JP2007199418A - 電気光学装置、駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶のような応答性の低い電気光学装置を用いた表示装置による動画表示特性を、簡易な構成により改善する。
【解決手段】現フレームに対し1フレーム前における画素の階調を指定するデータを記憶するメモリ204と、現フレームにおいて所定の画素の順番で供給されて階調を指定するデータDinと同一画素に対応する1フレーム前のデータPdとに対応するデータCpを予め記憶するとともに、データDin、Pdに対応するデータCpを出力するルックアップテーブル206と、複数の画素のうち、一部の画素については、ルックアップテーブル206から出力される補正回路で補正されたデータCpを選択する一方、それ以外の画素については、現フレームにおいて画素の階調を指定するデータDinを選択するセレクタ208と、選択されたデータCpまたはDinをデータ信号Vinに変換するD/A変換回路210とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気光学装置における構成の簡易化に寄与する技術に関する。
電気光学物質の一例である液晶では、その応答性が低い。このため、液晶の電気光学特性を用いて表示を行う電気光学装置では、特に動画の表示特性が低下する、という問題が指摘されている。具体的には、表示された画像に残像感が現れたり、移動領域の境界がぼやけたり、移動するカーソルが消失したりするなどの問題が発生する。このため、前フレームから現行フレームにかけて階調(電圧)変化があった画素に対し、現行フレームで指定される階調に対応する電圧よりも、階調変化方向に過剰に振った電圧を印加する、いわゆるオーバードライブ駆動と呼ばれる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第2616652号公報
しかしながら、上記オーバードライブ駆動等では、階調変化をみるために、1フレーム分の画像データを記憶する必要があるので、電気光学装置における全体構成の簡略化、低コスト化を妨げる大きな要因になり得る。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、動画の表示特性を、構成の簡略化や低コスト化を図りつつ改善することが可能な電気光学装置、その駆動方法および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、複数の走査線と複数のデータ線とに対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる複数の画素と、前記複数の走査線を所定の順番で選択する走査線駆動回路と、現フレームに対し1フレーム前における画素の階調を指定するデータを記憶するメモリと、前記現フレームにおいて所定の順番で供給された画素の階調を指定するデータを、前記メモリにおいて前記画素に対応して記憶されたデータで補正する補正回路と、前記複数の画素のうち、一部の画素については、前記補正回路で補正されたデータを選択する一方、前記一部の画素以外の画素については、前記現フレームにおいて画素の階調を指定するデータを選択する選択回路と、前記選択回路により選択されたデータを前記データ信号に変換するD/A変換回路と、前記データ信号を、当該データ信号に対応する画素のデータ線に供給するデータ線駆動回路と、を具備することを特徴とする。本発明によれば、階調を指定するデータを全画素について記憶する必要がなくなるので、その分、構成の簡略化や低コスト化が可能となる。
本発明において、前記選択回路は、前記複数の画素のうち、半分の画素について、前記補正回路で補正されたデータを選択する構成が好ましい。この構成において、前記選択回路は、同一画素について、前記補正回路で補正されたデータと、前記現フレームにおいて画素の階調を指定するデータとを、所定のフレーム数毎に交互に切り替えて選択することが望ましい。
また、本発明において、前記補正回路は、1フレーム後の画素の階調が、現フレームにおいて供給されたデータで指定される階調よりも、1フレーム前から現フレームに至る階調の変化方向に過剰に変化するように、現フレームにおいて供給されたデータで指定される階調を補正しても良い。
くわえて、本発明において、前記補正回路は、前記現フレームにおいて供給されるデータと、前記メモリに記憶されたデータとに対応した出力値を予め記憶して、これら2つのデータに対応する値を出力する第1のルックアップテーブルと、前記現フレームにおいて供給されるデータと、前記メモリに記憶されたデータとに対応した出力値を、前記第1のルックアップテーブルとは異なる特性にて予め記憶し、これら2つのデータに対応する値を出力する第2のルックアップテーブルと、を有し、前記選択回路は、前記複数の画素のうち、一部の画素について前記補正回路で補正されたデータを選択する場合に、さらに、前記第1及び前記第2のルックアップテーブルの出力値を、予め定められた順番で選択しても良い。
なお、本発明は、電気光学装置のみならず、駆動方法や、当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置10は、表示領域100の周辺に走査線駆動回路140およびデータ線駆動回路150を配設するとともに、処理回路20を有する構成となっている。このうち、表示領域100では、480行の走査線112が行(X)方向に延在するように、また、640列のデータ線114が列(Y)方向に延在するように、互いに電気的な絶縁を保ちつつ設けられている。画素120は、480行の走査線112と640列のデータ線114との交差に対応して、それぞれ配列している。したがって、本実施形態では、画素120が縦480行×横640列でマトリクス状に配列することになるが、本発明をこの配列に限定する趣旨ではない。
