JP2735091B2 - 液体容器の栓 - Google Patents

液体容器の栓

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JP2735091B2
JP2735091B2 JP6003758A JP375894A JP2735091B2 JP 2735091 B2 JP2735091 B2 JP 2735091B2 JP 6003758 A JP6003758 A JP 6003758A JP 375894 A JP375894 A JP 375894A JP 2735091 B2 JP2735091 B2 JP 2735091B2
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宏 辻田
秀記 椋山
良一 阪口
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポットなどの液体容
器の栓に関し、特に二種類の栓組立体を着脱自在に組立
ててなる液体容器の栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体容器の栓内部の洗浄が容易にできる
ようにするために、栓を二種類の栓組立体の組合せによ
り構成したものは実開昭58−29044号公報により
従来から知られている。上記公報に開示された栓は、栓
受体を液体容器の口部に螺合し、その栓受体の内側に栓
本体を挿入螺合すると共に、栓本体に設けたシールリン
グを、栓受体の内周面に密着させて両者間の通水空間を
閉塞するようにしたものであり、栓本体をひねるとシー
ルリングが栓受体から離れ、上記の通水空間を開放する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の栓
は、栓受体の内側に栓本体が挿入螺合され、両者の下部
が共に容器内部に露出しているので、その部分が常時蒸
気にさらされ劣化しやすい。このため、栓受体と栓本体
の両方とも交換部品として扱わなければならず、部品交
換が高くつく問題があった。
【0004】また、上記従来の栓は、栓受体に対して栓
本体を螺合したものであったので、両者を分解する際の
操作が面倒である問題があった。請求項1及び2に記載
の発明は、この問題を解決することを課題とする。
【0005】更に、上記の各問題を解決すべく、液体容
器の栓を二種類の栓組立体により構成し、これを上下に
組合せるようにした場合、下部の栓組立体を組み忘れ、
上部の栓組立体のみを容器口部に取付ける誤りを犯すお
それがある。請求項3及び4に記載の発明は、そのよう
な誤りを犯すおそれがないようにすることを課題とす
る。
【0006】
【発明の構成】請求項1に記載の発明は、二種類の栓組
立体を着脱自在に上下に組合せてなる液体容器の栓にお
いて、下部栓組立体に弁孔と、その弁孔に通じた下部液
通路と、上記弁孔を開閉する弁体と、容器内壁に密着す
るシール部とを設け、上部栓組立体に上記弁体の開閉装
置と、液吐出口と、その液吐出口及び前記下部液通路と
に連通する上部液通路とを設け、上記シール部よりも上
位において下部栓組立体の上端部と上部栓組立体の下端
部とを内外に嵌合して組合せ、上記両栓組立体のいずれ
か一方に設けた連結部材により、上記両栓組立体を着脱
自在に係合した構成としたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、外側に嵌合された栓組立体に、内
方に付勢された弾性連結部材を取付け、上記弾性連結部
材の一部を内側に嵌合した栓組立体に係合させた構成と
したものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、液体容器の栓に
おける上部栓組立体に関し、二種類の栓組立体を着脱自
在に上下に組合せてなる液体容器の栓における上部栓組
立体において、該上部栓組立体にその外周面から外向き
の付勢力によって外方に突出する開閉表示部材及びその
