JP3996666B2 - 自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機のシフトロック装置、即ち運転者による所定操作が行われない限り、シフトレバーの駐車位置から他の揺動位置へのシフト操作を禁止するシフトロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される自動変速機には、例えばP,R,N,D,S,L等の複数のレンジが設けられ、運転者によるシフトレバーの揺動操作によりこれらのレンジが選択されるようになっているが、この種の自動変速機には、PレンジからDレンジ等の走行レンジへの不用意なシフト操作により車両が不意に発進するといった事態を防止するためのシフトロック装置が備えられる。
【0003】
このシフトロック装置は、一般に、運転席側方等に配置され、上記シフトレバーを備えるシフト操作部と、運転席前方のステアリングハンドルの下方等に配置され、運転者による始動キーの回動操作が行なわれるキー操作部との間にケーブルを軸方向に移動可能に配設し、上記キー操作部に備えられたキーシリンダから始動キーが抜き取り可能となる回動位置(LOCK)に該キーが回動操作されたときには上記ケーブルの移動を規制して、Pレンジ位置にあるシフトレバーの該Pレンジ位置から他のレンジ位置への揺動操作を禁止する一方、エンジンが始動される回動位置(START)を含む他の回動位置に始動キーが回動操作されたときには上記ケーブルの移動規制を解除して、上記シフトレバーのPレンジ位置から他のレンジ位置への揺動操作を可能とするように構成されている。
【0004】
また、この種のシフトロック装置には、上記のようなキー操作部におけるケーブルロック機構に加えて、さらに安全のため、ブレーキペダルが踏み込まれていないときには上記ケーブルの軸方向の移動を規制するブレーキ操作連動のケーブルロック機構が併設されるのが通例であり、これにより、例えばエンジンが始動され、かつブレーキペダルが踏み込まれたときに初めてケーブルが移動可能となって、シフトレバーをPレンジ位置から他のレンジ位置に揺動させることが可能となる。
【0005】
その場合に、上記キー操作部におけるケーブルロック機構の構成として、特公平3−53135号公報に開示されたものがある。このケーブルロック機構は、図11及び図12に示すように、ステアリングシャフトaを内嵌するステアリングコラムbに横方向に延びる円筒状のケース部cを形成し、このケース部cの内部にキーシリンダdを介して始動キーeの回動操作に伴い回動するカムfと、このカムfの回動により該カムfの回動軸心に対して横方向に従動されるロック部材gとを備えると共に、ステアリングコラムbの長手方向に長穴hを設け、この長穴hに摺動部材iを内装して、該摺動部材iに一端がシフト操作部側に導かれたケーブルjの他端を連結する。そして、始動キーeが抜き取り可能となる回動位置に回動されたときには、その始動キーeの回動操作に伴いカムfが回動されてロック部材gが長穴hに突出し、これにより上記摺動部材iの孔kにロック部材gが係合してケーブルjの移動が規制される一方で、始動キーeが他の回動位置に回動されたときには、その始動キーeの回動操作に伴いカムfが逆回りに回動されてロック部材gが長穴hから退き、これにより上記摺動部材iの孔kとロック部材gとの係合が解除されてケーブルjの移動が許容されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報開示のケーブルロック機構においては、ケーブルjの移動を規制し又は該規制を解除するロック部材gが、キー操作により回動されるカムfの回動軸心に対して垂直方向に移動するように配置されているので、キー操作部としての外形寸法が上記カムfの回動軸心の周囲において大きくなり、また、このキー操作部が運転席前方のステアリングハンドルの下方等に配置され、かつキーが略水平方向にキーシリンダに差し込まれて回動されること、つまり上記カムfの回動軸心が略水平方向に延びることから、例えば上記ロック部材gを上下方向に移動するように配置した場合では、同じくステアリングハンドルの下方に配置されるニープロテクターと干渉する等、他の装置や部材とのレイアウト性が低下するという不具合がある。
【0007】
そこで、本発明は、従来のシフトロック装置における上記不具合に対処するもので、キー操作部におけるケーブルロック機構のレイアウト性を改善することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
