JPH0711695Y2 - 化粧品収納容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はフアンデーション等の化粧品を収納する、一般
にコンパクトと称される化粧品収納容器に関する。

「従来の技術」 従来のコンパクトはフアンデーションが収納される収納
容器本体と、この収納容器本体にヒンジを介して取付け
られた該収納容器本体の開口部を開閉する内壁面に鏡が
取付けられた開閉蓋と、この開閉蓋の開放端寄りのほぼ
中央部に形成された係合孔と、この係合孔と対応する部
位の前記収納容器本体に形成された該係合孔と着脱可能
に係合する操作片を有するフックとから構成されてい
る。

「考案が解決しようとする課題」 従来のコンパクトは一方の手で収納容器本体を支持し、
他方の手の親指を除く指先でヒンジを有する後方を支持
した後、親指で操作片を操作してフックの係合孔との係
合を解除するとともに、該親指を上方にスライドさせて
開閉蓋の開放端部を押えて上方に回動させ、開閉蓋を開
放しなければならない。

このため、親指で操作片を操作してフックを係合孔との
係合を解除した場合、開閉蓋が自動的にわずかに開放
し、操作片の操作を解除しても再びフックと係合孔とが
係合しないヒンジを用いなければならず、コスト高にな
るとともに、取付けに手数がかかるという欠点があっ
た。

また、操作片を操作しても開閉蓋が開放しないヒンジを
用いた場合には、一方の手の親指で操作片を操作すると
ともに、他方の手の親指で開閉蓋の開閉端部を押えて上
方へ押し上げる操作をしなければならず、その操作がし
ずらく面倒であるという欠点があった。

本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、フックの係合
解除機構の操作によって、自動的に開閉蓋を開放するこ
とのできる化粧品収納容器を提供することを目的として
いる。

「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案はフアンデーション
等の化粧品が収納される収納容器本体と、この収納容器
本体にヒンジ部材を介して回動可能に取付けられた該収
納容器本体の開口部を開閉する開閉蓋と、この開閉蓋を
閉状態に保持する該開閉蓋に形成されたフックあるいは
係合孔と、このフックあるいは係合孔と対応する部位の
前記収納容器本体に形成された前記フックと係止される
係合孔あるいは前記係合孔と係止されるフックと、前記
フックと係合孔との係止状態を解除する前記収納容器本
体あるいは開閉蓋に備えられたフックの係合解除機構と
からなる化粧品収納容器において、前記ヒンジ部材を中
央部に前記開閉蓋あるいは前記収納容器本体に取付けら
れる取付け部が形成され、両端部に嵌合部が形成された
筒状のヒンジ部材本体と、このヒンジ部材本体の内壁面
に形成された係止溝と、前記ヒンジ部材本体の両端部の
嵌合部とそれぞれ回動可能に嵌合する前記収納容器本体
あるいは開閉蓋に取付けられる蓋状の左右の嵌合体と、
この左右の嵌合体内にそれぞれ形成された挿入溝と、両
端部に前記左右の嵌合体の挿入溝に挿入固定される形成
片が形成され、ほぼ中央部に前記ヒンジ部材本体の係止
溝と係止される係止部を有するバネ部材と、前記ヒンジ
部材本体の嵌合部と前記左右の嵌合体の嵌合部との間に
充填されたダンパー用オイルとで化粧品収納容器を構成
している。

「作用」 上記のように構成された化粧品収納容器は、収納容器本
体の開口部を開閉蓋で閉じフックと係合孔とを係合させ
ると、ヒンジ部材のバネ部材がねじられ、付勢力が付与
された状態となる。

