JPH0344813A - 磁気ヘッドの目づまり検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル・オーディオ・テープレコーダ（
以下ｒＤＡＴ」という）における磁気ヘッドの目づまり
検出方式に関する。

〔従来の技術〕

ＤＡＴには、テープの再生中に記録信号のないブランク
部（＝未録音部）を検出した時、次の信号記録部までテ
ープを早送りするいわゆるブランク・スキップ機能を備
えたものがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記ブランク・スキップ機能を備えたＤＡＴにおいて、
テープの再生中に磁気ヘッドが目づまりを起こしてＲＦ
再生信号が得られなくなると、フランク部を検出したと
同し結果となる。このため、テープエンド（エンドマー
ク位置、またはエンドマークが記録されていない時は巻
取り終端）までブランク・スキップが行われ、本当に記
録信号のないブランク部を検出してブランク・スキップ
したのか、あるいは磁気ヘッドに目づまり事故が発生し
てブランク・スキップしたのか分からないという問題が
あった。

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ブランク・
スキップ機能を備えたＤＡＴにおいて磁気ヘッドの目づ
まり事故を確実に検出することのできる目づまり検出方
式を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の目づまり検出方式
は、テープの再生中に記録信号のないブランク部を検出
した時、次の信号記録部までテープを早送りするブラン
ク・スキップ機能を備えたＤＡＴにおいて、テープの再
生がテープエンドまで終了したときに該再生終了したテ
ープをテープエンドからテープ始端まで自動的にリワイ
ンド・サーチし、テープエンドからテープ始端までの全
区間に亘って記録信号がピックアップされないときに磁
気ヘッドの目づまりとして検出するようにした。

〔作　用〕

記録信号のないブランク部を検出してブランク・スキッ
プした場合には、ブランク部以外の信号記録部ではＲＦ
再生信号を得ることができる。

方、磁気ヘッドの目づまり事故の場合には、当該目づま
り事故の発生以後は、信号記録部、ブランク部のいずれ
であるかにかかわらず、ＲＦ再生信号を得ることができ
ない。したがって、テープの再生中にブランク・スキッ
プ動作が実行され、たとえテープエンドまでブランク・
スキップ動作が連続された場合でも、テープエンドに達
した時点で自動的にテープ始端までリワインド・サーチ
し、このリワインド・サーチ中に記録信号が得られるか
否かを監視丁れば、磁気ヘッドの目づまりによるブラン
ク・スキ゛ツブであったか、あるいは記録信号のない本
来のブランク部検出によるブランク・スキップであった
かを判定することができ、磁気ヘッドの目づまり事故の
発生を確実に検出することができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。

第１図は本発明方式を適用して構成したＤＡＴの１実施
例のブロック図を示す。図中、ｌは磁気ヘッド、２はテ
ープ装填・駆動用のメカニズム部、３はＲＦ再生アンプ
、４はＰＬＬ回路、５は信号処理部、６はＤ／Ａ変換器
、７はマイクロコンピュータからなるシステムコントロ
ーラ、８は磁気ヘッドの目づまりを知らせる目づまり表
示器である。

進んで、第２図の動作説明図を参照し、上記実施例にお
ける目づまり検出動作を説明する。なお、以下の動作説
明において述べるシステムコントローラ７の処理動作は
、マイクロコンピュータによってソフトウェア的に実現
されている。

いま、メカニズム部２に音楽テープなどが装填され、テ
ープの再生が開始されると、磁気ヘッド１によって読み
出されたＲＦ再生信号は、ＲＦ再生アンプ３を介してＰ
ＬＬ回路４へ送られ、再生クロックなどの必要な信号を
抽出した後、信号処理部５へ送られる。

信号処理部５は、システムコントローラ７の制御の下に
、ＲＦ再生信号の復調、デ・インターリーブ、エラー訂
正、補間などを行って元のディジタル信号に復号し、Ｄ
／Ａ変換器６へ送る。Ｄ／Ａ変換器６は、信号処理部５
から送られてくるディジタル信号をアナログ信号に変換
して出力し、第２図に示すように装填されたテープの再
生を行つ。

