JP5699236B1 - ポーション容器圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースで、携帯が容易なポーション容器圧縮装置を提供する。【解決手段】オープナー13により該ポーション容器を潰して該ポーション容器の内容物を押し出す圧縮装置である。飲料用容器2に着脱自在に装着される飲み口本体10と蓋体12とオープナー13で構成され、オープナー13は、フック本体34と、該フック本体34の一端に折りたたみ軸52により連結されたオープナー本体36とから成る。フック本体34の他端には、飲み口本体10の側部に設けられた取付け軸33に着脱自在に取り付けられるフック部37を有し、フック部37が取付け軸33に取付けられた状態で、オープナー13を飲料用容器2の外側から内側に回動してポーション容器を圧縮し、オープナー13は折りたたみ軸52により折りたたみ可能で、蓋体12の収納空間101に着脱自在に装着される。【選択図】図1

Description

本発明は、ポーション容器を圧縮して内容物を押し出すポーション容器圧縮装置に関するものである。
従来、この種のものとして、ポーションホルダーの凹部空間に収容するポーション容器に穴を開けて容器本体の収容空間と液体受容部とを連通孔を介して連通させるスパイクを、ポーションホルダーに設けて、連通操作機構を構成してある液体提供装置(例えば、特許文献1参照)や、ポーション容器の口部のシール蓋を破断させるカッターをポーションホルダーに設けて前記連通操作機構を構成してある液体提供装置(例えば、特許文献2参照)がある。
上述した従来の液体提供装置では、いずれもポーションホルダーにスパイクやカッターを設けて、それらが作動するための連通操作機構を構成するために複雑な構造になり、使用後の洗浄が困難で、且つ、スパイクやカッターにより手を傷つける虞がある。
このような問題を考慮して、同一出願人は特願2013−51360において、ポーション容器を飲み口本体の受け部に配置してハンドルを回動し、該ハンドルにより潰して該ポーション容器の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置を提案している。
特表2008−520298号公報 特許4485869号公報
上記ポーション容器圧縮装置では、容器に取り付けて使用することにより、ハンドルを回動してポーション容器を押し潰すことができ、また、ハンドルを固定することにより該ハンドルを持って容器内の飲料物を飲むことができ、利便性に優れる。
このように従来のポーション容器圧縮装置はポーション容器を開封するためにハンドルを用いているが、ハンドルがあるためにカバンなどに収納して持ち運ぶには不便であった。また、ハンドルを使用せずに容器を直接持って飲料物を飲む場合、ポーション容器を開封した後にはハンドルが邪魔になった。
解決しようとする問題点は、従来品のようにスペースを取ることがなく、携帯が容易なポーション容器圧縮装置を提供する点である。
請求項1のポーション容器圧縮装置は、ポーション容器を受け部に配置し、オープナーにより該ポーション容器を潰して該ポーション容器の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、飲料用容器に着脱自在に装着される栓本体と該栓本体に着脱自在に装着される蓋体と前記オープナーで構成され、前記受け部は前記栓本体の内部に設けられ、
前記オープナーは、フック本体と、該フック本体の一端に折りたたみ軸により連結されたオープナー本体とから成り、前記フック本体の他端には、前記栓本体の側部に設けられた取付け軸に着脱自在に取り付けられるフック部を有し、前記フック部が前記取付け軸に取付けられた状態で、前記オープナーを前記飲料用容器の外側から内側に回動して前記ポーション容器を圧縮し、前記オープナーは前記折りたたみ軸により折りたたみ可能で、前記蓋体の上部開口部に着脱自在に装着されることを特徴とする。
請求項2のポーション容器圧縮装置は、前記オープナー本体は、前記折りたたみ軸の上部外側面に突起部を有し、該突起部の他端には前記折りたたみ軸に直交する方向に摺動可能なピストン部材を備え、該ピストン部材の他端に突起部を有し、前記ピストン部材は付勢手段により摺動方向外側へ付勢されており、前記蓋体の前記上部開口部には前記オープナーが装着された状態で前記上部外側面の前記突起部と前記ピストン部材に対応する係止凹部を設けたことを特徴とする。
請求項3のポーション容器圧縮装置は、前記オープナーが前記蓋体の前記上部開口部に装着された際、前記蓋体の天面と前記オープナー本体が略面一であることを特徴とする。
請求項4のポーション容器圧縮装置は、前記オープナーが前記蓋体の前記上部開口部に装着され、前記オープナーが前記蓋体に収納された状態で、前記オープナーの少なくとも一部が前記蓋体の天面から突き出ていることを特徴とする。
請求項5のポーション容器圧縮装置は、前記フック本体のヒンジ部と前記オープナー本体のヒンジ部の一方の少なくとも左右一方に収納部を備え、前記収納部には、前記折りたたみ軸と同軸で軸支され軸方向にスライド動作可能に組み込まれたスライド部材と、該スライド部材を軸方向に付勢する付勢手段を有し、前記スライド部材が前記付勢手段により前記収納部を有しない他方のヒンジ部に圧接され、前記スライド部材と該スライド部材が圧接する前記ヒンジ部の一方にクリック突起を設けると共に、他方に前記クリック突起に対応するクリック受部を設け、前記スライド部材の外側面に回転防止リブを設け、前記収納部に前記回転防止リブに対応する回転防止係合部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ポーション容器を潰さないときは、オープナーを折りたたんでコンパクトにして、オープナーを蓋体の上部開口部に収納できるのでハンドルを用いるタイプに比べてスペースを取ることがなく、携帯が容易となる。
