JP4031714B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の車両のステアリングを回動不能にロックするために用いられるステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−282440号公報
【0003】
従来、自動車等のステアリングのロックを解除する際にはまず電子認証を行って、認証が確認できたらステアリングのロックを解除してエンジンの始動を許可するようにしたステアリングロック装置が知られている。
【0004】
例えば前記特許文献1に開示される装置では、ステアリングのロックを解除してエンジンを始動させるために回動操作する操作ノブが設けられており、この操作ノブには一体に回動するロックプレートが連結されている。そして、このロックプレートの回動は、電子認証の結果に応じて作動する電磁ソレノイドによって制御されており、電磁ソレノイドがオン(すなわち通電状態)されたときにロックプレートの回動が可能になり、電磁ソレノイドがオフ(すなわち非通電状態)されたときにロックプレートの回動が禁止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に開示される装置では、電磁ソレノイドをオン状態からオフ状態に切り替えるための条件として自動車等の車両が走行していることを示す車速信号が入力される必要があることから、電子認証が確認されて電磁ソレノイドがオンされた後に車両が走行しない状態が長く継続する場合には、電磁ソレノイドは通電された状態のままになり、バッテリーあがりや発熱等の問題が生じることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記問題を解決するために本発明は、外周部に係合段部を形成した回動可能な回動部材と、前記回動部材が走行禁止位置に操作された状態でステアリングシャフトの回動を阻止するロックシャフトと、前記回動部材の前記係合段部に係合することにより前記回動部材が前記走行禁止位置から走行許可位置へ、又は、前記走行許可位置から前記走行禁止位置へ回動するのを阻止するロック部材と、非通電時には前記ロック部材を前記係合段部と係合可能な係合位置に保持する一方、通電時には前記ロック部材を前記係合段部と係合しない非係合位置に保持する電磁ソレノイドと、外部から入力された電子信号を判定して、その判定結果に基づいて前記電磁ソレノイドを通電状態または非通電状態に制御する制御部と、前記走行禁止位置であるLOCK位置、並びに、前記走行許可位置であるACC位置、ON位置およびSTART位置の各操作位置への前記回動部材の回動操作に応じて、複数の固定接点のうち、所定の固定接点間を導通させる可動接点を有するイグニッションスイッチと、前記回動部材が前記走行禁止位置から前記走行許可位置へ、又は、前記走行許可位置から前記走行禁止位置へ回動操作されようとするときに前記制御部を作動させると共に、前記制御部によって前記電磁ソレノイドが通電されてから所定時間経過後に前記電磁ソレノイドの通電状態を終了させるタイマー回路を設けたステアリングロック装置において、前記回動部材は前記LOCK位置において軸方向に押し込み可能に配設されていて、その押し込みを検知する移動検知スイッチを設け、前記回動部材が前記ACC位置にあるときに可動接点と接触して導通状態となっている少なくとも2つの固定接点のうち、いずれかの固定接点と前記可動接点部とが非接続状態となる回動検知位置を形成し、前記移動検知スイッチが前記回動部材の押し込みを検知したか、または、前記イグニッションスイッチが前記回動検知位置となったことを検知したときに前記制御部を作動させることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】
本発明のステアリングロック装置において、前記回動部材が前記ACC位置にあるときに可動接点と接触して導通状態となっている少なくとも2つの固定接点は、前記回動部材が前記ACC位置から前記LOCK位置へ向けて回動操作された際に、前記ロック部材が前記係合段部に係合する前に前記可動接点との接触状態が変化して、前記回動検知位置となるように配置されてもよい(請求項2)。
【0008】
