JPH048812Y2 - - Google Patents

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JPH048812Y2
JPH048812Y2 JP1987038719U JP3871987U JPH048812Y2 JP H048812 Y2 JPH048812 Y2 JP H048812Y2 JP 1987038719 U JP1987038719 U JP 1987038719U JP 3871987 U JP3871987 U JP 3871987U JP H048812 Y2 JPH048812 Y2 JP H048812Y2
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storage pocket
door
wall
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opening
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JP1987038719U
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JPS63146091U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は厨房機器、事務機器等の扉に関するも
ので、さらに詳しく扉の裏面に別部材を使用する
ことなく小物等の収納ポケツトを簡単に構成する
とともに収納物の確認が容易な扉に関するもので
ある。
従来の技術 従来の厨房機器、事務機器等の扉は合板、スチ
ール等にて構成され、また、扉の裏面に収納ポケ
ツトを設けるには別部材を組付けることにより設
けられていた。
考案が解決しようとする問題点 一般的に上記のような扉は軽量であることが望
ましいが、合板、スチール等の薄板では剛性が不
足し、扉自体に歪、ソリ等の変形が生じ易く、よ
つて扉の平面度を維持するためには合板、スチー
ル等を厚肉にしたり、補強材を組込むことが行な
われており、剛性を有し且つ軽量な扉を得ること
が困難であつた。また、扉の裏面に収納ポケツト
を設けるには別部材を組付ける必要があり、部品
点数の増加、製造工数の増加は免れ得ないもので
あつた。
本考案は、扉の表壁と裏壁とが互いに離隔し両
壁が周壁で一体に結合した中空2重壁に構成する
ことにより扉の剛性と軽量化とをともに満足させ
ることができ、且つ表壁と裏壁との間の中空部を
有効に利用して、収納ポケツトの口部に凹部を形
成することにより、収納ポケツトの膨出度を大き
くしなくてもその口部の開口面積を広くとつて、
収納物の出し入れが容易であり、しかも、収納ポ
ケツトの下方に裏壁を表壁に溶着した凹部を形成
したことにより、収納ポケツト部の強度を高くて
その変形を防止するとともに扉の共鳴による不快
な振動音の発生を防止することができる扉を提供
することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するための技術的手
段を次のように構成した。
すなわち、本考案は、扉の表壁と裏壁とが互い
に離隔し両壁が周壁で一体に結合した中空2重壁
に構成し、裏壁の一部を外報に突出させ一出部を
形成して一端を口部にて開口した物品の収納ポケ
ツトを形成し、上記収納ポケツトの前面に透孔を
設けるとともに、収納ポケツトの下方および口部
の裏壁に凹部を形成し、上記収納ポケツトの下方
に形成した凹部の部分は表壁と裏壁とを一体に溶
着した扉に関する。
作 用 本考案にあつては扉の表壁と裏壁とが互いに離
隔し両壁が周壁で一体に結合した中空2重壁に構
成したので、従来のように補強材を使用すること
なく剛性を向上することができるとともに扉自体
軽量に構成することができる。また、裏壁の一部
を外方に突出させ膨出部を形成して一端を開口し
た物品の収納ポケツトを形成したので、従来のよ
うに別部材を使用することなく表壁と裏壁との間
の中空部を有効に利用して収納ポケツトを設ける
ことができる。さらに、上記ポケツトの前面に透
孔を設けたので外部から簡単に収納物の判別確認
を行なうことができる。そのうえ、表壁と裏壁と
の間の中空部を有効に利用して、収納ポケツトの
口部に凹部を形成することにより、収納ポケツト
の膨出度を大きくせずにその口部の開口面積を広
くすることができ、収納物の出し入れが容易であ
る。しかも、収納ポケツトの下方に裏壁を表壁に
溶着した凹部が形成されているので、収納ポケツ
ト部の強度が高くてその変形を無く、また扉の共
鳴による不快な振動音の発生が防止される。
実施例 以下、本考案を図面に基づき説明する。
1は洗面台、2は洗面台の前方に設けられた扉
であり、左右一対の扉2は両端を軸として中央か
ら観音開きとなるよう取付けられている。扉2は
