JPH0734864Y2 - 即席麺等の収納容器 - Google Patents
即席麺等の収納容器Info
- Publication number
- JPH0734864Y2 JPH0734864Y2 JP6375393U JP6375393U JPH0734864Y2 JP H0734864 Y2 JPH0734864 Y2 JP H0734864Y2 JP 6375393 U JP6375393 U JP 6375393U JP 6375393 U JP6375393 U JP 6375393U JP H0734864 Y2 JPH0734864 Y2 JP H0734864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- lid
- heat
- container body
- instant noodles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Package Specialized In Special Use (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、即席麺あるいはフリー
ズドライ製法などにより水分が除去された米等を収納
し、調理のときに、蓋を開けて容器本体内に熱湯を注ぎ
入れ、蓋を閉めて所定時間おくことにより即席麺等の調
理がなされ、その後、容器本体を斜めに傾けて、容器本
体内の余分な湯を蓋に形成した湯切り口から排出、すな
わち、湯切りするようになされた即席麺等の収納容器に
関するものである。
ズドライ製法などにより水分が除去された米等を収納
し、調理のときに、蓋を開けて容器本体内に熱湯を注ぎ
入れ、蓋を閉めて所定時間おくことにより即席麺等の調
理がなされ、その後、容器本体を斜めに傾けて、容器本
体内の余分な湯を蓋に形成した湯切り口から排出、すな
わち、湯切りするようになされた即席麺等の収納容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の収納容器においては、調理後に
収納容器を斜めに傾けて湯切りをする場合、左右の手の
複数本の指で容器本体と蓋を挟むように持ち、このと
き、蓋が開いて湯と共に麺が排出されないようにするた
めに、左右の手の親指にかなりの力を入れて蓋を押さえ
る必要がある。ここで、親指により蓋の面部を直接に押
さえるとなると、容器本体内の熱湯により親指が熱くな
って、親指による押圧力が緩んで蓋が開いてしまい、大
変危険である。
収納容器を斜めに傾けて湯切りをする場合、左右の手の
複数本の指で容器本体と蓋を挟むように持ち、このと
き、蓋が開いて湯と共に麺が排出されないようにするた
めに、左右の手の親指にかなりの力を入れて蓋を押さえ
る必要がある。ここで、親指により蓋の面部を直接に押
さえるとなると、容器本体内の熱湯により親指が熱くな
って、親指による押圧力が緩んで蓋が開いてしまい、大
変危険である。
【0003】このような湯切り操作時における親指の熱
さの問題を解決するものとして、従来、実開昭62−1
97570号公報に示されているように、上面が開口さ
れた円形状の容器本体の上記開口を開閉可能に塞ぐ蓋の
周縁部の一部に湯切り口を設け、この湯切り口を挟む周
縁部の両側の上面に、親指の指先だけを載せるための蓋
の上方へ向かって突出する複数の小突起群よりなる指押
さえ部を形成したものが提案されている。このような構
成の従来の収納容器においては、湯切り操作時、図5に
示すように、左右の手の親指P,Pで蓋20の周縁部2
0aで湯切り口22の両側に形成された小突起群21
a,21aからなる指押さえ部21,21を押さえるこ
とにより、親指Pと蓋20との接触面積を減少させて、
突起群をもたないものに比べて、親指Pへの熱さをやわ
らげることが可能である。
さの問題を解決するものとして、従来、実開昭62−1
97570号公報に示されているように、上面が開口さ
れた円形状の容器本体の上記開口を開閉可能に塞ぐ蓋の
周縁部の一部に湯切り口を設け、この湯切り口を挟む周
縁部の両側の上面に、親指の指先だけを載せるための蓋
の上方へ向かって突出する複数の小突起群よりなる指押
さえ部を形成したものが提案されている。このような構
成の従来の収納容器においては、湯切り操作時、図5に
示すように、左右の手の親指P,Pで蓋20の周縁部2
0aで湯切り口22の両側に形成された小突起群21
a,21aからなる指押さえ部21,21を押さえるこ
とにより、親指Pと蓋20との接触面積を減少させて、
