JP2014182339A - コード単心分離工具及びコード単心分離方法 - Google Patents

コード単心分離工具及びコード単心分離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2心コードが破損したり、光ファイバ心線が切断されたりすることなく、2心コードを単心コード部に容易に分離させることができるようにする。
【解決手段】複数の単心コード部から成る光ファイバコードを、融着部を切断することによって単心コード部に分離させるためのコード単心分離工具31において、第1のアーム32と、第2のアーム33と、第1、第2のアーム32、33を連結する連結部とを有する。第1のアーム32に第1の係合部37が、第2のアーム33に第2の係合部38が形成され、第1の係合部37に、光ファイバコードを保持し、融着部を切断するための保持・切断部が、第2の係合部38に、光ファイバコードを保持・切断部に押し付けるための押付部が形成される。光ファイバコードは、第1、第2の係合部37、38間から非接合部分を引き出すことによって、単心コード部に分離させられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コード単心分離工具及びコード単心分離方法に関するものである。
従来、光ファイバケーブルを使用する光配線システムにおいては、光通信網と光通信機器とを接続するインタフェースとして光配線盤が配設されるようになっている。該光配線盤は、架体内にケーブル導入部及び複数の成端ユニットを備え、前記ケーブル導入部に光通信網側の光ファイバケーブル及び光通信機器側の光ファイバケーブルがそれぞれ導入され、ケーブル導入部と各成端ユニットとが光ファイバコードによって接続される。
また、前記各成端ユニットには、複数の光コネクタから成るコネクタユニットが配設され、前記光通信網側の光ファイバケーブルに接続された光ファイバコード、及び光通信機器側の光ファイバケーブルに接続された光ファイバコードを各光コネクタに選択的に接続することによって、前記光通信網側の光ファイバケーブルと光通信機器側の光ファイバケーブルとの間の中継、回線の切替、回線の切分け等が行われる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記光ファイバコードとして、一本の光ファイバ心線を備えた単心コード、二本の光ファイバ心線を備えた2心コード等がある。
図2は単心コードの例を示す図、図3は単心コードのコード本体の断面図、図4は2心コードの例を示す図、図5は2心コードのコード本体の断面図である。
図2及び3において、11は単心コード、12は該単心コード11の両端に取り付けられた光コネクタである。前記単心コード11は、光ファイバ心線16、該光ファイバ心線16の表面を被覆し、抗張力繊維から成る補強材17、及び該補強材17の表面を被覆し、ポリ塩化ビニル等の樹脂から成る外皮18を備える。
また、図4及び5において、21は2心コードであり、該2心コード21は、前記単心コード11と同様の光ファイバ心線16、補強材17及び外皮18を備えた二本の単心コード部22、23の外皮18を融着して併設することによって形成され、単心コード部22、23間に融着部25が形成される。また、2心コード21の両端の近傍には分岐部p1、p2が形成され、該分岐部p1、p2において単心コード部22、23は互いに分離させられ、分離させられた単心コード部22、23の先端に光コネクタ12が取り付けられる。そして、前記2心コード21における分岐部p1、p2間の融着された部分を接合部分26とし、2心コード21における分岐部p1、p2より先端側、すなわち、光コネクタ12側を非接合部分27としたとき、光コネクタ12、各単心コード部22、23の非接合部分27等に外力が加わって分岐部p1、p2が破損することがないように、分岐部p1、p2において2心コード21は、テープ、チューブ等の樹脂製の結束帯28によって包囲される。
ところで、光ファイバコードを光配線盤内において配線するに当たり、例えば、光ファイバコードをコネクタユニットの互いに隣接する光コネクタに接続する場合には、2心コード21を使用し、光ファイバコードをコネクタユニットの一つの独立した光コネクタに接続する場合には、単心コード11を使用するのが好ましい。
特開2001−42133号公報
しかしながら、2心コード21及び単心コード11を常時備えておくのは、光ファイバコードの管理が煩わしいだけでなく、配線作業を行う作業現場において、作業者が2心コード21と単心コード11とを使い分ける必要があるので、作業効率が低くなってしまう。
そこで、2心コード21を単心コード部22、23に分離させ、単心コード部22、23を単心コード11として使用することが考えられるが、その場合、非接合部分27の単心コード部22、23を把持して、融着部25を引き裂こうとすると、2心コード21に過剰な外力が加わり、2心コード21が破損したり、光ファイバ心線16が切断されたりしてしまう。
本発明は、前記従来の2心コード21を単心コード部22、23に分離させる方法の問題点を解決して、2心コードが破損したり、光ファイバ心線が切断されたりすることなく、2心コードを単心コード部に容易に分離させることができるコード単心分離工具及びコード単心分離方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のコード単心分離工具においては、複数の単心コード部から成る光ファイバコードを、融着部を切断することによって単心コード部に分離させることができるようになっている。
そして、第1のアームと、第2のアームと、前記第1、第2のアームを連結する連結部とを有する。