まず、本願の請求項1に記載の発明(以下「第1発明」という。)は、運転者のキー操作により始動キーが複数の回動位置に回動されるキー操作部と、運転者のシフト操作によりシフトレバーが少なくとも駐車位置と走行位置とを含む複数の揺動位置に揺動されるシフト操作部と、上記キー操作部とシフト操作部との間に軸方向に移動可能に配設されたケーブル部材とを有し、上記キー操作部における始動キーの所定の回動位置への回動操作により上記ケーブル部材の移動を規制して上記シフト操作部におけるシフトレバーの駐車位置から他の揺動位置への揺動操作を禁止するように構成された自動変速機のシフトロック装置であって、上記キー操作部に、ステアリングコラムに支持されたケース部材と、該ケース部材に内包され、上記始動キーの回動操作に伴って該キーの回動軸心と同軸に回動されるカム部材と、上記ケース部材の外周面に形成され、上記カム部材の回動軸心と平行に延びる溝部と、該溝部に移動自在に嵌合され、上記カム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動される移動部材と、上記ケース部材の外周面に組み付けられ、上記溝部と交差する方向に延びる収容部材と、上記ケーブル部材のキー操作部側の端部に設けられ、上記収容部材に移動自在に収容された移動規制部材とが備えられ、上記移動部材は、上記始動キーの上記所定回動位置への回動操作により上記移動規制部材の移動を規制する位置に移動され、上記始動キーの他の回動位置への回動操作により上記移動規制部材の移動規制を解除する位置に移動されると共に、上記移動規制部材は、上記収容部材に収容された状態で該収容部材が上記ケース部材の外側からかつケーブル部材の軸方向と交わる方向から上記ケース部材の外周面に組み付けられることにより、上記ケース部材に取り付けられていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明(以下「第2発明」という。)は、上記第1発明において、カム部材は、その回動軸心と交差する面内にカム部を有する端面カムであると共に、移動部材は、上記カム部材の回動軸心と平行に移動可能に配置され、かつ一端が上記カム部材のカム部に当接するように他端側から付勢されていることにより、上記移動部材が上記カム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動されるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
一方、請求項3に記載の発明(以下「第3発明」という。)は、上記第1発明において、移動規制部材は、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンの押し操作を解除すると移動部材の移動を許容する位置に移動され、上記シフトボタンを押し操作すると移動部材の移動を規制する位置に移動されることを特徴とする。
【0012】
そして、請求項4に記載の発明(以下「第4発明」という。)は、上記第1発明において、収容部材をケース部材の外周面に組み付けている作業中に、収容部材をケース部材の外周面に係止するための部位が収容部材及びケース部材の外周面に設けられていることを特徴とする。
【0013】
上記の構成により、本願の各発明によれば次のような作用が得られる。
【0014】
まず、第1〜第4発明のいずれにおいても、キー操作部における始動キーの回動軸心と、該キーの回動操作に伴って回動されるカム部材の回動軸心とが同じとされ、かつ、該カム部材の回動に伴ってケーブル部材のキー操作部側の端部に設けられた移動規制部材の移動を規制する位置と該規制を解除する位置とに移動される移動部材の移動方向が上記カム部材の回動軸心ないし始動キーの回動軸心と平行とされているので、キー操作部の外形寸法が上記カム部材の回動軸心の周囲において大きくなることが回避され、その結果、ステアリングハンドル下方におけるこのキー操作部と他の装置や部材とのレイアウト性が改善されることになる。また、上記移動規制部材は、収容部材に収容された状態で該収容部材がケース部材の外側からかつケーブル部材の軸方向と交わる方向から上記ケース部材の外周面に組み付けられることにより上記ケース部材に取り付けられているので、ケーブル部材にはその軸方向の力が作用せず、該ケーブル部材が座屈する虞がない。また、座屈が生じないことに加えて、ケーブル部材の取付部位がケース部材の裏側に配置されずに下面や側面に配置されることになり、したがって、作業の目視確認が可能で、作業が容易化することになる。
【0015】
その場合に、第2発明によれば、上記カム部材がその回動軸心と交差する面内にカム部を有する端面カムとされ、かつ、移動部材が、この端面カムの回動軸心と平行に移動可能に配置されて上記カム部に一端が当接するように他端側から付勢されているので、簡素な構成で上記移動部材をカム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動させることが可能となる。
【0016】
