JPH07113915A - 多心光ファイバテープ心線の分離用工具 - Google Patents

多心光ファイバテープ心線の分離用工具

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JPH07113915A
JPH07113915A JP5262537A JP26253793A JPH07113915A JP H07113915 A JPH07113915 A JP H07113915A JP 5262537 A JP5262537 A JP 5262537A JP 26253793 A JP26253793 A JP 26253793A JP H07113915 A JPH07113915 A JP H07113915A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber
fiber ribbon
shearing
separating
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JP5262537A
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English (en)
Inventor
Keiji Osaka
啓司 大阪
Tetsuaki Watanabe
哲章 渡邉
Takeshi Kashima
健 加嶋
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Priority to CA002133494A priority patent/CA2133494A1/en
Priority to DE69407729T priority patent/DE69407729T2/de
Priority to EP94116400A priority patent/EP0650237B1/en
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/56Processes for repairing optical cables
    • G02B6/566Devices for opening or removing the mantle
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4403Optical cables with ribbon structure
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/56Processes for repairing optical cables
    • G02B6/566Devices for opening or removing the mantle
    • G02B6/567Devices for opening or removing the mantle for ribbon cables

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は多心光ファイバテープ心線を多種多
様の分割態様で分離できる分離用工具を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明は複数の光ファイバ(1a)を平面状
に配列し共通被覆(1b)で一体化した多心光ファイバ
テープ心線(1)を単心光ファイバに分離する分離用工
具であって、多心光ファイバテープ心線(1)を収納領
域(2)内に収納するファイバ収納手段と、この収納領
域(2)内に上記多心光ファイバテープ心線(1)を保
持するファイバ保持手段と、このファイバ保持手段によ
り保持された多心光ファイバテープ心線(1)の共通被
覆(1b)表面に傷を加える加傷手段(3)と、この加
傷手段(3)の配置状態を変える配置規定手段(4)
と、上記加傷手段(3)により加えられた傷に沿って多
心光ファイバテープ心線(1)に剪断力を加える剪断力
付加手段(5)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ファイバを平
面状に配列し共通被覆で一体化した多心光ファイバテー
プ心線を分離する分離用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】多心光ファイバテープ心線を分離できる
分離具として、2つの基板を相互に開閉自在に連結させ
た分離具が知られている(特開平3−213804)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の分離具
によると、多心光ファイバテープ心線を単純に二分割す
るだけなので、任意の本数に3分割あるいは単心光ファ
イバに分離することができない。
【0004】そこで、本発明は多心光ファイバテープ心
線を多種多様の分割態様で任意の本数に分離できる分離
用工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は複数の光ファイバを平面状に配列し共通被
覆で一体化した多心光ファイバテープ心線を単心光ファ
イバに分離する分離用工具であって、多心光ファイバテ
ープ心線を収納領域内に収納するファイバ収納手段と、
この収納領域内に上記多心光ファイバテープ心線を保持
するファイバ保持手段と、このファイバ保持手段により
保持された多心光ファイバテープ心線の共通被覆表面に
傷を加える加傷手段と、この加傷手段を着脱自在に保持
し加傷手段の配置状態を規定する配置規定手段と、上記
加傷手段により加えられた傷に沿って多心光ファイバテ
ープ心線に剪断力を加える剪断力付加手段とを備える。
【0006】
【作用】本発明は、以上のように構成されているので、
多心光ファイバテープ心線はファイバ収納手段により確
実に収納領域に収納され、この収納領域内でファイバ保
持手段により精度良く位置決めされる。位置決めされた
多心光ファイバテープ心線は、加傷手段により光ファイ
バの共通被覆に傷が入れられ、その傷に沿って剪断力付
加手段が多心光ファイバテープ心線を分割する。この分
割態様は、配置規定手段により加傷手段の配置を変える
ことにより、2分割から単心光ファイバまでの分割が可
能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る多心光ファイ
バテープ心線の分離用工具を添付図面に基づき説明す
る。なお、実施例の説明において同一要素には同一符号
を用い、重複する説明は省略する。
【0008】まず、図1を参照して本発明の原理を説明
する。図1は、本発明の原理を示す概略図である。
