JP3019213B2 - 試料収集容器用ボール及びソケット蓋 - Google Patents

試料収集容器用ボール及びソケット蓋

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JP3019213B2
JP3019213B2 JP10260435A JP26043598A JP3019213B2 JP 3019213 B2 JP3019213 B2 JP 3019213B2 JP 10260435 A JP10260435 A JP 10260435A JP 26043598 A JP26043598 A JP 26043598A JP 3019213 B2 JP3019213 B2 JP 3019213B2
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    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/508Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に容器の蓋に
関する。特に、本発明は生物学上の又は生物学上以外の
試料のための試料容器に用いるボール及びソケット蓋に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、生物学的な又は生物学的以外の
液体や固体又は半固体のような、医学的な試料は、臨床
場面において様々な目的のために日常的に収集され分析
されている。特に、血液や尿その他のような生物学的な
液体は、有底管の形状の試料収集容器に典型的に収集さ
れる。そのような管は、一般的には細長い円筒形の部材
の形態で、一端は開いており、他端は一体的な半球形の
部分で永久的に閉じられていて、試料を収集及び保存す
る内面を管は形成している。生物学的な試料を管内に吸
込み及び/又は収集したあとで、試料を入れた管は分析
のために典型的には臨床試験研究施設に搬送される。例
えば血液試料は、通常の化学試験、ホルモン、免疫学的
検定法又は特別な化学的試験を受ける。そのような試験
を行うため、通常、試料を収集した第1の管から試験及
び分析を行う1又は複数の第2の管へと試料は移され、
しばしば2以上の異なる領域で同時に試験される。移送
や分析及び貯蔵の間に汚染や蒸発及びこぼれるのを最小
にするため、管の開口部を蓋で閉じておくことが重要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】試料容器の開口部は、
典型的には、弾性キャップ、取外し可能なゴムストッ
パ、又はプラスチックフィルムにより移送及び分析の
間、シールされる。そのような蓋は管の開口部をシール
する手段を提供するものの、臨床環境でしばしば要求さ
れるように汚染を生じさせずに且つ片手だけでは、効率
的に取外したり保管したり交換したりすることはできな
い。さらに、生物学的な試料を試験するために分析試験
機器を使用するときには、試験機器のプローブを容器中
に挿入できるように、開口した容器中に試料を維持する
ことが典型的には必要となる。こうした必要性のため、
手動の又は自動的なアクセスのために容易に且つ繰返し
て開いたり閉じたりできる蓋を備えることが望ましい。
【0004】容器に用いる特に有用なタイプの蓋は、ボ
ール及びソケットのタイプの蓋である。様々な容器用の
数多くのボール及びソケットのタイプの蓋が知られてい
るが、十分なシールが不可欠となる試料収集容器で用い
るのに完全に効果的なものはない。従って、容易に且つ
繰返して開いたり閉じたりでき、十分なシールを効果的
に提供できる試料収集容器用の蓋を提供することが求め
られる。本発明の目的は、試料収集容器のための容易に
製造できる蓋を提供することである。本発明のさらなる
目的は、容易に且つ繰返して開閉できる蓋を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は、十分なシールを
維持しつつ繰返して開閉できる試料収集容器用の蓋を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の及び他の目的を達
成するため、本発明は試料収集容器の開口部を環境から
シールするための蓋を提供する。蓋は、通路が貫設され
た概略球形のボールを備え、ボールは開いた位置と閉じ
た位置との間で回転動作できる中心となる軸を備える。
通路は、ボールが開いた位置にあるときには収集容器の
開口部と整列され、ボールが閉じた位置にあるときには
収集容器の開口部とは整列されない。蓋は収集容器の開
口部に取付けられたソケットをさらに備え、ソケットに
はボールを受入れる内面部が備えられて、この内面部は
ボールの軸を受入れる軸支持部を有して、その中でのボ
ールの回転動作に適合する。ソケットの軸支持部とボー
ルの軸とは平行で互いに偏心している。
【0006】ボールとソケットとは共通の中心軸線を形
成する。好ましくはソケットの軸支持部は中心軸線と整
列され、ボールの軸は中心軸線と平行で偏心している。
他の実施形態では、ソケットの軸支持部は中心軸線と平
行で偏心しており、ボールの軸は中心軸線と整列され
る。軸は、ボールの直径上の対向する表面上の対をなす
対向する突起部により形成され、軸支持部は対をなす対
向する陥凹部を備える。ボールの対向する突起部は、前
記ソケットの対向する陥凹部中に収容される。ボールの
対をなす対向する突起部は概略円筒形で、ソケットの対
をなす対向する陥凹部は突起部を収容する概略円筒形の
ボアを備えることが好ましい。さらに、対をなす対向す
る陥凹部はテーパーの付いた表面を備えるとよく、ボー
ルの対をなす対向する突起部は対応する斜面の付いた表
面を備えて、陥凹部のテーパーの付いた表面と係合す
る。
【0007】ソケットはさらにボール座部を一体的に備
え、その上にボールを支持し、ボールはソケット内に取
付けられたときにボール座部と係合する。ボールの外面
部とソケットのボールを受入れる内面部とは、協同する
相互取付け構造を備え、ボールが閉じた位置にあるとき
に、ボールをボール座部とシール係合させた状態に維持
することが好ましい。そのような協同する相互取付け構
造は、ボールの対向する突起部と摩擦係合する壁面を有
する対向する陥凹部を備える。ボールは、対向する表面
に環境と接触する表面と液体と接触する表面とを備える