使用する時に、フックの係合解除機構を操作するとフッ
クが係合孔との係合が解除され、ヒンジ部材のバネ部材
に付与された付勢力によって開閉蓋が自動的に開放す
る。

この時、ダンパー用オイルの作用により、開閉蓋が急激
に開放されるのが阻止され、スムーズに開放される。

「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明す
る。

第１図ないし第８図の実施例において、１は収納容器本
体で、この収納容器本体１は上面にフアンデーション等
の化粧料２が収納された化粧料収納皿３が収納される化
粧品収納凹部４、後端両側部より外方に突出するように
形成された非円形状のヒンジ部材挿入孔５、５を有する
一対のヒンジ部材取付け部６、６と、前方のほぼ中央部
寄りの上面に突出するように取付けられたフック７と、
このフック７に形成された該フック７を常時係合方向に
付勢する付勢スプリング８、該フック７を係合解除方向
に移動させる前記収納容器本体１の前方に突出する操作
片９とからなるフックの係合解除機構10とから構成され
ている。

11は前記収納容器本体１の開口部12を開閉する開閉蓋
で、この開閉蓋11は前記収納容器本体１の開口部12を覆
うとともに、パフ13を収納することができる皿状の開閉
蓋本体14、この開閉蓋本体14の内壁面に固定された鏡15
と、前記開閉蓋本体14の後端ほぼ中央部に外方へ突出す
るように形成された前記一対のヒンジ部材取付け部６、
６内に挿入される非円形状のヒンジ部材挿入孔16を有す
るヒンジ部材取付け部17と、前記開閉蓋本体14の前方ほ
ぼ中央下面に形成された前記フック７と着脱可能に係合
する係合孔18とから構成されている。

19は前記収納容器本体１のヒンジ部材取付け部６、６お
よび開閉蓋11のヒンジ部材取付部17に取付けられたヒン
ジ部材で、このヒンジ部材19は第４図ないし第８図に示
すように、前記開閉蓋11のヒンジ部材取付け部17のヒン
ジ部材挿入孔16内に回動不能に取付けられた筒状のヒン
ジ部材本体20と、このヒンジ部材本体20の両端部に形成
された外周部に嵌合突片21、21を有する第８図に示すよ
うに外周部が真円の円筒状の嵌合部22、22と、この嵌合
部22、22および前記ヒンジ部材本体20の内壁面に形成さ
れた係止溝23、23と、前記嵌合部22、22の嵌合突片21、
21と回動可能に嵌合する嵌合凹部24、24を有し、かつ前
記収納容器本体１のヒンジ部材取付け部６、６のヒンジ
部材挿入孔５、５に回動不能に取付けられる蓋状の左右
の嵌合体25、26と、この左右の嵌合体25、26の第８図に
示すように真円状の内壁面にそれぞれ形成された挿入溝
27、27と、一端に前記左の嵌合体25の挿入溝27に挿入固
定される係止片28が形成され、他端に前記右の嵌合体26
の挿入溝27に挿入固定される係止片29が形成され、ほぼ
中央部に前記ヒンジ部材本体20の係止溝23、23と係止さ
れる係止部30が形成されたバネ部材31と、前記ヒンジ部
材本体20の嵌合部22、22と前記左右の嵌合体25、26の嵌
合部32、32との間に充填された高粘度のオイルやグリス
等のダンパー用オイル33とから構成され、前記ヒンジ部
材本体20の両端部と、このヒンジ部材本体20の両端部に
一体成型された嵌合部22、22と回転可能に嵌合する左右
の嵌合体25、26の端部とは第６図に示すように隙間を介
して接続されている。このように構成されたヒンジ部材
19を使用する化粧品収納容器40は収納容器本体１の開口
部12を開閉蓋11で閉じた状態でバネ部材31がねじられ弾
性力が付与され、フックの係合解除機構10の操作片９を
押込み、フック９と係合18との係合を解除すると自動的
に開閉蓋11がバネ部材31の弾性力で開放するようにセッ
トされる。

なお、開閉蓋11の開放時にはダンパー用オイル33の作動
によって急激に開放されることなく、スムーズにゆっく
り開放される。

34は前記ヒンジ部材19の脱落を防止するメクラ蓋であ
る。

「本考案の異なる実施例」 次に第９図ないし第37図に示す本考案の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。

