JP4670091B2 - 試薬容器キャップ構造及び試薬の分取方法 - Google Patents
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Description
より詳しくは、容器の開口部に装着することによって、容器の開口部を閉止することができ、試薬などの分取の際にのみ開口部を開放し、収容された試薬の分取を可能とする試薬容器のキャップ構造、およびこのキャップ構造を使用した試薬の分取方法に関するものである。
そして、使用に際しては、開口部を閉止するキャップを取除き、開口部を開放した状態で、各種分析装置に付随する所定温度の保冷庫などに収納し、必要に応じて、分析機器に付属する分取用プローブで自動的に容器から分取するというのが一般的である。
したがって、収容された試薬は、常に汚染の危険性に曝されるとともに、水分や揮発性成分の蒸発による濃度や組成の経時変化、さらには、取り扱い上の容器の転倒による薬剤の流出など、多くの解決すべき課題を内在している。
そのため、これら試薬の汚染、蒸発、変質などを防止する手段が種々提案されている。
また、各種分析装置に適用するに際し、容器にセットされた「ふた」を開閉するための装置機能が不可欠で、装置に付加的機能が要求されること、容器の製品コストなど実用面で解決すべき課題を有するものである。
しかしながら、開口部が常に開放されているため、取り扱い上容器の転倒による薬剤の漏れ出しは回避できない。
さらにまた、キャップの除去後における中栓の取付け作業の過程においても、試薬が汚染されないよう慎重な作業が要求される。
特に、試薬の分取用プローブが、シール部材に接触することによる分取用プローブの汚染、延いては試薬の汚染という問題がある。
1)容器本体の開口部を封止する封止体と、
2)この封止本体を保持する封止体保持部材とリンク結合するとともに、封止体を常に前記開口部に密着させ、押圧力が作用すると、自身が有する付勢力に抗して封止体を上方に持ち上げて開口部を開放し、押圧力が消失すると付勢力によって定位置に復帰し、封止体で前記開口部を閉止させることのできる開閉部材と、
3)これら封止体と封止体保持部材および開閉部材を、試薬が収容された容器本体の開口部に装着可能とするキャップ本体と
から構成されていることを特徴とするものである。
平面形状が横長の形状をなす自立可能な容器本体の上面の、一端側に形成された円筒状の開口部を封止する封止体と、
この封止体を保持する封止体保持部と、
前記封止体保持部にリンク結合され、前記封止体を常に前記開口部に密着させ、押圧力が作用すると、自身が有する付勢力に抗して前記封止体を上方に持ち上げて前記開口部を開放し、押圧力が消失すると付勢力によって定位置に復帰し、前記封止体で前記開口部を閉止させることのできる開閉部材と、
前記封止体と封止体保持部材および開閉部材を、試薬が収容された前記容器本体の開口部に装着可能とするキャップ本体
とから構成されたものであって、
前記キャップ本体は、
中空円筒体からなるもので、内周部に前記容器本体の雄ねじ部と係合する雌ねじ部を有するとともに、外周部の一部に、上部が開口する横長のハウジングが一体的に付設され、
前記封止体保持部材は、
前記封止体を保持する主体部分と、この主体部分に一体的に設けられる連結部とで構成され、この連結部に前記開閉部材の先端部を受入れるための切欠き部が形成されるとともに、左右の側板に長孔が設けられ、この長孔に前記開閉部材の先端部に設けた連結軸がそれぞれ係合され、
前記ハウジングは、
その底部に、前記容器本体の他端側上面に上方に向けて設けられた係止板を挟んで位置決めする一対の可撓板と、先端が前記容器本体の上面の形状に合わせた脚部を有し、
これら一対の可撓板と係止板および脚部によって、前記ハウジングが容器本体上保持されていること
を特徴とする試薬容器のキャップ構造である。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記封止体保持部材の主体部分は、
全体形状が逆椀状で、頂面中央部に前記封止体の係合突起を受入れる透孔を有するとともに、その一部に水平方向に延出する前記連結部が一体的に形成されたもので、
この連結部は、先端部に凹状の切欠き部を有し、この切欠き部の両側裏面部に下方に鉛直に延びる側板が一体的に形成され、