また、前記第1のアームに第1の係合部が、前記第2のアームに第2の係合部が形成される。
そして、前記第1の係合部に、前記光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための保持・切断部が、前記第2の係合部に、光ファイバコードを保持・切断部に押し付けるための押付部が形成される。
また、前記光ファイバコードは、前記第1、第2の係合部間から、単心コード部が融着されていない非接合部分を引き出すことによって、単心コード部に分離させられる。
本発明によれば、コード単心分離工具においては、複数の単心コード部から成る光ファイバコードを、融着部を切断することによって単心コード部に分離させることができるようになっている。
そして、第1のアームと、第2のアームと、前記第1、第2のアームを連結する連結部とを有する。
また、前記第1のアームに第1の係合部が、前記第2のアームに第2の係合部が形成される。
そして、前記第1の係合部に、前記光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための保持・切断部が、前記第2の係合部に、光ファイバコードを保持・切断部に押し付けるための押付部が形成される。
また、前記光ファイバコードは、前記第1、第2の係合部間から、単心コード部が融着されていない非接合部分を引き出すことによって、単心コード部に分離させられる。
この場合、前記第1の係合部に、前記光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための保持・切断部が、前記第2の係合部に、光ファイバコードを保持・切断部に押し付けるための押付部が形成されるので、第1、第2の係合部間から、単心コード部が融着されていない非接合部分を引き出すことによって、光ファイバコードを単心コード部に容易に分離させることができる。
また、非接合部分を引き出す際に、光ファイバコードに過剰な外力が加わることがなく、しかも、光ファイバコードには長さ方向に外力が加わるだけで、曲げ方向には外力が加わらないので、光ファイバコードが破損したり、光ファイバ心線が切断されたりすることがない。
さらに、第1、第2の係合部を係合させることによって、保持・切断部にセットされた光ファイバコードが押付部により保持・切断部に押し付けられるので、各非接合部分を安定させて引き出すことができる。したがって、光ファイバコードを単心コード部に一層容易に分離させることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の要部拡大図である。 単心コードの例を示す図である。 単心コードのコード本体の断面図である。 2心コードの例を示す図である。 2心コードのコード本体の断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の第1の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の第2の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の側面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の底面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の正面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の作動状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の第1の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の第2の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の底面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の要部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の正面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の作動状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の要部拡大図、図6は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の第1の斜視図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の第2の斜視図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の側面図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の底面図、図10は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の正面図、図11は本発明の第1の実施の形態におけるコード単心分離工具の作動状態を示す図である。
図において、31はコード単心分離工具、32、33は樹脂によって一体成形により形成された第1、第2のアーム、34は、該第1、第2のアーム32、33の一端(後端)を所定の固定方法、本実施の形態においては、ハトメカシメによって固定することにより、第1、第2のアーム32、33を連結する連結部である。前記各第1、第2のアーム32、33は、主として帯状の形状を有し、連結部34に近づくほど薄くされ、湾曲させられ、連結部34から離れるほど厚くされ、直線状に延在させられ、連結されることによってU字状の形状を成す。
