JP3392510B2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP3392510B2
JP3392510B2 JP06621894A JP6621894A JP3392510B2 JP 3392510 B2 JP3392510 B2 JP 3392510B2 JP 06621894 A JP06621894 A JP 06621894A JP 6621894 A JP6621894 A JP 6621894A JP 3392510 B2 JP3392510 B2 JP 3392510B2
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隆哉 東
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釜屋化学工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、各種化粧料や刷毛、パ
フなどの収納部を有する容器本体に蓋体が回動開閉可能
に枢着され、押釦の押動により蓋体が開放されるように
したコンパクト容器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のコンパクト容器として
は、実公昭61−43365号や実公平5−13294
号に示されるものがあった。 【0003】前者は、図8に示すように容器本体10の
一部に、蓋体11が重合しない露出部10aを設け、こ
こに弾性片12aと係止突片12bとが一体的に形成さ
れた押釦12を配し、この押釦12の押動により上記係
止突片12bを駆動し、この係止突片12bと蓋体11
のフック11aとの係合を外すようにしたものである。 【0004】また後者は、図9に示すように容器本体1
3の隅角部に傾斜面13cを有する凹所13aを形成
し、この凹所13a内に断面へ字形の作動部材17を配
した後、その上面を押釦15を出没可能に保持したカバ
ー部材16で覆ったものであり、押釦15の押動により
上記作動部材17の一側が傾斜面13cに沿って斜め上
方に押し上げられ、この作動部材17が蓋体14のフッ
ク14aを押動することにより、蓋体14を開放不可に
保持しているフック14aと係止突部13bとの係合を
解除するようにしたものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンパ
クト容器では、まず前者は容器本体の一部に蓋体が重合
しない露出部を設け、ここに押釦を設けているため、コ
ンパクト容器をバッグなどに収納し、携帯した際にこの
押釦がバッグ内の他の収納物と接触し、押動される虞れ
があり、このようにして押釦が押動され、蓋体と容器本
体との係合が解除されると、内部に収納された化粧料な
どが外部に逸出してバッグ内の他の収納物を汚したり、
あるいは化粧料の種類によっては、乾燥により、その品
質が損なわれたりするという問題点を有していた。また
このコンパクト容器では、その構成上、蓋体と容器本体
との係合部は、蓋体の中心線から偏心した位置に設けら
れるため蓋体の撓みなどにより、その密閉度が低下する
虞れがあるという問題点も有していた。 【0006】後者は、蓋体の係合を解除する機構として
押釦と作動部材の他、この押釦を保持するカバー部材を
要するため部品点数が多くなると共に、その組立作業工
程数も増加し、製品のコストアップを招くという問題点
を有していた。またこのコンパクト容器の押釦も外部に
突出しているため前記従来例と同様に携帯時に蓋体が不
用意に開放される虞れが有り、化粧料の変質や内容物の
逸出などの上記と同様の問題点を有していた。 【0007】本発明は、これら従来のコンパクト容器が
有していた問題点の解決を課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明では、コンパクト
容器を、底面の所定位置に係止片が設けられた容器本体
と、容器本体の後部に回動自在に枢着され裏面に上記係
止片と係合可能なフックが突設された蓋体と、容器本体
内に嵌着され所定位置にフック挿通用の透孔と押釦取付
用の切欠部とが設けられた中枠と、容器本体の底面に一
端が固定されることにより取り付けられ山形の弾性部に
側面視略へ字形で所定位置に山形突起を有する作動部が
連設された弾性部材と、中枠の切欠部に没入可能、逸脱
不可に取り付けられた押釦とで構成した。そして、上記
