JPH07107783B2 - エラ−情報チエツク装置 - Google Patents

エラ−情報チエツク装置

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JPH07107783B2
JPH07107783B2 JP60117388A JP11738885A JPH07107783B2 JP H07107783 B2 JPH07107783 B2 JP H07107783B2 JP 60117388 A JP60117388 A JP 60117388A JP 11738885 A JP11738885 A JP 11738885A JP H07107783 B2 JPH07107783 B2 JP H07107783B2
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JP
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恵佑 関口
和之 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、PCMテープレコーダにより記録がなされた
磁気テープの検査に用いて好適なエラー情報チェック装
置に関するものである。
〔発明の概要〕
この発明は、PCMテープレコーダにより記録された磁気
テープの検査に用いられるエラー情報チェック装置にお
いて、PCMテープレコーダをエラー情報チェック装置のC
PUの制御信号によりコントロールし、PCMテープレコー
ダからのタイムコード信号及びエラー情報等をエラー情
報チェック装置に供給し、タイムコード信号とエラー情
報とを対応させて再生信号の状態を検出し、その測定結
果を出力することにより音を実際に聞かずとも検査が行
えるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、アナログ式のテープレコーダにより記録された磁
気テープの検査は、磁気テープ上に記録されたアナログ
オーディオ信号を再生し、実際にスピーカから再生音を
聞くことによりなされていた。
しかし、PCM(ディジタル)式テープレコーダでは、一
般に記録時においてエラー検出用コード及びエラー訂正
符号がディジタルオーディオ信号に付加されている。再
生時においては、このエラー検出用のコードによりエラ
ー検出が行われ、エラーが検出された場合には、エラー
訂正符号を用いてエラー訂正が行われ、良好な再生信号
とされる。また、エラー訂正不可能なエラーデータに対
しては、平均値補間や前置ホールド等の補間処理がなさ
れ、更に補間処理さえも不可能なエラーデータに対して
は、ミューティングがなされ、エラーデータの影響をよ
り少なくするようになされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
PCMオーディオ信号が記録されている磁気テープ、例え
ばコンパクトディスクに記録されるPCMオーディオ信号
が記録されているマスターテープの良否を検査する場
合、再生音を聞いて行う検査は、極めて不充分なもので
あった。
また、コンパクトディスクにオーディオデータではな
く、表示用データ,ディジタルデータ等を記録すること
が考えられているが、このような場合には、再生音によ
り検査することは不可能である。
従って、この発明の目的は、PCMテープレコーダにより
記録がなされた磁気テープの検査において、再生音を実
際に聞かずとも検査を行うことができるエラー情報装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、PCMテープレコーダから、再生信号に関す
るエラー検出/訂正の結果を示すエラー情報と、再生信
号と同時に再生され、テープ上の位置と対応する再生タ
イムコード信号と、再生信号中のサブコード信号を復号
してなるコントロールデータとが入力され、 コントロールデータが以前の状態と異なるものに変化し
たこと、並びに再生タイムコード信号の欠落あるいは不
連続を検出し、 検出されたコントロールデータの変化の内容と、変化が
生じた再生タイムコード信号の値とを関連付けて表示あ
るいは印刷手段に出力するとともに、 再生タイムコードの欠落あるいは不連続と、欠落あるい
は不連続が生じた再生タイムコード信号の値とを関連付
けて表示あるいは印刷手段に出力するようにしたエラー
情報チェック装置である。
〔作用〕
PCMテープレコーダからのタイムコード信号及びエラー
情報が入力され、タイムコード信号とエラー情報等とが
対応した形でエラー情報が収集されることにより再生信
号の状態が測定され、その測定結果がプリンタ3により
表示される。この測定結果から磁気テープのどの位置に
エラーが多く発生しているかを知ることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示すもので、第1図に
おいて図中破線1で示される部分がエラー情報チェック
装置全体を示すものである。第1図に示すように、PCM
