JPH07113512B2 - 冷蔵庫用扉 - Google Patents

冷蔵庫用扉

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JPH07113512B2
JPH07113512B2 JP63250238A JP25023888A JPH07113512B2 JP H07113512 B2 JPH07113512 B2 JP H07113512B2 JP 63250238 A JP63250238 A JP 63250238A JP 25023888 A JP25023888 A JP 25023888A JP H07113512 B2 JPH07113512 B2 JP H07113512B2
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JP
Japan
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door
peripheral
edge
peripheral walls
frame member
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JP63250238A
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JPH0297883A (ja
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千明 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、冷蔵庫の扉の構造に関するものである。
【従来の技術】
第4図および第5図は、例えば実開昭63−49485号公報
に示された従来の冷蔵庫用扉を示し、背面側より見た一
部を切欠いて示す斜視図および要部の拡大断面図であ
る。 図において、1は射出成形により形成された扉外板で、
前面壁1aと、この前面壁1aの四周縁に一体に設けた四周
壁1bを有し、かつ前面壁1aと四周壁1bとの連結隅部の内
側には、後述する枠部材2の係止用結合片3が四周壁1b
に沿って多数形成されている。なお、上記扉外板1は図
示しないがヒンジのシャフト穴,扉のストッパ及びハン
ドル等が射出成形により一体に形成されている。 上記枠部材2は、上記扉外板1の四周壁1bの内側に密嵌
合されるもので、押出成形品を四周壁1bの内形に一致す
る四角状に継ぎ合せることにより構成され、そして押出
成形品の断面形状を略H形とすることにより、内側に上
記各結合片3に係合する係止部4を形成すると共に、外
側にはガスケット装着溝5を形成し、さらに側方には扉
内板6のフランジ部6aが嵌合する溝部7が形成されてい
る。また、上記内板6は真空成形品から構成される。 このような従来の冷蔵庫の扉において、その構成部品を
組付ける場合は、まず、内板6のフランジ部6aに枠部材
2の溝部7を嵌合して両者を一体化した後、この枠部材
2を扉外板1の四周壁1b内側に嵌め込み、その係止部4
を各結合片3に係合させる。これにより枠部材2は四周
壁1b内に密嵌合状態に固定されると共に、係止部4が結
合片3の引掛部3aに掛止することで抜け止めされ、かつ
結合片3によって枠部材2の扉外板1に対する位置決め
がなされることになる。その後、内板6側に明けられた
注入孔(図示せず)から硬質ウレタンを注入し発泡させ
ることにより、扉外板1と内板6との空間を発泡ウレタ
ンで充満させ一体化することで扉を形成している。
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫用扉は以上のように構成されており、特に
扉外板1が背面側に突出する四周壁1bと、前面壁1aと四
周壁1bとの連結隅部の内側に設ける結合片3とを射出成
形によって一体成形するために、第3図(a)に示すよ
うに、型構造上スライド機構8を採用しなければなら
ず、また型構造を簡略化しているために四周壁1bの端縁
1cの外側角部1eには円弧面を形成することは型製作上容
易であるが、端縁1cの内側角部1dに円弧面をつけるには
型製作上型構造が複雑となり極めて困難であると共に高
価になってしまうと共に型の保守が難しく寿命も短いも
のとなる。 すなわち、射出成形するものにおいて、冷蔵庫の扉外板
を形成するのでなければ、例えば結合片3を取りさり第
3図(b)に示すように四周壁の板厚を厚くすれば、四
周壁1bの端縁1cの内,外側角部1d,1eに円弧面を形成す
る場合は、固定型9aと移動型9bとの接合面10が四周壁1b
の端縁1cの中央にパーテイングラインが位置するように
してそれぞれの型に対応する円弧面形状を設けた型構造
であれば端縁1cの内側,外側角部1d,1eにそれぞれ円弧
面を形成することは可能であるが、結合片3がなければ
扉内板を取り付けるための枠部材2が固定できなくなる
し、板厚か厚いと冷蔵庫扉の開閉も大変重くなり、扉を
ささえる軸の耐久性が大巾に短くなってしまい、かつ高
価となってしまう。従って、冷蔵庫の扉としては第3図
(a)のように結合片3は設ける必要があり、板厚もあ
る程度薄いものにしなければならない。しかし四周壁1b