一方、第3発明によれば、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンの押し操作を解除すると、つまりシフトレバーが駐車位置に揺動されてシフトロックを作動させるべき場合には、移動部材の移動が許容されて、該移動部材が上記のようにケーブル部材の移動を規制する位置に移動可能とされるが、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンを押し操作すると、つまり始動キーが回動操作されてシフトレバーが走行レンジ等にこれから揺動される場合には、移動部材の移動が移動規制部材によって規制されるようになっている。そして、この移動部材の移動が規制されると、該移動部材をそのカム部を介して移動させるカム部材の回動が阻止されることになり、その結果、シフトレバーが駐車位置に揺動されてシフトボタンの押し操作が解除されなければ始動キーの抜き取りを禁止するキーインターロックが実現されることになる。
【0017】
そして、第4発明によれば、収容部材をケース部材の外周面に組み付けている作業中に、収容部材をケース部材の外周面に係止するための部位が収容部材及びケース部材の外周面に設けられているので、ケース部材の外側からケース部材の外周面に対接させた収容部材がケース部材側に係止されることになって落下することがなく、組付作業中に手を休めたり、また次の固定作業が容易に行なえることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る自動変速機におけるシフトロック装置の全体概略構成図であって、このシフトロック装置は、車両前後方向に揺動自在のシフトレバー1を備え、運転者による該レバー1の揺動操作によって、車両前方側から順に、P(駐車位置),R(後退位置),N(中立位置),D(1〜4速の自動変速位置),S(1〜3速の自動変速位置),L(1〜2速の自動変速位置)の各レンジが選択されるシフト操作部2と、ステアリングハンドル3を回動自在に支持するステアリングコラム4の比較的上部における下面に配置され、運転者により始動キー5が複数の回動位置に回動操作されるキー操作部6と、これらのシフト操作部2とキー操作部6との間に軸方向に移動可能に配設されたシフトロックケーブル7とを有し、上記キー操作部6で始動キー5が抜き取り可能なLOCK位置にあるときは、該キー操作部6において上記ケーブル7の軸方向の移動が規制されて、上記シフト操作部2におけるシフトレバー1のPレンジから他のレンジへの操作が禁止される一方、始動キー5がその他のAcc(アクセサリ)やON(エンジン電気系統オン)ないしSTART(エンジン始動)の回動位置にあるときには、上記ケーブル7の移動規制が解除されて、シフトレバー1をPレンジから他のレンジへ操作することができるようになっている。
【0020】
また、このシフトロック装置には、上記のキー操作部6におけるケーブルロック装置に加えて、ブレーキペダル8の非踏み込み時には上記ケーブル7の軸方向の移動を規制し、ブレーキペダル8の踏み込み操作によってその規制を解除するように作動するブレーキペダル連動のケーブルロック装置9が併設されており、これにより、上記キー操作部6において始動キー5がLOCK位置以外の他の回動位置にあり、かつブレーキペダル8が踏み込まれている場合にのみ、上記シフト操作部2におけるシフトレバー1のPレンジから他のレンジへの操作が許容されるようになっている。
【0021】
上記シフト操作部2におけるシフトレバー1は、その上部の把手部1aに設けられたシフトボタン1bを押し操作すると、その下部に備えられたシフトピン1cが矢印A方向に下動する一方、上記シフトボタン1bの押し操作を解除したときにはシフトピン1cが矢印B方向に上動するようになっており、特にシフトレバー1がPレンジにあるときに、上記シフトボタン1bの押し操作によって上記シフトピン1cが下動すると、図示しない連動機構により上記ケーブル7が矢印C方向に移動する一方、上記シフトボタン1bの押し操作の解除によって上記シフトピン1cが上動すると、上記ケーブル7が矢印D方向に移動するようになっている。そして、このシフトレバー1は、上記シフトボタン1bを押し操作して、シフトピン1cを下動させなければ、換言すればシフトロックケーブル7がC方向に移動しなければ、上記シフトピン1cが図示しない規制部材に当接して、Pレンジから他のDレンジ等に揺動操作できないようになっている。
【0022】
次に、本発明の特徴部である上記キー操作部6におけるケーブルロック装置の構成について説明する。図2に示すように、このキー操作部6は、上記ステアリングコラム4の比較的上部における下面に図示しない締結部材で支持されたケース部材11を有する。このケース部材11は、運転席から向って右側端部が後方斜め上方を向き、ここに始動キー5の回動操作に伴って作動するキーシリンダ12が備えられて、運転者による該キー5の差し込み口側の端部とされている。このキー操作部6に導かれるケーブル7の端部はステアリングコラム4に沿って下方から上方に延設され、上記ケース部材11内に至っている。