表壁3と裏壁4とを互いに離隔して両壁が周壁1
2にて一体に結合した中空2重壁構造に構成さ
れ、裏壁4の一部を外方に突出させ膨出部5を形
成し、表壁3と裏壁4との間に収納ポケツト6が
構成される。7は膨出部5の上面を切欠いて形成
された収納部取出用の口部であり、8は膨出部5
の前面5aから下面5bにかけて切欠いた、収納
ポケツト6の奥行き方向に細長く延出し、且つ人
の指が入る程度(2〜4cm程度)の幅Dを有する
透孔である。9は収納ポケツト6の下方において
収納物Aが表壁3と裏壁4との間の中空部2a内
に入らないよう区画するための凹部であり、上記
凹部9の部分において表壁3と裏壁4とは一体に
溶着されている。また10は凹部9と同様に収納
ポケツト6を側面にて区画するための凹部、11
は収納部6を上面にて区画するための凹部であ
る。なお、12は扉2の開閉軸となるヒンジピン
である。また、上記実施例にて示した扉2はポリ
エチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチ
ツクを一対の分割形式の金型内でブロー成形した
後、膨出部5の一部を切欠いて口部7及び透孔8
を形成することにより一体に構成することができ
る。
使用に際して、口部7より収納物Aを収納し、
収納された収納物Aの確認は透孔8にて容易に行
なうことができる。また、取出しの際、収納物A
は比較的長いものであれば凹部11に指を入れて
収納物をつかんで取出すことができる。なお、凹
部11部分の裏壁11aを中空部2a方向に傾斜
して構成することにより収納物Aが取出し易い。
また、収納物Aが比較的短かいもの等であれば膨
出部5の下面5bの透孔8に指を掛け口部7方向
に収納物Aを押上げることにより容易に取出すこ
とができる。さらに、膨出部5の前面5aを口部
7側に拡開した傾斜状に構成することにより一層
収納、取出作業を簡便にすることができる。
また、実施例のような熱可塑性プラスチツクを
ブロー成形することにより表壁3と裏壁4とを収
納ポケツト6の周囲である凹部9,10,11部
分にて一体に溶着することにより扉2自体の剛性
を向上することができる。
また、本考案においては収納ポケツト6の口部
7の位置は上面に限定されるものではなく、第5
図のように収納ポケツト6の口部7を側面に設け
ることができる。
考案の効果 本考案によれば、、扉の表壁と裏壁とが互いに
離隔し両壁が周壁で一体に結合した中空2重壁に
構成することにより扉の剛性と軽量化とをともに
満足させることができ、且つ表壁と裏壁との間の
中空部を有効に利用して、収納ポケツトの口部に
凹部を形成することにより、収納ポケツトの膨出
度を大きくしなくてもその口部の開口面積を広く
とつて、収納物の出し入れが容易であり、しか
も、収納ポケツトの下方に裏壁を表壁に溶着した
凹部を形成したことにより、収納ポケツト部の強
度を高くてその変形を防止するとともに扉の共鳴
による不快な振動音の発生を防止することができ
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る扉を備えた洗面台の斜視
図、第2図は扉の裏壁側からみた斜視図、第3図
は第2図のA−A′断面図、第4図は第2図のB
−B′断面図、第5図は本考案の他例を示す扉の
裏壁側からみた斜視図である。 2……扉、3……表壁、4……裏壁、5……膨
出部、7……口部、8……透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉の表壁と裏壁とが互いに離隔し両壁が周壁で
    一体に結合した中空2重壁に構成し、裏壁の一部
    を外方に突出させ膨出部を形成して一端を口部に
    て開口した物品の収納ポケツトを形成し、上記収
    納ポケツトの前面に透孔を設けるとともに、収納
    ポケツトの下方および口部の裏壁に凹部を形成
    し、上記収納ポケツトの下方に形成した凹部の部
    分は表壁と裏壁とを一体に溶着したことを特徴と
    する扉。
JP1987038719U 1987-03-17 1987-03-17 Expired JPH048812Y2 (ja)

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JPS63146091U JPS63146091U (ja) 1988-09-27
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JPS4512194Y1 (ja) * 1965-10-21 1970-05-28
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JPS63146091U (ja) 1988-09-27

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