そして、前記第1、第2のアーム32、33の他端(先端)の互いに対向する部分には、第1、第2の係合部37、38が係脱自在に形成される。したがって、作業者がコード単心分離工具31を把持し、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって、連結部34の近傍の湾曲した部分を撓ませ、第1、第2の係合部37、38を係合させることができる。
ところで、本実施の形態においては、コード単心分離工具31によって、単心コード部22、23(図4)の径(以下「コード径」という。)が異なる複数の種類の2心コード21、本実施の形態においては、二種類の2心コード21を単心コード部22、23に分離させることができるようになっている。すなわち、本実施の形態においては、コード径が2.0〔mm〕の2心コード21(以下「第1のコード」という。)、及びコード径が1.5〔mm〕の2心コード21(以下「第2のコード」という。)を単心コード部22、23に分離させることができるようになっている。
この場合、第1のコードを単心コード部22、23に分離させるために、前記第1の係合部37の一方の縁部に沿って、第1のコードを保持し、融着部25(図5)を切断するための第1の保持・切断部51が、前記第2の係合部38の前記第1の保持・切断部51と対向する箇所に、第1のコードを第1の保持・切断部51に押し付けるための第1の押付部52が形成される。また、第2のコードを単心コード部22、23に分離させるために、前記第2の係合部38の前記第1の押付部52と反対側の縁部に沿って、第2のコードを保持し、融着部25を切断するための第2の保持・切断部53が、前記第1の係合部37の前記第2の保持・切断部53と対向する箇所に、第2のコードを第2の保持・切断部53に押し付けるための第2の押付部54が形成される。
前記第1の保持・切断部51は、第1のアーム32の長手方向に延在させて形成され、第1のコードを収容するための溝状のコード収容部61を備え、該コード収容部61は、コード収容部61の幅方向における中央において、底から立ち上げて、第1のアーム32の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された区画要素としての区画壁w1、該区画壁w1の連結部34側の端部、すなわち、後端に埋込み等によって配設され、第1のコードの融着部25を切断する切断要素としての金属製のカッタ63、及び前記区画壁w1によって区画形成され、分離させられた単心コード部22、23をそれぞれ収容するための複数の、本実施の形態においては、二つの単心コード部収容溝m1、m2を備える。なお、本実施の形態においては、金属製のカッタ63が配設されるようになっているが、セラミック等から成るカッタを配設することもできる。
また、前記第1の押付部52は、前記単心コード部収容溝m1、m2と対応させて、第2のアーム33の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された押え要素としての凸部d1、d2を備え、該凸部d1、d2間に区画要素収容部としての区画壁収容溝h1が形成される。
そして、図11に示されるように、前記第1、第2の係合部37、38を係合させると、第1の保持・切断部51と第1の押付部52とが係合させられ、単心コード部収容溝m1、m2内に凸部d1、d2がそれぞれ進入させられ、該凸部d1、d2によって単心コード部22、23が第1の保持・切断部51に押し付けられる。
前記第2の保持・切断部53は、第2のアーム33の長手方向に延在させて形成され、第2のコードを収容するための溝状のコード収容部71を備え、該コード収容部71は、コード収容部71の幅方向における中央において、底から立ち上げて、第2のアーム33の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された区画要素としての区画壁w2、該区画壁w2の連結部34側の端部、すなわち、後端に埋込み等によって配設され、第2のコードの融着部25を切断する切断要素としての金属製のカッタ73、及び前記区画壁w2によって区画形成され、分離させられた単心コード部22、23をそれぞれ収容するための複数の、本実施の形態においては、二つの単心コード部収容溝m3、m4を備える。
また、前記第2の押付部54は、前記単心コード部収容溝m3、m4と対応させて、第1のアーム32の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された押え要素としての凸部d3、d4を備え、該凸部d3、d4間に区画要素収容部としての区画壁収容溝h2が形成される。
そして、図11に示されるように、前記第1、第2の係合部37、38を係合させると、第2の保持・切断部53と第2の押付部54とが係合させられ、単心コード部収容溝m3、m4内に凸部d3、d4がそれぞれ進入させられ、該凸部d3、d4によって単心コード部22、23が第2の保持・切断部53に押し付けられる。
なお、前記単心コード部収容溝m1、m2の幅は単心コード部収容溝m3、m4の幅より大きく設定される。
このように、作業者は、第1のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、第1のアーム32を下に、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持し、第1の保持・切断部51に第1のコードをセットすることができ、第2のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、第2のアーム33を下に、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持し、第2の保持・切断部53に第2のコードをセットすることができる。