とよく、ボールが閉じた位置にあるときに、環境と接触
する表面は環境にさらされ、液体と接触する表面は収集
容器の内部領域にされされる。環境と接触する表面は、
好ましくはボールの概略球形に対して窪んでいて、ボー
ルが開いた位置にあるときに、外面部がソケットの内面
部と接触しないようにする。
【0008】加えて、ボールの外面部とソケットのボー
ルを受入れる内面部とはボールが閉じた位置にあるとき
に指示するための手段を備えるとよい。好ましくは、そ
のような指示するための手段は、例えばカラーコードの
ような開いた位置を閉じた位置から区別するための指示
表示を含む。より好ましくは、そのような指示するため
の手段は、ソケットのボールを受入れる内面部に沿った
リブを備え、閉じた位置にあるときにボールと係合す
る。最も好ましくは、そのような指示するための手段
は、ソケットのボールを受入れる内面部に係合すべく備
えられたディンプルである。蓋は、開いた位置と閉じた
位置との間でボールを手動で回転できるように外部にア
クセス可能な手段を備えるのがよく、例えば、ボールか
ら突出するタブやフラップを備える。 また、蓋は、ボ
ールを閉じた位置に固定するためのロック機構を備える
とよく、閉じた位置の蓋に被着するクリップなどであ
る。
【0009】本発明の他の実施形態では、試料収集容器
の開口部を環境からシールするための蓋が提供され、こ
の蓋は概略球形のボールを備え、ボールはボールを開い
た位置と閉じた位置との間で回転動作させる中心となる
軸を有する。ボールは、環境と接触する表面、対向する
液体と接触する表面、及びボールを貫通する通路を備
え、ボールが開いた位置にあるときには通路は収集容器
の開口部と整列され、ボールが閉じた位置にあるときに
は環境と接触する表面は環境にさらされ、液体と接触す
る表面は収集容器の内部領域にされされる。蓋はさらに
収集容器の開口部に取付けられたソケットを備え、ソケ
ットはボールを受入れる内面部を備えて、ボールの開い
た位置と閉じた位置との間での回転動作に適応する。ボ
ールの環境と接触する表面と液体と接触する表面は、ボ
ールが開いた位置にあるときに、ソケットのボールを受
入れる内面部とは非接触の関係にあり、汚染物が環境と
収集容器の内部領域との間で移らないようになってい
る。
【0010】本発明のさらに別の実施形態では、試料収
集容器の開口部を環境からシールするための蓋が提供さ
れ、この蓋はソケットを備え、ソケットはボールを受入
れる内面部を有し、この内面部は収集容器の開口部に取
付けられたボール座部を備える。概略球形のボールがソ
ケットのボールを受入れる内面部内に取付けられる。ボ
ールは開いた位置と閉じた位置との間で回転動作できる
とともに、ボール座部に着座した位置とボール座部に着
座しない位置との間を長手方向に動作できる。ボールは
ボールを貫通するように通路をさらに備え、通路は開い
た位置にあるときには収集容器の開口部と整列され、閉
じた位置にあるときには通路と整列されない。ボールの
開いた位置から閉じた位置への動作は、ボール座部に対
してボールが非着座位置から着座位置へとボールの上下
の動作を引き起す。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を試料収集容器とともに用
いられるボール及びソケット蓋として説明する。本発明
の目的のために、試料収集容器の語は、例えば血液の収
集及び分析のための第1の及び第2の試料管のような、
生物学的な又は生物学的以外の試料を収集し、移送し、
分析し、又は貯蔵するのに有用ないかなるタイプの容器
をも示すのに用いられる。本発明は収集容器に用いるボ
ール及びソケット蓋の形態をとり、十分なシールを提供
することができ、外部の環境と容器の内容物との間で汚
染物が移るのを防止し又は最小にすることができる。図
1及び図2の実施形態を特に参照すると、蓋10がそれ
ぞれ開いた位置と閉じた位置とで血液収集管100の上
に位置決めされて示されている。蓋10は収集管100
の開口部110で収集管100に相互嵌め合い係合する
ようになっている。収集管100は当業者に知られてい
るいかなるタイプの収集管でもよく、ガラスやより好ま
しくは適当なプラスチックのようないかなる公知の材料
でできていてもよい。好ましくは、収集管100は上げ
底式の管であって、その上部には開口部110が備えら
れ、反対側には開口した底部120が備えられて、開口
部110と底部120との間には円錐状の底部130が
配設されている。円錐状の底部130によって収集管1
00は少ない体積の液体を保持するための上部チャンバ
115を備える。かかる構造のため、臨床分析機器から
手動の移送ピペットや自動の試料プローブを用いたと
き、上部チャンバ115中に収容された液体へのアクセ
スが容易になる。円錐状の底部130を有することで、
収集管に収容された試料にアクセスするのにこのような
ピペットやプローブを収集管100の全長にわたって挿
入することを必要とせずに、標準的なホルダーや分析機
器とともに収集管100を用いることができる。
【0012】蓋10は、概略球形のソケット40と、ソ
ケット40の底部から垂下する円筒状の突出部47とを
備えている。円筒状の突出部47は収集管100の開口
部110に相互嵌め合いするようになっており、それに
より蓋10を収集管100に取付けるための手段を提供
している。円筒状の突出部47はいかなるやり方で収集
管100に相互嵌合するものでもよく、例えば、スナッ
プ嵌め、ネジ嵌めその他がある。好ましくは、図16に
最良に示すように、円筒状の突出部47はその外側表面
に間隔を隔てて設けられた複数の環状のリブ48を備
え、収集管100の内面と開口部110で摩擦係合して
いる。さらに好ましくは、環状のリブ48は、収集管1
00の内面に設けられた環状のリング118と開口部1
10で摩擦係合している。図16に示すように、このよ
うに環状のリブ48と環状のリング118とを相互嵌合
することで、複数の位置で蓋10を収集管100内に摩
擦固定でき、その一方収集管100に含まれる液体が円
筒部分47と収集管100の開口部110との間を通る
のを防止するための液密シールが提供される。このよう
にして、蓋10は収集管100に液密式にしっかり固定
及び取付けられ、所望なら収集管100から容易に取外
すことができる。
【0013】図1及び図2に最良に示すように、円筒状
の突出部47はさらに例えば、部品供給ボール内での組
