JP5498601B1 - 飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】栓本体と肩部材を容器により強固に取り付けることができる飲料用容器の取付構造を提供する。
【解決手段】飲料用の容器2に嵌合される飲み口本体10と蓋本体71とを備えた飲料用容器の栓体において、飲み口本体10は容器2に螺合され、かつ容器2に嵌合する肩部材12には、飲み口本体10が螺合する停止位置を決めることができるストッパー111が設けられている。また、肩部材12に飲み口本体10を螺合しないため、螺合による力が肩部材12に加わらず、肩部材12を容器2に安定して取り付けておくことができる上、肩部材12への外部衝撃が飲み口本体10に伝わり難く強固な嵌合強度が得られる。さらに、ストッパー111により飲み口本体10が螺合する停止位置を決めることができるから、所定量だけ捩じ込んだ位置で、飲み口本体10を停止することにより、無理な力が加わらないと共に所望の嵌合強度が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料用の容器に嵌合される栓本体と蓋本体とを備え、肩部材が嵌合される飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造に関するものである。
従来、この種のものとして、飲料用の容器と、該容器の上部開口部に被着され内側に流路及び上部に周壁部を形成する栓体と、該栓体の上部の一端に設けたヒンジ受け部を基点とし回転中心軸線を横向きとして枢着され前記栓体の上部開口部を開閉自在に開閉する蓋体とを有する飲料用容器の栓体において、容器の上部開口部に肩部材(縁部材)を被着し、この肩部材の内周に雌螺子を設け、前記栓体の外周に雄螺子を設け、前記雌螺子に雄螺子を螺合して肩部材に栓体を取り付けた飲料用容器の栓体(例えば特許文献1)が知られている。
特開2012−17115号公報
上記飲料用容器の栓体のように、肩部材に雌螺子が形成され、この肩部材に栓本体が螺合嵌合するタイプのものでは、肩部材が容器に無理嵌めで圧着されるため、強固な嵌合強度を実現することが難しかった。また、容器が密閉される場合、容器内に熱湯が入れられると肩部材にも外れ方向に力が加わることとなる。さらに、肩部材にはストラップやハンドルなども取り付けられるため、内側、外側それぞれから外れ方向に力が加わることとなる上、肩部材の突起物への衝撃が栓本体に伝わり内部飲料の漏れに繋がる恐れがあった。
解決しようとする問題点は、肩部材を密閉容器に取り付けた際、内圧上昇時にも強固で、ハンドル等が肩部材に設けられた場合でも、外部衝撃により栓本体から漏れ難い肩部材の嵌合を実現した飲料用容器の肩部材及び栓体の取付構造を提供する点である。
請求項1の飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造は、飲料用の容器に嵌合される栓本体と蓋本体とを備えた飲料用容器の肩部材において、前記容器は栓本体と蓋本体により密閉され、前記栓本体は前記容器に螺合され、かつ前記容器に嵌合する肩部材には、前記栓本体が螺合する停止位置を決めることができるストッパーが設けられていることを特徴とする。
請求項2の飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造は、前記栓本体は金属製の前記容器に螺合されることを特徴とする。
請求項3の飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造は、前記肩部材にハンドルを設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、容器の螺子に栓本体を螺合できるため、高い嵌合強度を実現できる。また、肩部材に栓本体を螺合しないため、螺合による力が肩部材に加わらず、肩部材を容器に安定して取り付けておくことができる。さらに、ストッパーにより栓本体が螺合する停止位置を決めることができるから、所定量だけ捩じ込んだ位置で、栓本体を停止することにより、無理な力が加わらないと共に所望の嵌合強度が得られる。
請求項2の発明によれば、金属製の容器に栓本体を螺合できるため、一層、高い嵌合強度が得られる。
請求項3の発明によれば、ハンドルに落下等の衝撃が加わっても栓本体への影響が少ないため、漏れや栓体の外れてといった問題が起こる可能性が低くなる。また、請求項1においては、ハンドルに対して所望の位置で栓本体を止めることができる。
本発明の実施例1を示す断面図である。 同上、側面図である。 同上、ロック機構の拡大断面図である。 同上、一部を断面にしたロック機構の拡大斜視図である。 同上、ハンドルの要部の斜視図である。 同上、ハンドル取付部周りの側面図である。 同上、ハンドルを回動した状態の断面図である。 同上、ポーション容器を押し潰す状態を説明する断面図である。 同上、受け部周りの斜視図である。 同上、容器を断面にして受け部を下方から見た斜視図である。 同上、ポーション容器を押し潰す状態を説明する斜視図である。 同上、装置本体の斜視図である。 同上、蓋体側止水部材の断面図である。 同上、ポーション容器を示し、図14(A)はポーション容器の平面図、図14(B)はポーション容器の斜視図、図14(C)はポーション容器の縦断側面図、図14(D)はポーション容器の側面図、図14(E)はポーション容器の斜視図である。 水平状態で誤配置したポーション容器を押し潰す状態を説明する断面図である。 横向き状態でポーション容器を誤配置した状態の斜視図である。 フランジ部を受け部の下に入れて誤配置したポーション容器を押し潰す状態を説明する断面図である。 同上、蓋リブ廻りを示す拡大断面図である。 栓本体を外した状態の容器上部の斜視図である。 リング部を取り付けた飲み口本体を下から見た要部の斜視図である。 本発明の実施例2を示すポーション容器を押し潰す状態を説明する断面図である。 本発明の実施例3を示す飲料用容器の断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明をポーション容器圧縮装置に適用した実施例1を図1〜図20に基づいて説明する。ポーション容器圧縮装置1は、手で持てる大きさの金属製の有底な飲料用容器2の上に配置又は装着することができ、この例では、容器2の上部開口3に着脱可能に装着される。