【0009】本発明は、基本的に、加傷手段3、配置変
更手段4、剪断力付加手段5を含んで構成される。
【0010】本発明に使用可能な多心光ファイバテープ
心線1は、ほぼ一列に配列された複数の光ファイバ1a
を共通被覆1bで一体的に固定した構造になっている。
この多心光ファイバテープ心線1が本発明の分離用工具
に挿入されると、まずファイバ収納領域2に配置され
る。同図(a)は、多心光ファイバテープ心線1が収納
領域2に配置された状態を示す。収納領域2の上方に
は、少なくとも多心光ファイバテープ心線1の厚さ以上
の間隔を開けて加傷手段3が配置されている。この加傷
手段3は着脱自在あるいは固定的に配置規定手段4に装
着されている。この配置規定手段4は、ファイバ収納領
域2の上面に対し直交する方向に移動する構造になって
いるので、多種多様の加傷形態(均等本数分離用加傷、
不均等本数分離用加傷など)を実現する。
【0011】多心光ファイバテープ心線1は、収納領域
2内で、収納領域2内に突設された位置決めピン6とフ
ァイバ保持手段(図示せず)により、少なくとも光ファ
イバの配列方向に動かないように固定される。この状態
で、加傷手段3は多心光ファイバテープ心線1に下降
し、多心光ファイバテープ心線1の共通被覆1bの表
面、厳密に言えば、光ファイバ間に形成されている窪み
部1cに突傷を形成する(図1(b)参照)。この突傷
は光ファイバ1aに到達しない程度の深さであるが、多
心光ファイバテープ心線1の剪断強さを弱化させるには
充分な傷となる。この突傷は、加傷手段を光ファイバ1
aの長手方向に沿って光ファイバ1aに対し相対的に移
動(加傷手段を移動あるいは光ファイバを移動)させる
ことにより拡大される。その後、この拡大された傷に沿
って、多心光ファイバテープ心線1を挟んで上下方向に
配置された一対の剪断力付加手段5により剪断力が付加
される。多心光ファイバテープ心線1は、既に、加傷手
段により拡大された傷により剪断強さが弱化しているこ
とから、簡単に、所望の分断位置で分離される(図1
(c)参照)。
【0012】第1実施例 次に、本発明の第1実施例に係る多心光ファイバテープ
心線の分離用工具を図2〜図6を参照して説明する。図
2は本発明の第1実施例に係る分離用工具を示す図であ
り、同図(a)は上面図、同図(b)は正面図、同図
(c)は右側面図である。図3は第1実施例に係る分離
用工具に使用可能な部品(剪断部材、加傷用ピン、ピン
配置規定部材、板バネなど)を示す斜視図、図4は第1
実施例に係る分離用工具の作用を示す工程図、図5およ
び図6は第1実施例に適用できる加傷用ピンと共にピン
配置規定部材を示す図である。
【0013】この分離用工具は、ベース部材11、可動
部材12、側板13を含んで構成されている。ベース部
材11は大半の表面領域がファイバ収納領域になってお
り、その両側に略凹形部材16(ファイバ保持手段)が
配置されている。一対の略凹形部材16を結ぶ方向に沿
って、ファイバ収納領域2を挟んで一側方(図2におい
て右側)に一対の加傷手段3および配置規定手段4が配
置され、他側方(図2において左側)に一対の剪断力付
加手段5が配置される。その為、加傷手段3および配置
規定手段4を構成する上ケガキブロック3aは可動部材
12の下面の一側方側に埋設され、加傷手段3を構成す
る下ケガキブロック3bはベース部材11の上面の一側
方側に埋設されている。同様に、剪断力付加手段5を構
成する上カッタブロック5aは可動部材12の下面の他
側方側に埋設され、剪断力付加手段5を構成する下カッ
タブロック5bはベース部材11の上面の他側方側に埋
設されている。
【0014】ベース部材11の後側部には側板13がネ
ジなどにより固定され、この側板13には可動部材12
が軸14を介して回動自在に枢着されている。また、ベ
ース部材11の両側端部には前述した略凹形部材16が
それぞれネジなどで固定されている(図2(c)参
照)。多心光ファイバテープ心線1は、ベース部材11
と可動部材12の間隙から前方より挿入され、略凹形部
材16の開口部内に配置される。多心光ファイバテープ
心線1が略凹形部材16に配置されると、少なくとも多
心光ファイバテープ心線1は2か所で位置決めされる。
本実施例に係る分離用工具は、多心光ファイバテープ心
線1がクランパ(図示せず)により引っ張られた状態で
適用されるので、通常は2か所の位置決めにより少なく
ともファイバ収納領域2内の位置決めは実現される。こ
の2か所の位置決めを完全化するために、本実施例では
複数の位置決め用ピン21がファイバ収納領域2の後方
に配置されている(図2(b)参照)。これらの位置決
め用ピン21により、一対の略凹部部材16の間で位置
決めされない多心光ファイバテープ心線1の一側縁が保
持される。
【0015】可動部材12は断面が五角形に形成されて
いる(図2(b)参照)。板バネ17は、ベース部材1
1のファイバ収納領域2の後方にネジなどで固定されて
いる。板バネ17の両端部は、可動部材12を構成する
一対の傾斜面を均等な力で附勢するように支持されてい
る。そのため、可動部材12は可動部材12の両端部と
ベース部材11の両端部との間隔(一端部同士の間隔、
他端部同士の間隔)が等しい状態で維持され、最長辺1
2aはベース部材11の上面に対しほぼ水平状態になる
(図2(b)参照)。
【0016】上ケガキブロック3aおよび下ケガキブロ
ック3bは、複数の加傷用ピン18およびピン配置規定
部材19を含んで構成される。加傷用ピン18は、多心
光ファイバテープ心線の分割態様に合わせてピン配置規
定部材19に装着され、ファイバ収納領域2内で露出し
ている(図3(c)参照)。また、上カッタブロックお
よび下カッタブロックには剪断力を付加する剪断部材上
型、下型がそれぞれ装着されており、これらの上型、下
型が相互に機能することにより、剪断力が多心光ファイ
バテープ心線1に付加される。剪断部材上型、下型(図
3(b)参照)としては、互いに噛み合うように形成さ
れた櫛刃を用いることができる。
【0017】次に、第1実施例に係る分離用工具の作用
を図4を参照して説明する。まず、多心光ファイバテー
プ心線1をクランパなどにセットし、分離用工具を多心
光ファイバテープ心線1の一端に装着する。装着された
状態では、可動部材12は水平状態(分離用工具の初期
状態)が維持されるように板バネ17により附勢されて
いる。その為、分離用工具を多心光ファイバテープ心線
1に沿ってスライドさせても共通被覆1bに傷は付かな
い。しかし、可動部材12を回動して一端を下降させて
可動部材12をベース部材11に装着されたピン配置規
定部材19に近づけると、多心光ファイバテープ心線1
に加傷用ピン18が押圧され、共通被覆1bに突傷が付
