JPH07117957A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JPH07117957A
JPH07117957A JP27008693A JP27008693A JPH07117957A JP H07117957 A JPH07117957 A JP H07117957A JP 27008693 A JP27008693 A JP 27008693A JP 27008693 A JP27008693 A JP 27008693A JP H07117957 A JPH07117957 A JP H07117957A
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hoistway
outer rotor
counterweight
car
hoisting machine
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JP27008693A
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Kimimoto Mizuno
公元 水野
Toshiaki Ishii
敏昭 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降路上端の上方における所要スペースが少
ないエレベーター装置を得る。 【構成】 アウターロータモータからなる巻上機(15)を
昇降路(1)の頂部に設ける。アウターロータに形成され
た駆動綱車(18)及び主索(8)を介してかご(4)及びつり合
おもり(6)を駆動する。これによって、昇降路(1)の上端
よりも上方に巻上機の機械室が不要となり、昇降路(1)
の上方における所要スペースが減少する。 【効果】 建物の高さが低くなり日照権等の問題が解消
する。また、巻上機はアウターロータモータからなるも
のであるので、リニアーモータ方式よりも容易に設置可
能であって高効率であり、製作費を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主索が駆動綱車に巻
掛けられてかご及びつり合おもりが互いに反対方向に昇
降するトラクション式のエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来のエレベーター装置を概
念的に示す斜視図である。図において、(1)は昇降路、
(2)は昇降路(1)の上端の上に設置された機械室(図示し
ない)に設けられた巻上機、(3)は巻上機(2)近くに設け
られたそらせ車、(4)は昇降路(1)に立設されたかご用案
内レール(5)に案内されるかご、(6)は昇降路(1)に立設
されたつり合おもり用案内レール(7)に案内されるつり
合おもり、(8)は巻上機(2)及びそらせ車(3)に巻掛られ
両端がそれぞれかご(4)及びつり合おもり(6)に連結され
た主索である。
【0003】従来の図19のエレベーター装置は上記の
ように構成され、巻上機(2)が付勢されることにより、
主索(8)を介してかご(4)及びつり合おもり(6)が互いに
反対方向に昇降するようになっている。
【0004】このような図19に示すエレベーター装置
では昇降路(1)の上端よりも上方に巻上機(2)の機械室が
必要となり、建屋屋上にペントハウス等を要しその分だ
け建物が高くなるため、日照権等の問題がある場合は対
策が必要であった。このような不具合を改善するために
図20に示すつり合おもり(6)にリニアーモータが組み
込まれたエレベーター装置が設けられる。
【0005】図20は、従来の他のエレベーター装置を
概念的に示す斜視図である。図において、(1)は昇降
路、(9)は昇降路(1)の頂部に設置された滑車、(4)は昇
降路(1)に立設されたかご用案内レール(5)に案内される
かご、(6)は昇降路(1)に立設されたつり合おもり用案内
レール(7)に案内されるつり合おもり、(8)は滑車(9)に
巻掛られて両端がそれぞれかご(4)及びつり合おもり(6)
に連結された主索である。(10)は円筒形リニアーモータ
の電機子コイル、(11)は円筒形リニアーモータの2次導
体カラム、(12)は昇降路(1)の頂部に設置された円筒形
リニアーモータの2次導体カラム(11)の上部固定機構、
(13)は昇降路(1)の底部に設置された円筒形リニアーモ
ータの2次導体カラム(11)の下部固定機構である。
【0006】従来の図20のエレベーター装置は上記の
ように構成され、つり合おもり(6)に組み込まれたリニ
アーモータが付勢されることにより、主索(8)を介して
かご(4)及びつり合おもり(6)が互いに反対方向に昇降す
るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図20に示すエレベー
ター装置において、昇降路(1)の上方の巻上機(2)機械室
が不要になるものの、昇降路(1)の全長に2次導体カラ
ム(11)を敷設し、可動側であるつり合おもり(6)にリニ
アーモータの電機子コイル(10)を設ける必要がある。ま
た、エレベーターの移動ケーブル(図示しない)にリニ
アーモータ電流を流したり、リニアーモータの低効率の
ために電源設備容量を大きくしたりすることが必要にな
って製造費が嵩むという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、昇降路の上部における所要スペ
ースを小さくしたエレベーター装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係るエレベーター装置においては、昇降路の所
定経路を昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路
に沿って昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご
及びつり合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に
設けられ主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウタ
ーロータを有するアウターロータモータからなる巻上機
とが設けられる。
【0010】また、この発明の請求項2記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、一端がかごの下端寄りに連結さ
れ他端はつり合おもりに連結された主索と、昇降路の頂
部に設けられつり合おもりに対向する上方位置に配置さ
れて主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロ
ータを有するアウターロータモータからなる巻上機とが
設けられる。
【0011】また、この発明の請求項3記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ回
転軸線がかご及びつり合おもりを区分する線に沿って配
置され、回転軸線上に互いに離れて設けられて主索が巻
掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを有する
2台のアウターロータモータが同期運転される巻上機と
が設けられる。
【0012】また、この発明の請求項4記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ主
索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを
有するアウターロータモータからなりかごに対向する上
方位置及びつり合おもりに対向する上方位置にそれぞれ
配置された巻上機とが設けられる。
【0013】また、この発明の請求項5記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ回
転軸線がかご及びつり合おもりを区分する線に沿って配
置され、回転軸線上に互いに離れて設けられて主索が巻
掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを有する
2台のアウターロータモータが継手により連結された巻
上機とが設けられる。
【0014】また、この発明の請求項6記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ主
索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを
有するアウターロータモータからなり固定子の軸端が昇
降路頂部の固定体に支持された巻上機とが設けられる。
【0015】また、この発明の請求項7記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ主
索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを
有するアウターロータモータからなる巻上機と、この巻
上機の固定子軸に挿通されて端部が昇降路頂部の固定体
に支持された支持部材とが設けられる。
【0016】また、この発明の請求項8記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ回
転軸線がかご及びつり合おもりを区分する線に沿って配
置され、回転軸線上に互いに離れて設けられて主索が巻
掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを有する
2台のアウターロータモータが継手により連結されると
共に、2台のアウターロータモータの電機子巻線が直列
に接続された巻上機とが設けられる。
【0017】また、この発明の請求項9記載の発明に係
るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を昇
降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って昇
降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり合
おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられて
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなる巻上機と、アウ
ターロータの内面に形成されたブレーキドラムを押圧す
るブレーキシューを有する制動装置とが設けられる。
【0018】また、この発明の請求項10記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなる巻上機と、かご
及びつり合おもりの少なくとも一方に設けられて昇降路
に立設された案内レールに係合する制動装置とが設けら
れる。
【0019】また、この発明の請求項11記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなる巻上機と、アウ
ターロータの長手の一側に設けられた制動装置及びアウ
ターロータの長手の他側に設けられた位置速度検出器と
が設けられる。
【0020】また、この発明の請求項12記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなる巻上機と、アウ
ターロータモータのアウターロータ側に設けられた界磁
用永久磁石、固定側に設けられた電機子巻線及び固定側
に設けられた位置、速度検出器としての絶対値検出器と
が設けられる。
【0021】また、この発明の請求項13記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
互いに離れて設けられて主索が巻掛けられた駆動綱車を
形成するアウターロータを有する2台のアウターロータ