また、本発明のステアリングロック装置において、前記回動部材に、その外周部に周方向に延びる係合溝が形成され、該係合溝が、前記走行禁止位置に対応する第1係合溝部と、前記走行許可位置に対応する第2係合溝部とを有し、前記第1係合溝部と前記第2係合溝部とが、前記回動部材の軸方向に突出した係合段部が形成された導通溝部を介して互いに連通し、前記ロック部材が前記電磁ソレノイドによって、前記係合溝内を前記回動部材の軸方向に移動可能となっていてもよい(請求項3)。
【0009】
さらに、本発明のステアリングロック装置において、前記電磁ソレノイドが、先端部に前記ロック部材を固定するプランジャと、該プランジャを突出方向に付勢するスプリングとを備え、前記ロック部材が、前記電磁ソレノイドが通電されることによって、回動部材の押し込み方向に移動するようになっていてもよい(請求項4)。
【0010】
【発明の効果】
本発明の請求項1のステアリングロック装置によれば、タイマー回路によって電磁ソレノイドの通電状態を所定時間(例えば数秒間)で終了させるようにするとともに移動検知スイッチが回動部材の押し込みを検知したか、または、イグニッションスイッチが回動検知位置となったことを検知したときに制御部を作動させるようにしたので、たとえ電磁ソレノイドを通電させた後に車両が走行しない状態が長く継続したとしても少しの電力しか消費せず、バッテリーあがりや発熱といった問題を解消できる。
【0011】
また、本発明の請求項2のステアリングロック装置によれば、回動部材がACC位置からLOCK位置へ向けて回動操作されたことを検知することで、制御部を作動させるタイミングを正確に検知することができる。
【0012】
また、本発明の請求項3のステアリングロック装置によれば、ロック部材を、電磁ソレノイドにより、係合溝内を回動部材の軸方向に移動可能としたので、ロック部材を小型化することができ、構成の複雑化やコスト高を招くことがない。
【0013】
さらに、本発明の請求項4のステアリングロック装置によれば、ロック部材は、電磁ソレノイドが通電されることにより回動部材の押し込み方向に移動するので、ロック部材を小型化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるステアリングロック装置10の長手方向断面図、図2は図1の断面から90°ずれた位置での長手方向後部断面図である。
なお、ステアリングロック装置10の長手方向断面においては、便宜上、右側を「前」、左側を「後」という。
【0015】
ステアリングロック装置10は、内部空間を有する例えば亜鉛製のボディ12を備えている。ボディ12の前端部には、略円筒状のホルダ14が挿入されて固着されている。ホルダ14の内部には、略円柱状のスリーブ(回動部材)16が回動可能に収容されている。スリーブ16の中心部には、キー挿入穴17が形成されている。
【0016】
スリーブ16の前端部には小径部18が設けられており、図3にも示すように、この小径部18の外周には2つの係合凸部20が形成されている。一方、ホルダ14の内周面には、前記スリーブ16の係合凸部20に対応して係合凹部22が形成されている。これらの係合凸部20と係合凹部22とが互いに係合した状態ではホルダ14内においてスリーブ16は回動することができず、一方、スリーブ16が後方に押し込まれることによって係合凸部20と係合凹部22との係合が解除されるとスリーブ16はホルダ14内において回動可能な状態になる。
【0017】
スリーブ16の前端面には、内部空間23を有するノブ24が固定されており、図3にも示すように、ノブ24の内部空間23を介してスリーブ16のキー挿入穴17にメカニカルキーを挿入できるようになっている。また、メカニカルキーを用いずにステアリングロック装置10を解錠する場合、ユーザはノブ24をつかんで後方に押し込んでから回動操作することによりスリーブ16をLOCK位置(走行禁止位置)からACC位置、ON位置およびSTART位置の各位置(走行許可位置)へ回動させることができる一方、スリーブ16がACC位置またはON位置にある場合にはそこからLOCK位置へ戻り回動させることができるようになっている。
【0018】
ホルダ14の前端面にはリング状部材26が固定されており、このリング状部材26の内部に送受信コイル28が埋設されている。この送受信コイル28は、後述するイモビライザとの間で電子信号を無線で送受信するためのものである。
【0019】
