JPH0317010Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0317010Y2 JPH0317010Y2 JP13323084U JP13323084U JPH0317010Y2 JP H0317010 Y2 JPH0317010 Y2 JP H0317010Y2 JP 13323084 U JP13323084 U JP 13323084U JP 13323084 U JP13323084 U JP 13323084U JP H0317010 Y2 JPH0317010 Y2 JP H0317010Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- sleeve
- key
- lock
- cylinder case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は例えばエンジンスタートスイツチのよ
うにキーを手動操作によつて一方向に回動させた
後、手動操作の解除によりキーが他方向へ向けて
所定角度自動的に復帰されるシリンダ錠に関す
る。
うにキーを手動操作によつて一方向に回動させた
後、手動操作の解除によりキーが他方向へ向けて
所定角度自動的に復帰されるシリンダ錠に関す
る。
従来、例えば自動車のエンジンスタートスイツ
チにおいては、キー孔を有するロータに複数枚の
ロツクプレートを移動可能に且つ外方へ付勢して
設け、一方該ロータが嵌合するシリンダケースに
はロータからキーが抜取られる「LOCK」位置に
おいてロータの外方に突出するロツクプレートの
先端部が係合してそのロータをシリンダに対して
回動不能にロツクするロツク溝が設けられてい
る。そして、キー孔にキーが挿入されたとき該ロ
ツクプレートをロータの外周部と面一状態に移動
してキーの手動操作によりロータを回動し得るよ
うにし、そのロータを「LOCK」位置から順次
「ACC」、「ON」及び「START」位置まで回動
可能としている。そして「START」位置におい
て手動操作を解除したときロータが「ON」位置
まで自動的に復帰されるようにしている。然しな
がら前記構成のものにおいては、キーの山の高さ
が正規の寸法よりも若干大に製作されたものが差
込まれた場合には、ロツクプレートの先端部がロ
ータの外周部と面一状態とならず外周部よりも若
干突出した状態となるから、キーによつてロータ
が回動されたときにロータの外周部から突出した
ロツクプレートの先端部がシリンダケースの内周
面に干渉して摩擦が大となり、「START」位置
から「ON」位置までの自動復帰が正常に行なわ
れず、エンジンのスタート後もスタータがエンジ
ンに連結されたままとなつてスタータモータが故
障するという問題があつた。
チにおいては、キー孔を有するロータに複数枚の
ロツクプレートを移動可能に且つ外方へ付勢して
設け、一方該ロータが嵌合するシリンダケースに
はロータからキーが抜取られる「LOCK」位置に
おいてロータの外方に突出するロツクプレートの
先端部が係合してそのロータをシリンダに対して
回動不能にロツクするロツク溝が設けられてい
る。そして、キー孔にキーが挿入されたとき該ロ
ツクプレートをロータの外周部と面一状態に移動
してキーの手動操作によりロータを回動し得るよ
うにし、そのロータを「LOCK」位置から順次
「ACC」、「ON」及び「START」位置まで回動
可能としている。そして「START」位置におい
て手動操作を解除したときロータが「ON」位置
まで自動的に復帰されるようにしている。然しな
がら前記構成のものにおいては、キーの山の高さ
が正規の寸法よりも若干大に製作されたものが差
込まれた場合には、ロツクプレートの先端部がロ
ータの外周部と面一状態とならず外周部よりも若
干突出した状態となるから、キーによつてロータ
が回動されたときにロータの外周部から突出した
ロツクプレートの先端部がシリンダケースの内周
面に干渉して摩擦が大となり、「START」位置
から「ON」位置までの自動復帰が正常に行なわ
れず、エンジンのスタート後もスタータがエンジ
ンに連結されたままとなつてスタータモータが故
障するという問題があつた。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的はキーの製作精度をさほど高く要求しな