立中の蓋10の整列及び向き合わせのための1又は複数
の突起部49を備える。図3及び図4に示すように、蓋
10はソケット40内に嵌合した概略球形のボール20
を有する。ボール20はそれを貫通する通路21を備え
る。通路21は円筒状のボアの形態が好ましく、ボール
20の第1の開口部23からボール20の対向する第2
の開口部24へとボール20を貫通している。通路21
は、以下により詳細に説明するように、外部の環境と収
集管100の上部チャンバ115との間のアクセスを可
能にするためのボール20を通り抜ける開口を提供す
る。通路21の内径は、これを通してプローブをアクセ
スしたり、液体の流れを可能にするほどに十分大きくす
べきである。しかし、蓋10の全体の外径は大き過ぎて
はならない。例えば、蓋10又はソケット40の外径が
標準的な収集管の外径に比べて著しく大きいとすると、
蓋10を組付けた収集管100を在来の試験機器に適切
に適合させ又は機能させることができない。特に、試料
の試験に先だって在来式のカバーを収集容器から取外さ
ねばならない試験環境において、蓋10は特に有用であ
る。そのような機器で有用なように収集管は代表的に標
準サイズと同じである。本発明の蓋10は分析中に蓋1
0全体を収集管100から取外す必要なしに用いるとよ
いので、蓋10を取外さずに標準サイズの試験機器の大
きさに嵌合できることが望ましい。従って、標準の機器
で適切に機能するように、蓋10又はソケット40の外
径は約19.05mmより小さいことが好ましい。このよ
うな外径に対し、通路21の内径は約10.5mmが望ま
しい。他の実施形態においては、蓋10は、収集管10
0に結合したときに、貯蔵ラックやカルーセル等のよう
な様々な試験機器内で収集管100を支持できるのに十
分な直径でもよい。
【0014】ボール20はさらに軸30を備える。以下
により詳細に説明するように、軸30によりボール20
はソケット40内で開いた位置と閉じた位置との間で軸
線のまわりに回転動作することができる。軸30は、図
6及び図8に最良に示すように、ボール20の対向した
表面に設けられた対をなす対向した突起部31aと31
bで構成されるのが好ましい。対向した突起部31aと
31bは、円筒形の突起でもよいし、又は代りに、以下
に詳細に説明するような、ソケット40のテーパーの付
いた表面52aと52bに対応する斜面の付いた表面3
2aと32bを備えていてもよい。また代りに、軸30
はボール30の対向した表面に設けられた対をなす対向
する陥凹部として形成して、これら対向する陥凹部がソ
ケット40内の対向した突起部に係合してもよい。
【0015】上述したように、ボール20がソケット4
0内に嵌合して蓋10を形成する。ソケット40は、ソ
ケットの上部にて周囲の開口を構成する外部の環境に開
いた第1の開口部43と、ソケットの底部にて収集管1
00の内部に開いた第2の開口部44とを備える。ソケ
ット40の第1の開口部43には、収集管100の内容
物を注ぐのに便利なように注ぎ面を縁どってもよい。ソ
ケット40は略球形の外形にするとよい。代りに、ソケ
ット40の外面に対向する平坦な側面部46aと46b
を備えてもよい。このように対向する平坦な側面部46
aと46bを設けると、蓋10の製造が簡単になり、組
立の際に蓋10を特定の基準点に対して整列するための
手段となり、また、貯蔵ラックやカルーセル等のような
機器で使用する際に複数の蓋10を整列するための手段
となる。
【0016】ソケット40は、ボール20の外面と相互
嵌合するためのボールを受入れる内面部41をさらに備
える。ボール20は、ボール20の外面とソケット40
の第1の開口部43の周囲とが接触するようにソケット
40に嵌合し、第1の開口部43でボール20とソケッ
ト40との係合を確立する。さらに、図9に詳細を示す
ように、ソケット40は環状のボール座部45を備え
る。ボール座部45は別体の要素でもよく、また、ソケ
ット40と一体的に内面部41の下部に配設し、蓋10
を組立てたときにボール20の座部を提供してもよい。
ボール座部45は圧縮性の及び/又は可撓性のものがよ
く、好ましくは弾性材料でできている。ボール座部45
は以下に述べるようにボール20とソケット40との間
のシールを提供する。ボール20とソケット40との間
の追加的なシールを設けるために、追加的なシールを蓋
10内に組込んでもよい。
【0017】本発明の他の実施形態では、図15に示す
ように、円筒状の突出部47の内面に垂直な排水チャネ
ル47aを設けてもよい。チャネル47aは、以下によ
り詳しく述べるように、円筒状の突出部47の内壁面に
残った血液のような液体をソケット40の開口端44及
び蓋10に導く。上述のように、ボール20はソケット
40内に嵌合し、ソケット内で回転動作する。内面部4
1は概略球形の中空の開口で、ボール20の形状に合致
している。内面部41はボール20の軸30を受入れる
ための軸支持部50を備える。軸支持部50は直径上の
対向する側にある陥凹部51aと51bを備えるのがよ
い。この対向する陥凹部51aと51bはボール20の
対向する突起部31aと31bと相互嵌合する。さら
に、対向する陥凹部51aと51bはボール20の斜面
の付いた表面部32aと32bとに係合するために、テ
ーパーの付いた表面部52aと52bとをそれぞれ備え
るとよい。このようなテーパーの付いた表面部52a及
び52bと斜面の付いた表面部32a及び32bとは必
要ではないが、蓋10を製造するための射出成形技術を
簡単にするのに特に有用である。上述のようにボール2
0がソケット40内に嵌合した状態で、ボール20はソ
ケット40内で軸30を中心に回転動作できる。ボール
20が軸30として作用する対向する陥凹部を備える上
述した他の実施形態では、軸支持部50はそのようなボ
ール20の対向する陥凹部に相互嵌合するような対向す
る突起部を備える。
【0018】ソケット40の対向する陥凹部51aと5
1bはその一方の又は双方の壁面に平坦な縁部53をさ
らに備えるとよい。平坦な縁部53は、ボール20をソ
ケット40内で回転動作させている間、ボール20の対
向する突起部31a及び31bに摩擦係合する。平坦な
縁部53は、以下により詳しく説明するように、ボール
20がソケット40内で完全に開いた位置又は閉じた位
置にまで回転したかどうかを確認する確実なフィードバ
ックを操作者に与えることができる。ボール20の外面