請求項2の発明によれば、オープナーに設けられたピストン部材と突起部が蓋体側の係止凹部に係止するので、持ち運び時に蓋体からオープナーが外れ難くなる。
請求項3の発明によれば、オープナーは蓋体の天面に略面一に収納されているので外観に与える影響が少なく、意匠性に優れる。
請求項4の発明によれば、オープナーの一部が蓋体の外面から突き出ているので、その突出部を指でひっかけることで、オープナーの取り外しが容易になる。
請求項5の発明によれば、オープナーのフック本体が所定の回動位置で固定されるので、取付け軸へフック部を引っ掛け易くなる。また、ポーション容器を開封するためのオープナーの回動動作が安定する。
本発明の実施例1を示す断面図である。 同上、ポーション容器を押し潰す状態を説明する断面図である。 同上、オープナーの収納作業を説明する蓋体上部の断面図である。 同上、オープナーを収納した蓋体上部の断面図である。 同上、フック本体の分解斜視図である。 同上、オープナー本体側のヒンジ部回りの底面図である。 同上、オープナーの分解斜視図である。 同上、折りたたみ状態のオープナーの側面図である。 同上、展開状態のオープナーの側面図である。 同上、ヒンジ部回りの断面図であり、図10(A)はクリック突起がクリック受部に係合した状態、図10(B)はクリック突起とクリック受部の否係合状態を示す。 同上、ポーション容器を示し、図11(A)はポーション容器の平面図、図11(B)はポーション容器の斜視図、図11(C)はポーション容器の縦断側面図、図11(D)はポーション容器の側面図、図11(E)はポーション容器の斜視図である。 同上、ポーション容器を押し潰す作業を説明する斜視図である。 同上、オープナーを取り外した状態で一側から見た斜視図である。 同上、オープナーを取り外した状態で他側から見た斜視図である。 同上、受け部周りの斜視図である。 本発明の実施例2を示すヒンジ部回りの断面図であり、図16(A)はクリック突起がクリック受部に係合した状態、図16(B)はクリック突起とクリック受部の否係合状態を示す。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明をポーション容器圧縮装置に適用した実施例1を図1〜図15に基づいて説明する。ポーション容器圧縮装置1は、手で持てる大きさの金属製の有底な飲料用容器2の上に配置又は装着することができ、この例では、容器2の上部開口3に着脱可能に装着される。
前記容器2は、内筒5と外筒4の上部開口3の縁を一体に接合し、内筒5と外筒4との間の空間を真空の断熱層6となした断熱二重構造であって、外筒4の上部内周には、ポーション容器圧縮装置(以下、圧縮装置という)1を螺着するための第一の雌螺子部7が形成されている。その圧縮装置1によりポーション容器8が圧縮される。
前記圧縮装置1は、いずれも合成樹脂製からなる栓本体たる飲み口本体10と、この飲み口本体10に一体的に外嵌したリング部11と、着脱可能な蓋体12と、着脱可能なオープナー13とを備える。
前記飲み口本体10は、その中心軸線と同軸状で前記上部開口3上に被着される円筒状の上方突出壁14と、この上方突出壁14の下方に、下方が径小となるテーパー筒部15を介して連設される下部円筒部16とが一体に合成樹脂で成型され、飲み口本体10内には、前記中心軸線と平行に内外を連通する連通路17が形成されている。このように、上方突出壁14、テーパー筒部15、下部円筒部16の内壁によって連通路17の内壁が形成され、この連通路17により外部と容器2の内部が連通する。尚、上方突出壁14の上端が口部14Aとなって飲み口となり、この口部14Aの左右が飲み口として好適である。
また、前記下部円筒部16の外周には前記第一の雌螺子部7に螺着する第一の雄螺子部18が設けられている。さらに、下部円筒部16の下端周面にゴムパッキンなどからなる飲み口本体側止水部材19が設けられ、この飲み口本体側止水部材19は断面略コ字形をなす。また、飲み口本体側止水部材19は前記中心軸線を中心とした環状であって、下部円筒部16の下端周面に前記中心軸線を中心として環状に設けられた飲み口本体側取付部20に嵌着され、その外周を上部開口3の下部に形成された径小部3Aに当接できるようになっている。
また、前記リング部11の上部には環状の嵌合突起21を内向きに設けると共に、前記上方突出壁14の外周に環状の嵌合凹部22を設け、前記嵌合突起21を嵌合凹部22に嵌合することにより、前記上方突出壁14の下部にリング部11が固定状態で装着される。この装着状態で、リング部11が容器2の上部開口3の外側を覆うと共に、上部開口3とリング部11の内面との間には隙間23が形成される。
前記リング部11の外周一側にはオープナー13用の取付受け部31が設けられている。この取付受け部31は、左右一対の取付腕部32,32を外向きに突設し、これら左右一対の取付腕部32,32間に、前記取付け軸33が設けられている。尚、取付受け部31は圧縮装置1の前後方向一側(後側)に設けられている。
前記オープナー13は、フック本体34と、このフック本体34の一端に折りたたみ軸52により連結されたオープナー本体36とから成り、前記フック本体34の他端には、前記ポーション容器圧縮装置1の側面に設けられた前記取付け軸33に着脱自在に取り付けられるフック部37を有し、このフック部37が前記取付け軸33に取付けられた状態で、飲料用容器2の外側から内側に回動してポーション容器8を圧縮することができる。
前記オープナー本体36は、平面視で略長円形をなし、オープナーボディ41と、ポーション容器8を押圧するカバー42とを一体に組み立ててなり、オープナーボディ41はオープナー本体36の下面を構成し、カバー42はオープナー本体36の上面を構成する。
