JPH07121143A - 液晶表示装置及び液晶駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶駆動方法

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JPH07121143A
JPH07121143A JP28586993A JP28586993A JPH07121143A JP H07121143 A JPH07121143 A JP H07121143A JP 28586993 A JP28586993 A JP 28586993A JP 28586993 A JP28586993 A JP 28586993A JP H07121143 A JPH07121143 A JP H07121143A
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JP
Japan
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display data
data
liquid crystal
crystal display
converted
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JP28586993A
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Ken Yoshino
研 吉野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ないメモリ容量で液晶表示パネルの階調変化
の応答速度を高速化するようにする。 【構成】あるフレームの奇数フィールドと偶数フィール
ドの表示データをメモリa39とメモリb40に書き込
んで、この表示データを信号側駆動回路33に出力す
る。次回のフレームの奇数フィールドと偶数フィールド
のデータは、データ変換回路43で前記メモリa39と
メモリb40に保持された前回のフレームの表示データ
とそれぞれ比較し、輝度が高くなった場合はそれを越え
る輝度データに変換し、輝度が低くなった場合はそれを
下回る輝度データに変換し、これらの変換された表示デ
ータをメモリa39とメモリb40に書き込むととも
に、これを読み出して信号側駆動回路33に順次出力し
て液晶表示パネルを駆動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示パネルの階調
変化の応答速度を向上させることができる液晶表示装置
及び液晶駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を使ってテレビ画面を表示
する場合は、高解像度、高階調性、高速応答性、高コン
トラストなどの表示性能が要求される。そして、表示方
式としては、TN(Twisted Nematic)形、STN(Supe
rtwisted Nematic) 形が用いられ、駆動方式にはTFT
(Thin Film Transistor) を用いたアクティブマトリク
ス駆動や単純マトリクス駆動などが採用されている。
【0003】例えば、単純マトリクス駆動によって液晶
表示パネルを駆動する場合、液晶は累積応答効果によっ
て作動するため、階調の変化に対応する応答速度が遅く
なるという性質がある。そこで、液晶の応答速度を速め
る工夫が成された。
【0004】図10は、その液晶表示装置11の構成を
示すブロック図である。
【0005】図10に示す液晶表示装置11は、以下の
構成を採用することにより、液晶の階調変化の応答速度
を高速化している。
【0006】まず、液晶表示装置11に入力される複合
ビデオ信号は、同期処理回路15で水平及び垂直同期信
号φV、φHとビデオ信号Vとに分離され、そのビデオ
信号VをA/D変換器16によりコントローラ17から
のサンプリングクロックでサンプリングを行い、デジタ
ル化された表示データに変換される。
【0007】その表示データは、コントローラ17から
の制御信号により、2つのフレームの奇数と偶数の各フ
ィールド毎の表示データがメモリa18、メモリb1
9、メモリc20、メモリd21に順次書き込まれる。
【0008】図11は、これらのメモリの動作状況を示
す図である。
【0009】図10に示すマルチプレクサ22、23で
は、図11に示すように、上記メモリa18〜メモリd
21に書き込まれたあるフレームと次のフレームの奇数
