JP2506239B2 - シャッタ、主にロ―ラシャッタのための駆動装置 - Google Patents

シャッタ、主にロ―ラシャッタのための駆動装置

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JP2506239B2
JP2506239B2 JP3153434A JP15343491A JP2506239B2 JP 2506239 B2 JP2506239 B2 JP 2506239B2 JP 3153434 A JP3153434 A JP 3153434A JP 15343491 A JP15343491 A JP 15343491A JP 2506239 B2 JP2506239 B2 JP 2506239B2
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    • E06B9/56Operating, guiding or securing devices or arrangements for roll-type closures; Spring drums; Tape drums; Counterweighting arrangements therefor
    • E06B9/80Safety measures against dropping or unauthorised opening; Braking or immobilising devices; Devices for limiting unrolling
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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャッタ巻上げのための
巻付け軸と、該巻付け軸とは反対側のシャッタ自由端部
に結合する少なくとも一本の索条とを有し、該索条が少
なくとも一つの方向転換装置を経由して巻付けプーリへ
導かれており、その場合巻付け軸及び巻付けプーリが少
なくとも一つの駆動電動機により駆動されるようになっ
ている、シャッタ、主にローラシャッタのための駆動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラシャッタ等のための今日最も普及
している駆動装置では、巻き上げ箱がウインドウやドア
等の上端部に位置し、その場合ローラシャッタは電動機
にて巻き上げられ、繰り出される。繰り出し時には重力
が加る。それ以外の駆動装置としては、例えば巻き上
げ箱がウインドウの下方に設けられている場合や、ウイ
ンドウその他の開口部が水平に設けられている場合で、
巻付け軸からローラシャッタを繰り出す際には、シャッ
タの自由端部に固着された索条が電動機で巻付けプーリ
へ巻き付けられる。逆方向、即ちローラシャッタの巻き
付け時には索条が同様に巻付けプーリから繰り出され
る。このような駆動装置の多くは巻付けプーリが巻付け
軸の横に軸方向に配置され、その場合巻付け軸と巻付け
プーリは、通常巻付け軸の内部に設けられている一つの
駆動電動機によって、共に駆動される。ローラシャッタ
の繰り出し速度と索条の巻き付け速度とは、互いに異な
る巻き付け直径により実質的に常に相異しているので、
巻付け軸の動きとシャッタの動きとが互いに阻害しあわ
ず且つ索条が切れたり緩んだりしないように、処置を講
じなければならない。そのために索条をしなやかに形成
したり柔軟なテンション装置を装備することが考えら
れ、或いは巻付け軸と巻付けプーリとの係合に摺接又は
摩擦クラッチ及び/又はフリーホイールが使われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
駆動装置では、ローラシャッタが機械的な影響又は例え
ば氷結により動かなくなり、適切な切り換え信号があっ
ても巻き上げできない、という事態が生じる恐れがあ
る。それでもなお索条は巻付けプーリから繰り出され、
ローラシャッタ装置内に連続的に散らばる。よって索条
張力がなくなり、索条が方向転換プーリ又は巻付けプー
リから外れ、もつれる恐れがある。従ってローラシャッ
タの機械的な障害の除去した後に、更にローラシャッタ
全体を開けて、索条を元通り正しい位置にもどさなけれ