前記オープナーボディ41の長さ方向一側(前後方向の後側)には、前記フック本体34を連結する連結部43が下方に突設され、この連結部43の側板部44の外面44Gに一側突起部45を設け、この一側突起部45が前記蓋体12に係合する。また、オープナーボディ41の長さ方向他側には下側に膨らんだ膨出部46を形成し、この膨出部46に蓋体12に係脱する弾性係止手段47を設けている。尚、前記外面44Gが上部外側面である。
前記弾性係止手段47は、前記膨出部46の外面に前後方向の案内孔48を設け、この案内孔48にピストン部材49の他側突起部たる先端部49Aを挿通し、このピストン部材49を前記膨出部46に進退自在に設けている。また、前記ピストン部材49に鍔状のストッパ片49Bを設け、このストッパ片49Bと膨出部46内に設けた壁状の後側当接部46Bとの間に付勢手段たるコイルスプリング50を設け、このコイルスプリング50は、前記ピストン部材49の基端側に外装され、前記ピストン部材49を外向きに付勢している。この付勢されたピストン部材49は膨出部46に設けた前側当接部46Fに前記ストッパ片49Bが当接して位置決めされ、この位置決め状態で前記ピストン部材49の先端部49Aが外部に臨む。なお、図12に示すように、前記案内孔48の下両側には水抜き孔48A,48Aが設けられ、それら案内孔48及び水抜き孔48A,48Aは膨出部46を貫通して形成され、水抜き孔48A,48Aはオープナー本体36の最下部に位置しているため、オープナー本体36内に水が入っても水抜き孔48A,48Aから排水することができる。
前記連結部43の側板部44の下部には、オープナー本体36側の左右のヒンジ部51,51が下に突設され、これらヒンジ部51,51に折りたたみ軸52を装着する装着孔51A,51Aを穿設している。
また、前記フック本体34は、その先端(一端)にフック本体34側のヒンジ部であるヒンジ筒部54が設けられている。このヒンジ筒部54の中央には前記折りたたみ軸52を挿通する挿通孔55が形成されると共に、この挿通孔55より径大な収納部56が該挿通孔55に連通して形成されている。また、前記収納部56は、前記ヒンジ筒部54の左右一方に開口し、筒状のスライド部材61を回り止めする回り止め受部たるレール57が形成されている。また、スライド部材61の中央に形成された貫通孔には前記折りたたみ軸52が挿通される。
前記スライド部材61は、前記レール57に係合する回り止め部たる回転防止リブ62を有し、収納部56の底部56Tとの間に配置した付勢手段たるコイルスプリング63により外側に付勢され、前記レール57に回転防止リブ62が係合することにより回り止め状態で、収納部56に進退自在に設けられている。尚、変形例としては、収納部56に回転防止リブ62を設け、スライド部材61にレール57を設けてもよい。
前記スライド部材61の先端には、円周方向で対向する位置、すなわち180度の位置にクリック突起64,64を設けている。これらクリック突起64,64は略台形であり、回転方向両側の傾斜部64K,64Kの先端を先端部64Sにより連結し、この先端部64Sはスライド部材61の軸方向と直交する。前記オープナー本体36側の左右のヒンジ部51,51の一方に、前記クリック突起64,64に対応して、傾斜部65Kと底部65Tを有するクリック受部65,65を凹設している。尚、これらクリック受部65,65は、ヒンジ部51の左右内面51Uで、前記装着孔51Aを挟んだ上下にそれぞれ設けられている。
また、前記ヒンジ筒部54の外周面には、前記側板部44の下縁部44Fに当接する当接部58が該ヒンジ筒部54の略全長に設けられ、図9に示すように、オープナー13を展開した使用状態において、前記下縁部44Fに当接部58が当接すると共に、クリック受部65にクリック突起64が係止する。一方、図8に示すように、フック本体34を前記使用状態から180度回転すると、オープナー本体36の下面にフック本体34が略沿って折りたたまれた収納状態となる。このオープナー13の収納状態において、図10(A)に示すように、クリック受部65にクリック突起64が係止する。クリック受部65にクリック突起64が係止した状態からフック本体34を回転すると相互の傾斜部64K,65Kが係合することにより、スライド部材61がコイルスプリング63を圧縮して後退し、図10(B)に示すように、先端部64Sがヒンジ部51の内面51Uに摺動し、180度回転してクリック突起64,64が上下が逆となって再びクリック受部65にクリック突起64が係止し、これによりオープナー本体36にフック本体34が位置決めされる。
オープナーボディ41の縁部41Fの上部には、外向き係止部66が周設され、前記カバー42の下部に、前記外向き係止部66に係止する内向き係止部67が周設されている。そして、前記ピストン部材49の基端側にコイルスプリング50を外装し、このコイルスプリング50を外装したピストン部材49の先端部49Aを、前記案内孔48に挿入すると共に、コイルスプリング50の基端を後側当接部46Bに当接する。このようにしてオープナーボディ41に弾性係止手段47を組み付けた後、外向き係止部66に内向き係止部67を嵌合することにより、オープナーボディ41とカバー42とが一体化される。
そして、図9に示すように、オープナー13を展開し、このオープナー13のフック部37の軸受け部37Aを取付け軸33に外嵌すると、図2に示すように、取付け軸33にオープナー13が回動可能に連結される。また、逆に取付け軸33からフック部37を外し、折りたたむことができる。尚、軸受部37Aの開口部は取付け軸33の径よりも広く形成されている。