外方への突出を規制する係合部材を設け、該開閉表示部
材を上記の付勢力に抗して内向きに押込んだ際の該開閉
表示部材の位置で、下部栓組立体からの上向きの付勢力
が加わったときのみ上記開閉表示部材の係止段部に係合
して該開閉表示部材の外方への突出を上記の係合部材に
より規制するようにした構成としたものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の上部栓組立体において、弁体に上向きの付勢力を
与えて弁孔を閉塞した下部栓組立体を上部栓組立体に組
合せた際、上記弁体に立設した弁棒の上端を、上記上部
栓組立体上面に出没自在に形成した操作係合部材に接近
させて該操作係合部材を押込んだ際に、上向きの付勢力
を与えることを可能とし、上記操作係合部材には上部栓
組立体の外周面に出没自在に形成した開閉表示部材の下
面に上向きに付勢されて接触する係合部を設け、上記開
閉表示部材を押込んだ際、該開閉表示部材の係合段部に
上記係合部が上向きの付勢力により係合する構成とした
ものである。
【0010】
【作用】上記の請求項1及び2に記載の発明は、上部栓
組立体に設けた開閉装置を操作することにより下部栓組
立体の弁体を開放したのち容器を傾けると、容器内部の
液体は弁孔、下部液通路及び上部液通路を経て吐出口か
ら吐出される。上記の弁体が閉塞した状態では、容器内
部の蒸気は下部栓組立体にのみ接触し、上部栓組立体は
シール部により遮断されるので、常時蒸気にさらされる
ことはない。
【0011】また、連結部材による係合を外すことによ
り、上下の栓組立体をワンタッチで分解することがで
き、またワンタッチで組立てることができる。
【0012】請求項3及び4に記載の発明は、分解後の
組立時に、下部栓組立体の組込みを失念し、上部栓組立
体のみを容器の口部に組付けたとしても、開閉表示部材
はその動きを規制する係合部材に下部栓組立体の付勢力
が及ばないので規制されず、外向きの付勢力により上部
栓組立体の外表面から突出したままの状態となる。これ
により、使用者は組付けに異常があることを知ることが
できる。
【0013】
【実施例】図1に示すように、実施例の液体容器の栓
は、下部栓組立体1と、上部栓組立体2の組合せから成
る。
【0014】下部栓組立体1は、筒部3の内周面に複数
本の放射状のリブ4を設け、そのリブ4の内端に内筒5
を一体に設けている。またその内筒5の内周面に設けた
リブ6の内端にガイド筒7を一体に設けている。上記の
筒部3の内部が下部液通路8となる。
【0015】上記のガイド筒7には、弁体9の弁棒11
が上下方向にスライド自在に貫通している。上記の弁棒
11には受つば12が取付けられ、その受つば12と前
記のリブ6との間に介在したコイルばね13により、弁
体9を上向きに付勢している。
【0016】前記の筒部3の外周面には、パッキン押さ
えつば14が形成され、そのパッキン押さえつば14の
下部の外周面にもパッキン装着つば15が形成される。
上記の各つば14、15により支持されたパッキン16
の外周縁は、容器17の口部の内周壁段部18に圧着さ
れるシール部20となり、また、内周縁が弁座20’と
なり、その内周が弁孔10となる。前記の弁体9はこの
弁座20’を押圧し、弁孔10を閉塞する。
【0017】なお、上記のパッキン16及びこれを取付
けるためのつば14、15を省略し、下部栓組立体1の
外周部に設けたシール部を直接容器17に接触させてシ
ールするようにしてもよい。特許請求の範囲で「シール
部」というのは、このようなシール部と前記のパッキン
16とを含むものである。
【0018】また、上記のパッキン押さえつば14の上
部の外周面に周方向の係合溝19が形成される。
【0019】次に、上部栓組立体2は、図1に示すよう
に、内筒部21の上端の平坦部22(図3参照)の外周
縁に外筒部23を垂設しており、内筒部21の内部を水
平方向に仕切る仕切壁24の中心に、前記弁棒11の貫
通孔25を設け、またこの貫通孔25から離れた位置に
連通孔26を設けている。上記平坦部22の一部に吐出
