JPH07117893A - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

Info

Publication number
JPH07117893A
JPH07117893A JP5263232A JP26323293A JPH07117893A JP H07117893 A JPH07117893 A JP H07117893A JP 5263232 A JP5263232 A JP 5263232A JP 26323293 A JP26323293 A JP 26323293A JP H07117893 A JPH07117893 A JP H07117893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
sheet material
closing
door
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5263232A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kuroki
健二 黒木
Satoshi Misawa
聡 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5263232A priority Critical patent/JPH07117893A/ja
Publication of JPH07117893A publication Critical patent/JPH07117893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャムを発生させた用紙のような所定の用紙
を搬送路から迅速に取り除くことができるシート材搬送
装置を実現する。 【構成】 印字用紙は、第1搬送路31またはこの下端
部で合流する第2搬送路32を経て、第3搬送路33と
第4搬送路34を順に搬送される。これらの搬送路に
は、第1〜第7のジャム除去扉41〜47が設けられて
おり、ジャムが発生したときにはジャムの生じた印字用
紙に対応する扉が自動的に開き、印字用紙の除去が容易
に行えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
装置、プリンタ等のように裁断紙を記録等のために搬送
するシート材搬送装置に係わり、特に紙詰まり等によっ
て搬送路上に存置された裁断紙を取り除くに好適なシー
ト材搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等
の画像形成装置は、小型化と高機能化の要請が高く、装
置内にはより高密度に部品が配置されるようになってき
ている。このような装置では、画像の記録のために通常
の場合、用紙を使用しており、これらは取り扱いの便宜
から裁断紙である場合が多い。裁断紙は、予め裁断され
た用紙であり、それぞれ1枚ずつ単独で装置内を搬送さ
れるようになっている。したがって、用紙サイズの切り
替えが便利である等の利点を有するものの、紙詰まり
(ジャム)が発生する場合がある。
【0003】特に画像形成装置では、トナー像の転写の
際に放電装置による影響を受けたり、搬送路上でプラス
チック等の部品と接触することによって用紙自体が静電
気を帯びることがある。これは用紙の良好な搬送を妨げ
る要因となる。同様に、梅雨の時期のように環境条件に
よって用紙自体が湿度を帯びることもあり、この場合に
は腰が弱くなってジャムの発生の確率が高くなる。ま
た、裁断紙は搬送時にその先端が他の部品と接触して折
れ曲がることがある。この場合には、折れ重なった部分
が他の部分よりも厚くなるので、用紙の均一な搬送が行
われにくくなり、ジャムの発生率が高くなる。
【0004】ジャムが発生した場合には、オペレータあ
るいは保守担当者が搬送路からこれを取り除く必要があ
る。ところが、画像形成装置内では既に説明したように
部品が高密度に配置されるようになっており、ジャムの
発生時等にこれらの除去が次第に困難となってきてい
る。そこで、装置本体の搬送路を一部手前に引き出し
て、これにより生じた空間に手を入れて用紙を取り除く
ような工夫を行ったり、搬送路を中心として装置本体を
開閉自在な構造としておき、用紙を取り除くときにはこ
の本体を開くようにすることが一般に行われている。
【0005】また、実開昭63−166549号公報に
は、搬送される用紙の幅よりも搬送路の幅を狭くしてお
き、用紙が搬送路から常にはみ出した状態で搬送を行う
