JP6118520B2 - 塗布容器 - Google Patents

塗布容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6118520B2
JP6118520B2 JP2012170469A JP2012170469A JP6118520B2 JP 6118520 B2 JP6118520 B2 JP 6118520B2 JP 2012170469 A JP2012170469 A JP 2012170469A JP 2012170469 A JP2012170469 A JP 2012170469A JP 6118520 B2 JP6118520 B2 JP 6118520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
application
container
hole
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012170469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014028634A (ja
Inventor
古原 裕嗣
裕嗣 古原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2012170469A priority Critical patent/JP6118520B2/ja
Publication of JP2014028634A publication Critical patent/JP2014028634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6118520B2 publication Critical patent/JP6118520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、塗布容器に関する。
従来から、内容物が収容される容器体と、容器体の口頸部に嵌着される中空口栓と、中空口栓の頂壁上面に嵌合リングを用いて固着された塗布材と、を備える塗布容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭55−47571号公報
しかしながら、上記従来の塗布容器では、例えば塗布容器を誤って倒したときなどに、内容物が予期せず漏出することがあった。また、例えば塗布材が汚れた際に洗浄したり別の塗布材に交換したりすることや、別の形態の塗布材に変更することに対して改善の余地があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、内容物が予期せず漏出することを抑えると共に、塗布材を容易に洗浄したり塗布材を容易に交換したりすることができる塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の塗布容器は、被塗布部に塗布される内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に開口する連通孔部が形成された中栓部材と、前記中栓部材内で容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて付勢された状態で配置されると共に、前記連通孔部を開放自在に閉塞する弁部材と、前記中栓部材を前記容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から覆い、前記連通孔部と連通可能な吐出孔部が形成された吐出部材と、前記連通孔部を通して前記吐出孔部から吐出される内容物を前記被塗布部に塗布する塗布部材と、を備え、前記塗布部材が、前記吐出部材に着脱自在に装着されており、前記吐出部材には、先端に前記吐出孔部が形成された吐出筒部が突設され、前記塗布部材が、前記吐出部材に装着される台座部と、前記台座部に取り付けられた塗布部と、を備え、前記台座部が、前記吐出筒部が挿入される装着穴部が形成された取付筒部を有し、前記塗布部には、前記取付筒部が挿入される挿入穴部が設けられていることを特徴とする。
この発明では、弁部材が容器本体の内側に向けて付勢された状態で連通孔部を開放自在に閉塞しており、例えば容器本体を圧搾して容器本体の内圧を高めることによって連通孔部が開放されるので、内容物が吐出孔部から不意に漏出することを防止できる。また、塗布部材が吐出部材に対して着脱自在に装着されているので、例えば塗布部材を洗浄したいときなどに塗布部材を脱着して容易に洗浄できると共に、塗布部材が汚れたときや塗布部材の形態を別のものとしたいときなどに他の塗布部材に容易に交換できる。さらに、塗布部材を取り外したり装着したりしているときに誤って塗布容器を倒すなどした場合であっても、内容物が吐出孔部から漏出することを防止できる。