ここで、画素120の構成について説明する。図2は、画素120の電気的な構成を示す図である。この図は、i行及びこれと1行下で隣接する(i+1)行と、j列及びこれと1列右で隣接する(j+1)列との交差に対応する2×2の計4画素分の構成を示している。
なお、i、(i+1)は、画素120が配列する行を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上480以下の整数である。また、j、(j+1)は、画素120が配列する列を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上640以下の整数である。
図2に示されるように、各画素120は、nチャネル型の薄膜トランジスタ(thin film transistor:以下単に「TFT」と略称する)116と、液晶容量130と、を有する。各画素120については互いに同一構成なので、i行j列に位置するもので代表して説明すると、当該i行j列の画素120において、TFT116のゲートはi行目の走査線112に接続される一方、そのソースはj列目のデータ線114に接続され、そのドレインは液晶容量130の一端たる画素電極118に接続されている。また、液晶容量130の他端は、すべての画素120にわたって共通の対向電極110であり、時間的に一定の電圧LCcomが印加されている。
表示領域100は、特に図示しないが、素子基板と対向基板との一対の基板が一定の間隙を保って貼り合わせられるとともに、この間隙に液晶が挟持されることによって構成される。このうち、素子基板には、走査線112や、データ線114、TFT116および画素電極118が形成される一方、対向基板に対向電極110が形成されて、これらの電極形成面が互いに対向するように貼り合わせられている。このため、本実施形態において液晶容量130は、画素電極118と対向電極110とで液晶を挟持した構成である。
また、両基板の各対向面には、液晶分子の長軸方向が両基板間で例えば約90度連続的に捻れるようにラビング処理された配向膜がそれぞれ設けられる一方、両基板の各背面側には配向方向に応じた偏光子がそれぞれ設けられる。
画素電極118と対向電極110との間を通過する光は、液晶容量130に保持される電圧実効値がゼロであれば、液晶分子の捻れに沿って約90度旋光する一方、当該電圧実効値が大きくなるにつれて、液晶分子が電界方向に傾く結果、その旋光性が消失する。このため、例えば透過型において、入射側と背面側とに、偏光子を偏光軸が配向方向に一致するようにそれぞれ配置させると、当該電圧実効値が小さくなるにつれて、光の透過率が増加して明るくなる表示となる(ノーマリーホワイトモード)。
説明を図1に戻すと、処理回路20は、図示しない上位回路から、クロック信号Clx等に同期して供給される画像データCdを処理して、アナログの電圧信号であるデータ信号Vidに変換して出力するものである。
ここで、画像データCdは、画素120の階調を複数ビット(例えば8ビット)で指定するデジタルデータであり、1フレームの期間にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列という画素の順番で階調を指定する。なお、本実施形態では、上位回路から供給される画像データCdが現フレームにおける画素の階調を指定することになる。
また、上記上位回路は、画像データCdの供給に同期して、転送開始パルスDyおよびクロック信号Clyを走査線駆動回路140に供給する一方、転送開始パルスDxおよびクロック信号Clxをサンプリング信号出力回路152に供給するとともに、これらの転送開始パルスDy、Dxおよびクロック信号Clx、Clyを処理回路20に供給する。
走査線駆動回路140は、クロック信号Clyが立ち上がる毎に、当該クロック信号Clyのおおよそ1周期分のパルス幅を持つ転送開始パルスDyを順次シフトするシフトレジスタであり、このシフト信号を走査信号Y1、Y2、Y3、…、Y480として、1、2、3、…、480行目の走査線112に供給する。このため、フレームFの最初に転送開始パルスDyが供給されると、図4に示されるように、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Y480は、クロック信号Clyの1周期に相当する期間H毎に、順番かつ排他的にHレベルとなる。換言すれば、走査線112は、1フレームにおいて1、2、3、…、480行目の順番で期間H毎に選択されて、当該選択走査線112の論理レベルがHレベルとなり、それ以外の非選択走査線112の論理レベルがLレベルとなる。
データ線駆動回路150は、サンプリング信号出力回路152と、データ線114毎に設けられるTFT154とを有する。ここで、サンプリング信号出力回路152は、走査線駆動回路140と同様にシフトレジスタであり、クロック信号Clxが立ち上がる毎に、当該クロック信号Clxのおおよそ1周期分のパルス幅を持つ転送開始パルスDxを順次シフトして、このシフト信号を、1、2、3、…、640列目のデータ線114に対応して、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640として出力するものである。
また、TFT154は、そのドレインが対応するデータ線114に接続される一方、そのソースが、D/A変換回路210の出力端に共通接続され、そのゲートには、対応するサンプリング信号が供給される。