モータからなる巻上機と、1台のコンバータ及びこのコ
ンバータから給電される直流電圧により駆動される2台
のインバータが設けられて2台のアウターロータモータ
を同期運転する制御装置とが設けられる。
【0022】また、この発明の請求項14記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
回転軸線がかご及びつり合おもりを区分する線に沿って
配置され、回転軸線上に互いに離れて設けられて主索が
巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータを有す
る2台のアウターロータモータが継手により連結された
巻上機と、2つの固定子側の電機子巻線の電流をそれぞ
れ制御する電流制御手段及び1つのトルク演算手段が設
けられて2台のアウターロータモータを駆動する駆動イ
ンバータとが設けられる。
【0023】また、この発明の請求項15記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなり回転側に界磁用
永久磁石、固定側に電機子巻線が設けられて駆動インバ
ータによって制御される巻上機と、アウターロータの内
面に形成されたブレーキドラムを押圧するブレーキシュ
ーを有する制動装置と、異常停止時に制動装置を解放し
電機子巻線を短絡して救出運転する安全手段とが設けら
れる。
【0024】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明では、昇降路の頂部に設けられたアウターロー
タモータからなる巻上機により、アウターロータに形成
された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合おもりが
駆動される。
【0025】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項2記載の発明では、昇降路の頂部に設けられてつ
り合おもりに対向した上方位置に配置されたアウターロ
ータモータからなる巻上機により、アウターロータに形
成された駆動綱車、かごの下端寄りに連結された主索を
介してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0026】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項3記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて互
いに離れて配置された2台のアウターロータモータが同
期運転される巻上機により、アウターロータに形成され
た駆動綱車、これらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた
主索を介してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0027】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項4記載の発明では、昇降路の頂部に設けられてか
ごに対向する上方位置及びつり合おもりに対向する上方
位置にそれぞれ配置されたアウターロータモータが同期
運転される巻上機により、アウターロータに形成された
駆動綱車、これらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主
索を介してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0028】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項5記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて互
いに離れて配置された2台のアウターロータモータから
なりアウターロータが継手により連結された巻上機によ
り、アウターロータに形成された駆動綱車、これらの駆
動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。
【0029】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項6記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて固
定子に挿通された軸により昇降路頂部に支持されたアウ
ターロータモータからなる巻上機により、アウターロー
タに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合
おもりが駆動される。
【0030】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項7記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて固
定子に挿通された支持部材により昇降路頂部に支持され
たアウターロータモータからなる巻上機により、アウタ
ーロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及び
つり合おもりが駆動される。また、かご、つり合おも
り、主索等のエレベータ装置の主要荷重が支持部材を介
して昇降路頂部の固定体に作用する。
【0031】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項8記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて互
いに離れて配置された2台のアウターロータモータから
なりアウターロータが継手により連結されると共に、2
台のアウターロータモータの電機子巻線が直列に接続さ
れた巻上機により、アウターロータに形成された駆動綱
車、これらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を介
してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0032】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項9記載の発明では、昇降路の頂部に設けられたア
ウターロータモータからなる巻上機により、アウターロ
ータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり
合おもりが駆動される。また、アウターロータ内に設け
られた制動装置によって巻上機が制動される。
【0033】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項10記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
アウターロータモータからなる巻上機により、アウター
ロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。また、かご及びつり合おもり
の少なくとも一方に設けられた制動装置によってかご及
びつり合おもりが制動される。
【0034】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項11記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
アウターロータモータからなる巻上機により、アウター
ロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。また、アウターロータの長手
の一側に設けられた制動装置によって巻上機が制動さ
れ、アウターロータの長手の他側に設けられた位置速度
検出器によって位置速度が検出される。
【0035】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項12記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
アウターロータモータからなる巻上機により、アウター
ロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。また、アウターロータモータ
のアウターロータ側に界磁用永久磁石が設けられ、固定
側に電機子巻線及び位置、速度検出器としての絶対値検
出器が設けられる。
【0036】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項13記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
2台のアウターロータモータからなる巻上機により、ア
ウターロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご
及びつり合おもりが駆動される。また、1台のコンバー
タ及びこのコンバータから給電される直流電圧により駆
動される2台のインバータが設けられた制御装置により
2台のアウターロータモータが同期運転される。
【0037】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項14記載の発明では、昇降路の頂部に設けられて
互いに離れて配置された2台のアウターロータモータか
らなりアウターロータが継手により連結された巻上機に
より、アウターロータに形成された駆動綱車、これらの
駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を介してかご及び
つり合おもりが駆動される。また、2つの固定子側の電
機子巻線の電流をそれぞれ制御する電流制御手段及び1
つのトルク演算手段が設けられた駆動インバータにより
2台のアウターロータモータが駆動される。
【0038】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項15記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
アウターロータモータからなり回転側に界磁用永久磁
石、固定側に電機子巻線が設けられて駆動インバータに
よって制御される巻上機により、アウターロータに形成
された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合おもりが
駆動される。また、アウターロータ内に設けられた制動
装置によって巻上機が制動される。また、異常停止時に
制動装置を解放し電機子巻線を短絡する安全手段を介し
て救出運転が行われる。
【0039】
【実施例】
実施例1.図1〜図3は、この発明の一実施例を示す図
で、図1は概念的斜視図、図2は図1の概念的側面図、
図3は図1の概念的平面図である。図において、(1)は
昇降路、(4)は昇降路(1)に立設されたかご用案内レール
(5)に両側が案内されるかご、(6)は昇降路(1)に立設さ
れたつり合おもり用案内レール(7)に両側が案内される
つり合おもり、(14)はつり合おもり(6)に設けられて要
時につり合おもり用案内レール(7)を挟圧する制動装置
である。(15)は昇降路(1)の頂部に設けられたアウター
ロータモータからなる巻上機で、軸線が両側のつり合お
もり用案内レール(7)を結ぶ方向に配置されて昇降路(1)
の頂部の固定体(16)に両端が支持された軸(17)及びアウ
ターロータからなる駆動綱車(18)によって構成されてい
る。
【0040】(8)は主索で、中間部が巻上機(15)の駆動
綱車(18)に巻掛られて一端がかご(4)のつり合おもり(6)
側の下端部に連結され、他端はつり合おもり(6)に連結
されている。(19)は昇降路(1)底面に設けられたかご用
緩衝器、(20)は昇降路(1)底面に設けられたつり合おも