あるいは偶数フィールド同士の表示データを選択的に取
り出して、データ変換回路24に出力する。データ変換
回路24では、液晶の階調変化の応答を速める表示デー
タに変換して信号側駆動回路13に出力する。
【0010】この階調変化の応答速度を速める表示デー
タの変換は、階調変化分を越える輝度データを信号側駆
動回路13に入力して変化量を大きくすることにより、
応答速度の向上を図る、いわゆるオーバードライブ手法
が用いられている。
【0011】例えば、データ変換回路24では、液晶表
示パネル12上のある画素が、前回のフレームで入力端
子Oldに入力される表示データの輝度が「2」であっ
て、今回のフレームで入力端子Newに入力される表示
データの輝度が「10」の場合、そのままの輝度「1
0」を入力したのでは、「2」から「10」へ階調がゆ
っくりと変化することになる。そこで、信号側駆動回路
13に入力する輝度「10」を例えば「16」にデータ
変換することにより、立ち上がりの応答速度を大幅に高
めている。
【0012】また、逆に前回のフレームの輝度が「1
0」であって、今回のフレームの輝度が「3」に変化し
た場合は、この表示データの輝度「3」を「0」にデー
タ変換することにより、立ち下がりの応答速度を向上さ
せることができる。
【0013】これを図11で見ると、信号側駆動回路1
3への出力(2o)は、フレーム1とフレーム2の奇数
フィールド同士の表示データを比較してデータ変換を行
った変換データであり、出力(2e)は、第1フレーム
と第2フレームの偶数フィールド同士の表示データを比
較して、データ変換を行った変換データである。
【0014】このように、応答速度を速めるようにデー
タ変換を行う液晶表示装置11は、1フレームを奇偶2
フィールドで構成した場合、新旧フレーム間で奇数ある
いは偶数フィールド同士の表示データを比較しようとす
ると、4つのメモリが必要であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような液晶表示装置にあっては、液晶表示パネルの階
調変化の応答速度を高速化するため、上記したデータ変
換処理するには4フィールド分のメモリが必要となり、
その結果、回路規模が大きくなって、高コストになると
いう問題があった。
【0016】そこで、本発明は、少ないメモリ容量で液
晶表示パネルの階調変化の応答速度を向上させることが
できる液晶表示装置及び液晶駆動方法を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、表示データ供給手段から供給される新たな表示
データと古い表示データを比較し、その比較結果に応じ
て表示データを所定の表示データに変換して液晶表示パ
ネルへ供給するデータ変換手段を備えた液晶表示装置に
おいて、前記表示データ供給手段から供給される表示デ
ータを記憶する第1の記憶手段と、前記データ変換手段
により変換された表示データを記憶する第2の記憶手段
と、前記第1及び第2の記憶手段から出力される表示デ
ータを選択的に液晶表示パネルヘ供給するデータ制御手
段と、を具備したことにより上記目的を達成する。
【0018】請求項2記載の液晶表示装置では、前記デ
ータ変換手段は、新たな表示データが古い表示データの
輝度より高い場合に、新たな表示データよりさらに高い
輝度データに変換し、新たな表示データが古い表示デー
タより輝度が低い場合は、新たな表示データよりさらに
低い輝度データに変換して出力することにより上記目的
を達成する。
【0019】請求項3記載の液晶駆動方法は、複数の画
素を有する液晶表示パネルの各画素に表示されるべき今
回の表示データと前回の表示データを比較し、その比較
結果に応じて表示データを変換して液晶表示パネルに供
給する液晶駆動方法において、変換されない表示データ
と前記変換された表示データとを交互に液晶表示パネル
に供給することにより上記目的を達成する。
【0020】請求項4記載の液晶駆動方法は、変換され
ない表示データが供給される画素と、前記変換された表
示データが供給される画素とが1画面中に混在し、且つ
次の画面では、変換されない表示データが供給される画
素と、前記変換された表示データが供給される画素とが
入れ替わることにより上記目的を達成する。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明では、第1の記憶手段で表
示データ供給手段から供給される表示データを記憶する
とともに、第2の記憶手段でデータ変換手段により変換
