JP2000116542A - 液体容器の栓 - Google Patents

液体容器の栓

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JP2000116542A JP10296867A JP29686798A JP2000116542A JP 2000116542 A JP2000116542 A JP 2000116542A JP 10296867 A JP10296867 A JP 10296867A JP 29686798 A JP29686798 A JP 29686798A JP 2000116542 A JP2000116542 A JP 2000116542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注口からの液体の漏出を確実に防止できると
ともに、洗浄が容易な液体容器の中栓を提供する。 【解決手段】 栓体12に形成した容器本体2内と連通
する液通路14上端の注口16から、容器本体2内の液
体を、注出可能に解放するとともに漏出不可に閉鎖する
液体容器1の中栓11において、液通路14の上部をシ
ール部33を介して上方から気密に閉鎖する止水用弁体
31を設け、シール部33を内圧により変形して前記液
通路14壁面に密着する形状とするとともに、止水用弁
体31による液通路14の閉鎖状態で、該止水用弁体3
1の上方への移動を防止するロック部36aを設ける。
シール部33を、断面略J字形状の筒状とする。また、
液通路14の上部に、シール部33が嵌入する嵌入部1
5を設ける。さらに、止水用弁体31を、操作部48を
操作することによって回動する注口閉塞用のフラップ2
2に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体容器の栓に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液体容器は、容器本体の上端の
口部に栓が取り付けられ、この栓の操作部を操作するこ
とにより、該栓に形成した容器本体内と連通する液通路
を開放して容器本体内の液体を注口から注出可能に解
放、または、漏出不可に閉鎖するものである。
【0003】前記液体容器の栓としては、実公昭58−
39156号に示すように、液体容器の液通路の上流側
(下部)で容器本体との連通部を、止水用弁体に配設し
た中空形状のシールパッキンによって上方から気密に閉
鎖する構成としたものが提供されている。
【0004】しかし、前記栓では、容器本体内に熱いお
湯を入れた場合には、容器本体の内圧が上がり、その圧
力が前記止水用弁体を上方に移動させる作用をなすと同
時に、中空上のシールパッキンを空間側に押圧する作用
をなす。その結果、シールパッキンと容器本体との連通
部との縁に隙間が発生し、シール性を維持できないとい
う不都合がある。そのため、この状態で液体容器が倒れ
た場合には、容器本体内の液体(熱湯)が液通路を通っ
て注口から漏出するという不都合があった。
【0005】そこで、従来では、例えば、実公平4−4
668号に示すように、前記容器本体の上部に着脱可能
に取り付ける中栓として、栓体の下端部にシールパッキ
ンを配設し、このシールパッキンに対して上向きに付勢
した止水用弁体によって下方から押圧することにより、
液通路の下端流出口を気密に閉鎖するようにしたものが
提供されている。
【0006】前記液体容器の中栓では、容器本体内に熱
湯を入れることにより内圧が上がると、止水用弁体が上
向きに移動するため、該止水用弁体がシールパッキンに
対して更に押圧するように作用し、その結果、よりシー
ル性の向上を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記液
体容器の中栓では、容器本体内の液体を注ぎ出した後、
液通路内に未だ液体が残留している状態で該液通路を閉
鎖すると、その液体が液通路内に溜まる。また、液通路
の壁面に付着した液体も該液通路内に溜まる。そして、
この状態で、液体容器が倒れると、溜まった液体が注口
から外部に漏出するという不都合が生じる。その上、前
記中栓では、液通路の下端が止水用弁体によって閉鎖さ
れているため、洗浄時に前記液通路内の洗浄が困難であ
る。
【0008】そこで、本発明では、注口からの液体の漏
出を確実に防止できるとともに、洗浄が容易な液体容器
の栓を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の液体容器の栓は、栓体に形成した容器本体
内と連通する液通路上端の注口から、前記容器本体内の
液体を注出可能に解放または漏出不可に閉鎖する液体容
器の栓において、前記液通路の上部を上方からシール部
を介して気密に閉鎖する止水用弁体を設け、前記シール