口27の一部を構成する凹所28を設けている。
【0020】上記の仕切壁24の上面において、前記貫
通孔25と連通孔26との間には、図3に示すように、
円弧壁29が設けられ、その円弧壁29の両端から、連
通孔26の両側に沿ってガイドリブ31が形成され、そ
のガイドリブ31の上端が前記の凹所28の両側に達し
ている。上記の2本のガイドリブ31に囲まれた部分が
上部液通路32(図1参照)となり、そのガイドリブ3
1の上端部分と前記の凹所28とにより吐出口27が構
成される。また、上記の凹所28と中心対称の位置の平
坦部22に切欠き33が設けられる。
【0021】前記の仕切壁24の上方において、内筒部
21の上端内周に形成した係合リブ30(図3参照)
に、前記の弁体9の開閉装置34が強制的に嵌合され、
仕切壁24の内筒部21とにより形成された凹み空所3
5をこの開閉装置34により閉塞する。
【0022】上記の開閉装置34は、閉塞板36と、開
閉表示部材37と、操作ボタン38及び付勢ばね39に
より構成される(図4及び図5参照)。
【0023】閉塞板36の周縁には、前記のガイドリブ
31の両外側に沿う凹部41が形成され、またその反対
側に前記の切欠き33に嵌合する突出部42が形成され
る。また、この閉塞板36の外周に、前記の係合リブ3
0に強制形に嵌合される係合溝43が形成される。更
に、この閉塞板36の中心部分に操作ボタン38(請求
項3では「係合部材」、同4では「操作係合部材」と称
する。)を挿入するボタン孔44(図3参照)が設けら
れ、そのボタン孔44の下面にガイド筒45が設けられ
る。このガイド筒45の2個所に上下方向のガイド用ス
リット46が形成される。
【0024】開閉表示部材37は、上記のガイド筒45
のまわりを囲む長孔47を有する枠部48、その枠部4
8の長さ方向の一端に突設された吐出口開閉部49と、
他端に突設された表示突起部51とを有し、その吐出口
開閉部49は前記閉塞板36の凹部41に嵌合される。
また、表示突起部51は、前記の突出部42の下面に沿
って配置される。
【0025】前記の枠部48の両側内面には、係止段部
52が形成される。この係止段部52は、図2、4、5
に示す傾斜面に限らず、直角の段部等任意の形状の段部
でよい。但し、図示のごとき傾斜面とすると作動がスム
ーズとなる。
【0026】また、枠部48の前記表示突起部51の内
側に設けた細い突起53に付勢ばね39を嵌め、その付
勢ばね39を閉塞板36のガイド筒45に押し当てるこ
とにより、開閉表示部材37をその表示突起部51が外
方へ突出する方向に付勢する(図5参照)。なお、付勢
ばね39の付勢力は、後述するように、下部栓組立体1
と上部栓組立体2を嵌合した際、下部栓組立体1に設け
たコイルばね13が伸び切った状態でその動きを規制し
ない小さな力に設定される。
【0027】操作ボタン38は、その両外側面に係合部
54が突設され、その係合部54が前記のガイド用スリ
ット46に上下動自在に嵌入される。また、その係合部
54の上端(上下を逆に表わした図5では下端)は、枠
部48に係合する。
【0028】上記構成の開閉装置34は、内筒部21の
上端面に強制嵌合されると、図1に示すように、操作ボ
タン38の下面に前述の弁棒11の上端が嵌入し、操作
ボタン38に対し、上向きの付勢力を及ぼす。
【0029】次に、下部栓組立体1と、上部栓組立体2
とのワンタッチ着脱構造について説明する。
【0030】図1に示すように、前記上部栓組立体2の
内筒部21の下半部は、下部栓組立体1の筒部3の外周
面に嵌合される。その嵌合部分の内筒部21の下半部内
周面にほぼ全周にわたり周溝55が形成される。その周
溝55の一端は、図6及び図7に示すように、端壁56
で終っており、他端は開口部57により外周面に開放さ
れている。
【0031】上記の周溝55には、弾力性のある切円形
のリングばね58が嵌入される。このリングばね58の
一端は、前記の端壁56に押し当てられ、その位置で安
定するように、その一端部に設けた小突起59を、周溝
