JPH07119325A - 二段式立体駐車場 - Google Patents

二段式立体駐車場

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JPH07119325A
JPH07119325A JP28752093A JP28752093A JPH07119325A JP H07119325 A JPH07119325 A JP H07119325A JP 28752093 A JP28752093 A JP 28752093A JP 28752093 A JP28752093 A JP 28752093A JP H07119325 A JPH07119325 A JP H07119325A
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JP
Japan
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posts
floor
deck
columns
floor parking
Prior art date
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Pending
Application number
JP28752093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Nomura
幸三 野村
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Individual
Original Assignee
Individual
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 二階駐車デッキが不用意に落下するというこ
とのない安全性があり、また、その昇降の位置制御が正
確となり、しかも、昇降中における振動もなくなる二段
式立体駐車場を提供する。 【構成】 一階駐車フロアーFの少なくとも後端部に、
二階駐車デッキDを昇降可能に支持する左右一対の支柱
1を立設し、左右両支柱を相対向する内側面が開口する
溝形に構成し、その左右両支柱には、高さ方向に沿って
雄ねじ3を内装するとともに、モータ9により回転駆動
されるように支柱の上下両端部において軸支し、二階駐
車デッキの両側には、支柱に沿うように縦フレーム25
を立設し、縦フレームの上下両端に支柱と溝係合する車
輪7を軸支し、下端部には雄ねじと螺合し支柱と溝係合
する雌ねじ5を突設して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二階駐車デッキを上
下動させる二段式の立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】立体駐車場は、殊に都市における人工の
過密化と自動車の普及に伴い、駐車スペースが不足した
ことから、一台の自動車を駐車する一階駐車フロアーの
上にさらにもう一台の自動車を載せる二階駐車デッキを
上下可能に設けて構成される。それには、従来、垂直昇
降形式と、揺動形式とがあったが、揺動形式であると、
自動車を乗り下りさせるときに、デッキが傾斜されるた
めに、その乗り下りの運転操作が容易ではないという問
題があることから、二階駐車デッキが常に水平に保持さ
れる垂直昇降形式が現在主流をなしている。
【0003】垂直昇降形式の立体駐車場は、このように
二階駐車デッキを水平に保持しながら昇降させる必要か
ら、一階駐車フロアーの上に、四本の支柱を有する骨組
を構築し、各支柱にレールを設け、或いは支柱をレール
として、二階駐車デッキをそのレールに係合させる一
方、骨組に二階駐車デッキをチェーンまたはワイヤーに
より吊り上げるようにしたものであった。また、揺動形
式の場合でも、上下動には同じようにチェーンまたはワ
イヤーが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の立
体駐車場によれば、二階駐車デッキを吊り上げているチ
ェーンまたはワイヤーが切れるおそれがあり、切れない
までもロックが外れる等の原因で二階駐車デッキが落下
して、自動車や人がその下敷きとなる危険があるという
安全性の問題があった。
【0005】チェーンまたはワイヤーによる吊り上げの
方法については、チェーンブロックまたは巻取りドラム
が用いられるが、いずれにしても、チェーンまたはワイ
ヤーが緩みやすいために、位置制御に正確性が欠けやす
く、また、二階駐車デッキの上下動作中においてそれに
振動が生じやすいという問題もあった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
二階駐車デッキが不用意に落下するということのない安
全性があり、また、その昇降の位置制御が正確となり、