ボディ12の外壁部には、カバー30で覆われた電磁ソレノイド32が固定されている。電磁ソレノイド32から突出するプランジャ34の先端部にはロック部材36が固定されており、このロック部材36の折れ曲がった先端部38がボディ12に形成された貫通穴を介してボディ12の内部に延びている。また、ロック部材36は、プランジャ34に外装されたスプリング40によって前方に付勢されている。電磁ソレノイド32は、非通電時にはロック部材36を図1に示す位置に保持するが、通電時にはプランジャ34が引っ込むことによりロック部材36をスプリング40の付勢力に抗して後方に移動させるようになっている。
【0020】
スリーブ16の後部側の外周部には、係合溝42が周方向に延びて形成されている。係合溝42は、図5に示すように、LOCK位置に対応する第1係合溝部43と、ACC位置、ON位置およびSTART位置に対応する第2係合溝部44とを含み、第1係合溝部43と第2係合溝部44との間は係合段部45が形成されているものの連通溝部46を介して互いに連通している。
【0021】
スリーブ16がLOCK位置にあり、かつ、電磁ソレノイド32が非通電状態にあるとき、ロック部材36の先端部38は係合溝42の第1係合溝部43に嵌り込んで係合段部45と係合可能な係合位置に保持されている。これによりスリーブ16は、ロック部材36の先端部38が係合段部45と係合することで、走ACC位置、ON位置およびSTART位置の各位置への回動が阻止される。
【0022】
一方、電磁ソレノイド32が通電されるとロック部材36が後方(矢印B方向)に移動して、その先端部38が第1係合溝部43内において係合段部45と係合しない非係合位置に保持される。この状態で、スリーブ16を回動させようとすると、ロック部材36の先端部38は係合段部45と係合しないため、ロック部材36の先端部38は連通溝部46を経て第2係合溝部44に入ることができ、これによりスリーブ16はLOCK位置からACC位置、ON位置およびSTART位置の各位置への回動が可能になる。
【0023】
ロック部材36の先端部38が第2係合溝部44に入った状態で電磁ソレノイド32の通電が解除されると、スプリング40の付勢力によってロック部材36が前方に移動することによりその先端部38は第2係合溝部44内において係合段部45と係合可能な係合位置(すなわち第2係合溝部44内の係合段部45側の側壁面に当接した位置)に保持されることになる。この状態では、スリーブ16を戻り回動させるとロック部材36の先端部38が係合段部45と係合するために、スリーブ16はACC位置からLOCK位置への戻り回動が阻止されることになる。
【0024】
ここで、スリーブ16のACC位置からLOCK位置への戻り回動を可能にするには、電磁ソレノイド32を通電させることにより第2係合溝部44内においてロック部材36の先端部38を係合段部45と係合しない非係合位置へ移動させる必要がある。そのために、本実施形態では、図6に示すように、ACC位置からLOCK位置寄りに約13°ずれた位置であってロック部材36の先端部38が係合段部45に係合する前の位置である回動検知位置を設け、後述するようにスリーブ16が回動検知位置まで戻り回動操作されたことを検知して電磁ソレノイド32を通電させるようにしている。
【0025】
図1,2を再び参照すると、ボディ12の外壁部には移動検知スイッチ50が取り付けてあり、移動検知スイッチ50の検知ピン51がボディ12を貫通して延びている。移動検知スイッチ50の検知ピン51の先端部は、スリーブ16の後部外周面に形成された凹部52の傾斜面に当接している。これにより、スリーブ16が後方に押し込まれると前記凹部52の傾斜面で押されることにより移動検知スイッチ50の検知ピン51がスイッチ本体側に押し込まれ、その結果、スリーブ16の押し込みが検知されるようになっている。
【0026】
スリーブ16の後端には、カムシャフト54がスリーブ16と一体に回転するように連結されている。カムシャフト54は、前端部側にフランジ状の大径部56とカム部58とを有するとともに、後端部側にフランジ部60を有している。
【0027】
カムシャフト54の中間部には、ロックシャフト70が取り付けられている。ロックシャフト70は、カムシャフト54が貫通する中空部を含むシャフト部72と、カム部58に当接する従動部74とからなる。スリーブ16がLOCK位置にあるとき、ロックシャフト70のシャフト部72の先端はボディ12から突出して図示しないステアリングシャフトに形成された凹部内に突入しており、これによりステアリングシャフトの回動が阻止されている。