ようにした技術が開示されている。この装置では、この
はみ出した部分を手でつかむことにより、用紙を簡単に
除去することができる。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した画像形成装置のうち前者の装置では搬送路の一部
を引き出し自在にする等の機構や、装置自体を上下に開
閉させる等の特別の機構が必要となり、機構が複雑とな
り装置自体のコストが上昇するといった問題があった。
また、後者の実開昭63−166549号公報に記載さ
れた提案では、複数種類のサイズの用紙を使用しようと
すると、搬送路を搬送する用紙の幅が各種異なってく
る。このため、搬送路の幅が相対的に短い用紙について
は、搬送が安定せず、斜め送りやジャムを多発させてし
まうという問題がある。更に、搬送路からはみ出した用
紙の部分が変形し、特に定着部ではその部分がカールし
てしまうので、これらの用紙を排出する画像形成装置自
体の品格を落としてしまうというといった問題もある。
【0007】そこで本発明の目的は、ジャムを発生させ
た用紙のように所定の用紙を搬送路上から迅速に取り除
くことができるようにしたシート材搬送装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)シート材の搬送を行うシート材搬送路上の一
部をそれぞれ開閉自在とした開閉機構と、(ロ)これら
の開閉機構を独立して開閉動作させる開閉機構駆動手段
と、(ハ)それぞれの開閉機構内部にシート材が存在す
るか否かを検出するシート材検出手段と、(ニ)シート
材が搬送されている状態でこれらの開閉機構をすべて閉
じた状態に設定すると共に、シート材の搬送が停止して
いる所定の条件下でこのシート材検出手段によってシー
ト材が存在するとされる開閉機構を開くよう開閉機構駆
動手段を制御する開閉機構駆動制御手段とをシート材搬
送装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、シート
材搬送路上の一部を開閉自在とした開閉機構を配置し、
これらが独立して開閉動作を行うことができるようにす
ると共に、これらの機構内部にシート材が存在するかど
うかを検出するようにして、所定の条件下でシート材が
存在するとされる開閉機構を自動的に開くようにした。
したがって、ジャムが発生したとき等にジャムを生じた
用紙や搬送路上に残された用紙等を自動的に検出して、
その開閉機構を作動させ用紙の除去を容易に行わせるこ
とができる。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)シート材
の搬送を行うシート材搬送路上の一部をそれぞれ開閉自
在とした開閉機構と、(ロ)これらの開閉機構を独立し
て開閉動作させる開閉機構駆動手段と、(ハ)これら開
閉機構を内部に配置すると共に用紙の除去のためのドア
を有する装置本体と、(ニ)それぞれの開閉機構内部に
シート材が存在するか否かを検出するシート材検出手段
と、(ホ)ドアが開いたか否かを検出するドア状態検出
手段と、(ヘ)シート材搬送路上でシート材にジャムが
生じた場合これを検出するジャム検出手段と、(ト)こ
のジャム検出手段がジャムを検出した状態でシート材検
出手段がシート材の存在を検出した開閉機構を開くよう
開閉機構駆動手段を制御する開時制御手段と、(チ)ド
ア状態検出手段がドアの開いた後にこれが閉じたことを
検出したとき開いた状態の開閉機構を閉じさせる閉時制
御手段とをシート材搬送装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、シート
材搬送路上の一部を開閉自在とした開閉機構を配置し、
これらが独立して開閉動作を行うことができるようにす
ると共に、これらの機構内部にシート材が存在するかど
うかを検出可能にした。そして、ジャム検出手段がジャ
ムを検出した段階でシート材が存在すると判別された開
閉機構を自動的に“開”の状態にして、ドアが開かれた
ときには直ちに該当する用紙の除去が行えるようにする
と共に、ドアが閉じられたときには“開”の状態の開閉
機構を自動的に閉じるようにして、ジャム除去作業を迅
速かつ容易に行えるようにしている。
【0012】請求項3記載の発明では、(イ)シート材
の搬送を行うシート材搬送路上の一部をそれぞれ開閉自
在とした開閉機構と、(ロ)これらの開閉機構を独立し
て開閉動作させる開閉機構駆動手段と、(ハ)これら開
閉機構を内部に配置すると共に用紙の除去のためのドア