なお、80は第1、第2のアーム32、33における第1、第2の係合部37、38の背面に形成された滑止め、81は前記連結部34に形成され、図示されないストラップを通すための穴、82は前記第1、第2のアーム32、33の対向する面に形成され、第1、第2のアーム32、33を補強する補強要素としてのリブ、83は第1のアーム32の先端において幅方向に突出させて形成された肉厚の突出部、84は第2のアーム33の先端において幅方向に突出させて、かつ、前記突出部83と対向させて形成された肉薄の突出部、85は第2のアーム33の先端において幅方向に突出させて形成された肉厚の突出部、86は第1のアーム32の先端において幅方向に突出させて、かつ、前記突出部85と対向させて形成された肉薄の突出部である。そして、前記突出部83、84の対向する面に、前記第1の保持・切断部51及び第1の押付部52が、前記突出部85、86の対向する面に、前記第2の保持・切断部53及び第2の押付部54が形成される。
また、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持したときに見えるように、第1の保持・切断部51にセットされる第1のコードを引き出す方向を示す矢印が突出部85の背面に形成され、第1のコードのコード径を表す「2.0mm」の文字が突出部84の背面に形成される。そして、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持したときに見えるように、第2の保持・切断部53にセットされる第2のコードを引き出す方向を示す矢印が突出部83の背面に形成され、第2のコードのコード径を表す「1.5mm」の文字が突出部86の背面に形成される。
なお、前記突出部84、86の内側縁には案内溝88が、前記突出部83、85には前記案内溝88と対応させてフラップ89が形成され、第1、第2の係合部37、38を係合させるときに、フラップ89が案内溝88に沿って移動させられる。
次に、前記コード単心分離工具31を使用して2心コード21を単心コード部22、23に分離させる方法、すなわち、コード単心分離方法について説明する。
第1のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、まず、作業者は、はさみ、ナイフ等を使用して、第1のコードの各結束帯28(図4)を切断し、剥がす。
次に、第1の保持・切断部51に第1のコードをセットする。この場合、第1のコードのコード径は2.0〔mm〕であるので、作業者は、第1のアーム32を下に、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持し、突出部84の背面に形成された文字によって、対応するコード径が2.0〔mm〕であることを確認し、コード収容部61におけるカッタ63より連結部34側に第1のコードの分岐部p1、p2のうちの一方及び接合部分26を置き、単心コード部収容溝m1、m2に第1のコードの各非接合部分27を置く。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、突出部85の背面に形成された矢印の方向に、単心コード部収容溝m1、m2から突出している第1のコードの各非接合部分27を引き出す。
これにより、第1のコードの融着部25がカッタ63によって切断され、第1のコードが単心コード部22、23に分離させられる。
また、第2のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、まず、作業者は、はさみ、ナイフ等を使用して、第2のコードの各結束帯28を切断し、剥がす。
次に、第2の保持・切断部53に第2のコードをセットする。この場合、第2のコードのコード径は1.5〔mm〕であるので、作業者は、第2のアーム33を下に、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持し、突出部86の背面に形成された文字によって、対応するコード径が1.5〔mm〕であることを確認し、コード収容部71におけるカッタ73より連結部34側に第2のコードの分岐部p1、p2のうちの一方及び接合部分26を置き、単心コード部収容溝m3、m4に第2のコードの各非接合部分27を置く。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、突出部83の背面に形成された矢印の方向に、単心コード部収容溝m3、m4から突出している第2のコードの各非接合部分27を引き出す。
これにより、第2のコードの融着部25がカッタ73によって切断され、第2のコードが単心コード部22、23に分離させられる。
このように、本実施の形態においては、第1の保持・切断部51に第1のコードを、第2の保持・切断部53に第2のコードをセットし、第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、単心コード部収容溝m1、m2から突出している第1のコードの各非接合部分27、又は単心コード部収容溝m3、m4から突出している第2のコードの各非接合部分27を引き出すことによって、2心コード21を単心コード部22、23に容易に分離させることができる。
また、各非接合部分27を引き出す際に、2心コード21に過剰な外力が加わることがなく、しかも、2心コード21には長さ方向に外力が加わるだけで、横方向、すなわち、曲げ方向には外力が加わらないので、2心コード21が破損したり、光ファイバ心線16が切断されたりすることがない。