【0028】
ロックシャフト70の従動部74と、ボディ12の開口部を塞ぐキャップ76との間にはスプリング78が配設されており、このスプリング78によってロックシャフト70はカムシャフト54側(図2において上側)に付勢されている。また、ロックシャフト70の従動部74内に形成された貫通穴の内部には、スプリング80とピン82が配設されており、この貫通穴の一端部は閉鎖される一方、他端部からはスプリング80によって付勢されたピン82の先端部が突出してカムシャフト54の大径部56の側面に近接している。なお、ピン82はその外周部に段部を有しており、その段部が貫通穴の開口部に係合することによりピン82は貫通穴から抜け出ないようになっている。
【0029】
カムシャフト54の後端側にはスプリング84が外装されている。スプリング84はカムシャフト54のフランジ部60とボディ12の内面に形成された段部との間に挟まれて圧縮された状態で配置されている。これにより、カムシャフト54およびこれに連結されたスリーブ16は、スプリング84によって常に前方に付勢されている。
【0030】
ボディ12の後端部にはイグニッションスイッチ90が取り付けられている。イグニッションスイッチ90は、図7に示すように、ベース92と、このベース92の端部を覆って設けられた略円筒キャップ状のケース94と、このケース94の内部に回転可能に設けられたロータ96とから主として構成されている。カムシャフト54の後端部は、ケース94を貫通してイグニッションスイッチ90の内部に延びており、ロータ96に対して前後方向に移動可能でかつ回転力を伝達可能に連結されている。これにより、スリーブ16を回動操作させると、カムシャフト54を介してロータ96も回動するようになっている。
【0031】
イグニッションスイッチ90においてロータ96は2つのクリック用ボール98を径方向において対向する位置に有している。クリック用ボール98は、スプリング100によって径方向外側に付勢されることによってその一部分がロータ96から突出している。一方、図8に示すように、ケース94の内面には、スリーブ16の回動位置であるLOCK位置、ACC位置およびON位置にそれぞれ対応するクリック用凹部94a,94b,94cが形成されている。ロータ96を回動させると、クリック用ボール98がこれらのクリック用凹部94a,94b,94cに嵌り込むようになっており、これによりスリーブ16を回動操作したときにLOCK位置、ACC位置およびON位置の各回動位置でスリーブ16が節度をもって停止するようなクリック感が得られるようになっている。なお、図8に示されるロータ96に設けられた5つの穴97は、後述する可動接点を付勢するためのスプリングの装着穴である。
【0032】
一方、スリーブ16のもう1つの回動位置であるSTART位置に対応するクリック用凹部は設けられておらず、START位置に対応するケース94の内面はON位置に対応するクリック用凹部94cに隣接する傾斜面94dとしてある。これにより、スリーブ16がSTART位置まで回動されてロータ96のクリック用ボール98が前記傾斜面94dに当接する位置まで来ると、クリック用ボール98にはON位置に対応するクリック用凹部94cへ戻ろうとする力が作用してロータ96をON位置まで戻り回動させることになる。このことから、START位置まで回動させられたスリーブ16はON位置まで自動復帰するようになっている。
【0033】
ロータ96に対向するベース92の端面には、図9に示すように、6つの固定接点B1,B2,ACC,IG1,IG2,STが配置されている。これらの固定接点B1,B2,ACC,IG1,IG2,STに対向するロータ96の対向面には、2つの円盤状の接点板102a,102bが配置され、図10中の斜線部で示すように、各接点板102a,102b内において、それぞれが互いに導通状態にある複数の可動接点が所定の円弧状パターンで突設されている。これらの可動接点と前記固定接点B1,B2,ACC,IG1,IG2,STとの接触状態がロータ96の回動位置に応じて変化することにより、各固定接点B1,B2,ACC,IG1,IG2,ST間の導通状態が変化して所定のスイッチ操作が行われるようになっている。
【0034】
