JP2006168978A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 エレベータの駆動装置を設置する空間の高さ方向について省スペース化を図ることができ、かつ、ロープ敷設の簡素化を実現できるエレベータシステムを提供すること。
【解決手段】 乗りかご1と釣合い錘り2が吊下げられているロープ3を2系統のシーブ4a、4bに掛け渡すことにより、ロープ3がシーブに接触する部分の長さを増加させ、且つシーブ4a、4bを同期して回転駆動することにより、これらシーブ4a、4bの径を小さくしてもロープ3との摩擦伝動能力が大きく得られるようにしたもの。シーブ4a、4bの径が小さくでき、モータ7a、7bの高さが低くできるので、エレベータ昇降路の上部に必要な空間を小さくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シーブを用いたつるべ式のエレベータシステムに係り、特に、シーブを複数個用いたエレベータシステムに関するものである。
一般的なエレベータシステムは、乗りかごとつりあいおもりをロープでシーブ(駆動シーブ)に吊下げ、シーブをモータで回転駆動させ、シーブとロープの間の摩擦力に依存して乗りかごを上下に移動させるようになっている。
このとき用いられるシーブは通常1個(1輪)で、これをモータ(電動機)で回転駆動するようになっているのが一般的であるが、しかし、シーブを複数個、例えば2個以上用いたエレベータ駆動システムやエレベータ駆動制御装置も従来から知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
ここで、上記した従来技術のうち、前者(従来技術1)のエレベータ駆動システムの場合、ロープは、乗りかごの上部左右に2個あるシーブに吊下げられ、2個の逸らせ車(そらせ車)を介して2個の釣合い錘に繋がるという構成であり、速度差が生じてもロープ荷重や巻上げトルクのアンバランスが発生しないようにした点を特徴とするものである。
一方、後者(従来技術2)のエレベータ駆動制御装置では、主巻上機の他に、主巻上機の近辺や錘部分、更にはコンペンロープ部分に夫々副巻上機を設け、大きな駆動力を必要とする場合には、副巻上機を駆動させて主巻上機を補助する点を特徴とするものである。
特開平6−64863公報 特開2002−145544公報
上記従来技術は、エレベータ昇降路上部のかご上空間の大きさについて配慮がされておらず、省空間化(省スペース化)に問題があった。
シーブを昇降路の上部に設けるようにした機械室レスタイプのエレベータシステムでは、乗りかごが最上階に停止したとき、その位置にある乗りかごの頂部から更に上の部分にモータとシーブを設置しなければならないので、そのための空間が必要であり、更に乗りかごが異常速度で最上階に接近した場合を考慮し、上部に余裕を持って空間を確保する必要がある。
この結果、従来技術によるエレベータシステムでは、昇降路上部のかご上空間を大きくする必要があり、延いてはエレベータを設置する建物自体の高さも大きくなるため、かご上部の省スペース化が求められている。
また、専用の機械室を備えた機械室タイプのエレベータシステムにおいても、モータ・シーブの据付やメンテナンスの容易性の観点から高さ方向の小型化が求められている。
しかしながら、従来技術による1対1ローピング構成のエレベータシステムでは、省スペース化を図るために、かご上のシーブとプーリを同一高さに近づけるほど、シーブとロープが接触する円弧状の部分の角度が十分に確保できず、シーブとロープの摩擦伝動能力が低下してしまう虞がある。
また、2対1ローピング構成の従来技術によるエレベータシステムでは、ロープの敷設が複雑化しロープの取りまわしによる空間消費が増加する上、ロープ長も長くする必要がある。
シーブ・ロープの摩擦伝動能力を稼ぐために複数系統のシーブを使用している従来技術では、システムの大容量化を目的としているものであり、個別に評価した場合、従来技術1では、ロープの両端におもりが接続された2対1ローピング構成であり、ロープが長くなってしまうという問題がある。更に従来技術1の構成では、ロープ長の調整が極めて難しく、ロープ伸びが発生した場合の対処が困難である。
従来技術2では、複数の駆動シーブが存在するものの、通常は1台の主駆動シーブで動作し、駆動力が必要なときのみ、補助的に取り付けた駆動シーブを駆動させるものであるため、視点が省スペース化になく、高効率化・省エネルギー化にあるので、省スペース化に基づくシーブの配置や複数シーブの制御方法に関しては何も開示していない。
