JP2001042838A - 液晶表示装置とその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置とその駆動方法

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JP2001042838A
JP2001042838A JP11219032A JP21903299A JP2001042838A JP 2001042838 A JP2001042838 A JP 2001042838A JP 11219032 A JP11219032 A JP 11219032A JP 21903299 A JP21903299 A JP 21903299A JP 2001042838 A JP2001042838 A JP 2001042838A
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liquid crystal
vertical
line
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JP11219032A
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English (en)
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Toshiyuki Noguchi
利幸 野口
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NEC Viewtechnology Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、液晶表示装置およびその駆動方法
に関し、特に、マルチスキャン型表示手段を有し、メモ
リを用いることなく画像データを拡大し、かつ、ドット
反転を行なう液晶表示装置およびその駆動方法の提供を
目的とする。 【解決手段】 液晶表示装置において、液晶パネルの走
査線をソース信号によって水平方向に走査する水平駆動
回路と、前記液晶パネルの信号線をゲート信号によって
垂直方向に走査する垂直駆動回路と、前記水平駆動回路
および垂直駆動回路を制御し、前記映像信号を垂直方向
に拡大するタイミングコントローラとを具備し、前記水
平駆動回路は、隣接する前記ソース信号の出力極性が異
なるソース信号を出力し、かつ、前記垂直駆動回路は、
隣接する前記ゲート信号の出力極性が異なるゲート信号
を出力する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
びその駆動方法に関し、特に、NTSC方式信号(カラ
ーテレビジョン信号)、HDTV信号(高品位テレビ信
号)、PC信号(パーソナルコンピュータ信号)などを
表示するマルチスキャン型表示手段を有する液晶表示装
置(LCD)およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、オーデ
ィオ機器、ビジュアル機器などの表示装置として、フラ
ットパネルディスプレイが使用されている。具体的に
は、フラットパネルディスプレイとして、ノートブック
型パソコンなどに使用される液晶表示装置が広く使用さ
れている。
【0003】この理由として、液晶表示装置は、CRT
ディスプレイと比べて、薄型および軽量化された構造で
あるため、モニタ用ディスプレイとして使用するときに
生じるデッドスペースを最小にできることと、低消費電
力であることが挙げられる。このように、液晶表示装置
は、未来社会においては魅力ある製品分野である。
【0004】しかし、この液晶表示装置をさらに使いや
すく、かつ、汎用的な製品とするには、現在一般的に使
用されている各種入力映像信号による映像を、一つの液
晶表示装置で表示することが求められている。つまり、
液晶表示装置は、NTSC方式信号、HDTV信号、P
C信号などの各種入力映像信号に対して、CRTディス
プレイと完全な互換性を有することが求められている。
【0005】液晶表示装置は、CRTディスプレイとの
互換性を有するために、画像データ量の異なるCRTデ
ィスプレイの入力映像信号を、液晶表示装置に適合する
画像データ量の入力映像信号に変換する必要がある。つ
まり、一般的に、液晶表示装置は、NTSC方式信号な
どを入力するテレビ画像(CRTディスプレイ画像)の
一画面の走査線数より画素の行数が多い(画像データ量
が多い)ので、不足する行数分だけの画像データを補完
することによって、NTSC方式信号を液晶表示装置用
の入力映像信号に変換する、画像データ拡大機能が必要
とされている。ここで、画像データを拡大する方法とし
て、液晶表示装置が、一画面分のデータをフィールドメ
モリ等に蓄えておき、このデータを読み出すタイミング
を変えることにより、画像データを拡大する方法があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記画像デ
ータを拡大する方法において、画像が鮮明化されるに連
れて画像データ量が増加し、フィールドメモリ等の記憶
容量も増加するので、フィールドメモリ等の部品費が増
大するといった問題があった。
【0007】また、液晶表示装置は、液晶の劣化防止と
画面のフリッカ(画面のちらつき)防止のために、液晶
パネルの画素に印加する電圧の極性を反転させる必要が
あり、極性の反転の方法によって、フリッカのレベルが
影響を受ける。具体的には、液晶表示装置は、パーソナ
ルコンピュータなどにおけるPC信号に対しては、PC
信号が主に静止画像に関する信号であることから、フィ
ールド毎、ライン毎、場合によっては、ドット毎に出力
極性の反転(ドット反転)を行なっており、また、NT
SC方式信号などの入力映像信号に対しては、入力映像
信号が主に動画像に関する信号であることから、フィー
ルド毎、ライン毎に出力極性の反転(ライン反転)を行
なっている。
【0008】ここで、出力極性の反転の方法としては、
いずれの信号に対しても、ドット反転がフリッカ防止の
点で最も優れており、液晶表示装置は、極性の反転用の
メモリを用いることなくコストアップとならない方法
で、ドット反転を行なうことにより、液晶の劣化と画面
のフリッカを防止しなければならないといった問題があ
った。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、特に、NTSC方式信号、HDTV信、
PC信号などを表示するマルチスキャン型表示手段を有
し、フィールドメモリを用いることなく画像データを拡