された表示データを記憶して、データ制御手段により前
記第1及び第2の記憶手段から出力される表示データを
選択的に液晶表示パネルヘ供給する。
【0022】従って、階調変化の応答速度を向上させつ
つ、表示データを記憶する記憶手段のメモリ容量を少な
くすることができる。
【0023】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
データ変換手段は、新たな表示データが古い表示データ
の輝度より高いと、新たな表示データよりさらに高い輝
度データとし、新たな表示データが古い表示データより
輝度が低いと、新たな表示データよりさらに低い輝度デ
ータとするようにデータ変換を行う。
【0024】従って、階調変化の応答速度を向上させる
ことができる。
【0025】請求項3記載の発明では、変換されない表
示データと変換された表示データとが交互に液晶表示パ
ネルに供給されるように駆動する。従って、液晶表示パ
ネルに変換されない表示データと変換された表示データ
とを交互に切り換えながら駆動して液晶表示を行うた
め、より自然な画像の動きが得られる。
【0026】請求項4記載の発明では、変換されない表
示データが供給される画素と、変換された表示データが
供給される画素とが1画面中に混在し、次の画面では、
変換されない表示データが供給される画素と、変換され
た表示データが供給される画素とが入れ替わるように駆
動させる。
【0027】従って、一層自然な画像の動きが得られ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0029】〔第1実施例〕図1、図2及び図3は、本
発明の第1実施例に係る液晶表示装置31を説明する図
である。
【0030】まず、構成を説明する。
【0031】図1は、第1実施例に係る液晶表示パネル
32とその周辺回路の構成を示すブロック図である。第
1実施例では、単純マトリクスの液晶表示パネル32を
使用し、時分割駆動により走査周波数を上げて表示駆動
するようにしたものである。図1において、本第1実施
例の液晶表示装置31は、液晶表示パネル32と、その
液晶表示パネル32の液晶を制御するマトリクス状に対
向配置された信号電極を駆動する信号側駆動回路33と
走査電極を駆動する走査側駆動回路34とを有する。
【0032】同期処理回路35は、入力される複合ビデ
オ信号から垂直同期信号φVと水平同期信号φHとを取
り出してコントローラ37に出力するとともに、ビデオ
信号VをA/D変換器36に出力する。
【0033】A/D変換器36は、入力されたアナログ
ビデオ信号Vをコントローラ37からのサンプリングク
ロック(SCK)によりサンプリングを行って、所定の
ビットでデジタル化した表示データ(Data)に変換
する。
【0034】コントローラ37は、液晶表示パネル32
を表示制御する場合の全体のタイミングをコントロール
するものである。
【0035】例えば、コントローラ37は、上記した同
期処理回路35から供給される垂直及び水平同期信号φ
V、φHに同期してA/D変換器36にサンプリングク
ロック(SCK)を供給する。
【0036】また、コントローラ37は、後述するメモ
リa39、メモリb40に対して、データの書き込みと
読み出しを行うためのクロックパルス(CK)を供給す
るとともに、メモリa39、メモリb40の書き込み読
み出し動作を制御する制御(反転W1)信号が供給され
る。その際、メモリa39とメモリb40には、同じ制
御信号が供給されるが、インバータ45によりメモリb
40に入力される制御信号が反転されるので、メモリa
39とメモリb40の読み出し動作と書き込み動作が交
互に行われる。
【0037】さらに、コントローラ37は、メモリa3
9、メモリb40に書き込むデータを選択するマルチプ
レクサ38のSelect信号(反転TR)と、メモリ
a39、メモリb40から読み出されたデータを選択し
て、データの出力先を決めるマルチプレクサ41、42
に対して、前記制御信号(反転W1)をSelect信
号としてそれぞれ供給する。
【0038】また、コントローラ37は、図示していな
いが、信号側駆動回路33及び走査側駆動回路34を駆
動するタイミング信号を供給している。
【0039】マルチプレクサ38、41、42は、複数
の入力端子A、Bから入力される表示データの何れか一
方をコントローラ37からのSelect信号によって
選択し、出力端子Yから出力するものである。
【0040】マルチプレクサ38は、A/D変換器36