したがって、内容物が意図せずに吐出孔部から漏出することを抑えると共に、塗布部材を容易に交換できる。
また、塗布部材を吐出部材に装着する際に吐出筒部を装着穴部に挿入することで、塗布部材及び吐出部材の相対的な位置を安定させやすくすることができる。
また、本発明の塗布容器では、前記塗布部材及び前記吐出部材のうちのいずれか一方には、係合突出部が前記容器軸方向に突設され、他方には、前記係合突出部に着脱自在に係合される係合凹部が形成されており、前記係合突出部が、前記一方に突設された基部と、前記基部の先端において径方向に突設された突端部と、を有し、前記係合凹部が、幅広孔部と幅狭孔部とがそれぞれの幅方向と直交する方向に連結された周方向の長穴形状とされ、前記係合凹部の前記幅広孔部に前記係合突出部を挿入した状態で、前記係合突出部を前記係合凹部の前記幅狭孔部に向けて相対的にスライド移動させ、前記突端部のうち前記基部側の端部を前記他方における前記幅狭孔部の開口周縁部に引っ掛けることによって、前記係合突出部を前記係合凹部に係合させ、前記他方には、前記係合突出部が前記係合凹部における前記幅広孔部から前記幅狭孔部に移行するときに前記係合突出部が摺接して乗り越える摺接突起部が設けられてもよい。
この発明では、係合突出部が摺接突起部を乗り越えることで係合突出部の係合凹部への係合が完了したことや係合突出の係合凹部からの係合が解除されたことを触覚や聴覚によって認識することができる。
この発明にかかる塗布容器によれば、容器本体の内側に向けて付勢されている弁部材が連通孔部を開放自在に閉塞しており、また、塗布部材が吐出部材に対して着脱自在に装着されているので、内容物が意図せずに漏出することを抑制すると共に、塗布部材の交換が容易に行える。
本発明の第1実施形態における塗布容器を示す軸方向断面図である。 図1の塗布容器を示す他の軸方向断面図である。 図1の係合突出部及び係合凹部を示す部分拡大図である。 図1の塗布容器を示す上面図である。 図4において塗布部材を取り外した状態における塗布容器を示す上面図である。 図1の塗布容器における塗布部材の交換方法を示す上面図である。 同じく塗布部材の交換方法を示す軸方向断面図である。 本発明の第2実施形態における塗布部材を取り外した状態の塗布容器を示す上面図である。 本発明の第3実施形態における塗布容器を示す軸方向断面図である。
以下、本発明における塗布容器の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における塗布容器1は、図1及び図2に示すように、内容物が収容される容器本体11と、容器本体11の口部12の内側に装着される有底筒状の中栓部材13と、中栓部材13内で容器本体11の内側に向けて付勢された状態で配設された有底筒状の弁部材14と、容器本体11の口部12の外側に装着され、中栓部材13を容器本体11の外側から覆う有頂筒状の吐出部材15と、吐出部材15に装着され、吐出部材15から吐出される内容物を皮膚などの被塗布部に塗布する塗布部材16と、吐出部材15及び塗布部材16を外側から覆う有頂筒状のオーバーキャップ部材17と、を備える。
ここで、容器本体11の口部12、中栓部材13、弁部材14、吐出部材15及びオーバーキャップ部材17は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下、この共通軸を容器軸Oと称し、図1において容器軸Oに沿うオーバーキャップ部材17側を上方、その反対側を下方とする。また、容器軸Oに直交する方向を径方向とし、容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。
容器本体11は、例えばチューブ容器であり、筒状の胴部21と、胴部21の上端開口縁に連設された肩部22と、肩部22の上端開口縁に上方に向けて連設された口部12と、を備える。
胴部21は、下端開口部が径方向に挟み込まれたシール部(図示略)を有している。また、胴部21の上端部には、オーバーキャップ部材17の後述する外壁部92の第1取付溝部92Aに係合する第1取付突出部21Aが全周にわたって径方向外側に向けて突設されている。
肩部22の内径及び外径は、上方に向かうにしたがって漸次縮径されている。
口部12の下端部には、吐出部材15の後述する第1装着筒部62の第2取付溝部62Aに係合する第2取付突出部12Aが全周にわたって径方向外側に向けて突設されている。また、口部12の上端部には、上下方向に延在する複数のリブ部12Bが周方向に間隔をあけて径方向外側に向けて突設されている。
