JP3130486B2 - 振出容器用キャップ - Google Patents

振出容器用キャップ

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JP3130486B2
JP3130486B2 JP09104516A JP10451697A JP3130486B2 JP 3130486 B2 JP3130486 B2 JP 3130486B2 JP 09104516 A JP09104516 A JP 09104516A JP 10451697 A JP10451697 A JP 10451697A JP 3130486 B2 JP3130486 B2 JP 3130486B2
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固 飯田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塩、こしょう等
の振出容器に装着されるキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のキャップは、振出容器の口部に
装着される筒状キャップ本体の上面を閉じて、その上壁
に振出孔を形成するとともに、前記キャップ本体に前記
振出孔を塞ぐ蓋を設けた構成のものが一般的であり、そ
の操作性を向上させたものとして種々のものが考案され
ている。例えば、特開平6−54747号公報(公報
)、実公平4−15663号公報(公報)、特開平
6−227555号公報(公報)等に記載のものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のキャ
ップは、その蓋を手で押し上げて開放し、また蓋を手で
押し下げて閉じるものである。このため、その操作に
は、振出容器を片手で持ち、他方の手で蓋の開閉をする
必要があり、操作に両手を使い、開閉動作が煩らわしい
問題がある。
【0004】また、公報記載のキャップは、レバーを
手で押すことにより、蓋を開放させるものであり、その
開放動作はスムースである。しかし、蓋を閉じるには、
前記公報と同様に、蓋を手で押し下げる必要があり煩
わしい。また、構造も複雑である。
【0005】さらに、公報記載のキャップは、図10
に示すように、押ボタン1をばね2に抗して押すと、押
し棒3及び切り換え棒4を介し、実線から鎖線のごとく
蓋5が開放し、その開放状態から押ボタン1を再度押す
と、同じく押し棒3及び切り換え棒4を介し、鎖線から
実線のごとく蓋5が閉じるものである。このキャップ
は、押ボタン1の操作で蓋5の開閉を行い得るが、押ボ
タン1を一度押し、再度押すには、容器を持ち直さなけ
ればならず、その操作が煩らわしい。また、構造も極め
て複雑である。
【0006】この種のキャップは、例えば鍋蓋を片手に
持ち、他方の手で振出容器を扱うなど、調理時には片手
で使用する場合が多く、蓋の開閉操作性は非常に重要で
ある。
【0007】この発明は、上記の実情の下、蓋の開閉操
作性がよく、組立構造も簡便なものを提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明にあっては、上述の蓋付きキャップにおい
て、その蓋をその後部でもってキャップ本体に上下に揺
動自在に設けて、その蓋の揺動軸部外周にギアを形成す
るとともに、前記キャップ本体に、手により前後に揺動
可能な作動片を設け、この作動片に前記揺動軸部のギア
に噛み合うギアを形成して、前記作動片の前後への揺動
により、前記両ギアの噛み合いを介し、前記蓋を揺動さ
せて開閉し、かつ、蓋又は作動片には蓋を閉じる方向へ
の付勢力を付与した構成としたのである(請求項1)。
【0009】その蓋を閉じる方向への付勢力の付与手段
としては、上記作動片と一体成形したばね片を上記キャ
ップ本体の壁に弾力をもって圧接してなる構成等を採用
し得る(請求項2)。
【0010】この構成のキャップは、容器に装着された
常時は、蓋が閉じて振出孔は閉じられており、容器を持
って、作動片を押すと、そのギアの噛み合いにより蓋が
開放して、振出孔が開き、その容器内容物を振出し得
る。振出し後、作動片の押圧を解除すれば、蓋はその付