を有する装置本体と、(ニ)それぞれの開閉機構内部に
シート材が存在するか否かを検出するシート材検出手段
と、(ホ)ドアが開いたか否かを検出するドア状態検出
手段と、(ヘ)シート材搬送路上でシート材にジャムが
生じた場合これを検出するジャム検出手段と、(ト)こ
のジャム検出手段がジャムを検出した状態でドア状態検
出手段がドアの開いたことを検出したときシート材検出
手段がシート材の存在を検出した開閉機構を開くよう開
閉機構駆動手段を制御する開閉機構駆動制御手段とをシ
ート材搬送装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、シート
材搬送路上の一部を開閉自在とした開閉機構を配置し、
これらが独立して開閉動作を行うことができるようにす
ると共に、これらの機構内部にシート材が存在するかど
うかを検出可能にした。そして、ジャム検出手段がジャ
ムを検出しドアが開かれた状態で、シート材が存在する
と判別された開閉機構を自動的に“開”の状態にして、
用紙の除去が行えるようにして、ジャム除去作業を迅速
かつ容易に行えるようにしている。
【0014】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0015】図2は本発明の一実施例におけるシート材
搬送装置を使用したプリンタの概要を表わしたものであ
る。このプリンタ11は、印字情報をプリントするプリ
ンタ本体12を備えており、図でその右側には印字用紙
を給紙するための給紙部13が、また左側には印字の終
了した印字用紙を排出するための排出部14が配置され
ている。本実施例で給紙部13は、第1〜第3の3種類
の給紙トレイ151 〜153 を備えており、排出部14
は第1〜第3の排出トレイ161 〜163 を備えてい
る。
【0016】プリンタ本体12には、その上部に操作パ
ネル17が配置されている。操作パネル17には、図示
しないが操作のための各種キーと液晶ディスプレイが配
置されており、異常発生時等の所定の場合にはこの液晶
ディスプレイの部分に操作者に対する指示が表示される
ようになっている。
【0017】図3は、本実施例のプリンタ本体の構成の
概要を表わしたものである。プリンタ本体12は、画像
に対応したトナー像を形成するための感光体ドラム21
を備えている。感光体ドラム21の周囲には、ドラム表
面に電荷を付与するためのチャージコロトロン22と、
レーザビーム23をドラム表面に照射するための露光装
置24と、レーザビーム23の露光によって形成された
静電潜像を現像するための現像装置25と、現像によっ
て得られたトナー像を印字用紙に転写するためのトラン
スファコロトロン26と、転写後にドラム表面に残った
トナーを回収するためのクリーニング装置27とが、こ
れらの順に配置されている。
【0018】印字用紙は、図2に示した第1〜第3の3
種類の給紙トレイ151 〜153 のいずれか指定された
ものから送り出され、図で右上端から垂直に降下する第
1搬送路31またはこの下端部で合流する第2搬送路3
2を経て、逆“へ”字状の第3搬送路33と、水平な第
4搬送路34を順に搬送される。そして、ここから
“L”字を180度回転させた形の第5搬送路35を経
て、図2に示した排出部14に導かれることになる。
【0019】ここで、第1搬送路31には矢印方向に図
で破線で示した位置まで開くようになった第1のジャム
除去扉41が配置されている。同様に第3搬送路33に
は第2および第3のジャム除去扉42、43が、また第
4搬送路34には第4および第5のジャム除去扉44、
45が、更に第5搬送路35には第6および第7のジャ
ム除去扉46、47がそれぞれこれらの順番で配置され
ている。これらジャム除去扉41〜47が設けられた各
位置は、ジャムが比較的発生しやすい場所であり、それ
ぞれ図示しない光センサがこれらの位置でのジャムの発
生の有無を監視するようになっている。
【0020】なお、第4の搬送路34に送りこまれた印
字用紙は、感光体ドラム21とトランスファコロトロン
26の間を通過し、このときトナー像の転写が行われる
ようになっている。トナー像の転写された印字用紙は、
この第4の搬送路34の後半部分に配置された図示しな
い定着装置を通過する。定着装置は、その上部に配置さ
れたヒートロールと第5のジャム除去扉45に取り付け
られこの第5のジャム除去扉45が閉じた状態で印字用
紙を圧接するプレッシャロールから構成されている。ヒ
ートロールはヒータを内蔵しており、これとプレッシャ
ロールの間を通過する印字用紙を加熱してトナーを融着