そして、突出部84、86の背面に形成されたコード径を表す文字に従って2心コード21を第1、第2の保持・切断部51、53にセットすることができるので、非接合部分27及び分離させられた単心コード部22、23を各単心コード部収容溝m1〜m4内に適正に収容することができる。その結果、各非接合部分27を安定させて引き出すことができる。
さらに、第1、第2の係合部37、38を係合させることによって、第1、第2の保持・切断部51、53にセットされた2心コード21がそれぞれ第1、第2の押付部52、54により第1、第2の保持・切断部51、53に押し付けられるので、各非接合部分27を一層安定させて引き出すことができる。したがって、2心コード21を一層確実に単心コード部22、23に分離させることができる。
次に、2心コード21の結束帯28をカットすることができ、2心コード21を単心コード部22、23に分離させることができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図12は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の第1の斜視図、図13は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の第2の斜視図、図14は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の側面図、図15は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の底面図、図16は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の要部拡大図、図17は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の正面図、図18は本発明の第2の実施の形態におけるコード単心分離工具の作動状態を示す図である。
本実施の形態においては、コード径が2.0〔mm〕の第1のコード、及びコード径が1.5〔mm〕の第2のコードを単心コード部22、23(図4)に分離させることができるようになっている。
この場合、第1のコードを単心コード部22、23に分離させるために、前記第1の係合部37の一方の縁部に沿って、第1のコードを保持し、結束帯28をカットし、融着部25(図5)を切断するための第1の保持・切断部151が、前記第2の係合部38の前記第1の保持・切断部151と対向する箇所に、第1のコードを第1の保持・切断部151に押し付けるための第1の押付部152が形成される。また、第2のコードを単心コード部22、23に分離させるために、前記第2の係合部38の前記第1の押付部152と反対側の縁部に沿って、第2のコードを保持し、結束帯28をカットし、融着部25を切断するための第2の保持・切断部153が、前記第1の係合部37の前記第2の保持・切断部153と対向する箇所に、第2のコードを第2の保持・切断部153に押し付けるための第2の押付部154が形成される。
前記第1の保持・切断部151は、第1のアーム32の長手方向に延在させて、かつ、互いに隣接させて形成された、第1のコードを収容するための溝状のコード収容部61、161、及び該コード収容部61、161間に形成された第1の区画要素としての区画壁162を備える。前記コード収容部61は、コード収容部61の幅方向における中央において、底から立ち上げて、第1のアーム32の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第2の区画要素としての区画壁w1、該区画壁w1の連結部34側の端部、すなわち、後端に埋込み等によって配設され、第1のコードの融着部25を切断する第1の切断要素としての金属製のカッタ63、及び前記区画壁w1によって区画形成され、分離させられた単心コード部22、23をそれぞれ収容するための複数の、本実施の形態においては、二つの単心コード部収容溝m1、m2を備える。また、前記コード収容部161は、コード収容部161の幅方向における中央において、底から立ち上げて、所定の長さにわたり延在させて形成され、第1のコードの結束帯28をカットする第2の切断要素としての金属製のカッタ163を備える。なお、本実施の形態においては、金属製のカッタ63、163が配設されるようになっているが、セラミック等から成るカッタを配設することもできる。
また、前記第1の押付部152は、前記単心コード部収容溝m1、m2と対応させて、第2のアーム33の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第1の押え要素としての凸部d1、d2、該凸部d1、d2より後方において、湾曲させて形成された第2の押え要素としての垂下フラップ192、及び前記コード収容部161と対応させて、第2のアーム33の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第3の押え要素としての凸部d11を備え、前記凸部d1、d2間に第1の区画要素収容部としての区画壁収容溝h1が、凸部d1、d11間に第2の区画要素収容部としての区画壁収容溝h11が形成される。