り用緩衝器、(21)は昇降路(1)に上下方向に互いに離れ
て設けられたエレベーターの乗場である。
【0041】上記のように構成されたエレベーター装置
は、巻上機(15)が付勢されることにより、主索(8)を介
してかご(4)及びつり合おもり(6)が互いに反対方向に昇
降する。そして、巻上機(15)の外形を小さくまとめるた
めつり合おもり(6)に制動装置(14)が設けられ、要時に
動作してつり合おもり用案内レール(7)を挟圧すること
によりかご(4)及びつり合おもり(6)の昇降を制動する。
また、図2に示すようにかご(4)が最上の乗場(21)に停
止したときのかご(4)上面よりも下がった位置に巻上機
(15)が設置される。これによって、かご(4)が最上の乗
場(21)に停止したときのかご(4)の上面と昇降路(1)の天
井との隙間Lを最少することができる。
【0042】これによって、昇降路(1)の上端よりも上
方に巻上機の機械室を不要にして、昇降路(1)の上部に
おける所要スペースを小さくすることができる。したが
って、建物の高さを低くして日照権等の問題を解消する
ことができる。また、巻上機(15)はアウターロータモー
タからなるものであるので、昇降路(1)の全長に2次導
体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効率のため
に電源設備容量を大きくしたりすること等による製造費
の増大を回避することができる。これにより、容易に設
置可能であって高効率であり、安価に製作できるエレベ
ーター装置を得ることができる。
【0043】実施例2.図4は、この発明の他の実施例
を示す概念的斜視図である。図において、(1)は昇降
路、(4)は昇降路(1)に立設されたかご用案内レール(5)
に両側が案内されるかご、(6)は昇降路(1)に立設された
つり合おもり用案内レール(7)に両側が案内されるつり
合おもり、(14)はつり合おもり(6)に設けられて要時に
つり合おもり用案内レール(7)を挟圧する制動装置であ
る。(15)は昇降路(1)の頂部に設けられたアウターロー
タモータからなる巻上機であり、軸線が両側のつり合お
もり用案内レール(7)を結ぶ方向に配置されて昇降路(1)
の頂部の固定体(16)に両端が支持された軸(17)及び軸(1
7)上に互いに離れて設けられたアウターロータからなる
2つの駆動綱車(181)によって構成されている。
【0044】(9)は昇降路(1)の頂部に設けられて2つの
駆動綱車(181)にそれぞれ対応すると共に、かご(4)の直
上位置に配置された滑車、(8)は駆動綱車(181)にそれぞ
れ対応して2組が設けられた主索で、中間部が巻上機(1
5)の駆動綱車(181)に巻掛られて滑車(9)に巻掛けられ、
再度駆動綱車(181)及び滑車(9)に巻掛けられ、すなわ
ち、ダブルラップされて所要のトラクション能力を具現
し、一端がかご(4)上面の部材に連結され、他端はつり
合おもり(6)に連結されている。
【0045】上記のように構成されたエレベーター装置
は、巻上機(15)が付勢されて駆動綱車(181)をそれぞれ
有するアウターロータモータが同期運転されることによ
り、主索(8)を介してかご(4)及びつり合おもり(6)が互
いに反対方向に昇降する。そして、アウターロータから
なる駆動綱車(181)を2つ設け、すなわち、アウターロ
ータモータを2つに分けて配置することによって、アウ
ターロータモータ1台当たりの負担トルクを1/2にす
ることができる。これによって、アウターロータモータ
の直径を小さくすることができ、設置所要スペースが少
なくなってかご(4)が昇降路(1)の最上の乗場に停止した
ときのかご(4)上面と昇降路(1)天井との隙間を最少する
ことができる。
【0046】これによって、昇降路(1)の上端よりも上
方に巻上機の機械室が不要となり、昇降路(1)の上部に
おける所要スペースが少なくなる。したがって、建物の
高さが低くなり日照権等の問題を解消することができ
る。また、巻上機(15)はアウターロータモータからなる
ものであるので、昇降路(1)の全長に2次導体カラムを
敷設したり、リニアーモータの低効率のために電源設備
容量を大きくしたりすること等による製造費の増大を回
避することができる。これにより、容易に設置可能であ
って高効率であり、安価に製作できるエレベーター装置
を得ることができる。なお、図4の実施例において巻上
機(15)をかご(4)の上方位置に、滑車(9)をつり合おもり
(6)の上方位置に配置した構成であっても、図4の実施
例と同様な作用が得られることは明白である。
【0047】実施例3.図5は、この発明の他の実施例
を示す概念的斜視図である。図において、図4と同符号
は相当部分を示し、(15)は昇降路(1)の頂部に設けられ
てつり合おもり(6)の上方位置に配置されたアウターロ
ータモータからなる第1巻上機であり、軸線が両側のつ
り合おもり用案内レール(7)を結ぶ方向に配置されて昇
降路(1)の頂部の固定体(16)に両端が支持された軸(17)
及び軸(17)上に設けられたアウターロータからなる駆動
綱車(18)によって構成されている。(151)は昇降路(1)の
頂部に設けられてかご(4)の上方位置に配置された第2
巻上機で、第1巻上機(15)と同様に構成されている。
【0048】(8)は主索で、中間部が第1巻上機(15)の
駆動綱車(18)及び第2巻上機(151)の駆動綱車(18)に巻
掛られて、一端がかご(4)上面の部材に連結され、他端
はつり合おもり(6)に連結されている。
【0049】上記のように構成されたエレベーター装置
は、第1巻上機(15)及び第2巻上機(151)が付勢されて
同期運転されることにより、主索(8)を介してかご(4)及
びつり合おもり(6)が互いに反対方向に昇降する。そし
て、主索(8)は第1巻上機(15)及び第2巻上機(151)に巻
掛けられて駆動綱車(18)によりそれぞれ1/4周のトラ
クション能力、すなわち、合計1/2周分のトラクショ
ン能力が得られる。このように、第1巻上機(15)及び第
2巻上機(151)の1台当たりの負担トルクを1/2にす
ることができる。そして、第1巻上機(15)及び第2巻上
機(151)の直径を小さくすることができ、設置所要スペ
ースが少なくなってかご(4)が昇降路(1)の最上の乗場に
停止したときのかご(4)上面と昇降路(1)天井との隙間を
最少することができる。
【0050】これによって、昇降路(1)の上端よりも上
方に巻上機の機械室が不要となり、昇降路(1)の上部に
おける所要スペースが少なくなる。したがって、建物の
高さが低くなり日照権等の問題を解消することができ
る。また、巻上機(15)はアウターロータモータからなる
ものであるので、昇降路(1)の全長に2次導体カラムを
敷設したり、リニアーモータの低効率のために電源設備
容量を大きくしたりすること等による製造費の増大を回
避することができる。これにより、容易に設置可能であ
って高効率であり、安価に製作できるエレベーター装置
を得ることができる。なお、図5の実施例において駆動
綱車(18)の直径によってトラクション能力が不足する場
合は、主索(8)を容易にフルラップ、ダブルラップする
ことができ所要のトラクション能力を得ることができ
る。
【0051】実施例4.図6は、この発明の他の実施例
を示す概念的斜視図であり、図6の他は図1〜図3の実
施例と同様に構成されている。図において、図1〜図3
及び図4と同符号は相当部分を示し、(15)は昇降路(1)
の頂部に設けられたアウターロータモータからなる巻上
機であり、軸線が両側のつり合おもり用案内レールを結
ぶ方向に配置されて昇降路(1)の頂部の固定体に両端が
支持された軸及びこの軸上に互いに離れて設けられたア
ウターロータからなる2つの駆動綱車(181)によって構
成されている。
【0052】(8)は駆動綱車(181)にそれぞれ対応して2
組が設けられた主索で、中間部が巻上機(15)の駆動綱車
(181)に巻掛られて滑車(9)に巻掛けられ、再度駆動綱車
(181)及び滑車(9)に巻掛けられ、すなわち、ダブルラッ
プされて所要のトラクション能力を具現し、一端がかご
(4)のつり合おもり(6)側下端にに連結され、他端はつり
合おもり(6)に連結されている。
【0053】上記のように構成されたエレベーター装置
は、巻上機(15)が付勢されて駆動綱車(181)をそれぞれ
有するアウターロータモータが同期運転されることによ
り、主索(8)を介してかご(4)及びつり合おもり(6)が互
いに反対方向に昇降する。そして、図6の実施例におい
てもかご(4)が最上の乗場に停止したときのかご(4)上面
よりも下がった位置に巻上機(15)が設置されるので、図
1〜図3の実施例と同様な作用を得ることができる。ま
た、図6の実施例においてもアウターロータからなる2
つの駆動綱車(181)が設けられるので、図4の実施例と
同様な作用を得ることができる。
【0054】このような構成によって、昇降路の上端よ
りも上方に巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部
における所要スペースが少なくなる。したがって、建物
の高さが低くなり日照権等の問題を解消することができ
る。また、巻上機(15)はアウターロータモータからなる
ものであるので、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設
したり、リニアーモータの低効率のために電源設備容量
を大きくしたりすること等による製造費の増大を回避す
ることができる。これにより、容易に設置可能であって
高効率であり、安価に製作できるエレベーター装置を得
ることができる。なお、図6の実施例において巻上機(1
5)をかご(4)の上方位置に、滑車をつり合おもり(6)の上
方位置に配置した構成であっても、図6の実施例と同様
な作用が得られることは明白である。
【0055】実施例5.図7〜図9は、この発明の他の
実施例を示す図で、図7は図1〜図3、図4、図5及び
図6の実施例の巻上機の縦断面図、図8は図7のアウタ
ーロータモータ箇所の長手直交断面図、図9は図7の制
動装置箇所の長手直交断面図である。図において、(15)
は昇降路(1)の頂部に設けられたアウターロータモータ
からなる巻上機で、軸(17)、アウターロータからなり綱
溝(22)が設けられて軸受(23)によって軸(17)に枢持され
た駆動綱車(18)、駆動綱車(18)内に設けられた界磁用ヨ
ーク(24)、界磁用ヨーク(24)に設けられた界磁永久磁石
(25)、軸(17)に設けられた固定側、すなわち、固定子側
の電機子ヨーク(26)、固定子側の電機子巻線(27)及び軸
(17)を支持した台座(28)によって構成されている。
【0056】(29)は巻上機(15)に設けられた制動装置
で、電磁石(30)、ブレーキアーム(31)、ブレーキシュー
(32)、駆動綱車(18)内に形成されてブレーキシュー(32)
が押圧されるブレーキドラム(33)及びブレーキシュー(3
2)をブレーキドラム(33)に押圧するばね(34)によって構
成されている。(35)は速度検出用の絶対値エンコーダ
で、軸受(36)を介して駆動綱車(18)の突出フランジ状部
に配置されて、軸(17)に固定されたエンコーダ保持機構
(37)に取付金具(38)を介して保持されている。
【0057】上記のように構成されたエレベーター装置
は、巻上機(15)が付勢されて駆動綱車(18)、主索(8)を
介してかご及びつり合おもりが互いに反対方向に昇降す
る。また、巻上機(15)の付勢時は電磁石(30)が付勢され
てブレーキアーム(31)がばね(34)の押圧力に抗して吸引
されて、制動装置(29)による駆動綱車(18)の制動が解除
される。また、巻上機(15)の消勢時は電磁石(30)が消勢
されてブレーキアーム(31)の吸引が解除され、ばね(34)