各側板の対称位置に、前記連結部を前記ハウジングに支承する支軸が外側に突出形成され、かつ前記開閉部材の連結軸と係合する長孔がそれぞれ設けられていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記容器本体は、
円筒状の開口部の外周部に雄ねじ部を有し、他端側には係止板が突設されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記封止体は、
全体形状が円盤状の弾性体からなるもので、上面部の中心に、先端部に抜け防止用の押圧部を有する係合突起が一体的に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記開閉部材は、
側面視緩やかなへ字状をなすアームの先端部に、円筒状の係合保持部を形成し、この係合保持部に連結軸を係合保持するとともに、基端部の側面の対称位置にはそれぞれ支軸を突設形成し、この支軸近傍の裏面部には、先端部方向に向けて湾曲する湾曲部を有する弾性体からなるアーム支持体が一体的に設けられていること
を特徴とするものである。
請求項5に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記アームは、
へ字状の頂部表面部に押圧部が一体的に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項6に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記押圧部は、
半球状に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記ハウジングは、
前記キャップ本体側の対向する側壁には、前記連結部に設けられた支軸を受入れるための凹状の軸受けが、キャップ本体から遠い側壁には、前記開閉部材を構成するアームに設けられた支軸を受入れるための凹状の軸受けがそれぞれ形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造において、
前記ハウジングは、
内底部上に、前記開閉部材を構成するアーム支持体の先端部と常時当接する底面部が突出成形されるとともに、裏面部には、前記容器本体上に形成された係止板と係合して位置決めを行う一対の可撓板と、容器本体上に保持するための脚部がそれぞれ一体的に形成されていること
を特徴とするものである。
試薬が収容された平面形状が横長の形状をなす、自立可能な容器本体の上面の一端側に形成された円筒状の開口部上に、この開口部を常時封止する封止体を装着保持する封止体保持部材が配置され、
前記封止体保持部材にリンク結合された開閉部材の付勢力によって、前記開口部を封止体で密封して試薬の蒸発等を防ぎ、付勢力に抗して開閉部材を押圧することによって封止体保持部材を上方に回動させ、前記開口部を開放して試薬を分取するに際し、
連結部を介して前記封止体保持部材と連結する開閉部材を、前記容器本体の開口部の外周に装着される中空円筒体のキャップ本体の、外周部の一部に一体的に付設され、かつ上部が開口する横長のハウジング内に保持させるとともに、
前記ハウジングの底部に設けられた位置決めのための一対の可撓板を、前記容器本体の他端側上面に上方に向けて設けられた係止板に係合させ、かつその底部に設けられた脚部を、前記容器本体の上面に載置してハウジングを容器本体上に保持させ、
前記開閉部材を付勢力に抗して押圧することによって、連結部を介して連結する封止体保持部材を上方に持ち上げ、もって前記封止体保持部材に保持された封止体を容器本体の開口部から大きく離反させて試薬を分取すること
を特徴とする試薬の分取方法である。
したがって、分析装置の分取用プローブによる繰り返しの分取が可能であって、分取に際し、キャップを容器の開口部から取外す必要がなく、収容された液状試薬は、容器外部の空気にほとんど曝されることがなく、蒸発等による濃度の変動や変質などがほぼ完璧に防止される。
この開口部12の外周部には、雄ねじ部13が形成されるとともに、前記上面部の他端側には、上方に向けて板状の係止板14が一体的に形成されている。
この係止板14は、従来の試薬容器に付設されている摘み部材を適用することもできる。
この封止体4は、キャップ本体3の前記係止部33上に当接可能な径を有する厚さ1〜2mm程度の円板で構成することが好ましいが、その厚みには特段の制限はない。