ばならない。また逆に稀にではあるが、主にローラシャ
ッタの繰り出し時に巻付けプーリが動かなくなり、索条
が巻き付けられなくなるという事態も生じる。これによ
り同じ様な結果となる。
【0004】従って本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたものであり、ローラシャッタを繰り出す
索条が機械的妨害があっても常に緊張を維持するよう
な、シャッタ、主にローラシャッタのための駆動装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャッタ巻き
上げのための巻付け軸と、該巻付け軸とは反対側のシャ
ッタ自由端部に結合する少なくとも一本の索条とを有
し、該索条が少なくとも一つの方向転換装置を経由して
巻付けプーリへ導かれており、巻付け軸及び巻付けプー
リが少なくとも一つの駆動電動機により駆動される、シ
ャッタ、主にローラシャッタのための駆動装置であっ
て、索条が弛緩したときに作動して、安全のために駆動
電動機への通電を遮断する安全制御装置を有するととも
に、 シャッタの繰出し時または巻き上げ時にシャッタが
動かなくなったとき、駆動電動機の出力の逆トルクによ
って作動して、駆動電動機に負荷をかけないために駆動
電動機への通電を遮断する追加の安全制御装置が前記安
全制御装置とは別に設けられていることを要旨とする。
【0006】また、安全制御装置が索条の緊張状態によ
り変位する作動体を有し、該作動体が変位していない状
態では、制御体が駆動電動機の電動機電流の遮断スイッ
チ位置となり、また変位した状態では反位のスイッチ位
置となる。さらに、作動体の変位が復帰バネの力に逆ら
って実行され、弛緩状態の索条の場合、作動体が制御体
へ弾性押圧される。
【0007】そして、作動体が索条の通るための通孔を
備えた係合部材を有する。さらに、係合部材がU字形に
形成されている。また、作動体が案内管内でピストン状
に摺動できるように形成されている。そして、復帰バネ
が作動体の止まり穴内に設けられており且つ案内管に結
合した支持体へ支持される。
【0008】さらに、支持体がネジ又はボルトとして形
成されていることと、作動体が二つの縦溝を有し、該縦
溝を横方向へ貫いて支持体が延在している。また、制御
体がオープナー・スイッチとして形成されている。
【0009】また、追加の安全制御装置として、巻付け
軸及び駆動電動機を収納する巻き上げ箱の一側面に固定
して取り付けられたベースプレートと、ベースプレート
に設けられた軸と、軸に回動可能に取り付けられ、駆動
電動機のハウジングと接続された結合部材と、結合部材
に固定され、結合部材と共に回動可能な制御体と、制御
体の回動を検知する電気式制御体と、制御体の回転方向
の運動を阻止する支持部材とを備えており、該支持部材
の少なくとも一つは弾性部材として形成されており、駆
動電動機の出力軸の回転が阻害されたとき、逆トルクに
より制御体が弾性部材の弾性力に逆らって回転方向に移
動することにより、前記電気式制御体の回動検知に基づ
き駆動電動機への通電を遮断するようになされている
【0010】さらに、結合部材に固定された制御体が両
支持部材の間に位置し、該支持部材の一つである弾性部
材がコイルバネとして形成され、他方が前記電気式制御
であって、該電気式制御体が電気スイッチ(45)
して形成されている。結合部材に固定された制御体の回
転開始条件は、コイルバネの調節によって調節可能であ
る。そして、駆動電動機が少なくとも部分的に巻付け軸
内部に位置し、該巻付け軸とその端側に位置する同一回
動軸を共有する巻付けプーリとを両回転方向へ駆動し、
その場合シャッタ又は索条が互いに逆の巻き付け方向と
なる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1の全体図において、ローラシャ
ッタ10は巻付け軸11へ巻き付け可能に配設されてい
る。巻付け軸11は巻き上げ箱12内に位置し、その巻
き上げ箱12はウインドウ、ドア、遮蔽装置、ゲート等
の上端部又は下端部に配設可能である。巻き上げ箱12
の配置に応じ、ローラシャッタ10の両運動方向の動き
に対し、重力は妨げになったり、助けとなったり、又は
無関係というように作用をする。図1に示した構成の場
