JPS6346283Y2 - - Google Patents

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JPS6346283Y2
JPS6346283Y2 JP1984023538U JP2353884U JPS6346283Y2 JP S6346283 Y2 JPS6346283 Y2 JP S6346283Y2 JP 1984023538 U JP1984023538 U JP 1984023538U JP 2353884 U JP2353884 U JP 2353884U JP S6346283 Y2 JPS6346283 Y2 JP S6346283Y2
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tip
lever
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lock
guide
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、自動車のイグニツシヨンスイツチ装
置において、シリンダ錠のロツク位置への戻し回
動時に途中で回動を不能とし、別の操作を加える
ことにより回動できるようにしたステアリングロ
ツク装置の安全装置に関するものである。
〈従来技術〉 運転中におけるステアリングシヤフトの偶発ロ
ツクを防止するために、キーを単にロツク方向に
回動させても回動が阻止されるようにした安全装
置は周知であり、例えば特公昭50−34305号にそ
の構造の一例が紹介されている。
しかしながら、上記公報に記載されているもの
は、回転子もしくは施解錠回転部材に回転を共に
するストツパーを設けるとともに、回転子等のオ
フ位置からロツク位置への進角前の角度で係止部
を前記ストツパーの回転圏に突出するように付勢
された手動部材を設け、ステアリングシヤフトの
錠止操作を手動部材の付勢に抗する移動と、キー
による回転子等のロツク位置への回転という二挙
動を同時に行なわねばならないようにしたもので
あり、片手操作が困難で操作には両手が必要とな
り、しかも二挙動を同時に行なわなければならな
いためタイミングが合わないと戻し操作を失敗す
る可能性がある。このことは安全のためには好ま
しいことであるとしても、必要以上に面倒であつ
て実用性に欠けるという好ましくない別の問題が
あつた。
〈考案の目的〉 本考案は上記のような問題点に着目し、偶発ロ
ツクは確実に防止でき、しかもロツク位置方向へ
の戻し回動を片手で行なうことのできるステアリ
ングロツク装置の安全装置を提供することを目的
としてなされたものである。
〈考案の構成〉 上記の目的を達するために、本考案は、シリン
ダ錠のシリンダインナと共に回動するカム部と、
基端がシリンダ錠のシリンダアウタ等の固定部材
に支持されており、先端がシリンダ錠の回転方向
には移動不能で且つカムの外周部に当接する方向
にばね付勢されたレバー、とを備えており、上記
レバーの先端が当接する上記カムの外周部には、
ロツク位置からスタータ位置の手前までカムの最
外周よりやや小径で形成され、スタータ位置の手
前でレバーの先端を第2ガイド部に導く傾斜部を
有する第1ガイド部と、スタータ位置から戻し回
動阻止位置の手前まで第1ガイド部よりやや小径
で形成され、戻し回動阻止位置の手前でレバーの
先端を第3ガイド部に導く第2ガイド部と、戻し
回動阻止位置の手前から戻し回動阻止位置まで第
2ガイド部よりやや小径で形成され、戻し回動阻
止位置でレバーの先端と係合してシリンダインナ
の戻し回動を阻止するストツパ段部、及びスター
タ位置の手前でレバーの先端を第4ガイド部に導
く傾斜部を有する第3ガイド部と、スタータ位置
の手前からロツク位置まで第3ガイド部よりやや
小径で形成され、スタータ位置の手前でレバーの
先端を第2ガイド部に導く復帰用傾斜部、及びロ
ツク位置においてレバーの先端を第1ガイド部に
導くロツク用傾斜部を有する第4ガイド部、とを
設けたことを特徴としている。
〈実施例〉 次に図示の一実施例により本考案を具体的に説
明する。
図において、1はロータリースイツチ部2を有
するボデー、3はボデー1内に止めねじ4により
取付けられたシリンダアウタ、5はシリンダアウ
タ3内に回動可能に支持されたシリンダインナで
あり、シリンダアウタ3とシリンダインナとで周
知のシリンダ錠が構成されている。6はシリンダ
インナ5の連結突部7と係合したカムであり、カ
ム6はキー8をシリンダインナ5に挿入して回動
させることにより、共に回動してロータリスイツ
チ部2内の回転子(図示せず)を回転させ、所定
の開閉操作が行なわれる。9はボデー1をステア
リングコラムに取付けるためにシリンダ錠の軸に
対して直交する方向に設けられた取付部、10は
軸方向に移動可能なように取付部9に支持された
ロツキング部材であり、ロツキング部材10は基
端部がカム6に係合するとともにばね11により
図の上方に常時付勢されており、キーの挿脱に連
動して作動するキー連動係合片(図示せず)によ
つて移動を規制され、ロツク位置においてキーが
抜かれた時のみその先端10aがステアリングシ
ヤフト12の方向に突出し、ステアリングシヤフ
ト12がロツクされるように構成されている。
15はシリンダインナ5の外周部にその軸方向
に沿つて配置され、基端16に設けられた長穴1
6aに挿通された支軸17により揺動可能に且つ
軸方向に移動可能にシリンダアウタ3に支持され