のように板厚が薄いものでは、型の製作が難しいものと
なる。とりわけ、射出成形品が上述したように扉外板1
の四周壁1bの隅部に結合片3が設けられたものでは第3
図(a)に示すように、移動型9bにスライド機構8のス
ライド駒11を配設しなければならず、四周壁1bの端縁1c
の内側角部1dに円弧面を形成するような型構造とするこ
とは困難であり、円弧面を形成しない型構造としている
のが現状である。 しかるに、四周壁1bの端縁1cの内,外側角部1d,1eには
製品上利用者の手が触れる頻度が高く、円弧面となって
いない鋭利な端縁1cの内側角部1dで利用者が指等を怪我
してしまう恐れがある。そこで、従来では、安全対策上
特に後加工として上記内側角部1dの面取り作業の仕上加
工を新たに行うことによって円弧面だけを形成する作業
を行い安全対策を行っている。従って、このような面取
り作業の追加工程が要求されることで、費用が掛りこれ
が製品の原価に反映してしまうという問題点があった。 この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、後加工による面取り作業などの追加工程作
業を行うことなく、扉外板の四周壁の端縁内側に円弧面
が形成できて利用者の安全を保護できると共に、外扉板
の四周壁に強度を持たせた冷蔵庫扉を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫用扉は、冷蔵庫の扉外板の四周壁
の内側に扉内板を取り付けるための押出成形による枠部
材に、上記四周壁の内周面に沿って端縁方向にその端縁
と同等又はそれ以上延出し、その延出部分の上記扉内板
側の内側角部に円弧面を存する突出片を形成するように
したものである。
【作用】
この発明における冷蔵庫用扉は、扉内板を扉外板に取り
付ける押出成形による枠部材の、扉外板の四周壁の内周
面に沿って端縁方向に延出する延出部分の内側角部に円
弧面を形成するようにした構成としたので、製品の安全
対策上必要とされた四周壁の端縁の内側角部の面取り作
業という後加工を必要とせず、また、利用者が冷蔵庫の
扉開閉時に上記端縁の内側角部に触れた場合も扉外板四
周壁の内側端を枠部材の円弧面が覆っているので利用者
の刺傷が確実に防止することができ、かつ、扉外板の端
がより覆われるので意匠的視覚効果も大きい。更に、上
記突出片が四周壁の内周面に沿って重合した状態に嵌合
されることで四周壁の強度が一層増加される。
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面について説明する。 第1図は、この発明に係る冷蔵庫用扉の一例を示す要部
の拡大断面図である。第1図において、従来例の第4図
及び第5図と同一部分は同一符号を付してその説明を省
略し、相違点を重点に述べる。 12は扉外板1の四周壁1bの内側に密嵌合される枠部材で
あり、押出成形品を四周壁1bの内形に一致する四角状に
継ぎ合せることにより構成され、押出成形品の断面形状
を略H形とすることで内側に各結合片3に係合する係止
部4を形成すると共に、外側にはガスケット装着溝5を
形成し、かつ側方には扉内板6のフランジ部6aが嵌合す
る扉内板取付部としての溝部7が形成され、さらに上記
ガスケット装着溝5の上記四周壁1bの内面に沿った外側
部13は四周壁1bの端縁方向すなわち冷蔵庫奥行方向の周
壁高さと同一高さとなるように延出された突出片14が形
成され、この突出片14の端縁の内側角部14aのみに円弧
面が形成された構造となっている。 なお上述以外の構成並びにその構成部品の組付け方法は
従来例の第4図,第5図と同様なのでその説明を省略す
る。 上記のような、この発明の実施例にあっては、突出片14
の端縁の内側角部14aに円弧面を形成した枠部材12を押
出成形によって一体に形成し、この枠部材12を扉外板1
の四周壁1bの内側に密嵌合させ、その係止部4を結合片
3に係止している。したがって、射出成形による型構造
において、移動型にスライド機構を採用することで、四
周壁1bの端縁1cの内側角部1dに円弧面が形成されない場
合であっても、上記枠部材12の四周壁1bに沿って延出さ
れかつ四周壁1b高さと同一高さをもつ突出片14の端縁の
内側角部14aに円弧面が形成されていることで、利用者
に円弧面のない四周壁1bの端縁の内側角部1dで怪我をさ
せるようなことがない。 また上記突出片14は上述したように四周壁1bの内周面に
沿って延出され四周壁1bと重合した状態の構成となるた
め扉外板単品での四周壁1bの補強となると共に、製品形
成後の外部の温度変化,更には、内部の硬質ウレタンフ
ォームの熱変形に対しても四周壁1bの変形を抑制し補強
することが可能である。 第2図は、この発明の他の実施例を示す要部の断面図で
ある。この他の実施例においては、押出成形による枠部
材12の突出片14を四周壁1bの周壁高さより高く延出させ
ると共に、延長された突出片14bで四周壁1bの端縁1cを
覆いその突出端部を四周壁1bの端縁1cの外周面1fに形成
した段部15に周壁外周面1fと面一となるようにして係止
させたものである。 このような構成にすることによって、四周壁1bの端縁1c
の内側角部1dが延長した突出片14bによって覆われるこ