【0023】
図3は上記ケース部材11の底面図であり、図面上、上側が運転席側(以下便宜上前方とする)、下側がエンジンルーム側(同じく後方とする)である。このケース部材11の下面中央部には、該ケース部材11に対しては所定の傾斜角度で、一方ステアリングコラム4に対してはその長手方向と平行に延びる上記ケーブル7端部の収容部13が設けられている。この収容部13は、図4及び図5にも拡大して示すように、上記ケース部材11の下面にそれぞれボルト14,15で固定され、下面が開口する前後一対の中空の取付部材16,17と、該取付部材16,17に下方から組み付けられ、上面が開口する同じく中空の収容部材18とを有し、これらの取付部材16,17と収容部材18とで形成された内部空間内に上記ケーブル7の端部が収容されている。
【0024】
シフトロックケーブル7は、アウタケーブル7aと、該アウタケーブル7a内で移動自在のインナケーブル7bとを備え、アウタケーブル7aの当該端部に取付部材7cが設けられて、この取付部材7cを介して上記シフトロックケーブル7の当該端部が全体として収容部材18側に組み入れられている。インナケーブル7bの先端部には略直方体形状のブロック体19が連結され、該ブロック体19は、収容部13内において、各取付部材16,17の上面16a,17aに突設された前後一対のT字状のレール16b,17bと、収容部材18の下面18aとの間に挟持された状態で、該収容部13の長手方向に摺動する。
【0025】
そして、前述のように、シフトレバー1がPレンジにあるときに、上記シフトボタン1bが押し操作され、これにより上記シフトピン1cが下動してインナケーブル7bが矢印C方向に移動すると、このブロック体19は、図4に鎖線で示すように収容部13の略中間部に位置する一方で、上記シフトボタン1bの押し操作が解除され、これにより上記シフトピン1cが上動してインナケーブル7bが矢印D方向に移動すると、図4に実線で示すように収容部13の前方部に位置するようになっている。
【0026】
前後一対の取付部材16,17の上面16a,17aにおける相互に対向する端部はそれぞれ上方に曲折し、これらの曲折部により、該取付部材16,17ないし収容部13に対しては所定の傾斜角度で、一方ケース部材11に対してはその長手方向と平行に延びる溝部20が形成され、この溝部20に移動自在に略直方体形状の規制部材21が嵌合されている。この規制部材21の下面は、上記インナケーブル7bに連結されたブロック体19の矢印C,D方向の摺動と干渉しないように上記T字レール16b,17bより下方に突出しないが、該下面におけるキーシリンダ12側の部位には、上記T字レール16b,17bより下方に突出して上記ブロック体19の摺動と干渉し得る突起部22が形成されている。
【0027】
その場合に、この突起部22の反キーシリンダ12側の端面22aは、収容部13の長手方向ないし上記ブロック体19の側面と平行に形成されていると共に、ブロック体19が収容部13の前方部に位置したときの該ブロック体19における上記突起部22と対向する角部は、規制部材21の移動方向ないし該突起部22の側面と平行な面19aに面取りされている。
【0028】
また、上記規制部材21のキーシリンダ12側の端部には、取付部材16,17の対向端部で形成された上記溝部20を越えてケース部材11の内部に延びる作用軸部材23が固着されていると共に、規制部材21の反キーシリンダ12側の端部とケース部材11との間にはスプリング24が介装されて、このスプリング24により規制部材21ないし上記作用軸部材23がキーシリンダ12方向に付勢されている。そして、上記作用軸部材23が延びるケース部材11の内部には、運転者のキー操作に伴うキーシリンダ12の作動により該キーシリンダ12と一体に回動するカム部材25が内装されている。
【0029】
このカム部材25は、規制部材21の移動方向と同じケース部材11の長手方向に延び、かつ上記始動キー5ないしキーシリンダ12の回動軸心と同軸に設けられた回動軸25aを有し、該回動軸25aに対して直角に設けられていると共に、反キーシリンダ側の面に所定のプロフィルが形成された端面カムとされて、そのカム面に上記規制部材21の端部の作用軸部材23が上記スプリング24の付勢力によって常時圧接されている。
【0030】