合、概略を示したウインドウ13の下端部に巻き上げ箱
12が位置する。左側から巻付け軸11の内部空間へ駆
動電動機14が嵌入し、その駆動電動機14は図示しな
い方式で巻付け軸11を駆動するように結合されてい
る。またその駆動電動機14は、巻付けプーリ16も駆
動できるように、巻付けプーリ16へも結合されてい
る。駆動電動機14の固定部は取付け装置15を介して
巻き上げ箱12へ定着されている。巻き上げ箱12の右
側面の軸受軸18は、回動可能な巻付けプーリ16乃至
巻付け軸1の支持として使用される。
【0012】ローラシャッタ10案内のための両サイド
の中空状細路19が、巻き上げ箱12から延出してい
る。その中空状細路19は上部で連続した中空状細路2
0を介して互いに連通している。その中空状細路20
は、例えば中空状細路19がウインドウ枠等へ螺着可能
ならば、省略してもよい。
【0013】索条17は、ローラシャッタ10の自由端
部の中程の取着位置21から、ローラシャッタ10の運
動方向に平行に上方へ延びており、中空状細路20内部
の方向転換プーリ22を経由して、右方向へ方向転換さ
れ、更に右の中空状細路19の上部にある第二方向転換
プーリ23を経由してまた下方へ戻り転換し、巻付けプ
ーリ16へつながる。その場合巻付けプーリ16の索条
の巻き付け方向は、巻付け軸11のローラシャッタ10
の巻き付け方向と反対方向である。
【0014】なお図示した索条案内の代わりに、他の索
条案内も可能である。例えば二本の索条を中空状細路1
9内にて遮蔽して導き、ローラシャッタ10の両脇上端
部で結合させ、更に巻付けプーリ16へ戻されることも
可能である。またローラシャッタの両脇上端部に方向転
換プーリを配設して、一本の索条を遮蔽して導くことも
可能である。
【0015】索条17は常に緊張して導かれなければな
らない。巻付け軸11へ巻き付けられたローラシャッタ
10と巻付けプーリ16へ巻き付けられた索条17との
直径が、巻き付け動作乃至繰り出し動作で各々互いに逆
変化するので、索条17を緊張保持するために、対策を
講ずる必要がある。そのために索条17をしなやかな索
条として形成したり、柔軟なテンション装置により初張
力をかけたり、又は駆動電動機14と巻付け軸11及び
/又は巻付けプーリ16の間に摩擦クラッチ、フライホ
イール装置等の媒体を設けることが可能である。これら
公知の装置は図面の単純化のために図示されていない。
【0016】索条17の緊張状態をコントロールするた
め、安全制御装置25が巻付けプーリ16の横の巻き上
げ箱12に取着されている。その安全制御装置25は図
2、3に拡大図示されている。安全制御装置25は、実
質的に案内管26から成り、その内部で円筒形の作動体
27がピストン状に摺動可能である。作動体27は止ま
り穴28を有し、また面壁の互いに対向する位置に縦溝
29を有する。支持ネジ30は、案内管26を横方向へ
貫いて延在し、且つナット31により巻き上げ箱12の
面壁へ固着されている。その場合支持ネジ30は、作動
体27の縦溝29を貫いて延在しており、それにより軸
方向へは摺動可能であるが、回動不可能になっている。
止まり穴28内のコイルバネ32は、支持ネジ30に支
持され、それにより作動体27を下方のオープナー・ス
イッチとして形成された電気スイッチ33へ押圧する。
作動体27の上端部には、索条17のためのU字形クラ
ッチ装置34が取着されており、そのU字形クラッチ装
置34はそこから勾配をもって巻き上げ箱内部へ伸長し
ており、その場合索条17はU字形通孔を通って延びて
いる。
【0017】緊張した索条17により作動体27は、コ
イルバネ32の力に逆らって上方へ電気スイッチ33か
ら離間される。それによりその電スイッチ33は電気
的に閉じた状態になり、駆動電動機14の駆動を可能に
する。索条張力が弱まると、即ち、例えばローラシャッ
タ10の巻き上げ行程時にそのローラシャッタ10が動
かなくなると、巻付け軸11はそれ以上回転できない
が、巻付けプーリ16は継続して索条17を繰り出すの
で、コイルバネ32は作動体27を電気スイッチ33へ
押圧して、その電気スイッチ33を開くことになる。そ
れにより駆動電動機14への電流は遮断され、駆動電動
機14は遮断される。
【0018】なお電気スイッチ33はクローザー・スイ