図1及び図2に示すように、前記飲み口本体10内には、ポーション容器8を着脱自在に装着する受け部71が設けられ、この受け部71の上部にポーション容器8が斜めに配置される。また、受け部71は前記取付け軸33より下方に位置する。さらに、受け部71は飲み口本体10の一側である取付け軸33側に設けられ、前記下部円筒部16の内面一側から内側に横方向の張出し部72を設けている。
また、前記張出し部72の左右方向中央に中央部押さえ爪73を設け、この中央部押さえ爪73を挟んだ左右に受け爪部74,74を飲み口本体10の中央側に突出して設けている。この受け爪部74は取付け軸33より中央側に高くなるように斜めに形成されており、その受け爪部74の上面74Jの角度は水平に対して20〜70度、好ましくは50度である。また、受け爪部74の先端は湾曲状に形成されている。この場合、前記角度を20度以上にすることにより内容物が下部円筒部16に強くあたらずに容器2内に噴出すことができ、また、角度が70度を超えると、ポーション容器8の形状によってはオープナーボディ41が立った状態でポーション容器8を潰すことになることがあるためその角度は70度未満が好ましい。このようにオープナーボディ41が立った状態でポーション容器8を潰すことができるため、ポーション容器8を斜め方向から潰すことができる。
前記中央部押さえ爪73は、前記受け爪部74の上面74Jと間隔を置いて略平行な下面73Kを有すると共に、ポーション容器8の縦溝部88の付近をポーション容器8を潰した際に浮き上がらないように押さえる押さえ部75を有し、この押さえ部75は上向きに形成され、また、押さえ部75の下端75Kは先鋭状に形成されている。そして、前記中央部押さえ爪73が突起状の誤配置防止部であり、その中央部押さえ爪73の先端がポーション容器8の縦溝部88に係合及び係入する。また、前記飲み口本体10の下部円筒部16と前記受け部71との間に注ぎ孔たる飲み口孔78が設けられ、この飲み口孔78は前記連通路17の一部を構成する。
ここで、ポーション容器8の一例について説明する。前記ポーション容器8は、合成樹脂製の容器本体81の開口部にフランジ部82を周設し、このフランジ部82の上面にアルミニウムラミネートフィルムなどの樹脂シートで成形されたシール蓋83を熱溶着などにより貼着してなり、前記容器本体81内に収容空間84が形成されている。また、容器本体81を上下方向伸縮自在に形成すると共に、前記オープナー13によるポーション容器8の圧縮操作に基づいて、容器本体81からシール蓋83の一部が剥がれて収容物を漏出可能にする易開封部たる剥離誘導部85を、ポーション容器8の前側に形成している。そして、ポーション容器8は前後非対称な形状をなす。また、本実施例のポーション容器8のフランジ部82は左右対称な形状をなす。
尚、容器本体81は開口部から底面部86に向かって徐々に小さくなるように形成されている。また、底面部86は、平坦面状に形成され、丸形状でも四角形状でもよい。さらに、底面部86は、フランジ部82と僅かに角度をなして形成され、この角度は15度以下がポーション容器8の容積効率の面から好ましい。
また、前記剥離誘導部85側の外面に、内側に凹んだ縦溝部88が縦設され、容器本体81において前記縦溝部88の両側は外側に突出している。尚、前記縦溝部88がポーション容器8側の係合部である。
前記飲み口本体10の口部14Aには、前記取付け軸33に対応して、切り欠き部90を設けており、この切り欠き部90は、上方突出壁14の一部を切り欠いた本体側切り欠き部90Aとリング部11の一部を切り欠いたリング部側切り欠き部90Bとを備える。このリング部側切り欠き部90Bは前記リング部11の上縁及び外周を凹ませた凹部状に形成されている。前記切り欠き部90は、前記フック本体34の幅より幅広に形成されている。
そして、図2に示すように、オープナー13を回転することにより、受け部71に配置したポーション容器8をオープナー本体36の上面36Jが押圧し、この上面36Jにより押圧面を構成している。尚、オープナー本体36の上面36Jはカバー42の上面である。また、オープナー本体36の上面36Jが上方突出壁14の上端に当接する位置で、前記上面36Jと中央部押さえ爪73との間に隙間が形成される。
図1及び図3に示すように、前記飲み口本体10の上部には、止水機能を備えた前記蓋体12が着脱可能に設けられる。この蓋体12は、合成樹脂製の蓋上部92と蓋下部93とを一体に設けてなる。
前記蓋上部92は、天板部94と、この天板部94の周囲から下方に延設した外周部95とを一体に備え、前記天板部94には前記オープナー本体36の上面36Jに対応した開口部96が形成されている。また、蓋上部92には前記開口部96の下部に内向き嵌合部96Aが周設されている。
前記蓋下部93は上筒状部97を有し、図13などに示すように、オープナー本体36に対応して前記上筒状部97は平面長円状をなし、前記上筒状部97の上部開口に湾曲状の段部98を周設し、この段部98の上端に外向き係止部99を周設し、この外向き係止部99が前記内向き嵌合部96Aに嵌合することにより、蓋上部92と蓋下部93とが一体的に組み立てられている。また、前記上筒状部97の下部に底板部100を設け、この底板部100により上筒状部97の下部を塞ぎ、上筒状部97内にオープナー13を収納する収納空間101を形成している。
さらに、前記底板部100の下部には、上筒状部97より径小な円形の下筒状部102が設けられ、下筒状部102下端周面にゴムパッキンなどからなる蓋体用止水弾性部材たる蓋体側止水部材103が設けられ、この蓋体側止水部材103は断面略コ字形をなす。この蓋体側止水部材103は中心軸線を中心とした環状であって、蓋下部93の下端周面に中心軸線を中心として環状に設けられた蓋体用止水弾性部材取付部たる蓋体側取付部104に嵌着したものであって、外周を前記飲み口本体10の下部円筒部16の内周面に当接できるようになっている。