55の一部に設けた小凹所61に係合している。この小
凹所61は、図6(b)に二点鎖線で示すように、上方
向に抜けた貫通穴で形成してもよい。
【0032】また、リングばね58の他端には、指掛け
部62が設けられ、その指掛け部62が前記の開口部5
7から外部に露出し、開口部57に沿って形成されたカ
ム面63(図8参照)に係合している。このカム面63
は相対的に低い凹所64と、その凹所64から、右回り
(図7、図8の状態での右回り)の位置に隣接して形成
された相対的に高い凸部65とからなる。
【0033】前記のリングばね58は、指掛け部62が
カム面63の凹部64にある状態(図7参照)では、そ
の内周面がほぼ全体にわたり周溝55から部分的に内方
に寄り、かつ全体として弾性変形の少ない状態にある。
また、指掛け部62をカム面63の凸部65に移動させ
た状態(図8参照)では、全体として径が拡大し、周溝
55の内部に納まる。この状態では、全体として弾性変
形が生じており、指掛け部62から指を離すとその弾性
により図7の通常状態に戻る。
【0034】上記のリングばね58は、通常状態におい
ては、その内周縁が下部栓組立体1の筒部3の係合溝1
9に係合する(図1参照)。これにより、両方の栓組立
体1、2が一体に組立てられる。
【0035】なお、上部栓組立体2の外筒部23の内周
面にはねじ66が形成され、容器17の肩部材67の外
周面に螺合される。その他、図1において、68はカッ
プを兼用した外蓋である。
【0036】実施例の液体容器の栓は以上のごときもの
であり、容器17に装着した図1の状態においては、下
部栓組立体1と上部栓組立体2とが両者の嵌合部分にお
いて、リングばね58により係合一体化されている。ま
た、弁体9はコイルばね13の弾力により上向きに付勢
され、弁座20’を押圧する。
【0037】また、開閉表示部材37は前方(吐出口2
7側)に押し込まれ、その吐出口開閉部49により吐出
口27を閉塞する。操作ボタン38は弁体9の付勢力に
より上向きに押され、その係合部54が開閉表示部材3
7の係止段部52に係合する(図2の二点鎖線参照)。
このとき、開閉表示部材37の後端の表示突起部51
は、閉塞板36の突出部42の下面に退避した状態にあ
る(図2の二点鎖線及び図1の実線参照)。
【0038】容器17内部の液体を吐出させる際は、使
用者が指先で操作ボタン38を押下げる(図1の二点鎖
線、図2の実線参照)。そうすると、弁体9が押下げら
れ、弁座20’から離れて弁孔10を開放する。これと
同時に、操作ボタン38の係合部54が開閉表示部材3
7の係止段部52から外れているので、図2に示すよう
に、開閉表示部材37が付勢ばね39の弾力で後退し、
その前端の吐出口閉塞部49が吐出口27を開放すると
共に、後端の表示突起部51が突出部42よりも外方に
突出する。この状態で容器17を傾けると、内部の液体
は弁孔10、下部液通路8、上部液通路32を経て吐出
口27から吐出される。
【0039】次に、上記の栓を洗浄等のために容器17
から外して分解する場合は、まず、肩部材67から外し
たのち上部栓組立体2のリングばね58の指掛け部62
に指を掛けてこれを周方向に押すと、図8に示すように
リングばね58が拡径して、下部栓組立体1の係合溝1
9から外れ、図9及び図10に示すように、両方の栓組
立体1、2が分解される。このように分解すると、それ
ぞれ下部液通路8及び上部液通路32が開放されるの
で、その内部の掃除が容易になる。
【0040】なお、このとき上部栓組立体2において
は、操作ボタン38が弁棒11から外れるので、図9に
二点鎖線で示すようにガイド筒45の下部に落ち込み、
その係合部54が係止段部52から外れる。これにより
開閉表示部材37が付勢ばね39の弾力により後退し、
その表示突起部51が後方に突出する。
【0041】掃除終了後、下部栓組立体1と上記栓組立
体2を元の状態に組合わせると、下部栓組立体1の筒部
3の上端縁がリングばね58を押し拡げて嵌合し、その
リングばね58が復元して係合溝19に係合する。両方