けられる(図4(a))。共通被覆1bに加傷用ピン1
8が突き刺された状態で分離用工具を多心光ファイバテ
ープ心線1の長手方向に沿ってスライドさせる。このス
ライド操作により、付加された突傷は拡大され、多心光
ファイバテープ心線1の共通被覆1bに直線状の引っ掻
き傷が形成される(図4(b))。次に、分離用工具を
水平状態に戻し、可動部材12を反対側に回動させるこ
とにより他端を下降させて可動部材12をベース部材1
1に装着された剪断部材20に近づける(図4
(c))。すると、引っ掻き傷に沿って多心光ファイバ
テープ心線1に剪断力が付加され、共通被覆1bが分離
される(図4(c))。この状態で、分離用工具を多心
光ファイバテープ心線1に沿って移動する。剪断が終了
したら、分離用工具を初期状態に戻し(分離完了)、分
離用工具を分離した多心光ファイバテープ心線1から取
り出す。
【0018】なお、引っ掻き傷を形成した後、分離用工
具を一担加傷開始点に戻して剪断を行なうようにしても
よい。
【0019】次に、ピン配置規定部材の変形例を図5お
よび図6を参照して説明する。複数のピン18は、ピン
配置規定部材19の装着部19aに装着されている(図
5(a)、図6(a))。全ての装着部19aには11
本のピン18が装着可能である。この場合、例えば12
心光ファイバテープ心線1は単心光ファイバに分離され
る(図5(b)、図6(b)参照)。
【0020】他にも、12心光ファイバテープ心線1
を、2本毎に6分割、3本毎に4分割、4本毎に3分割
((図5(c)、図6(c)参照))、6本毎に2分
割、などの均等本数への均等分割、3本+9本、3本+
4本+5本の不均等本数への不均等分割を簡単に実現す
ることができる。
【0021】この実施例に係る分離用工具によると、ピ
ン配置規定部材19の交換及び簡単な可動部材12の可
動により、多心光ファイバテープ心線1を多種多様の分
割態様で分離することができる。
【0022】次に、本実施例に使用できる加傷手段の変
形例を図7および図8に基づき説明する。図7は本発明
に適用可能な加傷用ピンの一例を示す斜視図、図8は加
傷用ピンの作用を示す断面図である。
【0023】加傷手段は、一般的に、多心光ファイバテ
ープ心線1の共通被覆1bに突傷を形成する機能、突傷
を付けた状態で多心光ファイバテープ心線1の長手方向
に移動できる機能を備えることが必要である。したがっ
て、先端が円錐形状のピン(図7(a))、先端がマイ
ナス(−)状に形成されたピン(図7(b))が使用で
きる。また、先端を尖らせた円盤状剪断部材を用いても
よい(図7(d))。さらに、上下方向には例えば6枚
の剪断刃36aを一定の円弧領域に形成し、左右方向に
は3枚の剪断刃36bを一定の円弧領域に形成した複合
型剪断部材を使用してもよい(図7(e)、(f)、
(g)参照)。この複合型剪断部材を使用する場合、6
枚の剪断刃36aをファイバ収納領域に露出させるか、
3枚の剪断刃36bをファイバ収納領域線に露出させる
かにより、多心光ファイバテープ心線の分割態様を変更
することができる。しかも、この選択は複合型剪断部材
の一部を成す軸36cを回転することにより簡単に行な
われる。これらのピン36は、多心光ファイバテープ心
線1の共通被覆1bの厚い部分、すなわち、光ファイバ
間に形成される窪み部1cに配置される。
【0024】例えば多心光ファイバテープ心線1が12
心の光ファイバ1aを収納し、厚さT=275μm、光
ファイバ1aのピッチ間隔p=250μm、幅L=3.
0mmである場合(図8参照)、最大深さDM を78μ
mまで許容するためには、光ファイバ1aの境界線を基
準とする誤差許容範囲VM は約30μmになる。これ
は、通常の機械部品の加工精度で達成可能である。
【0025】次に、本実施例に使用できる剪断力付加手
段の変形例を図9〜図11に基づき説明する。図9は本
発明に適用可能な剪断部材の一例を示す斜視図、図10
は剪断部材の作用を示す工程図、図11は12心光ファ
イバテープ心線に適用可能な剪断部材を示す図である。
【0026】剪断力付加手段の類型としては、凸刃対凸
刃、凸刃対凹部材の2種類がある。例えば、剪断部材3
8は凸刃対凸刃の一例を示し、3本の櫛刃38aを等間
隔に形成した構造になっている(図9参照)。この剪断
部材38をファイバ収納領域を介して配置して6心光フ
ァイバテープ心線を剪断すれば、単心光ファイバに分離
することができる(図10参照)。
【0027】図11は凸刃対凹部材の一例を示し、12
心の多心光ファイバテープ心線1を単心光ファイバに分
離できる剪断部材を示す。同図(a)は多心光ファイバ
テープ心線1が配列された状態において長手方向から見
た図、同図(b)は同図(a)の側面図である。この剪
断部材38は、上型38Bと下型38Aを備えて構成さ
れる。下型38Aは等間隔で配置された6本の櫛刃38
aを有し、上型38Bはこれらの櫛刃38aに対応する
位置に形成された溝38bを有する。これらが相互に噛
み合うことにより、多心光ファイバテープ心線1に剪断
力を付加する。
【0028】次に、本実施例に利用できる多心光ファイ
バテープ心線の種類、これらの多心光ファイバテープ心
線を保持するファイバ保持手段について、図12〜図1
5を参照して説明する。図12は本発明で使用可能な多
心光ファイバテープ心線を示す図、図13はこれらの多
心光ファイバテープ心線を位置決めできる位置決め部材
を示す図、図14はこれら3種の多心光ファイバテープ
心線を位置決めする可変の位置決め部材を保持部材と共
に示す図、図15は他の位置決め部材および保持部材を
示す図である。
【0029】図13及び図14に示す位置決め部材10
1は、対象となる多心光ファイバテープ心線の種類の数
だけ、保持部101a、101b、101cを有する点
に特徴がある。また、図15に示す位置決め部材103
は、回動自在に軸104に固定され、その回動角度によ
って保持位置を変更させる構造なので、回動角度を変え
ることによりあらゆる心数の多心光ファイバテープ心線
に適用できる。本実施例では、予め、使用する心数に合
せて角度を設定しておけば、可動部材12が回動して加
傷手段または剪断手段が多心光ファイバテープ心線1に
接触する直前には多心光ファイバテープ心線1の位置決
めが完了する。
【0030】第2実施例 次に、本発明の第2実施例に係る分離用工具を図16〜
図18を参照して説明する。図16は第2実施例に係る
分離用工具を示す斜視図、図17は第2実施例に係る分
離用工具の内部構造を示す説明図、図18は本実施例の
変形例を示す図である。
【0031】この分離用工具は、第1部材31、第2部
材32、結合部材33を含んで構成されている。第1部
材31の一端部31aには結合部材33が配置され、こ