大し、かつ、出力極性の反転としてドット反転を行なう
液晶表示装置およびその駆動方法の提供を目的とする。
【0010】なお、上記課題に関連する技術として、特
開平10−39841号にて開示された、クロックパル
スを入力すると連続して二行に書き込むことにより、不
足した行数分の画像データ量を補完する拡大機能を具備
した液晶表示装置が提案されている。この技術は、かか
る拡大機能を具備することにより、様々な種類の入力映
像信号において、画面全体に映像を表示し、クロック信
号を入力してソースドライバの出力の極性を反転するこ
とができる技術であるものの、パルスを連続して二個入
力すると一回極性を反転するため、ドット反転を行なう
ことはできず、上記課題を解決することはできない。
【0011】同じく、特開平10−4529号にて開示
された、部分的に数回繰り返して行に書き込むととも
に、行の極性を反転(ライン反転)して出力する液晶表
示装置が提案されている。この技術は、ライン反転を維
持して、液晶の劣化および画面のフリッカを防止でき、
コストアップすることなく画像データ量を拡大すること
ができる技術であるものの、複数のラインを同時に書き
込むため、同じくドット反転を行なうことはできず、上
記課題を解決することはできない。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の液晶表示装置は、N
TSC方式信号,HDTV信号,PC信号を含む各種入
力映像信号に対するマルチスキャン型表示手段を有する
液晶表示装置において、マトリックス状に形成された信
号線と走査線とを有する液晶パネルと、この液晶パネル
の走査線をソース信号によって水平方向に走査する、シ
フトレジスタ,ソースドライバ,DA変換器を含む水平
駆動回路と、前記液晶パネルの信号線をゲート信号によ
って垂直方向に走査する、シフトレジスタを含む垂直駆
動回路と、前記水平駆動回路および垂直駆動回路を制御
し、前記入力映像信号を垂直方向に拡大するタイミング
コントローラとを具備し、前記水平駆動回路は、隣接す
る前記ソース信号の出力極性と異なるソース信号を出力
し、かつ、前記垂直駆動回路は、隣接する前記ゲート信
号の出力極性と異なるゲート信号を出力する構成として
ある。
【0013】このようにすると、マルチスキャン型表示
手段を有する液晶表示装置は、出力極性の反転において
ドット反転を維持しつつ、映像画面の拡大表示を行なう
ことができるので、画質のきれいな画像を提供すること
ができるとともに、CRTディスプレイとの互換性を有
することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の液晶表示装置において、前記水平駆動回路は、前記タ
イミングコントローラから出力される、水平スタートパ
ルス(HST)信号,水平クロック(HCK)信号及び
水平同期(HD)信号を入力すると、前記入力映像信号
のk(k:自然数)ライン目の入力映像信号を入力して
一水平期間保持するとともに、前記水平同期信号に同期
してk−1ライン目の前記入力映像信号を出力する構成
としてある。
【0015】このようにすることにより、液晶表示装置
は、フィールドメモリなどを使用しなくとも、出力極性
の反転においてドット反転を行なうことができ、製造コ
ストを低減することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は請求項2に記載の液晶表示装置において、前記水平駆
動回路は、前記タイミングコントローラから出力される
出力極性反転制御(POL)信号を入力すると、前記液
晶パネルのドット毎に前記ソース信号の出力極性を反転
させる構成としてある。
【0017】これにより、液晶表示装置は、出力極性反
転制御(POL)信号によって、液晶パネルにおける水
平方向の走査線のドット毎に、出力極性の反転が行われ
るので、画面のフリッカを有効に防止することができ
る。
【0018】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記
垂直駆動回路は、前記タイミングコントローラから出力
される、垂直スタートパルス(VST)信号,垂直クロ
ック(VCK)信号及び垂直イネーブル(VOE)信号
を入力し、前記出力極性反転制御(POL)信号の極性
に基づいて、前記液晶パネルのドット毎に前記ゲート信
号の出力極性を反転させる構成としてある。
【0019】これにより、液晶表示装置は、液晶パネル
における垂直方向の信号線のドット毎に、出力極性の反
転が行われるので、画面のフリッカを有効に防止するこ
とができる。
【0020】請求項5記載の発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記
入力映像信号がノンインターレース信号である場合に
は、フレーム毎に前記ゲート信号の出力極性を反転さ
せ、また、前記入力映像信号がインターレース信号であ
る場合には、奇数フィールドと偶数フィールド毎に前記
ゲート信号の出力極性を反転させる構成としてある。
【0021】このように、液晶表示装置は、入力映像信
号がノンインターレース信号である場合でも、また、イ
ンターレース信号である場合であっても、ゲート信号の
出力極性をドット毎に反転させることができる。
【0022】請求項6記載の液晶表示装置の駆動方法の
発明は、上記請求項1〜5に記載の液晶表示装置におい
て、前記水平駆動回路が、前記水平スタートパルス(H
ST)信号,前記水平クロック(HCK)信号及び前記
出力極性反転制御(POL)信号を入力して、隣接する
前記ソース信号の出力極性が異なるソース信号を出力す
る工程と、前記垂直駆動回路が、前記垂直スタートパル
ス(VST)信号を入力し,前記垂直クロック(VC
K)信号を入力するたびに、前記垂直イネーブル(VO
E)信号により、前記ゲート信号の出力極性を、前記出
力極性反転制御(POL)信号の極性に基づいて、隣接
する前記ゲート信号の出力極性が異なるゲート信号を出
力する工程と、前記タイミングコントローラが、前記入
力映像信号を垂直方向に拡大するときに、拡大倍率に応
じて、前記液晶パネルの前記走査線に書き込みを繰り返
す工程と、を含む方法としてある。
【0023】このように、本発明は、液晶表示装置の駆
動方法としても有効であり、液晶表示装置の駆動方法
は、液晶表示装置が、出力極性の反転においてドット反
転を維持しつつ、映像画面の拡大表示を行なうことがで
きるので、画質のきれいな画像を提供することができる
とともに、CRTディスプレイとの互換性を有すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態に係