そして、このカム部材25は、図6に示すように、始動キー5が抜き取り可能となるLOCK位置に回動されたときは、そのカム面における厚みの大きな部位(リフト量の大きな部位)25bと上記作用軸部材23とが当接し、これにより、図4に実線で示すように、上記作用軸部材23を介して規制部材21が上記スプリング24の付勢力に抗して反キーシリンダ方向に移動するように回動する一方、始動キー5が図中矢印で示すように上記Lock位置からAcc位置、ON位置又はSTART位置に回動操作されたときには、そのカム面における厚みの小さな部位(リフト量の小さな部位)25cと上記作用軸部材23とが当接し、これにより、図4に鎖線で示すように、上記規制部材21がスプリング24の付勢力によってキーシリンダ方向に移動するように回動する。
【0031】
その場合に、始動キー5がLOCK位置に回動されて、規制部材21が反キーシリンダ方向の位置に移動したときには、該規制部材21の突起部22がシフトロックケーブル7のブロック体19と干渉して該ブロック体19の摺動ないしケーブル7の移動を阻止するように該ブロック体19の摺動経路上に進出する一方、始動キー5がその他の回動位置に回動されて、規制部材21がキーシリンダ方向の位置に移動したときには、上記突起部22がブロック体19の摺動経路から退いて該ブロック体19の摺動ないしケーブル7の移動を許容するようになっている。なお、図6において、カム部材25のカム面で斜線を施した部分25dは、リフト量の大きな部位25bと小さな部位25cとの間で移行する斜面である。
【0032】
次に、このシフトロック装置の作用を説明する。
【0033】
今、車両が停止しており、これからエンジンを始動させるものとする。このとき、シフトレバー1はPレンジ位置にあり、またキーシリンダ12は始動キー5が抜き取り可能なLock位置に回動されて抜き取られた状態にある。したがって、シフトロックケーブル7はD方向に移動しており、キー操作部6のケース部材11内に導かれた該ケーブル7の端部に連結されたブロック体19は、収容部13において、図4に実線で示すように前方部に移動していると共に、規制部材21は、キーシリンダ12を介してのカム部材25の回動により、同じく図4に実線で示すように反キーシリンダ方向に移動して、その突起部22が上記ブロック体19の摺動経路上に進出している。
【0034】
したがって、仮に、この状態のままでシフトレバー1をPレンジからDレンジ等の他のレンジに揺動させようとして、シフトボタン1bを押し操作しても、上記ブロック体19がその摺動経路上に進出した規制部材21の突起部22に上記当り面19aで当接してインナケーブル7bの移動が規制され、シフト操作部2における前述の連動機構のシフトピン1cとの連動が阻止されるため、シフトレバー1における上記シフトピン1cを下動させることができず、その結果、該シフトレバー1をPレンジから他のレンジへシフト操作することができない。これにより、エンジンを始動等する前にシフトレバー1をPレンジから走行レンジ等に操作することが禁止されて、車両が不意に発進するといった事態が回避される。
【0035】
次に、始動キー5をSTART位置まで回動操作してエンジンを始動すると、そのキー5の回動操作に伴いカム部材25がキーシリンダ12を介して回動して、図4に鎖線で示すように、規制部材21がキーシリンダ方向に移動し、その突起部22がブロック体19の摺動経路から退避する。しかし、このままではまだブロック体19ないしケーブル7の移動規制は解除されておらず、ブレーキペダル8を踏み込んで初めて該ケーブル7がC方向に移動可能となる。その結果、シフトレバー1はブレーキペダル8を踏み込んだ状態でDレンジ等の走行レンジ方向に揺動されることになり、不意な発進がより効果的に回避されることになる。
【0036】
そして、シフトレバー1がPレンジから他のレンジに揺動操作されると、ケーブル7はC方向に移動した状態で停止し、ケース部材11内のブロック体19は図4に鎖線で示すように収容部13の中間部に位置して停止する。このとき、ブロック体19は、取付部材16,17間に形成された溝部20を横切った状態で停止し、その結果、該溝部20に沿って移動する規制部材21の上記退避位置(キーシリンダ側の位置)から進出位置(反キーシリンダ側の位置)への移動が、上記ブロック体19の側面と、該側面に平行な規制部材21の突起部22の端面22aとの当接により阻止されることになる。これにより、シフトレバー1をPレンジに操作しなければ、始動キー5の抜き取りを禁止するキーインターロックが実現することになる。
【0037】
その場合に、上記のシフトロック時及びキーインターロック時におけるブロック体19と規制部材21の突起部22との当接は、それぞれ他方の側面に対して平行な面19a,22aで当接するので、このような当り面19a,22aを設けず、角部で当接する場合のように、該角部の一点に当接力が集中して、他方の側面ないし部材を損傷するといった不具合が回避されることになる。
【0038】
