JPH0711390Y2 - イグニッションスイッチ装置 - Google Patents

イグニッションスイッチ装置

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JPH0711390Y2
JPH0711390Y2 JP1988169674U JP16967488U JPH0711390Y2 JP H0711390 Y2 JPH0711390 Y2 JP H0711390Y2 JP 1988169674 U JP1988169674 U JP 1988169674U JP 16967488 U JP16967488 U JP 16967488U JP H0711390 Y2 JPH0711390 Y2 JP H0711390Y2
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JP
Japan
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slider
key
shift lever
switch device
ignition switch
Prior art date
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Application number
JP1988169674U
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JPH0291126U (ja
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勲 越智
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U-SHINLTD.
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U-SHINLTD.
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、自動車のイグニッションスイッチ装置の改
良に関する。
〈従来の技術〉 例えば、自動車の走行中にキーをオフ位置方向に戻し回
動してエンジンを停止させたり、自動変速機付きのもの
において、駐車中にシフトレバーが走行位置に操作され
たりすることは危険である。そこで、これを防止する機
構をイグニッションスイッチ装置に組み込むことが行わ
れており、その一例を実施例の第3図と第4図を流用し
て説明する。
図において、5はキーと共に回動するカム部材、5aはカ
ム部材5に形成されている突部、6は第1のスライダ
ー、7は第2のスライダーである。第1のスライダー6
は上下方向に移動可能なもので、キーをオフ位置方向に
戻し回動すると突部5aで下に押されるようになってお
り、従来はこの第1のスライダー6を図示しないスプリ
ングによって上向きに付勢している。また、第2のスラ
イダー7はシフトレバーに連動して図の紙面に垂直な方
向に移動するように構成されている。第3図はキーがオ
ン位置にある時、第4図はオフ位置にある時をそれぞれ
示しており、第2のスライダー7の上面には、シフトレ
バーがパーキング位置やニュートラル位置にある時にの
み、突部5aで押された第1のスライダー6が挿入係止さ
れる係止凹部7aが設けられている。
すなわち、シフトレバーがパーキング位置やニュートラ
ル位置にある時でないと、第1のスライダー6は突部5a
で押されても第2のスライダー7の上面に当たって移動
できず、キーをオフ位置に戻し回動することができな
い。またキーがオフ位置にある時には、第1のスライダ
ー6が突部5aで押されたままで係止凹部7aから抜けない
ため第2のスライダー7が移動できず、シフトレバーを
操作できないのである。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のように、従来は第1のスライダー6をスプリング
によって上向きに付勢しているため、それだけ部品点数
が多く、構造も複雑で組み立て工数が増えてコストアッ
プとなる。また、スプリングの収納スペースを必要とし
てそれだけ大型化し、更にスプリングの折れによってシ
フトレバーが操作不能になるなどの問題があった。
この考案はこれらの点に着目し、スプリングをなくして
スプリングが関係する上記の問題点を解決することを目
的としてなされたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この考案は、シフトレバ
ーがパーキング及び/またはニュートラル位置にある時
に第1のスライダーが挿入係止されてキーの戻し回動を
可能とし、同時に第2のスライダーをその位置に保持す
る係止凹部を第2のスライダーに設けたイグニッション
スイッチ装置において、第1のスライダーと第2のスラ
イダーとの係止部分に傾斜面を設け、この傾斜面によっ
てシフトレバーを操作した時に第1のスライダーをカム
部材方向に押し戻す付勢力を発生させるようにしてい
る。
〈作用〉 シフトレバーを操作すると、傾斜面によって第1のスラ
イダーをカム部材方向に押し戻す付勢力が発生し、キー
がオン位置方向に回動した時には第1のスライダーが係
止凹部から抜けてシフトレバーの操作が可能となる。な
お、上記の傾斜面は次に説明する実施例のように第1の
スライダーと第2のスライダーの係止凹部の両方に設け
てもよいが、形状を適切に選定することにより、第1の
スライダーと第2のスライダーの少なくともいずれか一
方に設けるだけで、必要な付勢力を発生させることがで
きる。
〈実施例〉 次に、図示の一実施例について説明する。
図において、1はイグニッションスイッチ装置であり、
2はボデー、3はボデー2に組み込まれたシリンダ錠、
4はシリンダ錠3に挿入されたキーで操作されるように
ボデー2に一体に組み付けられたロータリースイッチ部
である。前述のように、5はカム部材、5aはカム部材5
に形成されている突部、6は第1のスライダー、7は第
2のスライダーであり、8はキーを示している。
カム部材5はシリンダ錠3の一部をそのまま利用したも
のもので、突部5aはシリンダ錠3の外周部に形成されて
いる。このカム部材5に対応してボデー2には保持部11
が形成され、この保持部11内に第1のスライダー6が上
下動できるように保持されている。6aはスライダー6の
突起、11aは突起6aが係合している保持部11のガイド溝
である。ボデー2には第1のスライダー6の下部に位置
するようにホルダー12が設けられ、このホルダー12内に
第2のスライダー7が摺動可能に保持されている。この
スライダー7は上面に係止凹部7aが設けられ、またワイ
ヤ13によって図外のシフトレバーに連結されている。係
止凹部7aは、シフトレバーがパーキング及び/またはニ
