JPH078746Y2 - 車両用ステアリングロック装置 - Google Patents

車両用ステアリングロック装置

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JPH078746Y2
JPH078746Y2 JP7744688U JP7744688U JPH078746Y2 JP H078746 Y2 JPH078746 Y2 JP H078746Y2 JP 7744688 U JP7744688 U JP 7744688U JP 7744688 U JP7744688 U JP 7744688U JP H078746 Y2 JPH078746 Y2 JP H078746Y2
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JP
Japan
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rotor
lock
moderation
acc
cylinder
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Application number
JP7744688U
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JPH022966U (ja
Inventor
俊介 柴田
龍郎 山下
Original Assignee
株式会社本田ロック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車エンジンの電
気スイッチを操作するシリンダ錠によってハンドルのス
テアリング軸を回動不能にロックするようにした車両用
ステアリングロック装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この種の装置において、その電気
スイッチ部は、第5図に示すように、ロータと一体的に
回動し、半径方向外側に付勢された節度ボール27と可動
接点とを持つ回転部材28と、前記節度ボール27が嵌合す
る嵌合凹所29と固定接点とを持つ固定部材30とから成っ
ており、前記節度ボール27と嵌合凹所29との係脱により
ロック,ACC,オン位置に位置決めするようにされてい
る。一方、第6図に示すように、ロータ31にはACC位置
において外筒32の後端面に設けた突出カム33に係合し得
る係合突起34が設けられている。これら突出カム33と係
合突起34はロータ31のオン位置方向の回動では互いに乗
り上げてロータ31を摺動させる傾斜面f,fと、ロータ31
のロック位置方向の回動では互いに衝合して回動を停止
させる垂直面g,gとを各有している。また、装置内部に
は前記ロータ31のACC位置での押し込み操作で閉となる
プッシュスイッチが設けられており、例えば走行中にプ
ッシュスイッチが閉となると励磁されるソレノイドと連
動する係止片35は、前記ロータ31のACC位置での押し込
み操作後のロック位置への回動操作時において前記係合
突起34と係合し、前記ロータ31のロック位置への回動を
阻止するようにされている。尚、ロータ31には、その押
し込み操作時において該ロータ31を前方へ押し戻そうと
するリターンスプリング力が作用している。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のよう
な装置において、ソレノイドの応答性を考慮して、ロー
タに設けられた係合突起34がACC位置よりわずかにロッ
ク位置側でソレノイドと連動する係止片に係合するよう
にされている。この場合、電気スイッチ部の節度ボール
はACC位置の嵌合凹所から離脱しており、またロータに
設けられた係合突起とシリンダ外筒に設けられた突出カ
ムとの係合が解かれていると共に、リターンスプリング
力により前記係合突起が突出カムに衝合しているので、
ロータがACC位置に戻らなくなる。このため、この状態
が発生するとプッシュスイッチが押されたままの状態に
なり電力の浪費につながるという問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記のよう
な問題点を解決することを目的とするものであり、その
手段として、 ACC位置でのロータの押込み操作により該ロータに設け
た係合突起とシリンダ錠外筒に設けた突出カムとの係合
が解かれて前記ロータのロック位置への回動を可能にす
ると共に、所定の信号が入力された時に駆動するソレノ
イドに連動して揺動する係止片が前記ロータに係合して
前記ロータのロック位置への回動を阻止するようにした
車両用ステアリングロック装置において、 前記シリンダ錠外筒の突出カムにACC位置方向に向けて
前方に傾斜する傾斜面を形成し、前記係合突起が該傾斜
面上に位置しているときに前記係止片がロータに係合す
るようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係る車両用ステアリングロック装置の
縦断側面図、第2図は第1図におけるシリンダ係合部分
の拡大図、第3図はエンジンの電気スイッチ部を示す正
面図、第4図は第3図における「ACC」位置周りの部分
正面図である。
第1図,第2図に示すように、ケース1にはシリンダ錠
2とハンドル軸(図示せず)を施錠する錠体3とエンジ
ンの電気スイッチ部4とが設けられている。該シリンダ
錠2のロータ5はその外筒6に対して回動並びに摺動自
在に設けられ、その後方に一体に突出する操作杆7は、
その後端を後述する電気スイッチ部4の回転部材18に連
結されると共にその中間をこれに膨出して形成した半円
カム8を介して錠体3に摺接している。尚、ロータ5に
はその押し込み操作時にリターンスプリング26の弾発力
により初期位置に戻ろうとする力が作用する。また、ロ
ータ5にはACC位置Iにおいて外筒6の後端面に設けた
突出カム10と係合し得る係合突起11が設けられている。
これら突出カム10と係合突起11はロータ5のオン位置方
向の回動では前記突出カム10が乗り上げてロータ5を摺
動させる傾斜面a,aと、ロータ5のロック位置II方向の
回動では互いに衝合して回動を停止させる垂直面b,bと
を各有しており、ケース1の内面には前記係合突起11に
対向する位置にロータ5の押し込みを許容すべく凹溝12
が設けられている。係止片13は、ケース1近傍に付設さ
れたソレノイド(図示せず)に一端が連結されると共に
回動軸により軸支されており、その他端が前記ロータ5
から突出した前記係合突起11にロータ5のACC位置Iで
の押し込み操作後のロック位置IIへの回動操作時におい
て、ACC位置Iよりわずかにロック位置II側で係合し、
ロータ5のロック位置IIへの回動を阻止するようにされ
ている。そのとき、前記突出カム10の先端にはACC位置
Iの方向に傾斜する傾斜面cが設けられており、前記係
合突起11がその傾斜面c上に位置するようにされてい
る。これにより前記ロータ5に作用するリターンスプリ
ング26の弾発力により該ロータ5はACC位置に復帰する