ここで、特にモータなどの駆動装置を昇降路の上部に設置した機械室レスタイプのエレベータシステムにおける課題について、図3と図4を用いて説明する。なお、以下、つりあいおもりについては、釣合い錘りと記載する。
まず、図3は、従来技術のエレベータシステムの中で、1対1ローピングの場合の概要図で、乗りかご1と釣合い錘り2をロープ3で駆動シーブ4cとプーリ12に吊下げたものであり、このとき駆動シーブ4cはモータ7cにより駆動され、このモータ4cには、電力変換器(図示してない)から電力が供給され、これにより回転速度が制御される。これらシーブ4とモータ7c、それにプーリ12は、昇降路11の上部に設置され、プーリ12はそらせ車として機能している。
このような1対1ローピング構成の場合、駆動シーブを昇降路11の下部に設置しプーリ等を用いて懸架するエレベータシステムの場合に比較して、ロープ3の長さを短くすることができるという特長がある。
しかし、この場合、シーブ4cとモータ7c、それにプーリ12は、乗りかご1が最上階に停止した位置での乗りかご頂部よりも更に上部に設置する必要があり、且つ乗りかご1が最下階に停止した位置での釣合い錘り2の頂部よりも上部に設置する必要がある。
加えて、乗りかご1、或いは釣合い錘り2が異常速度で最上階に接近することも考慮し、最上階で停止時の乗りかご1の頂部、或いは釣合い錘り2の頂部とシーブ4c、モータ7c、プーリ12の最下部の間は、所定の距離以上離しておく必要がある。
従って、乗りかご1の上部に大きな空間を設ける必要があるが、このことは昇降路11の高さを増加させることになり、延いては建物自体の高さを増加させることに繋がるため、建築コストの増加に直結する。しかも、建物が高くなることにより生まれる空間に着目してみても、最上階よりも上の領域の空間であるため、有効に活用することは極めて困難である。
このことから、昇降路11の頂部からシーブ4c、或いはモータ7c、或いはプーリ12の何れかの最下部までの間の距離Lを、できるだけ小さくしたいという要望が強いが、図3のような従来の1対1ローピング構成の場合には、シーブ・ロープの摩擦伝動能力を満足すべくシーブ4cとロープ3が接触する円弧状部分の角度を十分に取るためには、シーブ4cとプーリ12の据付の高さや径の大きさを変える必要がある。この場合には昇降路11の頂部と、シーブ4c或いはモータ7c或いはプーリ12の最下部との間の距離Lが大きくなることは避けられない。
また、機械室タイプのエレベータシステムにおいても、モータ・シーブの据付やメンテナンスの容易性や建物の不要スペース削除の観点から、高さ方向つまり機械室の頂部と、モータ或いはシーブの最下部との間の距離を縮めることが求められているが、しかし、1対1ローピング構成の場合には、機械室レスタイプの場合と同じ理由で、高さ方向の距離を縮めることは困難である。
次に、図4は、従来技術のエレベータシステムの中で、2対1ローピングの場合の概要図で、この構成の場合は、駆動シーブ4cとロープ3が接触する円弧状部分の角度が大きくできるので、シーブ・ロープの摩擦伝動能力を増加させることができる。また、この従来技術は、乗りかご1の下部に2個のプーリ12を備え、これにロープ3を掛け渡したアンダースラングタイプになっているので、昇降路11の頂部とシーブ4c或いはモータ7cの最下部との間の距離を、図3の場合よりも更に小さくできる。
しかしながら、このような2対1ローピングの場合には、ロープの取りまわしが複雑化する上、ロープ長も長くする必要があり、このため、据付の容易性やメンテナンス性の低下は避けられない。
本発明の目的は、エレベータの駆動装置を設置する空間の高さ方向について省スペース化を図ることができ、かつ、ロープ敷設の簡素化を実現できるエレベータシステムを提供することにある。
上記目的は、少なくとも乗りかごと、つりあいおもりと、これら乗りかごとつりあいおもりを繋いだロープと、複数個のシーブと、前記シーブを駆動するための前記シーブと同数台のモータと、前記モータを制動するブレーキと、前記モータを制御する電力変換器を備えたエレベータシステムにおいて、前記乗りかごと前記つりあいおもりは、1対1ローピング構成で前記ロープに懸けられ、前記複数個のシーブはほぼ同一の径を有し、前記乗りかごと前記つりあいおもりの間に設置されて前記ロープを駆動し、前記複数台のモータはほぼ同じ容量で、且つ、これら複数台のモータはほぼ同一の高さに設置されているようにして達成することができる。