させ、定着を行うようになっている。
【0021】図4は、本実施例のジャム除去扉の一例を
具体的に表わしたものである。ここでは第2のジャム除
去扉42を示している。他のジャム除去扉41、43〜
47も、搬送ベルトを用いるか否かは別として、また、
扉の開く方向が同一方向であるか否かは別として、原理
的には同一な構成となっている。そこで、これらの図示
は省略する。
【0022】図3に示した第3搬送路33の前半部分
は、図4に示すように搬送ベルト51と、これに印字用
紙を圧接させる1組のピンチローラ52、53によって
構成されている。このうちの1組のピンチローラ52、
53は、矩形の金属枠からなる第2のジャム除去扉42
に所定の間隔を置いて回転自在に並設されている。第2
のジャム除去扉42の下端部には、回転軸54が取り付
けられており、この回転軸54を中心として第2のジャ
ム除去扉42が回動し、これによって扉の開閉動作が行
われるようになっている。
【0023】回転軸54における第2のジャム除去扉4
2の枠外に突出した部分には、歯車55が取り付けられ
ており、これが第2の扉開閉用モータ562 の回転軸に
取り付けられた歯車57と歯合している。これにより、
第2の扉開閉用モータ562の回転方向に応じて第2の
ジャム除去扉42が開いたり閉じたりする動作を行う。
このうち閉じた状態では、第2のジャム除去扉42が搬
送ベルト51と所定の間隔を置いて平行になり、1組の
ピンチローラ52、53が搬送ベルト51上の印字用紙
に所定の圧力で接触することになって、印字用紙の搬送
が行われるようになっている。また、開いた状態では、
金属枠の開いた部分からジャムの発生した印字用紙が外
部に露出することになり、その除去を極めて容易に行う
ことができることになる。
【0024】図1は、本実施例のシート材搬送装置の回
路構成の概要を表わしたものである。このシート材搬送
装置はプリンタの他の部分の制御も兼用して行うための
CPU(中央処理装置)61を備えている。CPU61
は、データバス等のバス62を通じて装置内の各部と接
続されている。このうちROM63は、本実施例のシー
ト材搬送装置およびプリンタのその他の部分の制御を行
うための各種プログラムを格納したリード・オンリ・メ
モリである。作業用メモリ64は、このような制御が行
われる際に一時的に必要とされるデータを格納するため
のメモリであり、ランダム・アクセス・メモリによって
構成されている。操作パネル制御回路65は、操作パネ
ル17(図2参照)の制御を行って、これから所定の操
作用データを入力したり、液晶ディスプレイの部分に操
作に必要な各種データを表示する制御を行うようになっ
ている。
【0025】光センサ入力回路67は、すでに説明した
ようにプリンタ本体12の各部に配置された光センサ6
1 〜68M の出力を入力して、各ジャム除去扉41〜
47に印字用紙が存在する場合の検出を行うようになっ
ている。ドア開閉検出回路69は、プリンタ本体12の
前面に配置されたドアの開閉操作に連動してオン・オフ
する2つのインターロック・スイッチ711 、712
接続されており、ジャムが発生してその除去のためにド
アを開いたときにこれを検出するようになっている。扉
開閉用モータ駆動回路72は、図4に示した第2の扉開
閉用モータ56 2 を含む第1〜第7の扉開閉用モータ5
1 〜567 の駆動制御をそれぞれ独立して行うように
なっている。
【0026】図5は、本実施例のシート材搬送装置でジ
ャムが発生した際の制御の様子を表わしたものである。
プリンタでジャムが発生すると(ステップS101;
Y)、CPU61は各光センサ681 〜68M の出力を
基にして装置のどの部分でジャムが発生したかの解析を
行う(ステップS102)。そして例えば第3搬送路3
3でジャムが発生したと判別された場合には、操作パネ
ル制御回路65を制御して操作パネル17の液晶ディス
プレイの部分に第3搬送路33でジャムが発生した旨の
表示を行わせる(ステップS103)。このような表示
は、文章で行ってもよく、また搬送路を図解して、ジャ
ムの発生した箇所をランプの点灯等で図示するようにし
てもよい。
【0027】CPU61はジャム表示のための制御を行
ったら、扉開閉用モータ駆動回路72に対してジャムと
判断された搬送路のジャム除去扉を開くように指示する
(ステップS104)。扉開閉用モータ駆動回路72
は、これを基に例えば第2の扉開閉用モータ562 を駆
動させてその第2のジャム除去扉42を開くことにな
る。この状態ではまだプリンタ本体12の前面に配置さ
