JPH07122385B2 - シャッタ、主にローラシャッタ等のための駆動装置 - Google Patents

シャッタ、主にローラシャッタ等のための駆動装置

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JPH07122385B2
JPH07122385B2 JP16189391A JP16189391A JPH07122385B2 JP H07122385 B2 JPH07122385 B2 JP H07122385B2 JP 16189391 A JP16189391 A JP 16189391A JP 16189391 A JP16189391 A JP 16189391A JP H07122385 B2 JPH07122385 B2 JP H07122385B2
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shaft
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pulley
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    • E06B9/92Means allowing the closures to be shifted out of the plane of the opening

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】巻き付け軸に取着されたシャッタ
の巻き付け及び繰り出しのための回動可能に支持された
中空の巻き付け軸と、巻き付け軸内部に位置し駆動軸を
駆動する回転方向の切り換え可能な電動機とを有し、そ
の場合巻き付け軸が駆動電動機のケーシングに対して相
対的に回動可能な、側部にて案内されるシャッタ、主に
ローラシャッタ等のための駆動装置に関する。さらに詳
しくは、本発明において索条の巻き付け及び繰り出しの
ための巻き付けプーリが巻き付け軸の軸方向に前支持さ
れており、該索条の一端部が巻き付けプーリへ固着し、
巻き付けプーリから出て方向転換装置を経由して巻き付
け軸とは反対側のシャッタ端部へ導かれてそこへ固着し
ており、その場合シャッタと索条が互いに逆方向に巻き
付け軸乃至巻き付けプーリへ巻き付けられている。さら
に、巻き付け軸へシャッタが巻き付けらる際、シャッタ
巻き付け直径が大きい場合には、索条の索条巻き付け直
径が小さくなりながら巻き付けプーリから繰り出され、
またシャッタが巻き付け軸から繰り出される際、シャッ
タ巻き付け直径が小さい場合には、索条の索条巻き付け
直径が大きくなりながら巻き付けプーリへ巻き付けられ
る。
【0002】
【従来の技術】最も普及しているシャッタの場合、巻き
付け軸を格納する巻き上げ箱がウインドウ、ドア等の上
端部へ配設される。その場合ローラシャッタは、ローラ
シャッタの既に繰り出された部分を下方へ重力を利用し
て手動または電動により引っ張って繰り出される。従っ
て、ローラシャッタの繰り出しは巻き付け軸によってコ
ントロールされる。
【0003】一方、ローラシャッタの行程が傾斜してい
たり、又は巻き上げ箱が下部に位置する場合の駆動装置
は、ウインドウ等を閉じるローラシャッタを下から上へ
駆動させる。これはローラシャッタの巻き付け軸とは反
対側の端部の索条と巻き付けプーリにより引かれること
により可能となる。その種の公知の駆動装置は、ローラ
シャッタ繰り出しのために巻き付けプーリ及びそれに伴
う索条が駆動されるようになっている。この場合、繰り
出しの際に巻き付け軸が強制的に共に回動する。巻き付
け軸が回動すると、巻き付け軸に配設されたばね装置が
緊張する。そのばねの力は、後の巻き付け軸へのローラ
シャッタの巻き付けのため、即ち巻き付け装置内の巻き
付け軸の駆動のために利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻き上
げ箱がウインドウの上端部に配設されたシャッタの場
合、重力の利用なので、下部に設けられた巻き上げ箱の
構成には応用できず、またシャッタが例えば屋根窓、室
内庭園など勾配のあるウインドウ等に使用される場合、
ローラシャッタの勾配行程なので不適である。また、ロ
ーラシャッタの行程が傾斜していたり、巻き上げ箱が下
部に位置するシャッタの場合、上部に位置する巻き上げ
箱のシャッタには使用できなかったり、又はその実現に
経費がかかるので、満足すべきものではない。更にその
ばねは時が経つと疲労又は破損する。
【0005】従って本発明の課題は、ローラシャッタの
据え付け位置に関係なく、上部位置の巻き上げ箱でも下
部位置の巻き上げ箱でも、或いは斜めに延在したローラ
シャッタの場合でも、故障のないローラシャッタの両方
向の動作を可能にする、シャッタ、主にローラシャッタ
のための駆動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動装置は、巻
き付け軸に取着されたシャッタの巻き付け及び繰り出し
のための回動可能に支持された中空の巻き付け軸と、巻
き付け軸内部に位置し駆動軸を駆動する回動方向切り
換え可能な電動機とを有し、巻き付け軸が駆動電動機の
ケーシングに対して相対的に回動可能であり、索条の巻
き付け及び繰り出しのための巻き付けプーリが巻き付け
軸の軸方向端部に支持されており、索条の一端部が巻き