部を内圧により変形して前記液通路壁面に密着する形状
とするとともに、前記止水用弁体による液通路の閉鎖状
態で、該止水用弁体の上方への移動を防止するロック部
を設けた構成としている。
【0010】前記液体容器の栓によれば、シール部によ
って液通路を上部でシールするようにしているため、液
体を注ぎ出した後、液通路に未だ液体が残留している状
態で前記閉鎖状態としても、その液体は容器本体内に戻
り、また、液通路の壁面に付着した液体も容器本体内に
戻り、液通路内に溜まることはない。その結果、止水用
弁体によって下方から閉鎖するようにした中栓のよう
に、液通路内に残留した液体が注口から外部に漏出する
ことを確実に防止することができる。また、液通路の下
部が開放されているため、該液通路を容易に洗浄するこ
とができる。さらに、この栓では、容器本体の内部に熱
いお湯を入れると、従来と同様に、容器本体の内圧が上
がることによりシール部に対して上方に移動する力が作
用するが、止水用弁体の上方への移動を防止するロック
部を設けているため、前記シール部によるシール性を確
実に維持することができ、この結果、このシール部と液
通路との間から液体が外部に漏出することを確実に防止
することができる。
【0011】前記液体容器の栓では、前記シール部を、
断面略J字形状の筒状とすることが好ましい。また、前
記液通路の上部に、前記シール部が嵌入する嵌入部を設
け、シール性の向上を図ることが好ましい。
【0012】さらに、前記止水用弁体を、操作部を操作
することによって回動する前記注口閉塞用のフラップに
配設し、フラップを解放した状態では、液通路が完全に
露出した状態に開放するようにして、栓を容器本体から
取り外して洗浄する際に、作業性がよく確実に液体によ
る汚れを除去できるようにすることが好ましい。
【0013】さらにまた、前記操作部を操作することに
よって水平方向にスライドして、前記フラップを回動さ
せるスライド部材を設け、該スライド部材に前記ロック
部を設けるとともに、該ロック部が係止する被ロック部
を前記フラップに設け、閉鎖状態ではロック部が被ロッ
ク部に係止することにより、フラップの開き方向の回動
を確実に防止することが好ましい。
【0014】また、前記止水用弁体を、操作部を操作す
ることによって回動するフラップ部材に配設してもよ
い。
【0015】かつ、前記容器本体は上部に取り付ける蓋
体を備え、この蓋体の閉鎖部を前記止水用弁体またはフ
ラップの少なくとも一部に略接触するようにし、容器本
体に蓋体を取り付けることによって、止水用弁体が開き
方向に移動することを確実に阻止できるようにすること
が好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1から図5は、本発明の第1実施
形態の栓(中栓11)を取り付けた液体容器1を示す。
この液体容器1は、真空二重構造の内瓶3と外瓶4とか
らなる容器本体2を備え、この容器本体2の上端口部内
に肩体5を介して前記中栓11を着脱可能に取り付ける
とともに、肩体5にコップ兼用の蓋体6を着脱可能に取
り付けるようにしたものである。
【0017】前記肩体5は、前記容器本体2の上端開口
に上方より外嵌し、外瓶4に対して強制嵌め等の周知の
取付構造によって取り付けられるものである。また、こ
の肩体5の外周には、蓋体6を螺締め等の周知の取付構
造からなる取付部5aが設けられている。
【0018】前記蓋体6は、容器本体2内のお湯等の液
体を飲む際に使用するコップの役割を兼用するもので、
その全高は、肩体5に取り付けた状態で、上側に位置す
る閉鎖部が、後述する中栓11における止水用弁体31
の軸部32aに当接する高さに設定されている。なお、
この蓋体6は、軸部32aに必ずしも当接させる必要は
なく、略接触する程度まで近接させればよい。
【0019】第1実施形態の中栓11は、プッシュ操作
式であり、大略、栓体12と、取付リング20と、栓キ
ャップ21と、フラップ22と、止水用弁体31と、ス
ライド部材34と、エア抜き用弁体42と、操作部48
とからなる。
【0020】前記栓体12は、前記容器本体2の上端口
部に装着されるもので、略有底筒状をなし、その内部前
側(図1において左側)には、上方に延びる断面略C字
形状の仕切壁13と外周壁内面によって囲繞された上下
端開口の液通路14が設けられている。この液通路14
の上部には、前記仕切壁13の上端内周部を切り欠き、
後述するシール部33を嵌入する筒状の嵌入部15が設
けられている。また、この嵌入部15の上方は、外周部
側に広がるように形成され、その上端が注口16となっ
ている。さらに、この栓体12の底部には、中心部から
後側(図1において右側)に離れた位置に前記エア抜き
用弁体42の軸部43を挿通する挿通孔17が設けられ
ている。また、この栓体12内には、後述するフラップ