れたドアは開かれていない。オペレータは、操作パネル
17を見てジャムの除去のための作業にとりかかる。こ
の操作は、ドアを開けてジャムの生じた印字用紙を取り
除き、ドアを閉めることからなる。そこで、CPU61
はドア開閉検出回路69を用いてインターロック・スイ
ッチ711 、712 のオン・オフ動作から、まずドアが
開かれたかどうかをチェックし(ステップS105)、
ドアが開かれたら(Y)、その後にドアが閉じられたか
否かのチェックを行う(ステップS106)。
【0028】ステップS106でドアが閉じられれば
(Y)、ステップS104で開いたジャム除去扉を閉じ
る(ステップS107)。この例では、第2のジャム除
去扉42が開いた状態にあるので、扉開閉用モータ駆動
回路72を制御して第2のジャム除去扉42が閉じられ
る。この後、CPU61はプリンタ本体12内の印字用
紙の状態を光センサ入力回路67で再びチェックする
(ステップS108)。そして、まだジャムの生じた印
字用紙が装置内に存在していると判別された場合には
(N)、ステップS103に戻ってそのジャム内容を操
作パネル17に表示し、前記したと同様に該当するジャ
ム除去扉を開くことになる。このような例としては、オ
ペレータがドアを開閉しただけでジャムの生じた印字用
紙を取り除かなかった場合の他に、ジャムが複数の箇所
で発生していてオペレータがその全部を取り除かずにド
アを閉じたような場合を挙げることができる。
【0029】ステップS108ですべてのジャムが除去
されていると判別された場合(Y)、CPU61は操作
パネル制御回路65を制御してジャム表示を消去し、ジ
ャムの除去に関するすべての制御を終了させることにな
る(エンド)。
【0030】以上説明した実施例ではジャムが発生した
ら、これが除去されるべきだとの前提にたち、ドアの開
閉に関係せずにジャムの発生した部分のジャム除去扉を
直ちに開くことにした。これに関しては、オペレータが
ドアを開けることを条件としてジャム除去扉を開けるよ
うにすることも有効である。この場合には、ジャム除去
扉が開けられるのを目で確認することができるので、ジ
ャムを除去すべき箇所を直ちに判別することができると
いう利点がある。もちろん、ジャム除去扉ごとに表示用
のランプを配置しておいて、開いたものやジャムが存在
するものについてこれらを点灯あるいは点滅させること
で、ジャムの場所や除去の有無を容易に確認することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、シート材の搬送を行うシート材搬送路上の一
部をそれぞれ開閉自在とした開閉機構を設け、これらの
開閉機構を独立して開閉可能にすると共に、これらの開
閉機構内部にシート材が存在するか否かを検出すること
ができるようにした。そして、シート材が搬送されてい
る状態でこれらの開閉機構をすべて閉じた状態に設定す
ると共に、シート材の搬送が停止している所定の条件下
でこのシート材検出手段によってシート材が存在すると
される開閉機構を開くように制御するようにした。した
がって、用紙の除去を行う操作者はどの開閉機構を開く
べきかを判断する必要がなく、所定の条件の基で開いた
開閉機構に存在する用紙を除去すればよいので、操作が
極めて簡単となり、迅速な作業が可能になる。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、シー
ト材の搬送を行うシート材搬送路上の一部をそれぞれ開
閉自在とした開閉機構を設け、これらの開閉機構を独立
して開閉可能にすると共に、これらの開閉機構内部にシ
ート材が存在するか否かを検出し、またジャムが発生し
た場合にもその検出を行うようにした。そして、ジャム
の検出が行われた状態でシート材の存在を検出した開閉
機構を開くようにしたので、オペレータはどの箇所でジ
ャムが発生したかを確認する必要なく、開いた開閉機構
から用紙を除去すればよく、ジャム発生時の処理作業を
極めて迅速確実に行うことができるという効果がある。
また、本発明によればドアが一度開かれた後に閉じられ
たときジャムの除去作業が終了したものと判別して開閉
機構のうち開いたものを自動的に閉じるようにしたの
で、オペレータは単に用紙の除去だけを行えば良く、作
業が極めて簡単になるという効果もある。
【0033】更に、請求項3記載の発明によれば、シー
ト材の搬送を行うシート材搬送路上の一部をそれぞれ開
閉自在とした開閉機構を設け、これらの開閉機構を独立
して開閉可能にすると共に、これらの開閉機構内部にシ
ート材が存在するか否かを検出し、またジャムが発生し