る液晶表示装置及びその駆動方法について、図面を参照
して説明する。先ず、本発明の第一実施形態に係る液晶
表示装置の構造について説明する。図1は、第一実施形
態に係る液晶表示装置の概略ブロック図を示している。
同図において、1は液晶表示装置であり、液晶パネル1
1,垂直駆動回路12,水平駆動回路13,タイミング
コントローラ14及び信号処理部15から構成してあ
る。
【0025】液晶パネル11には、ソース信号(S1、
S2、S3、…Sn)が入力される信号線11yとゲー
ト信号(V1、V2、V3、…Vm)が入力される走査
線11xがマトリクス状に形成してあり、これらの交点
に接続されたTFT(薄膜トランジスタ)を介して画素
電極に画像信号が印加される。ここで、信号線11y
は、n本(nは自然数)としてあり、各信号線11yに
ソース信号(S1、S2、S3、…Sn)が入力され
る。また、走査線11xは、m本(mは自然数)として
あり、各走査線11xにゲート信号(V1、V2、V
3、…Vm)が入力される。
【0026】垂直駆動回路12は、液晶パネル11を垂
直方向に走査する内部シフトレジスタを有し、タイミン
グコントローラ14および液晶パネル11の走査線11
xと接続された構成としてあり、垂直スタートパルス
(VST)信号,垂直クロック(VCK)信号及び垂直
イネーブル(VOE)信号を入力して、ゲート信号(V
1、V2、V3、…Vm)を出力する。
【0027】ここで、垂直駆動回路12は、垂直スター
トパルス(VST)信号が、内部シフトレジスタに入力
され、さらに、垂直クロック(VCK)信号が入力され
るたびに、垂直スタートパルス(VST)信号は、V1
→V2→…→Vmの順にシフトし、垂直イネーブル(V
OE)信号によりTFTのゲート信号のオン・オフが制
御される。
【0028】水平駆動回路13は、液晶パネル11を水
平方向に走査する内部シフトレジスタ、出力極性反転制
御(POL)を行なうソースドライバ及びDA変換器な
どを有し、タイミングコントローラ14および液晶パネ
ル11の信号線11yと接続された構成としてあり、水
平スタートパルス(HST)信号,水平クロック(HC
K)信号及び出力極性反転制御(POL)信号を入力
し、ソース信号(S1、S2、S3、…Sn)を出力す
る。また、水平駆動回路13は、信号処理部15と接続
され、映像信号(アナログまたはデジタル信号)を入力
する。
【0029】ここで、水平駆動回路13は、水平スター
トパルス(HST)信号が内部シフトレジスタに入力さ
れ、水平クロック(HCK)信号が入力されるたびに、
映像信号のサンプルを行い、さらに、水平同期(HD)
信号を入力すると、映像信号のk(kは自然数)ライン
目を入力するとともに、kラインを一水平期間保持す
る。また、水平駆動回路13は、水平同期(HD)信号
に同期して、k−1ラインの出力を行なっている。な
お、水平駆動回路13は、映像信号がアナログ信号の場
合には、出力極性が+(プラス)極性・−(マイナス)
極性の二系統の映像信号を入力し、それぞれに対しサン
プル&ホールド回路を構成する。
【0030】タイミングコントローラ14は、水平駆動
回路13および垂直駆動回路12と接続してあり、入力
映像信号から水平同期(HD)信号,垂直同期(VD)
信号及びドットクロック(CLK)信号を入力し、水平
駆動回路13および垂直駆動回路12の制御信号を生成
し、水平駆動回路13に、水平スタートパルス(HS
T)信号,水平クロック(HCK)信号,水平同期(H
D)信号及び出力極性反転制御(POL)信号を出力
し、また、垂直駆動回路12に、垂直スタートパルス
(VST)信号,垂直クロック(VCK)信号及び垂直
イネーブル(VOE)信号を出力する。
【0031】信号処理部15は、水平駆動回路13と接
続してあり、NTSC方式信号,HDTV信号又はPC
信号などの入力映像信号を入力し、映像信号(アナログ
またはデジタル信号)を水平駆動回路13に出力する。
【0032】上述した構造を有する液晶表示装置1の動
作について、図面を参照して説明する。先ず、映像信号
の電圧の極性を反転させる動作について図面を参照して
説明する。図2は、水平駆動回路における出力極性反転
制御(POL)の模式図を示している。同図において、
ソースドライバ13aは、水平駆動回路13の一部であ
り、映像信号,水平スタートパルス(HST)信号,水
平クロック(HCK)信号,水平同期(HD)信号及び
出力極性反転制御(POL)信号を入力し、ソース信号
(S1、S2、S3、…Sn)を出力する。
【0033】ここで、ソースドライバ13aは、液晶パ
ネル11のn本の信号線11yに対応するn個のソース
信号(S1、S2、S3、…Sn)を、隣接するソース
信号と出力極性が異なるように出力するとともに、出力
極性反転制御(POL)信号を入力すると、各ソース信
号の極性を反転させる。したがって、液晶パネル11が
デジタルパネルの場合には、水平同期(HD)信号に係
らず、出力極性反転制御(POL)が直接的に各ソース
信号の極性を反転させることができる。
【0034】つまり、例えば、ソース信号S1、S2、
S3は、それぞれ一列目のR(Red)、G(Gree
n)、B(Blue)を表示し、POL極性が+(プラ
ス)のときは、ソース信号S1がCOM電圧に対して高
く(同図においてR1+と表示する。)、ソース信号S
2がCOM電圧に対して低くなり(同図においてG1−
と表示する。)、ソース信号S2と隣接するソース信号
S3は、COM電圧に対して高くなる(同図においてB
1+と表示する。)。同様に、ソース信号S4、S5、
S6…Snは、隣接するソース信号とは極性が異なる関
係となる。
【0035】そして、ソースドライバ13aは、出力極
性反転制御(POL)信号を入力しPOL極性が−(マ
イナス)のときは、ソース信号の極性を反転させ、ソー
ス信号S1がCOM電圧に対して低く(同図においてR
1−と表示する。)、ソース信号S2がCOM電圧に対
して高くなり(同図においてG1+と表示する。)、ソ
ース信号S3は、COM電圧に対して低くなる(同図に
おいてB1−と表示する。)。同様に、ソース信号S
4、S5、S6…Snは、隣接するソース信号とは極性
が異なる関係となる。このように、ソースドライバ13
aは、出力極性反転制御(POL)信号を入力するたび
に、ソース信号の出力極性を反転させる。
【0036】次に、ノンインターレースの信号を垂直方
向に二倍に拡大する動作について図面を参照して説明す
る。図3は、ノンインターレースの信号を垂直方向に二
倍に拡大したときの第一フレーム目におけるタイミング