このため、図4に示されるように、あるi行の走査線112が選択されて、走査信号YiがHレベルとなる期間Hの最初に転送開始パルスDxが供給されると、サンプリング信号S1、S2、S3、…、S640は、クロック信号Clxの1周期に相当する期間P毎に、順番かつ排他的にHレベルとなって、1、2、3、…、640列目のTFTが順番にオンになる。
次に、本発明の特徴部分である処理回路20について説明する。図3は、処理回路20の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、処理回路20は、セレクタ202、208、メモリ204、ルックアップテーブル(LUT)206、D/A変換回路210および制御部220を有する。
このうち、制御部220は、上位回路から供給される転送開始パルスDy、Dxおよびクロック信号Clx、Clyに応じて、メモリ204の書込・読出をそれぞれ制御するとともに、信号Sel1によってセレクタ202、208の選択を制御するものである。
詳細には、本実施形態において制御部220は、奇数フレームでは、奇数行奇数列および偶数行偶数列の画素120に対してオーバードライブのための処理を実行し、奇数行偶数列および偶数行奇数列の画素120に対してオーバードライブのための処理を実行しないように制御する一方、続く偶数フレームでは、反対に奇数行奇数列および偶数行偶数列の画素120に対してオーバードライブのための処理を実行せず、奇数行偶数列および偶数行奇数列の画素120に対してオーバードライブのための処理を実行するように、セレクタ202、208、メモリ204を制御する。また、制御部220は、D/A変換器530に対し、極性指示信号Polを出力して極性を指定する。
ここで、制御部220は、例えば行カウンタと列カウントとを有し、このうち、行カウンタは、行カウント結果を、転送開始パルスDyによってゼロリセットするとともに、クロック信号Cly(の立ち上がり)によってアップカウントする一方、列カウンタは、列カウント結果を、転送開始パルスDxによってゼロリセットするとともに、クロック信号Clx(の立ち上がり)によってアップカウントする。画像データCdは、上位回路から供給される転送開始パルスDyおよびクロック信号Clyによる垂直走査に同期し、かつ、転送開始パルスDxおよびクロック信号Clxによる水平走査に同期して供給されるので、制御部220は、現時点において上位回路から供給される画像データCdの画素が何行目に対応しているかを行カウント結果から判断し、画像データCdの画素が何列目に対応しているかを列カウント結果から判断する。
セレクタ202は、制御部220による信号Sel1がHレベルであれば、出力端aを選択し、Lレベルであれば出力端bを選択して、画像データCdを選択した出力端に供給する。メモリ204は、セレクタ202の出力端bから出力される画像データCdを制御部220にしたがって記憶した後、1フレーム経過後に画像データPdとして読み出す。
ルックアップテーブル206は、いわゆるオーバードライブ駆動用であり、画像データCdで指定される階調を、画像データPdで指定される階調に応じて補正(補償)して、画像データCpとしてセレクタ208の入力端aに供給する二次元変換テーブルである。詳細には、ルックアップテーブル206は、画像データCdと画像データPdとの組み合わせの各々に対応する画像データCpを予め記憶して、画像データCdと画像データPdとが入力された場合に、これら2つのデータの組み合わせに対応する画像データCpを読み出して出力する。
このため、ルックアップテーブル206が補正回路として機能する。この補正特性については、おおよそ次のような内容となっている。すなわち、ルックアップテーブル206は、画像データPdで指定される階調から、画像データCdで指定される階調への変化分がゼロであれば、画像データCdをそのまま画像データCpとして出力する一方、当該変化分がゼロでなければ、その変化方向に、その変化量に応じた値だけ画像データCdで指定される階調を増減して、画像データCpとして出力する内容となっている。
この補正特性の例について図13を参照して詳述する。
ある画素に着目した場合に、タイミングt11において当該画素に対し画像データPdで指定された透過率(階調)T0から画像データCdで指定された透過率T1に変化したとき、当該画素の画素電極に印加される電圧が、透過率T0に相当する電圧から目標となる透過率T1に相当する電圧に変化しても、液晶の低応答性のために当該画素(液晶容量)における実際の透過率は、タイミングt11から1フレーム(F)経過したタイミングt12であっても、目標となる透過率T1に至らず、それよりも手前の透過率Taとなってしまう。
そこで、タイミングt12において当該画素の実際の透過率Tbが、T1+(T1−Ta)となるような電圧がタイミングt11において印加されるようにルックアップテーブル206の変換特性が設定される。詳細には、タイミングt11において補償電圧を印加したときに画素の透過率Tbが、その印加タイミングt11から1フレーム(F)経過したタイミングt12で、目標となる透過率T1に階調変化の不足分(T1−Ta)だけ変化方向に過剰に振った値となるような画像データCpを、画像データCd、Pdに対して実験的に(または、演算により)予め求めて、設定するのである。
さて、セレクタ208は、信号Sel1がHレベルであれば、画像データCpが供給される入力端aを選択し、Lレベルであれば、セレクタ202で選択された画像データCdが供給される入力端bを選択して、選択したいずれかの画像データを出力する。
D/A変換回路210は、セレクタ208によって選択された画像データCpまたはCdを、極性指示信号Polのレベルに応じた極性の電圧に変換して、データ信号Vidとして出力するものである。詳細には、D/A変換回路210は、極性指示信号PolがHレベルであるとき、画像データに応じた電圧だけ、対向電極110の電圧LCcomよりも高位側の正極性電圧に変換する一方、極性指示信号PolがLレベルであるとき、画像データに応じた電圧だけ電圧LCcomよりも高位側の負極性電圧に変換する。
