JP3586023B2 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、薄型で軽量であり、低電圧駆動が可能であるため、腕時計、電卓をはじめ、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、小型ゲーム機器等に広く用いられている。最近では、ペン入力電子手帳の需要が高まり、これに伴い携帯用端末機(PDA)への需要が拡大している。
【0003】
液晶表示装置を駆動させる場合、同一画面内で画素への印加電圧の極性を反転させる駆動方法があり、この駆動方法には、信号線毎に上記極性を反転させる信号線反転、走査線毎に上記極性を反転させる水平方向極性反転(以下、H反転と呼ぶ)、および隣接する画素間で上記極性を反転させるドット反転が挙げられる。これらの駆動方法は、極性の反転によるフリッカ成分(例えば、面フリッカ)を補償することができる。特に、狭額縁化に伴う信号線ドライバの片側配置、さらに低消費電力化のための低耐圧ドライバへの要求によって、H反転が広く使われるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
大画面、高精細となるLCDにおいては、信号線の数が増加してコモン電極と信号線との間の容量成分が大きくなる。また、コモン電極のシート抵抗により、給電点からの距離に応じて抵抗成分が大きく変化する。このため、コモン電極の極性反転を行った場合、図19に示すように、画面内においてコモン電極の時定数が異なるため、コモン電極の電圧値にバラツキ(波形の鈍り)が生じる。これは、信号電圧に依存するため、ウインドウ表示を行った場合には、クロストークとして良く知られた画質劣化となる。これを解決する方法として、通常コモン電極のシート抵抗を下げることが考えられるが、この方法には限界があり充分なものではない。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、クロストーク等の画質劣化を防止できる液晶表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備し、前記複数本の走査線をn:1のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在する走査線の数を、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて一定とするとともに、前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、それぞれのサブフィールドにおいて、そのサブフィールドで選択する走査線に沿って配列した画素群とそのサブフィールドで次に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
また、本発明は、互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備し、前記複数本の走査線をn:2のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在した非選択の走査線の数を前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて走査方向に交互に変化させ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで選択しない走査線との走査方向への配列が形成する繰り返しパターンを前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて順に選択する一対の走査線のうち、それらの間に介在した非選択の走査線の数がより少ないものについて、先に選択する走査線に沿って配列した画素群と後に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
【0007】
また、本発明は、互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、前記複数本の走査線をn:1のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在する走査線の数を、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて一定とするとともに、前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、それぞれのサブフィールドにおいて、そのサブフィールドで選択する走査線に沿って配列した画素群とそのサブフィールドで次に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供する。
さらに、本発明は、互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、前記複数本の走査線をn:2のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在した非選択の走査線の数を前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて走査方向に交互に変化させ、或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで選択しない走査線との走査方向への配列が形成する繰り返しパターンを前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて順に選択する一対の走査線のうち、それらの間に介在した非選択の走査線の数がより少ないものについて、先に選択する走査線に沿って配列した画素群と後に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る液晶表示装置および駆動方法においては、それぞれに選択用のスイッチング素子が配設されたA個の画素もしくは走査線により画像を表示する場合、1枚のフレーム画像を時間軸に沿って順に表示するn個のサブフィールドに分割し、前記サブフィールドを前記複数の画素もしくは走査線の内のA÷n×m(ここで、Aは正の整数、nは3以上でA以下の正の整数、mはn以下の正の整数)個の画素または走査線で基本的に構成している。