また、その上面中央部には、前記開閉部材6と連動する封止体保持部(主体部分)5に、装着保持させるための係合突起41が一体的に形成されたもので、この係合突起41の頂部には、抜け止め防止用の押圧部が形成されている。
また、各側板82,82の外側には、それぞれハウジング7の対向する側壁71,71に形成された凹状の軸受け72,72と係合する支軸83,83が設けられている。
その際、前記したように、側板82,82の所要位置に、円柱状又は丸棒状の連結軸63を嵌入させ保持する長孔84が形成されているので、開閉部材6を下方に押圧すれば、連結部8が前記支軸83,83を支点として、封止体保持部(主体部分)5、さらには封止体4を上方に大きく回動させることができる。
さらに、取付位置を固定するため、キャップ本体3を試薬容器1の開口部12に螺合させたとき、試薬容器1の上面肩部に設けられた係止板14を挟んで位置決めする一対の可撓板75,75が裏面部に設けられるとともに、裏面基端部には、先端が肩部表面の形状に合わせた脚部76がそれぞれ一体的に設けられている。
ついで、ハウジング7に一体的に付設されたキャップ本体3の雌ねじ部32を、容器本体11の開口部12の雄ねじ部13に螺合させながら全体を回転させながら、前記雌ねじ部32と雄ねじ部13とを完全に係合させると、ハウジング7が容器本体11の上部に確実に固定され、連結部8の先端部に固着された封止体4が、キャップ本体3の開口部31を完全に密封する。(図1参照)
その際、開閉部材6の両側に突出させた連結軸63が、連結部8の側板82に形成した長孔84に沿って移動する。
したがって、その状態(押圧状態)を保持しながら、開口部31上方から分取用プローブ(図示せず)を垂直に下ろせば、容器本体11内に収容された液状の試薬を必要量だけ容易に分取することができる。
したがって、アーム61も元の状態、すなわち定位置に復帰し、同時に封止体保持部材5が開口部31側に下降して開口部31を、封止体4で閉止するとともに、アーム支持体65の付勢力によって、封止体4が開口部31を密封し、収容されている試薬の蒸発や汚染を防止するものである。
11 容器本体
12 容器本体の開口部
2 キャップ構造
3 キャップ本体
31 キャップ本体の開口部
4 封止体
5 封止体保持部材(主体部分)
6 開閉部材
61 開閉部材のアーム
63 連結軸
65 開閉部材のアーム支持体
67 支軸
7 ハウジング
8 連結部
81 切欠き部
82 側板
83 支軸
84 長孔
Claims (10)
- 平面形状が横長の形状をなす自立可能な容器本体の上面の、一端側に形成された円筒状の開口部を封止する封止体と、
この封止体を保持する封止体保持部と、
前記封止体保持部にリンク結合され、前記封止体を常に前記開口部に密着させ、押圧力が作用すると、自身が有する付勢力に抗して前記封止体を上方に持ち上げて前記開口部を開放し、押圧力が消失すると付勢力によって定位置に復帰し、前記封止体で前記開口部を閉止させることのできる開閉部材と、
前記封止体と封止体保持部材および開閉部材を、試薬が収容された前記容器本体の開口部に装着可能とするキャップ本体
とから構成されたものであって、
前記キャップ本体は、
中空円筒体からなるもので、内周部に前記容器本体の雄ねじ部と係合する雌ねじ部を有するとともに、外周部の一部に、上部が開口する横長のハウジングが一体的に付設され、
前記封止体保持部材は、
前記封止体を保持する主体部分と、この主体部分に一体的に設けられる連結部とで構成され、この連結部に前記開閉部材の先端部を受入れるための切欠き部が形成されるとともに、左右の側板に長孔が設けられ、この長孔に前記開閉部材の先端部に設けた連結軸がそれぞれ係合され、
前記ハウジングは、
前記開閉部材、この開閉部材と前記封止体保持部材との連結部を保持するとともに、その底部に、前記容器本体の他端側上面に上方に向けて設けられた係止板を挟んで位置決めする一対の可撓板と、先端が前記容器本体の上面の形状に合わせた脚部を有し、
これら一対の可撓板と係止板および脚部によって、前記ハウジングが容器本体上に保持されていること
を特徴とする試薬容器のキャップ構造。
- 前記封止体保持部材の主体部分は、
全体形状が逆椀状で、頂面中央部に前記封止体の係合突起を受入れる透孔を有するとともに、その一部に水平方向に延出する前記連結部が一体的に形成されたもので、