22の回動軸26を下側から位置決め支持する支持部1
8が底から突設されている。さらに、栓体12の下端外
周部には、容器本体2の内周部との間をシールする環状
のパッキン19が装着されている。
【0021】前記取付リング20は、前記栓体12より
大径の筒状をなし、栓体12の外側に配置され、その上
端を前記栓体12の上端に強制嵌め等の周知の取付構造
によって取り付けることにより、該栓体12とともに前
記肩体5に装着するものである。この取付リング20
は、内周部に肩体5に螺締めして取り付ける取付部5a
を備えている。
【0022】前記栓キャップ21は、前記栓体12の上
端内部に嵌合させて取り付けるもので、図3に示すよう
に、前記栓体12に形成した液通路14の注口16と後
述するフラップ22が露出する切欠部21aが形成され
るとともに、内面にスライド部材34を水平方向にスラ
イド可能に取り付ける溝21bが形成されている。ま
た、この栓キャップ21の底面には、前記栓体12の支
持部18と対向してフラップ22の回動軸26の上部を
位置決めするとともに、スライド部材34を外向きに付
勢するためのスプリング41aの一端を受けるためのL
字形状の突片21cが設けられている。なお、図中21
dは、後述する操作部48を上部に露出させるとともに
ガイドするガイド筒であり、このガイド筒21dには、
操作部48の突出部49および突片50を挿通する溝が
形成されている。
【0023】前記フラップ22は、図1から図3に示す
ように、前記栓体12に回動可能に配設されて前記注口
16を閉塞するもので、本体23の前側に、前記注口1
6の形状と略一致する閉塞部24を備えている。この閉
塞部24には、後述する止水用弁体31を挿通保持する
貫通孔25が設けられている。前記本体23の両側部に
は、脚部23aが下向きに突設され、該脚部23aに前
記支持部18に回動可能に支持される回動軸26が突設
されている。また、この本体23の両脚部23aには、
後述するスライド部材34の腕部36の下面を支持する
段状突出部27が設けられている。この段状突出部27
には、上方から略凹状に切り欠いた切欠溝28が設けら
れ、図4(B)に示すように、この切欠溝28の円弧縁
を腕部36の先端で押圧することにより、フラップ22
全体を閉じ方向に回動させるようになっている。また、
この段状突出部27は、図4(A)に示すように、前記
切欠溝28の図中左側が、注口16の閉鎖状態で後述す
るスライド部材34のロック部36aがロックしてフラ
ップ22の開き方向への回動を防止する被ロック部27
aとなる。さらに、一方の脚部23aには、外向きに突
出する凸部29が設けられ、この凸部29にフラップ2
2を開き方向に付勢するスプリング29aが係止されて
いる。なお、このスプリング29aは、後述するシール
部33が前記栓体12の嵌入部15に嵌入した状態で
は、その嵌入力に抗して離脱することができず、一旦、
離脱した状態では、図中時計回りにフラップ22を回動
できる程度の付勢力とされている。前記本体23の後側
には後壁部23bが下向きに突設され、該後壁部23b
に干渉突部30が設けられている。
【0024】前記止水用弁体31は、前記フラップ22
の貫通孔25に挿通して取り付けるもので、シリコンゴ
ム等の弾性材料からなる。具体的には、この止水用弁体
31は、図1および図2に示すように、略逆T字形状の
弁本体32を備え、この弁本体32に液通路14の上部
を気密に閉鎖するシール部33が一体に成形されたもの
である。このシール部33は、前記液通路14の上部に
形成した嵌入部15に嵌入可能な若干大径の円筒形状を
なし、その下端部が縮径して内向きの略断面J字形状を
なすように湾曲成形されている。また、このシール部3
3の肉厚は、弾性を有するように薄肉とされている。前
記弁本体32における上方に延びる軸部32aには、前
記貫通孔25の上縁に係止してフラップ22からの脱落
を防止する係止部32bが設けられている。また、この
軸部32aは、前記フラップ22に取り付けた状態で、
該フラップ22から上端が突出し、該フラップ22を栓
体12に組み付けた状態で、該軸部32aの上端が最上
位置になるようになっている。
【0025】前記スライド部材34は、前記栓キャップ
21と栓体12上部との間にスライド可能に取り付けら
れるもので、端よりU字形状に切り欠かれた切欠部35
aを有する基板部35を備えている。前記基板部35の
前端部には、一対の腕部36が設けられている。これら
腕部36の先端下面は、フラップ22における本体23
の両側の段状突出部27上に延びるロック部36aとな
っている。また、前記基板部35の前端には、下向きに
突出する脚部37が設けられるとともに、これら脚部3
7の下端が連結部38によって連結されている。前記基
板部35の内面と各脚部37の間には、後述するエア抜
き用弁体42に取り付ける操作部48の突出部49が摺