た場合にもその検出を行うようにした。また、ドアが開
いたことを検出するドア状態検出手段を配置したので、
ジャムが発生しドアが開いたことを条件としてジャムの
生じている開閉機構のみを開けるようにすることができ
る。したがって、オペレータは開閉機構が開く動作を確
認してジャムを除去することができ、ジャムの生じた箇
所の特定が容易になるという利点がある。また、ドアを
開けなければ開閉機構が動作しないので、ジャムの発生
した時点でプリンタ等を移動させたりしても、装置の開
閉機構は閉じたままであり、衝撃に対して安定であると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるシート材搬送装置
の回路構成の要部を示すブロック図である。
【図2】 本実施例のシート材搬送装置を使用したプリ
ンタの概要を表わした斜視図である。
【図3】 このプリンタの要部を示す概略構成図であ
る。
【図4】 本実施例のジャム除去扉の一例を表わした斜
視図である。
【図5】 本実施例のシート材搬送装置でジャムが発生
した際の制御の様子を表わした流れ図である。
【符号の説明】
11…プリンタ、12…プリンタ本体、17…操作パネ
ル、31…第1搬送路、32…第2搬送路、33…第3
搬送路、34…第4搬送路、41〜47…ジャム除去
扉、56…扉開閉用モータ、61…CPU、63…RO
M、64…作業用メモリ、65…操作パネル制御回路、
67…光センサ入力回路、69…ドア開閉検出回路、7
1 、712 …インターロック・スイッチ、72…扉開
閉用モータ駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送を行うシート材搬送路上
    の一部をそれぞれ開閉自在とした開閉機構と、 これらの開閉機構を独立して開閉動作させる開閉機構駆
    動手段と、 それぞれの開閉機構内部にシート材が存在するか否かを
    検出するシート材検出手段と、 シート材が搬送されている状態でこれらの開閉機構をす
    べて閉じた状態に設定すると共に、シート材の搬送が停
    止している所定の条件下でこのシート材検出手段によっ
    てシート材が存在するとされる開閉機構を開くよう前記
    開閉機構駆動手段を制御する開閉機構駆動制御手段とを
    具備することを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 シート材の搬送を行うシート材搬送路上
    の一部をそれぞれ開閉自在とした開閉機構と、 これらの開閉機構を独立して開閉動作させる開閉機構駆
    動手段と、 これら開閉機構を内部に配置すると共に用紙の除去のた
    めのドアを有する装置本体と、 それぞれの開閉機構内部にシート材が存在するか否かを
    検出するシート材検出手段と、 前記ドアが開いたか否かを検出するドア状態検出手段
    と、 前記シート材搬送路上でシート材にジャムが生じた場合
    これを検出するジャム検出手段と、 このジャム検出手段がジャムを検出した状態で前記シー
    ト材検出手段がシート材の存在を検出した開閉機構を開
    くよう前記開閉機構駆動手段を制御する開時制御手段
    と、 前記ドア状態検出手段がドアの開いた後にこれが閉じた
    ことを検出したとき開いた状態の開閉機構を閉じさせる
    閉時制御手段とを具備することを特徴とするシート材搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 シート材の搬送を行うシート材搬送路上
    の一部をそれぞれ開閉自在とした開閉機構と、 これらの開閉機構を独立して開閉動作させる開閉機構駆
    動手段と、 これら開閉機構を内部に配置すると共に用紙の除去のた
    めのドアを有する装置本体と、 それぞれの開閉機構内部にシート材が存在するか否かを
    検出するシート材検出手段と、 前記ドアが開いたか否かを検出するドア状態検出手段
    と、 前記シート材搬送路上でシート材にジャムが生じた場合
    これを検出するジャム検出手段と、 このジャム検出手段がジャムを検出した状態で前記ドア
    状態検出手段がドアの開いたことを検出したとき前記シ
    ート材検出手段がシート材の存在を検出した開閉機構を
    開くよう前記開閉機構駆動手段を制御する開閉機構駆動
    制御手段とを具備することを特徴とするシート材搬送装
    置。