チャート図を示している。また、図4は、ノンインター
レースの信号を垂直方向に二倍に拡大したときの第二フ
レーム目におけるタイミングチャート図を示している。
図3および図4において、入力映像信号L1〜L4ライ
ンにおける、垂直方向に二倍に拡大された第一フレーム
目と第二フレーム目のタイミングを、垂直スタートパル
ス(VST)信号,垂直クロック(VCK)信号,出力
極性反転制御(POL)信号及び垂直イネーブル(VO
E)信号に対してチャート化してある。
【0037】初めに、図3に示す第一フレーム目におい
て、入力映像信号L1ラインの信号は、水平駆動回路1
3に保持された後、L2ラインの水平同期期間に同期し
てソース信号を出力するソース線に出力される。次に、
垂直駆動回路12は、L2ラインの水平同期期間の垂直
スタートパルス(VST)信号と垂直クロック(VC
K)信号の双方を入力したときに、ゲート線V1(ゲー
ト信号V1が出力されるゲート線)を選択し、垂直イネ
ーブル(VOE)信号がロウ期間(書き込み可能期間)
に、L1ラインの1Hのデータを液晶パネル11のV1
ライン(ゲート信号V1が出力されるライン)に書き込
みを行う。
【0038】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は+であることにより、図2に示すように水平左端の
ソース線S1(ソース信号S1が出力されるソース線)
は、+極性である。
【0039】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を−にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L1ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0040】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は−であることにより、水平左端のソース線S1は、−
極性である。
【0041】次に、図4に示す第二フレーム目におい
て、入力映像信号L1ラインの信号は、水平駆動回路1
3に保持された後、L2ラインの水平同期期間に同期し
てソース線に出力される。垂直駆動回路12は、L2ラ
インの水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信
号と垂直クロック(VCK)信号の双方を入力したとき
に、ゲート線V1を選択し、垂直イネーブル(VOE)
がロウ期間(書き込み可能期間)に、L1ラインの1H
のデータを液晶パネル11のV1ラインに書き込みを行
う。
【0042】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は−であることにより、図2に示すように水平左端の
ソース線S1は、−極性である。
【0043】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を+にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L1ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0044】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は+であることにより、水平左端のソース線S1は、+
極性である。
【0045】このように、入力映像信号は、一水平期間
に、L1ラインの信号を液晶パネル11のV1およびV
2ラインに書き込みを行い、同様に、L2、L3…ライ
ンの信号をパネルのV3およびV4ライン、V5および
V6ライン…に書き込みを行い、垂直方向を二倍とする
ことができるとともに、出力極性を反転させる交流化に
関しては、ドット反転を行うことができる。
【0046】次に、ノンインターレースの信号を垂直方
向に二倍に拡大したときのドット反転における交流化パ
ターンについて図面を参照して説明する。図5は、ノン
インターレースの信号を垂直方向に二倍に拡大したとき
の第一フレーム目における交流化パターンの模式図を示
している。また、図6は、ノンインターレースの信号を
垂直方向に二倍に拡大したときの第二フレーム目におけ
る交流化パターンの模式図を示している。
【0047】図5において、入力映像信号L1ライン
は、垂直方向に二倍に拡大されV1およびV2ラインに
出力され、同様に、入力映像信号L2、L3…ライン
は、V3およびV4ライン、V5およびV6ライン、…
に出力され、ソース信号S1、S2、S3…は、それぞ
れ液晶パネル11の一列目のR(Red)、G(Gre
en)、B(Blue)、…を表示してある。
【0048】ここで、拡大されたV1およびV2ライン
は、極性を反転してあり、同様にV3およびV4ライ
ン、V5およびV6ライン、…についても極性を反転し
てある。つまり、液晶パネル11の垂直方向の隣接する
ドットは、極性が反転されている。また、ソース信号
(S1、S2、S3、・・Sn)は、隣接するソース信
号の極性を反転してあるので、液晶パネル11の水平方
向の隣接するドットは、極性が反転されている。
【0049】同様に、図6に示す第二フレーム目の交流
化パターンにおいては、出力極性反転制御(POL)信
号を入力すると出力極性が反転し、第一フレーム目の各
ドットは、ドット毎に出力極性の反転が行なわれる。こ
のように、拡大されたVラインに対しても、ドット毎に
出力極性反転が行われるので、画面のフリッカをより防
止することができる。
【0050】次に、NTSC信号およびHDTV信号な
どのインターレースの信号を、垂直方向に二倍に拡大す
る動作について図面を参照して説明する。図7は、イン
ターレースの信号を垂直方向に二倍に拡大したときの奇
数フィールドにおけるタイミングチャート図を示してい
る。また、図8は、インターレースの信号を垂直方向に
二倍に拡大したときの奇数フィールドにおけるタイミン
グチャート図を示している。
【0051】図7および図8において、入力映像信号L
1〜L4ラインにおける、奇数フィールドと偶数フィー
ルドのタイミングを、垂直スタートパルス(VST)信
号,垂直クロック(VCK)信号,出力極性反転制御
(POL)信号及び垂直イネーブル(VOE)信号に対
してチャート化してある。ここで、垂直スタートパルス
(VST)信号を入力映像信号L1〜L4ラインにおけ
る、奇数フィールドと偶数フィールドで変えることによ
り、ドット反転を行なう疑似インターレース駆動を可能
としてある。