中栓部材13は、平面視で円板状の底壁部31と、底壁部31の外周縁から上方に向けて延設された周壁部32と、周壁部32の上端から径方向外側に向けて突設された円環状のフランジ部33と、を備える。
底壁部31の径方向中央部には、容器本体11内に開口する連通孔部31Aが形成されている。周壁部32は、口部12内に挿入されている。また、フランジ部33は、口部12の上端開口縁に載置されている。
弁部材14は、カップ状の弁体部41と、弁体部41の外周縁から上方に向けて延設された付勢部42と、を備える。
弁体部41は、付勢部42により下方に向けて付勢された状態で中栓部材13の底壁部31上に着座されており、底壁部31の連通孔部31Aをその上方から開放可能に閉塞している。
付勢部42は、容器軸O回りに巻回された螺旋状をなしており、弁体部41と一体的に形成されている。なお、付勢部42は、弁体部41を下方に向けて付勢することができれば、螺旋状に限らず、他の形状であってもよく、弁体部41とは別体として形成されてもよい。
吐出部材15は、口部12に装着された有頂筒状の装着部51と、装着部51に装着された有頂筒状の吐出部52と、を備える。
装着部51は、円板状の天壁部61と、天壁部61の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の第1装着筒部62と、第1装着筒部62よりも径方向内側において天壁部61から上方に向けて延設された円筒状の被装着筒部63と、天壁部61の径方向中央部において天壁部61から上方に向けて突設された円柱状の嵌合柱部64と、を有する。
天壁部61には、天壁部61を貫通して容器本体11内に開口する複数の流通孔部61Aが嵌合柱部64を囲むように周方向に間隔をあけて形成されている。また、天壁部61には、弁部材14の付勢部42の内側に嵌め込まれる第1嵌合筒部65と、吐出部52の後述する吐出筒部74の下端部を嵌合柱部64との間に挟み込む第2嵌合筒部66と、が形成されている。
第1装着筒部62は、口部12の外周に装着されている。第1装着筒部62の下端部の内周面には、口部12の第2取付突出部12Aが係合する第2取付溝部62Aが全周にわたって形成されている。また、第1装着筒部62の上端部の内周面には、口部12のリブ部12Bを収容する複数の収容溝部62Bが周方向に間隔をあけて形成されている。収容溝部62B内にリブ部12Bが収容されることにより、口部12に対する第1装着筒部62の容器軸O回りの回転が規制される。
被装着筒部63には、吐出部52の後述する第2装着筒部73の第3取付溝部73Aに係合する第3取付突出部63Aが全周にわたって径方向外側に向けて突設されている。
嵌合柱部64は、吐出部52の後述する吐出筒部74の内側に嵌め込まれて吐出筒部74の後述する流通溝部74Bの下端部の径方向内側を液密にシールする円柱状の下側部分と、外径が下側部分よりも縮径している円柱状の上側部分と、を有する。
吐出部52は、平面視で楕円板状をなして径方向中央部が開口した天板部71と、天板部71の外周縁から下方に向けて延設された楕円筒状の囲繞筒部72と、囲繞筒部72よりも径方向内側において天板部71から下方に向けて延設された円筒状の第2装着筒部73と、天壁部61の内周縁から上下双方向に向けて各別に延設された吐出筒部74と、を有する。
天板部71には、装着部51の被装着筒部63の内側に嵌め込まれる第3嵌合筒部75が下方に向けて連設されている。また、天板部71において囲繞筒部72と第2装着筒部73との間に位置する部分には、図1及び図3から図5に示すように、塗布部材16を着脱自在に装着するための係合凹部76が形成されている。
係合凹部76は、図4及び図5に示すように、周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では2つ)形成されており、幅広孔部77と幅狭孔部78とが周方向に連結された弧状をなす長穴形状とされている。なお、本実施形態では、図5に示すように、幅広孔部77が幅狭孔部78よりも時計回り側に形成されている。係合凹部76は、容器軸Oを径方向で挟むように形成されており、容器軸Oを中心として回転対称となっている。
幅広孔部77の内面のうち周方向に沿って延在しかつ径方向内側に位置する第1内面77Aは、幅狭孔部78のうち周方向に沿って延在しかつ径方向内側に位置する第2内面78Aと段差なく連なっている。
また、幅広孔部77の内面のうち周方向に沿って延在しかつ径方向外側に位置する第3内面77Bは、幅狭孔部78のうち周方向に沿って延在しかつ径方向外側に位置する第4内面78Bよりも径方向外側に位置している。そして、第3内面77Bと第4内面78Bとは、径方向に沿って延在する接続面79を介して連なっている。