【0009】
この構成において、画質を改善するために、書込みを行う走査線と、その近傍の走査線との間で、それらに沿って配列した画素群への印加電圧の極性(以下、単に「極性」という場合は、上記画素群への印加電圧の極性をいう)をできるだけ異ならしめ、隣接して同じ極性となる走査線群が最少となるようにする。
【0010】
また、1枚のフレーム画像の画像信号をn:mにインターレース処理し、この処理された画像信号にしたがってスイッチング素子を選択し駆動させる。この駆動方法、マルチフィールド駆動法によれば、走査線の選択回数を減らすので、低消費電力化を実現すると共に、その選択方法によって、各極性の反転によるフリッカ成分(例えば、面フリッカ)を補償することができる。
【0011】
上記構成を有する、すなわちH反転とマルチフィールド駆動を同時に採用する本実施形態によれば、コモン電極の電圧の立ち上がり鈍りのために画素への実効電圧が画像信号により異なる場合に、走査線の選択期間より前にコモン電極の極性を反転させることにより、コモン電極の電圧が完全に立ち上がった状態で書込み動作が行われるため、画像信号に依存するコモン電極の画面内での電圧分布を常に一様にすることができ、クロストークによる画質劣化を大幅に改善することができる。また、極性の反転周期に同期し、ゲート線のON期間を長くし、画素電極への書込み時間を長くできるので、画素電極への書込み特性を向上させることができる。
【0012】
このH反転とマルチフィールド駆動を同時に使用した場合に、極性の反転周期と走査線の選択周期とが同期することによって、複数の走査線にわたって隣接して同じ極性で表示される状況となり、表示において横縞が生じることがある。この隣接した同じ極性の走査線群は、時間軸に沿ってその位置を変えるため、静止したものではなく動くものとなり、視覚の時空間周波数特性で視認される領域に入った場合には、大幅な画質劣化として生じてしまう。
【0013】
さらに、画像に相関が無いような高精細な画像においては、フリッカ成分が補償されなくなり、そのフリッカ成分の差によって折り返し歪が生じることがある。この折り返し歪についても、静止したものではなく動くものとなるため、視覚の時空間周波数特性で視認される領域に入ってくると、大幅に画質劣化を生じさせることになる。
【0014】
また、マルチフィールド駆動においては、保持期間が大幅に大きくなるため、1走査線毎のフリッカ成分が大きくなる。そのため、サブフィールド毎に生じるライン妨害が視認されてしまい、静止画の画質劣化を引き起こす問題がある。
【0015】
このようなライン妨害と横縞妨害、さらにそれに起因する折り返し歪による画質の劣化を防止するために、以下のような手段により、視覚の時空間周波数特性に視認されない領域にする。
【0016】
第1の手段としては、サブフィールドにおいて選択する画素または走査線の間隔を各サブフィールド間で同一にすると共に、各画素または走査線を選択または非選択する周期に対して、極性を反転させる周期を不一致とする。
【0017】
第2の手段としては、第1の手段において、各サブフィールド間において極性の反転周期を異なるようにする(同じでないようにする)。
【0018】
第3の手段としては、極性反転の周期に応じて、サブフィールドにおいて選択する前記画素または走査線の間隔を変えて表示する、すなわち極性反転の周期に対して、各画素もしくは走査線を選択または非選択する周期を不一致とする。なお、サブフィールドにおいて選択する画素または走査線の間隔を各サブフィールド間で同一にしてもよい。
【0019】
第4の手段としては、極性の反転周期に対して、サブフィールドにおいて選択する画素または走査線の間隔を不一致とすると共に、各サブフィールド間において選択する画素または走査線の間隔を異なるようにする。なお、サブフィールドにおいて極性の反転周期を各サブフィールド間で同一にしてもよい。
【0020】
第1の手段によれば、フリッカを補償する極性の反転周期により、画質劣化を生じ易い走査順位になったとしても、選択的に極性の反転周期を変えることができ、画質劣化を大幅に改善できる。
【0021】
第1および第3の手段によれば、空間的に隣接して同一極性となる走査線群が生じない、または視覚特性により視認される領域に当てはまらない、または視認され難くなる。第1および第3の手段において、例えば、走査線で画像を表示するため、画像信号をn:mにインターレース処理した場合、1フレーム中に隣接する走査線間において、隣接して同一極性となる走査線数をn以下にすることができる。したがって、書込み極性に伴うフリッカ(輝度差)が、パネル面内で空間的に周期性を持たない、またはパネル面内での空間周波数が高くなる。このため、例えば極性の反転周期とマルチフィールド駆動のスイッチング素子の選択周期が同期したことに起因する同一極性群(横縞)が、視覚特性により視認される領域に当てはまらない、または視認され難くなり、画質劣化を大幅に改善することができる。
【0022】
さらに、画像に相関が無いような高精細の画像において、書込み極性に伴うフリッカが新たなキャリアとして空間周波数軸上に発生し、それによって折り返し歪が生じる場合、この折り返し歪についても、空間的に周期性を持たない、もしくはパネル面内での空間周波数が高くなるため、視覚特性により視認される領域に当てはまらない、または視認され難くなり、画質の劣化を大幅に改善することができる。
【0023】
第3の手段によれば、走査線の選択または非選択する周期によっては、画質劣化を生じ易い極性の反転周期になったとしても、選択的に走査線の選択順位を変えられるので、画質劣化を大幅に改善することができる。
【0024】
第2および第4の手段によれば、ある一つの方法によっては、フリッカを補償できない場合に、複数のサブフィールドにわたって、極性の反転周期、および走査線の選択または非選択する周期を変えることにより、視認され難くすることができる。また、この一つの方法と第2および第4の手段を同時に用いることもできる。また、極性の反転に応じて生じるフリッカを補償する場合、コモン電圧によって行うこともできるが、前記コモン電圧を極性の反転周期に応じて変化させることにより、より効果的にフリッカ補償を行ってもよい。