たレバーであり、このレバー15はシリンダアウ
タ3に設けられたスリツト状の収納部等に配置さ
れて、シリンダインナ5の回転方向には移動でき
ないようになつている。18はレバー15の中間
に設けられた係止突部19とシリンダアウタ3と
の間に傾斜した状態で縮設されたばねであり、レ
バー15には、このばね18によつてその先端2
0をカム6の方に突き出し、且つ軸心に向けて回
動させるような付勢力が与えられ、先端20は常
時カム6の外周に当接している。
このレバー15の先端20が当接するカム6の
外周部には、次のようなガイド部が形成されてい
る。なお、以下の説明において、ロツク位置とは
シリンダ錠にキー8を着脱するとともにステアリ
ングシヤフト12をロツクできる位置、またオフ
位置とはイグニツシヨン回路はオフされておりラ
ジオ等の付属機器の回路がオンとなる位置、オン
位置とはイグニツシヨン回路がオンとなる位置、
スタータ位置とはセルモータ回路がオンとなる位
置であり、これらの各位置は周知のようにロツク
位置から順に時計方向に配置されており、また戻
し回動阻止位置とは、オン位置からロツク位置ま
でキー8を戻そうとした時に、一旦回動が阻止さ
れる位置のことで、例えばオフ位置とロツク位置
の間に設けられている。
第2図において、23は第1ガイド部であつ
て、ロツク位置からスタータ位置の手前までカム
6の最外周よりやや小さい半径でカム6の外周に
沿つて円弧状に形成された段部23aと、スター
タ位置の手前にシリンダインナ5の方向に向けて
形成された傾斜部23bを備えている。24は第
1ガイド部23に隣接してシリンダインナ5寄り
に設けられた第2ガイド部であつて、スタータ位
置から戻し回動阻止位置の手前まで段部23aよ
りやや小さい半径で形成された円弧状の段部24
aを備えている。25は第2ガイド部24に連続
して同一円周上に設けられた第3ガイド部であつ
て、戻し回動阻止位置の手前から戻し回動阻止位
置まで段部24aよりやや小さい半径で形成され
た短かい円弧状の段部25aと、戻し回動阻止位
置で半径方向に突設されたストツパ段部25b、
第2ガイド部24との境界部にシリンダインナ5
の方向に向けて形成された傾斜部25cとを備え
ている。26は第2ガイド部及び第3ガイド部2
5に隣接してシリンダインナ5寄りに設けられた
第4ガイド部であつて、段部25aよりやや小さ
い半径で形成された円弧状の段部26aと、スタ
ータ位置の手前で第2ガイド部24に向けて形成
された復帰用傾斜部26bと、ロツク位置におい
て第1ガイド部23に向けて形成されたロツク用
傾斜部26cとを備えている。
レバー15の先端20は、これらの各ガイド部
に常時当接しており、キー8の回転操作に伴つて
カム6が回転するとガイド部上を摺動することに
なるのであるが、以下、便宜上、カム6が停止し
ていてレバー15の先端20が移動すると見な
し、ガイド部を平面状に展開して示した第3図に
より本実施例の動作を説明する。
図のAはロツク位置にある時のレバー15の先
端20の位置を示しており、ここでキー8をシリ
ンダインナ5に挿入してスタータ位置の方向、す
なわち時計方向に回転させると、先端20は相対
的に第1ガイド部23の段部23a上を反時計方
向、すなわち第3図の左方向に移動し、傾斜部2
3bではばね18の付勢力に抗してツリンダイン
ナ5の方向に移動し、第1ガイド部23からはず
れて第2ガイド部24に移つてスタータ位置Bに
到り(矢印A→B)、エンジンがスタートした後
はオン位置Cに位置している(矢印B→C)。
次に、エンジンを停止するためにキー8をロツ
ク位置方向に回転すると、先端20は図の右方向
に移動して第3ガイド部25に移り、戻し回動阻
止位置Dでストツパ段部25bに当つてそれ以上
の回動が阻止される(矢印C→D)。そこで、一
度時計方向にキー8を少し回すと、先端20は傾
斜部25cに押されて第4ガイド部26に移るか
ら(矢印D→E)、ここで再度ロツク位置方向に
回すと先端20が段部26a上を傾斜部26cの
所まで移動し、ばね18の付勢力によりロツク用
傾斜部26cを通つて第1ガイド部23の位置
A、すなわちロツク位置まで戻るのであり(矢印
E→A)、これでキー8を抜いてロツクすること
が可能となるのである。
また、戻し回動阻止位置Dで回動が阻止された
状態からスタータ位置方向へ大きく回すと、先端
20は復帰用傾斜部26bを通つて第2ガイド部
24へ移り、再びオン位置Cに戻すことができる
(矢印E→C)。
以上のロツク位置への戻し回動は、キーの回動
が阻止された位置から一旦スタータ位置方向へ逆
回転させて再度ロツク位置方向へ回転させるとい
う二段操作を必要とし、特に意識してこの一連の
操作を行なわない限り戻し回動は不可能であつ
て、運転中にうつかりロツク位置にキーを回して
偶発ロツクを生じさせる危険は確実に防止され
る。またこの一連の操作は順に行なえばよいため
タイミングを合わせてしかも両手で行なう必要が
なく、極めて容易にロツク位置への戻し回動がで
きるのである。
また、第4ガイド部26に復帰用傾斜部26b
を設けてあるので、レバー15の先端20がどこ
に位置していてもスタータ位置に回動することが
でき、しかもスタータ位置に回動した場合には必
ず戻し回動阻止動作がなされるため偶発ロツクは
確実に防止され、安全性が向上するとともに極め
て良好な操作性が得られるのである。
なお、第1ガイド部23の傾斜部23bは戻し
回動阻止位置とスタータ位置の間に設ければよい
が、本実施例のようにオフ位置とスタータ位置の
間に設けてあると、単にラジオを聞いたりするた