さらに、天板部71における係合凹部76の周縁部のうち接続面79と周方向に沿う幅狭孔部78側に連なる部分には、図1及び図3から図5に示すように、下方に向けて摺接突起部76Aが突設されている。
囲繞筒部72は、図1及び図2に示すように、容器本体11の口部12に装着された第1装着筒部62を径方向外側から囲繞する。
第2装着筒部73の内周面には、被装着筒部63の第3取付突出部63Aと係合する第3取付溝部73Aが全周にわたって形成されている。
吐出筒部74の上端開口は、容器本体11内の内容物を塗布部材16に向けて吐出させる吐出孔部74Aとなっている。吐出筒部74の下端部の内周面には、上下方向に延在する複数の流通溝部74Bが周方向に間隔をあけて形成されている。流通溝部74Bの上部は、嵌合柱部64の下側部分よりも上方に位置しており、吐出筒部74の内側に向けて開口している。また、流通溝部74Bは、天壁部61の流通孔部61Aと周方向の位置が合わされている。このため、中栓部材13の内側と吐出筒部74の内側とは、流通溝部74Bを通して連通されている。
塗布部材16は、吐出部材15の吐出部52に装着される台座部81と、台座部81に取り付けられた塗布部82と、を備える。
台座部81は、平面視で楕円板状をなし、径方向中央部が開口する底板部85と、底板部85の外周縁から上方に向けて延設された周筒部86と、底板部85の内周縁から上方に向けて延設された取付筒部87と、を有する。
底板部85には、図4に示すように、係合凹部76と係合する複数(本実施形態では2つ)の係合突出部88が下方に向けて突設されている。係合突出部88は、容器軸Oを径方向で挟むように配設されており、容器軸Oを中心として回転対称となっている。
係合突出部88は、図3及び図4に示すように、底板部85から下方に向けて突設される基部88Aと、基部88Aの下端部から径方向外側に向けて突出する突端部88Bと、を有する。
基部88Aの径方向の幅は、幅狭孔部78の径方向の幅と同等とされており、係合凹部76を挿通する状態で幅狭孔部78に沿って周方向に移動可能となっている。基部88Aの周方向の大きさは、幅狭孔部78の内面のうち幅広孔部77とは反対側の周端面と摺接突起部76Aのうち幅狭孔部78側の周端面との間の周方向の大きさと同等となっている。そのため、係合突出部88は、係合凹部76の幅狭孔部78に移行すると、摺接突起部76Aにより周方向で位置決めされる。
突端部88Bの径方向の幅は、幅広孔部77の径方向の幅と同等とされている。突端部88Bの上面と底板部85の下面との間の距離は、天板部71の厚さと同等となっている。
取付筒部87の内側は、図1及び図2に示すように、吐出筒部74が挿入される装着穴部87Aとなっている。そして、取付筒部87の上端は、吐出筒部74の上端よりも下方に位置している。なお、取付筒部87の上端が吐出筒部74の上端よりも上方に位置していても良い。
塗布部82は、例えば上端がドーム状に丸められた楕円柱状をなすパフなどで形成されており、塗布部82の径方向中央部には、下端から上方に向けて延在する挿入穴部82Aが形成されている。塗布部82は、挿入穴部82Aに取付筒部87を挿入することによって台座部81に取り付けられる。
オーバーキャップ部材17は、平面視で円板状の頂壁部91と、頂壁部91の外周縁から下方に向けて延設された楕円筒状の外壁部92と、を備える。
外壁部92の下端部の内周面には、第1取付突出部21Aと係合する第1取付溝部92Aが全周にわたって形成されている。
次に、以上のような構成の塗布容器1の使用方法について説明する。
まず、オーバーキャップ部材17を取り外す。そして、容器本体11を圧搾すると、容器本体11の内圧が上昇し、中栓部材13の底壁部31に着座している弁部材14の弁体部41が付勢部42による下方付勢力に抗して上方に上昇する。このため、底壁部31の連通孔部31Aが開放される。これにより、底壁部31の連通孔部31Aを介して容器本体11の内部と中栓部材13の内側とが連通し、容器本体11内の内容物は、連通孔部31Aを通って中栓部材13の内側に流入する。
ここで、容器本体11の圧搾により容器本体11の内圧が上昇しなければ弁部材14の弁体部41が中栓部材13の底壁部31から離間しないので、連通孔部31Aが通常閉塞されたままである。そのため、塗布容器1を誤って倒した場合であっても容器本体11内の内容物が漏出しない。