の結合部材33を介して第2部材32が回動自在に枢着
されている。第1部材31の内面他端部31bには第2
部材32に向けて一対の第1矩形部材34が配置され、
この第1矩形部材34と対応する第2部材32の内面に
一対の第2矩形部材35が配置されている。第1矩形部
材34および第2矩形部材35により、多心光ファイバ
テープ心線1が収納される収納領域2が画成される。一
対の第1矩形部材の間隔および一対の第2矩形部材の間
隔は、分離する多心光ファイバテープ心線1の幅L(図
17(a)参照)とほぼ同一になっている。
【0032】第1部材31および第2部材32の内部に
は、図17に示すように、加傷用ピン36を備えたピン
配列部材37、剪断部材38が内蔵されている。第1部
材31に装着されたピン配列部材37は、第1連結部材
39を介して第1部材31の表面に露出した第1摘み部
材40に接続されている。また、第2部材32に装着さ
れた剪断部材38は、第2連結部材41を介して第2部
材32の表面に露出した第2摘み部材42に接続されて
いる。第1部材31に装着されているピン配列部材37
は引張りコイルバネにより第1摘み部材40に向けて附
勢されており、第2部材32に装着されているピン配列
部材37は第2部材32に固定されている。また、第2
部材32に装着されている剪断部材38は引張りコイル
バネにより第2摘み部材42に向けて附勢されており、
第1部材31に装着されている剪断部材38は第1部材
31に固定されている。
【0033】そのため、第1摘み部材40を多心光ファ
イバテープ心線1に向かって押すと、第1部材31に装
着された加傷用ピン36が下降し、多心光ファイバテー
プ心線1の共通被覆に突傷を形成する(図17(a)参
照)。この状態で、分離用工具を多心光ファイバテープ
心線1に沿ってスライドさせると、加傷用ピン36によ
り形成された突傷が拡大し、多心光ファイバテープ心線
1の長手方向に沿って直線状の引っ掻き傷が形成され
る。
【0034】次いで、第2摘み部材42を多心光ファイ
バテープ心線1に向かって押すと、第2部材32に装着
された剪断部材38が上昇し、多心光ファイバテープ心
線1の共通被覆に形成された引っ掻き傷に沿って剪断力
が付加される(図17(b)参照)。この状態で、分離
用工具を多心光ファイバテープ心線1に沿ってスライド
させると、多心光ファイバテープ心線1における剪断領
域が拡大し、多心光ファイバテープ心線1は長手方向に
沿って分断される。
【0035】次に、図18を参照して本実施例の変形例
を説明する。同図(a)は変形例に係る分離用工具の上
面図、図18(b)は変形例に係る分離用工具の側面
図、同図(c)は上部材と下部材を合わせた状態で、バ
ネ46を通る面(C−C)で切断した縦断面図である。
【0036】この分離用工具は、ケガキ本体(加傷手
段)43、ハンドル44、カッタ本体(剪断力付加手
段)45、バネ46を含んで構成される。ケガキ本体4
3の上部材43aには前述した上ケガキブロック3aが
埋設されており、ケガキ本体43の下部材43bにおい
て上ケガキブロック3aの対応位置には下ケガキブロッ
ク3bが埋設されている。また、カッタ本体45の上部
材45aには前述した上カッタブロック5aが埋設され
ており、カッタ本体45の下部材45bにおいて上カッ
タブロック5aの対応位置には下カッタブロック5bが
埋設されている。ハンドル44は、ケガキ本体43及び
カッタ本体45をネジなどでそれぞれ固定している。ま
た、バネ46は上部材43a、45aと下部材43b、
45bを一定の角度で開いた状態に維持する。ケガキ本
体43の下部材43bの一側面には略凹形部材16がネ
ジなどで固定されており、また、カッタ本体45の下部
材45bの他側面には略凹形部材16がネジなどで固定
されている(図18(a)、(b)参照)。
【0037】多心光ファイバテープ心線1を略凹形部材
16の開口部に挿入すると、多心光ファイバテープ心線
1はファイバ収納領域(図示せず)内に位置決めされ
る。この状態で、作業者が親指などでケガキ本体43の
上部材43aを押すと、多心光ファイバテープ心線が加
傷される。この状態を維持しつつ、この分離用工具を多
心光ファイバテープ心線の長手方向に沿って移動させる
と、ケガキ線が形成される。次に、このケガキ線に沿っ
て分離用工具を配置し、カッタ本体45の上部材45a
を押すと、ケガキ線に沿って剪断力が付加される。ケガ
キ本体43およびカッタ本体45の機能、動作は前述し
た通りなので(図17参照)、詳細な説明は省略する。
【0038】第3実施例 次に、本発明の第3実施例に係る分離用工具を図19〜
図25を参照して説明する。図19は第3実施例に係る
分離用工具の外観を示す斜視図、図20はこの分離用工
具の概要を示す図、図22は第3実施例に係る分離用工
具の内部構造を示す一部断面図、図23はローラ形剪断
部材の取付け構造の詳細およびタイミングチャートを示
す図、図24および図25は渦巻き形剪断部材を用いた
他の取付け構造を示す図である。
【0039】この分離用工具は上部部材51、下部部材
52、結合部材53、ファイバ位置決め装置56を含ん
で構成されている。上部部材51の両端部には上面から
下面に貫通する孔51aが形成され、同様に、下部部材
52の両端部には上面から下面に貫通する二種類の内径
を有する段付き孔51aが形成されている。これらの孔
51a、52aには、圧縮コイルバネ54を介して結合
部材53が挿入されている。その結果、上部部材51は
下部部材52に対し一定の間隔で離間された状態にな
り、上部部材51を押すことにより附勢力に抗して間隔
を小さくすることができる構造になっている。上部部材
51の下面には加傷用ピン55が装着されているので、
多心光ファイバテープ心線1が上部部材51と下部部材
52の間に挿入され、収納領域に位置決めされた後、上
部部材51を下部部材52に向かって押すと、この加傷
用ピン55が多心光ファイバテープ心線1の共通被覆1
bに突傷を付加する。この状態で、この分離用工具を多
心光ファイバテープ心線1の長手方向に沿って移動させ
れば、突傷が拡大される。
【0040】この分離用工具にはファイバ挿入部にファ
イバ位置決め装置56が装着されている。このファイバ
位置決め装置56は、先端が傾斜した蓋部材56a、こ
の蓋部材56aを回動自在に枢着する軸56b、蓋部材
56aがファイバ挿入部を閉じた状態を保持する保持手
段56cを含んで構成されている。上部部材51には、
蓋部材56aの傾斜部に適合した形状に形成された受け
部51cが形成されている。この受け部51cは、上部
部材51が圧縮コイルバネ54に抗して下降したとき、
蓋部材56aの傾斜部に係合する。その結果、蓋部材5
6aを上部部材51および下部部材52に対し精度良く