めにシリンダインナ5をロツク位置からオフ位置
に回動したような場合には、二段操作は不要でそ
のままロツク位置まで戻し回動することができ
る。また、第3ガイド部25の傾斜部25cを戻
し回動阻止位置とオフ位置との間に設けておけ
ば、下り坂でエンジンを切つて惰力運転を行なう
ような異常な操作をした場合にも、戻し回動阻止
位置を経由しないとロツク位置まで回せないため
偶発ロツクの危険性がない。
第4図はガイド部の形状の他の例を展開図で示
したものであつて、各ガイド部23,24,2
5,26を段状に形成せず、それぞれ深さを変え
て溝状としたものである。この場合には、レバー
15の先端20はカム6に向けて突起状に設け、
溝状のガイド部に挿入してガイド部内を摺動する
ようにするのであり、レバー15は各ガイド部の
傾斜部によつて軸方向に移動させられるから、レ
バー15には先端20がカム6の外周部に一定の
圧力で当接するような回動力をばね18で与えれ
ばよく、軸方向の付勢力は不要となる。
〈考案の効果〉 上述の実施例の説明から明らかなように、本考
案によれば、シリンダインナをロツク位置方向へ
戻し回動する途中の戻し回動阻止位置で一旦逆方
向に回すという二段操作を行なうことにより、偶
発ロツクを確実に防止しながら片手で容易にロツ
ク位置まで戻し回動することが可能であり、実用
性の高いステアリングロツク装置の安全装置を得
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部破断側面図、
第2図はカムの斜視図、第3図はガイド部を展開
図で示した動作説明図、第4図は他の実施例のガ
イド部の展開図である。 1……ボデー、3……シリンダアウタ、5……
シリンダインナ、6……カム、8……キー、10
……ロツキング部材、12……ステアリングシヤ
フト、15……レバー、16……基端、17……
支軸、18……ばね、20……先端、23……第
1ガイド部、23b……傾斜部、24……第2ガ
イド部、25……第3ガイド部、25b……スト
ツパ段部、25c……傾斜部、26……第4ガイ
ド部、26b……復帰用傾斜部、26c……ロツ
ク用傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ錠のシリンダインナと共に回動するカ
    ム部と、 基端がシリンダ錠のシリンダアウタ等の固定部
    材に支持されており、先端がシリンダ錠の回転方
    向には移動不能で且つカムの外周部に当接する方
    向にばね付勢されたレバー、 とを備えており、上記レバーの先端が当接する上
    記カムの外周部には、 ロツク位置からスタータ位置の手前までカムの
    最外周よりやや小径で形成され、スタータ位置の
    手前でレバーの先端を第2ガイド部に導く傾斜部
    を有する第1ガイド部と、 スタータ位置から戻し回動阻止位置の手前まで
    第1ガイド部よりやや小径で形成され、戻し回動
    阻止位置の手前でレバーの先端を第3ガイド部に
    導く第2ガイド部と、 戻し回動阻止位置の手前から戻し回動阻止位置
    まで第2ガイド部よりやや小径で形成され、戻し
    回動阻止位置でレバーの先端と係合してシリンダ
    インナの戻し回動を阻止するストツパ段部、及び
    スタータ位置の手前でレバーの先端を第4ガイド
    部に導く傾斜部を有する第3ガイド部と、 スタータ位置の手前からロツク位置まで第3ガ
    イド部よりやや小径で形成され、スタータ位置の
    手前でレバーの先端を第2ガイド部に導く復帰用
    傾斜部、及びロツク位置においてレバーの先端を
    第1ガイド部に導くロツク用傾斜部を有する第4
    ガイド部、 とを設けたことを特徴とするステアリングロツク
    装置の安全装置。
JP1984023538U 1984-02-20 1984-02-20 ステアリングロツク装置の安全装置 Granted JPS60135251U (ja)

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JPS60135251U JPS60135251U (ja) 1985-09-09
JPS6346283Y2 true JPS6346283Y2 (ja) 1988-12-01

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KR101094910B1 (ko) * 2009-10-30 2011-12-16 기아자동차주식회사 차량의 키 인터록 장치
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EP2717286B1 (en) * 2012-10-05 2015-07-22 U-Shin France Antireturn system for activating a function or an element of an automotive vehicle
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FR3012094B1 (fr) * 2013-10-21 2016-01-01 Shin France U Antivol pour colonne de direction de vehicule automobile

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