ことができる。また、ロータ5の押し込み操作を検出す
るプッシュスイッチ14は、外筒6の奥端に形成する凹所
15内に配設され、ロータ5の軸線方向に沿って直交して
穿設される複数のタンブラ溝(図示せず)を避けてその
後方の周まわりに設けた凹溝16内にスイッチ作動片17を
臨ませるようにしてある。
また、第3図,第4図に示すように、前記電気スイッチ
部4は、可動接点を有する回転部材18と固定接点を有す
る固定部材19とから構成されている。該固定部材19の内
周面にはロック,ACC,オンの各接点に対応して、各々相
対向する位置に2箇所、計6箇所に嵌合凹所20a,20b,21
a,21b,22a,22bが設けられている。前記回転部材18には
相対向する位置に2個のばね23a,23bが付設されてお
り、回転部材18と固定部材19との間には該ばね23a,23b
により半径方向外側へ突出するように付勢された2個の
節度ボール24a,24bが内装されている。該節度ボール24
a,24bは前記回転部材18と一体的に回動し、例えばACC位
置Iに対応する前記嵌合凹所21a,21bに嵌合してACC接点
が閉となるようにされている。また、ACC位置Iにおけ
る嵌合凹所21a,21bのロック位置II側には、ACC位置Iか
ら離脱してわずかにロック位置II側に位置する節度ボー
ル24a,24bを該嵌合凹所21a,21b内に嵌合させるべく傾斜
面d及びeが設けられている。これによりACC位置から
わずかに離脱した節度ボール24a,24bをACC位置における
嵌合凹所21a,21bに嵌合させることができる。
(考案の効果) 本考案は上記のように、シリンダ錠外
筒の突出カムにACC位置方向に向けて前方に傾斜する傾
斜面を形成したことにより、走行中にロータをロック位
置に回動しようとしても、ロータに設けられた係合突起
がACC位置よりわずかにロック位置側で係止片と係合
し、この係合時には係合突起は該傾斜面上に位置してい
るので、ロータに作用するリターンスプリング力により
ロータをACC位置に復帰させることができる。さらに、
ロータがACC位置にあるときに節度ボールが嵌合する嵌
合凹所にロック位置から該嵌合凹所に向けて傾斜する傾
斜面を形成したことにより、ロータに設けられた係合突
起がACC位置よりわずかにロック位置側で係止片と係合
し、前記節度ボールがACC位置からわずかに離脱して
も、該節度ボールにはACC嵌合凹所方向に滑る力が作用
するので、ロータを確実にACC位置に復帰させることが
でき、ロータの押込み操作を検出するプッシュスイッチ
がおされたままになることを防止できるというすぐれた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用ステアリングロック装置の
縦断側面図、第2図は第1図におけるシリンダ係合部分
の拡大図、第3図はエンジンの電気スイッチ部を示す正
面図、第4図は第3図における「ACC」位置周りの部分
正面図、第5図は従来のエンジンの電気スイッチ部を示
す正面図、第6図は従来のシリンダ係合部分を示す側面
図である。 2……シリンダ錠、4……電気スイッチ部 5……ロータ、6……外筒 10……突出カム、11……係合突起 13……係止片、18……回転部材 19……固定部材、21a,21b……嵌合凹所 24a,24b……節度ボール c,d,e……傾斜面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ACC位置でのロータの押込み操作により該
    ロータに設けた係合突起とシリンダ錠外筒に設けた突出
    カムとの係合が解かれて前記ロータのロック位置への回
    動を可能にすると共に、所定の信号が入力された時に駆
    動するソレノイドに連動して揺動する係止片が前記ロー
    タに係合して前記ロータのロック位置への回動を阻止す
    るようにした車両用ステアリングロック装置において、 前記シリンダ錠外筒の突出カムにACC位置方法に向けて
    前方に傾斜する傾斜面を形成し、前記係合突起が該傾斜
    面上に位置しているときに前記係止片がロータに係合す
    るようにしたことを特徴とする車両用ステアリングロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】シリンダ錠ロータ後部に、該ロータと連動
    して回転し半径方向外側に付勢された節度ボールと可動
    接点とを有する回転部材と、前記節度ボールが嵌合する
    複数の嵌合凹所と、前記可動接点が接離する固定接点と
    を有する固定部材とから成るイグニッションスイッチを
    配し、前記ロータには前記節度ボールと前記嵌合凹所と
    の係脱により回転節度が与えられ、 ロータがACC位置にあるときに節度ボールが嵌合する嵌
    合凹所にロック位置から該嵌合凹所に向けて傾斜する傾
    斜面を形成したことを特徴とする請求項(1)記載の車
    両用ステアリングロック装置。
JP7744688U 1988-06-10 1988-06-10 車両用ステアリングロック装置 Expired - Lifetime JPH078746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7744688U JPH078746Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 車両用ステアリングロック装置

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JP7744688U JPH078746Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 車両用ステアリングロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH022966U JPH022966U (ja) 1990-01-10
JPH078746Y2 true JPH078746Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31302430

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7744688U Expired - Lifetime JPH078746Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 車両用ステアリングロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5329479B2 (ja) * 2010-05-18 2013-10-30 株式会社東海理化電機製作所 イグニッションスイッチの操作規制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH022966U (ja) 1990-01-10

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