前記容器2は、内筒5と外筒4の上部開口3の縁を一体に接合し、内筒5と外筒4との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造であって、外筒4の上部内周には、ポーション容器圧縮装置(以下、圧縮装置という)1を螺着するための第一の雌螺子部7が形成されている。その圧縮装置1によりポーション容器8が圧縮される。
前記圧縮装置1は、いずれも合成樹脂製からなる栓本体たる飲み口本体10と、この飲み口本体10に外嵌するリング部11と、このリング部11の下部で前記容器2の上部開口3に外装する肩部材12と、この肩部材12の一側に回動可能に取り付けたハンドル13とを備える。
前記飲み口本体10は、その中心軸線と同軸状で前記上部開口3上に被着される円筒状の上方突出壁14と、この上方突出壁14の下方に、下方が径小となるテーパー筒部15を介して連設される下部円筒部16とが一体に合成樹脂で成型され、飲み口本体10内には、前記中心軸線と平行に内外を連通する連通路17が形成されている。このように、上方突出壁14、テーパー筒部15、下部円筒部16の内壁によって連通路17の内壁が形成され、この連通路17により外部と容器2の内部が連通する。尚、上方突出壁14の上端が口部14Aとなって飲み口となり、この口部14Aの左右が飲み口として好適である。
また、前記下部円筒部16の外周には前記第一の雌螺子部7に螺着する第一の雄螺子18が設けられている。さらに、下部円筒部16の下端周面にゴムパッキンなどからなる飲み口本体側止水部材19が設けられ、この飲み口本体側止水部材19は断面略コ字形をなす。また、飲み口本体側止水部材19は前記中心軸線を中心とした環状であって、下部円筒部16の下端周面に前記中心軸線を中心として環状に設けられた飲み口本体側取付部20に嵌着され、外周を上部開口3の下部に形成された径小部3Aに当接できるようになっている。
前記肩部材12は、上部開口3の上部に当接する覆い部21と、この覆い部21から下方に垂設した円筒部22とを有し、前記肩部材12は前記飲み口本体10とは別体で成型されている。また、円筒部22の内面には環状の嵌合突起23を設けると共に、前記上部開口3の外周に環状の嵌合凹部24を設け、前記嵌合突起23を嵌合凹部24に嵌合することにより、前記上部開口3に肩部材12が固定状態で装着される。尚、前記嵌合凹部24は外筒4の外周に形成されている。
また、前記リング部11の上部には環状の嵌合突起26を内向きに設けると共に、前記上方突出壁14の外周に環状の嵌合凹部27を設け、前記嵌合突起26を嵌合凹部27に嵌合することにより、前記上方突出壁14の下部にリング部11が固定状態で装着される。この装着状態で、リング部11が肩部材12の上部を覆うと共に、上部開口3とリング部11の内面との間には隙間25が形成される。
上述したように前記リング部11及び肩部材12は合成樹脂からなり、図19に示すように、肩部材12の覆い部21の上面は平坦に形成され、その覆い部21の上面に突起状のストッパー111が上向きに突設されており、このストッパー111に当接する当接部112が前記リング部11に設けられている。このストッパー111は周方向に長く形成され、その周方向一側に前記当接部112が当接する当接面111Mを有する。この当接面111Mは、第一の雄螺子18の反捩じ込み方向側に位置する。尚、ストッパー111は後述するハンドルの反対側に設けられている。
図19に示すように、前記当接部112は前記リング部11内に一体に設けた板片からなり、リング部11内に隠れ、また、取付状態で、リング部11内に前記ストッパー111が隠れる。さらに、リング部11の環状突起26の下面には、左右にそれぞれ一対の係止突起113,113が設けられ、この対をなす係止突起113,113は周方向に間隔を置いて設けられ、これら係止突起113,113が係止する係止受け溝114,114が、前記飲み口本体10の外周に横設されている。そして、係止受け溝114,114,114,114に係止突起113,113,113,113を係止することにより、飲み口本体10にリング部11が回り止めされ、係止凹部たる係止受け溝114と係止凸部たる係止突起113により、飲み口本体10とリング部11との回り止め手段を構成している。
前記肩部材12の外周一側にはハンドル用の取付受け部31が設けられている。この取付受け部31は、左右一対の取付腕部32,32を斜め上向きに突設すると共に、それら取付腕部32,32の下部に連続して左右の係合腕部33,33を外側に突設し、図2に示すように、それら取付腕部32と係合腕部33とが連続して略L字形をなす。また、係合腕部33は先端側が低くなるように形成される。そして、左右一対の取付腕部32,32間には、前記ハンドル13の回転中心軸34が設けられ、この回転中心軸34の中心は前記上部開口3の上方に位置する。
前記ハンドル13は、前記左右の取付受け部31,31間に配置されるハンドル13の取付部35と、この取付部35の先端に設けられた略L字形のハンドル本体36とを一体に備え、前記取付部35が前記回転中心軸34により前記取付腕部32に回動可能に連結される。そして、ハンドル本体36の屈曲方向に対して、ハンドル13の取付部35は逆の方向に向いて前記ハンドル本体36に一体に設けられている。
また、ハンドル本体36は、前記係合腕部33に係合するハンドル基部36Kと、このハンドル基部36Kの先端から下方に向って延設したハンドル先端部36Sとを備え、これらハンドル基部36Kとハンドル先端部36Sとの間に屈曲部36Cが設けられている。また、ハンドル取付部35とハンドル基部36Kの左右幅方向両側には、取付受け部31の幅に略対応して、左右の凹部横壁37,37を形成し、即ち、ハンドル13において、凹部横壁37,37を形成した部分は他の部分より左右幅が細く形成され、左右の取付受け部31,31の間に前記取付腕部32とハンドル基部36Kが配置される。