ュートラル位置にある時に第1のスライダー6が挿入で
きるような位置に設けられており、スライダー6の下端
と係止凹部7aの一端には、第2のスライダー7が図の右
方向に移動した時に第1のスライダー6を上方に押す力
を発生させる向きに傾斜面14及び15がそれぞれ形成され
ている。
なお、第1図は第3図と同じくキー8がオン位置にある
時、第2図は第4図と同じくキー8がオフ位置にある時
をそれぞれ示している。
この実施例は上述のように構成されており、シフトレバ
ーがパーキング位置やニュートラル位置にない第1図の
状態では、係止凹部7aが第1のスライダー6からずれた
位置にあるためスライダー6は下に移動できず、キー8
をオフ位置に戻し回動しようとしても回動させることが
できない。また、第2図のようにシフトレバーがパーキ
ング位置やニュートラル位置にある時には、係止凹部7a
が第1のスライダー6の下に位置しているので、キー8
をオフ位置に戻し回動すると突部5aで押されてスライダ
ー6の先端が係止凹部7aに挿入され、キー8は支障なく
オフ位置に戻し回動される。
一方、第2図の状態では、スライダー6が係止凹部7aに
挿入係止されているので第2のスライダー7は移動でき
ず、シフトレバーを操作することはできない。ここでキ
ー8をオン位置に回動すると第1のスライダー6は突部
5aによる押し動作が解除されて上に移動できる状態とな
り、シフトレバーを操作すると傾斜面14及び15によって
第1のスライダー6が上方に押し上げられ、第2のスラ
イダー7が図の右方向に移動できてシフトレバーの操作
が可能となる。
このように、この実施例ではシフトレバーが走行位置に
ある時にキー8をオフ位置方向に戻し回動したり、エン
ジンが停止しているオフ時にシフトレバーを走行位置に
操作したりすることができず、これらの危険な操作が未
然に防止されるのである。
なお、実施例のイグニッションスイッチ装置に周知の構
造のステアリングロック機構を組み込むことも可能であ
り、この考案のカム部材としてはステアリングロック機
構のカムを利用することができる。またこの場合にはロ
ック位置が上述のオフ位置に対応することになり、走行
中にキーをロック位置に戻し回動したり、あるいはキー
がロック位置にある時にシフトレバーを操作したりする
操作が防止される。
〈考案の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この考案は、第1の
スライダーと第2のスライダーとの係止部分に傾斜面を
設け、この傾斜面で第1のスライダーをカム部材方向に
押し戻す付勢力を発生させるようにしたものである。
従って、従来用いられていたスプリングが不要となり、
部品点数が減少し、構造も簡単となって組み立て工数も
低減され、コストの引き下げが可能となる。また、スプ
リングが不要な分だけ小型化することができ、更にスプ
リングの折れによってシフトレバーが操作不能になるこ
ともなく信頼性が向上すると共に、操作時のフィーリン
グもよくなる等の効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すものであり、第1図及び
第2図は一部破断側面図、第3図及び第4図は腰部を背
面から見た動作説明図である。 1…イグニッションスイッチ装置、3…シリンダ錠、5
…カム部材、5a…突部、6…第1のスライダー、7…第
2のスライダー、7a…係止凹部、8…キー、13…ワイ
ヤ、14,15…傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーのオフ位置方向への戻し回動時にキー
    と共に回動するカム部材の突部で押されて移動するよう
    に構成された第1のスライダーと、シフトレバーに連動
    して移動するように構成された第2のスライダーとを備
    え、シフトレバーがパーキング及び/またはニュートラ
    ル位置にある時に上記第1のスライダーが挿入係止され
    てキーの戻し回動を可能とすると同時に上記第2のスラ
    イダーをその位置に保持する係止凹部を第2のスライダ
    ーに設け、キーがオン位置方向に回動した時には第1の
    スライダーが係止凹部から抜けてシフトレバーの操作が
    可能となるように構成されたイグニッションスイッチ装
    置において、 シフトレバーを操作することによって第1のスライダー
    をカム部材方向に押し戻す付勢力を生ずる傾斜面を第1
    のスライダーと第2のスライダーの係止凹部の少なくと
    もいずれか一方に設けてなるイグニッションスイッチ装
    置。
JP1988169674U 1988-12-29 1988-12-29 イグニッションスイッチ装置 Expired - Lifetime JPH0711390Y2 (ja)

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JP1988169674U JPH0711390Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 イグニッションスイッチ装置

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JP1988169674U JPH0711390Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 イグニッションスイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0291126U JPH0291126U (ja) 1990-07-19
JPH0711390Y2 true JPH0711390Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31459946

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JP1988169674U Expired - Lifetime JPH0711390Y2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 イグニッションスイッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715075Y2 (ja) * 1988-06-01 1995-04-10 株式会社東海理化電機製作所 自動変速機用イグニッションスイッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0291126U (ja) 1990-07-19

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