なお、本実施形態において極性指示信号Polは、特に図示しないが、所定のフレーム(例えば1フレーム)毎に極性反転する。このため、本実施形態では、論理レベルが一定となる1フレームにおいては、すべての画素に対して同一極性とした、いわゆる面反転駆動となる。
次に、上述した構成による電気光学装置10の動作について説明する。
まず、上位回路から画像データCdが、1フレームの期間にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列、という画素の順番に対応して供給される一方、この供給動作に合わせて転送開始パルスDy、Dx、クロック信号Cly、Clxがそれぞれ供給される。
このため、1行目の画素に対応する画像データCdが1行分供給される期間では走査信号Y1がHレベルになるとともに、1行1列、1行2列、1行3列、…、1行640列の画素に対応する画像データCdが供給されるタイミングにおいて、それぞれサンプリング信号S1、S2、S3、…、S640が順番にHレベルとなる。
ここで、上位回路から画像データCdが供給されるフレームが奇数nフレームであり、メモリ204には、1つ前の偶数(n−1)フレームにおける奇数行奇数列および偶数行偶数列の各画素に対応する画像データCdが記憶されているものとする。
走査信号Y1がHレベルとなる期間において、最初に供給される画像データCdは、1行1列の画素に対応するものであり、これは奇数行奇数列であるので、処理回路20では、オーバードライブのための処理が実行される。詳細には、処理回路20における制御部220は、当該1行1列の画素に対応する画像データCdが供給される期間において、信号Sel1をHレベルにする。これによりセレクタ202では出力端aが選択されるので、1行1列の画素に対応する画像データCdはルックアップテーブル206に供給される。また、制御部220は、1つ前の(n−1)フレームにおける1行1列の画素の画像データPdをメモリ204から読み出す。
このため、ルックアップテーブル206は、上位回路から供給されたnフレームにおける1行1列の画素の画像データCdと、1つ前の(n−1)フレームにおける1行1列の画素の画像データPdとに対応する値を読み出して画像データCpとして出力する。信号Sel1がHレベルであれば、セレクタ208では入力端aが選択されるので、画像データCpは、D/A変換回路210によってアナログのデータ信号Vidに変換される。
一方、走査信号Y1がHレベルになると、1行目の画素120におけるTFT116がすべてオンになる。さらに、1行1列の画像データCdが上位回路から供給されるタイミングでは、サンプリング信号S1がHレベルとなるので、1列目のTFT154がオンになる。このため、ルックアップテーブル206で変換した画像データCpをアナログ変換したデータ信号Vidは、1列目のデータ線114にサンプリングされるとともに、1行1列の画素120における画素電極118に印加されることになる。
次に供給される画像データCdは1行2列の画素に対応し、これは奇数行偶数列であるので、処理回路20は、オーバードライブのための処理を実行しない。詳細には、処理回路20における制御部220は、当該1行2列の画素に対応する画像データCdが供給される期間において、信号Sel1をLレベルにする。これによりセレクタ202では出力端bが選択されるとともに、セレクタ208では入力端bが選択されるので、当該画像データCdは、なんら処理されることなくD/A変換回路210によってアナログのデータ信号Vidに変換される。
ただし、制御部220は、当該1行2列の画素に対応する画像データCpを、次の(n+1)フレームにおいてオーバードライブのための処理に用いるべく、メモリ204に記憶させる。
一方、走査信号Y1がHレベルである状態において、1行2列の画像データCdが上位回路から供給されるタイミングでは、サンプリング信号S2になるので、当該画像データCdをアナログ変換したデータ信号Vidは、2列目のデータ線114にサンプリングされるとともに、1行2列の画素120における画素電極118に印加されることになる。
続いて供給される画像データCdは、1行3列の画素に対応するものであり、これは奇数行奇数列であるので、処理回路20は、再びオーバードライブのための処理を実行する。すなわち、制御部220は、信号Sel1をHレベルにするとともに、1つ前の(n−1)フレームにおける1行3列の画素の画像データPdをメモリ204から読み出す。これにより、ルックアップテーブル206からは、nフレームにおいて1行3列の画素の画像データCdと、1つ前の(n−1)フレームにおける1行3列の画素の画像データPdとに対応する画像データCpが読み出され、D/A変換回路210によってアナログのデータ信号Vidに変換される。1行3列の画像データCdが供給されるタイミングでは、サンプリング信号S3がHレベルとなるので、当該データ信号Vidは、3列目のデータ線114にサンプリングされて、1行3列の画素120における画素電極118に印加されることになる。
さらに続いて供給される画像データCdは1行4列の画素に対応し、これは奇数行偶数列であるので、処理回路20は、オーバードライブのための処理を実行しない。このため、制御部220は、信号Sel1をLレベルにするので、1行4列の画素に対応する画像データCdは、なんら処理されることなくD/A変換回路210によってアナログのデータ信号Vidに変換される一方、次の(n+1)フレームにおいてオーバードライブのための処理で用いるべく、メモリ204に記憶される。1行4列の画像データCdが供給されるタイミングでは、サンプリング信号S4がHレベルとなるので、当該データ信号Vidは、4列目のデータ線114にサンプリングされて、1行4列の画素120における画素電極118に印加されることになる。