また、このキー操作部6においては、ケース部材11に内包されたカム部材25が端面カムとされると共に、始動キー5の回動軸心と、キーシリンダ12の回動軸心と、上記カム部材25の回動軸25aとが同軸に設定されており、かつ該カム部材25の回動によってケーブル7の移動を規制し又は該規制を解除するように移動される規制部材21の移動経路、換言すれば前後一対の取付部材16,17の対向端部で形成された溝部20の延設方向が上記回動軸心と平行に設けられているから、規制部材21の移動経路を上記回動軸心と直交する方向に設ける場合に比べて、ケース部材11の径をより小さくすることができることになる。そして、図1及び図2に示すように、このケース部材11がステアリングハンドル3の下方で長手方向を略水平にして配置されているので、図中矢印Eで示すように、例えばニープロテクタ等の他の部材が配置されるステアリングコラム4の下方空間においてより大きなスペースが確保されることになり、このキー操作部6周辺のレイアウト性が向上することになる。
【0039】
次に、上記収容部13を構成する取付部材16,17と収容部材18との組付けに係る構成を上記図4、図5及び図7ないし図9の拡大図を参照して説明する。
【0040】
まず、取付部材16,17は、それぞれ上記T字レール16b,17bが形成された上面16a,17aと、該上面16a,17aの側縁部から下方に延びる壁部16c,16c;17c,17cとを有し、前方の取付部材16の前端壁部16c’には切欠き16dが設けられている。一方、後方の取付部材17の後部は幅方向に拡張され、その後端壁部17dの中央部は上記の側縁部の壁部16c,16c;17c,17cの幅と略同じ幅の切欠き17eが設けられていると共に、該後端壁部17dの外面には上記切欠き17eを取り巻いて矩形の凹部17fが形成されている。
【0041】
一方、収容部材18は、扁平な下面18aと、該下面18aの側縁部から上方に延びる壁部18b,18bとを有し、前方の端部からは上記取付部材16の切欠き16dと係合する爪部18cが設けられている。一方、後方の端部に近い部位における両側部には、上下方向に延び、かつ上記取付部材17の後端壁部17dの切欠き17eと嵌合し合う凹部18e,18eが形成されていると共に、該凹部18e,18eよりやや前方の部位における両側の壁部18b,18bには、上端部から下面18aにまで及ぶ切欠き18f,18fが設けられている。
【0042】
そして、この収容部材18が、上記切欠き18f,18fより前方の部分が取付部材16,17の外側に、上記切欠き18f,18fより後方の部分が後方の取付部材17における拡張端部17gの内側にそれぞれ位置するように組み付けられている。その場合に、収容部材18の切欠き18f,18fは、後方の取付部材17の拡張端部17gを跨ぎ、かつ、前方の取付部材16の切欠き16dと収容部材18の爪部18cとが係合し合い、また後方の取付部材17における後端壁部17dの切欠き17eと収容部材18の凹部18e,18eとが嵌合し合い、さらに該取付部材17における後端壁部17dの凹部17fに、収容部材18における上記凹部18e,18eより後方側でケーブル7が外方に向って延びる後端部18gの一部が嵌り込んでいる。
【0043】
そして、この状態で、前方への付勢力を有する板バネ部31a,31aが設けられたクリップ31が、後方の取付部材17における後端壁部17dの内面と、収容部材18の上記凹部18e,18eとの間に介装され、これにより、収容部材18が取付部材16,17に対して前方に付勢されて固定され、これらの部材16,17,18によって収容部13が構成されている。
【0044】
次に、この収容部材18の取付部材16,17への組み付け方法、換言すればシフトロックケーブル7のケース部材11への取り付け方法を図10も参照しながら説明する。
【0045】
まず、先にシフトロックケーブル7の一端を収容部材18に収容しておき、該収容部材18をその上面の開口を上に向けた状態で図10に矢印Fで示すように取付部材16,17に対して下方から対接させる。その場合に、収容部材18の凹部18e,18eが後方の取付部材17の後端壁部17dにおける切欠き17eに嵌合し、収容部材18の切欠き18f,18fが上記取付部材17の拡張端部17gを跨ぐように当接させる。
【0046】
この場合、シフトロックケーブル7は収容部材18内で所定長さだけその軸方向が該収容部材18の長さ方向に沿って収容されているから、この収容部材18を取付部材16,17ないしケース部材11の下面に下方から対接させる場合に、上記ケーブル7にはその軸方向の力が作用せず、該ケーブル7が座屈する虞がない。
【0047】