勢力によって閉じる。すなわち、蓋の閉じ作用は自動的
に行われ、片手で容器を持った状態で、持ち直すことな
く、蓋の開閉が自由になし得る。
【0011】
【発明の実施の形態】一実施形態を図1、2に示し、こ
の実施形態のキャップAは、その筒状キャップ本体10
のねじ部11を容器Bの口部にねじ込むことにより容器
Bに装着される。そのキャップ本体10の上面は塞がれ
てその上壁に振出孔12が所要数形成されている。
【0012】キャップ本体10の上面には蓋13がその
後部でもって支軸15aにより上下に揺動自在に設けら
れており、蓋13が図1の実線のごとく閉じると、その
内面の突起14が振出孔12に嵌まってその孔12を閉
じる。蓋13の揺動軸部13aの外周にはギア15が形
成されている。この揺動軸部13aは支軸15aの端を
キャップ本体10の軸受部(孔)16に圧入して取付け
る。
【0013】キャップ本体10の後面には没部17が形
成されて、この没部17の下端からヒンジ部18bを介
して作動片18が立ち上がっている。作動片18の上部
にはギア19が形成されて、このギア19が蓋13のギ
ア15に噛み合い、図1の鎖線のごとく、作動片18を
押すと、その両ギア15、19の噛み合いにより、蓋1
3は鎖線のごとく開放する。ギア15、19の形成長さ
はその蓋13の開放度合を考慮して適宜に設定する。そ
の開放度合は、蓋13が90度以上回転して後向き傾斜
状態になるようにするとよい。
【0014】作動片18の上部内面にはばね片20が突
設されており、このばね片20が図1のごとく没部17
の壁に弾力をもって当接されることにより、その弾力に
より作動片18を後方に押し返す。このため、鎖線のご
とく、押し込まれた作動片18は、その押圧力が解除さ
れれば、その弾力で実線のごとく復帰する。
【0015】また、作動片18は、図2に示す鎖線から
実線に示すように、突起18aが没部17の係止突起1
7aに係止することにより抜け止めされ、その係止によ
って、前記ばね片20による所要以上の復帰が阻止され
る。このとき、両突起18a、17aは、同図のごとく
三角状にすれば、作動片18の没部17への押し込み
時、突起18aが突起17aをスムーズに乗り越える。
なお、作動片18の所要以上の復帰阻止は蓋13のキャ
ップ本体10の上面への当接によりその作用がなされれ
ば、突起18a、17aは設けなくてもよい。
【0016】この実施形態のキャップは、図3に示す形
状で、樹脂成形して、それを図1に示すように組立て
て、容器Bの口部に装着する。その組立て時、作動片1
8はキャップ本体10にヒンジ部18bで連結されてい
るため、このヒンジ部18bを折り曲げて押し込み、突
起18aを係止突起17aに係止することにより、簡単
に組み立てられる。
【0017】容器Bに装着したキャップは、その作動片
18を押せば蓋13が開放して、振出孔12からこしょ
う等を振出すことができ、作動片18の押圧力を解除す
れば、蓋13はばね片20によって閉じられる。このと
き、ギア15、19の噛み合いによるため、蓋13の開
閉はスムースである。
【0018】蓋13に閉じ方向の力を付与する手段とし
ては、ばね片20以外に、図4に示すコイルばね20
a、図5に示すトーションスプリング20bなどが考え
られ、また、揺動軸部13a、支軸15aの部分にトー
ションスプリングを設けて、蓋13を直接に付勢するこ
ともできる。
【0019】また、図6に示すように、作動片18は少
し長いヒンジ部18bで連結するとともに、両側面にピ
ン18cを形成し、そのピン18cを没部17側面の係
止孔17bに嵌合することにより、キャップ本体10に
作動片18をピン18cを介し揺動自在にしてもよい。
係止孔17bは、案内溝17b’を形成するとよく、ま
た、同図鎖線のごとく、長孔としてピン18cが前後に
動くようにしてもよい。ピン18cが前後に動けば、ギ
ヤ15とギヤ19の噛み合い誤差を吸収して両ギヤ1
5、19がスムースに動く。支軸15aは同図のごとく
蓋13と別体物とし得る。
【0020】図7、図8にさらに他の実施形態を示し、
この実施形態は作動片18を別ものとするとともに、そ
の作動片18にばね20を一体成形し、このばね20を
U字状に没部17に押し込んだものである。U字状であ
ると、ばね20の動きを図1の実施形態に比べて大きく