ここで、更に、前記シーブを駆動する複数台のモータは、速度制御方式で制御されるモータと、トルク制御方式で制御されるモータに別れていることによっても上記目的を達成することができる。
また、ここで、更に、前記乗りかご側の重量と前記つりあいおもり側の重量を比較する手段を備え、軽い方の側のシーブを駆動するモータを速度制御方式で制御し、重い方の側のシーブを駆動するモータはトルク制御方式で制御することによっても上記目的を達成することができる。
同じく、ここで、更に、少なくとも1個のそらせ車を使用し、前記複数個のシーブのうちの少なくとも1個のシーブは、前記ロープと接触する円弧状部分の角度が90度よりも大きくなるように、前記そらせ車が配置されていることによっても上記目的を達成することができる。
同じく、ここで、更に、前記複数台のモータの回転速度の差分を検出する手段を設け、前記電力変換器の指令値生成に、前記複数台のモータの回転速度の差分を反映させるようにしても上記目的を達成することができる。
次に、上記目的は、少なくとも乗りかごと、つりあいおもりと、ロープと、2個のシーブと、前記シーブを駆動する4台のモータと、前記モータを制動するブレーキと、前記モータを制御する電力変換器とを備えたエレベータシステムにおいて、前記乗りかごと前記つりあいおもりは1対1ローピング構成によりロープに懸けられ、前記2個のシーブは前記乗りかごと前記つりあいおもりの間に同一高さで設置して前記ロープを駆動する構成であり、かつ、各シーブはほぼ同一の径をもち、それぞれ2台のモータにより駆動され、前記4台のモータはほぼ同容量で、ほぼ同一の高さに設置されていることにより達成することができる。
本発明によれば、従来技術よりもシーブの径が小さい場合においても、ロープとシーブの間の摩擦伝動能力を十分に稼ぐことができるので、建物の高さを増加させることなくエレベータを設置することができ、ロープ敷設の簡素化を得ることができる。
以下、本発明によるエレベータシステムについて、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明に係るエレベータシステムの第1の実施形態で、乗りかご1と釣合い錘り2を備え、これら乗りかご1と釣合い錘り2の間を結んでいるロープ3は、1対1ローピング形式により、2個(2輪)のシーブ4a、4bに懸けられている。
これらのシーブ4a、4bは、それぞれモータ7a、7bにより回転駆動され、これらのモータ7a、7bは、電源5から供給される電力を電力変換器6a、6bにより周波数変換された電力により、制御回路9から出力される指令値sa、sbに基づいてそれぞれ制御される。ここで、符号の添字aは一方の系統に当該部分が属していることを表わし、添字のbは、他方の系統に当該部分が属していることを表わす。
制御回路9は、電力変換器6a、6bの出力電流情報ia、ibとモータ7a、7bに取り付けられたロータリエンコーダ8a、8bより得られる速度情報のうち、少なくとも一方の速度情報、及び乗りかご1に搭載された図示していない重量センサから得られる乗りかご1の積載重量情報mwに基いて演算処理を実行し、電力変換器6a、6bを駆動するための指令値sa、sbを出力する。
各シーブ4a、4bの軸には、乗りかご1が停止しているとき、それを停止状態に保持するための電磁ブレーキ27a、27bが備えてあり、制御回路9から出力されるブレーキ信号brに基づいて制御されるようになっている。
次に、このようなエレベータシステムにおけるシーブ・ロープの摩擦伝動能力について、図2により説明する。この図2は、図1のシーブ部分10の拡大図で、シーブ4aとロープ3が接触している円弧状の部分の角度をΘとしており、この場合、シーブとロープの摩擦伝動能力Fは次式で表わされる。
F ∝ exp(α・Θ) …… ……(1)
ここで、αは摩擦係数で、ロープ3とシーブ4aの材質などから決まる値である。
この(1)式から明らかなように、摩擦伝動能力Fを確保するためには、円弧状部分の角度Θを大きくすればよく、逆に角度Θが小さい場合には、ロープ滑りの原因となる。
図1の第1の実施形態では、前記の課題を解決するため、ロープ敷設の簡素化が図れる1対1ローピング構成を前提にした上で、2個のシーブ4a、4bを用い、これにより、ロープとシーブが接触する円弧状の部分の角度の増加が得られ、シーブ・ロープの摩擦伝動能力Fの増加が図れるようにしたものである。