中栓部材13の内側に流入した内容物は、装着部51の天壁部61に形成された流通孔部61A及び吐出部52の吐出筒部74に形成された流通溝部74Bを通って吐出筒部74の吐出孔部74Aから塗布部82内に含浸する。塗布部82に含浸した内容物は、塗布部82から滲出して被塗布部に塗布される。容器本体11の圧搾を解除すると、容器本体11の内圧が減少し、弁部材14の弁体部41が付勢部42による下方付勢力によって底壁部31に着座し、連通孔部31Aを閉塞する。
以上のようにして、容器本体11内の内容物を被塗布部に塗布する。
続いて、例えば塗布部82が汚れている場合や刷毛など他の形態をなす塗布部82を使用したい場合などにおける塗布部材16の交換方法について説明する。
まず、オーバーキャップ部材17を取り外す。そして、図6に示すように、塗布部材16を反時計回りで容器軸O回りに回転させる。塗布部材16を回転させると、係合突出部88は、係合凹部76に沿って反時計回りで周方向に移動する。このとき、突端部88Bは、突端部88Bの上面を摺接突起部76Aの下端に摺接させながら周方向にスライド移動する。
そして、さらに塗布部材16を容器軸O回りで反時計回りに回転させると、突端部88Bが摺接突起部76Aを乗り越え、係合突出部88は、係合凹部76の幅広孔部77に移行する。係合突出部88の突端部88Bにおける径方向の幅が係合凹部76の幅広孔部77における径方向の幅と同等であるため、係合突出部88と係合凹部76との係合が解除される。このとき、突端部88Bが摺接突起部76Aを乗り越えたときに発生するクリック音や振動により、使用者は、係合突出部88と係合凹部76との係合が解除されたことを認識する。その後、図7に示すように、塗布部材16を上方に引き上げることによって、塗布部材16は、吐出部材15の吐出部52から取り外される。ここで、弁部材14の弁体部41が付勢部42によって下方に付勢された状態で底壁部31に着座して連通孔部31Aを閉塞しているので、塗布部材16を取り外した状態で塗布容器1を誤って倒した場合であっても、容器本体11内の内容物が漏出しない。
その後、新たな塗布部82が取り付けられた塗布部材16や刷毛などの他の形態をなす塗布部82が取り付けられた塗布部材16などの別の塗布部材16を上述と逆の手順で吐出部材15の吐出部52に装着する。すなわち、係合突出部88と係合凹部76の幅広孔部77とを周方向で位置合わせした状態で、係合突出部88を係合凹部76の幅広孔部77に挿入する。このとき、吐出筒部74に取付筒部87を挿入させるので、吐出部材15と塗布部材16との間の相対的な位置合わせが容易になる。
そして、塗布部材16を容器軸O回りで時計回りに回転させる。塗布部材16を回転させると、突端部88Bは、突端部88Bの上面を摺接突起部76Aの下端に摺接させながら周方向に移動する。そして、さらに塗布部材16を時計回りで容器軸O回りに回転させると、突端部88Bが摺接突起部76Aを乗り越え、係合突出部88は、係合凹部76の幅狭孔部78に移行する。これにより、突端部88Bが係合凹部76の開口縁部に引っ掛かり、係合突出部88と係合凹部76とが係合する。このときに発生するクリック音や振動により、使用者は、係合突出部88と係合凹部76との係合が完了し、塗布部材16が吐出部材15の吐出部52に装着されたことを認識する。
以上のようにして、塗布部材16を交換する。なお、上記説明では別の塗布部材16に交換しているが、塗布部材16をいったん取り外して塗布部82を洗浄した後に再度同一の塗布部材16を装着してもよい。
以上のような構成の塗布容器1によれば、弁部材14が下方に向けて付勢された状態で連通孔部31Aを開放自在に閉塞しているので、塗布容器1を誤って倒したときなどに内容物が吐出孔部74Aから意図せずに漏洩することを防止できる。
また、塗布部材16が吐出部材15に対して着脱自在に装着されているので、例えば塗布部材16を容易に洗浄したり塗布部材16を容易に交換したりすることができる。このとき、係合突出部88が摺接突起部76Aを乗り越える際に発生するクリック音や振動によって係合突出部88と係合凹部76との係合の完了及び係合の解除を認識できる。また、塗布部材16を吐出部材15に装着する際に吐出筒部74を取付筒部87の装着穴部87Aに挿入することで、塗布部材16の吐出部材15に対する位置を安定させやすくなる。
さらに、塗布部材16の交換時に塗布容器1を転倒させた場合であっても内容物が吐出孔部74Aから漏出することを防止できる。
次に、本発明による塗布容器の第2実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1実施形態と同様であり、上述の第1実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図8においては、図1から図7と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における塗布容器100では、図8に示すように、吐出部材101を構成する吐出部102の天板部103の係合凹部104が幅広孔部105と幅狭孔部106とを有している。