突起群をもたないものに比べて、親指Pへの熱さをやわ
らげることが可能である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
収納容器においては、湯切り操作時、湯切り口22にな
るべく近い部分を親指で押さえれば、さほどの押し付け
力を要さずに蓋の開きを防止できることから、湯切り操
作をする者は、図5のように、湯切り口22に近い指押
さえ部21,21の小突起群21a,21aを親指P,
Pで押さえがちである。しかし、湯切り口22に近い小
突起群21a,21aを押すと、湯切り口22に近い部
分の内側は熱湯に接触するか、もしくは、熱湯と近い距
離になるので、押している時間がある程度経過すると、
いくら熱さをやわらげる小突起群21a,21aが存在
するとしても、親指P,Pに熱さを感じるようになっ
て、その熱さを我慢しなければならない。
収納容器においては、湯切り操作時、湯切り口22にな
るべく近い部分を親指で押さえれば、さほどの押し付け
力を要さずに蓋の開きを防止できることから、湯切り操
作をする者は、図5のように、湯切り口22に近い指押
さえ部21,21の小突起群21a,21aを親指P,
Pで押さえがちである。しかし、湯切り口22に近い小
突起群21a,21aを押すと、湯切り口22に近い部
分の内側は熱湯に接触するか、もしくは、熱湯と近い距
離になるので、押している時間がある程度経過すると、
いくら熱さをやわらげる小突起群21a,21aが存在
するとしても、親指P,Pに熱さを感じるようになっ
て、その熱さを我慢しなければならない。
【0005】また、親指P,Pへの熱さをやわらげるた
めに、上記小突起群21a,21aを、図6に示すよう
に、湯切り口22に対して円周方向に十分に離れた位
置、つまり、熱湯が蓋20の内側に接触しない箇所の周
縁部20aに形成し、これら小突起群21a,21aを
左右の手の親指P,Pで押さえ容器を傾けて湯切りする
ことが考えられるが、この場合は、左右の腕の脇が締ま
ることになるとともに左右の手も平行になって、小突起
群21a,21aを親指P,Pで強く押さえることがや
りにくくなり、そのために、湯切り操作自体がやりにく
くなるとともに、蓋20が開かないように強い力で押さ
えることがむずかしくて、確実かつ安全な湯切り操作を
行なうことができないという問題がある。
めに、上記小突起群21a,21aを、図6に示すよう
に、湯切り口22に対して円周方向に十分に離れた位
置、つまり、熱湯が蓋20の内側に接触しない箇所の周
縁部20aに形成し、これら小突起群21a,21aを
左右の手の親指P,Pで押さえ容器を傾けて湯切りする
ことが考えられるが、この場合は、左右の腕の脇が締ま
ることになるとともに左右の手も平行になって、小突起
群21a,21aを親指P,Pで強く押さえることがや
りにくくなり、そのために、湯切り操作自体がやりにく
くなるとともに、蓋20が開かないように強い力で押さ
えることがむずかしくて、確実かつ安全な湯切り操作を
行なうことができないという問題がある。
【0006】本考案は上記のような問題を解消するため
になされたもので、蓋と親指との接触面積を減少させて
親指への熱をやわらげる収納容器において、親指を熱湯
の接触する部分から十分に離れた位置で強く押さえるこ
とができて、熱さを我慢することなく、蓋の開きを確実
に防止しながら、容易かつ安全に湯切り操作することが
できる即席麺等の収納容器を提供することを目的として
いる。
になされたもので、蓋と親指との接触面積を減少させて
親指への熱をやわらげる収納容器において、親指を熱湯
の接触する部分から十分に離れた位置で強く押さえるこ
とができて、熱さを我慢することなく、蓋の開きを確実
に防止しながら、容易かつ安全に湯切り操作することが
できる即席麺等の収納容器を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、上面が開口され、上端部には外方へ向け
て突出する鍔部が形成された即席麺等を収納する容器本
体と、該容器本体の上記開口を開閉可能に塞ぎ、その縁
部には指との接触面積を減少させて指への熱さをやわら
げる突起部を形成している蓋とからなる即席麺等の収納
容器において、上記容器本体の開口およびこの開口を塞
ぐ前記蓋を方形状に形成し、蓋の上外面の対角隅部には
湯切り口を形成するとともに、この湯切り口に向かう蓋
の両辺部上外面に、上記突起部を、湯切り口とは反対の
端部側から湯切り口側に向けて延在させたものである。
に、本考案は、上面が開口され、上端部には外方へ向け
て突出する鍔部が形成された即席麺等を収納する容器本