また、前記上方突出壁14の外面に、外側螺子たる第二の雄螺子部105を設け、この第二の雄螺子部105に螺合する内側螺子たる第二の雌螺子部106が、前記蓋上部92の外周部95の内面に形成され、これら雄螺子部105と雌螺子部106の螺合により、飲み口本体10に蓋体12が着脱可能に設けられる。
図13及び図14などに示すように、前記上筒状部97の一側内面に、前記一側突起部45に対応して係止凹部145を設け、前記上筒状部97の他側内面に、前記ピストン部材49の先端部49Aに対応して係止凹部149を設けている。また、前記一側突起部45は係止凹部149に対応し、前記ピストン部材49の先端部49Aは係止凹部145に対応するような位置関係になっているため、前後両方向に着脱自在に装着できるようになっている。そして、係止凹部145と係止凹部149は同一形状で一側と他側で対称な位置に設けられている。前記一側突起部45及び先端部49Aは球面状をなし、これらに対応する前記係止凹部145,149も球面状をなす。
そして、オープナー13を収納空間101に収納するには、図8に示したようにオープナー13を折りたたみ、他側が上になるように斜めにして、図3に示すように、一側突起部45を係止凹部145に合わせ、開口部96からオープナー13を挿入し、この後、オープナー13の他側(図3中で左側)を下方に押し込むと、先端部49Aが段部98の下方の上筒状部97の内面に押されてピストン部材49が後退し、先端部49Aが係止凹部149に嵌ると、コイルスプリング50の付勢により、先端部49Aが係止凹部149に押し当てられて固定される。尚、この場合、オープナー13の他側を押し込み易くするため、膨出部46の他側外面46Gは下方に向かって中央向きに斜めに形成されている。また、前記固定状態で、オープナーボディ41に周設した縁部41Fが、蓋体12の段部98に係合しているため、安定した取付状態が得られる。尚、縁部41Fの下部は前記段部98に対応して湾曲状に形成されている。
前記カバー42の上面の他側には、他側に向かって高くなる凹状湾曲面111を設けると共に、この湾曲面111の先端に上面36Jの他の部分より高い突出部112を設け、この突出部112の下面により掛け部たる指掛け部112Aを構成し、この指掛け部112Aは他側に向かって高くなるように傾斜している。また、湾曲面111側を除いて、オープナー本体36の上面36Jは、前記蓋体12の天面たる天板部94の上面と略面一に形成され、この例では、収納状態で、上面36Jの周囲の3分の2以上が前記天板部94の上面と段差がないように連続する面一状に形成されている。
したがって、湾曲面111を下方に押すことにより、上述した係止凹部149への先端部49Aの係止作業を容易に行うことができると共に、係止後は、指掛け部112Aに指などを掛けて斜め上方に引き上げることにより、係止凹部149からの先端部49Aの係止解除作業を容易に行うことができる。
次に、前記圧縮装置1の使用方法について説明する。図1の収納状態から蓋体12を飲み口本体10から取り外し、ポーション容器8を、その容器本体81が受け部71に位置するように配置する。この配置状態で、剥離誘導部85が連通路17に臨む様に形成してある(図2)。即ち、前記配置状態で、受け爪部74,74の間に位置して、剥離誘導部85の下に下方空間108が位置し、この下方空間108は、受け部71より下方の下部円筒部16及び容器2の内部空間により構成される。
そして、図2に示すように、ポーション容器8を下向きにした状態で、ポーション容器8のフランジ部82の一側(前側)を左右の受け爪部74,74の上面74Jに載置すると共に、フランジ部82の左右方向中央を中央部押さえ爪73の下面73Kの下に挿入配置すると、フランジ部82の他側(図1中で右側)が上方突出壁14の内面に接し、又は近接して配置される。この場合、フランジ部82の他側は上方突出壁14の上端側で、その上端より下方に配置される。また、配置状態で、左右に離れた受け爪部74,74の間に、ポーション容器8の易開封部が位置する。尚、前記上方突出壁14の反取付け軸33側が、受け部71の後方に位置する後方壁14Kである。
このようにしてポーション容器8を受け部71に配置した状態で、容器本体81の左右中央に位置する縦溝部88に、係合部たる押さえ部75が係入し、フランジ部82の前側が左右両側の受け爪部74に支持され、フランジ部82の後側が上方突出壁14の後方壁14Kの内面に支持され、これによりポーション容器8が安定して支持される。
一方、飲み口本体10から蓋体12を取り外す前後において、蓋体12に収納しておいたオープナー13を取り外す。この取外しは、図4に示す収納状態から、指掛け部112Aに指などを掛けて斜め上方に引き上げると、係止凹部149からピストン部材49の先端部49Aが外れ、収納空間101からオープナー13を取り外すことができる。
オープナー13を取り外した後、フック本体34を展開するように回動すると、クリック受部65とクリック突起64の相互の傾斜部65K,64Kが係合し、スライド部材61がコイルスプリング63を圧縮して後退し、図10(B)に示すように、先端部64Sがヒンジ部51の内面51Uに摺動し、180度回転して上下が逆となって再びクリック受部65にクリック突起64が係止し、これにより展開状態でオープナー本体36とフック本体34が位置決めされる。