の押圧力によってブレーキドラム(33)にブレーキシュー
(32)が押圧されて制動装置(29)により駆動綱車(18)が制
動される。
【0058】そして、図7〜図9の実施例においても図
1〜図3、図4、図5及び図6の実施例と同様にエレベ
ーター装置が構成されるので、昇降路の上端よりも上方
に巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における
所要スペースが少なくなる。したがって、建物の高さが
低くなり日照権等の問題を解消することができる。ま
た、巻上機(15)はアウターロータモータからなるもので
あるので、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設した
り、リニアーモータの低効率のために電源設備容量を大
きくしたりすること等による製造費の増大を回避するこ
とができる。これにより、容易に設置可能であって高効
率であり、安価に製作できるエレベーター装置を得るこ
とができる。
【0059】なお、図7〜図9の実施例を適用する場合
には、図1〜図3、図4、図5及び図6の実施例におい
て、つり合おもり(6)に設けられた制動装置(14)は不要
となる。また、図7〜図9の実施例の巻上機(15)では、
制動装置(29)の保守作業時の便宜等の理由によって長手
両端部の一方に速度検出用絶対値エンコーダ(35)を、他
方に制動装置(29)を配置することが必要である。
【0060】さらに、図7〜図9の実施例ではアウター
ロータモータを小形化するために、永久磁石式の同期モ
ータの例を示したが、永久磁石(25)の代わりにアルミニ
ウム2次導体をアウターロータ側に組み込み、誘導モー
タタイプとしたものであっても実現可能である。この場
合に速度検出用絶対値エンコーダ(35)はインクリメンタ
ルエンコーダで可能となる。また、図7における軸(17)
を延長して台座(28)を昇降路の固定体(図示しない)に
直接設置することが可能であって、昇降路内に巻上機(1
5)を支持する梁(図示しない)の設置を省略することが
できる。
【0061】実施例6.図10及び図11は、この発明
の他の実施例を示す図で、図10は巻上機の縦断面図で
あって前述の図7相当図、図11は図10の支持部材の
左側面図である。図において、図7〜図9と同符号は相
当部分を示し、(16)は昇降路の頂部に互いに離れて設け
られた固定体、(17)は巻上機(15)を構成するアウターロ
ータモータの軸で、アウターロータモータの固定子側が
固定され、かつH字状の貫通孔が設けられている。(39)
はH型鋼からなり軸(17)のH字状貫通孔に挿通されて両
端がそれぞれ対向した固定体(16)に支持された支持部材
である。
【0062】上記のように構成されたエレベーター装置
は、図7〜図9の実施例の場合と同じく、図1〜図3、
図4、図5及び図6の実施例と同様にエレベーター装置
が構成されるので、昇降路の上端よりも上方に巻上機の
機械室が不要となり、昇降路の上部における所要スペー
スが少なくなる。したがって、建物の高さが低くなり日
照権等の問題を解消することができる。また、巻上機(1
5)はアウターロータモータからなるものであるので、昇
降路の全長に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモ
ータの低効率のために電源設備容量を大きくしたりする
こと等による製造費の増大を回避することができる。こ
れにより、容易に設置可能であって高効率であり、安価
に製作できるエレベーター装置を得ることができる。
【0063】また、図10及び図11の実施例では、か
ご(4)、つり合おもり(6)、主索(8)、巻上機(15)を構成
するアウターロータモータの回転子等の重量が支持部材
(39)によって支持される。したがって、巻上機(15)を構
成するアウターロータモータの軸(17)強度の軽減が可能
であって軸(17)を軽量化することができ、巻上機(15)の
製作費を低減することができる。
【0064】実施例7.図12は、この発明の他の実施
例を示す図で、図4の実施例の巻上機の縦断面図であっ
て前述の図7相当図である。図において、図7と同符号
は相当部分を示し、(15)は昇降路(1)の頂部に設けられ
たアウターロータモータからなる巻上機で、軸(17)上に
互いに離れて設けられたアウターロータからなる2つの
駆動綱車(181)が設けられている。(40)は2つの駆動綱
車(181)を相互に連結する剛体からなる継手である。(2
9)は一方の駆動綱車(181)に設けられた制動装置、(35)
は他方の駆動綱車(181)に設けられた速度検出用の絶対
値エンコーダである。
【0065】上記のように構成されたエレベーター装置
は、巻上機(15)が付勢されて駆動綱車(181)をそれぞれ
有するアウターロータモータが継手(40)により相互に連
結されて同期動作することにより、主索(8)を介してか
ご(4)及びつり合おもり(6)が互いに反対方向に昇降す
る。これによって、昇降路の上端よりも上方に巻上機の
機械室が不要となり、昇降路の上部における所要スペー
スが少なくなる。したがって、建物の高さが低くなり日
照権等の問題を解消することができる。また、巻上機(1
5)はアウターロータモータからなるものであるので、昇
降路の全長に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモ
ータの低効率のために電源設備容量を大きくしたりする
こと等による製造費の増大を回避することができる。こ
れにより、容易に設置可能であって高効率であり、安価
に製作できるエレベーター装置を得ることができる。
【0066】また、軸(17)上に互いに離れて設けられた
アウターロータからなる2つの駆動綱車(181)が設けら
れているので、詳細な説明を省略するが図12の実施例
においても、図4の実施例及び図6の実施例と同様な作
用が得られることは明白である。なお、図12の実施例
において一方の駆動綱車(181)に設けられた制動装置(2
9)を取り止めて、図1に示すように制動装置(14)をつり
合おもり(6)に設ける構成も可能である。また、図12
の実施例において図10及び図11の実施例に示すよう
な軸(17)と、この軸(17)に挿通された支持部材(39)を設
ける構成も可能である。また、図12の実施例において
駆動綱車(181)をそれぞれ有するアウターロータモータ
を継手(40)により相互に連結せずに、アウターロータモ
ータ相互を電気的に同期運転する構成も可能である。
【0067】実施例8.図13及び図14は、この発明
の他の実施例を示す図で、図13は永久磁石を利用した
同期式アウターロータモータからなる巻上機を駆動する
インバータの制御ブロック図、図14は永久磁石を利用
した同期式アウターロータモータからなる2つの巻上機
が設けられて、これらの巻上機相互が機械的に連結され
ていない、例えば図4及び図5の実施例にように構成さ
れたエレベーター装置の巻上機を駆動するインバータの
制御ブロック図である。なお、この発明とは直接関係の
ないエレベーターの制御部、位置制御部等は省略してあ
る。図において、(41)はアウターロータモータからなる
巻上機(15)の駆動インバータ、(42)は速度指令の発生
部、(43)は速度指令値Vcomと現在速度V*から速度偏
差を求めるつき合わせ点である。
【0068】(44)は速度偏差を処理する速度アンプ部
で、速度アンプ部(44)からはトルク指令としてiqが出
力される。(45)は絶対値エンコーダ(35)から得られるパ
ルス列からモータ回転速度を演算する速度演算器、(46)
はd−q3相交流座標変換器で、絶対値エンコーダ(35)
から得られる磁石の磁極位置θと三角関数発生器(47)か
ら演算されるsin θ、sin(θ−2/3π)とiqを 乗算して U相電流指令iqu=iq・sin θ V相電流指令iqv=iq・sin (θ−2/3π) を発生させる。
【0069】(48)はU相電流指令iquとU相電流iu
*との電流偏差を求めるつき合わせ点、(49)はV相電流
指令iqvとV相電流iv*との電流偏差を求めるつき
合わせ点である。(50)はU相電流の電流偏差よりU相電
圧指令Vulを発生する電流アンプ、(51)はV相電流の
電流偏差よりV相電圧指令Vvlを発生する電流アンプ
である。W相電圧指令Vwlは、Vwl=−(Vul+
Vvl)の演算点(52)で求められる。(53)はPMWイン
バータで、3相電圧指令Vul、Vvl、VwlをPM
W信号に変換し、主回路ンイバータのトランジスタ又は
IGBT等を駆動しアウターロータモータからなる巻上
機(15)にPMW電圧を与える。
【0070】(54)はモータ電流を検出するDCCTであ
る。なお、駆動インバータ(41)の機能ブロック中、PM
Wインバータ(53)及びDCCT(54)を除いて、詳細な説
明を省略するが通常マイクロコンピュータにより演算さ
れる。また、(411)は駆動インバータ(41)から速度指令
(42)を除いた第1機能ブロック、(412)は駆動インバー
タ(41)におけるつき合わせ点(48)、つき合わせ点(49)、
電流アンプ(50)、電流アンプ(51)、演算点(52)、PMW
インバータ(53)及びDCCT(54)からなる第2機能ブロ
ックである。
【0071】以上説明した原理によって作動する永久磁
石式アウターロータモータからなる2つの巻上機(15)が
設けられて、これらの巻上機(15)相互が機械的に連結さ
れていない、例えば図4及び図5の実施例にように構成
されたエレベーター装置の巻上機(15)を駆動する駆動イ
ンバータは、通常、図14に示すように構成される。す
なわち、(55)は2モータ駆動インバータ、(411)はそれ
ぞれ図13と同じ第1機能ブロック、(42)は速度指令、
(35)はそれぞれ絶対値エンコーダである。このような構
成によって、1つの速度指令(42)から2つのモータ制御
の第1機能ブロック(411)に指令を与えて制御が行われ
る。
【0072】そして,図13及び図14の実施例におい
ても、エレベーター装置が図4及び図5の実施例等と同
様に構成されるので、昇降路の上端よりも上方に巻上機
の機械室が不要となり、昇降路の上部における所要スペ
ースが少なくなる。したがって、建物の高さが低くなり
日照権等の問題を解消することができる。また、巻上機
(15)はアウターロータモータからなるものであるので、
昇降路の全長に2次導体カラムを敷設したり、リニアー
モータの低効率のために電源設備容量を大きくしたりす
ること等による製造費の増大を回避することができる。
これにより、容易に設置可能であって高効率であり、安
価に製作できるエレベーター装置を得ることができる。
【0073】実施例9.図15及び図16は、この発明
の他の実施例を示す図で、図15は永久磁石を利用した
同期式アウターロータモータからなる2つの巻上機が設
けられて、これらの巻上機相互が図12の実施例に示す
ように機械的に連結されて構成されたエレベーター装置
の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック図、図1
6は図15のインバータの主回路図である。図におい
て、(56)はアウターロータモータからなる2つの巻上機
(15)の駆動インバータ、(411)は図13と同じ第1機能
ブロック、(412)はそれぞれ図13と同じ第2機能ブロ
ック、(42)は速度指令、(35)はそれぞれ絶対値エンコー
ダである。
【0074】(413)はトルク演算手段であり、速度指令
値Vcomと現在速度V*から速度偏差を求めるつき合わ
せ点(43)、速度偏差を処理してトルク指令としてiqを
出力する速度アンプ部(44)、絶対値エンコーダ(35)から
得られるパルス列からモータ回転速度を演算する速度演
算器(45)、d−q3相交流座標変換器(46)及び三角関数
発生器(47)によって構成されている。