くともロータの自動復帰を確実に行ない得るシリ
ンダ錠を提供するにある。
その目的はキーの製作精度をさほど高く要求しな
くともロータの自動復帰を確実に行ない得るシリ
ンダ錠を提供するにある。
本考案は、シリンダケースの内周部に回動可能
に筒錠のスリーブを設け、このスリーブの内周部
にキー孔を有するロータを回動可能に設け、キー
が抜差可能な第1の位置とその第1の位置から所
定角度回動された第2の位置との間において前記
スリーブをシリンダケースに回動不能にロツクす
るロツク機構を設けるとともに前記第2の位置と
その第2の位置から更に所定角度回動された第3
の位置間で前記ロータとスリーブをシリンダケー
スに対して一体的に回動させる制御機構を設け、
前記第3の位置から第2の位置にむけてロータ及
びスリーブを復帰回動させるばね手段を設け、ロ
ータに設けられたロツクプレートの先端がスリー
ブに干渉して摩擦が大きいときでもスリーブ及び
ロータが前記ばね手段のばね力で第3の位置から
第2の位置に向けて容易に復帰回動し得るように
したところに特徴を有する。
に筒錠のスリーブを設け、このスリーブの内周部
にキー孔を有するロータを回動可能に設け、キー
が抜差可能な第1の位置とその第1の位置から所
定角度回動された第2の位置との間において前記
スリーブをシリンダケースに回動不能にロツクす
るロツク機構を設けるとともに前記第2の位置と
その第2の位置から更に所定角度回動された第3
の位置間で前記ロータとスリーブをシリンダケー
スに対して一体的に回動させる制御機構を設け、
前記第3の位置から第2の位置にむけてロータ及
びスリーブを復帰回動させるばね手段を設け、ロ
ータに設けられたロツクプレートの先端がスリー
ブに干渉して摩擦が大きいときでもスリーブ及び
ロータが前記ばね手段のばね力で第3の位置から
第2の位置に向けて容易に復帰回動し得るように
したところに特徴を有する。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。1はシリンダケースで、これの内周部に
は中間に環状の突部1aを挟んで大径部1b、小
径部1cが同心に形成されている。2はシリンダ
ケース1の大径部1aに嵌合される筒状のスリー
ブで、この内周部3には一対のロツク溝4が形成
されている。5はシリンダケース1の小径部1c側
から挿入されるロータで、これは大径部5a及び
小径部5bからなる段付形状を呈しており大径部
5aがシリンダケース1の小径部1c内に嵌合さ
れ小径部5がスリーブ2の内周部3に嵌合されて
おり、小径部5bの先端部に取着されたストツプ
リング6がスリーブ2の一端部に形成した環状の
凹部2aに当接され以てロータ5及びスリーブ2
がシリンダケース1に対し抜止状態に装着されて
いる。7はロータ5の小径部5bに移動可能に設
けられた複数枚のロツクプレートで、これらの側
縁部に形成された突部7aとロータ5間に介装さ
れたスプリング8により常にそのロツクプレート
7の先端部が小径部5bから突出するように付勢
されており、ロータ5が第3図に示す第1の位置
たる「LOCK」位置に位置されたとき該ロツクプ
レート7の先端部がスリーブ2のロツク溝4に嵌
入される。そして、ロータ5に形成されたキー孔
5cにキー9が挿入されるとロツクプレート7が
キー9によつてスプリング8に抗して移動されロ
ツクプレート7の各先端部が小径部5bの外周部
と面一状態になされる。10はシリンダケース1
の外周部に設けられたボス部で、これに挿通孔1
1が形成されている。12はスリーブ2に形成さ
れた嵌合孔で、これはロータ5が第2図に示す
「LOCK」位置並びに第3図及び第5図に示す第
2の位置たる「ACC」位置に位置されたとき挿
通孔11と合致するようにしている。13は嵌合
孔12に嵌入されたロツクピンで、これは両端が
面取りされて夫々先細状に形成されている。14
は挿通孔11内に収納されたガイドピンで、これ
は挿通孔11の開放端を閉塞する蓋15との間に
介装されたスプリング16によりロータ5方向へ
付勢されている。そしてこの挿通孔11、嵌合孔
12、ロツクピン13によりロツク機構17を構
成している。第4図及び第1図に示す18はスリ
ーブ2の外周部に突設された突部で、これはスリ
ーブ2が第2図及び第5図に示すように挿通孔1