そして、この状態から収容部材18を図10に矢印Gで示すように前方に水平移動させると、上記のように、収容部材18の凹部18e,18eが取付部材17の切欠き17eに嵌合し、かつ、収容部材18の切欠き18f,18fが取付部材17の拡張端部17gを跨いだ状態のままで、収容部材18の爪部18cが前方の取付部材16の切欠き16dに係合し、かつ、収容部材18の後端部18gの前面が取付部材17の凹部17fに嵌り込む。したがって、下方から対接させた収容部材18がケース部材11側に前後2箇所で係止されることになって落下することがなく、取付作業中に手を休めたり、また次の固定作業が容易に行なえることになる。
【0048】
然る後、クリップ31を、後方の取付部材17の後端壁部17dの内面と、収容部材18の凹部18e,18eとの間に生じた空間に差し込んで、収容部材18を取付部材16,17ないしケース部材11に固定する。
【0049】
そして、この実施の形態においては、図1又は図2に示すように、シフトロックケーブル7がエンジンルーム側からステアリングコラム4に沿って上方かつ運転席側に延びたのち、このキー操作部6にエンジンルーム側から導かれている。したがって、上記ケーブル7の端部を軸方向にケース部材11に押し込むようにすると、該ケーブル7に座屈が起こり易くなると共に、作業者が運転席側から作業する場合に、その取付部位が裏側になるので目視確認できず、作業が難行することになる。これに対し、このキー操作部6の構成では、同じくケーブル7をケース部材11の裏側から外方に突出させるように取り付けるのであるが、そのケーブル7の組付け方向が、該ケーブル7の軸方向ではなく、上記のように、該ケーブル7の軸方向と交わる方向からとなるので、座屈が生じないことに加えて、その取付部位が裏側に配置されずに下面や側面に配置されることになり、したがって、作業の目視確認が可能で、作業が容易化することになる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る自動変速機のシフトロック装置によれば、キー操作部における始動キーの回動軸心と、該キーの回動操作に伴って回動されるカム部材の回動軸心とが同じとされ、かつ、該カム部材の回動に伴ってケーブル部材のキー操作部側の端部に設けられた移動規制部材の移動を規制する位置と該規制を解除する位置とに移動される移動部材の移動方向が上記カム部材の回動軸心ないし始動キーの回動軸心と平行とされているので、キー操作部の外形寸法が上記カム部材の回動軸心の周囲において大きくなることが回避され、その結果、ステアリングハンドル下方におけるこのキー操作部と他の装置や部材とのレイアウト性が改善されることになる。また、上記移動規制部材は、収容部材に収容された状態で該収容部材がケース部材の外側からかつケーブル部材の軸方向と交わる方向から上記ケース部材の外周面に組み付けられることにより上記ケース部材に取り付けられているので、ケーブル部材にはその軸方向の力が作用せず、該ケーブル部材が座屈する虞がない。また、座屈が生じないことに加えて、ケーブル部材の取付部位がケース部材の裏側に配置されずに下面や側面に配置されることになり、したがって、作業の目視確認が可能で、作業が容易化することになる。
【0051】
特に、第2発明によれば、上記カム部材がその回動軸心と交差する面内にカム部を有する端面カムとされ、かつ、移動部材が、この端面カムの回動軸心と平行に移動可能に配置されて上記カム部に一端が当接するように他端側から付勢されているので、簡素な構成で上記移動部材をカム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動させることが可能となる。
【0052】
また特に、第3発明によれば、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンの押し操作を解除すると、つまりシフトレバーが駐車位置に揺動されてシフトロックを作動させるべき場合には、移動部材の移動が許容されて、該移動部材が上記のようにケーブル部材の移動を規制する位置に移動可能とされるが、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンを押し操作すると、つまりイグニッションスイッチがONされてシフトレバーが走行レンジ等にこれから揺動される場合には、移動部材の移動が上記移動規制部材によって規制されるようになっている。そして、この移動部材の移動が規制されると、該移動部材をそのカム部を介して移動させるカム部材の回動が阻止されることになり、その結果、走行中におけるキーのイグニッションスイッチOFF位置への回動操作等を禁止するキーインターロックが実現されることになる。
【0053】