2台のモータ7a、7bにはほぼ同容量のものを使用し、これらをほぼ同じ高さに設置する。モータの高さは容量にほぼ比例するため、2台のモータをほぼ同容量にすることによって、一方のモータの高さが大きくなる状態を避けることができる。しかも、ほぼ同じ高さに設置することにより、昇降路の頂部或いは機械室の頂部と、モータ或いはシーブの最下部との間の距離を短くできる効果がある。
図1の実施形態1では、2系統の電力変換器、モータ、シーブを有し、一方の系統では、速度情報を利用して速度制御系(ASR:Auto Speed Regulator)の演算を行った後、電流制御系(ACR:Auto Current Regulator)の演算を実施し、他方の系統は、前記の速度制御系の演算結果に基づいて電流制御系のみの演算を実施する。つまり、一方の系統は速度制御で駆動し、他方の系統は速度制御系の演算結果に基づくトルク制御で駆動させている。
理想的な条件下では、両方の系統において速度制御で駆動させることができる。しかし、現実には、装置のパラメータ誤差や検出装置の誤差により、2系統間で微小な速度差が発生し、ロープのたるみや引っ張りの要因となるが、この第1実施形態では、一方の系統を速度制御で駆動し、他方の系統はトルク制御で駆動させているので、ロープのたるみや引っ張りが防止できる。また、2系統以上の場合は、1系統を速度制御で駆動し、残りの系統をトルク制御で駆動することにより同様の効果を得ることができる。
次に、図1の第1の実施形態における制御回路9について、図5により説明する。まず、速度指令部13では、エレベータの速度パターンに基づく速度指令値v* を演算する。次に、速度情報選択部14では、図1のロータリエンコーダ8a、8bから入力される速度情報va、vbのいずれかを選択して選択値vfとする。そして、これら速度指令値v* と選択値vfの差分が速度制御部(ASR)15に入力される。そこで、この速度制御部15は、入力された差分に基づいて演算を行い、トルク電流指令値iq* を算出する。
この実施形態では、2系統のモータ7a、7bを同時に駆動させるため、このトルク電流指令値iq* をそれぞれのモータ駆動用に分配する必要があり、この分配をゲイン部16a、16bで実行する。このときゲイン部16a、16bのゲインは、和が常に1となるように設定する(複数系統の場合も総和が1となるように設定する)。
図1の実施形態では、2系統の電力変換器とモータ、それにシーブが全く同じものである場合、ゲイン部16a、16bのゲインは共に0.5となる。そこで、ゲイン部16a、16bでは、設定されているゲインを積算し、各系統のトルク電流指令値ia_q*、ib_q* を演算する。
一方、座標変換部18a、18bでは、図1の電力変換器6a、6bの出力電流情報ia、ibを入力し、三相/二相変換と回転座標変換を実施し、各々をd軸電流成分(界磁電流成分)ia_d、ib_dとq軸電流成分(トルク電流成分)ia_q、ib_qに分離する。更に、このq軸電流成分ia_q、ib_qとトルク電流指令値ia_q*、ib_q* の各々の差分をq軸電流の電流制御系(ACR)19a、19bに入力し、q軸成分の指令電圧va_q*、vb_q* を演算する。
また、これらd軸電流成分ia_d、ib_dは、d軸電流指令部20a、20bから出力されるd軸電流指令の演算値ia_d*、ib_d* と比較され、差分がd軸電流の電流制御系(ACR)21a、21bに入力され、ここでd軸成分の指令電圧va_d*、vb_d* を演算する。
そして、これらq軸成分の指令電圧va_q*、vb_q* とd軸成分の指令電圧va_d*、vb_d* が座標変換部22a、22bに入力され、二相/三相変換処理されてインバータ指令信号sa、sbが出力され、夫々電力変換器6a、6bに供給されるようになるのである。
次に、図5の速度情報選択部14における速度情報va、vbの選択方法について、図6により説明する。ここで、この図6は乗りかご1と釣合い錘り2の重量と、駆動シーブ4a、4bの面にロープ3から加わえられる力の関係を示す図であり、ここで、Mは乗りかご1の重量、mは釣合い錘り2の重量、gは重力加速度であり、ここではM>mであるとする。
また、このとき、ロープ3の重量を無視すると、このロープ3の駆動シーブ4aと乗りかご1の間にある部分に働く張力をT1とすると、T1=M・gとなり、同様に、シーブ4bと釣合い錘り2の間の部分に働く張力T2については、T2=m・gとなる。そして、ロープ3の駆動シーブ4aと駆動シーブ4bの間にある部分の張力をT3とすると、シーブ4aとシーブ4bの面に加わる力F1、F2は、図6に示されているように、各張力のベクトル和として表すことができる。