動する斜面39aと、前記突出部49がその下降位置で
係止する係止段部39bが設けられている。なお、図中
40は補強リブ、41はスライド部材34を外向きに付
勢するスプリング41a内に挿通する位置決め軸であ
る。
【0026】前記エア抜き用弁体42は、前記栓体12
に形成した挿通孔17より若干小径の軸部43を備えて
いる。このエア抜き用弁体42には、Oリングからなる
シールパッキン45が装着され、前記栓体12に形成し
た挿通孔17を下方より気密に閉鎖する。また、前記軸
部43には上端閉鎖の筒体46が取り付けられ、該筒体
46と前記栓体12との間にスプリング47を装着する
ことによって、該エア抜き用弁体42全体を上向きに付
勢している。
【0027】前記操作部48は、前記エア抜き用弁体4
2の軸部43上方に装着されて、前記スライド部材34
および栓キャップ21を貫通して上方に露出するもので
あり、図3に示すように、上端閉鎖の円筒形状をなし、
その下端外周部には、径方向に対向するように前記スラ
イド部材34の底面および係止段部39bに係止する一
対の突出部49が設けられている。また、これら突出部
49と90度間隔をあけた一方に、前記フラップ22の
干渉突部30に上方から干渉する突片50が設けられて
いる。
【0028】次に、前記構成からなる液体容器1の中栓
11の操作時の動作について説明する。図1の状態から
容器本体2内の液体を注出する時には、まず、蓋体6を
取り外した状態で、栓キャップ21より露出した操作部
48を上方よりプッシュ操作する。
【0029】これにより、前記操作部48を介してエア
抜き用弁体42がスプリング47による付勢力に抗して
下降し、エア抜き可能な状態となる。そして、操作部4
8の突出部49をスライド部材34の係止段部39bよ
り下方まで下降させると、スライド部材34がスプリン
グ41aの付勢力で外向きにスライドし、腕部36にお
けるロック部36aがフラップ22における段状突出部
27の被ロック部27a上より退避する。同時に、操作
部48の突片50がフラップ22の干渉突部30を上方
から押し下げることにより、フラップ22を図1中時計
回りに僅かに回動させ、止水用弁体31のシール部33
を液通路14の嵌入部15から離脱させる。そうして、
この止水用弁体31を取り付けたフラップ22は、スプ
リング29aの付勢力によって時計回りに回動する。
【0030】この状態で操作部48をプッシュ操作した
手を離すと、操作部48の突出部49がスライド部材3
4の係止段部39bに係止し、その係止状態がエア抜き
用弁体42を上向きに付勢するスプリング47によって
保持されるとともに、エア抜き状態が保持される。ま
た、スライド部材34は、該スライド部材34を外向き
に付勢するスプリング41aと、前記エア抜き用弁体4
2のスプリング47によって上向きに付勢された操作部
48の係止により、開き状態が保持される。さらに、フ
ラップ22は、該フラップ22を開き方向に付勢するス
プリング29aによって解放状態が維持される。これに
より、図2に示すように、液通路14の上部が完全に解
放されるとともに、エア抜き状態が保持され、液通路1
4と連通した容器本体2内の液体が注出可能な状態とな
る。なお、図4(B)に示すように、切欠溝28内に
は、前記スライド部材34における腕部36の先端が挿
入する状態となる。
【0031】一方、前記開放状態から液通路14を閉塞
する際には、図2における栓体12から外側に突出した
スライド部材34を前側(図中左向き)に押圧する。
【0032】これにより、スライド部材34がスプリン
グ41aの付勢力に抗して閉じ方向にスライドする。そ
して、該スライド部材34における腕部36の先端が、
フラップ22における切欠溝28の円弧縁を押圧するこ
とにより、該フラップ22が閉じ方向に回動する。そし
て、スライド部材34の係止段部39bの端が操作部4
8の突出部49を越えると、エア抜き用弁体42がスプ
リング47により上昇するとともに操作部48も上昇す
る。そうして、スライド部材34を完全に前側にスライ
ドさせると、図4に示すように、ロック部36aがフラ
ップ22における段状突出部27の被ロック部27aを
ロックする。その結果、前記フラップ22に取り付けた
止水用弁体31のシール部33が液通路14の嵌入部1
5内に押し込まれ、液通路14の閉鎖状態を維持する。
また。エア抜き用弁体42は、栓体12をシールし、操
作部48も上方に移動した状態を保持する。
【0033】前記閉鎖状態では、例えば、容器本体2の
内部に熱いお湯を入れている場合、従来と同様に、容器
本体2の内圧が上がることにより、図5に示すように、
フラップ22に対して止水用弁体31を介して上方に移
動する力Faが作用する。また、止水用弁体31に一体
成形したシール部33には、前記内圧が上がることによ