付けプーリへ固着しており、巻き付けプーリから出て方
向転換装置を経由して巻き付け軸とは反対側のシャッタ
端部へ導かれて、そこへ固着しており、シャッタと索条
が互いに逆方向に巻き付け軸乃至巻き付けプーリへ巻き
付けられており、巻き付け軸へシャッタが巻き付けられ
て、シャッタ巻き付け直径が大きくなる場合には、索条
の索条巻き付け直径が小さくなりながら巻き付けプーリ
から繰り出され、またシャッタが巻き付け軸から繰り出
されて、シャッタ巻き付け直径が小さくなる場合には、
索条の索条巻き付け直径が大きくなりながら巻き付けプ
ーリへ巻き付けられる、側部にて案内されるシャッタ、
主にローラシャッタ等のための駆動装置であって、巻き
付け軸と駆動軸との間の巻き付け軸内には、第1一方向
クラッチが巻き付け軸へ滑り回動不可能に結合した一方
向クラッチ一番部品と、駆動軸へ滑り回動不可能に結合
した一方向クラッチ二番部品とが配設されており、その
場合両方の一方向クラッチ部品が駆動軸及びそれに伴
う一方向クラッチ二番部品がシャッタ巻き付け方向と同
じ方向に回動する時に互いに連動し、また駆動軸及びそ
れに伴う一方向クラッチ二番部品がシャッタの繰り出し
方向と同じ方向に回動する時に、互いに別々に回動可能
であることと、駆動軸と巻き付けプーリとが少なくとも
一つの第2一方向クラッチとその第2一方向クラッチに
対し直列に連設された少なくとも一つの摩擦クラッチと
を介して互いに連結されており、クラッチばねによって
互いに圧接される摩擦クラッチ部品により、摩擦クラッ
チ一番部品が巻き付けプーリへ滑り回動不可能に結合さ
れており、また摩擦クラッチ二番部品が摩擦クラッチ部
品間で作用する摩擦力に逆らって、巻き付けプーリに対
して相対的に回動可能に設けられており、その場合第2
一方向クラッチの一方向クラッチ部品によって、一方向
クラッチ一番部品が駆動軸へ滑り回動不可能に結合され
ており、一方向クラッチ二番部品が摩擦クラッチ二番部
品へ滑り回動不可能に結合されており、第2一方向クラ
ッチにおいて、両一方向クラッチ部品が、駆動軸及びそ
れに伴う一方向クラッチ一番部品がシャッタの繰り出し
方向と同じ方向に回動する時に互いに連動し、また駆動
軸及びそれに伴う一方向クラッチ一番部品がシャッタの
巻き付け方向と同じ方向に回動する時に互いに別々に回
動可能であることを要旨とする。
【0007】また、駆動電動機とは反対側の駆動軸端部
に外郭支持部が滑り回動不可能に取着されており、該外
郭支持部内部には巻き付けプーリに係合した巻き付けプ
ーリ軸の端部が回動可能に支持されており、その場合少
なくとも一つの第2一方向クラッチが外郭支持部内部に
位置し、第2一方向クラッチの一方向クラッチ一番部品
が外郭支持部へ滑り回動不可能に結合している。
【0008】さらに、少なくとも一つの摩擦クラッチ
が、巻き付けプーリへ滑り回動不可能に結合された巻き
付けプーリ軸へ、少なくとも一つの第2一方向クラッチ
の隣に外嵌されており、一方向クラッチ二番部品が巻き
付けプーリ軸に対して回動可能に嵌通されたスリーブで
あり、該スリーブが環状を成す一方向クラッチ一番部品
挿通されており、さらに前記スリーブが摩擦クラッチ
二番部品へ固着しており、第一摩擦クラッチが巻き付け
プーリ軸へ滑り回動不可能に外嵌されている。
【0009】そして、少なくとも一つの第2一方向クラ
ッチの一方向クラッチ二番部品を形成するスリーブが、
ラジアルフランジの形状にてスリーブへ固着された摩擦
クラッチ二番部品と一体形成されている。さらに、二つ
の第2一方向クラッチが互いに離間して巻き付けプーリ
軸へ外嵌されており、両一方向クラッチ間の空間に二つ
の摩擦クラッチが中間の共通の摩擦クラッチ一番部品と
共に介在している。
【0010】また、摩擦クラッチ一番部品が巻き付け軸
を向いた巻き付けプーリの端面によって形成されるか、
又は該巻き付けプーリの端面に配設されている。そし
て、摩擦クラッチ二番部品が巻き付けプーリの隣の押圧
ディスクによって形成されており、第2一方向クラッチ
の一方向クラッチ二番部品と摩擦クラッチ二番部品とが
巻き付けプーリ軸へ滑り回動不可能に外嵌し、その場合
巻き付けプーリと巻き付けプーリ軸とが互いに回動可能
に配設されている。
【0011】さらに、巻き付け軸に摩擦ブレーキが作用
する。また、摩擦ブレーキが巻き付け軸内部に位置す
る。そして、摩擦ブレーキが離間して取り巻いており、
軸方向の摩擦ブレーキによって互いに押圧される二つの
摩擦ブレーキばねを有し、該摩擦ブレーキばねの一方が
駆動電動機のケーシングへ滑り回動不可能に結合し、他
方が巻き付け軸へ滑り回動不可能に結合している。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1にはローラシャッタ1が図示されており、ロ
ーラシャッタ1が巻き付け軸2へ巻き付け可能であり且
つ巻き付け軸2から繰り出し可能である。ローラシャッ
タ1は長手方向の長辺が互いに隣接し水平に延在するプ
ラスチック帯板3から成る。巻き付け軸2は巻き上げ箱
4内部に位置し、その巻き上げ箱4はウインドウその他
の遮蔽されるべき面の上端部に位置する。その場合図面
の例ではローラシャッタ1が垂直に移動する。勾配のあ
るウインドウ等の場合、その斜面でもローラシャッタ1
は移動可能である。また巻き上げ箱4が下部に配設可能
である。但し図示した実施例は主に大型で重量のあるロ
ーラシャッタ1を対象に考えたもので、その場合巻き上
げ箱及びそれに伴う巻き付け軸2は上部に位置し、ロー