第９図ないし第12図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は収納容器本体1Aを金属材製のフレ
ーム35と、このフレーム35に取付けられた収納容器体３
とで構成し、フレーム35にヒンジ部材19の左右の嵌合体
25、26をカシメ固定するヒンジ部材取付け部6A、6Aを形
成するとともに、開閉蓋11Aを金属材製のフレーム37
と、このフレーム37を覆うように固定されたカバー38と
で構成し、フレーム37にヒンジ部材19のヒンジ部材本体
20をカシメ固定するヒンジ部材取付け部17Aを形成した
点で、このように構成した化粧品収納容器40Aにしても
前記本考案の実施例と同様な作用効果が得られる。

第13図ないし第20図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は収納容器本体１のヒンジ部材取付
け部６、６に円形状の内壁面に係止溝39、39を有するヒ
ンジ部材挿入孔5A、5Aを形成するとともに、開閉蓋11の
ヒンジ部材取付け部17に、円形状の内壁面に係止溝39を
有するヒンジ部材挿入孔16Aを形成した点と、ヒンジ部
材19Aのヒンジ部材本体20および左右の嵌合体25、26前
記ヒンジ部材取付け部６、６、17のヒンジ部材挿入孔5
A、5A、16A内に挿入される円筒状に形成するとともに、
外周部に係止溝39、39、39と係合する係合片41、41、41
を形成した点で、このように構成された化粧品収納容器
40Bにしても前記本考案の実施例と同様な作用効果が得
られる。

第21図ないし第24図（Ａ）の実施例において、前記本考
案の実施例と主に異なる点は、ヒンジ部材19Bのヒンジ
部材本体20に開閉蓋11にビス42で固定される取付け片43
を一体成形するとともに、左右の嵌合体25、26に収納容
器本体１にビス42で固定される取付け片44、44を一体成
形した点で、このように構成した化粧品収納容器40Cに
しても前記本考案の実施例と同様な作用効果が得られ
る。

なお、前記本考案の実施例では収納容器本体１に２個の
ヒンジ部材取付け部６、６を形成し、開閉蓋11に１個の
ヒンジ部材取付け部17を形成したものについて説明した
が、本考案はこれに限らず、収納容器本体１に１個のヒ
ンジ部材取付け部17を形成し、開閉蓋11に２個のヒンジ
部材取付け部６、６を形成した化粧品収納容器にしても
よい。

第25図ないし第32図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は一端が閉塞され他端部に嵌合部22
が形成された収納容器本体1Aのヒンジ部材取付け部6Bに
取付けられる筒状のヒンジ部材本体20Aと、このヒンジ
部材本体20Aの嵌合部22と回動可能に嵌合する開閉蓋11A
のヒンジ部材取付け部17Bに取付けられる蓋状の嵌合体2
5Bと、一端に前記ヒンジ部材本体20A内に形成された係
止溝23と係止する係止片30を有し、他端に前記嵌合体25
B内に形成された挿入溝27に挿入される係止片30を有す
るバネ部材31Aとで形成したヒンジ部材19Cを用いた点
で、このように形成されたヒンジ部材19Cを用いて化粧
品収納容器40Dを構成しても前記本考案の実施例と同様
な作用効果が得られる。

なお、ヒンジ部材本体20Aを開閉蓋11に取付け、嵌合体2
5Aを収納容器本体１に取付けてもよい。

第33図ないし第35図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、バネ部材31Bを板スプリング材
で形成するとともに、ヒンジ部材本体20内および左右の
嵌合体25、26内にダンパー用オイル33を充填したヒンジ
部材19Dにした点で、このように形成したヒンジ部材19D
を用いて化粧品収納容器40Eを構成しても前記本考案の
実施例と同様な作用効果が得られる。