【0025】
第2および第4の手段によれば、走査順位もしくは極性の反転周期をサブフィールド群毎に異なるようにし、ある一定の方法では生じる可能性のあるフリッカならびに横縞流れを視覚特性により視認されない、または視認され難くすることができる。
【0026】
本実施形態の液晶表示装置においては、基板の材料や液晶材料の種類は特に制限されない。
【0027】
以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明する。
【0028】
(実施例1)
以下の各例は、1フレーム(1枚のフレーム画像)を複数のサブフィールドに分割することにより、駆動周波数を下げるマルチフィールド駆動法を適用したものである。マルチフィールド駆動法は、特開平3−271795号公報において開示されているので、その詳細な説明は省略する。
【0029】
実施例1においては、サブフィールドにおいて選択する画素もしくは走査線の間隔を、各サブフィールド間で同一にし、画素もしくは走査線の選択または非選択の周期に対し、極性の反転周期を不一致とする場合について説明する。
【0030】
図1は実施例1に係る液晶表示装置の要部の構成を示す概略図である。また、図2はマルチフィールド駆動、n=3、m=1(サブフィールド数は3÷1=3)およびH反転を用いた場合の入力画像信号と極性反転信号との一例を示す図である。この液晶表示装置は、極性反転信号発生部10と、コモン電圧出力部11と、液晶表示パネル12と、ゲート線駆動回路13と、n:mインターレース処理回路14と、nカウンター回路15と、信号線ドライバ16と、走査線選択信号発生回路18とから主に構成されている。なお、液晶表示パネル12は、一対の基板と、それらの一方の対向面に設けられ且つ互いに交差した複数本の走査線及び複数本の信号線と、上記基板間に介在し且つ走査線と信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素とから構成されている。また、それら画素は、上記基板間に挟持された液晶材料と、画素電極と、コモン電極と、スイッチング素子とから構成されている。
【0031】
上記構成の液晶表示装置においては、図2に示すように、あるサブフィールドにおいて、走査線選択信号S1により3本に1本の走査線が2本置きに選択され、次のサブフィールドでは、選択した走査線の1つ下の走査線が同様にして順次選択される。なお、図2中、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走 査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。また、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示す。
【0032】
この駆動方法においては、走査線の選択順位に応じて極性の反転周期を変えるため、走査線選択信号発生回路18から走査線選択信号S1が極性反転信号発生部10およびゲート線駆動回路13に入力される。なお、このとき、nカウンター回路15は、フィールド毎にゲート線ドライバへのスタートパルスを出力するものであり、nカウンター回路15からのカウント信号S2はゲート線ゲート線駆動回路に入力される。この走査線選択信号S1およびカウント信号S2によりスイッチング素子の走査線のゲート線が駆動される。
【0033】
一方、極性反転信号発生部10から、極性の反転周期を示す反転信号P1が、n:mインターレース処理回路14およびコモン電圧出力部11に入力される。極性反転信号P1は、フリッカを補償するために、走査線毎、フィールド毎に極性を反転させたものとなっている。この入力された反転信号P1は、n:mインターレース処理回路14において処理され、その信号が信号線ドライバ16に入力され、その信号に基づいて液晶表示パネル12の信号線の極性を反転させる。また、この入力された反転信号P1は、コモン電圧出力部11を介して液晶表示パネル12のコモン電圧の極性を反転させる。
【0034】
このような駆動方法により、以下のような効果が得られる。
【0035】
(1)H反転駆動においては、通常高周波での走査線毎の反転動作が必要となるため、反転した瞬間に充分電流が流れるようにドライバを設計する必要がある。従来、一方方向からの電流利得を大きくしたドライバ、例えば+側から−側に電流を流れ易くしたドライバを用いて、反転時に一旦高電位にシフトさせてから駆動させている。H反転駆動とマルチフィールド駆動を組み合わせることにより、この動作が不要となるか、あるいは、電流を反転時に大きく流す必要がなくなる。このため、書き込みのタイミングを遅くできるので、高速動作可能なドライバが不要となる。
【0036】
(2)H反転駆動においては、ドライバの極性はどの信号線も同一となる。したがって、D0から与えられる信号(補正信号)は、そのときそのときで同一極性となっているため、どとらかの極性(+または−)に効果を大きくすることになる。例えば、−書き込みは、+書き込みに対して通常保持が悪い。したがって、補正信号を−寄りにすることにより、−書き込みの保持を良好にすることができる。この場合、+書き込みの保持が悪くなることが考えられるが、両極性の保持特性を同等にすることで画質を改善することができる。
【0037】
(3)画質劣化の原因の一つに突き抜けという現象があり、これはTFT(ThinFilm Transistor)のスイッチングOFF時にゲート電圧が下がることにより、寄生容量によるカップリングで画素電位が変動するものである。
【0038】
この変動量は、画面左右によってゲート信号の鈍り方が違うため(ゲートドライバの近くはシャープだが、離れる(波形の右に行く)にしたがって鈍る)、画面左右により異なる。したがって、これを改善するために、D0の大きさを画面左右で傾斜を付けて与えることができる。
【0039】