押釦の押下操作により、その下方に位置した弾性部材の
弾性部が押し下げられ、このことで弾性部の他方側に設
けられた作動部がはね上げられ、作動部が容器本体の係
止片に係合した蓋体のフックの下端に当接し、フックを
押し上げると共に作動部に設けられた山形突起がフック
と係止片との間に押し込まれることにより、蓋体と容器
本体との係合が解除されるようにした。 【0009】 【作用】押釦の下方に配された弾性部材は、弾性部の上
端が押釦で押し下げられることにより、その一側に連続
形成された作動部の先端がはね上げられることとなる。
このことにより作動部が、容器本体に係合している蓋体
のフックを押し上げ、その係合を解除するものである。 【0010】 【実施例】図1は、本発明コンパクト容器の実施例を示
す閉蓋状態の平面図、図2は、その開蓋状態を示す。 【0011】図示したように本発明のコンパクト容器1
は、従来公知のコンパクト容器と同様に化粧料などの収
納部4a,4bを有する中枠4が嵌着された容器本体2
の後部に、この容器本体2の上面を塞ぐ蓋体3を回動可
能に枢軸6で連結したものであり、蓋体3の裏面先端寄
りには、容器本体2側に設けられた係止突部2bと係合
し、蓋体3を開放不可に保持するフック3aが突出形成
されている。また上記中枠4には、フック3a挿通用の
透孔4cが形成され、上記枢軸6には、蓋体3を開方付
勢するキックばね7が装着されている。 【0012】ここにおいて本発明のコンパクト容器1で
は、図7の要部分解斜視図並びに図5の断面図に示すよ
うに容器本体2の底面所定位置に嵌合穴2dを有する保
持部2cと、この保持部2cと所定距離離間したL形案
内片2e、及び上述した係止突部2bが設けられた係止
片2aとが設けられている。そして上記嵌合穴2dに
は、本発明が要部とする弾性部材9の一端が嵌合してい
る。 【0013】この弾性部材9は、図示したように山形の
弾性部9aの側方に側面視略へ字形の作動部9bを連続
形成した形状に合成樹脂や金属などの弾性を有する素材
で形成されており、上記作動部9bの上面所定位置に
は、山形の突起9cが設けられている。 【0014】また、この弾性部材9の弾性部9a上に
は、下端の周囲に複数の係止突片5bを突設すると共に
内奥部寄り下方に押圧部5a(図4参照)を突設した押
釦5が、前記係止突片5bが中枠4の切欠部4d下端内
周に係合すると共に、容器本体2の内周に形成された凹
所2fに係合して逸脱不可に取り付けられている。なお
この押釦は、容器本体2に装着された際、その前面とほ
ぼ面一になると共に閉蓋時には、蓋体3の表面に突出せ
ず、容器の外表面にほぼ連続する形状に形成されている
ものである。 【0015】蓋体3は、裏面に鏡8が取り付けられる所
定の厚みを有し、閉蓋時、押釦5の上面を塞がないよう
に周縁の所定箇所に切欠部3bが形成されている。 【0016】このようにして成る本発明のコンパクト容
器1は、閉蓋状態で押釦5を押下すると、押釦5は容器
本体2の凹所2fに係合した係止突片5bを支点として
図4に破線で示すように下方に回動する。よって、この
押釦5の下方に配された弾性部材9は、弾性部9aの上
端が上記押釦5の押圧部5aで押し下げられ、変形する
こととなる。この時、弾性部材9は上述したようにその
一端が容器本体2の底面に形成された保持部2cに不動
に嵌合しているので、他方側の容器本体底面との接触面
を支点として図6に示すように作動部9bの先端側(図
中右方)を上方にはね上げる。このことにより、作動部
9bがフック3aの下端と当接し、フック3aを押し上
げることにより、フック3aと係止突部2bとの係合を
解除する。この時、同時に作動部9bに設けられた山形
突起9cはフック3aと係止片2aとの間に押し込まれ
ることとなり、上述した係合の解除を行い易くするもの
である。このようして容器本体2と蓋体3の係合が解除
されると、キックばね7で開方付勢された蓋体3は、枢
軸6を中心として回動し、容器本体2の上面を使用可能
な状態に開放するものである。 【0017】そして、使用後は蓋体3をキックばね7の
付勢力に抗して上記と反対方向に回動させれば、蓋体3
裏面のフック3aが中枠4の透孔4cから容器本体2内
に挿入され、この透孔4c内に位置する係止片2aの係
止突部2bをフック3aの側面に設けられた突部3cが
乗り越えることにより、図3に示すように係止片2aと
係合し、蓋体3は開放不可に保持される。この時、押釦
5は蓋体3の表面とほぼ面一となるように蓋体3の周縁