固定使用位置である初期位置において、前記ハンドル先端部36Sは下向きで、係合腕部33の先端33Sにハンドル基部36Kのハンドル境界部38が隙間をもって存在している。初期位置でハンドル13を固定するロック機構40のロック部材41を備えているため、ロックされることにより、ハンドル境界部38に一定の隙間を保つことができる。また、図9に示すように、ハンドル境界部38は前記凹部横壁37の先端側に設けられている。
前記ロック機構40は、肩部材12の外周に、ロック係止部たる下向き突起42を備え、この下向き突起42は前記取付受け部31の下方に設けられている。具体的には、前記肩部材12の外周に横片39を略水平に突設し、この横片39の先端側下部に、左右に間隔を置いて一対の前記下向き突起42,42を設けている。また、前記ハンドル基部36Kからハンドル先端部36Sの上部に渡って、基端側及び下部が開口する凹所43を形成し、この凹所43に前記ロック部材41を配置し、このロック部材41は、取付軸部44を挿通する略筒状の軸挿通部45と、上側に凸となる略弓形の湾曲部46とを一体に備え、この湾曲部46の長さ方向略中央の上部に前記軸挿通部45が設けられ、前記湾曲部46の基端側(飲み口本体10側)に、前記係止受け部たる透孔47を穿設し、この透孔47に前記下向き突起42が係脱する。この下向き突起42は左右方向に長い板片状をなす。そして、軸挿通部45に取付軸部44を遊挿し、この取付軸部44を凹所43の両側でハンドル13に取り付け、これによりハンドル13の凹所43に取付軸部44を中心にロック部材41が回動自在に設けられる。尚、凹所43は下部のみが開口し、前後左右が塞がれている。また、湾曲部46の下面はハンドル13の下面に倣った湾曲状に形成されている。
また、ロック機構40はロック部材41を回転付勢する付勢手段48を備え、この付勢手段48は、前記軸挿通部45に外装したトーションコイルスプリングであって、前記透孔47が前記下向き突起42に係止する方向に付勢する。具体的には付勢手段48の端部48A,48Bが、凹所43と、ロック部材41の裏面46Uとを付勢することにより係止状態を保持している。さらに、前記凹所43には、ロック部材41の回動時に前記湾曲部46の先端が当接する基端側当接受け部49が形成されており、前記湾曲部46の先端上部が先端側当接部50である。そして、前記湾曲部46の先端側によりロック部材41の操作部46Sを構成し、この操作部46Sに突起部46Dを設け、この突起部46Dは左右に並んで複数配置されている。尚、前記付勢手段48の一端48Aは前記操作部46Sの先端側裏面46Uに係合する。また、前記湾曲部46の基端側には、上向きに湾曲したカバー部46Kを一体に設け、このカバー部46Kは前記取付軸部44を中心とした円弧状に形成され、カバー部46Kが前記付勢手段48を覆うようにして隠している。これにより、図7などに示すように、ハンドル13を回動した際等に、カバー部46Kにより付勢手段48が視認しにくくなっている。
さらに、前記下向き突起42の外側の縁部に案内部たる傾斜部42Aを部分的に設け、この傾斜部42Aに前記湾曲部46の基端側端部46Tが係合する。この基端側端部46Tは角部を取った略湾曲状に形成されており、非ロック状態のハンドル13を初期位置側に回動すると、該傾斜部42Aに基端側端部46Tが当接して係合し、付勢手段48の付勢に抗してロック部材41が回動し、基端側端部46Tが下向き突起42の下部を通過した後、付勢手段48の付勢により下向き突起42に透孔47が係止する。尚、前記傾斜部42Aは上方から下方に向って内側(飲み口本体10側)に近付くように傾斜している。また、前記下向き突起42の内側には上下方向の縦縁部42Bが形成されている。そして、図4などに示すように、前記透孔47の外縁部47Aは前記傾斜部42Aに対応して傾斜し、該透孔47の内縁部47Bは前記縦縁部42Bに対応して、上下方向に形成されている。
具体的に、図1に示すように、下向き突起42が透孔47に係止する状態がハンドル13のロック状態であり、ここで操作部46Sを上に押すと、付勢手段48の付勢に抗してロック部材41が非ロック方向に回転し、湾曲部46の先端側当接部50が当接受け部49に当接する前にハンドル13が非ロック状態となり、ハンドル13を上方に回動することができる。一方、図5に示すように、ロック部材41を操作しない状態では、付勢手段48によりハンドル基部36Kの左右の下縁36G,36Gに湾曲部46の基端側上面46Jが当接してロック部材41が位置決めされる。この位置決め状態で、ハンドル13を下側に回すと、湾曲部46の基端側端部46Tが傾斜部42Aに案内されて、下向き突起42に透孔47を係止し、ハンドル13が初期位置において位置固定される。
この場合、図3及び図4などに示すように、前記横片39の上には、ゴムパッキンなどからなるハンドル付勢用弾性部材57が設けられている。この弾性部材57は、前記横片39の上面と前記肩部材12の下縁に挟まれて固定される基部57Aと、凸状曲面の当接部57Bとを一体に備え、この当接部57Bの変形を許容するために、当接部57Bと基部57Aとの間に空間を設けている。そして、ハンドル13のロック状態において、前記ハンドル取付部35とハンドル本体36との間の屈曲部35Cの内面が、前記当接部57Bに圧接し、図3などに示すように、当接部57Bが弾性変形し、その当接部57Bの弾性復元力により、図4で符号を付した矢印Yに示すように、ハンドル13が上方に回動付勢される。これによりハンドル13が下方に回動することがなく、ロック部材41と下向き突起42の係止状態が保持される。また、この係止状態で、前記下向き突起42の縦縁部42Bが透孔47の内縁部47Bに当接する。
尚、図1及び図2に示すように、ハンドル13の初期位置で、前記湾曲部46の下面は前記ハンドル先端部36Sの下面と連続するように湾曲状に形成されている。
前記飲み口本体10内には、ポーション容器8を着脱自在に装着する受け部51が設けられ、この受け部51の上部にポーション容器8が斜めに配置される。また、受け部51は前記回転中心軸34より下方に位置する。さらに、受け部51は飲み口本体10の一側であるハンドル13側に設けられ、前記下部円筒部16の内面一側から内側に横方向の張出し部52を設け、この張出し部52の面積は下部円筒部16の内周の断面積の1/2程度で、この張出し部52の内縁52Fは外側に凹んで形成され、飲み口本体10の中央より外側に位置する。尚、前記張出し部52により受け板を構成している。