このような動作が以下、1行5列、1行6列、…、1行639列、1行640列の画像データCdが1行分供給されるまで交互に実行される。これにより、1行目の画素のうち、奇数列については画素の階調変化を考慮してオーバードライブしたデータ信号の書き込みが実行される一方、偶数列については単に画像データで指定された階調に応じたデータ信号の書き込みが実行されて、1行目の画素に対して階調に応じた電圧の書き込みが完了することになる。
次の走査信号Y2がHレベルとなる期間においては、走査信号Y1がHレベルとなる期間において奇数列と偶数列と入れ替えた動作が実行される。すなわち、2行目の画素のうち、奇数列については単に画像データで指定された階調に応じたデータ信号の書き込みが実行される一方、偶数列については画素の階調変化を考慮してオーバードライブしたデータ信号の書き込みが実行されて、2行目の画素に対して階調に応じた電圧の書き込みが完了することになる。
以下、nフレームにあっては走査信号Y3、Y4、…、Y319、Y320が順番にHレベルとなって、3、4、…、319、320行目の画素に対して階調に応じた電圧の書き込みが実行される。このうち、奇数行目では、奇数列の画素に対してはオーバードライブしたデータ信号の電圧が書き込まれ、偶数列の画素に対しては単に画像データを変換したデータ信号の電圧が書き込まれる一方、偶数行目では、奇数列の画素に対しては単に画像データを変換したデータ信号の電圧が書き込まれる一方、偶数列の画素に対してはオーバードライブしたデータ信号の電圧が書き込まれる。これによりnフレームにおいて、すべての画素に対して階調に応じた電圧の書き込みが完了して、1枚の画像が表示されることになる。
次の(n+1)フレームでは、nフレームにおける奇数行と偶数行との関係を逆転させた動作が実行される。すなわち、(n+1)フレームにおいて、奇数行目では、奇数列の画素に対しては単に画像データを変換したデータ信号の電圧が書き込まれる一方、偶数列の画素に対してオーバードライブしたデータ信号の電圧が書き込まれ、偶数行目では、奇数列の画素に対してオーバードライブしたデータ信号の電圧が書き込まれ、偶数列の画素に対しては単に画像データを変換したデータ信号の電圧が書き込まれる。
これにより(n+1)フレームにおいても、すべての画素に対して階調に応じた電圧の書き込みが完了して、1枚の画像が表示されることになる。
なお、(n+1)フレームにおいて、オーバードライブさせない奇数行奇数列および偶数行偶数行の画素に対応する画像データCdは、次の(n+2)フレームにおいてオーバードライブで用いるべくメモリ204に記憶されることになる。
本実施形態によれば、各フレームにおいて、オーバードライブ駆動される画素数は、縦320行×横640列の画素のうちの半分であるので、メモリ204に要する容量が半分に削減され、その分、構成の簡略化や低コスト化を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、図5(a)及び図5(b)に示されるように、オーバードライブ駆動する画素と、オーバードライブ駆動しない画素とについて行およぶ列方向に交互に配設するとともに、両画素をフレーム毎に交互に切り替えるので、両画素による差を非常に目立たなくすることが可能となる。なお、図5(a)および図5(b)は、表示領域100の画素配列を示す図であるが、説明のために解像度を低下させている(後述する図6乃至図10および図12においても同様である)。
くわえて、本実施形態におけるルックアップテーブル206の変換特性は、通常のオーバードライブと比較して過補償傾向としているので、全画素数に対してオーバードライブされる画素数が半分であるにもかかわらず、平均的な応答については、全画素をオーバードライブしたときの応答速度と全画素をオーバードライブしないときの応答速度との中間値よりも、高速化することが可能となる。
なお、図4におけるデータ信号Vidは、サンプリング信号S1がHレベルに変化してからサンプリング信号S640がLレベルに変化するまでの期間以外では、黒色に相当する電圧Vb(+)またはVb(-)となる。ここで、データ信号Vidは、正極性書込であれば、白色に相当する電圧Vw(+)から黒色に相当する電圧Vb(+)までの範囲で、一方、負極性書込であれば、白色に相当する電圧Vw(-)から黒色に相当する電圧Vb(-)までの範囲で、それぞれ電圧LCcomから画素の階調に応じた電圧となる。ここで、正極性の電圧Vw(+)、Vb(+)と、負極性の電圧Vw(-)、Vb(-)は、それぞれ電圧LCcomを中心に互いに対称の関係にある。また、走査信号やサンプリング信号の論理レベルのうち、Hレベルは電圧Vddであり、Lレベルは本実施形態における電圧の基準であって接地電位Gndである。ただし、本実施形態における書込極性は、液晶容量130に対する書込極性をいうので、その正負の基準は接地電位Gndではなく、電圧LCcomである。なお、図4における画像信号Vidの縦スケールは、他の電圧波形と比較して拡大してある。
また、データ信号Vidは、液晶の交流駆動のために、同一画素でみると所定数のフレーム毎に極性反転されて供給される。図4においては、1フレームにおいてすべての画素に対して同一極性とし、正極性書込の場合を実線にて、負極性書込の場合を破線にて、それぞれ示しているが、1フレームにおける書込極性を、行毎に反転させた行反転や、列毎に書込極性を反転させた行反転や、行および列毎に反転させたドット反転としても良い。なお、データ信号Vidは、液晶を交流駆動するために、同一画素でみたときに、所定数のフレーム毎に極性が反転されて供給されるのは、上述した通りである。