1と嵌合孔12とが合致する位置に位置されたと
き第4図に示すようにシリンダケース1の端面に
突設されたストツパ19に当接して、該スリーブ
2矢印A方向へ回動することを規制するようにし
ている。20はロータ5の小径部5bの外周部に
形成された凹状の駆動部で、これはロータ5が
「ACC」位置に位置されたときに嵌合孔12と対
応するようになつており、断面はロータ5の外周
部に向けて拡開する台形状をなしている。そして
駆動部20と前述のロツクピン13によつて制御
機構21を構成している。22はシリンダケース
1の端部に設けられたスイツチで、これはキー9
の手動操作により回動されるロータ5によつて作
動されるとともに、内部にばね手段としての復帰
用スプリングを設けている。このスプリングは第
3の位置たる「START」位置まで手動操作され
たキー9の手動操作が解除されたときにロータ5
をキー9とともに「ACC」位置と「START」
位置の略中間の「ON」位置まで復帰回動させる
ように作用する(第3図参照)。尚、23はロー
タ5に連動するステアリングロツク用のレバーで
ある。
明する。1はシリンダケースで、これの内周部に
は中間に環状の突部1aを挟んで大径部1b、小
径部1cが同心に形成されている。2はシリンダ
ケース1の大径部1aに嵌合される筒状のスリー
ブで、この内周部3には一対のロツク溝4が形成
されている。5はシリンダケース1の小径部1c側
から挿入されるロータで、これは大径部5a及び
小径部5bからなる段付形状を呈しており大径部
5aがシリンダケース1の小径部1c内に嵌合さ
れ小径部5がスリーブ2の内周部3に嵌合されて
おり、小径部5bの先端部に取着されたストツプ
リング6がスリーブ2の一端部に形成した環状の
凹部2aに当接され以てロータ5及びスリーブ2
がシリンダケース1に対し抜止状態に装着されて
いる。7はロータ5の小径部5bに移動可能に設
けられた複数枚のロツクプレートで、これらの側
縁部に形成された突部7aとロータ5間に介装さ
れたスプリング8により常にそのロツクプレート
7の先端部が小径部5bから突出するように付勢
されており、ロータ5が第3図に示す第1の位置
たる「LOCK」位置に位置されたとき該ロツクプ
レート7の先端部がスリーブ2のロツク溝4に嵌
入される。そして、ロータ5に形成されたキー孔
5cにキー9が挿入されるとロツクプレート7が
キー9によつてスプリング8に抗して移動されロ
ツクプレート7の各先端部が小径部5bの外周部
と面一状態になされる。10はシリンダケース1
の外周部に設けられたボス部で、これに挿通孔1
1が形成されている。12はスリーブ2に形成さ
れた嵌合孔で、これはロータ5が第2図に示す
「LOCK」位置並びに第3図及び第5図に示す第
2の位置たる「ACC」位置に位置されたとき挿
通孔11と合致するようにしている。13は嵌合
孔12に嵌入されたロツクピンで、これは両端が
面取りされて夫々先細状に形成されている。14
は挿通孔11内に収納されたガイドピンで、これ
は挿通孔11の開放端を閉塞する蓋15との間に
介装されたスプリング16によりロータ5方向へ
付勢されている。そしてこの挿通孔11、嵌合孔
12、ロツクピン13によりロツク機構17を構
成している。第4図及び第1図に示す18はスリ
ーブ2の外周部に突設された突部で、これはスリ
ーブ2が第2図及び第5図に示すように挿通孔1
1と嵌合孔12とが合致する位置に位置されたと
き第4図に示すようにシリンダケース1の端面に
突設されたストツパ19に当接して、該スリーブ
2矢印A方向へ回動することを規制するようにし
ている。20はロータ5の小径部5bの外周部に
形成された凹状の駆動部で、これはロータ5が
「ACC」位置に位置されたときに嵌合孔12と対
応するようになつており、断面はロータ5の外周
部に向けて拡開する台形状をなしている。そして
駆動部20と前述のロツクピン13によつて制御
機構21を構成している。22はシリンダケース
1の端部に設けられたスイツチで、これはキー9
の手動操作により回動されるロータ5によつて作
動されるとともに、内部にばね手段としての復帰
用スプリングを設けている。このスプリングは第
3の位置たる「START」位置まで手動操作され
たキー9の手動操作が解除されたときにロータ5
をキー9とともに「ACC」位置と「START」
位置の略中間の「ON」位置まで復帰回動させる