から出力される生の表示データと、後述するデータ変換
回路43で変換された表示データの何れかを選択して、
メモリa39あるいはメモリb40に対して出力する。
【0041】また、マルチプレクサ41は、メモリa3
9とメモリb40から読み出されたデータの何れか一方
を選択して、データ変換回路43に対して出力する。
【0042】さらに、マルチプレクサ42は、メモリa
39とメモリb40からの読み出しデータの何れかを選
択して、信号側駆動回路33に対して出力する。
【0043】メモリa39、メモリb40は、ここでは
RAMで構成されており、各メモリ毎に表示データを1
フィールド単位で記憶するものである。第1実施例で
は、図1に示すように、2つのメモリを使い、同一フ
レームの奇数フィールドと偶数フィールドの表示デー
タ、あるいは異なるフレーム間における奇数フィール
ド同士、あるいは偶数フィールド同士のデータを比較し
てデータ変換処理を行った表示データをそれぞれ記憶す
る。
【0044】そして、第1実施例では、各フレーム毎に
上記したとのデータをメモリa39、メモリb40
にそれぞれ書き込み、順次読み出した表示データを信号
側駆動回路33に出力して液晶表示パネル32を駆動し
ている。
【0045】データ変換回路43は、ある画素における
今回のフレームの表示データの輝度と前回のフレームの
表示データの輝度とを比較し、前回よりも輝度が高くな
っている場合は、輝度信号をさらに高くするデータ変換
を行い、逆に、前回よりも輝度が低くなっている場合
は、輝度信号をさらに低下させるデータ変換を行い、そ
の変換データを使って液晶を駆動する、いわゆるオーバ
ードライブを行うものである。
【0046】上記した輝度信号の変換は、本実施例では
データ変換回路43に前回のフレームと今回のフレーム
の値をマップ化したROMテーブルが設けられ、このR
OMテーブルを参照することによって、表示データの輝
度の変換を高速かつ正確に行うことができる。
【0047】また、単に応答速度を上げるだけでよいも
のとすると、前回の値よりも大きければ最大値を、前回
の値よりも小さければ最小値を与えるようにすれば追随
性は良くなるが、反動(オーバーシュートやアンダーシ
ュート)が生じる。そこで、実際には、予めシュミレー
ション等により最適値を求め、これを上記ROMテーブ
ルに格納しておく。
【0048】さらに、温度差等によってもその最適値は
異なるので、温度に応じた複数のROMテーブルを用意
するようにしてもよい。
【0049】図1中の破線で囲った部分は、1フィール
ド毎の液晶駆動信号を作成する1フィールド駆動信号作
成回路である。
【0050】図2は、図1の1フィールド駆動信号作成
回路44の等価回路図である。図2に示すように、1フ
ィールド駆動信号作成回路44の各入力端子には、表示
データ(Data)、反転TR信号、反転W1信号、C
K信号等が入力されると、1フィールド毎の駆動信号が
Dout端子から出力され、図1の信号側駆動回路33
を駆動して液晶表示パネル32に所定の画像が表示され
る。
【0051】次に、作用を説明する。図3は、第1実施
例におけるメモリの動作状況を示すタイムチャートであ
る。図3中の信号側駆動回路への出力欄において、丸括
弧の無いものはデータ変換を行っていない生の表示デー
タであり、丸括弧が付いているものはデータ変換が行わ
れた変換データを示している。
【0052】そこで、図1に示すように、液晶表示装置
31に入力された複合ビデオ信号は、同期処理回路35
により垂直同期信号φVと水平同期信号φHとが取り出
されてコントローラ37に入力される。
【0053】図3に示すように、フレーム1の奇数フィ
ールド1oでは、ビデオ信号VがA/D変換器36でコ
ントローラ37からのSCKにより所定のタイミングで
サンプリングされ、デジタルデータ化された表示データ
をマルチプレクサ38を介してメモリa39に書き込ま
れる。
【0054】次いで、フレーム1の偶数フィールド1e
では、その表示データがマルチプレクサ38を介してメ
モリb40に書き込まれる。これと同時に、メモリa3
9が保持する表示データ1oを読み出してマルチプレク
サ42から信号側駆動回路33へ出力して、液晶表示パ
ネル32を駆動する。
【0055】フレーム2の奇数フィールド2oでは、表
示データ2oがデータ変換回路43のNew端子に入力
され、また、メモリa39が保持している表示データ1
oを再度読み出してマルチプレクサ41からデータ変換
回路43のOld端子に入力してデータの変換動作が行