り、図5に示すように、筒状の内部から外向きに広がる
ように力Fbが作用する。
【0034】しかし、本実施形態の中栓11では、図4
(B)に示すように、スライド部材34のロック部36
aによってフラップ22の開き方向への移動を防止して
いるため、上向きの力Faによってフラップ22が開き
方向に移動することはない。また、本実施形態の止水用
弁体31のシール部33は、弾性を有するように断面略
J字形状で薄肉の筒状に形成されているため、前記外向
きの力Fbにより、液通路14に設けた嵌入部15に密
着する。その結果、シール性が向上する作用をなし、容
器本体2内の液体が注口16から漏出することを確実に
防止する。
【0035】また、本実施形態では、液通路14を上部
でシールするようにしているため、液体を注ぎ出した
後、液通路14に未だ液体が残留している状態で前記閉
鎖状態としても、その液体は容器本体2内に戻り、液通
路14内に溜まることはない。勿論、液通路14の壁面
に付着した液体も容器本体2内に戻る。その結果、止水
用弁体によって栓体の下方から閉鎖するようにした従来
の中栓のように、液通路内に残留した液体が注口から外
部に漏出するという可能性をなくすことができる。さら
に、フラップ22を解放した状態では、図2に示すよう
に、液通路14が完全に露出した状態になるため、中栓
11を容器本体2から取り外して洗浄する際の作業性が
よく、液体による汚れを確実に除去することができる。
かつ、前記閉鎖状態で、容器本体2に蓋体6を取り付け
ると、図5に示すように、蓋体6の閉鎖部の内面は、前
記止水用弁体31の軸部32a上端に当接または略接触
し、フラップ22の開き方向への移動を阻止することが
できる。なお、蓋体6を軸部32aの上端に当接させた
場合でも、シール部33が上下方向の寸法誤差を吸収す
るため、蓋体6は、容器本体2に確実に取り付けること
ができる。
【0036】なお、前記第1実施形態の中栓11では、
フラップ22に対し、貫通孔25に止水用弁体31の軸
部32aを貫通させて該止水用弁体31に一体成形した
シール部33を配設したが、図6に示すように、前記フ
ラップ22の閉塞部24に弁本体の一部を構成する取付
部を設け、この取付部に止水用弁体51を取り付けても
よい。この場合、前記フラップ22の閉塞部24の上面
に、中栓11の最上位置になるように突出部24aを設
け、該突出部24aに蓋体6の閉鎖部を当接または略接
触させることが好ましい。
【0037】また、液通路14の上部には、必ずしも筒
状の嵌入部15を設ける必要はなく、図6に示すよう
に、上向きに広がる傾斜面としてもよい。このように構
成しても、容器本体2内に熱湯を入れることにより内圧
が上がると、下端を開口した止水用弁体51のシール部
51aが弾性的に外向きに広がって壁面に密着すること
により、シール性を維持または向上し、容器本体2内の
液体が漏出することを確実に防止することができる。
【0038】図7および図8は第2実施形態の中栓55
を適用した液体容器1を示す。この第2実施形態の中栓
55はスライド操作式であり、大略、栓体12と、取付
リング20と、栓キャップ58と、フラップ59と、止
水用弁体31と、スライド部材61と、エア抜き用弁体
42とからなる。なお、前記栓体12、取付リング2
0、止水用弁体31、および、エア抜き用弁体42は、
前記第1実施形態と同一構成であるため、同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0039】前記栓キャップ58は、後述するスライド
部材61の操作部69aを上側に露出するために、該ス
ライド部材61用の収容部58aを上面に形成した点で
前記第1実施形態と相違している。
【0040】前記フラップ59は、第1実施形態と同様
に栓体12に回動可能に配設し、前記注口16を開閉可
能に閉塞するものである。このフラップ59は、第1実
施形態と同様の本体63の前側に、前記注口16の形状
と一致する閉塞部64を備え、この閉塞部64に止水用
弁体31を挿通保持する貫通孔65が設けられている。
また、本体63の両側部には、栓体12の支持部18に
回動可能に支持される回動軸66が突設され、第1実施
形態に示す段状突出部27は形成されていない。この本
体63の後側には、下部より後述するスライド部材61
のロック部72が係止する凹部からなる被ロック部67
が形成されている。また、図7に示すように、この本体
63における被ロック部67の下部には、突端に垂直上
方に延びる係合片68aを備えた係合部68が突設され
ている。
【0041】なお、このフラップ59は、図6に示す変
形例と同様に、フラップ59の閉塞部64に止水用弁体
51を取り付ける取付部を設けてもよい。また、液通路
14の上部には、必ずしも筒状の嵌入部15を設ける必
要はない。さらに、このフラップ59には、閉じ方向に