【0052】具体的には、図7に示す奇数フィールドに
おいて、入力映像信号である奇L1(奇数フィールドL
1)ラインの信号は、水平駆動回路13に保持された
後、奇L2ラインの水平同期期間に同期してソース線に
出力される。次に、垂直駆動回路12は、奇L2ライン
の水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信号と
垂直クロック(VCK)信号の双方を入力したときに、
ゲート線V1を選択し、垂直イネーブル(VOE)信号
がロウ期間(書き込み可能期間)に、L1ラインの1H
のデータを液晶パネル11のV1ラインに書き込みを行
う。
【0053】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は+であることにより、図2に示すようにV1ライン
の水平左端のソース線S1は、+極性である。
【0054】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を−にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、奇L1ラインの1H
のデータを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0055】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は−であることにより、V2ラインの水平左端のソース
線S1は、−極性である。同様に、奇L2、奇L3、奇
L4…ラインに対してVラインに書き込みを行なう。
【0056】次に、図8に示す偶数フィールドにおい
て、入力映像信号である偶L1(偶数フィールドL1)
ラインの信号は、水平駆動回路13に保持された後、偶
L2ラインの水平同期期間に同期してソース線に出力さ
れる。ここで、好ましくは、偶L0ラインの信号をV1
ラインに書き込むと良い。このようにすることにより、
偶L1ラインの信号を、奇L1ライン信号と奇L2ライ
ン信号が書き込まれたV2およびV3ラインに書き込み
を行なうことができ、より正確な画像を映し出すことが
できる。
【0057】次に、垂直駆動回路12は、偶L1ライン
の水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信号と
垂直クロック(VCK)信号の双方を入力したときに、
ゲート線V1を選択し、垂直イネーブル(VOE)信号
がロウ期間(書き込み可能期間)に、偶L0ラインの1
Hのデータを液晶パネル11のV1ラインに書き込みを
行う。
【0058】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は−であることにより、図2に示すようにV1ライン
の水平左端のソース線S1は、−極性である。
【0059】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を+にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、偶L1ラインの1H
のデータを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0060】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は+であることにより、V2ラインの水平左端のソース
線S1は、+極性である。
【0061】次に、垂直駆動回路12は、偶L1ライン
の水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信号と
垂直クロック(VCK)信号の双方を入力したときに、
ゲート線V3を選択し、垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間(書き込み可能期間)をもうけることによ
り、偶L1ラインの1Hのデータを液晶パネル11のV
3ラインに書き込みを行う。このとき、出力極性反転制
御(POL)信号は−であることにより、図2示すよう
にV2ラインの水平左端のソース線S1は、−極性であ
る。同様に、偶L2、偶L3、偶L4…ラインに対して
Vラインに書き込みを行なう。
【0062】このように、入力映像信号がインターレー
ス信号である場合に、垂直スタートパルス(VST)信
号を奇数フィールドおよび偶数フィールドで変えること
により、垂直方向を二倍とすることができるとともに、
出力極性を反転させる交流化に関しては、ドット反転を
行うことができる。
【0063】次に、インターレースの信号を垂直方向に
二倍に拡大したときのドット反転における交流化パター
ンについて図面を参照して説明する。図9は、インター
レースの信号を垂直方向に二倍に拡大したときの第一フ
レーム目における交流化パターンの模式図を示してい
る。また、図10は、インターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第二フレーム目における交流化
パターンの模式図を示している。
【0064】図9において、入力映像信号である奇L1
ラインの信号は、垂直方向に二倍に拡大されV1および
V2ラインに出力され、同様に、信号奇L2、奇L3…
ラインの信号は、V3およびV4ライン、V5およびV
6ライン、…に出力してあり、また、ソース信号S1、
S2、S3…は、それぞれ一列目のR(Red)、G
(Green)、B(Blue)、…を表示してある。
【0065】ここで、拡大されたV1およびV2ライン
は、極性を反転してあり、V3およびV4ライン、V5
およびV6ライン、…についても同様としてあり、液晶
パネル11の垂直方向の隣接するドットに対して、極性
を反転されている。また、ソース信号(S1、S2、S
3、・・Sn)は、隣接するソース信号の極性を反転し
てあるので、液晶パネル11の水平方向の隣接するドッ
トに対して、極性が反転されている。このように、拡大
されたVラインに対しても、ドット毎の出力極性反転が
行われるので、画面のフリッカをより防止することがで
きる。
【0066】同様に、図10において、入力映像信号で
ある偶L0ラインの信号は、V1ラインに出力され、偶
L1、偶L2…ラインの信号は、垂直方向に二倍に拡大
されV2およびV3ライン、V4およびV5ライン、…
に出力してあり、また、ソース信号S1、S2、S3…
は、それぞれ一列目のR(Red)、G(Gree
n)、B(Blue)、…を表示してある。このよう
に、出力極性反転制御(POL)信号を入力すると、極
性反転が行なわれ、奇数フィールドと偶数フィールドの