体と、該容器本体の上記開口を開閉可能に塞ぎ、その縁
部には指との接触面積を減少させて指への熱さをやわら
げる突起部を形成している蓋とからなる即席麺等の収納
容器において、上記容器本体の開口およびこの開口を塞
ぐ前記蓋を方形状に形成し、蓋の上外面の対角隅部には
湯切り口を形成するとともに、この湯切り口に向かう蓋
の両辺部上外面に、上記突起部を、湯切り口とは反対の
端部側から湯切り口側に向けて延在させたものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、熱さをやわらげるための突起
部が、方形状の蓋の上外面の対角隅部に形成された湯切
り口とは反対の端部側から湯切り口側に向けて延在され
ているので、蓋と親指との接触面積の減少によって熱さ
をやわらげるのはもちろん、親指が熱さを感じた場合
は、親指を湯切り口から遠ざかる方向の突起部分に移動
させて熱さを回避させることが可能であり、これによっ
て、熱さを我慢しないで湯切り操作を安全に続行するこ
とが可能である。また、容器本体の開口およびこれを塞
ぐ蓋が方形状に形成されているから、湯切り口から十分
に離れた箇所の突起部分を親指で押し付ける際も、左右
の腕の脇を締める必要がないとともに左右の手も平行に
する必要がなく、脇を開いたままで、かつ左右の手は逆
ハの字状にしたままで、突起部分を親指で押し付けるこ
とができ、そのために突起部分を親指で強く押し付ける
ことが容易であり、したがって、蓋の開きを確実に防止
しながらも、熱さを感じることなく、容易かつ安全に湯
切り操作をすることができる。
部が、方形状の蓋の上外面の対角隅部に形成された湯切
り口とは反対の端部側から湯切り口側に向けて延在され
ているので、蓋と親指との接触面積の減少によって熱さ
をやわらげるのはもちろん、親指が熱さを感じた場合
は、親指を湯切り口から遠ざかる方向の突起部分に移動
させて熱さを回避させることが可能であり、これによっ
て、熱さを我慢しないで湯切り操作を安全に続行するこ
とが可能である。また、容器本体の開口およびこれを塞
ぐ蓋が方形状に形成されているから、湯切り口から十分
に離れた箇所の突起部分を親指で押し付ける際も、左右
の腕の脇を締める必要がないとともに左右の手も平行に
する必要がなく、脇を開いたままで、かつ左右の手は逆
ハの字状にしたままで、突起部分を親指で押し付けるこ
とができ、そのために突起部分を親指で強く押し付ける
ことが容易であり、したがって、蓋の開きを確実に防止
しながらも、熱さを感じることなく、容易かつ安全に湯
切り操作をすることができる。
【0009】さらに、熱さをやわらげる突起部を、湯切
り口とは反対の端部側にも存在させているので、指に熱
さを感じ易い人などは、湯切り時に初めから蓋の内側が
熱湯と接触しない突起部分を親指で押し付けて、安全に
湯切り操作を行なうことができる。
り口とは反対の端部側にも存在させているので、指に熱
さを感じ易い人などは、湯切り時に初めから蓋の内側が
熱湯と接触しない突起部分を親指で押し付けて、安全に
湯切り操作を行なうことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1および図2はそれぞれ本考案の一実施例に
よるやきそば即席麺の収納容器を示す斜視図および縦断
面図であり、同図において、1はやきそば即席麺を収納
する発泡樹脂等の断熱材製容器本体で、その上面が方形
状に開口しているとともに、その周壁部1Aの上端部に
は外方へ向けて突出する方形環状の鍔部1aが一体形成
されている。2は上記容器本体1の開口を開閉可能に塞
ぐ方形状の蓋であって、その周壁部2Aには上記容器本
体1の鍔部1aに係合離脱可能な係合突部2aが内向き
に一体形成されているとともに、該蓋2の上外面の対角
2隅部にはそれぞれ湯切り口2b,2bが形成されてい
る。
明する。図1および図2はそれぞれ本考案の一実施例に
よるやきそば即席麺の収納容器を示す斜視図および縦断
面図であり、同図において、1はやきそば即席麺を収納
する発泡樹脂等の断熱材製容器本体で、その上面が方形
状に開口しているとともに、その周壁部1Aの上端部に
は外方へ向けて突出する方形環状の鍔部1aが一体形成
されている。2は上記容器本体1の開口を開閉可能に塞
ぐ方形状の蓋であって、その周壁部2Aには上記容器本
体1の鍔部1aに係合離脱可能な係合突部2aが内向き
に一体形成されているとともに、該蓋2の上外面の対角
2隅部にはそれぞれ湯切り口2b,2bが形成されてい
る。
【0011】上記構成の収納容器Cにおいて、上記湯切
り口2bに向かう蓋2の両辺部2B,2Bの上外面に