ここで、スリーブ16(すなわちロータ96)の各回動位置における各固定接点B1,B2,ACC,IG1,IG2,ST間の導通状態を図11の表に示す。この表では、丸印の付いた固定接点間が導通状態にあることが示されている。この表に示されるように、ACC位置では固定接点B1,ACC間が導通状態にあるが、LOCK位置では固定接点B1,ACC間を含む全ての固定接点間の導通が解除されている。すなわち、スリーブ16をACC位置からLOCK位置へ戻り回動させる途中に、固定接点B1,ACC間の導通が解除される位置が存在する。
【0035】
これを固定接点と可動接点との接触状態を示す図12で見ると、図12(a)に示すようにACC位置では固定接点B1およびACCはいずれも斜線部で示す可動接点に接触して互いに導通した状態にあるが、図12(b)に示すようにロータ96(すなわちスリーブ16)がACC位置から反時計回り方向に約13度回動したときに固定接点ACCが可動接点と非接触となって固定接点B1,ACC間の導通が解除され、図12(c)に示すように最終的にLOCK位置ではいずれの固定接点間も導通しない状態になる。
【0036】
このようにスリーブ16がACC位置からLOCK位置へ向けて戻り回動操作される途中で固定接点B1,ACC間の導通が解除される位置を上述した回動検知位置とし、この導通解除信号を後述する制御部に入力することよりスリーブ16がACC位置からLOCK位置へ向けて回動操作されたことを検知するようにしている。このように本実施形態のステアリングロック装置10では、イグニッションスイッチ90を、スリーブ16が走行許可位置から走行禁止位置へ向けて回動操作されたことを検知する回動検知手段として用いている。
【0037】
図1を再び参照すると、ステアリングロック装置10は制御部110を備えている。制御部110は、イグニッションスイッチ90および電磁ソレノイド32に電気的に接続されるとともに、タイマー回路112にも接続されている。制御部110はまた、図示されていないが、前記送受信コイル28および移動検知スイッチ50に電気的に接続されるとともに、車両が停止状態にあるかを判定するための車速信号が入力されるようになっている。制御部110は、外部のイモビライザから発信されて送受信コイル28を介して入力された電子信号を判定し、その判定結果に基づいて電磁ソレノイド32を通電状態または非通電状態に制御するものである。また、タイマー回路112は、制御部110によって電磁ソレノイド32が通電されてから所定時間経過後に電磁ソレノイド32の通電状態を終了させるためのものである。
【0038】
次に、上述した構成からなるステアリングロック装置10の動作について図13,14,15を参照して説明する。
図13に示すように、ユーザが、キー把持部3にイモビライザ4が内蔵されたメカニカルキー2をノブ24の内部空間23を介してスリーブ16のキー挿入穴17に挿入してキー2を後方に押し込むと、スリーブ16およびカムシャフト54が後方に移動する。このとき、移動検知スイッチ50は、検知ピン51がスリーブ16の外周部に形成された凹部52の傾斜面によって押し込まれることよりスリーブ16の押し込みを検知し、その検知信号を制御部110に対して出力する(図14中▲1▼)。また、このときロック部材36の先端部38は、スリーブ16の係合溝42の第1係合溝部43に嵌り込んだ状態のままで、その第1係合溝部43の側壁面によって押されることによりスプリング40の付勢力に抗して後方に移動する。
【0039】
このようにスリーブ16が後方に移動することで、スリーブ16の係合凸部20がホルダ14の係合凹部22から外れて係合解除されるので、この点においてはスリーブ16はホルダ14内で回動可能な状態になるが、ロック部材36の先端部38がスリーブ16の第1係合溝部43に嵌り込んで係合段部45に係合した状態にあるため、スリーブ16の走行禁止位置であるLOCK位置から走行許可位置であるACC位置、ON位置およびSTART位置への回動は阻止されたままである。
【0040】
制御部110は、移動検知スイッチ50から検知信号が入力されたことで作動して、送受信コイル28に信号を送信する(図14中▲2▼)。この信号を受信した送受信コイル28は、キー把持部3に内蔵されたイモビライザ4に信号を送信する(図14中▲3▼)。イモビライザ4は、送受信コイル28から送信された信号を起電力として予め記憶されているIDコードを電子信号として送信する(図14中▲4▼)。イモビライザ4から送信された電子信号を受信した送受信コイル28は、その電子信号を制御部110に対して出力する(図14中▲5▼)。
【0041】