ように作用する(第3図参照)。尚、23はロー
タ5に連動するステアリングロツク用のレバーで
ある。
つぎに上記構成の作用につき説明する。
「LOCK」状態を示す第2図において、ロツクピ
ン13がロータ5の小径部5bの外周部に当接さ
れており、従つてロツクピン13はスプリング1
6に抗してガイドピン14を後退させ挿通孔11
及び嵌合孔12に嵌合してスリーブ2をシリンダ
ケース1に対し回動不能としている。そしてロー
タ5に配設されたロツクプレート7がスリーブ2
のロツク溝4に係合してロータ5がスリーブ2を
介してシリンダケース1に非回動状態にロツクさ
れている。
「LOCK」状態を示す第2図において、ロツクピ
ン13がロータ5の小径部5bの外周部に当接さ
れており、従つてロツクピン13はスプリング1
6に抗してガイドピン14を後退させ挿通孔11
及び嵌合孔12に嵌合してスリーブ2をシリンダ
ケース1に対し回動不能としている。そしてロー
タ5に配設されたロツクプレート7がスリーブ2
のロツク溝4に係合してロータ5がスリーブ2を
介してシリンダケース1に非回動状態にロツクさ
れている。
つぎに、キー9をロータ5のキー孔5cに挿入
するとロツクプレート7が小径部5bと面一状態
となる。ここでキー9を手動操作により矢印A方
向とは反対の矢印B方向へ回動させて、ロータ5
を「ACC」位置まで回動させると、第5図に示
すように駆動部20が嵌合孔12と合致しスプリ
ング16の弾発力によつてガイドピン14を介し
てロツクピン13が移動されてその一端部が駆動
部20に係合し、同時にロツクピン13の他端部
が挿通孔11から脱出してスリーブ2の外周と面
一状態になり、以てロータ5とスリーブ2が一体
的に回動し、且つスリーブ2がシリンダケース1
に対し回動可能となる。更に、キー9を矢印B方
向へ回動させると、ロータ5及びスリーブ2が一
体に回動され、「ON」位置を越え第6図に示す
「START」位置に達する。ここで手動操作を開
放するとキー9とともにロータ5及びスリーブ2
がスイツチ22に内接された復帰用スプリングに
より反矢印B方向に向けて復帰回動され「ON」
位置にて制止される。「ON」位置からキー9を
反矢印B方向へ手動操作すると、スリーブ2及び
ロータ5は一体となつてシリンダケース1内を反
矢印B方向へ回動し、「ACC」位置に至るとスリ
ーブ2の突部18がシリンダケース1のストツパ
19に当接するためスリーブ2の回動が規制され
るが、この位置で嵌合孔12が挿通孔11合致す
るため、更にキー9を反矢印B方向へ回動させる
とロツクピン13が駆動部20の傾斜面に沿つて
スプリング16の弾発力に抗してロータ5の外周
に乗り上げるように移動され、その一部が挿通孔
11内へ移動されてスリーブ2をシリンダケース
1に回転不能状態にロツクし、ロータ5のみがス
リーブ2の内周部3内を反矢印B方向へ回動され
第2図に示す「LOCK」位置に戻される。ここで
キー9を抜取るとロツクプレート7がスプリング
8の弾発力によつて突出してロツク溝4に係合し
てロータ5を再びロツク状態にする。
するとロツクプレート7が小径部5bと面一状態
となる。ここでキー9を手動操作により矢印A方
向とは反対の矢印B方向へ回動させて、ロータ5
を「ACC」位置まで回動させると、第5図に示
すように駆動部20が嵌合孔12と合致しスプリ
ング16の弾発力によつてガイドピン14を介し
てロツクピン13が移動されてその一端部が駆動
部20に係合し、同時にロツクピン13の他端部
が挿通孔11から脱出してスリーブ2の外周と面
一状態になり、以てロータ5とスリーブ2が一体
的に回動し、且つスリーブ2がシリンダケース1
に対し回動可能となる。更に、キー9を矢印B方
向へ回動させると、ロータ5及びスリーブ2が一
体に回動され、「ON」位置を越え第6図に示す
「START」位置に達する。ここで手動操作を開
放するとキー9とともにロータ5及びスリーブ2
がスイツチ22に内接された復帰用スプリングに
より反矢印B方向に向けて復帰回動され「ON」
位置にて制止される。「ON」位置からキー9を
反矢印B方向へ手動操作すると、スリーブ2及び
ロータ5は一体となつてシリンダケース1内を反
矢印B方向へ回動し、「ACC」位置に至るとスリ
ーブ2の突部18がシリンダケース1のストツパ
19に当接するためスリーブ2の回動が規制され