に延びるタブ22のような外部からアクセス可能な回転
手段を備えることにより、ボール20を軸30を中心と
して手動で回転動作させることができる。タブ22は操
作者の手指でボール20をソケット40内で回転動作さ
せるための突起部を与える。タブ22には、収集管10
0の内容物を注ぐのに便利な注ぎ面をその表面に縁どる
とよい。本発明の他の実施形態では、図12及び図13
に示すように、ボール20をソケット40内で回転させ
る手段はフラップ22aの形態でもよい。フラップ22
aに沿って凸溝26が備えられ、操作者の手指に対して
フラップ22aに摩擦グリップを与える。ソケット40
内のボール20を開いた位置と閉じた位置との間で回転
させる間、フラップ22aはソケット40の外表面に乗
上げる。
【0019】ボール20を軸30を中心に回転させる
と、ボール20の第1の開口部23がソケット40の第
1の開口部43と整列し、同様にボール20の第2の開
口部がソケット40の第2の開口部44と整列する。こ
のように、外部の環境と収集管100の上部チャンバ1
15との間でボール20を貫通する通路21を通じて通
路が確立する。かくして、ボール20を軸30のまわり
に回転させると、第1の開口部23及び43並びに第2
の開口部24及び44との整列によって通路21が収集
管100の内部と整列しているときの開いた位置(図
1、図5及び図6に示す)と、第1の開口部23及び4
3並びに第2の開口部24及び44の整列解除によって
通路21が収集管100と整列解除によるときの閉じた
位置(図2、図7及び図8に示す)との間でボール20
が動作する。
【0020】ボール20は、環境と接触する表面27と
対向する液体と接触する表面29を構成するように、ソ
ケット40内に構成され位置決めされる。蓋10が閉じ
位置にあるとき、環境と接触する表面27は外部環境に
さらされ、一方、液体と接触する表面29は収集管10
0の内部すなわち上部チャンバ115にさらされる。蓋
10が開いた位置にあるとき、環境と接触する表面27
と液体と接触する表面29とは、内面部41を形成す
る、ソケット40の球形の中空の開口内に位置決めされ
る。好ましい実施形態では、環境と接触する表面27は
ボール20がいつ閉じ位置にあるかを確認するための手
段を備える。このような確認のための手段は、開いた位
置と閉じた位置とを区別するための表示を備えるとよ
い。例えば、環境と接触する表面27上にマーキング又
は印字を備え、又はボールが閉じた位置にあることを示
すカラーコードを備えるとよい。
【0021】代りに、ボール20がいつ閉じた位置にあ
るかを確認する手段は、ボール20が閉じた位置に回転
したときに環境と接触する表面27と係合するようにソ
ケット40の内表面41にストップを示す要素を組込ん
でもよい。例えば、ソケット40の内表面41にソケッ
ト40の第1の開口部43に近接させてディンプル42
を配置してもよい。ディンプル42はソケット40の内
面部41から突出する小さな突起部を備えるのがよい。
以下により詳しく説明するように、ディンプル42によ
れば、ボール20の環境と接触する表面27がディンプ
ル42を乗越えたときに、ボール20が完全に閉じた位
置に回転したことを示す、音と触感による“クリックス
トップ”のフィードバックが操作者に得られる。代り
に、ディンプル42は、図17に示すように、ソケット
40の内表面41の所定長さに沿って突起部42aを備
えてもよい。このような突起部42aによれば、以下に
述べるように、操作者はボール20が開いた位置と閉じ
た位置との両方に完全に回転したことを示す音と触感に
よる“クリックストップ”のフィードバックが得られ
る。
【0022】上述のように、ボール20の軸30は対向
する突起部31a及び31bにより構成され、ソケット
40の軸支持部50は対向する陥凹部51a及び51b
により構成される。蓋10を組立てたとき、軸30は軸
支持部50に受入れられ、すなわち、対向する突起部3
1a及び31bが対向する陥凹部51a及び51b内に
支持される。ボール20のソケット40内での回転を非
対称にするために、軸30と軸支持部50とは平行で互
いに偏心している。本発明の好ましい実施形態では、軸
30と軸支持部50との偏心した性質は、軸30をボー
ル20の真の中心軸線に対してずらすことによって達成
される。図10に示すように、真の中心軸線Xは、球形
のボール20とソケット40の内面部41により形成さ
れる球形の中空の開口とによって形成される蓋10の実
際の共通の中心軸線を示している。真の中心軸線Xはボ
ール20の通路21を概略垂直に横切っている。この好
ましい実施形態では、ソケット40の対向する陥凹部5
1a及び51bにより形成される軸支持部50は軸線X
と一列に整列される。ボール20の対向する突起部31
a及び31bにより形成される軸30は、所定の偏心軸
線X’に沿っていて、この軸線も通路21を概略垂直に
横切ってはいるが、真の中心軸線Xからは偏心して配置
される。別言すれば、対向する突起部31a及び31b
はボール20の真の中心軸線X上に正確に整列している
わけではなく、かかる軸線からわずかにオフセットして
いて、これにより軸30を真の中心軸線Xからわずかに
偏心させている。ボール20の対向する突起部31a及
び31bをソケット40の対向する陥凹部51a及び5
1bに嵌合させることで軸30と軸支持部50とを整列
すると、ボール20はソケット40の内面部41に対し
てわずかにオフセットした状態でソケット40内にボー
ル20が位置決めされる。軸30の偏心した性質によ
り、ボール20はソケット40内で開いた位置と閉じた
位置との間を非対称に回転する。要するに、ボール20
が軸30のまわりを回転すると、軸30が偏心軸線X’
と整列しているために、対向する突起部31a及び31
bが対向する陥凹部51a及び51bに対してカムのよ
うに係合する。このような軸30の偏心配置により、特
にボール20が閉じた位置にあるときにボール20はボ
ール座部45に着座した位置に押しつけられてボール座
部45において液密シールを提供し、以下により詳しく
説明するように、外部の環境と収集管100の内部との
間での汚染物の移り防止を助ける。
【0023】本発明の他の実施形態では、軸30と軸支
持部50との偏心した性質は、軸支持部50が真の中心
軸線Xに対してオフセットしていることによる。図11
に示すように、ソケット40の対向する陥凹部51a及