付勢するスプリングを配設してもよい。
【0042】前記スライド部材61は、上面に凹状に窪
んだ操作部69aを形成した基板部69を備え、前記栓
体12と栓キャップ58との間にスライド可能に取り付
けることによって、前記フラップ59を回動軸66を支
点として回動させ、前記注口16を開閉操作するもので
ある。前記基板部69の下部には、前向きの下り勾配と
なる傾斜面70aを有し、この傾斜面70aによって前
記エア抜き用弁体42を下降させる押下部70が設けら
れている。この押下部70は、図7に示す閉じ状態で、
傾斜面70aにエア抜き用弁体42の軸部43の上端が
当接するようにし、エア抜き用弁体42を上向きに付勢
するスプリング47によって閉じ方向に付勢されるよう
にしてもよい。また、この押下部70の下端面には、前
記軸部43の上端を係止する凹部70bが設けられてい
る。さらに、基板部69の先端には、前記フラップ59
の係合片68aに所定の遊びをもって係合する鉤状の引
掛部71が突設されている。この引掛部71は、図8に
示すフラップ59の開放状態で、先端部下面がフラップ
59の係合片68a上部に位置するようにして、該フラ
ップ59の閉じ方向への回動を防止するようにしてい
る。また、この引掛部71の前端面には、前記被ロック
部67内に進入係止する突起からなるロック部72が設
けられている。
【0043】前記第2実施形態の中栓55を適用した液
体容器1を使用し、容器本体2内の液体を注出する時に
は、まず、蓋体6を取り外した状態で、栓キャップ58
より露出したスライド部材61の操作部69aを外向き
に押圧して、スライド操作する。
【0044】これにより、スライド部材61が外向きに
スライドし、押下部70の傾斜面70aによってエア抜
き用弁体42における軸部43の上端を下向きに押圧す
ることによって、スプリング47の付勢力に抗して下降
させながら、ロック部72がフラップ59の被ロック部
67内から退避する。そして、引掛部71がフラップ5
9の係合片68aに当接した後、該係合片68aを後向
きに押圧することにより、回動軸66を中心としてフラ
ップ全体を図中時計回りに回動させる。
【0045】その後、スライド部材61の押下部70に
形成した凹部70bにエア抜き用弁体42の軸部43上
端が係合するととともに、引掛部71の下面に係合片6
8aの上端が位置する。これにより、液通路14の上部
が完全に解放されるとともにエア抜きがなされ、該液通
路14と連通した容器本体2内の液体が注出可能な状態
となる。
【0046】一方、前記開放状態から液通路14を閉塞
する際には、栓体12から外側に突出したスライド部材
61の端部を前側(図中左向き)に押圧する。
【0047】これにより、押下部70に形成した凹部7
0bとエア抜き用弁体42の軸部43との係合が解除さ
れ、該エア抜き用弁体42がスプリング47の付勢力に
よって上昇する。また、スライド部材61の引掛部71
とフラップ59の係合片68aとの係合が解除されるこ
とにより、フラップ59が自重で閉じ方向に回動し、止
水用弁体31のシール部33が液通路14上部の嵌入部
15上に位置する。そうして、スライド部材61を完全
に前側にスライドさせると、ロック部72がフラップ5
9の被ロック部67内に進入し、フラップ59を回動不
可にロックする。その結果、前記第1実施形態と同様
に、前記フラップ59に取り付けた止水用弁体31のシ
ール部33が液通路14の嵌入部15内に押し込まれ、
液通路14の閉鎖状態を維持する。
【0048】このように、第2実施形態のようなスライ
ド操作式の中栓55においても、スライド部材61に形
成したロック部72により、フラップ59に配設した止
水用弁体31のシール部33を栓体12における液通路
14の嵌入部15に押し込み、容器本体2内の液体が漏
出することを防止できる。また、容器本体2の内圧が上
がっても、ロック部72によってフラップ59の開き方
向への回動を防止しているため、確実にシール性を維持
することができる。さらに、液通路14の上部でシール
しているため、液通路14内に液体が溜まることを防止
できるとともに、液通路14内を洗浄する際の作業性の
向上を図ることができる。
【0049】図9は第3実施形態の栓75を適用した液
体容器1を示す。この第3実施形態の栓75は、ウレタ
ン等の断熱材2aを用いた二重構造の容器本体2’の上
部に螺締め等の周知の取付構造で着脱可能に取り付ける
ようにしたもので、大略、栓体76と、樹脂製のフラッ
プ部材79と、止水用弁体86と、操作部材90と、図
示しないエア抜き用弁体からなる。なお、容器本体2’
は、前記第1および第2実施形態のように、真空二重構
造のものを適用してもよい。また、図示では、前記各実
施形態に示すコップ兼用の蓋体を取り付けない構成とし
ているが、前記実施形態と同様にフラップ部材79の一