ッチとして形成されていてもよく、その場合例えば駆動
電動機14のための図示しない制御エレクトロニクスの
制御コマンドの対応した逆転が実行可能である。同じく
また電気スイッチ33は作動体27の他端部へ配設する
ことも可能で、その場合作動体27は索条の緊張した状
態で電気スイッチ33へ押圧される。緊張が弱まると、
作動体27は電気スイッチ33から離間し、駆動電動機
遮断のための制御コマンドを発する。その場合弾性クラ
ッチ装置は索条へ向けて設けることが可能である。
【0019】また安全制御装置25は、索条の通る別の
位置、主に方向転換プーリ50の付近に配設することも
可能である。図4には、図1の巻き上げ箱12の左端面
の駆動電動機14の取付け装置15が詳細に図示されて
いる。ベースプレート35は、巻き上げ箱12の側面に
固定されている。そのベースプレート35から駆動電動
機14の軸方向へ延出した中空軸36には、平らな板金
部品として形成された結合部材37が回動可能に支持さ
れている。その結合部材37には、破線で示された駆動
電動機14が取り付けられている。制御体38は結合部
材37へ固着しており、主に一体形成されているか、溶
接されているか、又は螺着されている。制御体38の回
動路に接して、調節ネジ43がベースプレート35の支
持体42の対応するネジ穴に螺入されており、その調節
ネジ43の自由端部は、コイルバネ44を介して制御体
38へ当接している。それにより制御体38は、コイル
バネ44から見た場合制御体38の反対側に位置する電
気スイッチ45へ弾性押圧される。コイルバネ44及び
電気スイッチ45は制御体38の回転方向の運動を阻止
する支持部材として作用する。コイルバネ44の弾性力
は、巻付け軸11及び巻付けプーリ16を回動させる駆
動電動機14の通常時の出力トルクの逆トルクによっ
て、駆動電動機14、結合部材37及び制御体38が回
動するのを阻止するのに十分な力となるように設定され
ている。すなわち、通常時には、制御体38は、コイル
バネ44の押圧力により、電気スイッチ45側に押圧さ
れ、それにより、結合部材37に取り付けられている駆
動電動機14が、ベースプレート35に対して所定の弾
性押圧力で固定されていて、駆動電動機の出力軸の出力
トルクにより巻付け軸11及び巻付けプーリ16が回転
することとなる。
【0020】例えば、ローラシャッタ10を巻き上げる
とき、巻付け軸11は駆動電動機14の出力軸と連動す
るが、巻付け軸11から繰り出されるべきローラシャッ
タ10が氷結などにより動かなくなった場合、索条17
は巻付けプーリ16へ巻き付けられなくなり、駆動電動
機14の出力軸は回転できなくなる。それにより、その
逆トルクにより、駆動電動機14が結合部材37と共に
回動し、結合部材37はコイルバネ44の力に逆らって
調節ネジ43へ向けて回動される。その際に制御体38
は、電気スイッチ45から離間し制御行程を作動させ、
その制御行程により駆動電動機14が遮断される。この
場合のトルクは調節ネジ43によって調節可能である。
【0021】図4に図示した装置は、巻き上げ装置が動
かなくなった場合に電動機により発生される過剰なトル
クに対する補足の安全装置として使用される。この安全
制御装置は両回転方向へ作用する。安全制御装置25及
び場合により図4の安全制御装置は、索条を介してロー
ラシャッタが繰り出されるあらゆる巻き上げ駆動に適し
ている。その場合巻付け軸11と巻付けプーリ16に対
し一つの駆動電動機14を具備しているのか、それらが
独自の駆動電動機により駆動されるのかは、問題ではな
い。また(しなやかな又は柔軟に初張力のかけられた索
条の使用で)回動しない結合が巻付け軸11と巻付けプ
ーリ16との間に存在するか、又は摩擦クラッチ及び/
又はフライホイール装置を介した可変クラッチが存在し
ているかも、問題ではない。決定的なことは索条17が
運転中常にピンと張られていて、索条17の緊張が故障
により又は最終止まり位置へ達した際に緩むと、確実な
制御装置25により遮断が成されることである。また図
4の安全制御装置は、電動機14が許容量以上に高いト
ルクを生じさせた場合、それが巻付けプーリ16か巻付
け軸11かにかかわらず、安全制御を行う。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のシャッ