また、前記張出し部52の左右方向中央に中央部押さえ爪53を設け、この中央部押さえ爪53を挟んだ左右に受け爪部54,54を飲み口本体10の中央側に突出して設けている。この受け爪部54はハンドル13側より中央側に高くなるように斜めに形成されており、その受け爪部54の上面54Jの角度は水平に対して20〜70度、好ましくは50度である。また、受け爪部54の先端は湾曲状に形成されている。この場合、前記上面54Jの延長線が前記内筒5の内周面に交差するように前記角度を設定しており、前記角度を20度以上にすることにより内容物が下部円筒部16に強くあたらずに容器2内に噴出すことができ、また、角度が70度を超えると、ポーション容器8の形状によってはハンドル先端部36Sが立った状態でポーション容器8を潰すことになることがあるためその角度は70度未満が好ましい。このようにハンドル先端部36Sが立った状態でポーション容器8を潰すことができるため、ポーション容器8を斜め方向から潰すことができる。
中央部押さえ爪53は、前記受け爪部54の上面54Jと間隔を置いて略平行な下面53Kを有すると共に、ポーション容器8の縦溝部69の付近をポーション容器8を潰した際に浮き上がらないように押さえる押さえ部55を有し、この押さえ部55は上向きに形成され、また、押さえ部55の下端55Kは先鋭状に形成されている。また、受け爪部54の上面54Jの基端と張出し部52との間には、段部56が形成されている。そして、前記中央部押さえ爪53が突起状の誤配置防止部であり、その中央部押さえ爪53の先端がポーション容器8の縦溝部69に係合及び係入する。また、前記飲み口本体10の下部円筒部16と前記受け部51との間に注ぎ孔たる飲み口孔58が設けられ、この飲み口孔58は前記連通路17の一部を構成する。
ここで、ポーション容器8の一例について説明する。前記ポーション容器8は、合成樹脂製の容器本体61の開口部にフランジ部62を周設し、このフランジ部62の上面にアルミニウムラミネートフィルムなどの樹脂シートで成形されたシール蓋63を熱溶着などにより貼着してなり、前記容器本体61内に収容空間64が形成されている。また、容器本体61を上下方向伸縮自在な蛇腹筒状を形成すると共に、前記ハンドル13によるポーション容器8の圧縮操作に基づいて、容器本体61からシール蓋63の一部が剥がれて収容物を漏出可能にする易開封部たる剥離誘導部65を、ポーション容器8の前側に形成している。そして、ポーション容器8は前後非対称な形状をなす。また、本実施例のポーション容器8のフランジ部62は左右対称な形状をなす。
尚、容器本体61は開口部から底面部66に向かって徐々に小さくなるように形成され、且つ、容器本体61に段部67を設けることにより、容器本体61は、前記段部67の上部が下部が小さく形成され、その段部67により容器本体61は蛇腹筒状に形成されている。尚、底面部66は、平坦面状に形成され、丸形状でも四角形状でもよい。また、底面部66は、フランジ部62と僅かに角度をなして形成され、この角度は15度以下がポーション容器8の容積効率の面から好ましい。
また、ポーション容器8には、図14(A)〜(E)に示すように、容器本体61の側面に内側に突出する先鋭突出部68が形成され、ハンドル13の操作に基づいて容器本体61が収縮しようとして、容器本体61内の内圧が上昇するとシール蓋63を外側へ押し開けようとする力が働き、先鋭突出部68からシール蓋63の一部が剥がれるように剥離誘導部65を形成している。また、前記先鋭突出部68を内側に突出することにより、該先鋭突出部68の外面には内側に凹んだ縦溝部69が縦設され、容器本体61において前記縦溝部69の両側は外側に突出している。尚、前記縦溝部69がポーション容器8側の係合部である。
前記飲み口本体10の口部14Aには、前記ハンドル13に対応して、切り欠き部70を設けており、この切り欠き部70は、上方突出壁14の一部を切り欠いた本体側切り欠き部70Aとリング部11の一部を切り欠いたリング部側切り欠き部70Bとを備える。このリング部側切り欠き部70Bは前記リング部11の上縁及び外周を凹ませた凹部状に形成されている。前記切り欠き部70は、前記ハンドル13の幅より幅広に形成され、図7に示すように、切り欠き部70を設けることにより、ハンドル先端部36Sが上方突出壁14の他側の上端に近接する近接位置までハンドル13を回転することができる。この近接位置で、前記屈曲部36Cが前記切り欠き部70の底部に近接する。
このようにハンドル13を上方に回転することにより、受け部51に配置したポーション容器8をハンドル13のハンドル基部36Kの上面36Jが押圧し、この上面36Jにより、湾曲面に形成された押圧面を構成している。尚、ハンドル基部36Kが上方突出壁14の上端に当接する位置で、前記上面36Jと中央部押さえ爪53との間に隙間が形成される。
図1に示すように、前記飲み口本体10の上部には、止水機能を備えた蓋体71が着脱可能に設けられる。この蓋体71は、合成樹脂製の蓋上部72と蓋下部73とを一体に設けてなる。
前記蓋上部72は、有天筒状体で構成されており、飲み口本体10に挿入して前記連通路17を閉じ、天板部74と、この天板部74の周囲から下方に延設した外周部75とを一体に備える。
また、前記蓋下部73は、筒状部76の上端に水平外向きの鍔部77を設け、筒状部76内の上側に該筒状部76を塞ぐように蓋中閉塞板部78が設けられ、前記筒状部76の下端周面にゴムパッキンなどからなる蓋体用止水弾性部材たる蓋体側止水部材79が設けられ、蓋体側止水部材79は断面略コ字形をなす。この蓋体側止水部材79は中心軸線を中心とした環状であって、蓋下部73の下端周面に中心軸線を中心として環状に設けられた蓋体止水弾性部材取付部たる蓋体側取付部80に嵌着したものであって、外周を前記飲み口本体10の下部円筒部16の内周面に当接できるようになっている。