び51bにより形成される軸支持部50は、所定の偏心
軸線Y’に沿っていて、この軸線はボール20の通路を
概略垂直に横切っているが、真の中心軸線Xに対して偏
心し又はオフセットしている。別言すれば、対向する陥
凹部51a及び51bは真の中心軸線X上に正確に整列
しているわけではなく、かかる軸からわずかにオフセッ
トしていて、従って、軸支持部50を真の中心軸線Xか
らわずかに偏心させている。この実施形態では、前記し
た好ましい実施形態と同様に軸支持部50の偏心した性
質が開いた位置と閉じた位置との間におけるソケット4
0内のボール20の非対称な回転を与えるので、軸30
は真の中心軸線Xと一列に整列してよい。
【0024】本発明では、軸30と軸支持体50との双
方を真の中心軸線Xからオフセットさせてもよい。しか
し、そのような実施形態では、軸30と軸支持部50と
を互いに一列に整列してはならず、開いた位置と閉じた
位置との間でソケット40内のボール20に非対称な回
転を与えるように互いに偏心させなければならない。図
5及び図6は本発明の蓋10の開いた状態を正面及び側
面からみた断面図を示しており、図7及び図8は閉じた
状態を正面及び側面からみた断面図を示している。図6
に示すように、軸30と軸支持部50とは互いに偏心し
ているので、蓋が開いた位置にあるときにボール20の
対向する突起部31a及び31bがソケット40の対向
する陥凹部51a及び51bの中でオフセットした位置
にあるため、ボール20はソケット40内でわずかにオ
フセットして配置されている。この開いた位置ではボー
ル20はソケット40のボール座部45上に液密シール
状態で乗っており、ボール20には長手方向に最小の力
が働いている。このため、収集管100の内容物の血液
又は他の液体がボール座部45を通って漏れるのを防止
する液密シールを維持しつつ、ボール20は軸30のま
わりに容易に回転することができる。
【0025】さらに、上述したように、蓋10が開いた
位置にあるときに、環境と接触する表面27と液体と接
触する表面29とは、内面部41を形成するソケット4
0の球形の中空の開口内に位置する。図5に示すよう
に、ボール20はソケット内でオフセットした位置にあ
ることから、蓋10が開いた位置にあるときには、ボー
ル20の液体と接触する表面29とソケット40の内面
部との間にはギャップ乃至環状の隙間39が形成され
る。この環状の隙間39はボール20がソケット40内
で回転するのを容易にしつつ、血液や他の試料が液体に
接触する表面29と内面部41とに接触することによる
汚染を防止する。さらに、環境と接触する表面27は好
ましくはボール20の全体的な球形から窪んでおり、蓋
10が閉じた位置にあるときに、環境と接触する表面2
7とソケット40の内面部41との間には環状の隙間3
7が設けられ、両者は非接触の状態に維持される。この
非接触の関係により環境と接触する表面27と内面部4
1との間で汚染が生じるのを防止する。
【0026】本発明の更に別の実施形態では、蓋10に
はソケット40内でボール20が回転動作するのを防止
するロック機構を備えてもよい。例えば、クリップ、ス
トランド、バンドその他により、搬送及び貯蔵中にボー
ル20を閉じた位置に固定したり、使用中に開いた位置
に固定する。そのようなロック機構は、好ましくは、図
14に示すようなクリップ60である。クリップ60は
互いに等間隔に間隔を隔てられた3つのアーム62を備
える。アーム62は蓋10にかぶさって、ボール20の
タブ22が2つの隣合うアーム62の間の間隔に係合す
る。このクリップ60は蓋10を所定の位置にロックす
る効果的で簡単な機構を提供する。使用の際には、ソケ
ット40内にボール20が取付けられた蓋10が収集管
100の開口部110に係合させておく。クリップ60
を蓋10から取外してボール20がソケット40内で回
転できるようにする。ソケット40内のボール20を軸
30のまわりに回転させることで、蓋10を開いたり閉
じたりできる。例えば、図2、図7及び図8に示すよう
に蓋10を閉じた位置にしたときには、環境と接触する
表面27はソケット40の第1の開口部43に配置され
外部にさらされて、一方、ボール20の液体と接触する
表面29は収集管100の上部チャンバ115にさらさ
れるように配置される。ボール20の外面はボール座部
45にシールした係合状態で接触し、収集管100に含
まれた液体がボール座部45を通ってボール20とソケ
ット40との間を流れるのが防止される。操作者の手指
をボール20のタブ22に係合させてタブ22を環境と
接触する表面27の方向に押圧力を加えると、この押圧
力は軸30を中心としてボール20に力を加え、それに
よりボール20はソケット40内で軸30を中心として
回転する。この回転動作のときには液体と接触する表面
29はボール座部45と係合していて、さらに続けてボ
ール20を回転動作させるとボール座部45と液体と接
触する表面29との間で掻き取り動作が得られる。従っ
て、液体と接触する表面29に付着しているすべての血
液や他の液体はその表面からボール座部45により掻き
落される。さらに円筒状の突出部47の内面のチャネル
47aにより、そのような血液や他の汚染物はボール座
部45から開口部44に導かれ、上部チャンバ115に
戻る。
【0027】ソケット40内のボール20を完全に回転
させるには、タブ22をソケット40の第1の開口部4
3を完全に越えるようにして、タブ22が第1の開口部
43の縁に位置される。この回転中には、ボール20の
対向する突起部31a及び31bはソケット40の対向
する陥凹部51a及び51bと係合しており、軸30が
偏心した性質であるために、ボール20をソケット40
内でわずかに上方向に持上げる。このように上方向に持
上がるため、ボール20はボール座部45からわずかに
持上がる。ボール座部45は可撓性であるので、ボール
座部45はボールの上方向への移動に追従し、ボール座
部45とボール20との接触関係は維持され、液密シー
ルを維持する。ソケット40内でボール20を完全に回
転させると、軸30が偏心しているために、液体と接触
する表面29はソケット40内に回転し、ソケット40
の内面部41とは非接触の関係になり、環状の隙間39
によって分離される。同様に、環境と接触する表面27
はボール20の全体の球形に対して窪んでいるために、
環境と接触する表面27がソケット40内で回転したと