【0075】そして、図15に示すSM2の巻上機(15)
のモータ電流が所定電流、 U1相電流指令iqu=iq・sin θ V1相電流指令iqv=iq・sin (θ−2/3π) になるように、図15に示すSM1の巻上機(15)と同様
な電流制御が行われ、この方式によって2つの巻上機(1
5)のモータ電流が均一に制御される。また、図15のよ
うに構成された2つの巻上機(15)のモータを駆動するイ
ンバータの主回路を図16によって説明する。図16
中、(57)は3相交流入力電流、(58)は交流電圧を直流電
圧に変換するコンバータで、通常ダイオード等により構
成されている。しかし、入力力率=1で制御したり、電
源回生を行ったりする場合はトランジスタやIGBTブ
リッジ等によって構成される。
【0076】(59)はコンバータ電圧を平滑にするための
コンデンサ、(60)は図16に示すSM1の巻上機(15)を
駆動するためにトランジスタやIGBTブリッジ等によ
って構成されたインバータブリッジ回路、(61)はインバ
ータブリッジ回路(60)と同様に、図16に示すSM2の
巻上機(15)を駆動するためにトランジスタやIGBTブ
リッジ等によって構成されたインバータブリッジ回路で
ある。このような構成によって、2つのインバータブリ
ッジ回路(60),(61)は1つのコンバータブリッジ(58)か
らの直流電圧によって駆動される。なお、図14におけ
る2つのモータを駆動するインバータの主回路を図16
のように構成することも可能である。
【0077】そして、図15及び図16の実施例におい
ても、エレベーター装置が図12の実施例と同様に構成
されるので、昇降路の上端よりも上方に巻上機の機械室
が不要となり、昇降路の上部における所要スペースが少
なくなる。したがって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができる。また、巻上機(15)はア
ウターロータモータからなるものであるので、昇降路の
全長に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの
低効率のために電源設備容量を大きくしたりすること等
による製造費の増大を回避することができる。これによ
り、容易に設置可能であって高効率であり、安価に製作
できるエレベーター装置を得ることができる。
【0078】実施例10.図17は、この発明の他の実
施例を示す図で、図12に示すように2つの巻上機が直
列に配置されて駆動綱車が相互に継手によって連結され
た構成であって、永久磁石を利用した同期式アウターロ
ータモータからなる2つの巻上機が設けられて、これら
の巻上機の電機子巻線が直列に接続されたエレベーター
装置の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック図で
ある。図において、(62)はアウターロータモータからな
る2つの巻上機(15)の駆動インバータ、(411)は図13
と同じ第1機能ブロック、(42)は速度指令、(35)は絶対
値エンコーダである。
【0079】このような構成において、前述の図13に
示す1つのモータを駆動する駆動インバータ(41)と同様
な駆動インバータ(62)1つにより2つの巻上機(15)が駆
動可能である。なお、図17の実施例において、前述の
図14で使用した場合と同じ巻線使用のモータを利用し
たときは、モータの端子電圧が2倍となるためにインバ
ータの発生電圧を2倍にする必要がある。
【0080】そして、図17の実施例においても、エレ
ベーター装置が図4の実施例と同様に構成されるので、
昇降路の上端よりも上方に巻上機の機械室が不要とな
り、昇降路の上部における所要スペースが少なくなる。
したがって、建物の高さが低くなり日照権等の問題を解
消することができる。また、巻上機(15)はアウターロー
タモータからなるものであるので、昇降路の全長に2次
導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効率のた
めに電源設備容量を大きくしたりすること等による製造
費の増大を回避することができる。これにより、容易に
設置可能であって高効率であり、安価に製作できるエレ
ベーター装置を得ることができる。
【0081】実施例11.図18は、この発明の他の実
施例を示す図で、永久磁石を利用した同期式アウターロ
ータモータからなる2つの巻上機が設けられたエレベー
ター装置の巻上機を駆動するインバータの主回路図であ
る。図において、(57)は3相交流入力電流、(58)は交流
電圧を直流電圧に変換するコンバータで、通常ダイオー
ド等により構成されている。しかし、入力力率=1で制
御したり、電源回生を行ったりする場合はトランジスタ
やIGBTブリッジ等によって構成される。
【0082】(59)はコンバータ電圧を平滑にするための
コンデンサ、(60)は図16に示すSM1の巻上機(15)を
駆動するためにトランジスタやIGBTブリッジ等によ
って構成されたインバータブリッジ回路、(61)はインバ
ータブリッジ回路(60)と同様に、図16に示すSM2の
巻上機(15)を駆動するためにトランジスタやIGBTブ
リッジ等によって構成されたインバータブリッジ回路で
ある。(63)はインバータブリッジ回路(60),(61)と巻上
機(15)の間に設けられたコンタクタ、(64)はコンタクタ
(63)と巻上機(15)の間に設けられたコンタクタ、(65)は
コンタクタ(64)に接続された抵抗で、(66)はコンタクタ
(63),(64)及び抵抗(65)によって構成された回路からな
る安全手段である。
【0083】そして、図18の実施例においても、エレ
ベーター装置が図1〜図3の実施例と同様に構成される
ので、昇降路の上端よりも上方に巻上機の機械室が不要
となり、昇降路の上部における所要スペースが少なくな
る。したがって、建物の高さが低くなり日照権等の問題
を解消することができる。また、巻上機(15)はアウター
ロータモータからなるものであるので、昇降路の全長に
2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効率
のために電源設備容量を大きくしたりすること等による
製造費の増大を回避することができる。これにより、容
易に設置可能であって高効率であり、安価に製作できる
エレベーター装置を得ることができる。
【0084】また、前述の図1〜図3の実施例のような
アウターロータモータからなる巻上機が設けられたエレ
ベーター装置がインバータ故障等によって建物の階床相
互間に不時停止した場合には、従来のリニアモータ駆動
のエレベーター装置と同様に、駆動装置である巻上機(1
5)、制動装置が昇降路内に設けられているため、かご内
乗客救出の巻上機(15)等の操作が容易にできないという
不具合があった。すなわち、かごの不時停止時には一般
的に昇降路外から制動装置をインチングにより解放して
かごを自由下降させて、最寄りの乗場に停止させる救出
作業が行われる。
【0085】そして、図1〜図3の実施例のようなアウ
ターロータモータからなる巻上機が設けられたエレベー
ター装置では、図18に示すようにかごの不時停止時の
みならず、正常停止時にも巻上機(15)の3相電機子の給
電線をコンタクタ(63)の接点により開放すると同時にコ
ンタクタ(64)の接点を閉成することによって抵抗(65)を
3相電機子に接続して短絡する。
【0086】このような制御により制動装置をインチン
グ等により解放してかごを自由下降させているときに、
不測の事態によって制動装置が作動しなくなった場合で
も安全手段(66)を介して回転子の永久磁石と3相電機子
のコイルの相互作用によって、下降速度に比例した制動
トルクが作用する。したがって、制動装置の機能不全が
発生したときのエレベーター装置の安全性を向上するこ
とができる。なお、通常、コンタクタ(63)の接点はコン
タクタコイルを励磁した場合に閉成するものが、コンタ
クタ(64)の接点はコンタクタのコイルを無励磁のときに
閉成するものが利用される。
【0087】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、昇降路の頂部に設けられたアウターロー
タモータからなる巻上機により、アウターロータに形成
された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合おもりが
駆動される。これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、建物の高さを低
くして日照権等の問題を解消することができる。
【0088】また、巻上機はアウターロータモータから
なるものであるので、昇降路の全長に2次導体カラムを
敷設したり、リニアーモータの低効率のために電源設備
容量を大きくしたりすること等による製造費の増大を回
避することができる。これにより、容易に設置可能であ
って高効率であり、安価に製作できるエレベーター装置
を得る効果がある。
【0089】また、この発明の請求項2記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられてつり合お
もりに対向した上方位置に配置されたアウターロータモ
ータからなる巻上機により、アウターロータに形成され
た駆動綱車、かごの下端寄りに連結された主索を介して
かご及びつり合おもりが駆動される。
【0090】これによって、請求項1記載の発明と同様
の効果を得ることができる。
【0091】また、この発明の請求項3記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられて互いに離
れて配置された2台のアウターロータモータが同期運転
される巻上機により、アウターロータに形成された駆動
綱車、これらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を
介してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0092】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、2台のアウター
ロータモータによって形成された巻上機の外径が小さく
なることとも相まって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができると共に、請求項1記載の
発明と同様の効果を得ることができる。
【0093】また、この発明の請求項4記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられてかごに対
向する上方位置及びつり合おもりに対向する上方位置に
それぞれ配置されたアウターロータモータが同期運転さ
れる巻上機により、アウターロータに形成された駆動綱
車、これらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を介
してかご及びつり合おもりが駆動される。
【0094】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、2台のアウター
ロータモータによって形成された巻上機の外径が小さく
なることとも相まって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができる。また、巻上機はアウタ
ーロータモータからなるものであるので、昇降路の全長
に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効
率のために電源設備容量を大きくしたりすること等によ
る製造費の増大を回避することができる。これにより、
容易に設置可能であって高効率であり、安価に製作でき
るエレベーター装置を得る効果がある。