幅広孔部105の第1内面105Aは、幅狭孔部106の第2内面106Aよりも径方向内側に位置している。また、幅広孔部105の第3内面105Bは、幅狭孔部106の第4内面106Bよりも径方向外側に位置している。さらに、幅広孔部105の内面のうち幅狭孔部106とは反対側の周端面には、幅狭孔部106側に向けて弾性突片107が周方向に突設されている。弾性突片107の側面のうち周方向に沿って延在しかつ径方向外側に位置する側面と第3内面105Bとの間の径方向の間隔は、突端部88Bの径方向の幅と同等となっている。弾性突片107の突端部には、摺接突起部107Aが径方向外側に向けて突設されている。なお、図8では塗布部材16が図示されていないが、塗布部材16の構成は、上述した第1の実施形態と同様である。
以上のような構成の塗布容器100の使用方法は、上述した第1の実施形態における塗布容器1の使用方法と同様であるためその説明を省略し、塗布容器100における塗布部材16の交換方法について説明する。
上述と同様に塗布部材16を容器軸O回りで反時計回りに回転させると、係合突出部88は、係合凹部104に沿って反時計回りで周方向に移動する。このとき、基部88Aは、基部88Aの径方向内側の面を摺接突起部107Aに摺接させながら周方向に移動し、弾性突片107は、径方向内側に向けて弾性変形する。そして、さらに塗布部材16を回転させると、基部88Aが摺接突起部107Aを乗り越え、係合突出部88は、係合凹部104の幅広孔部105に移行する。これにより、係合突出部88と係合凹部104との係合が解除され、塗布部材16は、吐出部材101の吐出部102から取り外される。
そして、別の塗布部材16の係合突出部88を係合凹部104の幅広孔部105に挿入して塗布部材16を時計回りで容器軸O回りに回転させると、基部88Aは、摺接突起部107Aに摺接しながら周方向に移動し、弾性突片107は、径方向内側に向けて弾性変形する。そして、さらに塗布部材16を回転させると、基部88Aが摺接突起部107Aを乗り越え、係合突出部88は、係合凹部104の幅狭孔部106に移行する。これにより、係合突出部88と係合凹部104とが係合し、弾性突片107は、径方向外側に向けて復元変形する。弾性突片107が復元変形する際に発生するクリック音や振動により、使用者は、塗布部材16が吐出部材101の吐出部102に装着されたことを認識する。
以上のようにして、塗布部材16を交換する。
以上のような構成の塗布容器100においても、上述した第1実施形態における塗布容器1と同様の作用、効果を奏する。
次に、本発明による塗布容器の第3実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1実施形態と同様であり、上述の第1実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図9においては、図1から図7と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における塗布容器200では、図9に示すように、吐出部材201を構成する吐出部202の吐出筒部203の外周面に雄ネジ部203Aが全周にわたって形成されており、塗布部材204を構成する台座部205の取付筒部206の内周面に雄ネジ部203Aと螺合する雌ネジ部206Aが全周にわたって形成されている。
このような構成の塗布容器200の使用方法及び塗布部材204の交換方法は、上述と同様であるため、その説明を省略する。
以上のような構成の塗布容器200においても、上述した第1実施形態における塗布容器1と同様の作用、効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、係合突出部及び係合凹部それぞれを2つ形成しているが、1つのみであってもよく、3以上形成されてもよい。
塗布部材の底板部に係合突出部を突設すると共に吐出部材の天板部に係合凹部を形成しているが、塗布部材の底板部に係合凹部を形成すると共に吐出部材の天板部に係合突出部を形成してもよい。また、摺接突起部を設けなくてもよい。さらに、係合突出部と係合凹部との係合構造は、他の構造であってもよく、第3実施形態において係合凹部の形状を第2実施形態における係合凹部の形状としてもよい。また、塗布部材が吐出部材に対して着脱自在に装着されればよく、第3実施形態において係合突出部及び係合凹部を形成せずに塗布部材と吐出部材とを螺合させることのみによって装着させる構成としてもよい。