われる。すなわち、前回の表示データ1oの輝度が
「2」で今回の表示データ2oの輝度が「10」になっ
た場合は、データ変換回路43内のROMテーブルを参
照して最適値の例えば「15」にデータ変換する。これ
により、液晶表示パネルの階調変化の立ち上がり時の応
答速度が大幅に向上するとともに、オーバーシュート等
の反動の生じ難い、良好な表示データが得られる。この
変換された表示データ(2o)は、図3に示すように、
反転TR信号が“1”の場合、B入力端子からの入力を
選択してYから出力すると共に、反転W1信号が“0”
となるのでマルチプレクサ38を介してメモリa39に
上書きされる。これと同時に、メモリb40が保持する
表示データ1eを読み出してマルチプレクサ42から信
号側駆動回路33へ出力して、液晶表示パネル32を駆
動する。
【0056】次いで、フレーム2の偶数フィールド2e
では、メモリa39が保持する変換された表示データ
(2o)を読み出してマルチプレクサ42から信号側駆
動回路33へ出力して、液晶表示パネル32を駆動す
る。この場合、信号側駆動回路33に出力される表示デ
ータは、上記データ変換回路43で変換されたものであ
るので、階調変化の応答速度が向上する。これと同時
に、表示データ2eがデータ変換回路43の入力端子N
ewに入力され、また、メモリb40が保持している表
示データ1eを再度読み出してマルチプレクサ41から
データ変換回路43の入力端子Oldに入力し、データ
の変換動作が行われる。このデータ変換動作も上記と同
様であるが、例えば、前回の輝度「10」が今回「3」
になった場合を想定すると、データ変換回路43内のR
OMテーブルを参照して最適値の例えば「0」にデータ
変換する。これにより、液晶表示パネルの階調変化の立
ち下がり時の応答速度を大幅に向上するとともに、アン
ダーシュート等の反動の生じ難い、良好な表示データが
得られる。この変換された表示データ(2e)は、マル
チプレクサ38を介してメモリb40に上書きされる。
【0057】そして、この変換された表示データ(2
e)は、次のフレーム3の奇数フィールド3oで読み出
されて、マルチプレクサ42を介して信号側駆動回路3
3に出力される。
【0058】図3に示した反転TR信号と反転W1信号
は、上記したマルチプレクサ38、41、42の表示デ
ータの選択出力とメモリa39、メモリb40へのデー
タの書き込み動作を順次行うように制御する。
【0059】このように、第1実施例の液晶表示パネル
駆動装置は、上記した生の表示データとデータ変換回路
43で変換された表示データとを順次メモリに書き込み
ながら各フレーム毎に交互に信号側駆動回路33に出力
して液晶表示パネルを駆動するようにした。このため、
上記液晶駆動動作に要するメモリは2個で済み、4個の
メモリを必要としていた従来例と比較すると、少ないメ
モリ容量で液晶表示パネルの階調変化の応答速度を向上
させることが可能となり、その上、液晶表示パネル駆動
装置の回路規模が小さくなって、低コスト化できるよう
になった。
【0060】〔第2実施例〕上記第1実施例では、図3
に示すように、データ変換を行っていない生の表示デー
タ(丸括弧の無いデータ)とデータ変換された表示デー
タ(丸括弧付きのデータ)とが各フレーム毎に交互に信
号側駆動回路33に出力されるので、応答速度の速いフ
レームと応答速度の遅いフレームとが交互に表示され
る。このため、このままでは画像の動きが不自然に見え
ることがある。
【0061】図4は、第2実施例に係る液晶表示パネル
32とその周辺回路を示すブロック図であり、図5は図
4各部の信号波形を示すタイミングチャートであり、図
6は第2実施例の表示画像例を示す図である。
【0062】第2実施例では、図1の回路にA/D変換
器36から出力される表示データをラッチするラッチ回
路51、52、ラッチ回路52に入力するクロックを反
転させるインバータ53、1/2フィールド毎の液晶駆
動信号を作成する1/2フィールド駆動信号作成回路5
4、55、及び1/2フィールド駆動信号作成回路55
に入力する反転TR信号を反転させるインバータ56を
具備したものである。次に、作用を説明する。
【0063】図4に示すように、入力される複合ビデオ
信号は、同期処理回路35により垂直同期信号φVと水
平同期信号φHとが取り出されてコントローラ37に入
力される。そして、同期処理回路35で分離されたビデ
オ信号Vは、A/D変換器36に入力され、図5(a)
に示すコントローラ37からのSCKによりサンプリン