各ドットは、ドット毎に反転が行なわれ、画面のフリッ
カをより防止することができる。
【0067】次に、ノンインターレースの信号を垂直方
向に1.5倍に拡大する動作について図面を参照して説
明する。図11は、ノンインターレースの信号を垂直方
向に1.5倍に拡大したときの第一フレーム目における
タイミングチャート図を示している。また、図12は、
ノンインターレースの信号を垂直方向に1.5倍に拡大
したときの第二フレーム目におけるタイミングチャート
図を示している。図11および図12において、入力映
像信号L1〜L4ラインにおける、垂直方向に1.5倍
に拡大された第一フレーム目と第二フレーム目のタイミ
ングを、垂直スタートパルス(VST)信号,垂直クロ
ック(VCK)信号,出力極性反転制御(POL)信号
及び垂直イネーブル(VOE)信号に対してチャート化
してある。
【0068】初めに、図11に示す第一フレーム目にお
いて、入力映像信号L1ラインの信号は、水平駆動回路
13に保持された後、L2ラインの水平同期期間に同期
してソース線に出力される。次に、垂直駆動回路12
は、L2ラインの水平同期期間の垂直スタートパルス
(VST)と垂直クロック(VCK)の双方を入力した
ときに、ゲート線V1を選択し、垂直イネーブル(VO
E)がロウ期間(書き込み可能期間)に、L1ラインの
1Hのデータを液晶パネル11のV1ラインに書き込み
を行う。
【0069】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は+であることにより、図2に示すようにV1ライン
の水平左端のソース線S1は、+極性である。
【0070】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を−にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L1ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0071】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は−であることにより、V2ラインの水平左端のソース
線S1は、−極性である。
【0072】次に、垂直駆動回路12は、L2ラインの
水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信号と垂
直クロック(VCK)信号の双方を入力したときに、ゲ
ート線V3を選択し、垂直イネーブル(VOE)信号が
ロウ期間(書き込み可能期間)に、L2ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV3ラインに書き込みを行
う。
【0073】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は+であることにより、図2に示すようにV3ライン
の水平左端のソース線S1は、+極性である。
【0074】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)を入力すると、ゲート線V4に
シフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号を−
にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号にロ
ウ期間をもうけることにより、L3ラインの1Hのデー
タを液晶パネル11のV4ラインに書き込みを行う。
【0075】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は−であることにより、V3ラインの水平左端のソース
線S1は、−極性である。
【0076】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
5にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を−にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L3ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV5ラインに書き込みを行
う。
【0077】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は+であることにより、V5ラインの水平左端のソース
線S1は、+極性である。
【0078】次に、図12に示す第二フレーム目におい
て、入力映像信号L1ラインの信号は、水平駆動回路1
3に保持された後、L2ラインの水平同期期間に同期し
てソース線に出力される。垂直駆動回路12は、L2ラ
インの水平同期期間の垂直スタートパルス(VST)信
号と垂直クロック(VCK)信号の双方を入力したとき
に、ゲート線V1を選択し、垂直イネーブル(VOE)
信号がロウ期間(書き込み可能期間)に、L1ラインの
1Hのデータを液晶パネル11のV1ラインに書き込み
を行う。
【0079】このとき、出力極性反転制御(POL)信
号は−であることにより、図2に示すようにV1ライン
の水平左端のソース線S1は、−極性である。
【0080】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
2にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を+にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L2ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV2ラインに書き込みを行
う。
【0081】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は+であることにより、水平左端のソース線S1は、+
極性である。
【0082】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル信号(VOE)がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
3にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)信号
を−にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号
にロウ期間をもうけることにより、L2ラインの1Hの