そして、図18に示されるように、前記第1、第2の係合部37、38を係合させると、第1の保持・切断部151と第1の押付部152とが係合させられ、第1のコードの結束帯28をカットする場合、コード収容部161内に凸部d11が進入させられ、該凸部d11によって第1のコードがカッタ163に押し付けられる。また、第1のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、単心コード部収容溝m1、m2内に凸部d1、d2が進入させられ、該凸部d1、d2によって単心コード部22、23が第1の保持・切断部151に押し付けられ、凸部d1、d2より後方において、垂下フラップ192によって第1のコードが第1の保持・切断部151に押し付けられる。
前記第2の保持・切断部153は、第2のアーム33の長手方向に延在させて、かつ、互いに隣接させて形成された、第2のコードを収容するための溝状のコード収容部71、171、及び該コード収容部71、171間に形成された第1の区画要素としての区画壁172を備える。前記コード収容部71は、コード収容部71の幅方向における中央において、底から立ち上げて、第2のアーム33の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第2の区画要素としての区画壁w2、該区画壁w2の連結部34側の端部、すなわち、後端に埋込み等によって配設され、第2のコードの融着部25を切断する第1の切断要素としての金属製のカッタ73、及び前記区画壁w2によって区画形成され、分離させられた単心コード部22、23をそれぞれ収容するための複数の、本実施の形態においては、二つの単心コード部収容溝m3、m4を備える。また、前記コード収容部171は、コード収容部171の幅方向における中央において、底から立ち上げて、所定の長さにわたり延在させて形成され、第2のコードの結束帯28をカットする第2の切断要素としての金属製のカッタ173を備える。なお、本実施の形態においては、金属製のカッタ73、173が配設されるようになっているが、セラミック等から成るカッタを配設することもできる。
また、前記第2の押付部154は、前記単心コード部収容溝m3、m4と対応させて、第1のアーム32の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第1の押え要素としての凸部d3、d4、該凸部d3、d4より後方において、湾曲させて形成された第2の押え要素としての垂下フラップ193、及び前記コード収容部171と対応させて、第1のアーム32の先端から所定の長さにわたり延在させて形成された第3の押え要素としての凸部d12を備え、前記凸部d3、d4間に第1の区画要素収容部としての区画壁収容溝h2が、凸部d3、d12間に第2の区画要素収容部としての区画壁収容溝h12が形成される。
そして、図18に示されるように、前記第1、第2の係合部37、38を係合させると、第2の保持・切断部153と第2の押付部154とが係合させられ、第2のコードの結束帯28をカットする場合、コード収容部171内に凸部d12が進入させられ、凸部d12によって第2のコードがカッタ173に押し付けられる。また、第2のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、単心コード部収容溝m3、m4内に凸部d3、d4が進入させられ、該凸部d3、d4によって単心コード部22、23が第2の保持・切断部153に押し付けられ、凸部d3、d4より後方において、垂下フラップ193によって第2のコードが第2の保持・切断部153に押し付けられる。
なお、前記コード収容部161及び単心コード部収容溝m1、m2の幅は、それぞれ、コード収容部171及び単心コード部収容溝m3、m4の幅より大きく設定される。
このように、作業者は、第1のコードの結束帯28をカットしたり、第1のコードを単心コード部22、23に分離させたりする場合、第1のアーム32を下に、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持することによって、第1の保持・切断部151に第1のコードをセットすることができ、第2のコードの結束帯28をカットしたり、第2のコードを単心コード部22、23に分離させたりする場合、第2のアーム33を下に、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持することによって、第2の保持・切断部153に第2のコードをセットすることができる。
なお、183は第1のアーム32の先端において幅方向に突出させて形成された肉厚の突出部、184は第2のアーム33の先端において幅方向に突出させて、かつ、前記突出部183と対向させて形成された肉薄の突出部、185は第2のアーム33の先端において幅方向に突出させて形成された肉厚の突出部、186は第1のアーム32の先端において幅方向に突出させて、かつ、前記突出部185と対向させて形成された肉薄の突出部である。そして、前記突出部183、184の互いに対向する面に、前記第1の保持・切断部151及び第1の押付部152が、前記突出部185、186の互いに対向する面に、前記第2の保持・切断部153及び第2の押付部154が形成される。
突出部183におけるコード収容部61、161より後方には、第1のコードを支持する支持部としてのプレート部196が後方に向けて延在させて形成され、突出部185におけるコード収容部71、171より後方には、第2のコードを支持する支持部としてのプレート部197が後方に向けて延在させて形成される。
そして、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持して第1のコードを単心コード部22、23に分離させる際に見えるように、第1のコードをセットする箇所であることを表す「コード」の文字が、前記プレート部196におけるコード収容部61より後方に形成され、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持して第1のコードの結束帯28をカットする際に見えるように、第1のコードをセットする箇所であることを表す「結束帯」の文字が、プレート部196におけるコード収容部161より後方に形成される。さらに、第1の保持・切断部151にセットされる第1のコードを引き出す方向を示す矢印、及び第1のコードのコード径を表す「2.0mm」の文字が、突出部184の背面に形成される。