また、ルックアップテーブル206の変換特性については、図13に限られず、図14や、図15に示されるような特性であっても良い。
このうち、図14に示される特性について説明すると、タイミングt11において補償電圧を印加したときに画素の透過率Tbが、その印加タイミングt11から半フレーム(1/2F)経過したタイミングt13で、目標となる透過率T1に達するような特性としても良い。このような特性とすると、タイミングt11から1フレーム経過するまでの期間における平均的透過率(平均階調)がほぼ目標となる透過率T1とさせることができる。
次に、図15に示される特性について説明すると、透過率(階調)の変化分(T1−T0)に、係数kを乗じた値k(T1−T0)を、目標とする透過率T1に上乗せするような特性としても良い。この特性では、変化量に応じて補償量が変化することになる。
また、第1実施形態では、図5に示されるように、オーバードライブ駆動する画素(補償有)としない画素(補償無)とを1フレーム毎に切り替える構成としたが、数フレーム毎に切り替えても良い。
さらに、図6(a)および図6(b)に示されるように、オーバードライブ駆動する画素としない画素とを行方向に連続して配列させるとともに、これを1フレーム(または数フレーム)毎に切り替えても良いし、図7(a)および図7(b)に示されるように、オーバードライブ駆動する画素としない画素とを列方向に連続して配列させるとともに、これを1フレーム(または数フレーム)毎に切り替える構成としても良い。
くわえて、画面の中央付近に視点が集中する傾向を利用して、図8に示されるように、画面の中央部に向かってオーバードライブ駆動する画素の密度を高めても良いし、図9に示されるように、オーバードライブ駆動する画素を画面の中央部に集中させても良い。
また、映画などを表示させる場合に、テロップや字幕などの文字・記号を横方向にスクロールさせる場合、図10に示されるように、オーバードライブ駆動する画素を表示領域100の上下端に集中させても良い。
このように、オーバードライブ駆動する画素としない画素とを、1フレーム内においてどのように配列させるかについては、表示領域100で表示すべき画像内容に依存することになる。また、オーバードライブ駆動する画素としない画素とを、1フレーム内において半数ずつとすることにより、メモリ204の容量を削減することができ、さらに、図5〜8において、オーバードライブ駆動する画素としない画素とを、1以上のフレーム毎に交互に切り替える構成とすることで、両画素の差を目立たなくすることも可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係る電気光学装置について説明する。この第2実施形態に係る電気光学装置は、第1実施形態(図1参照)に係る電気光学装置10のうち、処理回路20を図11に示されるような構成に置き換えたものである。図11に示される処理回路20が、図3に示される構成と主に相違する点は、ルックアップテーブル206が第1LUT216と第2LUT226との2つに分かれた点にある。
このため、オーバードライブ処理するときに、メモリ204から読み出した画像データPdを、第1LUT216または第2LUT226のいずれかに振り分けるためのセレクタ232と、第1LUT216または第2LUT226のいずれかの画像データCpを選択するためのセレクタ234とを有する構成となっており、制御部220は、セレクタ202、208の選択を指定する信号Sel1のほかに、セレクタ232、234の選択を指定する信号Sel2を出力する構成となっている。
また、第2実施形態では、セレクタ202における出力端aから出力される画像データCdがメモリ204に記憶される構成となっている。
ここで、第1LUT216および第2LUT226の補正(補償)特性について説明すると、第1LUT216は、第2LUT226よりも、透過率(階調)変化方向に対して過剰に変化させるような画像データCpを出力するような補正特性となっている。このような第1LUT216および第2LUT226の変換特性については、図16を参照して説明する。まず、ある画素に着目した場合に、当該画素に対し1フレーム前の画像データPdで指定された透過率(階調)T0から現フレームの画像データCdで指定された透過率T1にタイミングt11において変化する場合に、当該タイミングt11から1フレーム(F)経過したタイミングt12で、画素の透過率Tbが目標となる透過率T1に達するような補償電圧の特性を基準特性として想定する。
次に、この基準特性に対し、階調変化方向に過剰に振った透過率Tcとなるような特性を第1LUT216に記憶させ、階調変化方向に手前の透過率Tdとなるような特性を第2LUT226に記憶させる。すなわち、タイミングt11から1フレーム(F)経過したタイミングt12で、画素の透過率が、目標となる透過率T1に対し階調変化方向に過剰に振った透過率Tcとなるような特性を第1LUT216に記憶させる一方、透過率T1に対し、階調変化方向に手前の透過率Tdとなるような特性を第2LUT226に記憶させる。
また、制御部220は、図12に示されるように、表示領域100の中央領域Dの画素120については第1LUT216を用い、中央領域Dと左右端との領域Cの画素120については第2LUT226を用いて、それぞれオーバードライブ駆動とする一方、それ以外の画素についてはオーバードライブしないようにセレクタ202、208、232および234の選択を制御する。