ラシャッタ1は屋根窓と同様に、勾配をもって据えつけ
られている。
【0013】巻き上げ箱4からローラシャッタ1の両側
に中空状細路5が延在しており、その中空状細路5はロ
ーラシャッタ1の巻き付け及び繰り出し動作の際にロー
ラシャッタ1の側部を案内する。両側の中空状細路5は
下部にて横方向へ延在する他の中空状細路6を介して互
いに連通している。
【0014】なお本発明の駆動装置は、ローラシャッタ
1の代わりに、ウインドウ、ドア、ゲート等に対して使
用可能なローラドア、ローラグリッドその他のシャッタ
にも取り付け可能であるので、以下「ローラシャッタ」
の代わりに「シャッタ」という用語を使用する。
【0015】図4にはシャッタ1全体を破線で示してお
り、また図2は上面から見ることのできるシャッタ1の
繰り出された部分のみが破線で描かれている。これに対
しシャッタ1の巻き付け部分8の各巻き付け状態は実線
で描かれている。シャッタ1の駆動装置は、前記の如
く、中空に形成された巻き付け軸2を有し、その巻き付
け軸2が巻き上げ箱4等の内部に格納されており且つ回
動可能に支持されている。巻き付け軸2は、一端部7が
その巻き付け軸2へ固着されたシャッタ1の巻き付け及
び繰り出しのために使用される。シャッタ1の巻き付け
られた部分は、シャッタ1の巻き付け部分8を成し、ま
た繰り出された部分はウインドウ等の前を覆っている。
【0016】巻き付け軸2内部には回転方向が切り換え
可能な駆動電動機10が備えられている。駆動電動機1
0は図2では場所的制約から実際よりも幾分短く描かれ
ている。また駆動電動機10は巻き付け軸2の端から内
部へ嵌入されており、その場合電動機ケーシング11
は、その巻き付け軸2端部と近接した位置に、電動機ケ
ーシング11へ回動可能に外嵌された支持リング12を
有し、その支持リング12へ巻き付け軸2が外嵌されて
おり、それにより巻き付け軸2は電動機ケーシング11
に対して相対的に回動可能である。駆動電動機10は巻
き付け軸2より幾分突出し、巻き上げ箱4などの端面1
3へ固着されている。もし駆動電動機10を適切な介在
部品を介して取り付けることが可能ならば、駆動電動機
10は巻き付け軸2より突出させる必要はない。従っ
て、端面13などへの駆動電動機10の取付けは重要で
はない。
【0017】巻き付け軸2内部に位置する駆動電動機1
0の内端部では、駆動電動機軸14が電動機ケーシング
11より突出しており、その場合駆動電動機軸14へ駆
動軸16が滑り回動不可能に取着されており、その駆動
軸16は軸方向へ直列に連設された多くの部品から成
る。図示した実施例では、二つの駆動軸部品17、18
が介在部品15を介して互いに滑り回動不可能(dre
hfest)に連結されている。従って駆動軸16も両
回転方向へ駆動可能である。電気スイッチを含む付属電
気装備は図示しない。駆動軸16は巻き付け軸2内部に
収納されている。
【0018】駆動電動機10とは反対側の巻き付け軸2
端部には、巻き付けプーリ21が支持されており、その
巻き付けプーリ21は側面フランジ22、23を有し、
その側面フランジ22、23は互いに軸方向に僅かに離
間して位置し、内部でプーリの芯30を介して互いに連
結している。フランジ22、23とプーリの芯30は、
索条24の巻き付け又は繰り出しされうる空間を限定し
ている。巻き付けプーリ21は、対面する巻き上げ箱4
の端面25から突出したアクスルジャーナル26へ軸受
19を介して回動可能に支持されている。
【0019】更に巻き付け軸2からのシャッタ1の繰り
出しと同じ回転方向へ、巻き付けプーリ21が駆動軸1
6により駆動可能で、また駆動軸16が逆方向に駆動さ
れ、巻き付け軸2へシャッタ1が巻き付けられる場合に
は、巻き付けプーリ21は駆動されない。
【0020】索条24の一端部29は巻き付けプーリ2
1へ固着している。索条24は、巻き付けプーリ21へ
巻き付けられた部分(索条巻き付け部分31と索条巻き
付け状態32)と、巻き付けプーリ21から繰り出され
た部分とから成り、その場合索条24は、巻き付けプー
リ21から出て、適切に配設された方向転換プーリ3
3、34、35より成る方向転換装置を経由して、巻き
付け軸2とは反対側のシャッタ1の端部へ導かれ、そこ
で例えば位置36へ固着されている。索条24の経路は
中空状細路5、6を通って延びている。従ってシャッタ
1は、シャッタ1を引く索条24を介して巻き付け軸2
から繰り出され、シャッタ1は遮蔽状態となる。
【0021】前述の如く、シャッタ1が巻き付け軸2か
ら繰り出されるべき場合には、巻き付けプーリ21が駆
動軸16により駆動される。この場合、巻き付け軸2は
駆動軸16から切り離されている。即ちシャッタ1と索
条24とが互いに反対の巻き付け方向で巻き付け軸2乃
至巻き付けプーリ21へ巻き付けられているので、矢印
27方向のシャッタ1の繰り出し時には、巻き付け軸2
及び巻き付けプーリ21は、常に同一方向へ回動する。
これに対しシャッタ1が巻き付け軸2へ巻き付けらる場
合には、駆動電動機10が逆方向へ切り換えられ、その
場合駆動軸16と巻き付け軸2との間の駆動連結がなさ
れ、巻き付け軸2は矢印28方向へ駆動される。
【0022】他方シャッタ1の繰り出し時、巻き付けプ
ーリ21乃至索条24がシャッタ1を引く場合、巻き付
け軸2は駆動されず、またシャッタ1の巻き付け時、即
ち巻き付け軸2の駆動される場合には、巻き付けプーリ