この連結部は、先端部に凹状の切欠き部を有し、この切欠き部の両側裏面部に下方に鉛直に延びる側板が一体的に形成され、
各側板の対称位置に、前記連結部を前記ハウジングに支承する支軸が外側に突出形成され、かつ前記開閉部材の連結軸と係合する長孔がそれぞれ設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記容器本体は、
円筒状の開口部の外周部に雄ねじ部を有し、他端側には係止板が突設されていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記封止体は、
全体形状が円盤状の弾性体からなるもので、上面部の中心に、先端部に抜け防止用の押圧部を有する係合突起が一体的に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記開閉部材は、
側面視緩やかなへ字状をなすアームの先端部に、円筒状の係合保持部を形成し、この係合保持部に連結軸を係合保持するとともに、基端部の側面の対称位置にはそれぞれ支軸を突設形成し、この支軸近傍の裏面部には、先端部方向に向けて湾曲する湾曲部を有する弾性体からなるアーム支持体が一体的に設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記アームは、
へ字状の頂部表面部に押圧部が一体的に形成されていること
を特徴とする請求項5に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記押圧部は、
半球状に形成されていること
を特徴とする請求項6に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記ハウジングは、
前記キャップ本体側の対向する側壁には、前記連結部に設けられた支軸を受入れるための凹状の軸受けが、キャップ本体から遠い側壁には、前記開閉部材を構成するアームに設けられた支軸を受入れるための凹状の軸受けがそれぞれ形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 前記ハウジングは、
内底部上に、前記開閉部材を構成するアーム支持体の先端部と常時当接する底面部が突出成形されるとともに、裏面部には、前記容器本体上に形成された係止板と係合して位置決めを行う一対の可撓板と、容器本体上に保持するための脚部がそれぞれ一体的に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の試薬容器のキャップ構造。 - 試薬が収容された平面形状が横長の形状をなす、自立可能な容器本体上面の一端側に形成された円筒状の開口部上に、この開口部を常時封止する封止体を装着保持する封止体保持部材が配置され、
前記封止体保持部材にリンク結合された開閉部材の付勢力によって、前記開口部を封止体で密封して試薬の蒸発等を防ぎ、付勢力に抗して開閉部材を押圧することによって封止体保持部材を上方に回動させ、前記開口部を開放して試薬を分取するに際し、
前記封止体保持部材を、前記封止体を保持する主体部分と、この主体部分に一体的に設けられる連結部とで構成し、この連結部に前記開閉部材の先端部を受入れるための切欠き部を形成するとともに、左右の側板に長孔を設け、この長孔に前記開閉部材の先端部に設けた連結軸をそれぞれ係合させ、
連結部を介して前記封止体保持部材と連結する開閉部材を、前記容器本体の開口部の外周に装着される中空円筒体のキャップ本体の、外周部の一部に一体的に付設され、かつ上部が開口する横長のハウジング内に保持させるとともに、
前記ハウジングの底部に設けられた位置決めのための一対の可撓板を、前記容器本体の他端側上面に上方に向けて設けられた係止板に係合させ、かつその底部に設けられた脚部を、前記容器本体の上面に載置してハウジングを容器本体上に保持させ、
前記開閉部材を付勢力に抗して押圧することによって、連結部を介して連結する封止体保持部材を上方に持ち上げ、もって前記封止体保持部材に保持された封止体を容器本体の開口部から大きく離反させて試薬を分取すること
を特徴とする試薬の分取方法。
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