前記化粧品収納容器に第36図に示すヒンジ部材本体20B
の中央部に閉塞部を形成したものを使用するとともに、
両端部に係止部30、30を形成したバネ部材31A、31Aを使
用したヒンジ部材19Eを用いてもよい。

また、第37図に示すようにヒンジ部材本体20Bの一端部
に閉塞部を形成したものを使用するとともに、両端部に
係止部30、30を形成したバネ部材31Aを使用したヒンジ
部材19Fを用いてもよい。

なお、本考案の実施例ではフック７を収納容器本体１に
取付けた例について説明したが、本考案はこれに限ら
ず、開閉蓋11に取付けてもよい。

また、フック７と係合孔18とは収納容器本体や開閉蓋の
先端ほぼ中央部に設置したものについて説明したが、本
考案はこれに限らず、先端部の側面や側面部位に取付け
てもよい。

「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に
列挙する効果が得られる。

（１）フアンデーション等の化粧品が収納される収納容
器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介して回動
可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開閉する
開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉蓋に形
成されたフックあるいは係合孔と、このフックあるいは
係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成された
前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合孔と係
止されるフックと、前記フックと係合孔との係止状態を
解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備えられた
フックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器におい
て、前記ヒンジ部材を中央部に前記開閉蓋あるいは前記
収納容器本体に取付けられる取付け部が形成され、両端
部に嵌合部が形成された筒状のヒンジ部材本体と、この
ヒンジ部材本体の内壁面に形成された係止溝と、前記ヒ
ンジ部材本体の両端部の嵌合部とそれぞれ回動可能に嵌
合する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に取付けられる
蓋状の左右の嵌合体と、この左右の嵌合体内にそれぞれ
形成された挿入溝と、両端部に前記左右の嵌合体の挿入
溝に挿入固定される係止片が形成され、ほぼ中央部に前
記ヒンジ部材本体の係止溝と係止される係止部を有する
バネ部材と、前記ヒンジ部材本体の嵌合部と前記左右の
嵌合体の嵌合部との間に充填されたダンパー用オイルと
で構成されているので、フックの係合解除機構でフック
と係合孔との係合を解除すると、ヒンジ部材のバネ部材
によって開閉蓋を自動的に開放することができる。した
がって、容易に開閉蓋を開放して使用することができ
る。

（２）前記（１）によって、ダンパー用オイルによって
開閉蓋の自動開放をスムーズでかつゆっくり行なわせる
ことができる。

（３）前記（１）によって、バネ部材をヒンジ部材本体
と左右の嵌合体内に収納されているので、外観は棒状と
なり、美観の向上を図ることができる。

（４）前記（１）によって、構造が簡単であるので、安
価に製造することができる。

（５）前記（１）によって、開閉蓋が自動的に開放でき
るので、従来のように開閉蓋を無理に押し上げたりして
化粧料をこぼしたり、損傷させたりするのを確実に防止
することができる。

（６）請求項２、３、４、５も前記（１）〜（５）と同
様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す開閉蓋を閉じた状態の
断面図、第２図は本考案の一実施例を示す開閉蓋を開放
した状態の断面図、第３図は本考案の一実施例を示す開
閉蓋が90度開放した状態の平面図、第４図は第１図の4-
4線に沿う断面図、第４図ないし第８図はヒンジ部材の
説明図、第９図ないし第12図、第13図ないし第20図、第
21図ないし第24図（Ａ）、第25図ないし第32図、第33図
ないし第35図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示す説
明図、第36図および第37図はヒンジ部材の異なる実施例
を示す断面図である。 １、1A:収納容器本体、2:化粧料、3:化粧料収納皿、4:
化粧品収納凹部、５、5A:ヒンジ部材挿入孔、６、6A、6
B:ヒンジ部材取付け部、7:フック、8:付勢スプリング、
9:操作片、10:フックの係合解除機構、11、11A:開閉
蓋、12:開口部、13:パフ、14:開閉蓋本体、15:鏡、16、
16A:ヒンジ部材挿入孔、17、17A、17B:ヒンジ部材取付
け部、18:係合孔、19、19A〜19F:ヒンジ部材、20、20A:
ヒンジ部材本体、21:嵌合突片、22:嵌合部、23:係止
溝、24:嵌合凹部、25:左の嵌合体、25A:嵌合体、26:右
の嵌合体、27:挿入溝、28:係止片、29:係止片、30:係止
部、31、31A、31B:バネ部材、32:嵌合部、33:ダンパー
用オイル、34:メクラ蓋、35:フレーム、36:収納容器
体、37:フレーム、38:カバー、39:係止溝、40、40A〜40
E:化粧品収納容器、41:係合片、42:ビス、43:取付け
片、44:取付け片。