グされて、図5(b)に示すようなデジタルデータ化さ
れた表示データが出力される。
【0064】A/D変換器36から出力される表示デー
タは、コントローラ37から出力されるのS/P信号に
よりラッチ回路51、52でラッチされるが、インバー
タ53によりラッチ回路52に入力されるS/P信号が
反転されるので、図5(d)、(e)に示すD1、D2
に示すように、交互にデジタル変換されたデータがラッ
チされる。このラッチデータは、それぞれ1/2フィー
ルド駆動信号作成回路54、55にそれぞれ入力され、
上記第1実施例の1フィールド駆動信号作成回路44で
説明したのと同様の動作に基づいて、変換データと生の
表示データとが交互に作成され、信号側駆動回路33
a、33bに交互に供給される。
【0065】これにより、図6に示すように、液晶表示
パネル32の表示領域は、例えば、ハッチング部分には
上記データ変換を行った表示データが表示され、それ以
外の領域部分は生データが表示される。
【0066】そして、さらに図6(b)に示すように、
次のフレームでは、データ変換を行った表示データを表
示するハッチングのストライプ位置が逆になるように表
示させる。
【0067】このように、第2実施例では、液晶表示パ
ネルの同一フレームの画面中に生の表示データとデータ
変換した表示データとが領域(面積)で区分されて表示
されるので、階調変化の応答速度の違いが目立ち難くな
り、上記第1実施例の効果を保持しつつ、画質を向上さ
せることができる。
【0068】〔第3実施例〕図7は、第3実施例に係る
液晶表示パネル32とその周辺回路を示すブロック図で
あり、図8は図7中の信号Hの波形を示す図であり、図
9は第3実施例の表示画像例を示す図である。
【0069】この、第3実施例では、第2実施例の図4
の回路と同様にA/D変換器36から出力される表示デ
ータをラッチするラッチ回路61、62、ラッチ回路6
2に入力するクロックを反転させるインバータ63、エ
クスクルーシブノア64、エクスクルーシブノア64の
出力を反転するインバータ65、1/4フィールド毎の
液晶駆動信号を作成する1/4フィールド駆動信号作成
回路66、67、68、69、1/4フィールド駆動信
号作成回路66と67の出力を選択的に出力するマルチ
プレクサ70、1/4フィールド駆動信号作成回路68
と69の出力を選択的に出力するマルチプレクサ71と
を具備したものである。
【0070】次に、作用を説明する。
【0071】図7に示すように、入力される複合ビデオ
信号は、同期処理回路35により垂直同期信号φVと水
平同期信号φHとが取り出されてコントローラ37に入
力される。そして、同期処理回路35で分離されたビデ
オ信号Vは、A/D変換器36に入力され、コントロー
ラ37からのSCKによりサンプリングされて、デジタ
ルデータ化された表示データが出力される。
【0072】A/D変換器36から出力される表示デー
タは、コントローラ37から出力されるのS/P信号に
よりラッチ回路61、62でラッチされるが、インバー
タ63によりラッチ回路62に入力されるS/P信号が
反転されるので、交互にデジタル変換されたデータがラ
ッチされる。このラッチデータは、1/4フィールド駆
動信号作成回路66、67及び68、69にそれぞれ入
力される。
【0073】1/4フィールド駆動信号作成回路66、
69に入力される反転TR信号は、反転TR信号と図8
の信号Hのエクスクルーシブノア64の出力がそのまま
入力され、1/4フィールド駆動信号作成回路67、6
8に入力される反転TR信号は、インバータ65によっ
てエクスクルーシブノア64の出力をさらに反転した信
号が入力される。
【0074】そして、1/4フィールド駆動信号作成回
路66、67の出力は、マルチプレクサ70によってコ
ントローラ37からの信号Hにより交互に信号側駆動回
路33aに出力される。また、1/4フィールド駆動信
号作成回路68、69の出力は、マルチプレクサ71に
よってコントローラ37からの信号Hにより交互に信号
側駆動回路33bに出力される。
【0075】このように、第3実施例では、上記第2実
施例におけるストライプ表示動作に加えて、水平走査線
の奇数行と偶数行とで位相を180度切り換えることが
可能となり、図9(a)と図9(b)に示す画面とを各
フレーム単位で切り換えることができる。従って、液晶
表示パネルの画面中に表示される生の表示データとデー
タ変換された表示データ(図中のハッチング部分)とを
千鳥状に混在させて交互に表示することができるので、