き、ソケット40の内面部41とは非接触の関係にな
り、環状の隙間37で分離される。
【0028】タブ22を完全にソケット40の第1の開
口部43を越えて動かすことでソケット40内のボール
20を完全に回転させると、蓋10は開いた開いた位置
に回転する。環境と接触する表面27はボール20の形
成する全体の球形に対して窪んでいるので、表面27は
そのような回転中にもソケット40の内面部41とは接
触しない。しかし、ボール20を完全に開いた位置に回
転させると、ボール20の全体の球形と環境と接触する
表面27との移行部である環境と接触する表面27の縁
部は、ディンプル42の突起部42aを乗越えて、操作
者に音と触感による“クリックストップ”のフィードバ
ックを与えて、ボール20がソケット40内で完全に回
転したことを示す。この開いた位置では、ボール20の
第1の開口部23はソケット40の第1の開口部43と
整列して、同様に、ボール20の第2の開口部24はソ
ケット40の第2の開口部44と整列し、ボール20を
貫通する通路21は外部の環境と収集管100の上部チ
ャンバ115とを通じさせる。この配置によってプロー
ブを挿入したり、上部チャンバ115の内容液を通路2
1を通して注ぐ通路が確立する。
【0029】このように使用した後で、蓋10を開いた
ときと逆向きすなわちボール20の通路21に向けてタ
ブ22を押圧することで、蓋10を閉じた位置に戻すこ
とができる。そのような押圧力は蓋10を開いたときと
同様に、軸30のまわりにボール20に力を伝え、ソケ
ット40内のボール20は軸30を中心として蓋10を
開いたときと逆向きに回転する。この回転動作により液
体と接触する表面29はボール座部45に向って戻さ
れ、表面29は収集管100の上部チャンバ115にさ
れされる本来の位置になる。この回転に際しては、ボー
ル20の対向する突起部31a及び31bとソケット4
0の対向する陥凹部51a及び51bがカムのように係
合しているために、ボール20の外面の液体と接触する
表面29は下方向に押し下げられて、ボール座部45を
撓ませてボール座部45においてボール20とソケット
40との間の液密シールを確保する。
【0030】さらに、このように回転動作させると、環
境と接触する表面27は元の位置であるソケット40の
第1の開口部43の周囲に戻り、表面27は外部の環境
にさらされる。環境と接触する表面27はボールの全体
的な球形に対して窪んでいるので、そのように回転させ
るときにもソケット40の内面部41に接触することは
ない。しかし、環境と接触する表面27が元の位置に戻
ると、ボール20の全体の球形と環境と接触する表面2
7との間の移行部である環境と接触する表面27の縁部
はディンプル42を乗越えるときに接触する。この接触
は操作者に音と触感による“クリックストップ”のフィ
ードバックを与えて、ソケット40内のボール20が完
全に閉じた位置に回転したことを示す。さらに、ソケッ
ト40内のボール20が完全に回転して閉じた位置にな
り、ボール20の環境と接触する表面27がディンプル
42を乗越えると、ソケット40の対向する陥凹部51
a及び51bの平坦な縁部53は、ボール20の対向す
る突起部31a及び31bと摩擦係合する。この係合に
よりボール20にはソケット40の下に向けてさらなる
押圧力が働き、ボール20はボール座部45にさらに押
圧される。この下方向の力により、操作者にはさらなる
音と触感による“クリックストップ”のフィードバック
が得られ、ボール20が完全に閉じた位置になったこと
がわかり、さらにボール20とソケット40のボール座
部45との間の液密シールが確実に維持される。
【0031】ボール20とソケット40は、このような
用途に適したあらゆる公知の材料で作ることができる。
好ましくはボール20とソケット40の双方を熱可塑性
材料で構成することがよい。更に好ましくは、ソケット
40はエラストマー状の材料から構成し、ボール20は
もっと硬質の材料で構成するのがよい。最良なのは、ソ
ケット40をポリエチレン又は熱可塑性エラストマー
(TPE)のいずれかから選択される材料で作り、ボー
ル20はポリスチレン又はポリプロピレンのいずれかか
ら選択される材料で作る。このような材料によれば、蓋
10を組立てるときに、ソケット40の第1の開口部4
3を通してボール20を押込むことができる。ボール2
0とソケット40は様々な方法で製造することができ
る。好ましくは、ボール20とソケット40とは射出成
形のような成形工程で別個に製造され、その後で蓋10
を形成するように組立てる。代りに、ボール20とソケ
ット40とを“デュアルショット”又は“ツーショッ
ト”の成形工程を用いて製造してもよく、これによれ
ば、ボール20が初めに成形され、ソケット40はその
後でボール20をかぶさるように成形される。様々な別
の成形法や製造法を利用することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明の蓋は従来の蓋や技術に比べて数
多くの改良を提供する。特に、本発明の蓋は収集容器に
含まれた液体試料がはね上がるのを最小にする。さら
に、収集容器の内部にアクセスするのに蓋を取外す必要
がない。しかも、必要ならば収集容器から蓋を取外すこ
ともできる。蓋は収集容器にしっかりと取付けられる
が、蓋から取外すことなく容器に対して独立して回転さ
せることもできる。このような一体型の蓋を用いれば、
容器の開閉を片手で簡単にできるので、収集容器を開い
たままで放置することが少なくなり、汚染の危険が少な
く技術者が容易に用いることができる。前述した実施形
態に様々な改変を施せることは当業者には明らかであ
る。従って、特に述べた好ましい実施形態は例示を意図
するもので限定を意図しない。発明の本当の範囲は、添
付した請求の範囲に示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓋を備えた試料収集組立体を示す
斜視図であって、開いた状態を示している。
【図2】本発明による蓋を備えた試料収集組立体を示す
斜視図であって、閉じた状態を示している。
【図3】本発明による蓋を示す分解斜視図である。
【図4】本発明による蓋を分解して示す拡大横断面図で
ある。
【図5】本発明による蓋の開いた状態を示した図1の5
−5線による横断面図である。
【図6】本発明による蓋の開いた状態を示した図5の6