オープナー13を展開したら、フック部37の軸受け部37Aを取付け軸33に外嵌し、取付け軸33にオープナー13を回動可能に連結する。そして、使用者は、オープナー本体36を上方に回動し、図2に示すように、オープナー本体36が垂直よりも中央側に回動した位置で、オープナー本体36の上面36Jがポーション容器8の底面部86に当り、ここからオープナー本体36を下方に回すように力を加えると、底面部86がフランジ部82とほぼ平行に押圧されて潰され、容器本体81内の圧力が上昇し、これにより容器本体81からシール蓋83の剥離誘導部85が剥がれ、内容物が斜め下方向に吹き出す。尚、この吹き出し方向はほぼフランジ部82の延長線上か、これよりやや下方となる。
この場合、オープナー本体36は取付け軸33を中心として回動し、使用者は先端側のオープナー本体36を操作し、オープナー本体36を押し下げる動作により容器本体81を押圧するから、力を加え易い。
このようにして、例えば、前記容器2には加温された湯を収容し、ポーション容器8には、濃縮スープを収容して、必要時にオープナー13の操作によりポーション容器8内の濃縮スープを湯に混入させて温かいスープを飲料できるようにしたり、ポーション容器8には、濃縮飲料を収容して、必要時にオープナー13の操作によりポーション容器8内の濃縮飲料を水に混入させて冷たい飲料を飲料できるようにしたり、容器2にはコーヒーを収容すると共に、ポーション容器8には、ミルクや砂糖などを収容しておいて、必要時にコーヒーにミルクや砂糖を混入させて飲めるようにしたりすることができる。尚、収納物は液体以外でも、砂糖のような顆粒状のものでもよく、このように液体や顆粒などの流動性があるものが好ましい。
そして、上述したように温かい又は冷たい飲料を作った後、口部14Aを用いて直接飲むことができる。また、飲み口本体10に蓋体12を装着して飲み口本体10の上部開口を蓋体12により覆えば、内部の飲料を保温又は保冷することができる。また、逆にオープナー13を折りたたみ、収納空間101に収納すれば、密閉ではないが、収納空間101の上部がオープナー13により塞がれ、収納空間101内が空気断熱層となって断熱効果が向上する。
また、容器2及び飲み口本体10を洗浄する際には、容器2から飲み口本体10を外して洗浄を行うことができ、容器2の上部開口3も直接洗浄できる。さらに、洗浄後は、容器2の内螺子たる第一の雌螺子部7に、飲み口本体10の外螺子たる第二の雄螺子部18を螺合して、容器2に飲み口本体10を取り付ける。この際、金属製の容器2の第一の雌螺子部7に合成樹脂製の飲み口本体10を直接螺合することにより高い嵌合効果が得られる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、ポーション容器8を受け部71に配置し、オープナー13により該ポーション容器8を潰して該ポーション容器8の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、飲料用容器2に着脱自在に装着される栓本体たる飲み口本体10と該飲み口本体10に着脱自在に装着される蓋体12とオープナー13で構成され、受け部71は飲み口本体10の内部に設けられ、オープナー13は、フック本体34と、該フック本体34の一端に折りたたみ軸52により連結されたオープナー本体36とから成り、フック本体34の他端には、飲み口本体10の側部に設けられた取付け軸33に着脱自在に取り付けられるフック部37を有し、フック部37が取付け軸33に取付けられた状態で、オープナー13を飲料用容器2の外側から内側に回動してポーション容器8を圧縮し、オープナー13は折りたたみ軸52により折りたたみ可能で、蓋体12の上部開口部たる収納空間101に着脱自在に装着されるから、ポーション容器8を潰さないときは、オープナー13を折りたたんでコンパクトにして、オープナー13を蓋体12の収納空間101に収納できるのでハンドルを用いるタイプに比べてスペースを取ることがなく、携帯が容易となる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、オープナー本体36は、折りたたみ軸52の上部外側面たる外面44Gに一側突起部45を有し、該一側突起部45の他端には折りたたみ軸52に直交する方向に摺動可能なピストン部材49を備え、ピストン部材49の他端に突起部たる先端部49Aを有し、ピストン部材49は付勢手段たるコイルスプリング50により摺動方向外側へ付勢されており、蓋体12の収納空間101にはオープナー13が装着された状態で一側突起部45と前記ピストン部材49に対応する係止凹部145,149を設けたから、オープナー13に設けられたピストン部材49と突起部45が蓋体12側の係止凹部149,145に係止するので、持ち運び時に蓋体12からオープナー13が外れ難くなる。
さらに、実施例上の効果として、前記一側突起部45は係止凹部149に対応し、前記ピストン部材49の先端部49Aは係止凹部145に対応するような位置関係にあるので、前後両方向に着脱自在に装着でき、操作性に優れる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、オープナー13が蓋体12の上部開口部たる収納空間101に装着された際、蓋体12の天面と前記オープナー本体36が略面一であるから、オープナー13が外観に与える影響が少なく、意匠性に優れる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、オープナー13が蓋体12の上部開口部たる収納空間101に装着され、オープナー13が蓋体12に収納された状態で、オープナー13の少なくとも一部である突出部112が蓋体12の天面から突き出ているから、その突出部112を指でひっかけることで、オープナー13の取り外しが容易になる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、フック本体34のヒンジ部たるヒンジ筒部54とオープナー本体36のヒンジ部51の一方の少なくとも左右一方に収納部56を備