21は駆動されない。また巻き付け軸2と駆動軸16と
の間には、第1一方向クラッチ37が位置する。第1一
方向クラッチ37は巻き付け軸2へ滑り回動不可能に結
合した一方向クラッチ一番部品38と、駆動軸16へ滑
り回動不可能(drehfest)に結合した一方向ク
ラッチ二番部品39とから成る。その両方の一方向クラ
ッチ部品38、39は、駆動軸16及びそれに伴う一方
向クラッチ二番部品39がシャッタ1の巻き付け方向と
同じ方向に回動する時には、互いに連動している。これ
に対し駆動軸16及びそれに伴う第2一方向クラッチ3
9のシャッタ1の繰り出し方向と同じ方向への回動時に
は、両一方向クラッチ部品38、39は、互いに別々に
回動可能である。図5に示すように、一方向クラッチ二
番部品39と駆動軸16との滑り回動しない結合のため
に、スリーブ状の形状を成す一方向クラッチ二番部品3
9は駆動軸16へ外嵌されており、駆動軸16の断面に
合嵌する内断面を有する。本実施例では、一方向クラッ
チ二番部品39の内断面と駆動軸16の断面が六角形で
ある。一方向クラッチ一番部品38は、リング構造を成
し、スリーブ状の一方向クラッチ二番部品39へ外嵌さ
れている。その第1一方向クラッチ37の互いに協働す
る部分は、一方向クラッチ二番部品39の外周と一方向
クラッチ一番部品38の内周である。その場合一方向ク
ラッチ二番部品39の外周には、軸方向へ延在した係止
溝40があり、その係止溝40には、一方向クラッチ一
番部品38の内周にて突出しばね41により付勢される
係止ラッチ42が係合しており、その係止ラッチ42は
実施例では実質的に直方体形状であり、一方向クラッチ
一番部品38の凹所に各々揺動可能に支持されている。
一方向クラッチ二番部品39の矢印28方向(図4)へ
の(シャッタ1の巻き付け)回動時に、少なくとも一つ
の係止ラッチ42が係止溝40の一つへ嵌入し、それに
より一方向クラッチ一番部品38及びそれに伴う巻き付
け軸2の連動が実行される。一方向クラッチ二番部品3
9の逆方向(図4の矢印27)への回動時は、係止ラッ
チ42が一方向クラッチ二番部品39の全係止溝40と
全外周を滑るので、連動回動は行われない。
【0023】図3に示すように、更に駆動軸16は、よ
り大きな連動力を受けるために少なくとも一つの第2一
方向クラッチ43を介して巻き付けプーリ21とも連結
している。また第2一方向クラッチ43も二つの一方向
クラッチ部品から成るが、一方向クラッチ一番部品44
は駆動軸16へ滑り回動不可能に結合しており、他方一
方向クラッチ二番部品45は、後述する摩擦クラッチを
介して巻き付けプーリ21へ駆動連結している。従って
第2一方向クラッチ43の場合の構成は、両一方向クラ
ッチ部品44、45が、駆動軸16及びそれに伴う一方
向クラッチ一番部品44が巻き付け軸2からシャッタ1
繰り出しの方向と同じ方向に回動する時に、互いに連動
し、駆動軸16及びそれに伴う一方向クラッチ一番部品
44がシャッタ1の巻き付け方向と同じ方向に回動する
時に、互いに別々に回動する。
【0024】また第2一方向クラッチ43も第1一方向
クラッチ37と同様に、一方向クラッチ二番部品45が
スリーブによって形成され、そのスリーブへ一方向クラ
ッチ一番部品44が外嵌されている。第2一方向クラッ
チ43の互いに協働する部分は、同じく一方向クラッチ
二番部品45の対向した外周と、一方向クラッチ一番部
品44の内周である。また図6に示す様に、一方向クラ
ッチ二番部品45を形成するスリーブの外周には、軸方
向へ延在した係止溝46があり、その係止溝46の係止
ラッチ47が一方向クラッチ一番部品44へ係合してい
る。構成は第1一方向クラッチ37と同じなので、この
説明は省略する。
【0025】図2に示すように、駆動電動機10とは反
対側の駆動軸16端部には、外郭支持部48が滑り回動
不可能に結合している。その外郭支持部48は、効果的
な実施例では、第2一方向クラッチ43を取り巻く中空
シリンダー49から成り、その中空シリンダー49は、
駆動軸16へ滑り回動不可能に外嵌された六角穴51を
有するシール部品50によって、駆動軸16の側面にて
シールされている。即ち少なくとも一つの第2一方向ク
ラッチ43は、外郭支持部48内に位置し、その場合第
2一方向クラッチ43の一方向クラッチ一番部品44
は、外郭支持部48へ滑り回動不可能に結合している。
したがって、第2一方向クラッチ43の一方向クラッチ
二番部品44と駆動軸16との間に滑り回動不可能な結
合が達成される。
【0026】外郭支持部48と巻き付けプーリ21との
間には、巻き付けプーリ21に係属した巻き付けプーリ
軸52が延在し、その巻き付けプーリ軸52も同じく互
いに滑り回動不可能に結合した複数の部品により構成さ
れている。巻き付けプーリ軸52は、駆動軸16と同軸
にて延在している。巻き付けプーリ軸52の端部領域
は、外郭支持部48へ挿入され、そこで滑り回動不可能
に支持されている(軸受部品53)。少なくとも一つの
第2一方向クラッチ43の一方向クラッチ二番部品45
は、巻き付けプーリ軸52へ外嵌されている。前述の摩
擦クラッチ54は、力の流れ方向から見て、第2一方向
クラッチ43と巻き付けプーリ21との間に位置する。
【0027】図4に示すように、巻き付け軸2へのシャ
ッタ1の巻き付け時にシャッタ巻き付け部分8の直径が
大きくなる場合には、索条24は索条巻き付け部分31
の直径が小さくなりながら巻き付けプーリ21から繰り