位置決めすることができる。この位置決めは、加傷用ピ
ン55が多心光ファイバテープ心線1の共通被覆1bに
接触する直前に実行されるので、多心光ファイバテープ
心線1の共通被覆1bは所望位置に精度良く傷が形成さ
れるとともに、加傷あるいは剪断作業中に光ファイバが
不意に飛び出すことを防止できる。
【0041】次に、本実施例に適用できる剪断部材の取
付け構造の一例を図22及び図23を参照して説明す
る。この取付け構造は、剪断力付加手段としてローラ形
剪断部材を用い、ガイド溝、ガイド壁及び引張りコイル
バネを併用することにより、加傷手段により形成された
ケガキ線に沿って剪断力を付加する。したがって、この
取付け構造は、ローラ形剪断部材60、ガイド溝51
d、52d、ガイド壁51f、52f及び引張りコイル
バネ61を含んで構成されている。
【0042】上部部材51および下部部材52には、ロ
ーラ形剪断部材60を用いて剪断力を付加する付加機構
が機構収納部に収納されている。この機構収納部は、フ
ァイバ収納領域を挟むように配置されている。上部部材
51の機構収納部は、上限が水平壁51e、傾斜壁51
f、垂直壁51gにより画成されている。同様に、下部
部材52は機構収納部の下限が水平壁52e、傾斜壁5
2f、垂直壁52gにより画成されている。ローラ形剪
断部材60はローラ軸60aを介してキャップ63の廻
りに回動自在に装着されている(図23(b)参照)。
【0043】ローラ軸60aの一端は上部部材51の側
壁に形成された細長いガイド溝51dに係合し、ローラ
軸60aの他端はキャップ63に係合している。このキ
ャップは引張りコイルバネ61により加傷手段62に向
かって引っ張られている。また、ガイド溝51dは加傷
手段から離れるにつれて、ファイバ収納領域に近付くよ
うに配置されている。このガイド溝51dは、ローラ形
剪断部材60が加傷手段62から最も離れた位置にある
とき、ファイバ収納領域に配置された多心光ファイバテ
ープ心線1の共通被覆を充分に剪断できる剪断力を付加
できるように、ローラ軸60aを導くような傾斜が形成
されている。
【0044】次に、このローラ形剪断部材60を用いて
剪断機構の作用を図22に基づき説明する。ローラ形剪
断部材60は、通常の状態であれば、引張りコイルバネ
61により最も加傷手段62に近い位置にある(図22
(a)参照)。一対のローラ形剪断部材60の間に多心
光ファイバテープ心線1が挿入され、上部部材51が下
部部材52に押圧されると、加傷手段62は多心光ファ
イバテープ心線1の共通被覆に傷が形成される。さら
に、多心光ファイバテープ心線1が送り出されると、上
部部材51のローラ形剪断部材60は多心光ファイバテ
ープ心線1、ガイド壁51eおよび傾斜壁51fとの摩
擦接触により回転すると同時に、下部部材52のローラ
形剪断部材60は多心光ファイバテープ心線1、ガイド
壁52eおよび傾斜壁52fとの摩擦接触により回転
し、引張りコイルバネ61の附勢力に抗して加傷手段6
2から遠ざかって行く。この場合、加傷手段62により
形成された突傷は多心光ファイバテープ心線1の長手方
向に沿って拡大される。ある程度、多心光ファイバテー
プ心線1が送り出され、ローラ形剪断部材60に加傷部
分が当接する時点で一対のローラ形剪断部材60は重な
り、その結果、多心光ファイバテープ心線1の共通被覆
はローラ形剪断部材60により剪断される(図22
(b)参照)。上部部材51を下部部材52に押し付け
る力を解除すると、圧縮コイルバネ54の作用により、
上部部材51は下部部材52から離間する。その結果、
ローラ形剪断部材60は多心光ファイバテープ心線1か
ら離れ、引張りコイルバネ61の作用により、ローラ形
剪断部材60は加傷手段62に近付くように、ガイド溝
51d内を移動する(図22(c)参照)。
【0045】この実施例によると、加傷手段62が多心
光ファイバテープ心線1の共通被覆を加傷した後、一定
時間経過後に一対のローラ形剪断部材60が接触し、そ
の結果、剪断力が多心光ファイバテープ心線1に付加さ
れる。例えば、多心光ファイバテープ心線1の送り速度
をVf とし、加傷手段62とローラ形剪断部材60の配
置間隔をLf とすると、剪断力付加の遅延時間Tf は
(Lf /Vf )になる(図23(c)参照)。
【0046】次に、第3実施例に係る分離用工具に適用
できる他の剪断機構を図24および図25を参照して説
明する。この剪断機構は、渦巻き形剪断部材65、渦巻
き形バネ64を併用する点に特徴がある。
【0047】渦巻き形剪断部材65は、ストッパSを有
し、このストッパSの直前の一定回転角度(90度)で
半径が増加する輪郭を有する板カムを含んで構成され
る。上部部材51に装着された渦巻き形剪断部材65
は、機構収納部の上部部材51の側板に支持された軸6
3を介して回転自在に保持され、渦巻き形バネ64によ
り反時計方向に回転するように附勢されている。また、
下部部材52に装着された渦巻き形剪断部材65は、機
構収納部の下部部材52の側板に支持された軸63に回
転自在に保持され、渦巻き形バネ64により時計方向に
回転するように附勢されている。加傷手段62は、渦巻
き形剪断部材65から間隔Lf を開けて配置され加傷手
段62により形成された複数のケガキ線に沿って剪断力
を付加する構造になっている。そのため、渦巻き形剪断
部材65の半円の長さは間隔Lf に等しくなっており
(図25(b)参照)、個々の板カムは一定間隔で配置
されている。
【0048】次に、この剪断機構の動作を説明する。変
形渦巻き形剪断部材65は多心光ファイバテープ心線1
の両側に接触して配置される(図24(a)参照)。多
心光ファイバテープ心線1が送り出されると、上部部材
51に装着された渦巻き形剪断部材65は摩擦接触によ
り反時計方向に回転し、下部部材52に装着された渦巻
き形剪断部材65は摩擦接触により時計方向に回転す
る。ある程度回転が進むと、渦巻き形剪断部材65の先
端部は他方の渦巻き形剪断部材と互いに重なり、多心光
ファイバテープ心線1の共通被覆に対し、剪断力を付加
する(図24(b)、図25(a)参照)。
【0049】第4実施例 次に、本発明の第4実施例に係る分離用工具を図26〜
図30を参照して説明する。図26は第4実施例に係る
分離用工具を示す外観図、図27は本実施例に係る分離
用工具の加傷用ピン選択機構の概要を示す図、図28は
本実施例に係る分離用工具の加傷用ピン及び剪断部材に
より分割可能な態様を模式的に示す図、図29は本実施
例に適用できる剪断部材選択機構の概要を示す図、図3
0は加傷用ピン選択機構に用いられる板カム及び剪断部
材選択機構として用いる板カム式剪断部材の輪郭の一例
を示す図である。
【0050】この分離用工具は、第1部材71、第2部