【0095】また、この発明の請求項5記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられて互いに離
れて配置された2台のアウターロータモータからなりア
ウターロータが継手により連結された巻上機により、ア
ウターロータに形成された駆動綱車、これらの駆動綱車
にそれぞれ巻掛けられた主索を介してかご及びつり合お
もりが駆動される。
【0096】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、2台のアウター
ロータモータによって形成された巻上機の外径が小さく
なることとも相まって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができる。また、巻上機はアウタ
ーロータモータからなるものであるので、昇降路の全長
に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効
率のために電源設備容量を大きくしたりすること等によ
る製造費の増大を回避することができる。これにより、
容易に設置可能であって高効率であり、安価に製作でき
るエレベーター装置を得る効果がある。
【0097】また、この発明の請求項6記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられて固定子に
挿通された軸により昇降路頂部に支持されたアウターロ
ータモータからなる巻上機により、アウターロータに形
成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合おもり
が駆動される。
【0098】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、巻上機の固定子
軸端が昇降路頂部の固定体に支持されることにより、巻
上機の昇降路頂部における占用体積が減少することとも
相まって、建物の高さが低くなり日照権等の問題を解消
することができる。また、巻上機はアウターロータモー
タからなるものであるので、昇降路の全長に2次導体カ
ラムを敷設したり、リニアーモータの低効率のために電
源設備容量を大きくしたりすること等による製造費の増
大を回避することができる。これにより、容易に設置可
能であって高効率であり、安価に製作できるエレベータ
ー装置を得る効果がある。
【0099】また、この発明の請求項7記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられて固定子に
挿通された支持部材により昇降路頂部に支持されたアウ
ターロータモータからなる巻上機により、アウターロー
タに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合
おもりが駆動される。また、かご、つり合おもり、主索
等のエレベーター装置の主要荷重が支持部材を介して昇
降路頂部の固定体に作用する。
【0100】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、巻上機が支持部
材を介して昇降路頂部に支持されて巻上機の昇降路頂部
における占用体積が減少することとも相まって、建物の
高さが低くなり日照権等の問題を解消することができ
る。また、巻上機はアウターロータモータからなるもの
であるので、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設した
り、リニアーモータの低効率のために電源設備容量を大
きくしたりすること等による製造費の増大を回避するこ
とができる。これにより、容易に設置可能であって高効
率であり、安価に製作できるエレベーター装置を得る効
果がある。また、かご、つり合おもり、主索等のエレベ
ーター装置の主要荷重が支持部材によって支持されるの
で、巻上機のアウターロータモータ軸強度を軽減するこ
とができ巻上機の製作費を低減する効果がある。
【0101】また、この発明の請求項8記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられて互いに離
れて配置された2台のアウターロータモータからなりア
ウターロータが継手により連結されると共に、2台のア
ウターロータモータの電機子巻線が直列に接続された巻
上機により、アウターロータに形成された駆動綱車、こ
れらの駆動綱車にそれぞれ巻掛けられた主索を介してか
ご及びつり合おもりが駆動される。
【0102】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、2台のアウター
ロータモータによって形成された巻上機の外径が小さく
なることとも相まって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができる。また、巻上機はアウタ
ーロータモータからなるものであるので、昇降路の全長
に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効
率のために電源設備容量を大きくしたりすること等によ
る製造費の増大を回避することができる。これにより、
容易に設置可能であって高効率であり、安価に製作でき
るエレベーター装置を得る効果がある。また、1つの駆
動インバータにより2つの巻上機が駆動され、製造費を
節減する効果がある。
【0103】また、この発明の請求項9記載の発明は以
上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウター
ロータモータからなる巻上機により、アウターロータに
形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合おも
りが駆動される。また、アウターロータ内に設けられた
制動装置によって巻上機が制動される。
【0104】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、巻上機のアウタ
ーロータ内に制動装置が配置されることにより巻上機の
昇降路頂部における占用体積が減少することとも相まっ
て、建物の高さが低くなり日照権等の問題を解消するこ
とができる。また、巻上機はアウターロータモータから
なるものであるので、昇降路の全長に2次導体カラムを
敷設したり、リニアーモータの低効率のために電源設備
容量を大きくしたりすること等による製造費の増大を回
避することができる。これにより、容易に設置可能であ
って高効率であり、安価に製作できるエレベーター装置
を得る効果がある。
【0105】また、この発明の請求項10記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウタ
ーロータモータからなる巻上機により、アウターロータ
に形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合お
もりが駆動される。また、かご及びつり合おもりの少な
くとも一方に設けられた制動装置によってかご及びつり
合おもりの昇降が制動される。
【0106】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、かご及びつり合
おもりの少なくとも一方に制動装置が配置されることに
より、巻上機の昇降路頂部における占用体積が減少する
こととも相まって、建物の高さが低くなり日照権等の問
題を解消することができる。また、巻上機はアウターロ
ータモータからなるものであるので、昇降路の全長に2
次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効率の
ために電源設備容量を大きくしたりすること等による製
造費の増大を回避することができる。これにより、容易
に設置可能であって高効率であり、安価に製作できるエ
レベーター装置を得る効果がある。
【0107】また、この発明の請求項11記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウタ
ーロータモータからなる巻上機により、アウターロータ
に形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合お
もりが駆動される。また、アウターロータの長手の一側
に設けられた制動装置によって巻上機が制動され、アウ
ターロータの長手の他側に設けられた位置速度検出器に
よって位置速度が検出される。
【0108】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、建物の高さが低
くなり日照権等の問題を解消することができる。また、
巻上機はアウターロータモータからなるものであるの
で、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設したり、リニ
アーモータの低効率のために電源設備容量を大きくした
りすること等による製造費の増大を回避することができ
る。これにより、容易に設置可能であって高効率であ
り、安価に製作できるエレベーター装置を得る効果があ
る。また、アウターロータの長手の一側に制動装置が、
他側に位置速度を検出する位置速度検出器が設けられる
ので、昇降路頂部に設けられた巻上機の保守作業を容易
化する効果がある。
【0109】また、この発明の請求項12記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウタ
ーロータモータからなる巻上機により、アウターロータ
に形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合お
もりが駆動される。また、アウターロータモータのアウ
ターロータ側に界磁用永久磁石が設けられ、固定側に電
機子巻線及び位置、速度検出器としての絶対値検出器が
設けられる。
【0110】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、アウターロータ
モータのアウターロータ側に界磁用永久磁石が設けら
れ、固定側に電機子巻線及び位置、速度検出器としての
絶対値検出器が設けられることにより巻上機の昇降路頂
部における占用体積が減少することとも相まって、建物
の高さが低くなり日照権等の問題を解消することができ
る。また、巻上機はアウターロータモータからなるもの
であるので、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設した
り、リニアーモータの低効率のために電源設備容量を大
きくしたりすること等による製造費の増大を回避するこ
とができる。
【0111】これにより、容易に設置可能であって高効
率であり、安価に製作できるエレベーター装置を得る効
果がある。また、アウターロータモータのアウターロー
タ側に界磁用永久磁石が設けられ、固定側に電機子巻線
及び位置、速度検出器としての絶対値検出器が設けられ
るので、電源投入時にかごの最上階、最下階間運転を行
うことなく、かごの絶対位置把捉を可能にする効果があ
る。
【0112】また、この発明の請求項13記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられた2台の
アウターロータモータからなる巻上機により、アウター
ロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。また、1台のコンバータ及び
このコンバータから給電される直流電圧により駆動され
る2台のインバータが設けられた制御装置により2台の
アウターロータモータが同期運転される。
【0113】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、建物の高さが低
くなり日照権等の問題を解消することができる。また、