の栓組立体1、2が一体化したのち、肩部材67に螺合
する。
【0042】このとき、下部栓組立体1を組込まずに、
上部栓組立体2のみを肩部材67に螺合することが構造
上可能であるが、このような組立ては誤った組立てであ
るので避けなければならない。そこで、この発明におい
ては、万一下部栓組立体1の組込みを失念したときは、
上部栓組立体2の開閉表示部材37の表示突起部51が
後方へ突出した状態にあり、上部栓組立体2のみを容器
17の肩部材67に螺合したとしても、この表示突起部
51が突出したままの状態にあるので、栓の組立に異常
があることを使用者に気付かせることができる。
【0043】図11及び図12は、下部栓組立体1と上
部栓組立体2との着脱構造の他の実施例を示すものであ
る。
【0044】この場合の下部栓組立体1の筒部3の外周
面には、周方向に一定間隔をおいて、周方向の複数の係
合リブ71が設けられる。また、上部栓組立体2の内筒
部21の下半部分の内周面には、係合リング73が回転
自在に取付けられる。この係合リング73の内周面に
は、前記の係合リブ71と係合するつめ74が設けら
れ、またその係合リング73の外周面に設けた指掛け部
75を内筒部21の外周面に突出せしめ、その指掛け部
75を図12の矢印の方向に操作することにより、係合
リング73を一定角度だけ回転できるようになってい
る。
【0045】また、両栓組立体1、2の相対的な回転を
防止するために、下部栓組立体1の外周面に周方向に一
定の間隔をおいて、上下方向の回り止めリブ76を設
け、上部栓組立体2の内筒部21の下端内周面に、上記
の回り止めリブ76を受入れる凹所77が設けられる。
【0046】図11に示すように、分解された状態にあ
る両栓組立体1、2を組立てるには、下部栓組立体1の
係合リブ71を上部栓組立体2のつめ74の間隔を通し
て嵌合させると共に、回り止めリブ76を凹所77に嵌
め、しかるのちに、係合リング73の指掛け部75に指
を掛け、これを周方向に押すと、係合リング73が回動
し、そのつめ74が係合リブ71の下面に係合する。こ
れにより両方の栓組立体1、2が一体化される。両者を
分解する際は、これと逆の手順による。
【0047】なお、この発明は、上記の実施例に限ら
ず、各種の応用が可能である。例えば、リングばね58
或いは係合リング73を下部栓組立体1の内周面に設
け、上部栓組立体2をその内側に嵌合して、上部栓組立
体2の外周面に設けた係合溝に係合させるようにしても
よい。
【0048】
【発明の効果】請求項1及び2に記載の発明は、上部栓
組立体が、下部栓組立体のシール部により容器内部の蒸
気から遮断されるため、常時蒸気にさらされることがな
い。このため上部栓組立体を交換部品とする必要がな
い。下部栓組立体は交換部品となるが、コスト的に高価
につく弁体の開閉装置は下部栓組立体には無いので、下
部栓組立体のコストを低くすることができる。また両方
の栓組立体をワンタッチで着脱できる便利さがある。
【0049】請求項3及び4に記載の発明は、下部栓組
立体の組込みを失念したとしても、上部栓組立体の表示
部材が外方に突出し、組込みの異常を表示するので、誤
った組み込みを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の開弁時の断面図
【図3】同上の一部分解斜視図
【図4】同上の開閉装置の分解斜視図
【図5】同上の開閉装置の裏面側から見た斜視図
【図6】(a)同上の上部栓組立体の一部分解斜視図 (b)図6a図のVI−VI線の断面図
【図7】同上の上部栓組立体の横断面図
【図8】同上の上部栓組立体のリングばね拡径時の横断
面図
【図9】同上の両栓組立体の分解時の断面図
【図10】同上の両栓組立体の分解時の斜視図
【図11】他の実施例の両栓組立体の分解時の斜視図
【図12】同上の上部栓組立体の横断面図
【符号の説明】