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ファンデーション等の化粧品が収納される
   収納容器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介し
   て回動可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開
   閉する開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉
   蓋に形成されたフックあるいは係合孔と、このフックあ
   るいは係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成
   された前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合
   孔と係止されるフックと、前記フックと係合孔との係止
   状態を解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備え
   られたフックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器
   において、前記ヒンジ部材を中央部に前記開閉蓋あるい
   は前記収納容器本体に取付けられる取付け部が形成さ
   れ、両端部に嵌合部が形成された筒状のヒンジ部材本体
   と、このヒンジ部材本体の内壁面に形成された係止溝
   と、前記ヒンジ部材本体の両端部の嵌合部とそれぞれ回
   動可能に嵌合する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に取
   付けられる蓋状の左右の嵌合体と、この左右の嵌合体内
   にそれぞれ形成された挿入溝と、両端部に前記左右の嵌
   合体の挿入溝に挿入固定される係止片が形成され、ほぼ
   中央部に前記ヒンジ部材本体の係止溝と係止される係止
   部を有するバネ部材と、前記ヒンジ部材本体の嵌合部と
   前記左右の嵌合体の嵌合部との間に充填されたダンパー
   用オイルとからなることを特徴とする化粧品収納容器。
2. 【請求項２】ファンデーション等の化粧品が収納される
   収納容器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介し
   て回動可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開
   閉する開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉
   蓋に形成されたフックあるいは係合孔と、このフックあ
   るいは係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成
   された前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合
   孔と係止されるフックと、前記フックと係合孔との係止
   状態を解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備え
   られたフックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器
   において、前記収納容器本体の後端両側部に形成された
   非円形状あるいは係止溝が形成されたヒンジ部材挿入孔
   を有するヒンジ部材取付け部と、前記開閉蓋の後端中央
   部に形成された非円形状あるいは係止溝が形成されたヒ
   ンジ部材挿入孔を有するヒンジ部材取付け部と、前記ヒ
   ンジ部材を中央部に前記開閉蓋のヒンジ部材取付け部の
   ヒンジ部材挿入孔に回動不能に挿入される両端部に嵌合
   部が形成された筒状のヒンジ部材本体、このヒンジ部材
   本体の内壁面に形成された係止溝、前記ヒンジ部材本体
   の両端部の嵌合部とそれぞれ回動可能に嵌合するととも
   に、前記収納容器本体のヒンジ部材取付け部のヒンジ部
   材挿入孔と回動不能に挿入される蓋状の左右の嵌合体、
   この左右の嵌合体内にそれぞれ形成された挿入溝、両端
   部に前記左右の嵌合体の挿入溝に挿入固定される係止片
   が形成され、ほぼ中央部に前記ヒンジ部材本体の係止溝
   と係止される係止部を有するバネ部材および前記ヒンジ
   部材本体の嵌合部と前記左右の嵌合体の嵌合部との間に
   充填されたダンパー用オイルとで構成したことを特徴と
   する化粧品収納容器。
3. 【請求項３】ファンデーション等の化粧品が収納される
   収納容器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介し
   て回動可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開
   閉する開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉
   蓋に形成されたフックあるいは係合孔と、このフックあ
   るいは係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成
   された前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合
   孔と係止されるフックと、前記フックと係合孔との係止
   状態を解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備え
   られたフックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器
   において、前記ヒンジ部材を一端が閉塞され他端部に嵌
   合部が形成された前記開閉蓋あるいは前記収納容器本体
   に取付けられる筒状のヒンジ部材本体と、このヒンジ部
   材本体内に形成された係止溝と、前記ヒンジ部材本体の
   嵌合部と回動可能に嵌合する前記収納容器本体あるいは
   開閉蓋に取付けられる蓋状の嵌合体と、この嵌合体内に
   形成された挿入溝と、一端部に前記ヒンジ部材本体の係
   止溝と係止される係止片が形成され、他端部に前記嵌合
   体の挿入溝に係止される係止片が形成されたバネ部材
   と、前記ヒンジ部材本体内と前記嵌合体内に充填された
   ダンパー用オイルとからなることを特徴とする化粧品収
   納容器。
4. 【請求項４】ファンデーション等の化粧品が収納される
   収納容器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介し
   て回動可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開
   閉する開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉
   蓋に形成されたフックあるいは係合孔と、このフックあ
   るいは係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成
   された前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合
   孔と係止されるフックと、前記フックと係合孔との係止
   状態を解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備え
   られたフックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器
   において、前記ヒンジ部材を中央部に前記開閉蓋あるい
   は前記収納容器本体に取付けられる取付け部が形成さ
   れ、両端部に嵌合部が形成された筒状のヒンジ部材本体
   と、このヒンジ部材本体の内壁面に形成された係止溝
   と、前記ヒンジ部材本体の両端部の嵌合部とそれぞれ回
   動可能に嵌合する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に取
   付けられる蓋状の左右の嵌合体と、この左右の嵌合体内
   にのいずれか一方に形成された挿入溝と、一端部に前記
   左右の嵌合体のいずれか一方に形成された挿入溝に挿入
   固定される係止片が形成され、他端部に前記ヒンジ部材
   本体の係止溝と係止される係止部を有するバネ部材と、
   前記ヒンジ部材本体の嵌合部と前記左右の嵌合体の嵌合
   部との間に充填されたダンパー用オイルとからなること
   を特徴とする化粧品収納容器。
5. 【請求項５】ファンデーション等の化粧品が収納される
   収納容器本体と、この収納容器本体にヒンジ部材を介し
   て回動可能に取付けられた該収納容器本体の開口部を開
   閉する開閉蓋と、この開閉蓋を閉状態に保持する該開閉
   蓋に形成されたフックあるいは係合孔と、このフックあ
   るいは係合孔と対応する部位の前記収納容器本体に形成
   さた前記フックと係止される係合孔あるいは前記係合孔
   と係止されるフックと、前記フックと係合孔との係止状
   態を解除する前記収納容器本体あるいは開閉蓋に備えら
   れたフックの係合解除機構とからなる化粧品収納容器に
   おいて、前記ヒンジ部材を中央部に前記開閉蓋あるいは
   前記収納容器本体に取付けられる取付け部が形成され、
   両端部に嵌合部が形成された中央部閉塞の筒状のヒンジ
   部材本体と、このヒンジ部材本体の両内壁面に形成され
   た係止溝と、前記ヒンジ部材本体の両端部の嵌合部とそ
   れぞれ回動可能に嵌合する前記収納容器本体あるいは開
   閉蓋に取付けられる蓋状の左右の嵌合体と、この左右の
   嵌合体内に形成された挿入溝と、一端部に前記左右の嵌
   合体のに形成された挿入溝に挿入固定される係止片が形
   成され、他端部に前記ヒンジ部材本体の係止溝と係止さ
   れる係止部を有する一対のバネ部材と、前記ヒンジ部材
   本体の嵌合部と前記左右の嵌合体の嵌合部との間に充填
   されたダンパー用オイルとからなることを特徴とする化
   粧品収納容器。