巻上機はアウターロータモータからなるものであるの
で、昇降路の全長に2次導体カラムを敷設したり、リニ
アーモータの低効率のために電源設備容量を大きくした
りすること等による製造費の増大を回避することができ
る。これにより、容易に設置可能であって高効率であ
り、安価に製作できるエレベーター装置を得る効果があ
る。また、1台のコンバータ及びこのコンバータから給
電される直流電圧により駆動される2台のインバータが
設けられた制御装置により2台のアウターロータモータ
が同期運転されるので、制御装置を小形化する効果があ
る。
【0114】また、この発明の請求項14記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられて互いに
離れて配置された2台のアウターロータモータからなり
アウターロータが継手により連結された巻上機により、
アウターロータに形成された駆動綱車、これらの駆動綱
車にそれぞれ巻掛けられた主索を介してかご及びつり合
おもりが駆動される。また、2つの固定子側の電機子巻
線の電流をそれぞれ制御する電流制御手段及び1つのト
ルク演算手段が設けられた駆動インバータにより2台の
アウターロータモータが駆動される。
【0115】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、2台のアウター
ロータモータによって形成された巻上機の外径が小さく
なることとも相まって、建物の高さが低くなり日照権等
の問題を解消することができる。また、巻上機はアウタ
ーロータモータからなるものであるので、昇降路の全長
に2次導体カラムを敷設したり、リニアーモータの低効
率のために電源設備容量を大きくしたりすること等によ
る製造費の増大を回避することができる。これにより、
容易に設置可能であって高効率であり、安価に製作でき
るエレベーター装置を得る効果がある。また、2つの固
定子側の電機子巻線の電流をそれぞれ制御する電流制御
手段及び1つのトルク演算手段が設けられた駆動インバ
ータにより2台のアウターロータモータが駆動されるの
で、駆動インバータを小形化する効果がある。
【0116】また、この発明の請求項15記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウタ
ーロータモータからなり回転側に界磁用永久磁石、固定
側に電機子巻線が設けられて駆動インバータによって制
御される巻上機により、アウターロータに形成された駆
動綱車、主索を介してかご及びつり合おもりが駆動され
る。また、アウターロータ内に設けられた制動装置によ
って巻上機が制動される。また、異常停止時に制動装置
を解放し電機子巻線を短絡する安全手段を介して救出運
転が行われる。
【0117】これによって、昇降路の上端よりも上方に
巻上機の機械室が不要となり、昇降路の上部における所
要スペースが少なくなる。したがって、巻上機のアウタ
ーロータ内に制動装置が配置されることにより、巻上機
の昇降路頂部における占用体積が減少することとも相ま
って、建物の高さが低くなり日照権等の問題を解消する
ことができる。また、巻上機はアウターロータモータか
らなるものであるので、昇降路の全長に2次導体カラム
を敷設したり、リニアーモータの低効率のために電源設
備容量を大きくしたりすること等による製造費の増大を
回避することができる。これにより、容易に設置可能で
あって高効率であり、安価に製作できるエレベーター装
置を得る効果がある。
【0118】また、異常停止時に制動装置を解放し電機
子巻線を短絡する安全手段を介して救出運転が行われる
ので、回転側の界磁用永久磁石と固定側の電機子巻線の
相互作用によって、下降速度に比例した制動作用が発生
する。これにより、異常停止時の救出運転の安全性を向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概念的斜視図。
【図2】図1の概念的側面図。
【図3】図1の概念的平面図。
【図4】この発明の実施例2を示す概念的斜視図。
【図5】この発明の実施例3を示す概念的斜視図。
【図6】この発明の実施例4を示す概念的斜視図。
【図7】この発明の実施例5を示す図で、図1〜図3の
実施例、図4の実施例、図5及び図6の実施例の巻上機
の縦断面図。
【図8】図7のアウターロータモータ箇所の長手直交断
面図。
【図9】図9は図7の制動装置箇所の長手直交断面図。
【図10】この発明の実施例6を示す図であり、巻上機
の縦断面図であって前述の図7相当図。
【図11】図10の支持部材の左側面図。
【図12】この発明の実施例7を示す図で、図4の実施
例の巻上機の縦断面図であって前述の図7相当図。
【図13】この発明の実施例8を示す図で、永久磁石を
利用した同期式アウターロータモータからなる巻上機を
駆動するインバータの制御ブロック線図。
【図14】永久磁石を利用した同期式アウターロータモ
ータからなる2つの巻上機が設けられて、これらの巻上
機相互が機械的に連結されていない、例えば図4及び図
5の実施例にように構成されたエレベーター装置の巻上
機を駆動するインバータの制御ブロック線図で、図13
に対応する。
【図15】この発明の実施例9を示す図で、永久磁石を
利用した同期式アウターロータモータからなる2つの巻
上機が設けられて、これらの巻上機相互が図12の実施
例に示すように機械的に連結されて構成されたエレベー
ター装置の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック
線図。
【図16】図15のインバータの主回路図。
【図17】この発明の実施例10を示す図で、永久磁石
を利用した同期式アウターロータモータからなる2つの
巻上機が設けられて、これらの巻上機相互が図12の実
施例に示すように機械的に連結された構成であって、こ
れら巻上機の電機子巻線が直列に接続されたエレベータ
ー装置の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック線
図。
【図18】この発明の実施例11を示す図で、永久磁石
を利用した同期式アウターロータモータからなる2つの
巻上機が設けられたエレベーター装置の巻上機を駆動す
るインバータの主回路図。
【図19】従来のエレベーター装置を概念的に示す斜視
図。
【図20】従来の他のエレベーター装置を概念的に示す
斜視図。
【符号の説明】
1 昇降路 4 かご 5 かご用案内レール 6 つり合おもり 7 つり合おもり用案内レール 8 主索 14 制動装置 15 巻上機、第1巻上機 16 固定体 17 軸 18 駆動綱車 25 界磁用永久磁石 26 固定子側の電機子ヨーク、固定側 27 電機子巻線 29 制動装置 32 ブレーキシュー 33 ブレーキドラム 35 速度検出用の絶対値エンコーダ、位置速度検出
器、絶対値検出器 39 支持部材 40 継手 55 駆動インバータ、制御装置 56 駆動インバータ、制御装置 58 コンバータブリッジ、コンバータ 60 インバータブリッジ、インバータ 61 インバータブリッジ、インバータ 66 安全手段 151 第2巻上機 412 駆動インバータの第2機能ブロック、固定子側
電機子巻線の電流制御手段 413 トルク演算手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項12
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、この発明の請求項12記載の発明に
係るエレベーター装置においては、昇降路の所定経路を
昇降するかごと、昇降路に設けられて所定経路に沿って
昇降するつり合おもりと、両端がそれぞれかご及びつり
合おもりに連結された主索と、昇降路の頂部に設けられ
主索が巻掛けられた駆動綱車を形成するアウターロータ
を有するアウターロータモータからなる巻上機と、アウ
ターロータモータのアウターロータ側に設けられた界磁
用永久磁石、固定側に設けられた電機子巻線及び固定側
に設けられた位置、速度、界磁々極位置検出器としての
絶対値検出器とが設けられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項12記載の発明では、昇降路の頂部に設けられた
アウターロータモータからなる巻上機により、アウター
ロータに形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつ
り合おもりが駆動される。また、アウターロータモータ
のアウターロータ側に界磁用永久磁石が設けられ、固定
側に電機子巻線及び位置、速度、界磁々極位置検出器と
しての絶対値検出器が設けられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】さらに、図7〜図9の実施例ではアウター
ロータモータを小形化するために、永久磁石式の同期モ
ータの例を示したが、永久磁石(25)の代わりにアルミニ
ウム2次導体をアウターロータ側に組み込み、誘導モー
タタイプとしたものであっても実現可能である。この場
合に位置、速度、界磁々極位置検出用絶対値エンコーダ
(35)はインクリメンタルエンコーダで可能となる。ま
た、図7における軸(17)を延長して台座(28)を昇降路の
固定体(図示しない)に直接設置することが可能であっ
て、昇降路内に巻上機(15)を支持する梁(図示しない)
の設置を省略することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】実施例7.図12は、この発明の他の実施
例を示す図で、図4の実施例の巻上機の縦断面図であっ
て前述の図7相当図である。図において、図7と同符号
は相当部分を示し、(15)は昇降路(1)の頂部に設けられ
たアウターロータモータからなる巻上機で、軸(17)上に
互いに離れて設けられたアウターロータからなる2つの
駆動綱車(181)が設けられている。(40)は2つの駆動綱
車(181)を相互に連結する剛体からなる継手である。(2
9)は一方の駆動綱車(181)に設けられた制動装置、(35)
は他方の駆動綱車(181)に設けられた位置、速度、界磁
々極位置検出用の絶対値エンコーダである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】(48)はU相電流指令iquとU相電流iu
*との電流偏差を求めるつき合わせ点、(49)はV相電流
指令iqvとV相電流iv*との電流偏差を求めるつき
合わせ点である。(50)はU相電流の電流偏差よりU相電
圧指令Vulを発生する電流アンプ、(51)はV相電流の
電流偏差よりV相電圧指令Vvlを発生する電流アンプ
である。W相電圧指令Vwlは、Vwl=−(Vul+
Vvl)の演算点(52)で求められる。(53)はPWMイン
バータで、3相電圧指令Vul、Vvl、VwlをP
信号に変換し、主回路ンイバータのトランジスタ又は
IGBT等を駆動しアウターロータモータからなる巻上
機(15)にPWM電圧を与える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】(54)はモータ電流を検出するDCCTであ
る。なお、駆動インバータ(41)の機能ブロック中、P
インバータ(53)及びDCCT(54)を除いて、詳細な説
明を省略するが通常マイクロコンピュータにより演算さ
れる。また、(411)は駆動インバータ(41)から速度指令
(42)を除いた第1機能ブロック、(412)は駆動インバー
タ(41)におけるつき合わせ点(48)、つき合わせ点(49)、
電流アンプ(50)、電流アンプ(51)、演算点(52)、PWM
インバータ(53)及びDCCT(54)からなる第2機能ブロ
ックである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】また、この発明の請求項12記載の発明は