1 下部栓組立体 2 上部栓組立体 3 筒部 4 リブ 5 内筒 6 リブ 7 ガイド筒 8 下部液通路 9 弁体 10 弁孔 11 弁棒 12 受つば 13 コイルばね 14 パッキン押さえつば 15 パッキン装着つば 16 パッキン 17 容器 18 内周壁段部 19 係合溝 20 シール部 20’ 弁座 21 内筒部 22 平坦部 23 外筒部 24 仕切壁 25 貫通孔 26 連通孔 27 吐出口 28 凹所 29 円弧壁 30 係合リブ 31 ガイドリブ 32 上部液通路 33 切欠き 34 開閉装置 35 凹み空所 36 閉塞板 37 開閉表示部材 38 操作ボタン 39 付勢ばね 41 凹部 42 突出部 43 係合溝 44 ボタン孔 45 ガイド筒 46 ガイド用スリット 47 長孔 48 枠部 49 吐出口開閉部 51 表示突起部 52 係止段部 53 突起 54 係合部 55 周溝 56 端壁 57 開口部 58 リングばね 59 小突起 61 小凹所 62 指掛け部 63 カム面 64 凹部 65 凸部 66 ねじ 67 肩部材 68 外蓋 71 係合リブ 73 係合リング 74 つめ 75 指掛け部 76 回り止めリブ 77 凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪口 良一 大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マ ホービン株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−95437(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二種類の栓組立体を着脱自在に上下に組
    合せてなる液体容器の栓において、下部栓組立体に弁孔
    と、その弁孔に通じた下部液通路と、上記弁孔を開閉す
    る弁体と、容器内壁に密着するシール部とを設け、上部
    栓組立体に上記弁体の開閉装置と、液吐出口と、その液
    吐出口及び前記下部液通路とに連通する上部液通路とを
    設け、上記シール部よりも上位において下部栓組立体の
    上端部と上部栓組立体の下端部とを内外に嵌合して組合
    せ、上記両栓組立体のいずれか一方に設けた連結部材に
    より、上記両栓組立体を着脱自在に係合したことを特徴
    とする液体容器の栓。
  2. 【請求項2】 外側に嵌合された栓組立体に、内方に付
    勢された弾性連結部材を取付け、上記弾性連結部材の一
    部を内側に嵌合した栓組立体に係合させたことを特徴と
    する請求項1に記載の液体容器の栓。
  3. 【請求項3】 二種類の栓組立体を着脱自在に上下に組
    合せてなる液体容器の栓における上部栓組立体におい
    て、該上部栓組立体にその外周面から外向きの付勢力に
    よって外方に突出する開閉表示部材及びその外方への突
    出を規制する係合部材を設け、該開閉表示部材を上記の
    付勢力に抗して内向きに押込んだ際の該開閉表示部材の
    位置で、下部栓組立体からの上向きの付勢力が加わった
    ときのみ上記開閉表示部材の係止段部に係合して該開閉
    表示部材の外方への突出を上記の係合部材により規制す
    るようにしたことを特徴とする上部栓組立体。
  4. 【請求項4】 弁体に上向きの付勢力を与えて弁孔を閉
    塞した下部栓組立体を上部栓組立体に組合せた際、上記
    弁体に立設した弁棒の上端を、上記上部栓組立体上面に
    出没自在に形成した操作係合部材に接近させて該操作係
    合部材を押込んだ際に、上向きの付勢力を与えることを
    可能とし、上記操作係合部材には上部栓組立体の外周面
    に出没自在に形成した開閉表示部材の下面に上向きに付
    勢されて接触する係合部を設け、上記開閉表示部材を押
    込んだ際、該開閉表示部材の係合段部に上記係合部が上
    向きの付勢力により係合することを特徴とする請求項3
    に記載の上部栓組立体。
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