の形状にすることができるが、蓋体2を容器本体1に閉蓋して湯切り口8を形成する場合に、容器本体1の凹溝5と、蓋体2に設けられた凸部7との位置合せが容易となる略方形とする方が好ましい。
図6は本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第二実施形態を示す斜視図であって、本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器Bは、図2に示した第一実施形態の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aにおいて、湯切り口8と対向する位置に湯切り口8と同じ構成の湯切り口28が設けられている。その他は、第一実施形態の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aと同じである。このような構成とすることにより、一方の湯切り口から排湯時に、他方の湯切り口が空気孔となり、排湯スピードが上がるという効果がある。
次に、本発明について、以下に実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
図1に示すように、開口部に13mm幅のフランジを有する外寸W1×W2が145mm×160mm、高さHが55mmの発泡ポリスチレン製の略直方体形状からなり、フランジ4の隅部の位置に半径2.5mmの断面形状が半円形の凹溝5を6mmピッチで4ケ形成した容器本体1に湯戻し後に1.0mmの麺太さとなる細い即席麺を100g充填し、その後に外寸W3×W4が146.7mm×161.7mmの略方形で周壁部10の高さ6mm、垂下部6bの高さ10mm、フランジ幅13mmで凹溝5に対応する位置のフランジ部6aの隅部に半径2mmの断面形状が半円形の凸部7を6mmピッチで4ケ形成した蓋体2を凹溝5と凸部7の位置合せをして容器本体1に蓋体2を嵌合して本発明の湯切り口を備えた即席食品等の容器Aを作製した。尚、蓋体2の垂下部と容器本体1のフランジ4の外縁との間の隙間12oを2.5mm、蓋体2の周壁部10と容器本体1の周壁との間の隙間12iを2mmとした。また、凹溝5と凸部7で形成される隙間12は0.5mmとした。
実施例1の隙間12oを3.0mmとした。それ以外は実施例1と同じとした。
実施例1の隙間12oを5.0mmとした。それ以外は実施例1と同じとした。
[比較例1]
実施例1の凹溝5を深さ0.5mm、フランジ4の周方向の長さ8.0mmとして1ケ設け、蓋体2には凸部7を設けず、フラットとした。それ以外は実施例1と同じとした。
[比較例2]
実施例1の凹溝5を深さ2.0mm、フランジ4の周方向の長さ8.0mmとして1ケ設け、蓋体2には凸部7を設けず、フラットとした。それ以外は実施例1と同じとした。
[比較例3]
実施例1の凹溝5を深さ0.5mm、フランジ4の周方向の長さ30.0mmとして1ケ設け、蓋体2には凸部7を設けず、フラットとした。それ以外は実施例1と同じとした。
[比較例4]
実施例1の隙間12oを7.0mmとした。それ以外は実施例1と同じとした。
これらの実施例1〜3及び比較例1〜4で作製したものを用いて、まず、湯切り口を備えた即席食品等の容器Aの蓋体2を容器本体1から取り外して開蓋し、開口部3から内部に500ccの熱湯を注湯してから、取り外した蓋体2を容器本体1のフランジ4に設けられた凹溝5と蓋体2に設けられた凸部7との位置合せをして、再度、容器本体1に被せてフランジ4に蓋体2の嵌合フランジ部6を嵌合させて開口部3を閉塞し、この状態で所要時間調理(湯戻し)して後に、湯切り口8を挟む二辺の湯切り口8近傍をそれぞれの手指で掴み、湯切り口8が下側となるように傾けて、排湯路13より容器本体1内の残湯を排出した。残湯の排出開始から終了までに要した時間を排湯時間として測定すると共に、排湯時に麺の外部への流出状況を観察した。結果を表1に示す。尚、表1には湯切り口を備えた即席食品等の容器内に、即席麺を充填せずに熱湯のみ、500cc注湯後、上記と同じ手順で排湯した排湯時間を測定した。
Figure 0004930770
表1から明らかなように、実施例1〜3は、比較例1〜4に比べ、短時間で排湯でき、また、麺の流出もなく、良好に排湯できた。比較例3は実施例1と排湯路の断面積はほぼ同じであるが、排湯路が1ケのために、排湯時に残湯が集中し、却って排湯時間がかかると共に麺の流出が発生した。比較例4は排湯時間は、短時間であったが、麺の流出が発生した。
本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第一実施形態を示す分解斜視図である。 図1の閉蓋状態を示す斜視図である。 図2におけるX−X線端面図である。 図2におけるY−Y線拡大端面図である。 図2におけるZ−Z線拡大端面図である。 本発明にかかる湯切り口を備えた即席食品等の容器の第二実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋体
3 開口部
4 フランジ
5 凹溝
6 嵌合フランジ部
6a フランジ部
6b 垂下部
7 凸部
8、28 湯切り口
9 蓋本体部
10 周壁部
11 膨出部
12、12i、12o 隙間
13 排湯路
A、B 湯切り口を備えた即席食品等の容器
I 容器内側
O 容器外側

Claims (3)

  1. 一方に開口部を有するように底板と該底板の周縁から立上がる周壁と該周壁の上縁全周から外方向に延設されるフランジとからなり、少なくとも前記フランジの周方向の一部に前記フランジを横断して設けられた複数の凹溝を備えた容器本体と、蓋本体部と該蓋本体部の周縁から上方へ略垂直に立上げられた周壁部と該周壁部の上端から外方へ張出されて前記容器本体の前記フランジに重合されるフランジ部および該フランジ部の外周縁から下方へ垂設される垂下部とにより前記容器本体の前記フランジに嵌合される嵌合フランジ部とが一体に形成され、前記容器本体の前記フランジに前記嵌合フランジ部が嵌合されて前記容器本体の前記開口部を閉塞し、前記容器本体の前記凹溝との間に湯切り口を形成する蓋体からなる容器であって、前記湯切り口が、前記蓋体の前記嵌合フランジ部を前記容器本体の前記フランジに嵌合した状態で複数の前記凹溝に対応する前記蓋体の位置に前記凹溝に係合する前記フランジ側に凸状の複数の凸部が前記嵌合フランジ部を横断して設けられ、前記蓋体の前記嵌合フランジ部を前記容器本体の前記フランジに嵌合した状態で前記凹溝に前記凸部が係合し、前記凹溝と前記凸部との間に隙間を形成すると共に、前記蓋体の前記周壁部と前記容器本体の周壁との間および前記蓋体の前記垂下部と前記容器本体の前記フランジの外縁との間に隙間が設けられ、かつ、容器内部と外部とを連通させる排湯路を複数形成されてなることを特徴とする湯切り口を備えた即席食品等の容器。
  2. 一対の前記湯切り口が略対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の湯切り口を備えた即席食品等の容器。
  3. 前記容器本体の前記開口部及び前記フランジの外縁を略方形に形成することを特徴とする請求項1又は2記載の湯切り口を備えた即席食品等の容器。
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