材72、側板73を含んで構成されている(図26参
照)。第1部材71および第2部材72の前面にはダイ
ヤル式摘み部材74、75、76、77が配置されてお
り、これらのダイヤル式摘み部材74、75、76、7
7を回転させることにより、所望のピンや剪断部材を突
出させることができる。本実施例では加傷用ピンの操作
の為にダイヤル式摘み部材75、77、剪断部材の操作
の為にダイヤル式摘み部材74、76を使用している。
例えば、ダイヤル式摘み部材77は回転軸78、板カム
79、80、81、これらの板カム79〜81の従動節
として、加傷用ピン82、83、84が接続されてい
る。これらの加傷用ピン82〜84は、収納領域に向か
って形成されたガイド穴85、86、87内に収納さ
れ、バネで板カムに対し附勢されており板カム79〜8
1の回転に伴って上下動するように構成されている。板
カム79〜81が上昇すると、収納領域上にピンが突出
するようになっている。従って、予め、ピンの配置パタ
ーンをダイヤル式摘み74〜77に表示しておけば、所
望のピン配置を簡単に実現することができる。また、本
実施例は回転角度保持手段88を有し、回転軸78を一
定角度刻み(例えば、60度間隔)で固定することがで
きる。この回転角度保持手段88は、回転軸78の中間
部に六角形状で形成された第1係合部88aと、この第
1係合部88aに係合する第2係合部材88b、この第
2係合部材88bを第1係合部88aに向かって附勢す
る附勢手段88cを含んで構成されている。7パターン
の分割形態(図28(A)〜(G))を実現する為に
は、図30(a)に示す輪郭を有する板カム79、図3
0(b)に示す輪郭を有する板カム80、図30(c)
に示す輪郭を有する板カム81をそれぞれ使用すればよ
い。
【0051】次に、剪断部材選択機構を図29に基づき
説明する。この剪断部材選択機構も、加傷用ピン選択機
構と同様の機構を有する。例えば、ダイヤル式摘み部材
76は、板カム90、91、92を備えた回転軸89に
接続されている。板カム90、91、92は、外周が剪
断刃になっており、回転角度に応じて、その一部が収納
領域から露出するようになっている。図28に示す分割
態様を実現するには、板カム90として図30(a)に
示す輪郭を有する板カム式剪断刃、板カム91として図
30(b)に示す輪郭を有する板カム式剪断刃、板カム
92として図30 (c)に示す輪郭を有する板カム式
剪断刃を使用できる。なお、第1部材71に装着される
板カム式剪断刃としては、第2実施例にて説明した剪断
部材(図9、図11参照)となるように、対応する板カ
ムを形成すればよい。
【0052】第5実施例 次に、本発明の第5実施例に係る分離用工具を図31を
参照して説明する。図31は、第5実施例に係る分離用
工具を模式的に示す一部断面図である。
【0053】この分離用工具は、ガイドレールを用いて
剪断処理を自動化させた点に特徴があり、第1部材9
3、第2部材94、レール部材95を含んで構成され
る。加傷用ピン18は前述の構造と同様のものが適用で
きる。第1部材93および第2部材94には剪断部材9
6がそれぞれ装着され、これらの剪断部材96は7字形
状の第1レバー97、U字形状の第2レバー98に接触
している。これらのレバー97、98は引張コイルバネ
99によりその一端部をレール部材95に押し付けた状
態で保持され、レバー97、98の他端部には剪断部材
96が支持されている(図31(a))。レバー97、
98の一端部がレール部材95の一部に形成された溝9
5aに落ち込むと、レバー97、98の他端部により剪
断部材96は多心光ファイバテープ心線1に押し付けら
れる(図31(b)参照)。その結果、多心光ファイバ
テープ心線1には剪断力が発生する。なお、多心光ファ
イバテープ心線1の両側にはクランパ100が配置さ
れ、多心光ファイバテープ心線1は一定の力でクランパ
100により把持されている。なお、この実施例ではレ
バー97、98が溝95aに落込む動作に連動させて剪
断部材96を移動させていたが、逆に溝から離脱すると
きに当該動作を実現することもできる。これらは内部機
構を変えることにより簡単に実現でき、この種の機構は
既に周知なので説明は省略する。
【0054】以下、本実施例に係る分離用工具の分離手
順を説明する。最初に、分離用工具を原点に移動し、多
心光ファイバテープ心線1をクランパ100でクランプ
し、分離用工具を閉じる(図31(a)参照)。次に、
分離用工具をガイド用のレール部材95に沿って摺動さ
せることにより、分離用工具を多心光ファイバテープ心
線1に沿って移動させる。分離用工具のカムレバー97
はレール部材95に接触しており、途中でカムレバー9
7は溝95aに落ち込むので、分離用工具をレール部材
95に沿って移動させるだけで所望の位置で剪断分離が
自動的に開始される(図31(b))。分離が完了した
ら、分離用工具を開き、分離された多心光ファイバテー
プ心線1をクランパ100から取り出す。
【0055】第6実施例 次に、本発明の第6実施例に係る分離用工具を図32に
基づき説明する。図32は第6実施例に係る分離用工具
の作用を示す工程図である。
【0056】この実施例は、ゴムローラ110、クサビ
形部材111、移動軸112、剪断部材113、ゴムロ
ーラ押え部114、圧縮コイルバネ115を含んで構成
されている。クサビ形部材111は、多心光ファイバテ
ープ心線1に沿って配置されたガイド壁116に沿って
ガイドされ、その末端に取り付けられた圧縮コイルバネ
115によりゴム押え部114から離れる方向に附勢さ
れている。ゴムローラ110はクサビ形部材111の先
端に回転自在に取り付けられ、ゴムローラ押え部114
により水平方向にのみ移動するように拘束されている。
このゴムローラ110は、多心光ファイバテープ心線1
とゴムローラ押え部114に接触し、多心光ファイバテ
ープ心線1の移動量に応じて回転しながらゴムローラ押
え部114に沿って移動する。クサビ形部材111の中
間部には、多心光ファイバテープ心線1の配列面にほぼ
直交する方向にのみ移動可能な移動軸112に回転自在
に取り付けられた剪断部材113が配置されている。こ
の剪断部材113は円板状に形成され、その周縁部は剪
断刃になっている。この剪断部材113は、クサビ形部
材111に対し一種の従動節として機能し、クサビ形部
材111の移動方向に対し直交する方向に移動するよう
に構成されている。多心光ファイバテープ心線1の送り
方向に対し、剪断部材113の上流側(図32において
は左側)には、多心光ファイバテープ心線1にケガキ線
を入れる加傷手段62が配置されている。
【0057】多心光ファイバテープ心線1が送られ、加
傷手段62のケガキ開始点が剪断部材113の直下に到