すなわち、制御部220は、第1に、中央領域Dの画素に対応する画像データCdを入力する場合では、セレクタ202、232に出力端aを選択させ、セレクタ234、208に入力端aを選択させ、第2に、領域Cの画素に対応する画像データCdを入力する場合では、セレクタ202に出力端a、セレクタ232に出力端b、セレクタ234に入力端b、セレクタ208に入力端aを、それぞれ選択させ、第3に、領域C、D以外のオーバードライブしない画素に対応する画像データCdを入力する場合では、セレクタ202に出力端b、セレクタ208に入力端bを、それぞれ選択させる。また、制御部220は、領域C、Dの画素に対応する画像データCdを入力する場合、当該画像データCdを次のフレームにおいて階調変化を求めるためにメモリ204に記憶させる。
このような構成では、メモリ204に要する容量を削減した上で、表示領域100の中央部に向かうほど動画特性が改善されることになる。
なお、図8、図9、図10、図12において、表示される画像の内容に応じて、オーバードライブ駆動する画素としない画素との配列を90度回転させた配列としても良い。また、処理回路20における補正(補償)内容は、上述した例に限られず、動画表示特性を向上させるものであれば良い。
実施形態では、説明の便宜のために、対向電極110に印加される電圧LCcomを、液晶容量130における書込極性の基準とした。しかしながら、TFT116のゲート・ドレイン間の寄生容量に起因して、オンからオフ時にドレイン(画素電極118)の電位が低下する現象(プッシュダウン、突き抜け、フィールドスルーなどと呼ばれる)が発生する場合がある。液晶の劣化を防止するため、液晶容量130に対しては交流駆動が原則であるが、電圧LCcomを書込極性の基準として交流駆動すると、プッシュダウンのために、負極性書込による液晶容量130の電圧実効値が、正極性書込による実効値よりも若干大きくなってしまう。そこで、プッシュダウンの影響が無視できない場合には、書込極性の基準電圧と対向電極110の電圧LCcomとを別にわけ、同一階調で正極性・負極性書込をしても液晶容量の電圧実効値が互いに等しくなるように、対向電極110の電圧LCcomを、書込極性の基準電圧よりも若干低位に設定する構成としても良い。
画素120については透過型として説明したが、画素電極118、または、対向電極110の一方を反射性金属とした反射型や、透過型と反射型とを合わせた半透過半反射型としても良い。また、反射型等とする場合には、画素電極118、または、対向電極110の一方を反射性金属とするのではなく、その下層に反射層を設けても良い。
また、ノーマリーホワイトモードではなく、ノーマリーブラックモードとして良いのももちろんである。
さらに、上述した実施形態では、液晶としてTN型を用いたが、BTN(Bi-stable Twisted Nematic)型・強誘電型などのメモリ性を有する双安定型や、高分子分散型、さらには、分子の長軸方向と短軸方向とで可視光の吸収に異方性を有する染料(ゲスト)を一定の分子配列の液晶(ホスト)に溶解して、染料分子を液晶分子と平行に配列させたGH(ゲストホスト)型などの液晶を用いても良い。
また、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する、という垂直配向(ホメオトロピック配向)の構成としても良いし、電圧無印加時には液晶分子が両基板に対して水平方向に配列する一方、電圧印加時には液晶分子が両基板に対して垂直方向に配列する、という平行(水平)配向(ホモジニアス配向)の構成としても良い。このように、本発明では、液晶や配向方式として、種々のものに適用することが可能である。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置を用いた電子機器の例について説明する。図17は、上述した電気光学装置10をライトバルブとして用いた3板式プロジェクタの構成を示す図である。
このプロジェクタ2100において、ライトバルブに入射させるための光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれる。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる。
ここで、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述した実施形態における電気光学装置10の表示領域100と同様であり、外部上位回路(図示省略)から供給されるR、G、Bの各色に対応する画像データでそれぞれ駆動されるものである。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。したがって、各色の画像が合成された後、レンズユニット1820によって正転拡大投影されるので、スクリーン2120には、カラー画像が表示されることとなる。
なお、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右反転像を表示させる構成となっている。
また、電子機器としては、図17を参照して説明した他にも、直視型、例えば携帯電話や、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、ビデオカメラのモニタ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラ、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種の電子機器に対して、本発明に係る電気光学装置が適用可能なのは言うまでもない。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同電気光学装置における画素の構成を示す図である。 同電気光学装置における処理回路の構成を示す図である。 同電気光学装置における走査線駆動回路の動作を説明するための図である。 