−6線による横断面図である。
【図7】本発明による蓋の閉じた状態を示した図2の7
−7線による横断面図である。
【図8】本発明による蓋の閉じた状態を示した図7の8
−8線による横断面図である。
【図9】本発明による蓋の一部分の詳細を拡大して示す
横断面図である。
【図10】本発明によるボールを示す斜視図であって、
偏心軸を示している。
【図11】本発明の他の実施形態によるソケットを示す
横断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態による蓋を示す分解斜
視図であって、閉じた状態を示している。
【図13】図12に示した他の実施形態を示す分解斜視
図であって、開いた状態を示している。
【図14】本発明の更に別の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図15】本発明の更に別の実施形態を示す斜視図であ
って、円筒状の突出部47の切欠部分を示している。
【図16】本発明による蓋を収集容器に取付けた状態を
拡大して示す横断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態による蓋の開いた状態
を示す横断面図である。
【符号の簡単な説明】
10 蓋 20 ボール 30 軸 40 ソケット 50 軸支持部 60 クリップ 70 弾性エラストマーシール 80 ボール座部 90 ボール受入れ部分 100 収集管 110 開口部 115 上部チャンバ 120 底部 130 底部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595117091 1 BECTON DRIVE, FR ANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNI TED STATES OF AMER ICA (72)発明者 ドン カラノ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07836フランダース ケネディー ドラ イヴ 5 (72)発明者 スティーヴ サヴィッツ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 ティーネック アリシア アベニュー 1300 (72)発明者 キャサリン バークランド アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07470ウェイン ニミッツ ロード 44 (72)発明者 ロバート ゴットリーブ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07430マーワー サリー レーン 1 (56)参考文献 特開 平5−170256(JP,A) 実開 昭50−3948(JP,U) 実開 昭55−98758(JP,U) 実公 昭36−2479(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16 G01N 1/10,33/50,35/02 A61B 5/14

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収集容器の開口部を環境からシールする
    ための蓋であって、 概略球形のボールを備え、同ボールを貫通する通路が備
    えられ、前記ボールは前記ボールを開いた位置と閉じた
    位置との間で回転動作させる中心となる軸を備え、前記
    ボールが前記開いた位置にあるときには前記通路は前記
    収集容器の前記開口部と整列され、前記ボールが前記閉
    じた位置にあるときには前記通路は前記収集容器の前記
    開口部とは整列されず、 前記収集容器の前記開口部に取付けることができるソケ
    ットを備え、前記ソケットはボールを受入れる内面部を
    備え、同内面部は前記ボールの前記軸を受入れるための
    軸支持部を備え、同軸支持部内での前記ボールの前記回
    転動作に適合し、前記ソケットの前記軸支持部と前記ボ
    ールの前記軸とは平行で互いに偏心していることを特徴
    とする蓋。
  2. 【請求項2】 前記ボールと前記ソケットとは共通の中
    心軸線を形成することを特徴とする請求項1に記載の
    蓋。
  3. 【請求項3】 前記ソケットの前記軸支持部は前記中心
    軸線と整列され、前記ボールの前記軸は前記中心軸線と
    平行で偏心していることを特徴とする請求項1に記載の
    蓋。
  4. 【請求項4】 前記ソケットの前記軸支持部は前記中心
    軸線と平行で偏心しており、前記ボールの前記軸は前記
    中心軸線と整列されていることを特徴とする請求項1に
    記載の蓋。
  5. 【請求項5】 前記ボールの前記軸は前記ボールの直径
    上の対向する表面上の対をなす対向する突起部によって
    形成され、前記ソケットの前記軸支持部は対をなす対向
    する陥凹部を備え、前記ボールの前記対向する突起部は
    前記ソケットの前記対向する陥凹部に収容されることを
    特徴とする請求項1に記載の蓋。
  6. 【請求項6】 前記ボールの前記対をなす対向する突起
    部は概略円筒形で、前記ソケットの前記対をなす対向す
    る陥凹部は対をなす概略円筒形のボアを備えていること
    を特徴とする請求項5に記載の蓋。
  7. 【請求項7】 前記ソケットの前記対をなす対向する陥
    凹部はテーパの付いた表面を備え、前記ボールの前記対
    をなす対向する突起部は対応する斜面の付いた表面を備
    え、前記突起部と係合することを特徴とする請求項5に
    記載の蓋。
  8. 【請求項8】 前記ボールが前記開いた位置にあるとき
    に、前記ボールと接触することなしに、前記通路は同通
    路にプローブを挿入して前記収集容器の前記開口部に入
    れることができる直径を有することを特徴とする請求項
    1に記載の蓋。
  9. 【請求項9】 前記ソケットは前記ボールをその上に支
    持するための一体的なボール座部をさらに備え、前記ソ
    ケット内に取付けられた前記ボールは前記ボール座部と
    係合することを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  10. 【請求項10】 前記ボールの外面部と前記ソケットの
