JPH07116010B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH07116010B2 JPH07116010B2 JP61053373A JP5337386A JPH07116010B2 JP H07116010 B2 JPH07116010 B2 JP H07116010B2 JP 61053373 A JP61053373 A JP 61053373A JP 5337386 A JP5337386 A JP 5337386A JP H07116010 B2 JPH07116010 B2 JP H07116010B2
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- chloride
- sodium
- dihydrogen phosphate
- potassium
- skin
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/735—Mucopolysaccharides, e.g. hyaluronic acid; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/55—Phosphorus compounds
- A61K8/553—Phospholipids, e.g. lecithin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/007—Preparations for dry skin
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な化粧料に関し、さらに詳しくは、ムコ
多糖類と、リン脂質と、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選
択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類とを必須に
含有することを特徴とする化粧料に関するものである。
多糖類と、リン脂質と、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選
択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類とを必須に
含有することを特徴とする化粧料に関するものである。
本発明の目的とするところは、皮膚の乾燥、肌荒れを防
止し、皮膚に弾力性、柔軟性を賦与する。保湿効果並び
に皮膚の保護効果の優れた化粧料を提供することにあ
る。
止し、皮膚に弾力性、柔軟性を賦与する。保湿効果並び
に皮膚の保護効果の優れた化粧料を提供することにあ
る。
[従来の技術] 皮膚における保湿のメカニズムについては、複雑な因子
が絡む為、未だ不明な転が多く残されているが、その中
で角質層の水分量は、角質層がその形態・機能を維持す
る為の重要な因子であり、健康な皮膚の角質層において
は、体内外からの水分供給と皮膚からの水分蒸発とのバ
ランスによって適度の水分量が保たれている。しかし、
皮脂分泌の少ない乾燥肌の人や、季節の変化等でこのバ
ランスが崩れた場合には、角質層の水分量が減少して皮
膚がかさつき、極端な場合にはひびやあかぎれを生じる
ことがある。
が絡む為、未だ不明な転が多く残されているが、その中
で角質層の水分量は、角質層がその形態・機能を維持す
る為の重要な因子であり、健康な皮膚の角質層において
は、体内外からの水分供給と皮膚からの水分蒸発とのバ
ランスによって適度の水分量が保たれている。しかし、
皮脂分泌の少ない乾燥肌の人や、季節の変化等でこのバ
ランスが崩れた場合には、角質層の水分量が減少して皮
膚がかさつき、極端な場合にはひびやあかぎれを生じる
ことがある。
このような観点から、一般に、角質層の水分量を保つ為
に、グリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸ナトリウム等の保湿剤を配合した化粧料が用いられて
きた。
に、グリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸ナトリウム等の保湿剤を配合した化粧料が用いられて
きた。
また、従来、ムコ多糖類、アラントイン、コラーゲン
や、種々の植物抽出物等を、肌荒れ防止、創傷治癒等の
効果を有するとして、化粧料に配合する試みがなされて
きた(特開昭57−183707、60−116619他)。
や、種々の植物抽出物等を、肌荒れ防止、創傷治癒等の
効果を有するとして、化粧料に配合する試みがなされて
きた(特開昭57−183707、60−116619他)。
一方、リン脂質は、生体膜の構成成分として古くから知
られているが、両親媒性物質であることから、乳化剤と
して化粧料への応用も種々検討されてきた。
られているが、両親媒性物質であることから、乳化剤と
して化粧料への応用も種々検討されてきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、いわゆる保湿剤は、水分を角質層に供給
するという機能は有するが、一時的な効果しかなく、し
かも低湿度環境下では、逆に角質層から水分を奪うとい
う欠点を有している。
するという機能は有するが、一時的な効果しかなく、し
かも低湿度環境下では、逆に角質層から水分を奪うとい
う欠点を有している。
また、ムコ多糖類、アラントイン、コラーゲンや、植物
抽出物等は、前記の如く優れた美容効果を有するもので
あるが、未だ満足すべき保湿効果を有するものが得られ
ておらず、種々研究されているのが現状である。
抽出物等は、前記の如く優れた美容効果を有するもので
あるが、未だ満足すべき保湿効果を有するものが得られ
ておらず、種々研究されているのが現状である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、係る点に鑑み、優れた保湿効果を有する
化粧料を得るべく鋭意研究した結果、ムコ多糖類と、リ
ン脂質と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素
ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナ
トリウム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的
塩類溶液を構成する無機塩類とを必須に配合することに
より、極めて顕著な保湿効果が得られることを見出し、
本発明を完成するに到った。
化粧料を得るべく鋭意研究した結果、ムコ多糖類と、リ
ン脂質と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素
ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナ
トリウム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的