しかも、昇降中における振動もなくなる二段式立体駐車
場を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、一階駐車フロアーの少なくとも後端
部に、二階駐車デッキを昇降可能に支持する左右一対の
支柱を立設し、左右両支柱を相対向する内側面が開口す
る溝形に構成し、その左右両支柱には、高さ方向に沿っ
て雄ねじを内装するとともに、モータにより回転駆動さ
れるように支柱の上下両端部において軸支し、二階駐車
デッキの両側には、支柱に沿うように縦フレームを立設
し、縦フレームの上下両端に支柱と溝係合する車輪を軸
支し、下端部には雄ねじと螺合し支柱と溝係合する雌ね
じを突設して二段式立体駐車場を構成した。
【0008】
【作 用】二階駐車デッキに自動車を搭載するには、一
階駐車フロアーにそれを降下させて乗り入れてから、モ
ータの駆動により雄ねじを回転させることにより、二階
駐車デッキを上昇させるが、ねじの倍力機構により、抵
抗なく自動車を持ち上げることができることはもちろ
ん、所定の位置において、自動車を確実に保持すること
ができる。また、二階駐車デッキを振動なく所定の位置
に上下できる。
【0009】支柱による二階駐車デッキの支持について
は、二階駐車デッキがその縦フレームの上下車輪で支柱
と溝係合し、また、雌ねじもそれに溝係合しているため
に、二階駐車デッキを安定して確実に支持できるもので
あって、これにより、雄ねじと雌ねじとの螺合部分に無
理な力が加わらないことから、二階駐車デッキを円滑に
昇降できる。
【0010】車輪が鍔付きであって、支柱の溝空間の開
口両側縁部をレールとしてそこに車輪を係合させたとき
には、さらに、二階駐車デッキを安定して支持すること
ができる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図面は、一実施例を示したもので、その立
体駐車場は、一階駐車フロアーFを間にして、左右一対
の支柱1,1を立設し、支柱1,1に雄ねじ3,3を内
装し、それに螺合する雌ねじ5,5に二階駐車デッキD
が連結され、二階駐車デッキDには、支柱1をレールと
して係合する車輪7,7が取り付けられ、モータ9によ
る雌ねじ5の回転により二階駐車デッキDが上下するよ
うになっている。なお、支柱1は、前後各一対において
四本であっても良い。しかし、二本であっても支持を安
定させることができ、そうすれば装置も簡略化する。
【0013】支柱1,1は、それぞれ一対の溝形鋼1
a,1aを外面板1bにより溶接し、前後両側に側板1
c,1cを当て、溶接して組み立てたもので(図3)、
その組立てについては、両溝形鋼1a,1aを背中合わ
せにするとともに、その間に溝空間11が開けられ、全
体的に内側に開口する溝形となっている。
【0014】雄ねじ3は、支柱1の中の前記溝空間11
の中心に通されている。そのため、外部から見えなく体
裁が良好であり、それに着衣等が巻き込まれる危険もな
い。また、この雄ねじ3は、上下両端でベアリングによ
り軸支されているが、一方の支柱1側においては、下端
が減速機13のベアリングにより支持されている。ま
た、両方の雄ねじ3,3の同時回転のために、その減速
機13からシャフト14が他方の雄ねじ3の歯車機構に
渡されている。なお、15が上端のベアリングを保持す
る軸受であり、17がモータ9の駆動を受ける減速機1
3のプーリである。
【0015】二階駐車デッキDは、鉄骨により枠組みさ
れ、前端に上り口19が傾斜して形成され、後端にスト
ッパー23を有する。そして、運転席のドアの開放の妨
げにならないように、後端部において支柱1,1に昇降
可能に支持されている。また、この二階駐車デッキの支
柱構造については、その両側に支柱1,1の内側に沿う
縦フレーム25,25をその補強板21,21と共に立
設し、両縦フレーム25,25にそれぞれ上下一対の車
輪7,7を軸支し、下端部に雌ねじ5が突設される。そ
して、縦フレーム25にはH形鋼が使用され、上下車輪
7,7および雌ねじ5がそれぞれ支柱1と溝係合してい
る。
【0016】溝係合の形態について、車輪7の場合であ
ると、それに車両の車輪と同じく鍔8が付いているの
で、両方の溝形鋼1a,1aに対してそれをレールとし
て係合している。これで、両方の支柱1,1との係合に
おいて、二階駐車デッキDの平面的な或いは二次元的な
位置が確定し、二階駐車デッキDが傾斜しないように水
平に安定して保持される。しかも、雌ねじ5の場合であ
ると、溝空間11に摺動可能に嵌まっているために、雄
ねじ3と雌ねじ5との螺合に無理な力が加わらなく、雄
ネジ3の円滑な回転が確保されるとともに、曲がらない
安定性が保持される。
【0017】二階駐車デッキDの位置は、雄ねじ3の回
転数により正確に制御され、モータ9が停止すれば、そ
の停止力により二階駐車デッキDの高さ位置が確実に保
持される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の二段式