(4)TFTのスイッチング特性は、ゲート電圧のON電圧とOFF電圧によって決定される。信号線反転駆動であると、隣接する画素の極性が異なるため、それぞれの極性に合わせてON電圧とOFF電圧を決めることができない。H反転駆動の場合にはこれが可能となるが、通常反転駆動周期が短いために、その度に電圧をシフトさせるとパワーを消費してしまう。
【0040】
H反転駆動とマルチフィールド駆動を組み合わせることにより、その反転駆動周期がH反転駆動の4倍となるので、それぞれの極性に合わせてON電圧とOFF電圧を良好に決めることができ、これにより画質を改善することができる。
【0041】
図2に示すような走査線選択および反転を行う場合においては、3つのサブフィールドにわたり、線順次に走査を行うため、前走査線と次走査線は、同一の極性となる。したがって、1フィールドが3枚のサブフィールドSF11〜SF13で構成される場合、同一の極性が隣接する3本の走査線群が移動する、いわゆる横縞流れとして画質を劣化させることがある。
【0042】
そこで、次に、走査線選択信号に応じて極性の反転信号P1を変えて表示を行う場合について説明する。
【0043】
本実施例においては、走査線選択信号発生回路18より受けた信号S1によって、極性反転信号発生部より極性反転信号P1が作られ、n:mインターレース処理回路14内では、S1にしたがって選択される画像情報と非選択となる画像情報の出力制御が行われると共に、P1により画像情報の変換が行われる。なお、n:mインターレース処理回路14によって行われる処理内容には特に制限はないが、表示画像の劣化を改善するための処理内容になっている。
【0044】
また、画像情報の変換についても特に制限はないが、例えばコモン電圧の反転に合わせて信号電圧を決定する場合については、同一の階調においても、+書込みと−書込みとで異なる信号レベルとなるように変換が行われる。例えば、図3に示すような電圧−透過率曲線を示す液晶セルを用いた場合には、+書込みではV2の信号電圧に対しT1の透過率を示し、−書込みではV1の信号電圧に対しT1の透過率を示すこととなる。
【0045】
本実施例においては、画像信号がデジタル信号であり、信号線ドライバ16内でデジタル−アナログ変換(以下、D/Aと呼ぶ)を行っており、V1とV2の画像信号(それぞれDV1とDV2とする)が次式となり、入力画像信号と極性の反転信号とは1:1に対応して出力される。
【0046】
【数1】
【0047】
この場合、極性の反転方法を変えると共に、入力画像信号をも変換する(ここでは、否定をとる)必要がある。例えば、極性反転信号(P0)と、表示画像の劣化を改善する処理を施した極性反転信号(P1)との間で排他的論理和をとり、1状態においては画像信号を否定し、信号線ドライバ16への出力を行う。図4(A)はn:mインターレース処理回路14で行われている処理内容を示し、図4(B)は各部の信号波形を示す。図4(A)における処理内容は特に制限されないが、例えば、セレクター31およびセレクター32を有し、セレクター31では走査線選択信号によって画像信号D1もしくはD0を選択し、セレクター32ではP0およびP1の排他的論理和によって画像信号反転出力を選択する。
【0048】
ここで、D0は、実際には書き込まれない信号であるが、選択していない機関に信号線へ何らかの電圧を加えて補正を行うために必要な信号である。この場合、D0はどのようなものであっても良いが、信号線と画素との間のカップリング(容量)を通して画質を改善するものが好ましい。したがって、D0はD1と同じ信号とすることもできる。
【0049】
上記説明においては、書込み極性と画像信号の反転が一致する場合について述べたが、電圧−透過率特性において、個々の信号電圧値と画像信号情報とが比較できる参照部を設けることによって極性毎に適切な画像信号に変換してもよい。
【0050】
本実施例においては、極性反転方法および走査線の選択方法の2つの方法を組み合わせることによって、隣接して同じ極性となる走査線群を最少とする、もしくは同じ極性となる走査線群が流れる横縞流れを視認され難くすることができる。
【0051】
図5は、実施例1の駆動方法に係る信号と、その信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。図5中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0052】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=4、m=1(サブフィールド数は4÷1=4)を用いた場合であり、駆動周波数を低減させることができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。また、極性の反転を4走査線毎とし、さらに次フィールドで選択を行う1つ下の走査線は、隣接して同じ極性となる走査線群が最少となるように、また上の走査線と逆極性となるように書込みを行っている。このようにすることにより、マルチフィールド駆動を採用した場合でも、隣接して同じ極性となる走査線を2本以下にすることができ、さらに空間周波数を高くすることができる。
【0053】
ここで、マルチフィールド駆動法を用いる場合、走査線間において補償を行う必要があるため、複数本での極性の偏りが重要となる。例えば、本実施例においては、4本毎の補償関係が問題となり、図5においては、3:1の割合で極性が偏る走査線群が存在している。しかしながら、この走査線群は、次フィールドでは3画素分移動するため、横縞流れが3倍の流れ速度となり、視認され難くなる。この駆動方法は、2n:1(n≧2)マルチフィールド駆動において特に有効であるが、上記実施例に制限されるものではない。
【0054】