出される。巻き付け軸2からのシャッタ1の繰り出し時
にシャッタ巻き付け部分8の直径が小さくなる場合に
は、索条24は逆に動作し、索条24は索条巻き付け3
1の直径が大きくなりながら巻き付けプーリ21へ巻き
付けられる。従って、シャッタ1の繰り出し時には、巻
き付け軸2と巻き付けプーリ21との直径に応じてシャ
ッタ巻き付け部分8の直径が索条巻き付け31の直径よ
り小さくなる。同時にその直径の変化に伴い、巻き付け
軸2は益々速く回動するので、シャッタ1の繰り出し時
に、巻き付け軸2が駆動軸16より速く回動しようとす
る作用が生じうる。すると、第1一方向クラッチ37の
場合、巻き付け軸2へ滑り回動不可能に結合した一方向
クラッチ一番部品38が、一方向クラッチ二番部品39
よりも速く回動しようとする。そうなれば駆動装置は動
かなくなり、損傷を来すので、これを避けるために摩擦
クラッチ54が設けられている。その摩擦クラッチ54
は、無制動な動作の発生時に対抗する摩擦力によって、
巻き付けプーリ21と巻き付け軸2との間に巻き付けプ
ーリ21の回動を遅くさせるスリップを生じさせる。巻
き付けプーリ21の回動が遅くなれば、シャッタ1に固
着した索条24はゆっくりと引っ張られ、それにより駆
動軸16から見て巻き付け軸2がゆっくりと回動され
る。
【0028】逆の行程、即ちシャッタ1の巻き付け時に
ついても同様であり、その場合索条巻き付け部分31の
直径がシャッタ巻き付け部分8の直径より小さくなる場
合には、摩擦クラッチ54が無いと第2一方向クラッチ
43にエラー動作が生じる可能性がある。
【0029】摩擦クラッチ54は、異なる巻き付け直径
が原因で動かなくなり、それにより壊れる、ということ
を防ぐ働きをする。また例えば冬季のシャッタの凍結時
にも、摩擦クラッチ54により索条24が切れないよう
にされている。その他、図2の実施例では摩擦クラッチ
54がいわゆるタンデム装置内に有るので、クラッチが
二つ設けられており、これによって摩擦力が強化されて
いる。
【0030】さらに図3に示すように、摩擦クラッチ5
4は、第2一方向クラッチ43に対し直列に連設されて
いる。このうち摩擦クラッチ一番部品55は巻き付けプ
ーリ21へ滑り回動不可能に結合している。また摩擦ク
ラッチ番部品5は、巻き付けプーリ21に対して相
対的に回動可能に配設されており、その回動が摩擦クラ
ッチ部品55、56間に作用する摩擦力に逆らって実行
される。摩擦クラッチ二番部品56は、第2一方向クラ
ッチ43の一方向クラッチ二番部品45へ滑り回動不可
能に結合している。摩擦クラッチ両部品55、56は、
クラッチばね58により互いに圧接される。
【0031】図2の実施例で二つの第2一方向クラッチ
43と二つの摩擦クラッチ54が具備されている、とい
うことを除外すれば、これまでの説明は、図7の実施例
についても内容的に完全に当てはまる。双方の実施例
は、摩擦クラッチの形成と位置及びそれに伴う変更に関
して異なるのみである。従って駆動電動機の側では外郭
支持部48に到るまで一致しているので、図7にも同一
の番号が付記されている。その他機能的に一致する部品
は、図2の実施例と同一の番号に「a」が付記されてい
る。
【0032】図2の例では、巻き付けプーリ軸52が巻
き付けプーリ21へ滑り回動不可能に結合している。ま
た、摩擦クラッチ54が第2一方向クラッチ43の隣で
巻き付けプーリ軸52へ外嵌されている。その場合、前
述の如く一方向クラッチ二番部品45はスリーブ状で、
巻き付けプーリ軸52へ回動可能に外嵌されている。一
方向クラッチ二番部品45を形成するスリーブは、摩擦
クラッチ二番部品56へ固着しており、ラジアルフラン
ジの形状の摩擦クラッチ二番部品56と一体形成されて
いる。これに対し摩擦クラッチ一番部品55は、巻き付
けプーリ軸52の非円形断面に合嵌する内断面を成すリ
ングディスクの構造を備えることによって、効果的に巻
き付けプーリ軸52へ滑り回動不可能に外嵌されてお
り、実施例では摩擦クラッチ一番部品55は六角断面で
ある。
【0033】摩擦クラッチ両部品55、56間には、摩
擦材料で出来た摩擦ディスク57が介在している。更に
一方向クラッチ二番部品45を形成するスリーブへ、ラ
ジアルフランジを形成する摩擦クラッチ二番部品56が
一体形成され、軸方向に一方向クラッチ一番部品44よ
り長くなっている。従って図2に示された位置に支持さ
れたクラッチばね58は、スリーブの自由端面とそれに
伴う摩擦クラッチ部品を圧接可能とする。
【0034】前述の如く図2の実施例では、二つの第2
一方向クラッチ43が互いに離間して巻き付けプーリ軸
52へ外嵌されている。両摩擦クラッチ54は、両一方
向クラッチ43間の隙間に介在し、両摩擦クラッチ54
は中間の共通の摩擦クラッチ一番部品55を有する。そ
の全構成部は外郭支持部48内部に位置する。
【0035】また前述の如く、原則的にはただ一つの一
方向クラッチ43とただ一つの摩擦クラッチ54で充分
である。但し複数構成にすればより大きな力が伝達可能
である。これに対し図7の実施例では、摩擦クラッチ5
4aが巻き付けプーリ21aへ向けて移動されており、
その場合巻き付けプーリ21aも側面フランジ22a、
23aもプーリの芯30aも、軸受19aにより支持可
能である。その場合摩擦クラッチ一番部品55aは、巻
き付け軸2を向いた巻き付けプーリ21aの端面60に
よって形成されるか、又はその端面60へ摩擦ディスク
57aの構造で配設されるよう想定されている。この方