このとき、図6から明らかなように、M>mが前提なので、重量が重くなっている乗りかご1側のシーブ4aに加わる力F1の方が、釣合い錘り2側のシーブ4bに加わる力F2よりも大きくなる。これは、乗りかご1側のシーブ4aの方がロープ3が強く押し付けられ、滑り難くなっていることを意味している。
この実施形態では、この特性を利用し、滑り易くなっている釣合い錘り2側のシーブ4bは速度制御により駆動し、滑り難くなっている乗りかご1側のシーブ4aをトルク制御により駆動させることにより、安定したエレベータ駆動が得られるようにしている。
このため、図5の速度情報選択部14では、乗りかご1の積載重量情報mwを入力し、これに基いて計算した乗りかご1全体の重量と、既知であり変化することがない釣合い錘り2の重量を比較し、軽い方の系統の速度情報を選択する。
なお、図1のロータリーエンコーダ8a、8bを予め一方のみとし、そこから得られる情報を速度情報としてもよい。この場合には、他方のモータを位置センサ無しで駆動することになり、安価に構成できるという利点がある。
また、図5のゲイン演算部17において、乗りかご1の重量情報mwを利用し、直接、トルク電流指令値iq* のゲインを調整するようにしても良く、この場合は、図6において、駆動シーブ4aに加わる力F1とシーブ4bに加わる力F2に比例してトルク電流指令値iq* が割り振られるようにゲインを演算することになる。
次に、この実施形態におけるロープとシーブの間に滑りが発生した場合の検出方法と対処方法について説明する。ここで、ロープとシーブの間に滑りが発生した場合には、摩擦力が極めて小さくなってしまうので、シーブの回転速度が指令回転速度より大きくなるという、いわゆる過回転状態になりる。このため、一方の系統のシーブに滑りが発生したとすると、駆動シーブ4aと駆動シーブ4bで回転速度が異なった状態になる。
そこで、図5の実施形態では、各系統の速度情報va、vbに基づいて、過回転・すべり検出部23により駆動シーブ4a、4bの回転速度を比較し、回転速度差が所定の割合を越えていた場合、例えば速度差が10%を越えていた場合には、滑りが発生していると判断し、ゲイン部16a、16bによりゲインを調整し、過回転状態にある系統のゲインを低下させたり、或いは速度指令部13による速度指令値を調整する。
これにより、滑りが発生し、シーブが過回転の状態になった場合でも良好に対応することができる。ここで2系統以上の複数系統の場合も、それぞれの速度を比較し、速度差が所定の割合を超えているかどうかを確認することにより同様に対応できる。
次に、2系統のシーブに微小な速度差が生じた場合の本発明の実施形態による別の対処方法について説明する。ここで、速度差が生じた場合は、たとえそれが微小であってもロープのたるみや引っ張りの原因となり、昇降動作に支障をきたす虞がある。
そこで、図5の実施形態では、速度差検出・誤差調整値演算部24において2系統のシーブの回転速度の差を誤差量として演算し、演算した誤差量に応じてゲイン部16a、16bによるゲインが調整されるようにしてある。
従って、この実施形態によれば、微小な速度差にも応答し、補償が与えられるようになるので、速度差の無い状態に容易に保つことことができ、ロープのたるみや引っ張りの発生を抑え、支障の無い昇降動作を得ることができる。
このとき、ゲイン部16a、16bによるゲインの調整に代え、図5に示されているように、速度差検出・誤差調整値演算部24で誤差調整分となるトルク電流値Δia_q、Δib_qを演算し、q軸電流の電流制御系19a、19bの入力に対して、これら誤差調整分となるトルク電流値Δia_q、Δib_qが加算されるようにしても良い。
また、このようなシステムでは、機械的なパラメータ誤差により、先天的、或いは後天的に速度差が発生する場合がある。特に後者の場合のパラメータ誤差は、急激に変動するものではなく、徐々に変動していくものである。
そこで、これらの速度差についても、速度差検出・誤差調整値演算部24で速度誤差を学習し、誤差調整分のトルク電流値Δia_q、Δib_qを演算し調整することより、安定した駆動が容易に実現できる。なお、2系統以上の複数系統の場合も同様に対応すればよい。
次に、2系統あるモータ7a、7bの一方のモータが故障した場合の救出運転について説明する。例えば、b系のモータ7bが故障した場合、まず、a系のゲイン部16aのゲインを1、b系のゲイン部16bのゲインを0として演算する。或いは、図1において、b系の電力変換器6bを停止させ、a系の電力変換器6aのみで駆動させる。更には、救出運転用に低速で運転させるために、速度指令部13から救出運転用の指令v* を出力させる。これらの何れかの方法を適用することにより、万が一、一方の系統が故障した場合でも二重系による救出運転が可能になる。