テープレコーダ2にエラー情報チェック装置1が接続さ
れ、エラー情報チェック装置1の出力表示手段として例
えばプリンタ3が用いられる。
エラー情報チェック装置1は、第1図に示すようにCPU1
0、タイムコードリーダ11、カウンタ回路12及びタイマ
ー回路13からなる。CPU10は、PCMテープレコーダ2をリ
モートコントロールする制御信号を発生し、また、所定
測定区間において、エラー情報の処理を行う構成とされ
ている。
PCMテープレコーダ2は、例えば、回転ヘッド式VTRとPC
Mプロセッサとにより構成されている。コンパクトディ
スクのマスターテープの場合、磁気テープのビデオトラ
ックには、エラー訂正符号化がなされたディジタルオー
ディオ信号及びサブコードが記録される。エラー訂正符
号としては、クロスインターリーブ・リードソロモン符
号が使用され、サブコードのQチャンネルのエラー検出
符号としては、CRC符号が使用される。サブコードは、
制御,表示等のためのコードでこのサブコードのQチャ
ンネルには、エンファシスのON/OFFを示すコントロール
データ及びサンプリング周波数(例えば48KHz,44.1KHz,
44.056KHz)を識別するためのコントロールデータが含
まれている。また、SMPTEタイムコードが磁気テープの
長手方向のトラックに記録されている。このタイムコー
ド中には、ドロップフレームとノンドロップフレームと
を識別するフラグが含まれている。
エラー情報チェック装置1のCPU10からリモートコント
ロール信号がPCMテープレコーダ2に供給され、PCMテー
プレコーダ2が再生動作を開始する。磁気テープに記録
されたタイムコードが抽出されて再生され、PCMテープ
レコーダ2からのタイムコード信号がタイムコードリー
ダ11に供給される。タイムコードリーダ11において、タ
イムコード信号が時間、分、秒、フレームを表すバイナ
リーコードに変換されてCPU10に供給されると共に、タ
イムコード信号中に含まれるドロップフレームを識別す
るフラグがCPU10に供給される。
CPU10は、再生されたタイムコード信号から記録されて
いるタイムコード信号の欠陥の有無を検査する。例え
ば、タイムコード信号自体が存在しているかどうかの検
出,タイムコード信号の連続性の検出,タイムコード信
号のドロップフレームが正しく設けられているかどうか
の検出がなされる。このタイムコード信号の検査のため
にタイマー回路13が使用される。タイムコード信号は、
コンパクトディスクのマスタリング時に必要とされるの
で検査される。
また、PCMテープレコーダ2において、磁気テープに記
録されたディジタルオーディオ信号が再生され、この再
生信号中のサブコードがCRCコードによりCRCブロック毎
にエラーが検出され、エラーの有無と対応するCRCフラ
グが発生する。このCRCフラグがエラー情報チェック装
置1のカウンタ回路12に供給される。カウンタ回路12に
おいて、PCMテープレコーダ2からのCRCフラグが1フレ
ームを単位としてカウントされ、1フレーム当たりのエ
ラー発生数が検出される。このカウント数がバイナリー
コードとされてCPU10に供給され、CPU10にエラー発生数
が取り込まれる。CPU10において、エラー発生数が更に
秒単位、分単位毎に集計され、CRCフラグの分布状況が
検出される。
また、ディジタルデータ信号に関して、エラー訂正が不
可能な場合には、平均値補間及び前置ホールド等の補間
処理がなされる。平均値補間は前置ホールドと比べて補
間の精度が高いため優先的に平均値補間が行われる。エ
ラーデータに対して平均値補間が行われた場合には、PC
Mテープレコーダ2において、アベレージフラグが発生
され、エラーデータに対して前置ホールドが行われた場
合にはホールドフラグが発生される。また、平均値補間
及び前置ホールドさえも不可能な場合にはエラーデータ
がミューティングされ、PCMテープレコーダ2において
ミューティングフラグが発生される。これらのエラー情
報、即ち、アベレージフラグ,ホールドフラグ及びミュ
ーティングフラグの夫々がエラーチェック装置1のCPU1
0に供給される。
また、再生信号中のサブコードに含まれるエンファシス
のON/OFFを示すデータ及びサンプリング周波数の識別デ
ータがCPU10に供給される。
PCMテープレコーダ2からのアベレージフラグ、ホール
ドフラグ及びミューティングフラグがCPU10に取り込ま
れ、CPU10において、タイムコードにより示される時間
に対応して訂正不可能なエラーデータに対してどのよう
なエラー処理がなされたかが検出される。
PCMテープレコーダ2からのエンファシスのON/OFFを示
すデータ及びサンプリング周波数の識別データがCPU10
に取り込まれ、タイムコードにより示される時間に対応
してエンファシスのON/OFFのタイミング及びサンプリン
グ周波数の変化が検出される。
上述した測定結果がタイムコードにより示される時間に
対応して関連づけて表示できるように表示データがCPU1
0において形成される。この表示データがプリンタ3に