式により、より大きな直径の摩擦クラッチ54aが形成
可能で、それにより適合した大きさの摩擦力が得られ
る。
【0036】摩擦クラッチ54aの摩擦クラッチ二番部
品56aは押圧ディスク61によって形成されており、
その押圧ディスク61は巻き付けプーリ21aの隣に位
置し、クラッチばね58aによって巻き付けプーリ21
aへ圧接される。同時に押圧ディスク61は、巻き付け
軸2の支持のために巻き付け軸2へ挿入される延長部6
2を形成している(図2の実施例では、巻き付け軸2は
その端部にて支持リング63を介して介在部品64に支
持されており、巻き付けプーリ軸52の二つの部分は互
いに滑り回動不可能に結合している)。
【0037】更に図7の実施例の場合、第2一方向クラ
ッチ43aの一方向クラッチ二番部品45aと摩擦クラ
ッチ二番部品56aとは、互いに離間して位置し、巻き
付けプーリ軸52aを介して互いに滑り回動不可能(d
rehfest)に連結している。即ち摩擦クラッチ二
番部品56aと一方向クラッチ二番部品45aとは、巻
き付けプーリ軸52aへ滑り回動不可能に外嵌されてい
る。これに対し巻き付けプーリ軸52aと巻き付けプー
リ21aとは互いに回動可能に配設されている。その場
合巻き付けプーリ21aは巻き付けプーリ軸52a端部
へ外嵌されており、それらに適切な転がり軸受が介在し
ている。
【0038】以下も同じく両実施例に当てはまる。即
ち、シャッタ1は、上部に位置する巻き上げ箱4及びそ
れに伴う上部に位置する巻き付け軸2とにより据えつけ
られる場合には、シャッタ1はその繰り出し時に索条2
4だけでなく、重力によっても下方へ引かれる。次にシ
ャッタ1の繰り出し時に巻き付け軸2が全く無制動に自
由回動可能であると仮定すれば、シャッタ1はそれに固
着された索条24によって繰り出されるより速く下方へ
滑り降りることになる。それを避けるために、巻き付け
軸2へ図2に示した摩擦ブレーキ65を設置する。その
場合シャッタ1の繰り出し時には、その摩擦ブレーキ6
5による摩擦力に逆らって索条24が引かれなければな
らない。摩擦ブレーキ65は巻き付け軸2内部に位置す
るのでコンパクトな構成となる。摩擦ブレーキの詳細に
ついては様々な方法がある。例えば、摩擦ブレーキ65
は電動機ケーシング11と並び駆動軸16をリング状に
軸方向へ取り巻いて位置し、摩擦ブレーキばね66によ
って互いに軸方向へ圧接される二つの摩擦ブレーキ部品
67、68を具備しており、その摩擦ブレーキ部品6
7、68の内の一つの摩擦ブレーキ部品67が駆動電動
機10のケーシング11へ滑り回動不可能に結合し、ま
た他の摩擦ブレーキ部品68が巻き付け軸2へ滑り回動
不可能に結合している。摩擦ブレーキ部品67が電動機
ケーシング11に滑り回動不可能に結合するために、摩
擦ブレーキ部品67は、その端面にて突出して全周へ配
設された張出部69を有し、その張出部69は電動機ケ
ーシング11へ固着している。両摩擦ブレーキ部品6
7、68は、その摩擦面70、71が軸方向に互いに対
面しており、その摩擦面70、71間には摩擦材料から
成る摩擦ディスク72が位置する。また本実施例では、
摩擦ブレーキ部品67は電動機ケーシング11を向いた
鉢形の延長部73と反対側の先細形状の支持延長部74
とを具備した段形を成し、その支持延長部74には摩擦
ディスク72と他のブレーキ部品68が外嵌されてい
る。その場合その摩擦ブレーキ部品68は、摩擦ブレー
キ部品67に回動可能に支持されており、巻き付け軸2
の内周壁へ接し、その内周壁へ滑り回動不可能に結合し
ている。摩擦ブレーキばね66は、転がり軸受75と押
圧部品76とを介して摩擦ブレーキ部品68を付勢す
る。摩擦ブレーキばね66の他端は、介在部品15にて
支持されている。
【0039】追記すべきは、クラッチばね58乃至58
a並びに摩擦ブレーキばね66がコイルばねであり、そ
のコイルばねが巻き付けプーリ軸52乃至駆動軸16へ
外嵌されていることである。
【0040】
【発明の効果】本発明のシャッタのための駆動装置で
は、同じ駆動電動機によって繰り出され且つ巻き付けら
れる。その場合繰り出し時には、巻き付け軸とは反対側
のシャッタ端部の索条によって引かれる。その場合索条
の巻き付けプーリは第2一方向クラッチと摩擦クラッチ
とを介して駆動され、また巻き付け軸は、第1一方向ク
ラッチが駆動軸と無関係なので、一緒に回動可能であ
る。それに対しシャッタ巻き付け時の巻き付け軸は、第
1一方向クラッチを介して駆動軸へ駆動連結されてお
り、また巻き付けプーリは第2一方向クラッチによって
駆動軸から切り離されている。
【0041】シャッタの巻き付け時にも繰り出し時にも
巻き付け軸のシャッタの巻き付け直径と巻き付けプーリ
の索条の巻き付け直径とはその大きさが互いに逆に変化
している。従ってシャッタの繰り出し時にはシャッタ巻
付けの直径が索条巻付けの直径より小さくなりうる。す
ると巻き付け軸が益々高速で回動し、その結果シャッタ
の繰り出し時に、巻き付け軸が駆動軸よりも速く回動し
ようとする時点が来る可能性がある。即ちそれは第1一
方向クラッチのエラー動作を生じかねないので(一方向
クラッチ一番部品が一方向クラッチ二番部品よりも速く
駆動使用とするので)、摩擦クラッチが設けられてい
る。その摩擦クラッチが無制動な経過の発生時に対抗す
る摩擦力で巻き付けプーリと駆動軸との間で巻き付けプ
ーリの回動を遅くするスリップを生じさせる。巻き付け
プーリがより低速に回動することにより、シャッタの索