達した時(多心光ファイバテープ心線1がLf だけ移動
した時)、クサビ部材111の傾斜部は剪断部材113
を下方に押し始める(同図(b)参照)。この地点から
多心光ファイバテープ心線1の共通被覆の剪断が開始す
る。さらに、ゴムローラ110が前進すると、剪断部材
113はより下方に押される(同図(c)参照)。ゴム
ローラ110がゴムローラ押え部114の端部まで到達
すると、ゴムローラ110は空転し始め、剪断部材11
3は定位置で回転を続ける(同図(d)参照)。多心光
ファイバテープ心線1は前進し続けるので、ゴムローラ
110はバネ力により左方向に引張られているにも拘ら
ず空転を続け、原点(K’点)には戻らない。多心光フ
ァイバテープ心線1を取り出すと、ゴムローラ110、
クサビ形部材111は原点に戻る。
【0058】この実施例に係る分離用装置は、多心光フ
ァイバテープ心線1を移動させることにより、自動的に
多心光ファイバテープ心線1の共通被覆にケガキ線を入
れ、このケガキ線に沿って多心光ファイバテープ心線1
を所望の分割態様で分割することができる。
【0059】以上、本発明に係る分離用工具の実施例、
変形例を説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではない。
【0060】例えば、第1実施例に使用できる部品は他
の実施例においても基本的に使用できる。
【0061】また、上述した加傷手段としては配置規定
手段4に対し着脱自在のタイプを一例として説明してい
るが、予め多種多様のパターンを用意しておき、これら
を配置規定手段4に固定した一体型構造としてもよい。
また、加傷手段、配置規定手段は加傷を確実にするため
にファイバ収納領域2を挟んで上下方向に配置してもよ
い。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、多心光ファイバテープ心線をあらゆる分割態様で
任意の本数にて分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における分離原理を示す概略図。
【図2】本発明の第1実施例を示す図。
【図3】第1実施例に係る分離用工具に使用可能な部品
を示す図。
【図4】第1実施例に係る分離用工具の作用を示す工程
図。
【図5】第1実施例に適用できる加傷用ピンと共にピン
配置規定部材を示す図。
【図6】第1実施例に適用できる加傷用ピンと共にピン
配置規定部材を示す図。
【図7】本発明に適用可能な加傷用ピンの一例を示す斜
視図。
【図8】本発明に適用可能な加傷用ピンの作用を示す
図。
【図9】本発明に適用可能な剪断部材の一例を示す斜視
図。
【図10】本発明に適用可能な剪断部材の作用を示す
図。
【図11】12心光ファイバテープ心線に適用可能な剪
断部材を示す図。
【図12】本発明で使用可能な多心光ファイバテープ心
線を示す図。
【図13】多心光ファイバテープ心線を位置決めできる
位置決め部材を示す図。
【図14】多心光ファイバテープ心線を位置決めできる
位置決め部材を保持部材と共に示す図。
【図15】多心光ファイバテープ心線を位置決めできる
他の位置決め部材を保持部材と共に示す図。
【図16】第2実施例に係る分離用工具を示す斜視図。
【図17】第2実施例に係る分離用工具の内部構造を示
す説明図。
【図18】第2実施例に係る分離用工具の変形例を示す
図。
【図19】第3実施例に係る分離用工具の外観を示す斜
視図。
【図20】第3実施例に係る分離用工具を示す図。
【図21】第3実施例に係る分離用工具の内部構造を示
す一部断面図。
【図22】第3実施例に係る分離用工具に適用できる剪
断機構の一例を示す工程図。
【図23】図22の剪断機構に用いられる剪断部材の取
付け構造およびタイミングチャートを示す図。
【図24】第3実施例に係る分離用工具に適用できる他
の剪断機構を示す工程図。
【図25】図24の剪断機構に用いられる剪断部材を示
す図。
【図26】第4実施例に係る分離用工具の外観を示す側
面図。
【図27】第4実施例に係る分離用工具の加傷用ピン選
択機構の概要を示す図。
【図28】第4実施例に係る分離用工具の加傷用ピンお
よび剪断部材により分断可能な態様を模式的に示す図。
【図29】第4実施例に適用できる剪断部材選択機構の
概要を示す図。
【図30】加傷用ピン選択機構に用いられる板カム及び
剪断部材選択機構として用いる板カム式剪断部材の輪郭
例を示す図。
【図31】第5実施例に係る分離用工具を模式的に示す
一部断面図。
【図32】第6実施例に係る分離用工具を模式的に示す
一部断面図。
【符号の説明】
1…多心光ファイバテープ心線、2…収納領域、3…加
傷手段、4…配置規定手段、5…剪断力付加手段、11
…ベース部材、12…可動部材、13…側板、14…
軸、15…L字形部材、16…凹形部材、17…板バ
ネ、18…加傷用ピン、19…ピン配置規定部材、20
…剪断部材、31…第1部材、32…第2部材、33…
結合部材、34…第1矩形部材、35…第2矩形部材、
36…加傷用ピン、37…ピン配列部材、38…剪断部
材、38A…下型、38B…上型、39…第1連結部
材、40…第1摘み部材、41…第2連結部材、42…
第2摘み部材、51…上部部材、52…下部部材、53
…結合部材、54…コイルバネ、55…加傷用ピン、5
6…ファイバ位置決め装置、60…剪断部材、61…附
勢手段、62…加傷手段、71…第1部材、72…第2
部材、73…側板、74、75、76、77…ダイヤル
式摘み部材、78…回転軸、79、80、81…板カ
ム、82、83、84…加傷用ピン、85、86、87
…ガイド穴、88…回転角度保持手段、90、91、9
2…板カム、93…第1部材、94…第2部材、95…
レール部材、96…剪断部材、97、98…レバー、1
00…クランパ、101…位置決め部材、102…保持
部材、103…位置決め部材、104…軸、110…ゴ
ムローラ、111…クサビ形部材、112…移動軸、1
13…剪断部材、114…ゴムローラ押え部、115…
圧縮コイルバネ、116…ガイド壁。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバを平面状に配列し共通
    被覆で一体化した多心光ファイバテープ心線を分離する
    分離用工具であって、 前記多心光ファイバテープ心線を収納領域内に収納する
    ファイバ収納手段と、前記収納領域内に前記多心光ファ
    イバテープ心線を保持するファイバ保持手段と、前記フ
    ァイバ保持手段により保持された多心光ファイバテープ
    心線の共通被覆表面に傷を加える加傷手段と、前記加傷
    手段を保持し加傷手段の配置状態を規定する配置規定手