図13に示すように、前記蓋体側止水部材79は断面略コ字形をなす。この蓋体側止水部材79の内周凹部79Aは前記蓋体側取付部80に密着状態で外嵌して位置決め、抜け止めがなされ、また、蓋体側止水部材79の外周面には、その上下に前記下部円筒部16に密着する湾曲凸部79B,79Bが形成されている。このように蓋体側止水部材79の湾曲凸部79Bは断面がベロ状になっており、前記飲み口本体10の下部円筒部16の内周面に嵌合状態で湾曲凸部79Bが上側に変形し、その内周面に押し当ててられている。
また、同様に、前記飲み口本体側止水部材19も、蓋体側止水部材79と同一構成を備え、その内周凹部19Aが飲み口本体側取付部20に密着状態で外嵌して位置決め、抜け止めがなされ、また、飲み口本体側止水部材19の外周面には、その上下に前記径小部3Aに密着する湾曲凸部19B,19Bを有する。
そして、前記天板部74の下面に鍔部77を超音波溶着や接着剤、無理嵌め嵌合等の方法で固定して蓋上部72と蓋下部73とが一体化される。また、上方突出壁14の外面に、外側螺子たる第二の雄螺子部81を設け、この第二の雄螺子部81に螺合する内側螺子たる第二の雌螺子部82が、前記蓋体71の外周部75の内面に形成され、これら雄螺子部81と雌螺子部82の螺合により、飲み口本体10に蓋体71が着脱可能に設けられる。尚、この例では、図18に示すように、超音波溶着部86により蓋上部72と蓋下部73を接合している。
図9,図11及び図12に示すように、前記第2の雄螺子部81は、前記飲み口本体10の外周に部分的に設けられたものである。具体的には、周方向の分割螺子部81L,81S,81Sが周方向の隙間84を介して複数配置されている。分割螺子部81Lは分割螺子部81S,81Sより周方向に長く、長い分割螺子部81Lは反ハンドル13側に設けられ、短い分割螺子部81S,81Sは切欠き部70の両側に設けられている。
したがって、蓋本体71を飲み口本体10から外し、飲み口本体10を洗浄する場合、該飲み口本体10の内周には螺子部がなく、その洗浄を容易に行うことができる。
また、図1及び図18に示すように、前記蓋体71の天板部74の下面には、リング状の蓋リブ85が設けられている。そして、この蓋リブ85内に嵌るように前記鍔部77が設けられており、蓋リブ85の下端は、飲み口本体10の上方突出壁14の上端に隙間を置いて係入する。具体的には、上方突出壁14の内側に蓋リブ85が入り込み、この蓋リブ85により上方突出壁14の上端の保形を図ることができる。尚、図1などに示すように後方壁14Kの内周には載置面14Sが段差状に形成されているが、図18に示すように、後方壁14K以外では上方突出壁14の内周は平坦に形成されている。また、図18に示すように、蓋体71を閉めた状態で、上部突出壁14と蓋リブ85の上下方向における重なり代は、上部突出壁14の上端の厚さ寸法より大きい。
次に、前記圧縮装置1の使用方法について説明する。蓋体71を外し、前記ポーション容器8を、その容器本体61が受け部51に位置するように配置する。この配置状態で、剥離誘導部65が連通路17に臨む様に形成してある(図8)。即ち、前記配置状態で、受け爪部54,54の間に位置して、剥離誘導部65の下に下方空間83が位置し、この下方空間83は、受け部51より下方の下部円筒部16及び容器2の内部空間により構成される。
また、図8に示すように、配置状態で、フランジ部62の上面の斜め下向きの延長線101は、蓋体側止水部材80の下方を通って内筒5の内周面に向かう。そして、前記延長線101上で易開封部の先(斜め下方)に、内容物が噴出した際の飛散空間102が設けられている。尚、フランジ部62の上面が、配置状態のポーション容器8の底部の面である。また、フランジ部62は、前記受け爪部54の上面54Jと同じ角度で配置される。
そして、図8に示すように、ポーション容器8を下向きにした状態で、ポーション容器8のフランジ部62の一側(前側)を左右の受け爪部54,54の上面54Jに載置すると共に、フランジ部62の左右方向中央を中央部押さえ爪53の下面53Kの下に挿入配置すると、フランジ部62の他側(図8中で右側)が上方突出壁14の内面に接し、又は近接して配置する。この場合、フランジ部62の他側は上方突出壁14の上端側で、その上端より下方に配置される。また、配置状態で、左右に離れた受け爪部54,54の間に、ポーション容器8の易開封部が位置する。尚、前記上方突出壁14の反ハンドル側が、受け部51の後方に位置する後方壁14Kである。
さらに、図9及び図12などに示すように、前記後方壁14Kには、前記フランジ部62の上面を受ける膨出部14Bが形成され、この膨出部14Bは、配置状態のフランジ部62の上面を載置する載置面14Sを備える。この載置面14Sは前記受け爪部54の上面54Jと同一方向に傾斜し、その載置面14Sは平面視において、上方突出壁14の内周の1/2以下の寸法をなし、その寸法は1/3以上が好ましい。また、膨出部14Bの両端14Tは先鋭に形成されている。そして、後方壁14K側においては、配置状態のフランジ部62の上面の縁側を載置面14Sが支持する。
このようにしてポーション容器8を受け部51に配置した状態で、容器本体61の左右中央に位置する縦溝部69に、係合部55が係入し、フランジ部62の前側が左右両側の受け爪部54に支持され、フランジ部62の後側が載置面14Sに載置されて支持され、これによりポーション容器8が安定して支持される。
一方、図15に示すように、略水平状態でポーション容器8が前記中央押さえ爪53の上に乗ってしまうように配置すると、例えば、前後の方向は合っているがハンドル13と当たる角度が異なり、ハンドル13でポーション容器8を押し出してしまって、潰すことができなくなったり、ハンドル13でポーション容器8を押し込んでも潰れ量が足りず開封に至らなかったり、連通路17に落ち込み開封に至らなかったりして内容物を噴出させることができない。また、図16のようにポーション容器8の前後を左右に向けた横向き状態でセットしようとしても、受け部51にセットすることはできない。尚、図16ではポーション容器8の前後を平面において90度回した横向き状態を示しているが、90度以外でもポーション容器8の前後を正しい向きにしないと、受け部51にセットすることができない。