電子信号が入力された制御部110は、イモビライザ4に記憶されているIDコードが予め登録されているIDコードと一致するかを確認する電子認証を行い、一致が確認できたら電磁ソレノイド32を通電させる(図14中▲6▼)。このとき、タイマー回路112が作動して、図15に示すように電磁ソレノイド32が通電されてから所定時間tの経過後に電磁ソレノイド32の通電を終了させる(図14中▲7▼)。この所定時間tは、例えば数秒間もあれば十分である。
【0042】
電磁ソレノイド32が通電されると、プランジャ34が引っ込むことによりロック部材36が後方に移動する。これにより、ロック部材36の先端部38がスリーブ16の第1係合溝部43内において係合段部45と係合しない非係合位置に保持され、その結果、スリーブ16のLOCK位置からACC位置へ向けての回動が可能な状態になる。この状態でユーザがキー2およびノブ24を回動させると、スリーブ16がLOCK位置からACC位置、ON位置またはSTART位置に回動してイグニッションスイッチ90において所定のスイッチ操作が行われる。
【0043】
スリーブ16がLOCK位置からACC位置へ回動すると、これに伴ってカムシャフト54も回動する。この回動よりカム部58も回動してロックシャフト70の従動部74をスプリング78の付勢力に抗して図2中の下方に押し込む。これにより、ロックシャフト70のシャフト部72の先端部がボディ12内に没入することによって図示しないステアリングシャフトの凹部から脱出し、その結果、ステアリングシャフトの回動が可能になってステアリングロックが解除される。
【0044】
このようにしてステアリングロックが解除されるとき、ロックシャフト70の従動部74内に配設されているピン82は、カムシャフト54の後方移動によって大径部56の側面で押されることでスプリング80の付勢力に抗して従動部74内に押し込まれ、ロックシャフト70の従動部74がカム部58によって押されて移動したとき、ピン82が大径部56の外周面上に突出して係合する。これにより、ロックシャフト70は、スリーブ16およびカムシャフト54が前方に移動して大径部56とピン82との係合が外れない限りスプリング78の付勢力によって移動するということができず、シャフト部72の先端部がボディ12内に没入した状態に保持される。
【0045】
電磁ソレノイド32の通電時にスリーブ16が回動することによってスリーブ16の係合溝42の第1係合溝部43から連通溝部46を介して第2係合溝部44内に侵入したロック部材36の先端部38は、タイマー回路112によって電磁ソレノイド32の通電が解除されるとスプリング40の付勢力によってプランジャ34が突出することにより、第2係合溝部44内で前方に移動して係合段部45と係合可能な係合位置に保持される。
【0046】
続いて、上述したようにしてスリーブ16を走行禁止位置から走行許可位置へ回動させてステアリングロックを一旦解除した後、スリーブ16を走行許可位置から走行禁止位置まで戻り回動させるときの動作について説明する。
ユーザがキー2およびノブ24を回動させてスリーブ16をACC位置からLOCK位置へ回動操作しようとするとき、その途中で回動検知位置を通過することになる。この回動検知位置は、図6に示すようにロック部材36の先端部38が係合段部45に係合する前の位置であり、イグニッションスイッチ90においては固定接点B1,ACC間の導通が切れる位置である。
【0047】
この回動検知位置にスリーブ16が来たとき、イグニッションスイッチ90から制御部110に対して固定接点B1,ACC間の導通解除信号が入力される(図14中▲8▼)。また、このとき制御部110には車速信号も入力される(図14中▲9▼)。制御部110は、イグニッションスイッチ90からの信号および車速信号の入力を受けて作動し、車速信号に基づいて車両が停止した状態にあるかを判定し、車両が停止状態にあると判定されると電磁ソレノイド32を通電させる(図14中(10))。このときもまた、タイマー回路112が作動して、図15に示すように電磁ソレノイド32が通電されてから所定時間tの経過後に電磁ソレノイド32の通電を終了させる(図14中(11))。
【0048】