以上説明したように、昇降路の頂部に設けられたアウタ
ーロータモータからなる巻上機により、アウターロータ
に形成された駆動綱車、主索を介してかご及びつり合お
もりが駆動される。また、アウターロータモータのアウ
ターロータ側に界磁用永久磁石が設けられ、固定側に電
機子巻線及び位置、速度、界磁々極位置検出器としての
絶対値検出器が設けられる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す概念的斜視図。
【図2】図1の概念的側面図。
【図3】図1の概念的平面図。
【図4】この発明の実施例2を示す概念的斜視図。
【図5】この発明の実施例3を示す概念的斜視図。
【図6】この発明の実施例4を示す概念的斜視図。
【図7】この発明の実施例5を示す図で、図1〜図3の
実施例、図4の実施例、図5及び図6の実施例の巻上機
の縦断面図。
【図8】図7のアウターロータモータ箇所の長手直交断
面図。
【図9】図9は図7の制動装置箇所の長手直交断面図。
【図10】この発明の実施例6を示す図であり、巻上機
の縦断面図であって前述の図7相当図。
【図11】図10の支持部材の左側面図。
【図12】この発明の実施例7を示す図で、図4の実施
例の巻上機の縦断面図であって前述の図7相当図。
【図13】この発明の実施例8を示す図で、永久磁石を
利用した同期式アウターロータモータからなる巻上機を
駆動するインバータの制御ブロック線図。
【図14】永久磁石を利用した同期式アウターロータモ
ータからなる2つの巻上機が設けられて、これらの巻上
機相互が機械的に連結されていない、例えば図4及び図
5の実施例にように構成されたエレベーター装置の巻上
機を駆動するインバータの制御ブロック線図で、図13
に対応する。
【図15】この発明の実施例9を示す図で、永久磁石を
利用した同期式アウターロータモータからなる2つの巻
上機が設けられて、これらの巻上機相互が図12の実施
例に示すように機械的に連結されて構成されたエレベー
ター装置の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック
線図。
【図16】図15のインバータの主回路図。
【図17】この発明の実施例10を示す図で、永久磁石
を利用した同期式アウターロータモータからなる2つの
巻上機が設けられて、これらの巻上機相互が図12の実
施例に示すように機械的に連結された構成であって、こ
れら巻上機の電機子巻線が直列に接続されたエレベータ
ー装置の巻上機を駆動するインバータの制御ブロック線
図。
【図18】この発明の実施例11を示す図で、永久磁石
を利用した同期式アウターロータモータからなる2つの
巻上機が設けられたエレベーター装置の巻上機を駆動す
るインバータの主回路図。
【図19】従来のエレベーター装置を概念的に示す斜視
図。
【図20】従来の他のエレベーター装置を概念的に示す
斜視図。
【符号の説明】 1 昇降路 4 かご 5 かご用案内レール 6 つり合おもり 7 つり合おもり用案内レール 8 主索 14 制動装置 15 巻上機、第1巻上機 16 固定体 17 軸 18 駆動綱車 25 界磁用永久磁石 26 固定子側の電機子ヨーク、固定側 27 電機子巻線 29 制動装置 32 ブレーキシュー 33 ブレーキドラム 35 位置、速度、界磁々極位置検出用の絶対値エンコ
ーダ、位置速度検出器、絶対値検出器 39 支持部材 40 継手 55 駆動インバータ、制御装置 56 駆動インバータ、制御装置 58 コンバータブリッジ、コンバータ 60 インバータブリッジ、インバータ 61 インバータブリッジ、インバータ 66 安全手段 151 第2巻上機 412 駆動インバータの第2機能ブロック、固定子側
電機子巻線の電流制御手段 413 トルク演算手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成する
    アウターロータを有するアウターロータモータからなる
    巻上機とを備えたエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごの下端寄りに連結され
    他端部は上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇
    降路の頂部に設けられ上記つり合おもりに対向する上方
    位置に配置されて上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形
    成するアウターロータを有するアウターロータモータか
    らなる巻上機とを備えたエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ回転軸線が上記かご及びつり合おもりを区分
    する線に沿って配置され、上記回転軸線上に互いに離れ
    て設けられて上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有する2台のアウターロータモータ
    が同期運転される巻上機とを備えたエレベーター装置。
  4. 【請求項4】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成する
    アウターロータを有するアウターロータモータからなり
    上記かごに対向する上方位置及び上記つり合おもりに対
    向する上方位置にそれぞれ配置された巻上機とを備えた
    エレベーター装置。
  5. 【請求項5】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ回転軸線が上記かご及びつり合おもりを区分
    する線に沿って配置され、上記回転軸線上に互いに離れ
    て設けられて上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有する2台のアウターロータモータ
    が継手により連結された巻上機とを備えたエレベーター
    装置。
  6. 【請求項6】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成する
    アウターロータを有するアウターロータモータからなり
    固定子の軸端が上記昇降路頂部の固定体に支持された巻
    上機とを備えたエレベーター装置。
  7. 【請求項7】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成する
    アウターロータを有するアウターロータモータからなる
    巻上機と、この巻上機の固定子軸に挿通されて端部が上
    記昇降路頂部の固定体に支持された支持部材とを備えた
    エレベーター装置。
  8. 【請求項8】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ回転軸線が上記かご及びつり合おもりを区分
    する線に沿って配置され、上記回転軸線上に互いに離れ
    て設けられて上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有する2台のアウターロータモータ
    が継手により連結されると共に、上記2台のアウターロ
    ータモータの電機子巻線が直列に接続された巻上機とを
    備えたエレベーター装置。
  9. 【請求項9】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、上
    記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降するつ
    り合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が上
    記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂部
    に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成する
    アウターロータを有するアウターロータモータからなる
    巻上機と、上記アウターロータの内面に形成されたブレ
    ーキドラムを押圧するブレーキシューを有する制動装置
    とを備えたエレベーター装置。
  10. 【請求項10】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有するアウターロータモータからな
    る巻上機と、上記かご及びつり合おもりの少なくとも一
    方に設けられて動作して上記昇降路に立設された案内レ
    ールに係合する制動装置とを備えたエレベーター装置。
  11. 【請求項11】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有するアウターロータモータからな
    る巻上機と、上記アウターロータの長手の一側に設けら
    れた制動装置及び上記アウターロータの長手の他側に設
    けられた位置速度検出器とを備えたエレベーター装置。
  12. 【請求項12】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有するアウターロータモータからな
    る巻上機と、上記アウターロータモータのアウターロー
    タ側に設けられた界磁用永久磁石、固定側に設けられた
    電機子巻線及び上記固定側に設けられた位置、速度検出
    器としての絶対値検出器とを備えたエレベーター装置。
  13. 【請求項13】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ互いに離れて設けられて上記主索が巻掛け
    られた駆動綱車を形成するアウターロータを有する2台
    のアウターロータモータからなる巻上機と、1台のコン
    バータ及びこのコンバータから給電される直流電圧によ
    り駆動される2台のインバータが設けられて上記2台の
    アウターロータモータを同期運転する制御装置とを備え
    たエレベーター装置。
  14. 【請求項14】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ回転軸線が上記かご及びつり合おもりを区
    分する線に沿って配置され、上記回転軸線上に互いに離
    れて設けられて上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成
    するアウターロータを有する2台のアウターロータモー
    タが継手により連結された巻上機と、2つの固定子側の
    電機子巻線の電流をそれぞれ制御する電流制御手段及び
    1つのトルク演算手段が設けられて上記2台のアウター
    ロータモータを駆動する駆動インバータとを備えたエレ
    ベーター装置。
  15. 【請求項15】 昇降路の所定経路を昇降するかごと、
    上記昇降路に設けられて上記所定経路に沿って昇降する
    つり合おもりと、一端部が上記かごに連結され他端部が
    上記つり合おもりに連結された主索と、上記昇降路の頂
    部に設けられ上記主索が巻掛けられた駆動綱車を形成す
    るアウターロータを有するアウターロータモータからな
    り回転側に界磁用永久磁石、固定側に電機子巻線が設け
    られて駆動インバータによって制御される巻上機と、上
    記アウターロータの内面に形成されたブレーキドラムを
    押圧するブレーキシューを有する制動装置と、異常停止
    時に上記制動装置を解放し上記電機子巻線を短絡して救
    出運転する安全手段とを備えたエレベーター装置。
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