図6は図5の極性反転周期の変更例を示しており、参考例の駆動方法に係る信号およびその信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。ここでは、サブフィールド中においては画素の極性を統一し、サブフィールド毎にのみ反転する周期とする。なお、図6中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、また、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0055】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=5、m=1(ただし、サブフィールド数は5)を用いた場合であり、この場合も同様に、駆動周波数を低減させることができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。さらに、サブフィールド中では、コモン電圧が一定の電圧(+極性または−極性)に保たれているため、信号線ドライバ16、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11においては、より消費電力の低減効果が大きくなる。しかしながら、この方法においては、+書込みと−書込みが画面全体に行われるため、面フリッカの発生が考えられる。
【0056】
そこで、図7(A)および(B)に示すように、入力画像情報を倍速処理し、次サブフィールドのデータ群をメモリに記録すると共に、他方のサブフィールドのデータ群の書込みをSF1で行う。例えば、この際の書込みに関しては+極性で行う。引き続き、SF2期間中に前記メモリへ記録したデータ群の書込みを、前記サブフィールドと極性を反転し−極性で書込む。このサブフィールド期間は、通常のマルチフィールド駆動の半分の期間によって行われるため、面フリッカは高い周波数領域に入り、視認されない。この場合、ゲート線駆動回路13のクロック部での消費電力が増えるが、コモン電圧発生部11での消費電力が大幅に低減されるため、全体としては消費電力が低くなる。
【0057】
上記処理は、図1に示すn:mインターレース処理回路14内にメモリを設け、そのメモリを用いて行ってもよい。ここでは、簡単に説明を行うために、n:mインターレース処理回路14内でのバッファーおよび信号線ドライバ内でのバッファーによる信号のタイミングのずれについては特に触れていないが、実際には所望の画像が得られるように、走査線とのタイミングを一致させている。
【0058】
また、メモリを有することによるIC数の増加、消費電力の増加が予想されるが、図8に示すように、信号を出力するコンピュータ側からの信号出力を制御することによって、モジュール内にメモリを有しない構成にすることができる。通常、情報端末本体中には、ビデオRAM21およびコントロール回路22によってモジュールへの信号出力を制御している。本例では、n:mインターレースの処理手段に応じて、入力画像を変換するため、このコントロール回路22にモジュール回路の走査線選択信号S1を走査線選択信号発生回路28から入力する。そして、コントロール回路22は、ビデオRAM21との間でアドレスの指定および画像の出力タイミングを変えることになる。なお、図8において、参照番号23〜27は、それぞれ液晶表示パネル、n:mインターレース処理回路、信号線ドライバ、nカウンター回路、ゲート線駆動回路を示し、これらの機能は図1に示す場合と同じである。
【0059】
さらに、本例においては、コモン電圧の反転周期を大幅に低くできるため、極性反転時でのコモン電圧の立ち上がりが問題とならないようにすることができる。すなわち、ブランキング期間中にコモン電圧の極性を反転させればよいため、書込み時におけるコモン電圧の時定数を比較的長くとることになる。したがって、対向電極のシート抵抗が大きくすることができる。あるいは給電点を少なくすることができる。
【0060】
上記駆動方法は、2n+1:1(n≧1)マルチフィールド駆動を倍速処理する場合において特に有効であるが、上記例に制限されるものではない。
【0061】
(実施例2)
実施例2においては、サブフィールドで選択する画素もしくは走査線の間隔を、各サブフィールド間で同一にし、画素もしくは走査線の選択または非選択の周期に対して極性の反転周期を不一致とすると共に、フィールド間でも極性の反転周期を不同一とする。
【0062】
図9は、実施例2の駆動方法に係る信号と、その信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。図9中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、また、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0063】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=5、m=2(サブフィールド数は2.5となるが、表示画像としては5枚のサブフィールドによって構成されている)を用いた場合であり、駆動周波数を低減させることができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。この場合、極性の反転方法を3走査線毎と2走査線毎に同じ極性とする反転を交互に行い、さらに次フィールドで選択を行う1つ下の走査線は、隣接して同じ極性となる走査線群が最少となるように上の走査線と逆極性となるように書込みを行っている。このようにすることにより、マルチフィールド駆動法を採用した場合でも、隣接して同じ極性となる走査線を2本以下にすることができ、さらに空間周波数を高くすることができる。
【0064】
しかしながら、この方法においては、+書込みと−書込みが画面内において3:2の割合で偏って存在するため、液晶材料および配向膜に直流成分が印加されることが予想される。そこで、数サブフィールド毎に+書込みと−書込みの走査線数の割合を切り換える。この場合、切り換え時の面フリッカが視認される恐れがあると考えられるが、視覚特性で視認されない切り換え周波数(例えば1[Hz])以下に下げることによって、画質劣化を低減することができる。また、極性の偏りに合わせて最適となるコモン電圧をコモン電圧発生部11より出力するようにしてもよい。
【0065】