なお、制御部110が車速信号に基づいて車両が停止状態にない(すなわち走行している)と判定すると、電磁ソレノイド32は通電されず非通電状態のままである。この場合、ロック部材36の先端部38はスリーブ16の第2係合溝部44内において係合段部45と係合可能な係合位置に保持されているため、スリーブ16を走行許可位置から走行禁止位置へ戻り回動させようとしてもロック部材36の先端部38が係合段部45に係合するために回動させることができない。したがって、車両走行中に誤ってキー2を戻り回動させてしまった場合でもスリーブ16がLOCK位置へ回動されることはなく、不意にステアリングがロックされてしまうことがない。
【0049】
電磁ソレノイド32が通電されることによってプランジャ34がスプリング40の付勢力に抗して引っ込み、ロック部材36が後方に移動する。これにより、ロック部材36の先端部38は、スリーブ16の第2係合溝部44内において係合段部45と係合しない非係合位置へ移動して所定時間保持される。その結果、ロック部材36の先端部38は連通溝部46を介して第1係合溝部43に侵入することができ、これによりスリーブ16をLOCK位置まで回動させることができる。
【0050】
スリーブ16がLOCK位置まで回動されると、スリーブ16の係合凸部20とホルダ14の係合凹部22とが一致する。これにより、カムシャフト54およびスリーブ16は、スプリング84の付勢力によって前方に移動して、操作前の位置に復帰する。このカムシャフト54の前方移動によって大径部56とピン82との係合が外れると、ロックシャフト70はスプリング78の付勢力によって押されることでシャフト部72の先端部がボディ12から突出してステアリングシャフトの凹部内に係合し、これによりステアリングシャフトの回動が阻止されてステアリングがロックされる。
【0051】
以上に説明したように本実施形態のステアリングロック装置10によれば、タイマー回路112によって電磁ソレノイド32の通電状態を所定時間t(例えば数秒間)で終了させるようにしたので、たとえ電磁ソレノイド32を通電させた後に車両が走行しない状態が長く継続したとしても少しの電力しか消費せず、バッテリーあがりや発熱といった問題を解消できる。
【0052】
また、イグニッションスイッチ90でスリーブ16が走行許可位置から走行禁止位置へ向けて回動操作されたことを検知することで、制御部110を作動させるタイミングを正確に検知することができる。
【0053】
また、従来よりステアリングロック装置に備えられているイグニッションスイッチ90を回動検知手段としたことで、部品点数を増やすことなく構成することができ、構成の複雑化やコスト高を招くことがない。
【0054】
さらに、ロック部材36がスリーブ16の係合段部45に係合する前に、スリーブ16の走行許可位置から走行禁止位置へ向けての回動操作を検知して、制御部110の作動により電磁ソレノイド32を通電させるようにしたので、スリーブ16を走行禁止位置へとスムーズに回動操作することができる。
【0055】
なお、上述した実施形態では、発信機であるイモビライザ4がメカニカルキー2の把持部3に組み込まれているものとして説明したが、イモビライザはメカニカルキー2とは別体のもので例えばカード型のものであってもよい。その場合には、カード型のイモビライザを所持したユーザは、メカニカルキーを用いることなくノブ3を持って押し込みおよび回動操作することで、上述したのと同様のステアリングロック解除およびステアリングロックの操作をすることができる。
【0056】
また、前記制御部110は、車速信号に基づいて車両が停止状態にあるかを判定するようにしたが、オートマティック車においてはシフトレバーがパーキングの位置に入っているかどうか検知して車両の停止状態を判定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ステアリングロック装置の長手方向断面図。
【図2】 図1の断面から90°ずれた位置でのステアリングロック装置の長手方向後部断面図。
【図3】 図1のA−A断面図。
【図4】 ノブ側から見たステアリングロック装置の端面図。
【図5】 スリーブの係合溝を示す平面図。
【図6】 スリーブの係合溝を示す断面図。
【図7】 イグニッションスイッチの断面図。
【図8】 イグニッションスイッチのケースおよびロータの平面図。
【図9】 イグニッションスイッチの固定接点の配置を示す平面図。
【図10】 イグニッションスイッチの可動接点の配置を示す平面図。
【図11】 イグニッションスイッチにおけるスリーブ回動位置に応じた各固定接点の導通状態を示す図表。