次に、図7は、本発明の第2の実施形態で、図1で説明した第1の実施形態において、ローピング方法を変更し、ロープ3をシーブ4aとシーブ4bの間で1往復巻回させた場合の一実施形態である。なお、ここでは、電力変換器部分やブレーキ部分などは記載を省略し、シーブ4a、4bとモータ7a、7bだけを示してある。
この図7の実施形態の場合、図示のように、乗りかご1を一方のシーブ4aから吊下げたロープ3が他方のシーブ4bに架け渡された後、そのまま釣合い錘り2につなげられるのではなく、ここで反転して下側から再びシーブ4aに戻り、ここで再び反転されてシーブ4bに戻り、この後、釣合い錘り2に接続されるようになっている。
そして、この結果、ロープ3は、上記したように、シーブ4aとシーブ4bの間で1往復して巻回された状態で架け渡され、乗りかご1と釣合い錘り2の間に連結されていることになる。
図1の実施形態では、シーブとロープが接触している円弧状部分の角度が、シーブ4a側で概ね90度、シーブ4b側で概ね90度、合計180度になっているが、これに対して、この図7の実施形態では、シーブとロープが接触している円弧状部分の角度は、シーブ4a側で90度プラス180度、シーブ4b側で180度プラス90度、合計540度になっている。
従って、この図7の実施形態によれば、シーブとロープの接触面積が大幅に増加されるので、シーブ4a、4bとロープ3の間の摩擦伝動能を増加させることができ、これにより駆動シーブ4a、4bに径の小さいシーブを使用しても、滑りが発生しシーブが空転してしまう現象を防止することができる。
よって、この図7の実施形態によれば、駆動シーブ4a、4bの径を更に小さくすることができるようになるので、これに応じてモータ7a、7bにも径の小さい電動機を使用することにより、図2で説明した距離Lを更に充分に小さくできるようになる。
次に、図8は、本発明の第3の実施形態で、これも、図1で説明した第1の実施形態において、ローピング方法を変更したもので、ここでも電力変換器部分やブレーキ部分などは記載を省略し、シーブ4a、4bとモータ7a、7bだけが示されている。
そして、この図8は、そらせ車25を用い、これによりロープ3とシーブ4aが接触する円弧状の部分の角度が90度以上になるようにした場合の一実施形態である。
この図8の実施形態の場合、図示のように、そらせ車25があるので、一方のシーブ4aからロープ3がそのまま垂れ下がって乗りかご1に連結されるのではなく、シーブ4aの回りで水平方向になるまで進んでからそらせ車15に向かい、ここで再び垂れ下がって乗りかご1に接続されることになる。
そして、この結果、ロープ3は、シーブ4aと接触している円弧状の部分の角度が概ね180度になっている状態にされることになり、従って、この実施形態によれば、そらせ車15の分だけ高さ方向が若干長くなるが、極めて簡単な構成でシーブとロープが接触する円弧状部分の角度を増加させ、摩擦伝動能を増加させることができ、シーブ4a、4bとロープ3の間で滑りが発生してシーブが空転する現象を防止抑えることができる。
なお、この図8では、乗りかご1側のシーブ4aに対してそらせ車25を設けているが、釣合い錘り2側のシーブ4bにそらせ車を設けるようにしても良い。
次に、図9は、本発明の第4の実施形態で、これも、図1で説明した第1の実施形態において、ローピング方法を変更したもので、ここでも電力変換器部分やブレーキ部分などは記載を省略し、シーブ4a、4bとモータ7a、7bだけが示されている。
この図9の実施形態では、2個あるシーブ4a、4bの双方にそらせ車25、26をを設け、シーブ4a、4bのそれぞれがロープ3と90度以上の角度で接触するようにしたものであり、図8の実施形態と比較して、そらせ車の数は増加するものの、シーブとロープの接触面積を約2倍に増加させることができる。
この結果、シーブとロープが接触する円弧状部分の角度が増加し、摩擦伝動能が多く得られるので、シーブ4a、4bとロープ3の間に滑りが発生しシーブが空転してしまうという現象を防止することができる。
次に、図10は、本発明の第5の実施形態で、図1で説明した第1の実施形態において、モータ7a、7bとして誘導電動機28a、28bを使用した場合の一実施形態である。