え、収納部56には、折りたたみ軸52と同軸で軸支され軸方向にスライド動作可能に組み込まれたスライド部材61と、スライド部材61を軸方向に付勢する付勢手段たるコイルスプリング63を有し、スライド部材61がコイルスプリング63により収納部56を有しない他方のヒンジ部51に圧接され、スライド部材61とスライド部材61が圧接する他方のヒンジ部51の一方にクリック突起64を設けると共に、他方にクリック突起64に対応するクリック受部65を設け、スライド部材61の外側面に回転防止リブ62を設け、収納部56に回転防止リブ62に対応する回転防止係合部たるレール57を設け、この例では、ヒンジ筒部54の左右一方に収納部56を備え、スライド部材61とスライド部材61が圧接するヒンジ部51の一方であるスライド部材61に、クリック突起64を設けると共に、他方であるヒンジ部51にクリック突起64に対応するクリック受部65を設けたから、オープナー13のフック本体34が所定の回動位置で固定されるので、取付け軸33へフック部37を引っ掛け易くなる。また、ポーション容器8を開封するためのオープナー13の回動動作が安定する。
また、実施例上の効果として、ポーション容器8を押し潰すオープナー本体36は、平面視で略長円形をなし、即ち、取付状態で、基端の回転中心の取付け軸33から先端に向かって長く形成されているから、回転動作によりポーション容器8を確実に潰すことができる。
また、フック部37の軸受け部37Aは、ポーション容器8を潰す直前のオープナー本体36が略垂直な位置において、下向きに形成され、好ましくは斜め外側下向きに形成されているから、垂直位置からさらに押し潰す方向にオープナー本体36を回動し、オープナー本体36がポーション容器8から反力を受けても、フック部37においては、軸受け部37Aの底部を取付け軸33側に移動させる方向の力が加わるから、取付状態を安定して保持することができる。さらに、フック本体34は、先端部53Sと基端部53Kとを一体に有する略へ字状をなすから、図2に示すように、切り欠き部90に干渉し難くなり、また、図8に示すように、折りたたみ状態でフック本体34はヘ字状をなすから、オープナー本体36の下部にフック本体34をコンパクトに収納することができる。
さらに、複数のクリック突起64,64と複数のクリック受部65,65を備えるから、フック本体34の回動を安定して固定することができる。また、展開状態で、前記側板部44の下縁部44Fにヒンジ筒部54の当接部58が当接するから、回動時にフック本体34とオープナー本体36との一体化を図ることができる。
さらに、弾性係止手段47側に突出部112があるから、収納空間101へのオープナー13の収納及び取出作業を容易に行うことができる。また、前記固定状態で、オープナーボディ41に周設した縁部41Fが、蓋体12の段部98に係合しているため、安定した固定状態が得られる。
以下、実施例上の効果として、ポーション容器圧縮装置1の飲み口本体10の内側の流路上に螺子を配置していないため、洗浄性が高い。また、螺子が飲み口本体10の外側に設けられているだけなので、容器2内の飲料を飲む際に影響が少ない。
また、ポーション容器8を装置本体たる飲み口本体10の受け部71に配置して潰す動作により該ポーション容器8の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、ポーション容器8を配置する受け部71があり、ポーション容器8の前側に易開封部たる剥離誘導部85があり、ポーション容器8は、前後非対称な形状をなし、受け部71には、ポーション容器8の前側を該受け部71に合わせた配置を許容とすると共に、ポーション容器8の後側を該受け部71に合わせた配置を防止する誤配置防止部たる中央部押さえ爪73が設けられているから、ポーション容器8を中央部押さえ爪73の上に配置したり、左右の受け爪部74の下に配置したり、前後逆に配置したりしても、ポーション容器8が潰せなかったり、潰し量が目的と異なったりするため、使用者が誤セットに気づくことが出来る上、衣類等周囲を汚すことがなく安全に製品を使用することができる。
また、ポーション容器8は略平坦な底面部86を有し、受け部71に、底面部86をオープナー本体36側に向けて傾斜して配置され、このように受け部71にポーション容器8を斜めに配置し、略平坦で斜めに傾斜した底面部86をオープナー本体36の回動により潰すため、ポーション容器8を潰し易くなり、そのポーション容器8の誤配置を防止することができる。
また、装置本体たる飲み口本体10が飲み口及び栓体として使用可能で、反取付け軸33側に設けた孔たる連通路17から飲料を飲むことができる。
また、実施例上の効果として、装置本体たる飲み口本体10に、ポーション容器8を配置する受け部71と、回転可能なオープナー13とを設けたポーション容器圧縮装置であって、ポーション容器8は易開封部たる剥離誘導部85を有し、オープナー13の回動動作により受け部71に配置したポーション容器8を圧縮できるように構成したから、梃子の原理を使ってオープナー13によりポーション容器8を潰すことができるため、利便性が高い上、回転式に比べて大きさをコンパクトにできる。
また、ポーション容器8は傾斜して受け部71に配置されるから、中身である内容物が噴出したときに飛び散り難くなる。この場合、フランジ部82のみでなく、底面部86も傾斜して配置される。
また、受け部71は、オープナー13の回転中心軸である取付け軸33より下方に位置しているから、受け部71より上方に回転中心軸のあるオープナー本体36で、ポーション容器8を押すことにより、オープナー本体36の押し付けの力で圧縮することができ、力を掛け易い。
また、受け部71の上部に飲み口たる口部14Aを設けて、容器2内の飲料を飲むことができるから、飲料を直接飲むことができ、より利便性が向上する。