図10は図9の走査線の選択方法の変更例を示しており、図9と同様に本実施例の駆動方法に係る信号およびその信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。図10に示す駆動方法において、サブフィールド中において、連続して2つの走査線を駆動していない。なお、図10中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、また、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0066】
ここでも、マルチフィールド駆動において、n=5、m=2(サブフィールド数は2.5となるが、表示画像としては5枚のサブフィールドによって構成されている)を用いた場合であり、駆動周波数を低減することができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。この場合は、3走査線毎と1走査線毎で同じ極性とする反転を行い、さらに次フィールドで選択を行う1つ下の走査線は、隣接して同じ極性となる走査線群が最少となるように上の走査線と逆極性となるように書込みを行っている。
【0067】
このようにすることにより、マルチフィールド駆動法を採用した場合でも、隣接して同じ極性となる走査線を2本以下にすることができ、さらに空間周波数を高くすることができる。さらに、この方法においては、+書込みと−書込みが走査線毎で3:2の割合で偏って存在しているが、画面内において平均化されており、図9の場合に比べて、配向膜に直流成分が印加しないと考えれる。
【0068】
この場合も、図9に示す場合と同様に、数サブフィールド毎に+書込みと−書込みの走査線数の割合を切り換えてもよい。この駆動方法は、2n+1:2(n≧1)マルチフィールド駆動において特に有効であるが、上記実施例に制限されるものではない。
【0069】
(参考例)
本参考例においては、極性の反転周期に対し、サブフィールドにおいて選択する画素もしくは走査線の間隔を変える。
【0070】
図11は、参考例の駆動方法に係る信号と、その信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。図11中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、また、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0071】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=6、m=2(サブフィールド数は3)を用いた場合であり、駆動周波数を低減させることができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。
【0072】
この駆動方法を用いた場合、隣接して同じ極性となる走査線数がn本以下にならない部分が生じる。しかしながら、図11に示すように、横縞の間隔が変化し、また横縞流れも無くなるので、横縞の空間スペクトルが分散されて視認され難くなり、同時に折り返し歪に対しても有効である。
【0073】
(実施例3)
実施例3においては、極性の反転周期に対し、サブフィールドにおいて選択する画素もしくは走査線の間隔を変えると共に、各サブフィールド間で同一とする。
【0074】
図12は、実施例3の駆動方法に係る信号と、その信号により液晶表示パネルに表示される画像を示す。図12中、斜線部は+極性の画素を示し、無地部は−極性の画素を示し、また、対角線を付した部分は各サブフィールドで選択した走査線に沿って配列した画素を示す。ここで、対角線を付していない非選択の走査線に沿って配列した画素の極性は、各走査線を最後に選択した際の極性が維持されている。
【0075】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=3、m=1(サブフィールド数は3)を用いた場合であり、駆動周波数を低減させることができ、信号線ドライバ16、ゲート線駆動回路13、液晶表示パネル12、およびコモン電圧発生部11における消費電力を低減することができる。
【0076】
この駆動方法においては、SF1〜SF6で走査線の選択順位を同じにし、+極性および−極性をサブフィールド間で反転する。続くSF7〜SF12で前記とは異なる選択順位にし、サブフィールド間で極性を反転させている。同様にしてSF13〜SF18も行い、走査線の選択順位が同一とならない部分を含めている。このようにすることにより、ある一定の選択順位で駆動した場合に生じる横縞または横縞流れに対し、視認され難くすることができる。
【0077】
(実施例4)
実施例4は、上記の各実施例において、保持期間中の極性反転方法を変えることによって画質を向上させる応用例である。
【0078】
マルチフィールド駆動において、走査線を非選択する期間は書込み動作を行わないため、信号線電圧およびコモン電極電圧を変えたとしても、理論的には画素電極がフローティング状態にあり、このため、液晶層にかかる電界は一定に保たれている。しかしながら、実際には、スイッチング素子であるTFTのスイッチング特性および液晶材料の特性によって、リーク電流が発生し、画素電極電位が変化する。この場合、保持期間中の極性反転を制御することによって、リークによる画素電位変動及び輝度変化を改善することができる。
【0079】
ここでは、マルチフィールド駆動において、n=4、m=1(サブフィールド数は4÷1=4)を用いた場合であり、通常−書込み時(−)の保持特性は、+書込み時(+)の保持特性に比べリーク電流が大きいため、保持期間中の極性に関して、例えば図13に示すように、−書込み時の電圧が信号線に印加されるようにしておく。この図においては、分かりやすくするために、信号線Xn、Xn+1に印加する電圧値は、コモン電位(Vcom)に対する電圧を示してある。この場合の電圧値V0については特に制限はないが、+書込み時と−書込み時の保持特性が等しくなるようにしておくことが好ましい。
【0080】
この場合、処理としては、走査線選択信号S1を信号線ドライバ16に入力し、非選択期間中信号線ドライバ16内で作られたV0を信号線へ出力することによって実施する。なお、V0はD0を基にして与えてもよい。この例に限らず、保持期間中のスイッチング特性を向上させるために、保持期間中の極性の反転周期を種々変えることができる。