誘導電動機を同容量の同期電動機と比較すると、容積が若干大きくなり、効率が若干低下するものの、安価であり、同期制御に誤差が生じたとしても容易に調整できるという特徴があり、このため、図10に示されているように、電力変換器が1台の電力変換器6cに共通化でき、システムの全体の小型化と低コスト化が可能になる。また、誘導電動機の容積についても、本実施例の場合は同じ容量を2台の電動機で分担しているため、高さ方向の寸法については、1台の同期電動機の場合よりも小さくすることができる。
図10において、2台の誘導電動機28a、28bは電力変換器6cにより運転が制御され、電力変換器6cは制御回路9から出力される指令値Scに基づいて制御される。そして、制御回路9は、図1の実施形態の場合と同様に、出力電流情報icと、ロータリエンコーダ8a、8bから得られる速度情報Va、Vbのうち少なくとも一方の速度情報と、乗りかご1の積載重量情報mwに基づいて演算を実行し、電力変換器6cを駆動するための指令値scを出力する。このときロータリエンコーダは何れか一方の系統のみに取り付けて運転しても良いことは言うまでもない。
次に、図11は、本発明の第6の実施形態で、2台の誘導電動機で1個のシーブを駆動するようにした場合の本発明の一実施形態であり、図10の実施形態において、2台の誘導電動機28a、28bに、更に2台の誘導電動機28c、28dを付加したものに相当する。そして、この場合も1台のインバータ6cにより4台の誘導電動機を共通に駆動させることができる。
図11には示されていないが、このとき必要な電磁ブレーキについては、各誘導電動機に1台づつ設けるようにしても良いし、誘導電動機28a、28cに対して共通に1台、誘導電動機28b、28dに対しても共通に1台、計2台の電磁ブレーキを設けるようにしてもよい。。
この図11の構成によると、エレベータシステムの容量が大きくなった場合においても、駆動装置を設置する空間の高さ方向について、省スペース化を図ることができる。
次に、以上の実施形態におけるシーブの制動動作について、図12により説明する。ここで、この図12は、図1における制御回路9と2系統のブレーキ27a、27bの部分を取り出して詳細に示したものである。
エレベータのブレーキは、ブレーキパッドをスプリングによりブレーキドラム又はブレーキディスクに押し付けて制動を働かせ、ブレーキを開放する場合は、電磁的な力でスプリングによる力を打ち消し、ブレーキドラム又はブレーキディスクからブレーキパッドを引き離すことによりブレーキが開放されるようになっているものである。
従って、図12において、制御回路9は、ブレーキ信号brとして、エレベータが昇降駆動されるときは、電源をONしてブレーキ部分の電磁コイルに電流を流し、停止時にはOFFして、電磁コイルの通電を切るようにする信号を発生することになる。
本実施例のように、駆動系が複数、例えば2系統ある場合、ブレーキの制動時にロープ3のたるみや引っ張りの発生を防止するためには、2系統の電磁ブレーキ27a、27bを同時に、且つ同じ制動力が発揮されるように制御しなければならないが、このことは、図12に示すように、2系統のブレーキ27a、27bの電磁コイルを直列に接続することにより簡単に実現できる。
また、制御回路9から出力されるブレーキ信号brを、ON/OFFのみの信号ではなく、段階的に増減して可変電源を制御する信号とし、電磁コイルに流す電流を段階的に調整することにより緩やかな制動が実現されるようにしても良い。
ところで、図12では、電磁コイルを直列に接続した場合であるが、並列に接続しても2系統のブレーキ27a、27bを同時に、且つ同じ制動力が発揮されるように制御することができる。
また、図12では、ブレーキ信号brによって可変電源を制御する方式を記載したが、可変電源ではなく単一電源とスイッチの構成であっても良い。この場合には、ON/OFFのみの制御しかできないが、装置構成が簡単にできる。
ところで、以上に説明した実施形態では、シーブの駆動系が2系統の場合であるが、本発明の実施形態は、2系統を越えた複数系統であっても良いことは言うまでもない。
以上、本発明について、いくつかの実施の形態により説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で様々な変形として実施できることは言うまでもない。