いま、上記テープの再生中に、磁気ヘッドｌに目づまり
事故が発生して磁気ヘッド１からＲＦ再生信号が得られ
なくなると、システムコントローラ７がこれを検出し、
メカニズム部２および関連回路を制９卸してブランク・
スキップを開妬する。

このブランク・スキップ開始により、テープはテープ上
の次の信号記録部に向けて２００倍速などの高速でサー
チ送りされる。しかし、磁気へ・ノドの目づまり事故の
場合、次の信号記録部に達してもＲＦ再生信号が得られ
ないので、ブランク・サーチ動作は、第２図に示すよう
に、テープエンド、すなわちエンドマークが記録されて
いるテープの場合にはエンドマーク位置、またエンドマ
ーりが記録されていないテープの場合にはテープの巻取
り終端までブランク・スキップが連続され、テープエン
ドに達した時点で再生動作を終了する。

従来技術の問題点において述べたように、上記テープ再
生中におけるブランク・スキップ動作は、磁気ヘッドの
目づまりによるものか、あるいは記録信号のない本来の
ブランク部の検出によるものかを区別することはできな
い。

そこで、ブランク・スキップを含む上記再生動作がテー
プエンドまで終了した段階で、以下のようにして本発明
による磁気ヘッドの目づまり検出動作が開始される。

すなわち、第２図に示すように、テープの再生動作がテ
ープエンドまで終了すると、システムコントローラ７は
装置の動作モードをリワインド・サーチに切り換え、再
生終了したテープをテープエンドからテープ始端に向け
て高速で巻戻しながら、テープ上の記録信号をサーチし
ていく。

このリワインド・サーチにおいて、テープエンドからテ
ープ始端までのいずれかの区間で記録信号がピックアッ
プされた場合には、磁気ヘッドの目づまり事故ではない
と判定する。一方、テープエンドからテープ始端の全区
間に亘って記録信号が何らピックアップされなかった場
合には、磁気ヘッドの目づまり事故と判定し、目づまり
表示器８に目づまり発生の表示を行い、ユーザーにヘッ
ドクリーニングなどの処置を促し、さらには、ヘッドク
リーニング機構を内蔵したＤＡＴの場合には、自動的に
ヘッドクリーニングを実行する。このようにして、ブラ
ンク・スキップ機能を備えたＤＡＴにおける磁気ヘッド
の目づまり事故を検出することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたところから明らかなように、本発明の目づま
り検出方式によるときは、ブランク・スキップ機能を備
えたＤＡＴにおいて、テープの再生がテープエンドまで
終了したときに該再生終了したテープをテープエンドか
らテープ始端まで自動的にリワインド・サーチし、テー
プエンドからテープ始端までの全区間に亘って記録信号
がピックアップされないときに石荘気ヘッドの目づまり
として検出するようにしたので、磁気ヘッドの目づまり
によるブランク・スキップとブランク部検出によるブラ
ンク・スキップとを識別して磁気ヘッドの目づまりを確
実に検出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方式を適用して構成したＤＡＴのｌ実施
例のブロック図、 第２図は上記実施例の目づまり検出動作の説明図である
。 １・・・磁気ヘッド、２・・・メカニズム部、５・・・
信号処理部、７・・・システムコントローラ、８・・・
目づまり表示器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 テープの再生中に記録信号のないブランク部を検出した
   時、次の信号記録部までテープを早送りするブランク・
   スキップ機能を備えたディジタル・オーディオ・テープ
   レコーダにおいて、 テープの再生がテープエンドまで終了したときに該再生
   終了したテープをテープエンドからテープ始端まで自動
   的にリワインド・サーチし、テープエンドからテープ始
   端までの全区間に亘って記録信号がピックアップされな
   いときに磁気ヘッドの目づまりとして検出することを特
   徴とする磁気ヘッドの目づまり検出方式。