また、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持して第2のコードを単心コード部22、23に分離させる際に見えるように、第2のコードをセットする箇所であることを表す「コード」の文字が、前記プレート部197におけるコード収容部71より後方に形成され、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持して第2のコードの結束帯28をカットする際に見えるように、第2のコードをセットする箇所であることを表す「結束帯」の文字が、プレート部197におけるコード収容部171より後方に形成される。さらに、第2の保持・切断部153にセットされる第2のコードを引き出す方向を示す矢印、及び第2のコードのコード径を表す「1.5mm」の文字が突出部186の背面に形成される。
次に、前記コード単心分離工具31を使用して2心コード21を単心コード部22、23に分離させるコード単心分離方法について説明する。
第1のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、まず、作業者は、コード単心分離工具31に第1のコードをセットする。この場合、第1のコードのコード径は2.0〔mm〕であるので、作業者は、第1のアーム32を下に、第2のアーム33を上にしてコード単心分離工具31を把持し、突出部184の背面に形成された文字によって、対応するコード径が2.0〔mm〕であることを確認し、プレート部196に形成された「結束帯」の文字に従って、第1のコードの結束帯28(図4)をコード収容部161内のカッタ163と対応する位置に置くことによって、コード収容部161に第1のコードをセットする。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させる。これにより、第1のコードの結束帯28がカッタ163によってカットされる。次に、作業者は、コード収容部161から第1のコードを取り出し、カットされた結束帯28を剥がす。
そして、プレート部196に形成された「コード」の文字に従って、コード収容部61におけるカッタ63より連結部34側に第1のコードの分岐部p1、p2のうちの一方及び接合部分26を置き、単心コード部収容溝m1、m2に第1のコードの各非接合部分27を置く。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、突出部184の背面に形成された矢印の方向に、単心コード部収容溝m1、m2から突出している第1のコードの各非接合部分27を引き出す。
これにより、第1のコードの融着部25がカッタ63によって切断され、第1のコードが単心コード部22、23に分離させられる。
また、第2のコードを単心コード部22、23に分離させる場合、まず、作業者は、コード単心分離工具31に第2のコードをセットする。この場合、第2のコードのコード径は1.5〔mm〕であるので、作業者は、第2のアーム33を下に、第1のアーム32を上にしてコード単心分離工具31を把持し、突出部185の背面に形成された文字によって、対応する径が1.5〔mm〕であることを確認し、プレート部197に形成された「結束帯」の文字に従って、第2のコードの結束帯28をコード収容部171内のカッタ173と対応する位置に置くことによって、コード収容部171に第2のコードをセットする。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させる。これにより、第2のコードの結束帯28がカッタ173によってカットされる。次に、作業者は、コード収容部171から第2のコードを取り出し、カットされた結束帯28を剥がす。
そして、プレート部197に形成された「コード」の文字に従って、コード収容部71におけるカッタ73より連結部34側に第2のコードの分岐部p1、p2のうちの一方及び接合部分26を置き、単心コード部収容溝m3、m4に第2のコードの各非接合部分27を置く。
続いて、作業者は、第1、第2のアーム32、33の先端を指で押すことによって第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、突出部186の背面に形成された矢印の方向に、単心コード部収容溝m3、m4から突出している第2のコードの各非接合部分27を引き出す。
これにより、第2のコードの融着部25がカッタ73によって切断され、第2のコードが単心コード部22、23に分離させられる。
このように、本実施の形態においては、コード収容部161に第1のコードを、コード収容部171に第2のコードをセットし、第1、第2の係合部37、38を係合させることによって、第1、第2のコードの結束帯28をカットすることができるので、はさみ、ナイフ等を使用する必要がない。したがって、2心コード21を単心コード部22、23に分離させる際の作業効率を向上させることができる。
また、コード収容部61に第1のコードを、コード収容部71に第2のコードをセットし、第1、第2の係合部37、38を係合させ、その状態で、単心コード部収容溝m1、m2から突出している第1のコードの各非接合部分27、又は単心コード部収容溝m3、m4から突出している第2のコードの各非接合部分27を引き出すことによって、2心コード21を単心コード部22、23に容易に分離させることができる。