るが、この位置で嵌合孔12が挿通孔11合致す
るため、更にキー9を反矢印B方向へ回動させる
とロツクピン13が駆動部20の傾斜面に沿つて
スプリング16の弾発力に抗してロータ5の外周
に乗り上げるように移動され、その一部が挿通孔
11内へ移動されてスリーブ2をシリンダケース
1に回転不能状態にロツクし、ロータ5のみがス
リーブ2の内周部3内を反矢印B方向へ回動され
第2図に示す「LOCK」位置に戻される。ここで
キー9を抜取るとロツクプレート7がスプリング
8の弾発力によつて突出してロツク溝4に係合し
てロータ5を再びロツク状態にする。
上記実施例によれば、「LOCK」位置から所定
角度B方向へ回動した位置に「ACC」位置を設
け、この「ACC」位置から「START」位置の
間スリーブ2とロータ5とを一体に回動させるよ
うにしたので、「START」位置から「ACC」位
置に向けて復帰用スプリングにより自動復帰され
る範囲ではロツクプレート7の先端がスリーブ2
の内面に干渉した状態である場合でも、ロータ5
及びスリーブ2はシリンダケース1に対してスム
ーズに回動でき、自動復帰が確実に行なわれる。
又、スリーブ2がシリンダケース1に対してロツ
クされてスリーブ2に対してロータ5が回動され
る範囲は矢印B方向及び反矢印B方向のいずれの
操作も手動で行なうからロツクプレート7の先端
がスリーブ2の内面に干渉した状態であつても操
作力を多く要するのみで支障がなく、キー9の加
工精度を左程高く要求しなくても「START」位
置から「ON」位置へ確実に自動復帰させること
ができる。
角度B方向へ回動した位置に「ACC」位置を設
け、この「ACC」位置から「START」位置の
間スリーブ2とロータ5とを一体に回動させるよ
うにしたので、「START」位置から「ACC」位
置に向けて復帰用スプリングにより自動復帰され
る範囲ではロツクプレート7の先端がスリーブ2
の内面に干渉した状態である場合でも、ロータ5
及びスリーブ2はシリンダケース1に対してスム
ーズに回動でき、自動復帰が確実に行なわれる。
又、スリーブ2がシリンダケース1に対してロツ
クされてスリーブ2に対してロータ5が回動され
る範囲は矢印B方向及び反矢印B方向のいずれの
操作も手動で行なうからロツクプレート7の先端
がスリーブ2の内面に干渉した状態であつても操
作力を多く要するのみで支障がなく、キー9の加
工精度を左程高く要求しなくても「START」位
置から「ON」位置へ確実に自動復帰させること
ができる。
本考案は、以上の説明から明らかなように、シ
リンダケースとスリーブとの間にロツク機構を設
け、スリーブとロータとの間に制御機構を設け、
キーが抜差可能な第1の位置から第2の位置まで
の間はスリーブをシリンダケースに回動不能にロ
ツクしてロータがスリーブ内を回動し、第2位置
を越え第3の位置までの間はロータがスリーブと
一体となつてシリンダケース内を回動させるよう
にしたので、キーの製作精度を左程高く要求しな
くとも第3の位置から第2の位置に向けてのロー
タの自動復帰を確実に行ない得るという効果を奏
する。
リンダケースとスリーブとの間にロツク機構を設
け、スリーブとロータとの間に制御機構を設け、
キーが抜差可能な第1の位置から第2の位置まで
の間はスリーブをシリンダケースに回動不能にロ
ツクしてロータがスリーブ内を回動し、第2位置
を越え第3の位置までの間はロータがスリーブと
一体となつてシリンダケース内を回動させるよう
にしたので、キーの製作精度を左程高く要求しな
くとも第3の位置から第2の位置に向けてのロー
タの自動復帰を確実に行ない得るという効果を奏
する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図は「LOCK」位置における
要部の断面図、第3図は正面図、第4図はスイツ
チを取外した状態を示す背面図、第5図及び第6
図は夫々異なる位置における第2図相当図であ
る。 図面中、1はシリンダケース、2はスリーブ、
3は内周部、4はロツク溝、5はロータ、5cは
キー孔、7はロツクプレート、9はキー、17は
ロツク機構、21は制御機構、「LOCK」は第1
の位置、「ACC」は第2の位置、「START」は
第3の位置を示す。
は縦断側面図、第2図は「LOCK」位置における
要部の断面図、第3図は正面図、第4図はスイツ