タのための駆動装置は、原因の如何を問わず索条の緊張
状態の緩みを即座に検知できる。また駆動電動機が自動
遮断を行うので、索条の緊張状態を維持することができ
る。従って、例えば氷結したローラシャッタを巻き上げ
ようとする際に安全遮断が実行されるので、索条をもと
にもどすためにローラシャッタ装置を開ける必要は全く
ない。また、ローラシャッタが終端位置に達すると、索
条の緊張が無くなり安全制御装置による遮断が行われる
ことになるので、巻き上げ時にはその安全制御装置が同
時にリミットスイッチとして働く。更にその安全制御装
置は、索条の切断時又は索条両端の支点から外れた際に
も働く。また、ローラシャッタが繰り出し行程時に例え
ば氷結して動かなくなれば、動かない索条に拘持された
巻付けプーリへ全電動機トルクが作用することになり、
電動機の故障又は索条の切断を生じることがある。これ
に対し本発明の追加の安全制御装置は、駆動電動機の出
力軸の回転が阻害されたとき、逆トルクにより作動して
駆動電動機への通電を遮断する。特に、通常時は支持部
材により弾性押圧された制御体が、駆動電動機の出力軸
の回転が阻止されたとき、弾性部材の弾性力に逆らって
回転方向に移動することにより、電気式制御体が回動検
知することに基づき、駆動電動機への通電が遮断され
る。従って、ローラシャッタが繰り出し行程時に動かな
くなっても、電動機の故障又は索条の切断を生じること
がない。
【0023】
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタ装置の模式全体図である。
【図2】本発明の実施例の安全制御装置の垂直断面図で
ある。
【図3】図2に示した安全制御装置の上面図である。
【図4】トルクを制御する追加の安全制御装置である。
【符号の説明】
10 シャッタ 11 巻付け軸 14 駆動電動機 16 巻付けプーリ 17 索条 25 安全制御装置

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ巻き上げのための巻付け軸と、
    該巻付け軸とは反対側のシャッタ自由端部に結合する少
    なくとも一本の索条とを有し、該索条が少なくとも一つ
    の方向転換装置を経由して巻付けプーリへ導かれてお
    り、巻付け軸及び巻付けプーリが少なくとも一つの駆動
    電動機により駆動される、シャッタ、主にローラシャッ
    タのための駆動装置であって、索条(17)が弛緩したときに作動して、安全のために
    駆動電動機(14)への通電を遮断する安全制御装置
    (25)を有するとともに、 シャッタの繰出し時または巻き上げ時にシャッタが動か
    なくなったとき、駆動電動機(14)の出力の逆トルク
    によって作動して、駆動電動機(14)に負荷をかけな
    いために駆動電動機(14)への通電を遮断する追加の
    安全制御装置(37〜45)が安全制御装置(25)と
    は別に設けられている ことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 安全制御装置(25)が緊張状態の索条
    により変位する作動体(27)を有し、該作動体(2
    7)が変位していない状態では、制御体(33)が駆動
    電動機(14)の電動機電流の遮断スイッチ位置とな
    り、また変位した状態では反位のスイッチ位置となるこ
    とを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 作動体(27)の変位が復帰バネ(3
    2)の力に逆らって実行され、弛緩状態の索条の場合、
    作動体(27)が制御体(33)へ弾性的に押圧される
    ことを特徴とする請求項2記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 作動体(27)が索条(17)の通るた
    めの通孔を有し、索条(17)と係合する係合部材(3
    4)を有することを特徴とする請求項2又は3記載の駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 係合部材(34)がU字形に形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 作動体(27)が案内管(26)内でピ