取付穴部が形成された取付筒部に挿入しているが、塗布部自体に取付穴部を形成してもよい。また、吐出部材に吐出筒部を突設すると共に塗布部材に取付穴部を形成しているが、吐出部材に対して塗布部材を着脱自在に装着できれば、他の構成であってもよい。
吐出部材は、口部に装着される装着部と装着部に装着される吐出部とを備える構成となっているが、一体に形成されてもよい。
容器本体は、チューブ状に限らず、ブロー成形により形成された有底筒状の容器本体など、他の形状であってもよい。また、容器本体は、圧搾することによって内圧を上昇させているが、他の構成で内圧を上昇させてもよい。
第1から第3取付突出部は、全周にわたって形成されずに周方向に間隔をあけて複数形成されてもよい。また、取付突出部と取付溝部とによる取付構造は、係合による取付構造に限らず、雌ネジ部と雄ネジ部との螺合による取付構造やテーパー部分の嵌合による取付構造など、他の取付構造であってもよい。
この発明によれば、内容物が予期せず漏出することを抑えると共に、塗布材を容易に洗浄したり塗布材を容易に交換したりすることができる塗布容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100,200 塗布容器、11 容器本体、12 口部、13 中栓部材、14 弁部材、15,101,201 吐出部材、16,204 塗布部材、31A 連通孔部、74,203 吐出筒部、74A 吐出孔部、76,104 係合凹部、76A,107A 摺接突起部、77,105 幅広孔部、78,106 幅狭孔部、87A 装着穴部、88 係合突出部、88A 基部、88B 突端部、O 容器軸

Claims (2)

  1. 被塗布部に塗布される内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に開口する連通孔部が形成された中栓部材と、
    前記中栓部材内で容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて付勢された状態で配置されると共に、前記連通孔部を開放自在に閉塞する弁部材と、
    前記中栓部材を前記容器軸方向に沿う前記容器本体の外側から覆い、前記連通孔部と連通可能な吐出孔部が形成された吐出部材と、
    前記連通孔部を通して前記吐出孔部から吐出される内容物を前記被塗布部に塗布する塗布部材と、
    を備え、
    前記塗布部材が、前記吐出部材に着脱自在に装着されており、
    前記吐出部材には、先端に前記吐出孔部が形成された吐出筒部が突設され、
    前記塗布部材が、前記吐出部材に装着される台座部と、前記台座部に取り付けられた塗布部と、を備え、
    前記台座部が、前記吐出筒部が挿入される装着穴部が形成された取付筒部を有し、
    前記塗布部には、前記取付筒部が挿入される挿入穴部が設けられていることを特徴とする塗布容器。
  2. 前記塗布部材及び前記吐出部材のうちのいずれか一方には、係合突出部が前記容器軸方向に突設され、他方には、前記係合突出部に着脱自在に係合される係合凹部が形成されており、
    前記係合突出部が、前記一方に突設された基部と、前記基部の先端において径方向に突設された突端部と、を有し、
    前記係合凹部が、幅広孔部と幅狭孔部とがそれぞれの幅方向と直交する方向に連結された周方向の長穴形状とされ、
    前記係合凹部の前記幅広孔部に前記係合突出部を挿入した状態で、前記係合突出部を前記係合凹部の前記幅狭孔部に向けて相対的にスライド移動させ、前記突端部のうち前記基部側の端部を前記他方における前記幅狭孔部の開口周縁部に引っ掛けることによって、前記係合突出部を前記係合凹部に係合させ、
    前記他方には、前記係合突出部が前記係合凹部における前記幅広孔部から前記幅狭孔部に移行するときに前記係合突出部が摺接して乗り越える摺接突起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の塗布容器。
JP2012170469A 2012-07-31 2012-07-31 塗布容器 Active JP6118520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170469A JP6118520B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 塗布容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170469A JP6118520B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 塗布容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014028634A JP2014028634A (ja) 2014-02-13