とることができて、ばね20の弾力がゆるやかとなり、
蓋13の開閉作用もなめらかとなる。作動片18は突起
18cをキャップ本体10の係止孔17bに嵌入するこ
とにより本体10に取付ける。作動片18及び蓋13の
本体10への取付けは、図9に示すように、本体10側
に突起18c、15aを設け、この突起18c、15a
を作動片18、蓋13の係止孔17b、16に嵌めるよ
うにすることもできる。このとき、同図のごとく、作動
片18及び蓋13側の係止孔17b等は屈曲可能な弾性
片に形成した透孔とすると、その弾性片の弾力によっ
て、突起18c等に係止孔17b等を円滑に嵌めること
ができる。
【0021】また、ギア15、19はギア山(溝)を数
個としており、この程度の噛み合いで、蓋13は円滑に
開閉する。このため、ギア15、19の大きさは蓋13
を開閉し得る限りにおいて任意である。
【0022】各実施形態では、キャップ本体10と蓋1
3と部品が2点、ばね片20の代わりに、ばね20aあ
るいはスプリング20bを使用したり、作動片18を別
体としても、3点であり、部品点数が非常に少ない構造
となっている。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、ギアの
噛み合いによって蓋の開閉を行ったので、その作用が確
実であり、また、蓋は、閉じ方向の付勢力により閉じ状
態に自動的に復帰するので、振出した後、手により蓋の
閉じ操作を行ったり、持ち直して再び押ボタンを押す必
要もなく、そのまま、棚等に戻すことができ、非常に便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の断面図
【図2】同実施形態の蓋を除去した要部平面図
【図3】同実施形態の分解斜視図
【図4】他の実施形態の断面図
【図5】他の実施形態の断面図
【図6】他の実施形態の分解斜視図
【図7】他の実施形態の断面図
【図8】同実施形態の分解斜視図
【図9】他の実施形態の一部分解斜視図
【図10】従来例の断面図
【符号の説明】
A キャップ B 振出容器 10 キャップ本体 11 ねじ部 12 振出孔 13 蓋 13a 揺動軸部 14 振出孔閉塞用突起 15 蓋側ギア 15a 支軸(ピン) 16 軸受部(軸受孔) 17 没部 17a 係止突起 17b 係止孔 17b′ 案内溝 18 作動片 18a、18c 突起(ピン) 18b ヒンジ部 19 作動片側ギア 20 ばね片 20a コイルばね 20b トーションスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/06 B65D 43/22 B65D 43/26 B65D 47/08 B65D 83/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振出容器Bの口部に装着される筒状キャ
    ップ本体10の上面を閉じて、その上壁に振出孔12を
    形成するとともに、前記キャップ本体10に前記振出孔
    12を塞ぐ蓋13を設けた振出容器用キャップにおい
    て、 上記蓋13をその後部でもって上記キャップ本体10に
    上下に揺動自在に設けて、その蓋13の揺動軸部13a
    外周にギア15を形成するとともに、前記キャップ本体
    10に、手により前後に揺動可能な作動片18を設け、
    この作動片18に前記揺動軸部13aのギア15に噛み
    合うギア19を形成して、前記作動片18の前後への揺
    動により、前記両ギア15、19の噛み合いを介し、前
    記蓋13を揺動させて開閉し、かつ、蓋13又は作動片
    18には蓋13を閉じる方向への付勢力を付与したこと
    を特徴とする振出容器用キャップ。
  2. 【請求項2】 上記蓋13を閉じる方向への付勢力の付
    与を、上記作動片18と一体成形したばね片20を前記
    キャップ本体10の壁に弾力をもって圧接してなしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の振出容器用キャップ。
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