に形成された切欠部3b内に位置することとなる。 【0018】なお上記閉蓋操作時、上記弾性部材9は自
身の弾性力で原状に復帰しているので、上記フック3a
と係止片2aとの係合を妨げる虞れは無い。 【0019】以上のようにして本発明のコンパクト容器
では、押釦5の押動により、弾性部材9の一端が押し上
げられ、この弾性部材9が蓋体3のフック3aを押動す
ることにより、蓋体3を開放不可に保持しているフック
3aの係合が解除されるものである。 【0020】なお本実施例では、フック3aと係止片2
aとの係合解除を行い易くするために作動部9bの上面
に山形突起9cを設けた例を示したが、上記係合の解除
は作動部9bによるフック3aの押し上げのみでも可能
であり、この山形突起9cは必ずしも設ける必要は無
い。 【0021】また実施例では、弾性部材9の一端を保持
部2cの嵌合穴2dに嵌合させた例を示したが、この弾
性部材9はその一端が容器本体2側に不動に保持されれ
ば良く、接着、ねじ止めなど他の固定手段で保持するこ
ととしても良い。 【0022】 【発明の効果】以上の通り、本発明のコンパクト容器で
は、蓋体の係合を解除する押釦が外部に突出せず、容器
の外表面に連続しているので、コンパクト容器をバッグ
などに収納し、携帯した場合でもこの押釦がバッグ内の
他の収納物と接触して押し込まれ、不用意に蓋体が開放
される虞れは少なく、内容物の漏洩や変質などの問題が
生じ難くなる。また、このように押釦が容器の外表面に
連続しているので、デザイン面においても容器との一体
感が高く、化粧容器として相応しい美麗な外観形状に仕
上げることができ、コンパクト容器の品質感が向上す
る。 【0023】またフックの係合解除もこのフックを押し
上げる弾性部材と、この弾性部材を押動する押釦だけな
ので、部品点数が少なく、その組立作業工程も簡素化で
き、製品コストの削減が可能となる。 【0024】更に押釦は、係合のみで取り付けられるの
で、組み立てが容易であると共に、その取り替えも可能
であり、押釦のデザインや色彩を変更することにより、
外観が重要視されるコンパクト容器の各種要望に対応し
得る。 【0025】更にまた本発明のコンパクト容器では、フ
ックを蓋体の中心線上に配置することができるので、蓋
体が撓み難く、容器本体の密閉度が向上するという多く
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例の閉蓋状態簡略平面図である。 【図2】同上、開蓋状態簡略平面図である。 【図3】図1のA−A線拡大断面図である。 【図4】図1のB−B線拡大断面図である。 【図5】図2のC−C線拡大断面図である。 【図6】同上、押釦押動状態を示す。 【図7】実施例の要部分解斜視図である。 【図8】従来例の簡略平面図である。 【図9】他の従来例の開蓋状態斜視図である。 【符号の説明】 1 コンパクト容器 2 容器本体 2a 係止片 2b 係止突部 3 蓋体 3a フック 4 中枠 4c 透孔 4d 切欠部 5 押釦 5a 押圧部 5b 係止突片 6 枢軸 7 キックばね 8 鏡 9 弾性部材 9a 弾性部 9b 作動部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 底面の所定位置に係止片が設けられた容
    器本体と、 容器本体の後部に回動自在に枢着され、裏面に上記係止
    片と係合可能なフックが突設された蓋体と、 容器本体内に嵌着され、所定位置にフック挿通用の透孔
    と押釦取付用の切欠部とが設けられた中枠と、 容器本体の底面に一端が固定されることにより取り付け
    られ、山形の弾性部に側面視略へ字形で所定位置に山形
    突起を有する作動部が連設された弾性部材と、 中枠の切欠部に没入可能、逸脱不可に取り付けられた押
    釦とからなり、 押釦の押下操作により、その下方に位置した弾性部材の
    弾性部が押し下げられ、このことで弾性部の他方側に設
    けられた作動部がはね上げられ、該作動部が容器本体の
    係止片に係合した蓋体のフックの下端に当接し、フック
    を押し上げると共に、作動部に設けられた山形突起がフ
    ックと係止片との間に押し込まれることにより、蓋体と
    容器本体との係合が解除されるようになされたことを特
    徴とするコンパクト容器。
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