    ストン状に摺動できるように形成されていることを特徴
    とする請求項2〜5の一つに記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 復帰バネ(32)が作動体(27)の止
    まり穴(28)内に設けられており且つ案内管(26)
    に結合した支持体(30)へ支持されることを特徴とす
    る請求項6記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】 支持体(30)がネジ又はボルトとして
    形成されていることと、作動体(27)が二つの縦溝
    (29)を有し、該縦溝(29)を横方向へ貫いて支持
    体(30)が延在していることを特徴とする請求項7記
    載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 制御体(33)がオープナー・スイッチ
    として形成されていることを特徴とする請求項2〜8の
    一つに記載の駆動装置。
  10. 【請求項10】 シャッタ巻き上げのための巻付け軸
    と、該巻付け軸とは反対側のシャッタ自由端部に結合す
    る少なくとも一本の索条とを有し、該索条が少なくとも
    一つの方向転換装置を経由して巻付けプーリへ導かれて
    り、巻付け軸及び巻付けプーリが少なくとも一つの駆
    動電動機により駆動される、シャッタ、主にローラシャ
    ッタのための駆動装置であって、索条(17)が弛緩したときに作動して、安全のために
    駆動電動機(14)への通電を遮断する安全制御装置
    (25)を有するとともに、シャッタの繰出し時または
    巻き上げ時にシャッタが動かなくなったとき、駆動電動
    機(14)の出力の逆トルクによって作動して、駆動電
    動機(14)に負荷をかけないために駆動電動機(1
    4)への通電を遮断する追加の安全制御装置(37〜4
    5)が安全制御装置(25)とは別に設けられており、 前記追加の安全制御装置が、巻付け軸(11)及び駆動
    電動機(14)を収納する巻き上げ箱(12)の一側面
    に固定して取り付けられたベースプレート(35)と、
    ベースプレート(35)に設けられた軸(36)と、軸
    (36)に回動可能に取り付けられ、駆動電動機(1
    4)のハウジングと接続された結合部材(37)と、結
    合部材(37)に固定され、結合部材(37)と共に回
    動可能な制御体(38)と、制御体(38)の回動を検
    知する電気式制御体と、制御体(38)の回転方向の運
    動を阻止する支持部材(44,45)とを備え、該支持
    部材の少なくとも一つは弾性部材として形成されてお
    り、 駆動電動機(14)の出力軸の回転が阻害されたとき、
    逆トルクにより制御体(38)が弾性部材の弾性力に逆
    らって回転方向に移動することにより、前記電気式制御
    体の回動検知に基づき駆動電動機(14)への通電を遮
    断するようになされている ことを特徴とする駆動装置。
  11. 【請求項11】 結合部材(37)に固定された制御体
    (38)が両支持部材(44、45)の間に位置し、該
    支持部材(44、45)の一つである弾性部材がコイル
    バネ(44)として形成され、他方が前記電気式制御体
    であって、該電気式制御体が電気スイッチ(45)とし
    て形成されていることを特徴とする請求項10記載の駆
    動装置。
  12. 【請求項12】 駆動電動機(14)が少なくとも部分
    的に巻付け軸(11)内部に位置し、該巻付け軸(1
    1)とその端側に位置する同一回動軸を共有する巻付け
    プーリ(16)とを両回転方向へ駆動し、その場合シャ
    ッタ(10)又は索条(17)が互いに逆の巻き付け方
    向となることを特徴とする請求項1乃至11の一つに
    載の駆動装置。
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