また、装置本体たる飲み口本体10の上部に止水機能をもった蓋体12を設けたから、蓋体12を閉めて作った飲料を携帯することができ、より利便性が向上する。
また、飲み口たる口部14Aには、オープナー13の回動軌道上に切り欠き部90を形成したから、オープナー13の回転中心を低く下げることができる上、ポーション容器8も深めの位置に配置できるため、意匠性が高い上、省スペースとなる。
図16は、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、スライド部材61とスライド部材61が圧接するヒンジ部51の一方であるヒンジ部51に、クリック突起64を設けると共に、他方であるスライド部材61にクリック突起64に対応するクリック受部65を設けたから、上記実施例1と同様の作用・効果を奏する。
また、請求項5においては、上記図10及び図16において、ヒンジ部51とヒンジ筒部54とを入れ替えてもよく、即ち、図10及び図16でヒンジ部51とヒンジ筒部54とを入れ替えると、ヒンジ部51に収納部56が形成される。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、長円形のオープナー本体を示したが、略長方形でもよい。また、突起部とピストン部材に対応する係止凹部は、実施例で示した前後方向一側と他側に設ける以外でも、他側と一側に設けたり、左右に設けたりしてもよい。さらに、略円筒状の容器及び装置本体を示したが、角型でもよい。また、易開封部は実施例のものに限定されず、各種のものを用いることができる。さらに、請求項2以外では、突起部を蓋体に設けるとともに、オープナーに係止凹部を設けたり、一方の突起部と他方の係止凹部を蓋体に設けるとともに、一方の係止凹部と他方の突起部をオープナーに設けたりしてもよい。また、オープナー本体は突出部を除いて蓋体と略面一であればよい。
1 ポーション容器圧縮装置
2 容器
3 上部開口
8 ポーション容器
10 飲み口本体(栓本体)
12 蓋体
13 オープナー
33 取付け軸
34 フック本体
52 折りたたみ軸
36 オープナー本体
37 フック部
45 一側突起部(突起部)
49 ピストン部材
50 コイルスプリング(付勢手段)
51 ヒンジ部(オープナー本体側のヒンジ部)
54 ヒンジ筒部(フック本体側のヒンジ部)
57 レール(回転防止係合部)
61 スライド部材
62 回転防止リブ(回り止め部)
63 コイルスプリング(付勢手段)
64 クリック突起
65 クリック受部
94 天板部
101 収納空間(上部開口部)
112 突出部

Claims (5)

  1. ポーション容器を受け部に配置し、オープナーにより該ポーション容器を潰して該ポーション容器の内容物を押し出すポーション容器圧縮装置において、
    飲料用容器に着脱自在に装着される栓本体と該栓本体に着脱自在に装着される蓋体と前記オープナーで構成され、
    前記受け部は前記栓本体の内部に設けられ、
    前記オープナーは、フック本体と、該フック本体の一端に折りたたみ軸により連結されたオープナー本体とから成り、
    前記フック本体の他端には、前記栓本体の側部に設けられた取付け軸に着脱自在に取り付けられるフック部を有し、
    前記フック部が前記取付け軸に取付けられた状態で、前記オープナーを前記飲料用容器の外側から内側に回動して前記ポーション容器を圧縮し、
    前記オープナーは前記折りたたみ軸により折りたたみ可能で、前記蓋体の上部開口部に着脱自在に装着されることを特徴とするポーション容器圧縮装置。
  2. 前記オープナー本体は、前記折りたたみ軸の上部外側面に突起部を有し、該突起部の他端には前記折りたたみ軸に直交する方向に摺動可能なピストン部材を備え、該ピストン部材の他端に突起部を有し、
    前記ピストン部材は付勢手段により摺動方向外側へ付勢されており、
    前記蓋体の前記上部開口部には前記オープナーが装着された状態で前記上部外側面の前記突起部と前記ピストン部材に対応する係止凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載のポーション容器圧縮装置。
  3. 前記オープナーが前記蓋体の前記上部開口部に装着された際、前記蓋体の天面と前記オープナー本体が略面一であることを特徴とする請求項1又は2記載のポーション容器圧縮装置。
  4. 前記オープナーが前記蓋体の前記上部開口部に装着され、前記オープナーが前記蓋体に収納された状態で、前記オープナーの少なくとも一部が前記蓋体の天面から突き出ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポーション容器圧縮装置。
  5. 前記フック本体のヒンジ部と前記オープナー本体のヒンジ部の一方の少なくとも左右一方に収納部を備え、
    前記収納部には、前記折りたたみ軸と同軸で軸支され軸方向にスライド動作可能に組み込まれたスライド部材と、該スライド部材を軸方向に付勢する付勢手段を有し、
    前記スライド部材が前記付勢手段により前記収納部を有しない他方のヒンジ部に圧接され、
    前記スライド部材と該スライド部材が圧接する前記ヒンジ部の一方にクリック突起を設けると共に、他方に前記クリック突起に対応するクリック受部を設け、
    前記スライド部材の外側面に回転防止リブを設け、前記収納部に前記回転防止リブに対応する回転防止係合部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポーション容器圧縮装置。
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