条がより低速に引かれ、駆動軸から見た巻き付け軸はよ
り低速に回動するようになる。
【0042】またシャッタ巻き付け時にシャッタ巻付け
の直径が索条巻付けの直径より大きくなる場合にも、摩
擦クラッチは同様の作用を有する。さらに摩擦クラッチ
は、索条が切断するような過大な力が索条へ負荷される
ことも防ぐ働きをする。そしてシャッタの繰り出しに何
らかの障害、例えば冬季にシャッタが氷結した場合、摩
擦クラッチによりシャッタが壊されるのを防ぐ。
【0043】本発明は、索条巻き付け直径及びシャッタ
巻き付け直径と無関係に両方向に安定的に駆動する。更
にこの駆動装置は比較的単純な構造で、両方向の運動に
ただ一つの駆動電動機を使用するので生産コストが比較
的安い。末端の巻き付けプーリ以外は各部品全部が巻き
付け軸内部に格納されているのでコンパクトな装置でも
ある。
【0044】本発明の効果的な構造は従属項に記載され
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウインドウへ設けられたシャッタの模式図であ
り、シャッタの側部の案内部と巻き上げ箱は断面図で示
してある。
【図2】本発明の駆動装置の第一実施例の模式縦断面図
である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】図2の装置の切断線III−IIIによる断面
図であるが、巻き付け軸と巻き付けプーリのみが図示さ
れており、索条は一点鎖線で示し、シャッタは二点鎖線
で示す(判りやすくするために図4は図2に比べより少
なく巻き付けられた索条巻き付け部分とシャッタ巻き付
け部分を示す)。
【図5】図2の装置の第1一方向クラッチの切断線IV
−IVによる断面図であり、シャッタ巻付け部分は省略
されている。
【図6】図2の装置の二つの第2一方向クラッチの一つ
の切断線V−Vによる断面図であり、シャッタ巻き付け
部分は省略されている。
【図7】本発明の駆動装置の第二の実施例の模式縦断面
部分図であり、図2の第一実施例の摩擦クラッチの変形
例を示す。
【符号の説明】
2 巻き付け軸 10 駆動電動機 16 駆動軸 21 巻き付けプーリ 24 索条 37 第1一方向クラッチ 43 第2一方向クラッチ 54 摩擦クラッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き付け軸(2)に取着されたシャッタ
    (1)の巻き付け及び繰り出しのための回動可能に支持
    された中空の巻き付け軸(2)と、巻き付け軸(2)内
    部に位置し駆動軸(16)を駆動する回動方向切り換
    え可能な電動機(10)とを有し、巻き付け軸(2)が
    駆動電動機(10)のケーシング(11)に対して相対
    的に回動可能であり、索条(24)の巻き付け及び繰り
    出しのための巻き付けプーリ(21)が巻き付け軸
    (2)の軸方向端部に支持されており、索条(24)の
    一端部が巻き付けプーリ(21)へ固着しており、巻き
    付けプーリ(21)から出て方向転換装置を経由して巻
    き付け軸(2)とは反対側のシャッタ端部へ導かれて、
    そこへ固着しており、シャッタ(1)と索条(24)が
    互いに逆方向に巻き付け軸(2)乃至巻き付けプーリ
    (21)へ巻き付けられており、巻き付け軸(2)へシ
    ャッタ(1)が巻き付けられて、シャッタ巻き付け直径
    が大きくなる場合には、索条(24)の索条巻き付け直
    径が小さくなりながら巻き付けプーリ(21)から繰り
    出され、またシャッタが巻き付け軸(2)から繰り出さ
    れて、シャッタ巻き付け直径が小さくなる場合には、索
    条(24)の索条巻き付け直径が大きくなりながら巻き
    付けプーリ(21)へ巻き付けられる、側部にて案内さ
    れるシャッタ、主にローラシャッタ等のための駆動装置
    であって、 巻き付け軸(2)と駆動軸(16)との間の巻き付け軸
    (2)内には、第1一方向クラッチ(37)が配設さ
    れ、第1一方向クラッチ(37)は巻き付け軸(2)へ
    滑り回動不可能に結合した一方向クラッチ一番部品(3
    8)と、駆動軸(16)へ滑り回動不可能に結合した一
    方向クラッチ二番部品(39)とから成り、その場合両
    方の一方向クラッチ部品(38、39)が駆動軸(1
    6)及びそれに伴う一方向クラッチ二番部品(39)が
    シャッタ巻き付け方向と同じ方向に回動する時に、互い
    に連動し、また駆動軸(16)及びそれに伴う一方向ク
    ラッチ二番部品(39)がシャッタの繰り出し方向と同
    じ方向に回動する時に互いに別々に回動可能であること
    と、 駆動軸(16)と巻き付けプーリ(21、21a)とが
    少なくとも一つの第2一方向クラッチ(43、43a)
    とその第2一方向クラッチ(43、43a)に対し直列
    に連設された少なくとも一つの摩擦クラッチ(54、5
    4a)とを介して互いに連結されており、クラッチばね
    (58、58a)によって互いに圧接される摩擦クラッ
    チ部品(55、56、55a、56a)により、摩擦ク
    ラッチ一番部品(55、55a)が巻き付けプーリ(2
    1、21a)へ滑り回動不可能に結合されており、また
    摩擦クラッチ二番部品(56、56a)が摩擦クラッチ