部に当接または略接触する蓋体を設けてもよい。
【0050】前記栓体76は、上端閉鎖の筒状をなし、
その一部に円筒形状の液通路77を一体成形したもので
ある。この栓体76の液通路77と反対側には、前記フ
ラップ部材79および操作部材90の配設部78が形成
されている。この配設部78には、外周部にフラップ部
材79を回動可能に取り付ける図示しないブラケットが
形成され、これらの間に前記操作部材90を配設するよ
うになっている。
【0051】前記フラップ部材79は、前記液通路77
を覆う閉塞部80と取付部82とからなる。前記閉塞部
80は二重壁構造をなし、その内壁には、止水用弁体8
6を取り付ける貫通孔81が設けられている。前記取付
部82には、前記栓体76のブラケットに回動可能に取
り付ける軸83が形成されるとともに、該軸83と所定
間隔をもって下向きに突出する弾性板84が設けられて
いる。さらに、前記閉塞部80側には、後述する操作部
材90に形成された被ロック部93に係止する係止爪8
5aを有するロック部85が設けられている。
【0052】前記止水用弁体86は、略逆T字形状の弁
本体87を備え、この弁本体87の下部にシール部88
を一体成形したものである。このシール部88は、前記
第1実施形態と同様に、液通路77の内径より若干大径
の薄肉筒状をなし、その下端部は、縮径するように内向
きに湾曲成形されている。また、前記弁本体87の軸部
87aの上端には、前記フラップ部材79における貫通
孔81の上縁に係止して止水用弁体86の脱落を防止す
る係止部89が設けられている。
【0053】前記操作部材90は四角筒形状をなし、前
記栓体76に対して水平方向にスライド可能に配設され
るものである。この操作部材90の一端には、プッシュ
操作用の操作部91が設けられるとともに、該操作部9
1と所定間隔をもって、前記フラップ部材79の弾性板
84の下端と隣接するように突片92が設けられてい
る。また、この操作部材90の他端には、前記フラップ
部材79のロック部85が係止する被ロック部93が設
けられている。なお、図中94は、操作部材90を外向
きに付勢するスプリングである。また、図示しないエア
抜き用弁体は、フラップ部材79の開閉によって連動す
る適宜の構造を用いることができる。
【0054】前記第3実施形態の栓75を適用した液体
容器1を使用し、容器本体2’内の液体を注出する時に
は、栓体76の側部に露出した操作部材90の操作部9
1を内向きに押圧するようにプッシュ操作する。
【0055】これにより、操作部材90がスプリング9
4の付勢力に抗してスライドし、該操作部材90の突片
92でフラップ部材79の弾性板84を撓ませ、反発力
を付与する。その後、操作部材90の被ロック部93と
フラップ部材79のロック部85との係止が解除される
ことにより、前記弾性板84の反発力でフラップ部材7
9が図中二点鎖線で示すように回動して、栓体76の液
通路77を開放する。
【0056】一方、前記開放状態から液通路77を閉塞
する際には、前記フラップ部材79を反時計回りに回動
させることにより、止水用弁体86のシール部88を液
通路77内に押し込むとともに、ロック部85を操作部
材90の被ロック部93に係止させる。
【0057】これにより、前記各実施形態と同様に、容
器本体2内の内圧が上がっても液体が外部に漏出するこ
とを確実に防止できるとともに、洗浄時には、フラップ
部材79を開放させることにより、液通路77内を容易
かつ確実に洗浄することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液体容器の栓では、液通路の上部を上方から気密に閉
鎖するシール部を備えた止水用弁体を設け、液通路を上
部でシールするようにしているため、液体を注ぎ出した
後、液通路に未だ液体が残留している状態で閉鎖状態と
しても、その液体は容器本体内に戻り、また、液通路の
壁面に付着した液体も容器本体内に戻り、液通路内に溜
まることはない。その結果、止水用弁体によって下方か
ら閉鎖するようにした従来の中栓のように、液通路内に
残留した液体が注口から外部に漏出するという可能性が
なくなる。
【0059】また、閉鎖状態において、止水用弁体の上
方への移動を防止するロック部を設けているため、容器
本体の内部に熱いお湯を入れ、該容器本体の内圧が上が
ることによりシール部に対して上方に移動する力が作用
しても、止水用弁体が移動することはない。その上、前
記止水用弁体のシール部を略筒形状としているため、前
記のように、容器本体の内圧が上がると、シール部が外
向きに広がる作用をなすことにより、液通路の壁面に密
着させることができるため、前記シール部によるシール
性を確実に維持または向上させ、容器本体内の液体が漏
出することを確実に防止することができる。
【0060】さらに、前記止水用弁体を、操作部を操作