は、上記湯切り口2b,2bが形成されている対角2隅
部に対して直交する他の対角2隅部の近くから、つまり
湯切り口2bとは反対の端部側からそれぞれ上記湯切り
口2b,2b側に向けて所定範囲に亘って、上方へ突出
する格子状の突起部3A,3B,3C,3Dを蓋2との
一体成形により延在させている。
り口2bに向かう蓋2の両辺部2B,2Bの上外面に
は、上記湯切り口2b,2bが形成されている対角2隅
部に対して直交する他の対角2隅部の近くから、つまり
湯切り口2bとは反対の端部側からそれぞれ上記湯切り
口2b,2b側に向けて所定範囲に亘って、上方へ突出
する格子状の突起部3A,3B,3C,3Dを蓋2との
一体成形により延在させている。
【0012】上記のようなやきそば即席麺の収納容器C
においては、容器本体1に対して蓋2を開いて、容器本
体1内に熱湯を注ぎ入れた後、再び蓋2の係合突部2a
を容器本体1の鍔部1aに係合させて蓋2を容器本体1
に対して閉める。この状態で所定時間経過後、つまり、
やきそば即席麺の調理が終了した後、左右の手の複数本
の指で、図3に示すように、上記蓋2の突起部3A,3
B(または3C,3D)と容器本体1の底外面とを挟み
持ち、収納容器Cの全体を斜めに傾けて、容器本体1内
の熱い湯を一方の湯切り口2bから排出する湯切り操作
を行なう。そして、湯切り後は再び蓋2を開けて、容器
本体1内の調理後のやきそば即席麺にかやく調味料を加
えて仕上げ、食用するのである。
においては、容器本体1に対して蓋2を開いて、容器本
体1内に熱湯を注ぎ入れた後、再び蓋2の係合突部2a
を容器本体1の鍔部1aに係合させて蓋2を容器本体1
に対して閉める。この状態で所定時間経過後、つまり、
やきそば即席麺の調理が終了した後、左右の手の複数本
の指で、図3に示すように、上記蓋2の突起部3A,3
B(または3C,3D)と容器本体1の底外面とを挟み
持ち、収納容器Cの全体を斜めに傾けて、容器本体1内
の熱い湯を一方の湯切り口2bから排出する湯切り操作
を行なう。そして、湯切り後は再び蓋2を開けて、容器
本体1内の調理後のやきそば即席麺にかやく調味料を加
えて仕上げ、食用するのである。
【0013】ところで、上記の湯切り時、蓋2が開かな
いようにするために、操作者は両手の親指P,Pで上記
突起部3A,3Bを押さえることにより、親指P,Pと
蓋2との接触面積を小さくし、突起部3A,3Bから親
指P,Pへの熱の伝達量を少なくして熱さをやわらげる
ことが可能である。そして、この湯切り途中において、
親指P,Pが熱さを感じるようになった際は、親指P,
Pを湯切り口2bから遠ざかる方向(図3のx方向)の
突起部3A,3B部分に移動させることにより、熱さを
回避して、熱さを我慢することなく、安全に所定の湯切
り操作を続行することが可能である。
いようにするために、操作者は両手の親指P,Pで上記
突起部3A,3Bを押さえることにより、親指P,Pと
蓋2との接触面積を小さくし、突起部3A,3Bから親
指P,Pへの熱の伝達量を少なくして熱さをやわらげる
ことが可能である。そして、この湯切り途中において、
親指P,Pが熱さを感じるようになった際は、親指P,
Pを湯切り口2bから遠ざかる方向(図3のx方向)の
突起部3A,3B部分に移動させることにより、熱さを
回避して、熱さを我慢することなく、安全に所定の湯切
り操作を続行することが可能である。
【0014】また、容器本体1および蓋2が共に方形状
であるから、湯切りの途中で熱さを回避するために親指
P,Pを湯切り口2bから遠ざかる方向に移動させるに
あたっても、左右の腕の脇を締める必要がないとともに
左右の手を平行にする必要がなく、脇を開いたままで、
かつ左右の手を逆ハの字状に開いたままで、親指P,P
を湯切り口2bから離れた突起部3A,3B部分に容易
に移動させることができるとともに、その突起部3A,
3B部分を強く押し付けて蓋2が開かない状態を保持す
ることが可能であり、これによって、所定の湯切り操作
を確実かつ安全に行なうことができる。
であるから、湯切りの途中で熱さを回避するために親指
P,Pを湯切り口2bから遠ざかる方向に移動させるに
あたっても、左右の腕の脇を締める必要がないとともに
左右の手を平行にする必要がなく、脇を開いたままで、
かつ左右の手を逆ハの字状に開いたままで、親指P,P
を湯切り口2bから離れた突起部3A,3B部分に容易
に移動させることができるとともに、その突起部3A,
3B部分を強く押し付けて蓋2が開かない状態を保持す
ることが可能であり、これによって、所定の湯切り操作
を確実かつ安全に行なうことができる。