供給され、表示データが印刷される。
第2図はプリンタ3の出力結果の一例を示したものであ
る。第2図において左側に印刷された数字がタイムコー
ドにより表示される磁気テープの進行時間に対応した時
間情報であり、右側に印刷された文字が時間情報に対応
した検出結果である。
第2図に示すように、2時間00分13秒27フレームから2
時間00分14秒15フレームの間にタイムコードの欠落が検
出され、表示されている。2時間03分15秒27フレームに
おいて平均値補間及び前置ホールドが行われたことが検
出され表示されている。2時間03分15秒28フレームから
2時間03分43秒05フレームの間にミューティングが行わ
れたことが検出され表示されている。2時間03分44秒05
フレームにおいて、サンプリング周波数が44.1KHzに変
更されたことが検出され、また、このフレームがドロッ
プフレームであることが検出され、表示されている。2
時間05分11秒06フレームにおいて、平均値補間が行われ
たことが検出され表示されている。2時間06分51秒19フ
レームにおいてエンファシスがOFFとされたことが検出
され、表示されている。2時間07分32秒14フレームにお
いて前置ホールドが行われたことが検出され、表示され
ている。
このようにエラー情報の表示がなされ、必要に応じてエ
ラー発生数、即ちCRCフラグの数が単位時間毎にヒスト
グラムにより表示される。
コンパクトディスクのマスターテープの各曲の開始位置
及びその終了位置、曲の長さ、曲間の長さ等は、タイム
コードと対応されており、通常、この対応関係を示すプ
ログラムリストが作成される。従って、このプログラム
リストに示されているタイムコードを予めCPU10に入力
しておくことにより、音楽が記録されていない部分や不
必要な部分の測定を省略することや、自動的に検査を行
うことなどが可能である。
〔発明の効果〕
この発明ではPCMテープレコーダがCPUの制御信号により
コントロールされ、PCMテープレコーダからのタイムコ
ード信号及びエラー情報がCPUに供給され、タイムコー
ドに対応してエラー情報が処理され、再生信号の状態が
測定され、その測定結果が表示される。従って、この発
明に依れば、PCMテープレコーダにより記録がなされた
磁気テープの検査において、再生音を実際に聞かずとも
検査が行える。これと共に検査結果がタイムコードと対
応しているので、磁気テープ上のどの位置にエラーが多
いかを知ることができる。さらに、タイムコード信号の
連続性の検出がなされ、ドロップフレームが正しく設け
られているかを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例の説明に用いる略線図。 図面における主要な符号の説明 2:PCMテープレコーダ、3:プリンタ、10:CPU、11:タイム
コードリーダ、12:カウンタ回路、13:タイマー回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PCMテープレコーダから、再生信号に関す
    るエラー検出/訂正の結果を示すエラー情報と、上記再
    生信号と同時に再生され、テープ上の位置と対応する再
    生タイムコード信号と、上記再生信号中のサブコード信
    号を復号してなるコントロールデータとが入力され、 上記コントロールデータが以前の状態と異なるものに変
    化したこと、並びに上記再生タイムコード信号の欠落あ
    るいは不連続を検出し、 検出された上記コントロールデータの変化の内容と、上
    記変化が生じた上記再生タイムコード信号の値とを関連
    付けて表示あるいは印刷手段に出力するとともに、 上記再生タイムコードの欠落あるいは不連続と、上記欠
    落あるいは不連続が生じた上記再生タイムコード信号の
    値とを関連付けて表示あるいは印刷手段に出力するよう
    にしたエラー情報チェック装置。
JP60117388A 1985-05-30 1985-05-30 エラ−情報チエツク装置 Expired - Lifetime JPH07107783B2 (ja)

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JP60117388A JPH07107783B2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30 エラ−情報チエツク装置

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JPS61276175A JPS61276175A (ja) 1986-12-06
JPH07107783B2 true JPH07107783B2 (ja) 1995-11-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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