することによって回動する前記注口閉塞用のフラップに
配設しているため、栓を容器本体から取り外して洗浄す
る際には、フラップを開放状態とすることにより、液通
路は完全に露出した状態になる。その結果、液通路内を
容易かつ確実に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の中栓を適用した液体
容器を示す断面図である。
【図2】 図1の中栓の解放状態を示す断面図である。
【図3】 栓体の一部構成部品の分解斜視図である。
【図4】 フラップとスライド部材の関係を示し、
(A)は閉鎖状態の側面図、(B)は解放状態の側面図
である。
【図5】 閉鎖状態の要部拡大断面図である。
【図6】 第1実施形態の中栓の変形例を示す要部拡大
断面図である。
【図7】 第2実施形態の中栓を適用した液体容器を示
す断面図である。
【図8】 図7の中栓の開放状態を示す断面図である。
【図9】 第3実施形態の栓を適用した液体容器の断面
図である。
【符号の説明】
1…液体容器、2…容器本体、5…肩体、6…蓋体、1
1…中栓、12…栓体、14…液通路、15…嵌入部、
16…注口、20…取付リング、21…栓キャップ、2
2…フラップ、24…閉塞部、25…貫通孔、27…段
状突出部、27a…被ロック部、28…切欠溝、30…
干渉突部、31…止水用弁体、32…弁本体、33…シ
ール部、34…スライド部材、36a…ロック部、39
b…係止段部、42…エア抜き用弁体、45…シールパ
ッキン、47…スプリング、48…操作部、49…突出
部、50…突片。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月11日(1998.11.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の液体容器の栓は、栓体に形成した容器本体
内と連通する液通路上端の注口から、前記容器本体内の
液体を、注出可能に解放するとともに漏出不可に閉鎖す
る液体容器の栓において、前記液通路の上部を上方から
シール部を介して気密に閉鎖する止水用弁体を設け、前
記シール部を内圧により変形して前記液通路壁面に密着
する形状とするとともに、前記止水用弁体による液通路
の閉鎖状態で、該止水用弁体の上方への移動を防止する
ロック部を設けた構成としている。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栓体に形成した容器本体内と連通する液
    通路上端の注口から、前記容器本体内の液体を注出可能
    に解放または漏出不可に閉鎖する液体容器の栓におい
    て、前記液通路の上部を上方からシール部を介して気密
    に閉鎖する止水用弁体を設け、前記シール部を内圧によ
    り変形して前記液通路壁面に密着する形状とするととも
    に、前記止水用弁体による液通路の閉鎖状態で、該止水
    用弁体の上方への移動を防止するロック部を設けたこと
    を特徴とする液体容器の栓。
  2. 【請求項2】 前記シール部を、断面略J字形状の筒状
    としたことを特徴とする請求項1に記載の液体容器の
    栓。
  3. 【請求項3】 前記液通路の上部に、前記シール部が嵌
    入する嵌入部を設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の液体容器の栓。
  4. 【請求項4】 前記止水用弁体を、操作部を操作するこ
    とによって回動する前記注口閉塞用のフラップに配設し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の液体容器の栓。
  5. 【請求項5】 前記操作部を操作することによって水平
    方向にスライドして、前記フラップを回動させるスライ
    ド部材を設け、該スライド部材に前記ロック部を設ける
    とともに、該ロック部が係止する被ロック部を前記フラ
    ップに設けたことを特徴とする請求項4に記載の液体容
    器の栓。
  6. 【請求項6】 前記止水用弁体を、操作部を操作するこ
    とによって回動するフラップ部材に配設したことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液
    体容器の栓。
  7. 【請求項7】 前記容器本体は上部に取り付ける蓋体を
    備え、この蓋体の閉鎖部を前記止水用弁体またはフラッ
    プの少なくとも一部に略接触するようにしたことを特徴
    とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の液
    体容器の栓。
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