【0015】さらに、熱さをやわらげるための突起部3
A,3B(または3C,3D)が、湯切り口2bとは反
対の端部側に存在しているので、容器C全体を傾けて湯
切りすると、内部の熱湯が突起部3A,3B(または3
C,3D)の内側に接触しない部分を形成することが可
能である。それゆえに、指に熱さを感じ易い人などは、
初めから熱湯と接触しない突起部3A,3B部分を親指
P,Pで押し付けて湯切り操作することで、熱さを感じ
ることなく、かつ蓋2が開かない状態を保ちつつ、安全
かつ確実に湯切りすることができる。
A,3B(または3C,3D)が、湯切り口2bとは反
対の端部側に存在しているので、容器C全体を傾けて湯
切りすると、内部の熱湯が突起部3A,3B(または3
C,3D)の内側に接触しない部分を形成することが可
能である。それゆえに、指に熱さを感じ易い人などは、
初めから熱湯と接触しない突起部3A,3B部分を親指
P,Pで押し付けて湯切り操作することで、熱さを感じ
ることなく、かつ蓋2が開かない状態を保ちつつ、安全
かつ確実に湯切りすることができる。
【0016】なお、上記実施例では、蓋2の辺部2B…
の上外面の外縁部に格子状の突起部3A〜3Dを形成し
たもので示したが、図4に示すように、親指と2箇所に
おいて線状に接触させる2本の直線状の突起部あるいは
1本もしくは3本以上の直線状の突起部(図示せず)を
形成したものであってもよい。
の上外面の外縁部に格子状の突起部3A〜3Dを形成し
たもので示したが、図4に示すように、親指と2箇所に
おいて線状に接触させる2本の直線状の突起部あるいは
1本もしくは3本以上の直線状の突起部(図示せず)を
形成したものであってもよい。
【0017】また、上記実施例では、突起部3A〜3D
を蓋2との一体成形により、蓋2の上外面の外縁部に形
成したが、蓋2とは別体に製作した突起部を蓋2の辺部
2B…の上外面に溶着や接着などで一体化してもよい。
を蓋2との一体成形により、蓋2の上外面の外縁部に形
成したが、蓋2とは別体に製作した突起部を蓋2の辺部
2B…の上外面に溶着や接着などで一体化してもよい。
【0018】さらに、上記実施例では、やきそば即席麺
の収納容器に適用したが、即席ラーメンの収納容器に適
用しても、同様な効果を奏するものである。
の収納容器に適用したが、即席ラーメンの収納容器に適
用しても、同様な効果を奏するものである。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、親指の
蓋に対する接触面積を減少させて、湯切り操作時におけ
る親指の熱さをやわらげることが可能であるのはもとよ
り、その熱さをやわらげるための突起部が、方形状の蓋
の上外面の対角隅部に形成された湯切り口とは反対の端
部側から湯切り口側に向けて延在されているので、湯切
り途中などで親指が熱さを感じた場合は、親指を湯切り
口から遠ざかる方向の突起部分に移動させて熱さを回避
させることができ、したがって、熱さを我慢しないで湯
切り操作を安全に続行することができる。
蓋に対する接触面積を減少させて、湯切り操作時におけ
る親指の熱さをやわらげることが可能であるのはもとよ
り、その熱さをやわらげるための突起部が、方形状の蓋
の上外面の対角隅部に形成された湯切り口とは反対の端
部側から湯切り口側に向けて延在されているので、湯切
り途中などで親指が熱さを感じた場合は、親指を湯切り
口から遠ざかる方向の突起部分に移動させて熱さを回避
させることができ、したがって、熱さを我慢しないで湯
切り操作を安全に続行することができる。
【0020】しかも、容器本体の開口およびこれを塞ぐ
蓋が方形状に形成されているから、上述のように熱さを
回避するために、湯切り口から十分に離れた箇所の突起
部分を親指で押し付ける際も、左右の腕の脇を開いたま
まで、かつ左右の手を逆ハの字状に開いたままで行なう
ことができて、突起部分を親指で強く押し付けることが
でき、したがって、蓋の開きを確実に防止しながら、容
易かつ安全に湯切り操作することができる。
蓋が方形状に形成されているから、上述のように熱さを
回避するために、湯切り口から十分に離れた箇所の突起
部分を親指で押し付ける際も、左右の腕の脇を開いたま
まで、かつ左右の手を逆ハの字状に開いたままで行なう
ことができて、突起部分を親指で強く押し付けることが
でき、したがって、蓋の開きを確実に防止しながら、容
易かつ安全に湯切り操作することができる。
【0021】また、熱さをやわらげる突起部が、湯切り
口とは反対の端部側にも存在することになるので、指に
熱さを感じ易い人などは、湯切り時に初めから蓋の内側