塩類溶液を構成する無機塩類とを必須に配合することに
より、極めて顕著な保湿効果が得られることを見出し、
本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、ムコ多糖類と、リン脂質と、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン
酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶液を構成
する無機塩類とを必須に含有することを特徴とし、保湿
効果に優れ、また皮膚の保護効果を有する化粧料を提供
するものである。
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン
酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶液を構成
する無機塩類とを必須に含有することを特徴とし、保湿
効果に優れ、また皮膚の保護効果を有する化粧料を提供
するものである。
本発明において使用されるムコ多糖類としては、ヒアル
ロン酸、ヒアルロン酸−蛋白複合体、コンドロイチン4
硫酸、コンドロイチン6硫酸、コンドロイチン4,6ジ硫
酸、デルマタン硫酸、デルマタン4,6ジ硫酸、ケラタン
硫酸、ヘパラン硫酸、キチン等と、これらの塩類並びに
誘導体が挙げられる。ムコ多糖類は皮膚の構成成分の一
種であり、動物由来、微生物由来、合成品の何れでも用
い得る。すなわち、起源や抽出方法、精製処理方法は特
に限定されるものではない。
ロン酸、ヒアルロン酸−蛋白複合体、コンドロイチン4
硫酸、コンドロイチン6硫酸、コンドロイチン4,6ジ硫
酸、デルマタン硫酸、デルマタン4,6ジ硫酸、ケラタン
硫酸、ヘパラン硫酸、キチン等と、これらの塩類並びに
誘導体が挙げられる。ムコ多糖類は皮膚の構成成分の一
種であり、動物由来、微生物由来、合成品の何れでも用
い得る。すなわち、起源や抽出方法、精製処理方法は特
に限定されるものではない。
化粧料中におけるムコ多糖類の配合量は、少なすぎる場
合は効果がなく、0.0001〜5.0重量%の範囲が使用感上
も好ましく、本発明の目的の為には十分であるが、0.00
1〜3.0重量%の範囲であればより好ましい。
合は効果がなく、0.0001〜5.0重量%の範囲が使用感上
も好ましく、本発明の目的の為には十分であるが、0.00
1〜3.0重量%の範囲であればより好ましい。
また、本発明において使用されるリン脂質としては、大
豆や卵黄等から抽出される天然のリン脂質(レシチン)
やその水素添加物、さらに、その分離精製、また合成さ
れたホスファチジルコリン、ホスファチジルコリンエタ
ノールアミン、スフィンゴミエリン等と、その誘導体が
挙げられる。
豆や卵黄等から抽出される天然のリン脂質(レシチン)
やその水素添加物、さらに、その分離精製、また合成さ
れたホスファチジルコリン、ホスファチジルコリンエタ
ノールアミン、スフィンゴミエリン等と、その誘導体が
挙げられる。
化粧料中におけるリン脂質の配合量は、0.0001〜5.0重
量%の範囲が本発明にとって効果的であるが、0.001〜
2.0重量%の範囲であればより好ましい。
量%の範囲が本発明にとって効果的であるが、0.001〜
2.0重量%の範囲であればより好ましい。
さらに本発明において必須に配合される生理的塩類溶液
を構成する無機塩類は、生理的に許容される塩類であ
り、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択されるものである。
を構成する無機塩類は、生理的に許容される塩類であ
り、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択されるものである。
化粧料中における塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭
酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二
水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選択される
生理的塩類溶液を構成する無機塩類の配合量は、0.01〜
5.0重量%の範囲とするのが効果的であり、かつ化粧料
中の他成分との相互作用による悪影響等もなく、好まし
い。また、上記塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸
水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選択される生
理的塩類溶液を構成する無機塩類の他に、通常生理的塩
類溶液の成分として用いられるグルコース等の他の成分
を配合することも、本発明の効果を妨げるものではな
い。
カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭
酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二
水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選択される
生理的塩類溶液を構成する無機塩類の配合量は、0.01〜
5.0重量%の範囲とするのが効果的であり、かつ化粧料
中の他成分との相互作用による悪影響等もなく、好まし
い。また、上記塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸
水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選択される生
理的塩類溶液を構成する無機塩類の他に、通常生理的塩
類溶液の成分として用いられるグルコース等の他の成分
を配合することも、本発明の効果を妨げるものではな
い。
上記塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類の化粧料への配合の際には、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン
酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶液を構成
する無機塩類を、個々に配合しても、また、予め精製水
に溶解させたものを調整して配合しても良く、配合方法
は特に限定しない。上記塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選
択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類の溶液のpH
は、4.0〜8.0の範囲とするのが、肌への刺激等もなく、
適当である。
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類の化粧料への配合の際には、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン
酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶液を構成
する無機塩類を、個々に配合しても、また、予め精製水
に溶解させたものを調整して配合しても良く、配合方法
は特に限定しない。上記塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムから選
択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類の溶液のpH
は、4.0〜8.0の範囲とするのが、肌への刺激等もなく、
適当である。
本発明の化粧料は、上記の如くムコ多糖類と、リン脂質
と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類とを必須に含有することを特徴と
するものであるが、これに加えて、通常化粧料に用いら
れる界面活性剤、油分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコ
ール類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色
素、香料等を必要に応じ適宜配合し得る。
と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類とを必須に含有することを特徴と
するものであるが、これに加えて、通常化粧料に用いら
れる界面活性剤、油分、保湿剤、紫外線吸収剤、アルコ
ール類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色
素、香料等を必要に応じ適宜配合し得る。
本発明でいう化粧料とは、皮膚の保護を目的とした化粧
料であり、特にスキンローション、カラミンローショ
ン、アストリンゼントローション、ヘアローション、ボ
ディローション等の水性化粧料として用いられるもので
ある。
料であり、特にスキンローション、カラミンローショ
ン、アストリンゼントローション、ヘアローション、ボ
ディローション等の水性化粧料として用いられるもので
ある。
[実施例] 次に、本発明について、実施例を挙げてさらに説明す
る。これらは本発明を何ら限定するものではない。
る。これらは本発明を何ら限定するものではない。
まず、表1に処方を示す実施例[1]及び比較例[1]
〜[7]の8種の試料(化粧水)を、通常の方法で調製
し、保湿効果の測定及び官能検査を行って、その効果を
比較した。
〜[7]の8種の試料(化粧水)を、通常の方法で調製
し、保湿効果の測定及び官能検査を行って、その効果を
比較した。
なお、表中の値は重量%を示す。
i)保湿効果の測定 20〜40才の女性20名を被験者とし、左右前腕屈側部各4
箇所を試験部位として、各試験部位に、各サンプルを1
日に朝、晩2回塗布した。なお、使用期間は冬期の2週
間とした。
箇所を試験部位として、各試験部位に、各サンプルを1
日に朝、晩2回塗布した。なお、使用期間は冬期の2週
間とした。
上記の塗布期間終了後、インピーダンスメーター(I.B.
S.株式会社製、モデルI.B.355)を用いて試験部位の電
気伝導度を測定した。伝導度の値が大きい程角質層中の
水分量が多いことを示す。
S.株式会社製、モデルI.B.355)を用いて試験部位の電
気伝導度を測定した。伝導度の値が大きい程角質層中の
水分量が多いことを示す。
判定は以下の如く各人について点数をつけることによっ
て行い、点数の総和を評価点として求めた。
て行い、点数の総和を評価点として求めた。
表2に、各ランクに判定された人数と、評価点とを示
す。
す。
ii)官能評価 20〜40才の乾燥肌の女性49名を被験者とし、各群7名計
7群として、各群1サンプルで実施例[1]及び比較例
[1]〜[6]の使用テストを行った。評価は、「肌へ
の弾力性賦与効果」、「しっとり効果」、「肌荒れ防止
効果」の三項目について、比較例[7]を対照とした相
対評価で行い、以下の如く点数をつけ、点数の総和を評
価点として求めた。
7群として、各群1サンプルで実施例[1]及び比較例
[1]〜[6]の使用テストを行った。評価は、「肌へ
の弾力性賦与効果」、「しっとり効果」、「肌荒れ防止
効果」の三項目について、比較例[7]を対照とした相
対評価で行い、以下の如く点数をつけ、点数の総和を評
価点として求めた。
表3に、各ランクに評価した人数と、評価点とを示す。
以上の評価結果から明らかな如く、実施例[1]の化粧
水は、ムコ多糖類、リン脂質、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグ
ネシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムか
ら選択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類をそれ
ぞれ単独、あるいは二種を組み合わせて配合した場合と
比較して顕著な保湿効果を示し、また、しっとり感に富
み、肌に弾力性を与え、肌荒れ防止効果も有するという
優れた皮膚の保護効果も有するものであった。
水は、ムコ多糖類、リン脂質、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグ
ネシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウ
ム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムか
ら選択される生理的塩類溶液を構成する無機塩類をそれ
ぞれ単独、あるいは二種を組み合わせて配合した場合と
比較して顕著な保湿効果を示し、また、しっとり感に富
み、肌に弾力性を与え、肌荒れ防止効果も有するという
優れた皮膚の保護効果も有するものであった。
実施例[2]化粧水 (処方) (重量%) (1)クエン酸 0.1 (2)クエン酸ナトリウム 0.4 (3)乳酸ナトリウム 0.8 (4)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.8 (5)1.3−ブチレングリコール 10.0 (6)メチルセルロース(0.5%水溶液) 0.8 (7)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチル
エーテル(20E.O.,8P.O.) 0.2 (8)香料 0.01 (9)卵黄水添レシチン 0.1 (10)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.001 (11)コラーゲン 0.01 (12)塩化ナトリウム 0.04 (13)塩化カリウム 0.001 (14)塩化マグネシウム 0.001 (15)炭酸水素ナトリウム 0.005 (16)リン酸二水素ナトリウム 0.001 (17)グルコース 0.1 (18)精製水 残量 (製法) A (12)〜(17)を(18)に溶解する。