このように、ポーション容器8を水平状態や横向きなどに誤セットをした場合使用者は誤セットしたことに気づくことができ、誤った使用をしない上に、ポーション容器8は潰れないため、意図しない潰しにより衣類等周囲を汚してしまうこともない。この場合の落ち込みとは完全に落下するのではなく、潰せない程度に位置が下がることを意味している。さらに、図17に示すように、前記左右の受け爪部54の下側にポーション容器8のフランジ部62がセットされた場合でもポーション容器8は潰せても噴出す方向は正常状態と同じため、外部に内容物が噴出すことはない。この場合、ポーション容器8の位置が相対的に下側になるため、ハンドル13でポーションを潰し切ることができず、使用者は当初目的としていた潰し効果を得ることができないため、誤セットに気づくことができる。
一方、前後を逆にしてポーション容器8を受け部51と後方壁14Kにセットすると、受け部51に対するフランジ部62の係合が不十分となり、この状態でポーション容器8にハンドル13が当たると、ポーション容器8が左右の受け爪部54から外れて、連通路17に落ち込み、或いは潰し難くなり、誤配置状態においてポーション容器8が潰されることを防止できる。これは縦溝部69に中央部押さえ爪53が十分に挿入されてなかったり、その他ポーション容器8の形状による制約でポーション容器8が前後対称にセットできないことから生じている。
そして、使用者は、ロック部材41を操作してハンドル13のロックを解除し、ハンドル13を上方に回動し、図8に示すように、ハンドル先端部36Sがほぼ垂直になった位置で、ハンドル13の上面36Jがポーション容器8の底面部66に当り、ここからハンドル先端部36Sを下方に回すように力を加えると、底面部66がフランジ部62とほぼ平行に押圧されて潰され、容器本体61内の圧力が上昇し、これにより容器本体61からシール蓋63の剥離誘導部65が剥がれ、内容物が斜め下方向に吹き出す。尚、この吹き出し方向はほぼフランジ部62の延長線上か、これよりやや下方となる。
この場合、ハンドル13は回転中心軸34を中心として回動し、使用者はハンドル先端部36Sを操作し、この操作箇所より回転中心軸34に近い上面36Jがポーション容器8を押圧するため、梃子の原理により小さな力で内容物を押出すことができる。また、ハンドル先端部36Sを押し下げる動作により容器本体61を押圧するから、力を加え易い。
このようにして、例えば、前記容器2には加温された湯を収容し、ポーション容器8には、濃縮スープを収容して、必要時にハンドル13の操作によりポーション容器8内の濃縮スープを湯に混入させて温かいスープを飲料できるようにしたり、ポーション容器8には、濃縮飲料を収容して、必要時にハンドル13の操作によりポーション容器8内の濃縮飲料を水に混入させて冷たい飲料を飲料できるようにしたり、容器2にはコーヒーを収容すると共に、ポーション容器8には、ミルクや砂糖などを収容しておいて、必要時にコーヒーにミルクや砂糖を混入させて飲めるようにしたりすることができる。尚、収納物は液体以外でも、砂糖のような顆粒状のものでもよく、このように液体や顆粒などの流動性があるものが好ましい。
そして、容器2及び飲み口本体10を洗浄する際には、蓋本体71を外し、容器2から飲み口本体10を外して洗浄を行うことができる。また、洗浄後は、容器2の内螺子たる第一の雌螺子部7に、飲み口本体10の外螺子たる第二の雄螺子部18を螺合して、容器2に飲み口本体10を取り付ける。この際、金属製の容器2の第一の雌螺子部7に合成樹脂製の飲み口本体10を直接螺合することにより高い嵌合効果が得られる。
また、ストッパー111が当接部112に当接することにより、螺合位置が決まり、所定の嵌合強度位置で位置決めすることができると共に、本体側切り欠き部70Aとリング部側切り欠き部70Bとが位置決めされる。この場合、係止受け溝114と係止突起113とが係止しているため、ストッパー111に当接部112が当接した後、力を加えても飲み口本体10のみが捩じ込み方向に回ることがない。
このように本実施例では、請求項1に対応して、飲料用の容器2に嵌合される栓本体たる飲み口本体10と蓋本体71とを備えた飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造において、飲み口本体10は容器2に螺合され、容器2は栓本体たる飲み口本体10と蓋本体71により密閉され、かつ容器2に嵌合する肩部材12には、飲み口本体10が螺合する停止位置を決めることができるストッパー111が設けられているから、容器2の螺子に飲み口本体10を螺合できるため、高い嵌合強度を実現できる。また、肩部材12に飲み口本体10を螺合しないため、螺合による力や容器内部の圧力による外れ方向の力が肩部材12に加わらず、肩部材12を容器2に安定して取り付けておくことができる。さらに、ストッパー111により飲み口本体10が螺合する停止位置を決めることができるから、所定量だけ捩じ込んだ位置で、飲み口本体10を停止することにより、無理な力が加わらないと共に所望の嵌合強度が得られる。また、本実施例のようにストッパー111が配置されることによりハンドルを持って90度回転方向の間隔84を飲み口として口をつけて飲料を飲むことができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、栓本体たる飲み口本体10は金属製の容器2に螺合されるから、金属製の容器2に合成樹脂製の飲み口本体10を螺合できるため、一層、高い嵌合強度が得られる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、肩部材12にハンドル13を設けたから、ハンドル13に落下等の衝撃が加わっても飲み口本体10への影響が少ないため、漏れや栓体の外れてといった問題が起こる可能性が低くなる。また、請求項1においては、ハンドル13に対して所望の位置で飲み口本体10を止めることができる。
また、実施例上の効果として、切り欠き部70は本体側切り欠き部70Aとリング部側切り欠き部70Bとを有するから、ストッパー111により本体側切り欠き部70Aとリング部側切り欠き部70Bを正しく位置合わせすることができる。