    段と、前記加傷手段によりファイバテープ心線の共通被
    覆表面に傷を加えた後に該傷に沿って前記多心光ファイ
    バテープ心線に剪断力を加える剪断力付加手段と、を備
    える多心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  2. 【請求項2】 前記収納手段は前記光ファイバの配列方
    向における前記多心光ファイバテープ心線の一側縁を位
    置決めする部材を備え、前記ファイバ保持手段は前記光
    ファイバの配列方向における前記多心光ファイバテープ
    心線の他側縁を保持する請求項1記載の多心光ファイバ
    テープ心線の分離用工具。
  3. 【請求項3】 前記ファイバ保持手段は、分離作業前は
    前記多心光ファイバテープ心線を前記収納領域内で可動
    自在に保持し、前記加傷手段が前記多心光ファイバテー
    プ心線の共通被覆を加傷する直前に前記多心光ファイバ
    テープ心線を所定位置に保持し、 前記ファイバ保持手段は、分離作業前は前記多心光ファ
    イバテープ心線を前記収納領域内で可動自在に保持し、
    前記剪断力付加手段が前記多心光ファイバテープ心線の
    共通被覆を剪断する直前に前記多心光ファイバテープ心
    線を所定位置に保持する請求項2記載の多心光ファイバ
    テープ心線の分離用工具。
  4. 【請求項4】 前記ファイバ保持手段は、光ファイバの
    心数に応じて異なる前記多心光ファイバテープ心線の他
    側縁の保持位置に保持部を有する請求項3記載の多心光
    ファイバテープ心線の分離用工具。
  5. 【請求項5】 前記加傷手段は、前記多心光ファイバテ
    ープ心線の共通被覆に傷を付加すると共に付加された傷
    を拡大するために適した形状で構成されている請求項1
    記載の多心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  6. 【請求項6】 前記配置規定手段は、加傷手段を着脱可
    能に装着する複数の装着部を有し、前記加傷手段を前記
    多心光ファイバテープ心線の分割態様に合せて所定の装
    着部に装着することにより、前記多心光ファイバテープ
    心線の加傷位置を変更する請求項1記載の多心光ファイ
    バテープ心線の分離用工具。
  7. 【請求項7】 前記配置規定手段は、前記加傷手段を従
    動節とし前記多心光ファイバテープ心線の分割態様に合
    せて輪郭が規定された板カム、前記板カムを保持する
    軸、前記軸を所定回転位置に保持する保持手段、および
    前記軸を回転する摘み部材を有し、 前記摘み部材を回転させることにより、前記多心光ファ
    イバテープ心線の加傷位置を変更する請求項1記載の多
    心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  8. 【請求項8】 前記剪断力付加手段は、櫛状に配列され
    た複数の剪断刃および前記剪断刃と噛み合う複数の溝部
    材を含んで構成される請求項1記載の多心光ファイバテ
    ープ心線の分離用工具。
  9. 【請求項9】 前記複数の剪断刃は、少なくとも前記複
    数の光ファイバが配列された前記多心光ファイバテープ
    心線の分割態様に合せて配置されている請求項8記載の
    多心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  10. 【請求項10】 前記剪断力付加手段は、前記複数の剪
    断刃を前記光ファイバ配列面に対し直交する方向に附勢
    する附勢手段を有する請求項9記載の多心光ファイバテ
    ープ心線の分離用工具。
  11. 【請求項11】 前記附勢手段は、加傷手段による加傷
    前の多心光ファイバテープ心線に対しては損傷を与え
    ず、加傷手段による加傷後の多心光ファイバテープ心線
    に対しては有効な剪断力を与える附勢力を有する請求項
    10記載の多心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  12. 【請求項12】 前記加傷手段および前記剪断力付加手
    段を同一平面上に配列したベース部材と、 前記加傷手段および前記剪断力付加手段を結ぶ線と交差
    する軸に回動自在に装着された可動部材と、 前記加傷手段および前記剪断力付加手段に対する前記可
    動部材の間隔がほぼ等しくなる状態を維持するように前
    記可動部材を附勢する附勢手段と、をさらに備える請求
    項1記載の多心光ファイバテープ心線の分離用工具。
  13. 【請求項13】 前記加傷手段を前記収納領域から離れ
    る方向に附勢する第1附勢手段と、前記加傷手段を前記
    第1附勢手段の附勢力に抗して前記収納領域に突出させ
    る第1押出し手段と、前記剪断力形成手段を前記収納領
    域から離れる方向に附勢する第2附勢手段と、前記剪断
    力形成手段を前記第2附勢手段の附勢力に抗して前記収
    納領域に突出させる第2押出し手段と、をさらに備える
    請求項1記載の多心光ファイバテープ心線の分離用工
    具。
  14. 【請求項14】 前記多心光ファイバテープ心線に沿っ
    て配置され、その上面及び下面の一部に溝を有するレー
    ル部材と、 前記レール部材の溝に係合するレバーを有し、当該レバ
    ーが溝に係合あるいは係合離脱する時の動作に連動させ
    て前記剪断力付加手段を前記収納領域に押出す剪断用押
    出し機構と、をさらに備える請求項1記載の多心光ファ
    イバテープ心線の分離用工具。
  15. 【請求項15】 前記多心光ファイバテープ心線に沿っ
    て配置され、その上面及び下面の一部に溝を有するレー
    ル部材と、 前記レール部材の溝に係合するレバーを有し、当該レバ
    ーが溝に係合あるいは係合離脱する時の動作に連動させ
    て前記剪断力付加手段を前記収納領域に押出す押出し機
    構と、をさらに備える請求項1記載の多心光ファイバテ
    ープ心線の分離用工具。
  16. 【請求項16】 前記加傷手段が前記ファイバ収納領域
    内の前記多心光ファイバテープ心線を加傷した後、一定
    の時間遅れで前記多心光ファイバテープ心線に前記剪断
    力付加手段を前記ファイバ収納領域内に押出す機構をさ
    らに備える請求項1記載の多心光ファイバテープ心線の
    分離用工具。
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