JP6118520B2 true JP6118520B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=50201534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012170469A Active JP6118520B2 (ja) 2012-07-31 2012-07-31 塗布容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6118520B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202018102047U1 (de) 2018-04-16 2019-07-18 Esbit Compagnie Gmbh Verschlusseinrichtung für einen Getränkebehälter

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5543531A (en) * 1978-09-21 1980-03-27 Fuji Photo Optical Co Ltd Plastic lens
JPS59196446U (ja) * 1983-06-13 1984-12-27 幸立化成工業株式会社 容器キヤツプ
JPH01171783A (ja) * 1987-12-23 1989-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 電動工具
JP2525539Y2 (ja) * 1990-03-02 1997-02-12 三菱鉛筆株式会社 液体塗布具
JP3850738B2 (ja) * 2001-02-14 2006-11-29 シャープ株式会社 電気掃除機
US20080267689A1 (en) * 2007-04-27 2008-10-30 Soller Douglas A Liquid applicator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014028634A (ja) 2014-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6921640B2 (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP6596273B2 (ja) 塗布容器
JP6147206B2 (ja) 二重容器
JP2018144832A (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP4919877B2 (ja) 二重容器
JP6118520B2 (ja) 塗布容器
JP2021143022A (ja) キャップユニット及びキャップ付き容器
JP2010012365A (ja) 液体噴出器
JP6052850B2 (ja) 容器用吐出器及びその工具
JP5238457B2 (ja) 塗布容器
KR200465757Y1 (ko) 스포이드형 화장품 용기
JP6274817B2 (ja) 塗布容器
JP5948152B2 (ja) 塗布容器
US7963713B2 (en) Liquid dispenser
JP6560906B2 (ja) 吐出容器
JP2015105123A (ja) 二重容器
JP6118640B2 (ja) 吐出容器
JP5371665B2 (ja) キャップ付容器
CN115003606B (zh) 涂布容器
JP5342956B2 (ja) 塗布容器
JP5961548B2 (ja) 塗布容器
CN111556717B (zh) 用于利用相同部件制造化妆品容器的化妆品容器系统
JP2013023244A (ja) 詰め替え容器用注出容器、詰め替え容器接続構造及びこれらに用いられる詰め替え容器
JP5322807B2 (ja) 吐出容器
JP2012136275A (ja) キャップ付き容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6118520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150