同電気光学装置における表示領域の構成を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の別構成(その1)を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の別構成(その2)を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の別構成(その3)を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の別構成(その4)を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の別構成(その5)を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置の処理回路を示す図である。 同電気光学装置における表示領域の構成を示す図である。 同電気光学装置におけるLUTの作成例を示す図である。 同電気光学装置におけるLUTの作成例を示す図である。 同電気光学装置におけるLUTの作成例を示す図である。 同電気光学装置におけるLUTの作成例を示す図である。 実施形態に係る電気光学装置を適用したプロジェクタを示す図である。
符号の説明
10…電気光学装置、20…処理回路、100…表示領域、112…走査線、114…データ線、116…TFT、118…画素電極、130…液晶容量、140…走査線駆動回路、150…データ線駆動回路、152…サンプリング信号出力回路、154…TFT、202、208…セレクタ、204…メモリ、206…LUT、210…D/A変換回路、216…第1LUT、226…第2LUT、220…制御部、2100…プロジェクタ

Claims (7)

  1. 複数の走査線と複数のデータ線とに対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる複数の画素と、
    前記複数の走査線を所定の順番で選択する走査線駆動回路と、
    現フレームに対し1フレーム前における画素の階調を指定するデータを記憶するメモリと、
    前記現フレームにおいて所定の順番で供給された画素の階調を指定するデータを、前記メモリにおいて前記画素に対応して記憶されたデータで補正する補正回路と、
    前記複数の画素のうち、一部の画素については、前記補正回路で補正されたデータを選択する一方、前記一部の画素以外の画素については、前記現フレームにおいて画素の階調を指定するデータを選択する選択回路と、
    前記選択回路により選択されたデータを前記データ信号に変換するD/A変換回路と、
    前記データ信号を、当該データ信号に対応する画素のデータ線に供給するデータ線駆動回路と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記選択回路は、
    前記複数の画素のうち、半分の画素について、前記補正回路で補正されたデータを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記選択回路は、
    同一画素について、前記補正回路で補正されたデータと、前記現フレームにおいて画素の階調を指定するデータとを、所定のフレーム数毎に交互に切り替えて選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記補正回路は、
    1フレーム後の画素の階調が、現フレームにおいて供給されたデータで指定される階調よりも、1フレーム前から現フレームに至る階調の変化方向に過剰に変化するように、現フレームにおいて供給されたデータで指定される階調を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  5. 前記補正回路は、
    前記現フレームにおいて供給されるデータと、前記メモリに記憶されたデータとに対応した出力値を予め記憶して、これら2つのデータに対応する値を出力する第1のルックアップテーブルと、
    前記現フレームにおいて供給されるデータと、前記メモリに記憶されたデータとに対応した出力値を、前記第1のルックアップテーブルとは異なる特性にて予め記憶し、これら2つのデータに対応する値を出力する第2のルックアップテーブルと、
    を有し、
    前記選択回路は、
    前記複数の画素のうち、一部の画素について前記補正回路で補正されたデータを選択する場合に、さらに、前記第1及び前記第2のルックアップテーブルの出力値を、予め定められた順番で選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  6. 複数の走査線と複数のデータ線とに対応して設けられ、前記走査線が選択されたときに、データ線に供給されたデータ信号に応じた階調となる複数の画素を有する電気光学装置の駆動方法において、
    前記複数の走査線を所定の順番で1行選択したとき、
    前記現フレームにおいて所定の順番で供給されて画素の階調を指定するデータを、記憶した1フレーム前における画素の階調を指定するデータで補正し、
    前記複数の画素のうち、一部の画素については、前記補正したデータを選択する一方、前記一部の画素以外の画素については、前記現フレームにおいて画素の階調を指定するデータを選択し、
    選択したデータを前記データ信号に変換し、
    前記データ信号を、当該データ信号に対応する画素のデータ線に供給する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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