以下、実施例上の効果として、飲料用容器2に着脱自在に装着される栓本体たるポーション容器圧縮装置1と該ポーション容器圧縮装置1に螺合する蓋本体71により構成される飲料用容器の栓体において、ポーション容器圧縮装置1の飲み口本体10の外側に外側螺子たる第二の雄螺子部81を設け、第二の雄螺子部81と蓋本体71の内側螺子たる第二の雌螺子部82が嵌合し、ポーション容器圧縮装置1の飲み口本体10の内側に螺子を配置していないから、螺子が内側の流路に配置されていないため、洗浄性が高い。また、螺子が飲み口本体10の外側に設けられているだけなので、容器2内の飲料を飲む際に影響が少ない。
また、ポーション容器圧縮装置1の飲み口本体10の内側に受け板たる張出し部52と1個以上の注ぎ孔たる飲み口孔58を配置したから、張出し部52により飲料の流量を制御できる。尚、飲み口本体10の内部を仕切りように受け板を設け、この受け板の複数の注ぎ孔を設けるようにしてもよい。
また、蓋本体71の内側に飲み口本体10に係入する蓋リブ85を設けたから、飲み口本体10が内側に変形しづらくなり、蓋本体71と栓本体の嵌合強度が向上する。
また、飲み口本体10の外側螺子たる第二の雄螺子部81が部分的に切り欠かれて飲み口となっているから、口を当てて飲む際に螺子が口に当たらず利便性が高い。
また、飲み口本体10の外側に第二の雄螺子部81が部分的に設けられているから、分割螺子部81L,81S間に間隔84があり、連続した螺子を設ける場合に比べて、飲み口本体10の外周側でも洗浄性に優れる。さらに、上方突出壁14の内側に蓋リブ85が入り込むことにより、蓋リブ85により内側への変形を防ぐことができ、上方突出壁14の上端の保形を図ることができる。
また、実施例上の効果として、ポーション容器8を装置本体たる飲み口本体10の受け部51に配置して潰す動作により該ポーション容器8の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、ポーション容器8を配置する受け部51があり、ポーション容器8の前側に易開封部たる剥離誘導部65があり、ポーション容器8は、前後非対称な形状をなし、受け部51には、ポーション容器8の前側を該受け部51に合わせた配置を許容とすると共に、ポーション容器8の後側を該受け部51に合わせた配置を防止する誤配置防止部たる中央部押さえ爪53が設けられているから、ポーション容器8を中央押さえ爪53の上に配置したり、左右の受け爪部54の下に配置したり、前後逆に配置したりしても、ポーション容器8が潰せなかったり、潰し量が目的と異なったりするため、使用者が誤セットに気づくことが出来る上、衣類等周囲を汚すことがなく安全に製品を使用することができる。
また、ポーション容器8を装置本体たる飲み口本体10の受け部51に配置してハンドル13を回動し、該ハンドル13により潰して該ポーション容器8の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、ポーション容器8を配置する受け部51があり、ポーション容器8の前側に易開封部たる剥離誘導部65があり、受け部51は中心よりもハンドル13側にあり、受け部51は、ポーション容器8が誤って配置されハンドル13が回動された際に該ポーション容器8が反ハンドル13側に落ち込むように構成したから、ポーション容器8を誤って配置すると、ハンドル13の回動時にポーション容器8が反ハンドル13側の連通路17に落ち込んで潰せなかったり、潰し難くなったりするため、使用者が誤りに気付き易くなる。
また、ポーション容器8は略平坦な底面部66を有し、受け部51に、底面部66をハンドル13側に向けて傾斜して配置され、このように受け部51にポーション容器8を斜めに配置し、略平坦で斜めに傾斜した底面部66をハンドル13の回動により潰すため、ポーション容器8を潰し易くなり、そのポーション容器8の誤配置を防止することができる。また、請求項1では、前側を斜め下側にして受け部51に配置する際、誤配置を防止でき、請求項2では、斜めに配置したポーション容器8が、誤配置の場合、落ち込み易くなる。
また、装置本体たる飲み口本体10が飲み口及び栓体として使用可能で、反ハンドル13側に設けた孔たる連通路17から飲料を飲むことができ、飲み口孔58を流路として使用でき、装置を飲料用容器として使用可能となる。
また、ポーション容器8を受け部51に配置して潰す動作により該ポーション容器8の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、ポーション容器8を斜めに配置する受け部51があり、ポーション容器8の前側に易開封部たる剥離誘導部65があり、ポーション容器8は、受け部51の後方に位置する後方壁14Kと受け部51間に配置され、ポーション容器8の前側を受け部51に配置した際に剥離誘導部65の下に下方空間83があるから、受け部51とこの後方の後方壁14Kの2箇所によりポーション容器8に加わる圧縮力を受ける。これによりポーション容器8はバランスよく保持され、圧縮により確実に底面のシール蓋63を膨らませ、ポーション容器8の内容物を易開封部から噴出させることができる。
また、ポーション容器8の底部の面の延長線101上で剥離誘導部65の先にポーション容器8の内容物が噴出した際の飛散空間102を設けたから、噴出した内容物が上方に飛び散り難くなる。
また、受け部51は、左右に受け爪部54,54、中央に中央部押さえ爪53があり、受け爪部54,54に配置されたときにポーション容器8の一部であるフランジ部62が中央部押さえ爪53より下方に位置するように設定されるから、左右の受け爪部54,54と中央部押さえ爪53でポーション容器8のフランジ部62を挟むことができるため、上方から圧縮してポーション容器8を潰した場合でも、ポーション容器8が浮き上がり難くなる。
また、後方壁14Kには、上方突出壁14の内周が部分的に膨出した膨出部14Bを設け、この膨出部14Bに載置面14Sを設けたから、この載置面14Sによりフランジ部62を安定して支持することができる。