JP5263232A 1993-10-21 1993-10-21 シート材搬送装置 Pending JPH07117893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5263232A JPH07117893A (ja) 1993-10-21 1993-10-21 シート材搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5263232A JPH07117893A (ja) 1993-10-21 1993-10-21 シート材搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07117893A true JPH07117893A (ja) 1995-05-09

Family

ID=17386619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5263232A Pending JPH07117893A (ja) 1993-10-21 1993-10-21 シート材搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07117893A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286537A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014006815A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
CN113168745A (zh) * 2018-12-03 2021-07-23 克兰佩门特创新股份有限公司 不带空转辊的文件输送路径

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286537A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2014006815A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
CN113168745A (zh) * 2018-12-03 2021-07-23 克兰佩门特创新股份有限公司 不带空转辊的文件输送路径
CN113168745B (zh) * 2018-12-03 2023-11-14 克兰佩门特创新股份有限公司 不带空转辊的文件输送路径

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010070321A (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
JPH0293660A (ja) 画像形成装置
EP2112112B1 (en) Paper Folding Device And Image Forming Apparatus
JPH07117893A (ja) シート材搬送装置
JP2007233372A (ja) 像形成装置及び前記装置における残留シート検出方法
JP3699262B2 (ja) 画像形成装置
JPH0753088A (ja) 用紙搬送制御装置
EP0757296A2 (en) Image forming apparatus for recording image on roll sheet
JP2018002352A (ja) 画像形成装置、ジャム処理方法
JP2008260618A (ja) 画像形成装置
JP5174722B2 (ja) 画像形成装置
US20030010169A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus using the same
JPH1192040A (ja) 画像形成装置
JP2803312B2 (ja) 用紙処理装置
JP2834789B2 (ja) シート材給送装置
JP7472495B2 (ja) 画像形成装置
JP2000147850A (ja) シート搬送装置
JP3714888B2 (ja) 画像形成装置
JP2741375B2 (ja) ロール紙供給ユニット
JPH0367838A (ja) 画像形成装置
JP3945071B2 (ja) 画像形成装置
JP2008107633A (ja) 画像形成装置
JP3627806B2 (ja) 画像形成装置
JP3756083B2 (ja) 画像形成装置
JPH0743723Y2 (ja) 複写機等の中間トレイ装置