データを液晶パネル11のV3ラインに書き込みを行
う。
【0083】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は−であることにより、水平左端のソース線S1は、−
極性である。
【0084】次に、垂直駆動回路12は、垂直イネーブ
ル(VOE)信号がハイ期間(書き込み禁止期間)に、
垂直クロック(VCK)信号を入力すると、ゲート線V
4にシフトし、かつ、出力極性反転制御(POL)を+
にし、その後、再び垂直イネーブル(VOE)信号にロ
ウ期間をもうけることにより、L3ラインの1Hのデー
タを液晶パネル11のV4ラインに書き込みを行う。
【0085】このとき出力極性反転制御(POL)信号
は+であることにより、水平左端のソース線S1は、+
極性である。
【0086】このように、入力映像信号は、一水平期間
に、入力映像信号L1、L2、L3…ラインの信号をパ
ネルのV1、V2…ラインに部分的に繰り返して書き込
みを行うことにより、垂直方向を1.5倍とすることが
できる。なお、垂直方向の拡大倍率は、整数倍に限定さ
れるものではなく、また、1.5倍に限定されるもので
はないことは勿論である。
【0087】次に、ノンインターレースの信号を垂直方
向に1.5倍に拡大したときのドット反転における交流
化パターンについて図面を参照して説明する。図13
は、ノンインターレースの信号を垂直方向に1.5倍に
拡大したときの第一フレーム目における交流化パターン
の模式図を示している。また、図14は、ノンインター
レースの信号を垂直方向に1.5倍に拡大したときの第
二フレーム目における交流化パターンの模式図を示して
いる。
【0088】図13において、入力映像信号L1ライン
は、垂直方向に二倍に拡大されてV1およびV2ライン
に出力され、入力映像信号L2ラインは拡大されずにV
3ラインに出力され、入力映像信号L3ラインはV4ラ
インおよびV5ラインに同じく拡大され、入力映像信号
L4ラインはV6ラインに拡大されずに出力されるとい
った具合に、結果的に映像を垂直方向に1.5倍に拡大
してあり、また、ソース信号S1、S2、S3…は、そ
れぞれ一列目のR(Red)、G(Green)、B
(Blue)、…を表示してある。
【0089】このように、整数倍以外の拡大倍率の場合
に、入力映像信号に対する書き込み数を映像信号のライ
ン毎に変えるように制御を行うことにより、目の錯覚を
利用した補間を行うことが可能となる。具体的には、V
2ラインにおいては、(L1+L2)/2の入力映像信
号として、また、V5ラインにおいては、(L3+L
4)/2の入力映像信号としての目の錯覚を利用した補
間を行うことができる。
【0090】ここで、拡大されたV1およびV2ライン
は、極性が反転してあり、V2およびV3ライン…につ
いても同様としてあるり、液晶パネル11の垂直方向の
隣接する画素に対して、極性が反転されている。また、
ソース信号(S1、S2、S3、…Sn)は、隣接する
ソース信号は極性が反転してあるので、液晶パネル11
の行方向の隣接するドットに対して、極性が反転されて
いる。つまり、液晶表示装置1は、このように非整数倍
に拡大した場合においても、ドット反転が行われる。こ
のように、拡大されたVラインに対しても、極性反転が
行われるで、画面のフリッカをより防止することができ
る。
【0091】同様に、図14に示す第二フレーム目の交
流化パターンにおいては、出力極性反転制御(POL)
信号を入力すると、極性反転が行なわれ、第一フレーム
目の各ドットは、ドット毎に反転が行なわれる。このよ
うに、拡大されたVラインに対しても、極性反転が行わ
れるで、フリッカをより防止することができる。
【0092】以上、上述したように、液晶表示装置の構
造および動作について説明したが、本発明は、液晶表示
装置の駆動方法としても有効であり、本発明における液
晶表示装置の駆動方法は、液晶表示装置が、出力極性の
反転においてドット反転を維持しつつ、映像画面の拡大
表示を行なうことができるので、画質のきれいな画像を
提供することができるとともに、CRTディスプレイと
の互換性を有することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶表示装置は、NTSC方式信号,HDTV信号及び
PC信号などを表示するマルチスキャン型表示手段に関
して、極性反転においてドット反転を維持しつつ、映像
画面の拡大表示を液晶表示装置に映し出す駆動方法を提
供することにより、メモリを用いることなく拡大が行
え、大幅なコストダウンとなる。また、ドット反転の交
流化により、静止画面および動画面においても画面のフ
リッカのない映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施形態に係る液晶表示装置の概
略ブロック図を示している。
【図2】図2は、水平駆動回路における出力極性反転制
御(POL)の模式図を示している。
【図3】図3は、ノンインターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第一フレーム目におけるタイミ
ングチャート図を示している。
【図4】図4は、ノンインターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第二フレーム目におけるタイミ
ングチャート図を示している。
【図5】図5は、ノンインターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第一フレーム目における交流化
パターンの模式図を示している。
【図6】図6は、ノンインターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第二フレーム目における交流化
パターンの模式図を示している。
【図7】図7は、インターレースの信号を垂直方向に二
倍に拡大したときの奇数フィールドにおけるタイミング
チャート図を示している。
【図8】図8は、インターレースの信号を垂直方向に二
倍に拡大したときの奇数フィールドにおけるタイミング
チャート図を示している。
【図9】図9は、インターレースの信号を垂直方向に二
倍に拡大したときの第一フレーム目における交流化パタ
ーンの模式図を示している。
【図10】図10は、インターレースの信号を垂直方向
に二倍に拡大したときの第二フレーム目における交流化
パターンの模式図を示している。
【図11】図11は、ノンインターレースの信号を垂直
方向に1.5倍に拡大したときの第一フレーム目におけ
るタイミングチャート図を示している。