また、実施例上の効果として、装置本体たる飲み口本体10に、ポーション容器8を配置する受け部51と、回転可能なハンドル13とを設けたポーション容器圧縮装置であって、ポーション容器8は易開封部たる剥離誘導部65を有し、ハンドル13の回動動作により受け部51に配置したポーション容器8を圧縮できるように構成したから、梃子の原理を使ってハンドル13によりポーション容器8を潰すことができるため、利便性が高い上、回転式に比べて大きさをコンパクトにできる。また、持ち運び時にハンドル13を使用でき利便性が高い。
また、ポーション容器8は傾斜して受け部51に配置されるから、中身である内容物が噴出したときに飛び散り難くなる。この場合、フランジ部62のみでなく、底面部66も傾斜して配置される。
また、受け部51は、ハンドル13の回転中心軸34より下方に位置しているから、受け部51より上方に回転中心軸34のあるハンドル13で、ポーション容器8を押すことにより、ハンドル13の押し付けの力で圧縮することができ、力を掛け易い。
また、容器2の上に装置本体たる飲み口本体10を配置または装着できるから、ポーション容器8に濃縮飲料が入っていた場合、潰した飲料を水や湯により希釈し、水であれば必要に応じて氷を入れることによって、飲料を作成することができる。
また、受け部51の上部に飲み口たる口部14Aを設けて、容器2内の飲料を飲むことができるから、飲料を直接飲むことができ、より利便性が向上する。
また、装置本体たる飲み口本体10の上部に止水機能をもった蓋体71を設けたから、蓋体71を閉めて作った飲料を携帯することができ、より利便性が向上する。
また、ハンドル13が初期位置でロック機構40により固定されるから、ハンドル13を固定して、携帯したり飲料を飲んだりすることができる。
また、ロック機構40をハンドル13の下部に取り付けたから、ハンドル13のロック解除操作がし易い上、外観へ与える影響が少なく意匠性にも優れたものとなる。
また、飲み口たる口部14Aには、ハンドル13の回動位置に切り欠き部70を形成したから、ハンドル13の回転中心を低く下げることができる上、ポーション容器8も深めの位置に配置できるため、意匠性が高い上、省スペースとなる。
また、実施例上の効果として、容器2に飲み口本体10及びリング部11を着脱可能に設けたから、それら飲み口本体10及びリング部11を外して洗浄することができる。前記リング部11にはハンドル13の回動位置にリング部側切り欠き部70Bが形成されているため、ハンドル13の回動範囲を広く確保できる。また、ロック機構40は非ロック状態のハンドル13を初期位置に回動すると、自動的にロックされ、具体的には下向き突起42が透孔47に係止してロック状態とすることができる。また、ロック状態のロック部材41は凹所43に略収納されるから、ハンドル13が外観意匠性に優れたものとなる。また、ロック部材41に突起部46Dを設けたから、突起部46Dに触ることにより操作部46Sの位置が分かる。さらに、蓋体71をすることにより切り欠き部70を隠すことができる。また、ハンドル13の下部に凹所43を設けたから、ロック機構40を収納することができる。
図21は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、フランジ部62に対して底面部66を平行でなく角度を設けており、具体的には、底面部66の剥離誘導部65と反対側がフランジ部62に近付くように傾斜しており、ハンドル13を圧縮方向に回転すると、湾曲した上面36Jが底面部66を略平行に押すように圧縮することができる。
図22は、本発明の実施例3を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、栓本体1Aは、ハンドル13,取付受け部31,受け部51及び切り欠き部70が設けられておらず、切り欠き部70が設けられていないため、実施例1の短い分割螺子部81S,81Sが連続して形成することにより、長い分割螺子部81Lが間隔54を置いて2箇所設けられている。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、ポーション容器を圧縮する機能を持たない通常の飲料用容器にも適用可能である。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、略円筒状の容器及び装置本体を示したが、角型でもよい。また、易開封部は実施例のものに限定されず、各種のものを用いることができる。さらに、ハンドルに一体に設けた回転中心軸を、容器本体に回動可能に取り付けてもよい。また、ハンドルに限らず、背景技術に記載した従来の方式などでポーション容器を潰してもよい。また、受け部51及び張出し部52を設けないように構成してもよく、こうすると、飲み口本体の内面に突出部分がなくなり、一層洗浄性が向上する。さらに、蓋リブが飲み口本体の上端内周に挿入されるように構成してもよい。また、ハンドルは、しない固定式のものでもよい。さらに、飲み口本体とリング部との回り止め手段は各種のものを用いることができ、飲み口本体に係止突起を設け、リング部に係止受け溝を設けてもよい。
2 容器
7 第一の雄螺子部
10 飲み口本体(栓本体)
11 リング部
12 肩部材
13 ハンドル
111 ストッパー

Claims (3)

  1. 飲料用の容器に嵌合される栓本体と蓋本体とを備えた飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造において、前記栓本体は前記容器に螺合され、前記容器は栓本体と蓋本体により密閉され、かつ前記容器に嵌合する肩部材には、前記栓本体が螺合する停止位置を決めることができるストッパーが設けられていることを特徴とする飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造。
  2. 前記栓本体は金属製の前記容器に螺合されることを特徴とする請求項1記載の飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造。
  3. 前記肩部材にハンドルを設けたことを特徴とする請求項1記載の飲料用容器の肩部材を有する栓本体取付構造。
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