本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態を示すブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態におけるシーブ部分の概要を示す説明図である。 1対1ローピング形式によるエレベータシステムの従来技術の一例を示す概要説明図である。 2対1ローピング形式によるエレベータシステムの従来技術の一例を示す概要説明図である。 本発明の第1の実施形態における制御回路のブロック図である。 乗りかご及び釣合い錘りの重量とシーブ面に加わる力の関係を説明するための模式図である。 本発明によるエレベータシステムの第2の実施形態を示す構成図である。 本発明によるエレベータシステムの第3の実施形態を示す構成図である。 本発明によるエレベータシステムの第4の実施形態を示す構成図である。 本発明によるエレベータシステムの第5の実施形態を示す構成図である。 本発明によるエレベータシステムの第6の実施形態を示す構成図である。 本発明によるエレベータシステムの第1の実施形態におけるブレーキ動作を説明するための模式図である。
符号の説明
1:乗りかご
2:つりあいおもり(釣合い錘り)
3:ロープ
4a、4b、4c:シーブ(駆動シーブ)
5:電源
6a、6b:電力変換器
7a、7b、7c:モータ
8a、8b:ロータリエンコーダ
9:制御回路
10:シーブ部分
11:昇降路
12:プーリ
13:速度指令部
14:速度情報選択部
15:速度制御部(ASR)
16a、16b:ゲイン部
17:ゲイン演算部
18a、18b:座標変換部
19a、19b:q軸電流の電流制御系(ACR)
20a、20b:d軸電流指令部
21a、21b:d軸電流の電流制御系(ACR)
22a、22b:座標変換部
23:過回転・すべり検出部
24:速度差検出・誤差調整値演算部
25、26:そらせ車
27a、27b:電磁ブレーキ
28a、28b:誘導電動機

Claims (6)

  1. 少なくとも乗りかごと、つりあいおもりと、これら乗りかごとつりあいおもりを繋いだロープと、複数個のシーブと、前記シーブを駆動するための前記シーブと同数台のモータと、前記モータを制御する電力変換器を備えたエレベータシステムにおいて、
    前記乗りかごと前記つりあいおもりは、1対1ローピング構成で前記ロープに懸けられ、
    前記複数個のシーブはほぼ同一の径を有し、前記乗りかごと前記つりあいおもりの間に設置されて前記ロープを駆動し、
    前記複数台のモータはほぼ同じ容量で、且つ、これら複数台のモータはほぼ同一の高さに設置されていることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 請求項1に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記シーブを駆動する複数台のモータは、速度制御方式で制御されるモータと、トルク制御方式で制御されるモータに別れていることを特徴とするエレベータシステム。
  3. 請求項2に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記乗りかご側の重量と前記つりあいおもり側の重量を比較する手段を備え、軽い方の側のシーブを駆動するモータを速度制御方式で制御し、重い方の側のシーブを駆動するモータはトルク制御方式で制御することを特徴とするエレベータシステム。
  4. 請求項1に記載のエレベータシステムにおいて、
    少なくとも1個のそらせ車を使用し、
    前記複数個のシーブのうちの少なくとも1個のシーブは、前記ロープと接触する円弧状部分の角度が90度よりも大きくなるように、前記そらせ車が配置されていることを特徴とするエレベータシステム。
  5. 請求項1に記載のエレベータシステムにおいて、
    前記複数台のモータの回転速度の差分を検出する手段を設け、
    前記電力変換器の指令値生成に、前記複数台のモータの回転速度の差分を反映させるように構成したことを特徴とするエレベータシステム。
  6. 少なくとも乗りかごと、つりあいおもりと、ロープと、2個のシーブと、前記シーブを駆動する4台のモータと、前記モータを制御する電力変換器とを備えたエレベータシステムにおいて、
    前記乗りかごと前記つりあいおもりは1対1ローピング構成によりロープに懸けられ、前記2個のシーブは前記乗りかごと前記つりあいおもりの間に同一高さで設置して前記ロープを駆動する構成であり、
    かつ、各シーブはほぼ同一の径をもち、それぞれ2台のモータにより駆動され、
    前記4台のモータはほぼ同容量で、ほぼ同一の高さに設置されていることを特徴とするエレベータシステム。
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