エーテル(20E.O.,8P.O.) 0.2 (8)香料 0.01 (9)卵黄水添レシチン 0.1 (10)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.001 (11)コラーゲン 0.01 (12)塩化ナトリウム 0.04 (13)塩化カリウム 0.001 (14)塩化マグネシウム 0.001 (15)炭酸水素ナトリウム 0.005 (16)リン酸二水素ナトリウム 0.001 (17)グルコース 0.1 (18)精製水 残量 (製法) A (12)〜(17)を(18)に溶解する。
B (9)を(5)に溶解する。
C (1)〜(4)、(6)、(10)、(11)をAに混
合溶解する。
合溶解する。
D (7)、(8)を混合溶解し、B、Cと混合する。
実施例[3]アストリンゼントローション (処方) (重量%) (1)クエン酸 0.1 (2)クエン酸ナトリウム 0.2 (3)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.5 (4)グリセリン 0.5 (5)ハマメリス抽出物 2.0 (6)エチルアルコール 15.0 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.05 (8)香料 0.01 (9)大豆水添レシチン 0.05 (10)ヒアルロン酸 0.001 (11)エラスチン 0.01 (12)塩化ナトリウム 0.9 (13)塩化カリウム 0.042 (14)塩化カルシウム 0.024 (15)炭酸水素ナトリウム 0.02 (16)グルコース 0.1 (17)精製水 残量 (製法) A (12)〜(16)を(17)に溶解する。
B (9)を(4)に溶解する。
C (1)〜(3)、(5)をAに混合撹拌し、Bと混
合する。
合する。
D (6)〜(8)を溶解してCに添加する。
E Dに(10)、(11)を添加、混合する。
実施例[4]カラミンローション (処方) (重量%) (1)無水ケイ酸 0.35 (2)カオリン 0.2 (3)酸化亜鉛 0.3 (4)軽質炭酸カルシウム 0.9 (5)ベンガラ 0.002 (6)1,3−ブチレングリコール 3.0 (7)エチルアルコール 12.0 (8)香料 0.15 (9)ピロリドンカルボン酸 0.1 (10)大豆レシチン 0.01 (11)ヒアルロン酸−蛋白複合体 0.01 (12)塩化ナトリウム 0.9 (13)塩化カリウム 0.02 (14)塩化カルシウム 0.02 (15)塩化マグネシウム 0.005 (16)炭酸水素ナトリウム 0.1 (17)リン酸二水素ナトリウム 0.004 (18)精製水 残量 (製法) A (12)〜(17)を(18)に溶解する。
B (10)を(6)に溶解する。
C (1)〜(5)、(7)〜(9)をAに混合撹拌
し、Bと混合する。
し、Bと混合する。
D Cに(11)を添加、混合する。
上記の如くして得られた実施例[2]〜[4]の化粧料
は、いずれも保湿効果に優れ、使用感も良いものであっ
た。
は、いずれも保湿効果に優れ、使用感も良いものであっ
た。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明は、ムコ多糖類と、リン脂質
と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類とを必須に含有することにより、
これらの成分の作用効果が相乗的に発揮された新規な化
粧料を提供するものである。
と、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリ
ウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸二水素カリウムから選択される生理的塩類溶
液を構成する無機塩類とを必須に含有することにより、
これらの成分の作用効果が相乗的に発揮された新規な化
粧料を提供するものである。
すなわち、本発明により、従来になく顕著な保湿効果を
有し、皮膚の保護と水分の保持性に優れた、極めて有用
な化粧料の提供が可能となったのである。
有し、皮膚の保護と水分の保持性に優れた、極めて有用
な化粧料の提供が可能となったのである。
Claims (1)
- 【請求項1】ムコ多糖類と、リン脂質と、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水
素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水
素カリウムから選択される生理的塩類溶液を構成する無
機塩類とを必須に含有することを特徴とする化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053373A JPH07116010B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61053373A JPH07116010B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62209010A JPS62209010A (ja) | 1987-09-14 |
JPH07116010B2 true JPH07116010B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12941011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61053373A Expired - Fee Related JPH07116010B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116010B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2866114B2 (ja) * | 1989-09-20 | 1999-03-08 | 株式会社資生堂 | 化粧料 |
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JPS6245336A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-27 | Toyo Biyuut Kk | 乳化組成物 |
-
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- 1986-03-10 JP JP61053373A patent/JPH07116010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62209010A (ja) | 1987-09-14 |
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