    部品間で作用する摩擦力に逆らって、巻き付けプーリ
    (21、21a)に対して相対的に回動可能に設けられ
    ており、その場合第2一方向クラッチ(43、43a)
    の一方向クラッチ部品(44、45、44a、45a)
    によって、一方向クラッチ一番部品(44、44a)が
    駆動軸(16)へ滑り回動不可能に結合されており、一
    方向クラッチ二番部品(45、45a)が摩擦クラッチ
    二番部品(56、56a)へ滑り回動不可能に結合され
    ており、第2一方向クラッチ(43、43a)におい
    て、両一方向クラッチ部品(44、45、44a、45
    a)が、駆動軸(16)及びそれに伴う一方向クラッチ
    一番部品(44、44a)がシャッタ(1)の繰り出し
    方向と同じ方向に回動する時に互いに連動し、また駆動
    軸(16)及びそれに伴う一方向クラッチ一番部品(4
    4、44a)がシャッタ(1)の巻き付け方向と同じ方
    向に回動する時に互いに別々に回動可能であることを特
    徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】駆動電動機(10)とは反対側の駆動軸
    (16)端部に外郭支持部(48)が滑り回動不可能に
    取着されており、該外郭支持部(48)内部には巻き付
    けプーリ(21、21a)に係合した巻き付けプーリ軸
    (52、52a)の端部が回動可能に支持されており、
    その場合少なくとも一つの第2一方向クラッチ(43、
    43a)が外郭支持部(48)内部に位置し、第2一方
    向クラッチ(43、43a)の一方向クラッチ一番部品
    (44、44a)が外郭支持部(48)へ滑り回動不可
    能に結合していることを特徴とする請求項1記載の駆動
    装置。
  3. 【請求項3】少なくとも一つの摩擦クラッチ(54)
    が、巻き付けプーリ(21)へ滑り回動不可能に結合さ
    れた巻き付けプーリ軸(52)へ、少なくとも一つの第
    2一方向クラッチ(43)の隣に外嵌されており、一方
    向クラッチ二番部品(45)が巻き付けプーリ軸(5
    2)に対して回動可能に嵌通されたスリーブであり、該
    スリーブが環状を成す一方向クラッチ一番部品(44)
    挿通されており、さらに前記スリーブが摩擦クラッチ
    二番部品(56)へ固着しており、第一摩擦クラッチ
    (55)が巻き付けプーリ軸(52)へ滑り回動不可能
    に外嵌されていることを特徴とする請求項2記載の駆動
    装置。
  4. 【請求項4】少なくとも一つの第2一方向クラッチ(4
    3)の一方向クラッチ二番部品(45)を形成するスリ
    ーブが、ラジアルフランジの形状にてスリーブへ固着さ
    れた摩擦クラッチ二番部品(56)と一体形成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】二つの第2一方向クラッチ(43)が互い
    に離間して巻き付けプーリ軸(52)へ外嵌されている
    ことと、両一方向クラッチ間の空間に二つの摩擦クラッ
    チ(54)が中間の共通の摩擦クラッチ一番部品(5
    5)と共に介在していることを特徴とする請求項3又は
    4記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】摩擦クラッチ一番部品(55a)が巻き付
    け軸(2)を向いた巻き付けプーリ(21a)の端面に
    よって形成されるか、又は巻き付けプーリ(21a)の
    端面に配設されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】摩擦クラッチ二番部品(56a)が巻き付
    けプーリ(21a)の隣の押圧ディスク(61)によっ
    て形成されていることと、第2一方向クラッチ(43
    a)の一方向クラッチ二番部品(45a)と摩擦クラッ
    チ二番部品(56a)とが巻き付けプーリ軸(52a)
    へ滑り回動不可能に外嵌し、その場合巻き付けプーリ
    (21a)と巻き付けプーリ軸(52a)とが互いに回
    動可能に配設されていることを特徴とする請求項6記載
    の駆動装置。
  8. 【請求項8】巻き付け軸(2)に摩擦ブレーキ(65)
    が作用することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一
    つに記載の駆動装置。
  9. 【請求項9】摩擦ブレーキ(65)が巻き付け軸(2)
    内部に位置することを特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】摩擦ブレーキ(65)が離間して取り巻
    いており、軸方向の摩擦ブレーキによって互いに押圧さ
    れる二つの摩擦ブレーキばね(67、68)を有し、摩
    擦ブレーキばね(67、68)の一方が駆動電動機(1
    0)のケーシング(11)へ滑り回動不可能に結合し、
    他方が巻き付け軸(2)へ滑り回動不可能に結合してい
    ることを特徴とする請求項9記載の駆動装置。
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