さらに、各非接合部分27を引き出す際に、2心コード21に過剰な外力が加わることがなく、しかも、2心コード21には長さ方向に外力が加わるだけで、曲げ方向には外力が加わらないので、2心コード21が破損したり、光ファイバ心線16(図3)が切断されたりすることがない。
そして、突出部184、186の背面に形成されたコード径を表す文字に従って2心コード21を第1、第2の保持・切断部151、153にセットすることができるので、非接合部分27及び分離させられた単心コード部22、23を各単心コード部収容溝m1〜m4内に適正に収容することができる。その結果、各非接合部分27を安定させて引き出すことができる。
また、第1、第2の係合部37、38を係合させることによって、コード収容部161、171にセットされた2心コード21が凸部d11、d12によりそれぞれカッタ63、73に押し付けられるので、結束帯28を確実にカットすることができる。さらに、第1、第2の係合部37、38を係合させることによって、コード収容部61にセットされた2心コード21が凸部d1、d2及び垂下フラップ192により第1の保持・切断部151に押し付けられ、コード収容部71にセットされた2心コード21が凸部d3、d4及び垂下フラップ193によって第2の保持・切断部153に押し付けられるので、各非接合部分27を一層安定させて引き出すことができる。したがって、2心コード21を単心コード部22、23に確実に分離させることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
22、23 単心コード部
25 融着部
27 非接合部分
31 コード単心分離工具
32、33 第1、第2のアーム
34 連結部
37、38 第1、第2の係合部
51、151 第1の保持・切断部
52、152 第1の押付部
53、153 第2の保持・切断部
54、154 第2の押付部

Claims (8)

  1. 複数の単心コード部から成る光ファイバコードを、融着部を切断することによって単心コード部に分離させるためのコード単心分離工具において、
    (a)第1のアームと、
    (b)第2のアームと、
    (c)前記第1、第2のアームを連結する連結部とを有するとともに、
    (d)前記第1のアームに第1の係合部が、前記第2のアームに第2の係合部が形成され、
    (e)前記第1の係合部に、前記光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための保持・切断部が、前記第2の係合部に、光ファイバコードを保持・切断部に押し付けるための押付部が形成され、
    (f)前記光ファイバコードは、前記第1、第2の係合部間から、単心コード部が融着されていない非接合部分を引き出すことによって、単心コード部に分離させられることを特徴とするコード単心分離工具。
  2. 前記保持・切断部は、分離させられた単心コード部を収容するための単心コード部収容溝を備える請求項1に記載のコード単心分離工具。
  3. 前記保持・切断部は、光ファイバコードを収容し、光ファイバコードの結束帯をカットするためのコード収容部、及び分離させられた単心コード部を収容するための単心コード部収容溝を備える請求項1又は2に記載のコード単心分離工具。
  4. 前記押付部は、第1、第2の係合部の係合に伴って単心コード部収容溝内に進入させられる凸部を備える請求項2に記載のコード単心分離工具。
  5. 前記押付部は、第1、第2の係合部の係合に伴って単心コード部収容溝内に進入させられる凸部、及び第1、第2の係合部の係合に伴ってコード収容部内に進入させられる凸部を備える請求項3に記載のコード単心分離工具。
  6. (a)前記第1の係合部に、前記光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための第1の保持・切断部が、前記第2の係合部に、前記第1の保持・切断部によって保持される光ファイバコードと異なるコード径を有する光ファイバコードを保持し、前記融着部を切断するための第2の保持・切断部が形成され、
    (b)前記第2の係合部に、前記第1の保持・切断部と対向させて、光ファイバコードを第1の保持・切断部に押し付けるための第1の押付部が、前記第1の係合部に、前記第1の保持・切断部によって保持される光ファイバコードと異なるコード径を有する光ファイバコードを第2の保持・切断部に押し付けるための第2の押付部が形成される請求項1に記載のコード単心分離工具。
  7. 前記第1、第2のアームの所定の箇所に、コード径を表す文字が形成される請求項6に記載のコード単心分離工具。
  8. 第1、第2のアーム、及び該第1、第2のアームを連結する連結部を有し、第1のアームに第1の係合部が、前記第2のアームに第2の係合部が形成されたコード単心分離工具によって、複数の単心コード部から成る光ファイバコードを、融着部を切断することによって単心コード部に分離させるためのコード単心分離方法において、
    (a)前記第1の係合部に形成された保持・切断部に光ファイバコードをセットし、
    (b)第1、第2の係合部を係合させ、
    (c)前記第2の係合部に形成された押付部によって光ファイバコードを保持・切断部に押し付け、
    (d)前記第1、第2の係合部間から、単心コード部が融着されていない非接合部分を引き出すことによって、光ファイバコードを単心コード部に分離させることを特徴とするコード単心分離方法。
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