【図12】 ACC位置とLOCK位置との間にある回動検知位置でのイグニッションスイッチの固定接点と可動接点の接触状態を示す平面図。
【図13】 スリーブを押し込み操作したときのステアリングロック装置の長手方向断面図。
【図14】 ステアリングロック装置の動作を説明するためのブロック図。
【図15】 タイマー回路による電磁ソレノイドの通電時間の制御を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
10…ステアリングロック装置、12…ボディ、14…ホルダ、16…スリーブ(回動部材)、24…ノブ、32…電磁ソレノイド、36…ロック部材、42…係合溝、45…係合段部、50…移動検知スイッチ、54…カムシャフト、70…ロックシャフト、90…イグニッションスイッチ(回動検知手段)、110…制御部、112…タイマー回路。

Claims (4)

  1. 外周部に係合段部を形成した回動可能な回動部材と、
    前記回動部材が走行禁止位置に操作された状態でステアリングシャフトの回動を阻止するロックシャフトと、
    前記回動部材の前記係合段部に係合することにより前記回動部材が前記走行禁止位置から走行許可位置へ、又は、前記走行許可位置から前記走行禁止位置へ回動するのを阻止するロック部材と、
    非通電時には前記ロック部材を前記係合段部と係合可能な係合位置に保持する一方、通電時には前記ロック部材を前記係合段部と係合しない非係合位置に保持する電磁ソレノイドと、
    外部から入力された電子信号を判定して、その判定結果に基づいて前記電磁ソレノイドを通電状態または非通電状態に制御する制御部と
    前記走行禁止位置であるLOCK位置、並びに、前記走行許可位置であるACC位置、ON位置およびSTART位置の各操作位置への前記回動部材の回動操作に応じて、複数の固定接点のうち、所定の固定接点間を導通させる可動接点を有するイグニッションスイッチと、
    前記回動部材が前記走行禁止位置から前記走行許可位置へ、又は、前記走行許可位置から前記走行禁止位置へ回動操作されようとするときに前記制御部を作動させると共に、前記制御部によって前記電磁ソレノイドが通電されてから所定時間経過後に前記電磁ソレノイドの通電状態を終了させるタイマー回路を設けたステアリングロック装置において、
    前記回動部材は、前記LOCK位置において軸方向に押し込み可能に配設されていて、
    前記回動部材の押し込みを検知する移動検知スイッチを設け、
    前記回動部材が前記ACC位置にあるときに可動接点と接触して導通状態となっている少なくとも2つの固定接点のうち、いずれかの固定接点と前記可動接点とが非接続状態となる回動検知位置を形成し、
    前記移動検知スイッチが前記回動部材の押し込みを検知したか、または、前記イグニッションスイッチが前記回動検知位置となったことを検知したときに前記制御部を作動させることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記回動部材が前記ACC位置にあるときに可動接点と接触して導通状態となっている少なくとも2つの固定接点は、前記回動部材が前記ACC位置から前記LOCK位置へ向けて回動操作された際に、前記ロック部材が前記係合段部に係合する前に前記可動接点との接触状態が変化して、前記回動検知位置となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記回動部材には、その外周部に周方向に延びる係合溝が形成され、
    該係合溝は、前記走行禁止位置に対応する第1係合溝部と、前記走行許可位置に対応する第2係合溝部とを有し、前記第1係合溝部と前記第2係合溝部とは、前記回動部材の軸方向に突出した係合段部が形成された導通溝部を介して互いに連通しており、
    前記ロック部材は前記電磁ソレノイドによって、前記係合溝内を前記回動部材の軸方向に移動可能としたことを特徴とする請求項に記載のステアリングロック装置。
  4. 前記電磁ソレノイドは、先端部に前記ロック部材を固定するプランジャと、該プランジャを突出方向に付勢するスプリングとを備え、
    前記ロック部材は、前記電磁ソレノイドが通電されることによって、回動部材の押し込み方向に移動することを特徴とする請求項に記載のステアリングロック装置。
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