とで、上記内側角部1dの鋭利な部分がかくれ利用者の手
に触れることがなく、安全性が確保できる。 また、押出成形による枠部材12は延長した突出片14bに
よって四周壁1bの端縁1cを挟持する状態で取付けられ、
四周壁1bと枠部材12の係合固定がより確実になり強度が
一層向上できる効果がある。 上記いずれの実施例においても扉外板の四周壁の内側の
一部が露出することもなくなるので意匠的視覚効果も大
きい。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、扉外板の四周壁の内
周面に沿って周壁の端縁方向に向けて延出させた突出片
を形成した押出成形による枠部材を上記周壁の内周面に
嵌合させかつその突出片を四周壁の端縁と同等又はそれ
以上延出しその延出部分の内側角部に円弧面を形成する
構成としたので、冷蔵庫の扉開閉時に利用者が触れがち
な扉外板の四周壁の端縁内面の鋭利な角部で利用者が怪
我するようなこともなく安全性が保たれると共に、上記
四周壁の壁強度が一層向上できる。また、扉外板の射出
成形後の後加工作業が省略できることで作業性がよく、
製品の原価を低廉にでき意匠的視覚効果も向上するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す冷蔵庫用扉の要部横
断面図、第2図はこの発明の他の実施例を示す第1図相
当図、第3図(a),(b)はそれぞれ冷蔵庫用扉の射
出成形における型構造の説明図、第4図は従来の冷蔵庫
用扉を示す一部切欠き斜視図、第5図は同じく要部横断
面図である。 1……扉外板、1b……四周壁、1c……端縁、1d……内側
角部、1e……外側角部、2,12……枠部材、3……結合
片、4……係止部、5……ガスケット装着溝、6……扉
内板、13……外側部、14……突出片、15……段部。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫の扉外板に四周壁を一体に形成し、
    この四周壁の内側には多数の結合片を設けると共に、上
    記四周壁の内側に嵌合し、扉内板周壁の内側に取り付け
    るための押出成形による枠部材を配設し、この枠部材
    に、上記結合片に係止する係止部と、扉内板取付部と、
    扉外板の四周壁の内周面に沿ってその端縁方向にその端
    縁と同等又はそれ以上延出し、その延出部分の上記扉内
    板側の内側角部に円弧面を有する突出片とを形成したこ
    とを特徴とする冷蔵庫用扉。
JP63250238A 1988-10-04 1988-10-04 冷蔵庫用扉 Expired - Lifetime JPH07113512B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP63250238A JPH07113512B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 冷蔵庫用扉

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JP63250238A JPH07113512B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 冷蔵庫用扉

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JPH0297883A JPH0297883A (ja) 1990-04-10
JPH07113512B2 true JPH07113512B2 (ja) 1995-12-06

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ID=17204890

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JP63250238A Expired - Lifetime JPH07113512B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 冷蔵庫用扉

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20130088135A1 (en) * 2010-06-30 2013-04-11 Lg Electronics Inc. Refrigerator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825985U (ja) * 1981-08-17 1983-02-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫扉
JPS5921487U (ja) * 1982-07-30 1984-02-09 株式会社日立製作所 冷蔵庫の断熱扉

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JPH0297883A (ja) 1990-04-10

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