【図12】図12は、ノンインターレースの信号を垂直
方向に1.5倍に拡大したときの第二フレーム目におけ
るタイミングチャート図を示している。
【図13】図13は、ノンインターレースの信号を垂直
方向に1.5倍に拡大したときの第一フレーム目におけ
る交流化パターンの模式図を示している。
【図14】図14は、ノンインターレースの信号を垂直
方向に1.5倍に拡大したときの第二フレーム目におけ
る交流化パターンの模式図を示している。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 11 液晶パネル 11x 走査線 11y 信号線 12 垂直駆動回路 13 水平駆動回路 13a ソースドライバ 14 タイミングコントローラ 15 信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C006 AA01 AA11 AA22 AC27 AC28 AF42 AF44 BB16 BC12 FA08 FA23 FA51 5C058 AA06 BA01 BA17 BA19 BA22 BA35 BB09 BB10 BB17 BB19 5C060 AA01 AA11 BB01 BC01 BD02 BD05 BE05 BE10 DA01 DB11 JA00 5C080 AA10 BB05 CC03 DD06 DD07 DD27 EE29 FF11 GG02 GG08 GG10 JJ01 JJ02 JJ04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSC方式信号,HDTV信号,PC
    信号を含む各種入力映像信号に対するマルチスキャン型
    表示手段を有する液晶表示装置において、 マトリックス状に形成された信号線と走査線とを有する
    液晶パネルと、 この液晶パネルの走査線をソース信号によって水平方向
    に走査する、シフトレジスタ,ソースドライバ,DA変
    換器を含む水平駆動回路と、 前記液晶パネルの信号線をゲート信号によって垂直方向
    に走査する、シフトレジスタを含む垂直駆動回路と、 前記水平駆動回路および垂直駆動回路を制御し、前記入
    力映像信号を垂直方向に拡大するタイミングコントロー
    ラとを具備し、 前記水平駆動回路は、隣接する前記ソース信号の出力極
    性と異なるソース信号を出力し、かつ、前記垂直駆動回
    路は、隣接する前記ゲート信号の出力極性と異なるゲー
    ト信号を出力することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の液晶表示装置にお
    いて、 前記水平駆動回路は、前記タイミングコントローラから
    出力される、水平スタートパルス(HST)信号,水平
    クロック(HCK)信号及び水平同期(HD)信号を入
    力すると、前記入力映像信号のk(k:自然数)ライン
    目の入力映像信号を入力して一水平期間保持するととも
    に、前記水平同期信号に同期してk−1ライン目の前記
    入力映像信号を出力することを特徴とする液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の液
    晶表示装置において、 前記水平駆動回路は、前記タイミングコントローラから
    出力される出力極性反転制御(POL)信号を入力する
    と、前記液晶パネルのドット毎に前記ソース信号の出力
    極性を反転させることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の液晶表示装置において、 前記垂直駆動回路は、前記タイミングコントローラから
    出力される、垂直スタートパルス(VST)信号,垂直
    クロック(VCK)信号及び垂直イネーブル(VOE)
    信号を入力し、前記出力極性反転制御(POL)信号の
    極性に基づいて、前記液晶パネルのドット毎に前記ゲー
    ト信号の出力極性を反転させることを特徴とする液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の液晶表示装置において、 前記入力映像信号がノンインターレース信号である場合
    には、フレーム毎に前記ゲート信号の出力極性を反転さ
    せ、また、前記入力映像信号がインターレース信号であ
    る場合には、奇数フィールドと偶数フィールド毎に前記
    ゲート信号の出力極性を反転させることを特徴とする液
    晶表示装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の液晶表示装置において、 前記水平駆動回路が、前記水平スタートパルス(HS
    T)信号,前記水平クロック(HCK)信号及び前記出
    力極性反転制御(POL)信号を入力して、隣接する前
    記ソース信号の出力極性が異なるソース信号を出力する
    工程と、 前記垂直駆動回路が、前記垂直スタートパルス(VS
    T)信号を入力し,前記垂直クロック(VCK)信号を
    入力するたびに、前記垂直イネーブル(VOE)信号に
    より、前記ゲート信号の出力極性を、前記出力極性反転
    制御(POL)信号の極性に基づいて、隣接する前記ゲ
    ート信号の出力極性が異なるゲート信号を出力する工程
    と、 前記タイミングコントローラが、前記入力映像信号を垂
    直方向に拡大するときに、拡大倍率に応じて、前記液晶
    パネルの前記走査線に書き込みを繰り返す工程と、 を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6982684B2 (en) 2002-04-23 2006-01-03 International Business Machines Corporation Brightness compensating low power display device and controller
KR100898789B1 (ko) * 2002-11-14 2009-05-20 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 구동방법
US8310599B2 (en) 2007-08-08 2012-11-13 Renesas Electronics Corporation Television set

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