さらに特に、第4発明によれば、収容部材をケース部材の外周面に組み付けている作業中に、収容部材をケース部材の外周面に係止するための部位が収容部材及びケース部材の外周面に設けられているので、ケース部材の外側からケース部材の外周面に対接させた収容部材がケース部材側に係止されることになって落下することがなく、組付作業中に手を休めたり、また次の固定作業が容易に行なえることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機のシフトロック装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】 同シフトロック装置におけるキー操作部の配置位置を示すためのステアリングハンドル付近の平面図である。
【図3】 同キー操作部の底面図である。
【図4】 同キー操作部におけるケーブル収容部の拡大底面図である。
【図5】 図4のア−ア線で切断して見たケーブル収容部の断面図である。
【図6】 図4のイ−イ線で切断して見たカム部材と規制部材との配置関係を表わす断面図である。
【図7】 ケーブル収容部のエンジンルーム側の部分の拡大底面図である。
【図8】 同一部切欠き側面図である。
【図9】 ケーブル収容部の運転席側の部分の拡大正面図である。
【図10】 ケーブル収容部の組付け説明図である。
【図11】 従来のシフトロック装置におけるキー操作部の構成の説明図である。
【図12】 図4のイ−イ線で切断して見た同じく説明図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー
4 ステアリングコラム
5 始動キー
6 キー操作部
7 シフトロックケーブル
11 ケース部材
13 収容部
16,17 取付部材
16d 切欠き
17f 凹部
18 収容部材
18c 爪部
19 ブロック体
21 規制部材
24 スプリング
25 カム部材
31 クリップ
Claims (4)
- 運転者のキー操作により始動キーが複数の回動位置に回動されるキー操作部と、
運転者のシフト操作によりシフトレバーが少なくとも駐車位置と走行位置とを含む複数の揺動位置に揺動されるシフト操作部と、
上記キー操作部とシフト操作部との間に軸方向に移動可能に配設されたケーブル部材とを有し、
上記キー操作部における始動キーの所定の回動位置への回動操作により上記ケーブル部材の移動を規制して上記シフト操作部におけるシフトレバーの駐車位置から他の揺動位置への揺動操作を禁止するように構成された自動変速機のシフトロック装置であって、
上記キー操作部に、
ステアリングコラムに支持されたケース部材と、
該ケース部材に内包され、上記始動キーの回動操作に伴って該キーの回動軸心と同軸に回動されるカム部材と、
上記ケース部材の外周面に形成され、上記カム部材の回動軸心と平行に延びる溝部と、
該溝部に移動自在に嵌合され、上記カム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動される移動部材と、
上記ケース部材の外周面に組み付けられ、上記溝部と交差する方向に延びる収容部材と、
上記ケーブル部材のキー操作部側の端部に設けられ、上記収容部材に移動自在に収容された移動規制部材とが備えられ、
上記移動部材は、
上記始動キーの上記所定回動位置への回動操作により上記移動規制部材の移動を規制する位置に移動され、上記始動キーの他の回動位置への回動操作により上記移動規制部材の移動規制を解除する位置に移動されると共に、
上記移動規制部材は、
上記収容部材に収容された状態で該収容部材が上記ケース部材の外側からかつケーブル部材の軸方向と交わる方向から上記ケース部材の外周面に組み付けられることにより、上記ケース部材に取り付けられていることを特徴とする自動変速機のシフトロック装置。 - カム部材は、その回動軸心と交差する面内にカム部を有する端面カムであると共に、移動部材は、上記カム部材の回動軸心と平行に移動可能に配置され、かつ一端が上記カム部材のカム部に当接するように他端側から付勢されていることにより、上記移動部材が上記カム部材の回動に伴って該カム部材の回動軸心と平行に移動されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のシフトロック装置。
- 移動規制部材は、シフトレバーが駐車位置にあるときに、該レバーのシフトボタンの押し操作を解除すると移動部材の移動を許容する位置に移動され、上記シフトボタンを押し操作すると移動部材の移動を規制する位置に移動されることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のシフトロック装置。
- 収容部材をケース部材の外周面に組み付けている作業中に、収容部材をケース部材の外周面に係止するための部位が収容部材及びケース部材の外周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のシフトロック装置。
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