【0081】
さらに、コモン電圧の極性に関しては、コモン電極の抵抗が高く、時定数が長くなることによる立ち上がり時の波形の鈍りを改善するため、図14に示すように、保持期間中に次の書込み時の極性へ反転させることによって、書込み時にはコモン電圧の波形が完全に立ち上がった状態で行われるようにすることができる。例えば、図15(A)に示すように、ウインドウ表示を行った場合、図15(B)に示すように、ウインドウ左右にコントラストの異なる部分が生じ、クロストークによる画質劣化が生じる。
【0082】
例えば、ウインドウ内に黒を表示し、ウインドウ外に中間調を表示した場合、ウインドウ左右の中間調は、その外の部分に比べ明るくなる。これは、図19に示すように、信号線とコモン電極間の容量カップリングによって、ウインドウの無い走査線選択期間と、ウインドウの有る走査線選択期間とで、コモン電圧の波形の立ち上がりが異なるためである。このため、書込み時において画素電極への実効電圧に差が生じ、クロストークが現れると考えられる。本実施例によれば、図16に示すように、コモン電圧の極性反転が通常より充分早く行われるため、コモン電圧の波形の立ち上がりに影響を及ぼすことがない。したがって、クロストークを無くし、画質を大幅に改善することができる。
【0083】
本実施例は4:1マルチフィールド駆動に限られるものではなく、すべてのn:mマルチフィールド駆動に適用することができる。ここで、本実施例の駆動方法を連続して2LINEの書込み動作を行う実施例2に適用した場合について説明する。
【0084】
連続して書込み動作を行う場合、次走査線の書込み期間でのコモン電極での反転に関し、あらかじめ反転をしておく期間が無いと考えられる(図17(A))。この場合においても、走査線の選択のタイミングを図17(B)に示すようにすることで実施することができる。この場合、ゲート線駆動回路では、シフトレジスタのタイミングを可変できる機能を有しているものとする。図17(B)では、クロックによってタイミングを変えるものであり、連続して選択される前の走査線を選択した後、クロックを止め、極性反転を行なった後、充分にコモン電圧が立ち上がってから、クロックを再動作させ信号をシフトさせる。これと共に走査線選択信号でON信号することによって、連続して選択される後の走査線を選択する。その後は、通常により高速のクロック信号によってシフト動作が行われ、次の走査線の選択動作に合わせる。
【0085】
また、極性の反転周期と同期させて、書込み期間を長くすることもできる。例えば、図18(B)に示すように、走査線の選択期間を通常より長くすることによって、書込み特性を上げることができ、画質を大幅に改善することができる。この場合、走査線選択信号発生回路18およびゲート線駆動回路13における処理は、例えば図18(A)に示すようになっているものとする。
【0086】
ここでは、4:1マルチフィールド駆動法において説明している。すなわち、走査線選択信号からは、4つの走査線選択信号S10,S11,S12,S13が出力されており、それぞれが走査線G4n、G4n+1、G4n+2、G4n+3の出力制御を行うものである。この場合、S2からの信号は、単にマルチフィールド駆動とH反転を組み合わせた場合の信号に対して4倍の走査線選択期間を有する信号として出力される。ここで、信号線ドライバ16からは所望の画像を表示する信号が信号線に出力されているものとする。
【0087】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、クロストーク等の画質劣化を防止できる。
【0089】
また、本発明によれば、画素または走査線の選択もしくは非選択の周期と、極性反転の周期を同期させないことによって、隣接して同じ極性となる画素または走査線の数が小さくでき、それに起因する横縞妨害を視認され難くできる。さらに、時間軸に沿って横縞が流れなくなるため、視覚特性より画質を大幅に改善することができる。
【0090】
また、本発明によれば、書込み動作を通常の倍速で行い、極性反転をサブフィールド毎に行うことによって、画質を劣化させることなく、コモン電極での消費電力を大幅に低減することができる。
【0091】
また、本発明によれば、保持期間中の極性反転周期を変えることによって、TFTおよび液晶層によるリーク電流を制御すると共に、+書込みと−書込みでの保持特性を等しくし、画質を大幅に改善することができる。さらに、コモン電極においては、保持期間中に次の書込み時の極性へ反転させることによって、コモン電極が所望の電圧に立ち上がった状態で書込み動作を行うことができるので、書込み特性を最適化でき画質を大幅に改善することができる。
【0092】
また、本発明によれば、極性の反転周期に合わせて書込み期間を長くとることによって、画素電極への書込み特性を向上させ、画質を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る液晶表示装置の要部の構成を示すブロック図。
【図2】マルチフィールド駆動およびH反転を用いた際の信号波形と極性分布との一例を示す図。
【図3】液晶の電圧−透過率曲線を示す図。
【図4】(A)はn:mインターレース処理回路の処理内容を説明するための図、(B)は各部の信号波形を示す図。
【図5】実施例1の駆動方法で4:1マルチフィールド駆動を行った場合の信号波形と極性分布とを示す図。
【図6】参考例の駆動方法で5:1マルチフィールド駆動を行った場合の信号波形と極性分布とを示す図。
【図7】(A)および(B)は実施例1の駆動方法で5:1マルチフィールド駆動の倍速書込み駆動を行うための回路の処理内容を示すブロック図。
【図8】実施例1の液晶表示装置における画像信号の変換処理の構成を示すブロック図。
【図9】実施例2の駆動方法で5:2マルチフィールド駆動を行った場合の信号波形と極性分布とを示す図。
【図10】図9の方法の変更例を示す図。
【図11】参考例で採用した信号波形と極性分布とを示す図。
【図12】実施例3で採用した信号波形と極性分布とを示す図。
【図13】実施例4の信号波形を示す図。
【図14】実施例4の変更例として、リーク特性を補償するための信号波形図。