が熱湯と接触しない突起部分を親指で押し付けて、安全
に湯切り操作を行なうことができるといった具合に、湯
切り操作の面で非常に有用な効果を奏する。
口とは反対の端部側にも存在することになるので、指に
熱さを感じ易い人などは、湯切り時に初めから蓋の内側
が熱湯と接触しない突起部分を親指で押し付けて、安全
に湯切り操作を行なうことができるといった具合に、湯
切り操作の面で非常に有用な効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例によるやきそば即席麺の収納
容器の斜視図である。
容器の斜視図である。
【図2】同上実施例における縦断面図である。
【図3】湯切り操作状態を説明する斜視図である。
【図4】本考案における突起部の変形例を示す要部の斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の収納容器における湯切り操作状態を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図6】従来の収納容器の変形例における湯切り操作状
態を説明する斜視図である。
態を説明する斜視図である。
【符号の説明】 1 容器本体 1a 鍔部 2 蓋 2b 湯切り口 3A,3B,3C,3D 突起部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−10736(JP,U) 実開 昭62−197570(JP,U) 実開 昭62−69464(JP,U) 実開 昭51−54006(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 上面が開口され、上端部には外方へ向け
て突出する鍔部が形成された即席麺等を収納する容器本
体と、該容器本体の上記開口を開閉可能に塞ぎ、その縁
部には指との接触面積を減少させて指への熱さをやわら
げる突起部を形成している蓋とからなる即席麺等の収納
容器において、上記容器本体の開口およびこの開口を塞
ぐ前記蓋を方形状に形成し、蓋の上外面の対角隅部には
湯切り口を形成するとともに、この湯切り口に向かう蓋
の両辺部上外面に、上記突起部を、湯切り口とは反対の
端部側から湯切り口側に向けて延在させたことを特徴と
する即席麺等の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6375393U JPH0734864Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 即席麺等の収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6375393U JPH0734864Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 即席麺等の収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717776U JPH0717776U (ja) | 1995-03-31 |
JPH0734864Y2 true JPH0734864Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=13238480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6375393U Expired - Lifetime JPH0734864Y2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 即席麺等の収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734864Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113726U (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | 中川 孝夫 | 吸汗発散性帽子 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP6375393U patent/JPH0734864Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0717776U (ja) | 1995-03-31 |
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