チを取外した状態を示す背面図、第5図及び第6
図は夫々異なる位置における第2図相当図であ
る。 図面中、1はシリンダケース、2はスリーブ、
3は内周部、4はロツク溝、5はロータ、5cは
キー孔、7はロツクプレート、9はキー、17は
ロツク機構、21は制御機構、「LOCK」は第1
の位置、「ACC」は第2の位置、「START」は
第3の位置を示す。
Claims (1)
- キー孔を有するロータと、このロータに移動可
能に設けられ常には前記ロータの外周部から突出
するように付勢されるとともに前記キー孔にキー
が挿入されたときに前記ロータの外周部と面一状
態を呈するロツクプレートと、シリンダケースの
内周部に回動可能に挿入され且つ内周部に前記ロ
ータを回動可能に挿入した筒状のスリーブと、こ
のスリーブの内周部に設けられ前記ロータがキー
の抜差が可能な第1の位置に位置された状態で前
記キー孔からキーが抜取られたときに前記ロツク
プレートの先端が嵌入して前記ロータがスリーブ
に対して回動することを規制するロツク溝と、前
記シリンダケースと前記スリーブとの間に設けら
れ前記第1の位置において前記スリーブを前記シ
リンダケースに対して回動不能にロツクするロツ
ク機構と、前記ロータに設けられ前記キーの差込
により該キーとともにロータが第1の位置から一
方向に所定角度回動された第2の位置にて前記ロ
ツク機構による前記スリーブのロツクを解除し代
りに前記ロータとスリーブとを一体的に回動する
ように規制する制御機構と、この制御機構の作動
により一体的に回動するようになされた前記ロー
タ及びスリーブが前記キーの手動操作により第2
の位置から一方向に向けて更に所定角度回動した
第3の位置において前記キーの手動操作が解除さ
れたときに作動するように設けられ前記ロータ及
びスリーブを前記キーとともに第2の位置に向け
て復帰回動させるばね手段とを具備してなるシリ
ンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13323084U JPS6147361U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13323084U JPS6147361U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6147361U JPS6147361U (ja) | 1986-03-29 |
JPH0317010Y2 true JPH0317010Y2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=30691782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13323084U Granted JPS6147361U (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | シリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6147361U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006511738A (ja) * | 2002-12-23 | 2006-04-06 | カバ・アクチエンゲゼルシャフト | 施錠装置 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP13323084U patent/JPS6147361U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006511738A (ja) * | 2002-12-23 | 2006-04-06 | カバ・アクチエンゲゼルシャフト | 施錠装置 |
JP4731912B2 (ja) * | 2002-12-23 | 2011-07-27 | カバ・アクチエンゲゼルシャフト | 施錠装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6147361U (ja) | 1986-03-29 |
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