立体駐車場によれば、次のような優れた効果がある。
【0019】ねじの倍力機構により二階駐車デッキがい
ずれの位置においても確実に保持されるために、誤って
落下することは決してなく、極めて安全性が高く、ま
た、二階駐車デッキが円滑に昇降することはもちろん、
位置制御が正確となる。また、二階駐車デッキを吊りな
がら昇降させる場合とは違って、昇降中における振動が
なくなる。
【0020】支柱による二階駐車デッキの支持について
は、それに縦フレームの上下車輪が支柱と溝係合し、ま
た、雌ねじもそれに溝係合しているために、二階駐車デ
ッキの支持が確実であって、実施例の如く、後端部にお
ける左右一対だけの支柱による片持ちであっても安定性
が得られる。また、雄ねじと雌ねじとの螺合部分に無理
な力が加わらないことから、二階駐車デッキが円滑に昇
降し、途中で停止する等のトラブルの発生がない。
【0021】支柱の中に雄ねじおよび雌ねじが隠れるた
めに、外観的に体裁が良好であり、また、雄ねじに着衣
等が絡まる危険がなく、この点でも安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】二階駐車デッキを持ち上げた状態で示す二段式
立体駐車場の側面図である。
【図2】同二段式立体駐車場の片側を見た断面正面図で
ある。
【図3】図2のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図4】同二段式立体駐車場の平面説明図である。
【符号の説明】
D 二階駐車デッキ F 一階駐車フロアー 1 支柱 3 雄ねじ 5 雌ねじ 7 車輪 8 鍔 9 モータ 25 縦フレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一階駐車フロアーの少なくとも後端部
    に、二階駐車デッキを昇降可能に支持する左右一対の支
    柱を立設し、左右両支柱を相対向する内側面が開口する
    溝形に構成し、その左右両支柱には、高さ方向に沿って
    雄ねじを内装するとともに、モータにより回転駆動され
    るように支柱の上下両端部において軸支し、二階駐車デ
    ッキの両側には、支柱に沿うように縦フレームを立設
    し、縦フレームの上下両端に支柱と溝係合する車輪を軸
    支し、下端部には雄ねじと螺合し支柱と溝係合する雌ね
    じを突設したことを特徴とする二段式立体駐車場。
  2. 【請求項2】 車輪が鍔付きであって、支柱の溝空間の
    開口両側縁部をレールとしてそこに車輪を係合させたこ
    とを特徴とする請求項1記載の二段式立体駐車場。
JP28752093A 1993-10-22 1993-10-22 二段式立体駐車場 Pending JPH07119325A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28752093A JPH07119325A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 二段式立体駐車場

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JP28752093A JPH07119325A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 二段式立体駐車場

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Publication Number Publication Date
JPH07119325A true JPH07119325A (ja) 1995-05-09

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ID=17718415

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JP28752093A Pending JPH07119325A (ja) 1993-10-22 1993-10-22 二段式立体駐車場

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JP (1) JPH07119325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105604362A (zh) * 2016-01-21 2016-05-25 黄才雄 一种双柱螺纹升降安全子母停车库
WO2018191838A1 (zh) * 2017-04-17 2018-10-25 袁万红 纵列升降避让停车方法及设备

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