    前記ボールを受入れる内面部とには、前記ボールが前記
    閉じた位置にあるときに前記ボールが前記ボール座部に
    シール係合するように維持すべく、協同して相互に取付
    ける構造が備えられていることを特徴とする請求項9に
    記載の蓋。
  11. 【請求項11】前記ボールの前記軸は前記ボールの対向
    する表面上に対をなす対向する突起部を備え、前記ソケ
    ットの前記軸支持部は対をなす対向する陥凹部を備え、
    前記ボールの前記対向する突起部は前記ソケットの前記
    対向する陥凹部に係合し、前記協同して相互に取付ける
    構造は、前記ボールの前記対向する突起部と摩擦係合す
    る壁面を有するような前記対向する陥凹部を備えている
    ことを特徴とする請求項10に記載の蓋。
  12. 【請求項12】 前記ボールは前記ボールの対向する表
    面に環境と接触する表面と液体と接触する表面とを備
    え、前記ボールが前記閉じた位置にあるときに、前記環
    境と接触する表面は環境にさらされ、前記液体と接触す
    る表面は前記収集容器の内部領域にさらされることを特
    徴とする請求項1に記載の蓋。
  13. 【請求項13】 前記ボールの前記環境と接触する表面
    は前記ボールの前記概略球形に対して窪んでいて、前記
    ボールが前記開いた位置にあるときに、前記外面部が前
    記ソケットの前記内面部と接触しないことを特徴とする
    請求項12に記載の蓋。
  14. 【請求項14】 前記ボールの外面部と前記ソケットの
    前記ボールを受入れる内面部とは前記ボールが前記閉じ
    た位置にあることを指示するための手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  15. 【請求項15】 前記指示するための手段は、前記開い
    た位置を前記閉じた位置から区別するための指示表示を
    備えていることを特徴とする請求項14に記載の蓋。
  16. 【請求項16】 前記指示表示はカラーコードを備えて
    いることを特徴とする請求項15に記載の蓋。
  17. 【請求項17】 前記指示するための手段は、前記閉じ
    た位置にあるときに前記ボールと係合するためのリブを
    前記ソケットの前記ボールを受入れる表面に沿って備え
    ていることを特徴とする請求項14に記載の蓋。
  18. 【請求項18】 前記指示するための手段は、前記閉じ
    た位置にあるときにボールと係合するためのディンプル
    を前記ソケットの前記ボールを受入れる表面に備えてい
    ることを特徴とする請求項14に記載の蓋。
  19. 【請求項19】 前記ボールを前記開いた位置と前記閉
    じた位置との間で回転させられるように外部にアクセス
    できる手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    蓋。
  20. 【請求項20】 前記外部のアクセスできる手段は前記
    ボールから突出するタブを備えていることを特徴とする
    請求項19に記載の蓋。
  21. 【請求項21】 前記外部のアクセスできる手段は前記
    ボールから突出するフラップを備え、前記ボールが前記
    開いた位置にあるときには前記フラップが前記ソケット
    と重なることを特徴とする請求項19に記載の蓋。
  22. 【請求項22】 前記ボールを前記閉じた位置に固定す
    るためのロック機構をさらに備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の蓋。
  23. 【請求項23】 前記ロック機構は前記閉じた位置の前
    記蓋に被着するクリップを備えたことを特徴とする請求
    項22に記載の蓋。
  24. 【請求項24】 試料収集容器の開口部を環境からシー
    ルするための蓋であって、 概略球形のボールを備え、前記ボールは開いた位置と閉
    じた位置との間を回転動作できる中心となる軸を備え、
    前記ボールは環境と接触する表面、対向する液体と接触
    する表面、及び前記ボールを貫通する通路をさらに備
    え、前記ボールが前記開いた位置にあるときには前記通
    路は前記収集容器の前記開口部と整列され、前記ボール
    が閉じた位置にあるときには前記環境と接触する表面は
    環境にさらされて前記液体と接触する表面は前記収集容
    器の内部領域にさらされ、 前記収集容器の前記開口部に取付け可能なソケットを備
    え、前記ソケットはボールを受入れる内面部を備えて、
    前記ボールの前記開いた位置と前記閉じた位置との間の
    前記回転動作に適合し、 前記ボールの前記環境と接触する表面と前記液体と接触
    する表面とは前記ボールが前記開いた位置にあるときに
    前記ソケットの前記ボールを受入れる内面部とは非接触
    の関係となり、 それにより環境と前記収集容器の内部領域との間で汚染
    物が移らないことを特徴とする蓋。
  25. 【請求項25】 試料収集容器の開口部を環境からシー
    ルするための蓋であって、 前記収集容器の前記開口部に取付け可能なソケットを備
    え、前記ソケットはボールを受入れる内面部であってボ
    ール座部を備えたものを備え、 前記ソケットの前記ボールを受入れる内面部内に取付け
    られる概略球形なボールを備え、前記ボールは開いた位
    置と閉じた位置との間を回転動作できるとともに、前記
    ボール座部に着座した位置と前記ボール座部から離れた
    非着座位置との間を長手方向に動作でき、前記ボールは
    同ボールを貫通する通路を備え、前記通路は前記ボール
    が前記開いた位置にあるときに前記収集容器の前記開口
    部と整列され、前記ボールが前記閉じた位置にあるとき
    に前記通路と整列されず、 それにより前記開いた位置から前記閉じた位置への前記
    ボールの動作は、前記ボールを前記ボール座部に対する
    前記非着座位置から前記着座位置へと長手方向に動作さ
    せることを特徴とする蓋。
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