階調変化の応答速度の違いが一層目立たなくなり、上記
第1実施例の効果を保持つつ、さらに画質を向上させる
ことができるようになった。
【0076】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置及び液晶駆動方法
によれば、メモリに表示データをメモリに書き込む際
に、所定期間毎に新旧の表示データを比較し、その比較
結果に基づいて変換した表示データあるいは生の表示デ
ータを用いて液晶を駆動するので、メモリ容量を節約す
ることが可能となり、液晶駆動装置の回路規模を小型化
して低コスト化するとともに、階調変化の応答速度を高
速化できる。
【0077】また、本発明の液晶表示装置及び液晶駆動
方法によれば、液晶表示パネルを駆動する変換データと
生の表示データとを表示画面中に混在させたり、各フレ
ーム毎に切り換え表示するので、階調変化の応答速度の
違いを目立たなくして、さらに画質を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る液晶表示パネルとその周辺回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の1フィールド駆動信号作成回路の等価回
路図である。
【図3】第1実施例におけるメモリの動作状況を示すタ
イムチャートである。
【図4】第2実施例に係る液晶表示パネルとその周辺回
路を示すブロック図である。
【図5】図4各部の信号波形を示すタイミングチャート
である。
【図6】第2実施例の表示画像例を示す図である。
【図7】第3実施例に係る液晶表示パネルとその周辺回
路を示すブロック図である。
【図8】図7中の信号Hの波形を示す図である。
【図9】第3実施例の表示画像例を示す図である。
【図10】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図
である。
【図11】従来のメモリの動作状況を示す図である。
【符号の説明】
31 液晶表示装置 32 液晶表示パネル 33 信号側駆動回路 34 走査側駆動回路 35 同期処理回路 36 A/D変換器 37 コントローラ 38 マルチプレクサ 39 メモリa 40 メモリb 41、42 マルチプレクサ 43 データ変換回路 44 1フィールド駆動信号作成回路 45 インバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示データ供給手段から供給される新たな
    表示データと古い表示データを比較し、その比較結果に
    応じて表示データを所定の表示データに変換して液晶表
    示パネルへ供給するデータ変換手段を備えた液晶表示装
    置において、 前記表示データ供給手段から供給される表示データを記
    憶する第1の記憶手段と、 前記データ変換手段により変換された表示データを記憶
    する第2の記憶手段と、 前記第1及び第2の記憶手段から出力される表示データ
    を選択的に液晶表示パネルヘ供給するデータ制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記データ変換手段は、 新たな表示データが古い表示データの輝度より高い場合
    に、新たな表示データよりさらに高い輝度データに変換
    し、新たな表示データが古い表示データより輝度が低い
    場合は、新たな表示データよりさらに低い輝度データに
    変換して出力することを特徴とする請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】複数の画素を有する液晶表示パネルの各画
    素に表示されるべき今回の表示データと前回の表示デー
    タを比較し、その比較結果に応じて表示データを変換し
    て液晶表示パネルに供給する液晶駆動方法において、 変換されない表示データと前記変換された表示データと
    を交互に液晶表示パネルに供給することを特徴とする液
    晶駆動方法。
  4. 【請求項4】変換されない表示データが供給される画素
    と、前記変換された表示データが供給される画素とが1
    画面中に混在し、且つ次の画面では、変換されない表示
    データが供給される画素と、前記変換された表示データ
    が供給される画素とが入れ替わることを特徴とする請求
    項3記載の液晶駆動方法。
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