【図15】(A)および(B)はウインドウ表示によるクロストークを示す表示画像図。
【図16】実施例4の駆動方法を行った場合におけるウインドウ表示時での各部の信号波形図。
【図17】(A)および(B)は実施例5の変更例にかかる走査線の選択方法および極性の反転方法を示す信号波形図。
【図18】(A)は実施例4の変更例にかかる処理構成を示す図、(B)は実施例4の変更例にかかる走査線および極性の反転周期を示す信号波形図。
【図19】従来の駆動方法を行った場合におけるウインドウ表示時での各部の信号波形図。
【符号の説明】
10…極性反転信号発生部、11…コモン電圧出力部、12,23…液晶表示パネル、13,27…ゲート線駆動回路、14,24…n:mインターレース処理回路、15,26…nカウンター回路、16,25…信号線ドライバ、18,28…走査線選択信号発生回路、21…ビデオRAM、22…コントロール回路、31,32…セレクター。
Claims (4)
- 互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備し、
前記複数本の走査線をn:1のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、
或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在する走査線の数を、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて一定とするとともに、前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、
それぞれのサブフィールドにおいて、そのサブフィールドで選択する走査線に沿って配列した画素群とそのサブフィールドで次に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置。 - 互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備し、
前記複数本の走査線をn:2のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、
或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在した非選択の走査線の数を前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて走査方向に交互に変化させ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで選択しない走査線との走査方向への配列が形成する繰り返しパターンを前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、
前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて順に選択する一対の走査線のうち、それらの間に介在した非選択の走査線の数がより少ないものについて、先に選択する走査線に沿って配列した画素群と後に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置。 - 互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、
前記複数本の走査線をn:1のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在する走査線の数を、前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて一定とするとともに、前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、
それぞれのサブフィールドにおいて、そのサブフィールドで選択する走査線に沿って配列した画素群とそのサブフィールドで次に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 - 互いに対向した一対の基板と、前記一対の基板の一方の対向面に設けられた複数本の走査線と、前記複数本の走査線と交差した複数本の信号線と、前記一対の基板間に介在し且つ前記複数本の走査線と前記複数本の信号線との交差部に対応して設けられた複数の画素と、前記複数の画素のうち前記複数本の走査線の選択した1つに沿って配列したものの間でそれらへの印加電圧の極性が互いに等しくなるように前記複数本の信号線と前記複数の画素のコモン電極とを駆動する駆動手段と、前記印加電圧の極性を反転させてフリッカを補償する極性反転手段とを具備した液晶表示装置の駆動方法であって、
前記複数本の走査線をn:2のインターレース比(nは3以上の整数)でインターレース走査することにより1フレームをn個のサブフィールドで構成し、或るサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群とその走査線に隣接し且つ次のサブフィールドで選択する1つの走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで次に選択する走査線との間に介在した非選択の走査線の数を前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて走査方向に交互に変化させ、
或るサブフィールドで選択する走査線とそのサブフィールドで選択しない走査線との走査方向への配列が形成する繰り返しパターンを前記n個のサブフィールド間で互いに同一とし、
前記n個のサブフィールドのそれぞれにおいて順に選択する一対の走査線のうち、それらの間に介在した非選択の走査線の数がより少ないものについて、先に選択する走査線に沿って配列した画素群と後に選択する走査線に沿って配列した画素群との間で前記印加電圧の極性を互いに異ならしめることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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