JPH0224858A - ディジタルオーディオテープレコーダの記録終端部検索装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ディジクルオーディオテープレコーダに係わ
り、情報プログラムが記録されている磁気テープの記録
終端部を検索する記録終端部検索装置に関する。

〔発明の技術的背景およびその課題〕

ディジタルオーディオテープレコーダは、音楽などのオ
ーディオ信号をＰＣＭ信号化したディジタルデータとし
て磁気テープに記録し、記録したデータを読み出し、復
調してオーディオ信号を再生するようにした装置である
。

記録データは所定のフォーマットで磁気テープ上に記録
され、オーディオ信号などの情報プログラムの他に、記
録したプログラムの識別情報（■Ｄコード）や記録再生
動作などに係わる規格を示すデータなど様々な副情報が
記録される。

上記識別情報の一つに、記録された情報プログラムの記
録順番を示すプログラム番号と称する情報があり、この
プログラム番号は通常複数の曲などを連続録音すると曲
毎に連番で記録されて再生時に曲のサーチなどに利用さ
れる。

ところで、録音済の磁気テープについて最後に録音され
ている曲の後にさらに続けて曲を録音する場合、最後に
録音された曲の終端部を検索する必要がある。このため
、従来ディジタルオーディオテープレコーダにおいて、
システムコントローラの制御に従って記録領域の終端部
を自動的に検索するようにした所謂エンドサーチと称す
る機能がある。

第４図は従来のエンドサーチの動作を説明する図、第６
図はその制御フローを示すフローチャートであり、第４
図（ａ）は予め曲が記録された磁気テープを示し、同図
［有］）および（Ｃ）は磁気テープに対する再生ヘッド
の相対位置の変化を示す。

システムコントローラはエンドサーチが指示されると、
磁気テープに対する再生ヘッドの位置が情報プログラム
のデータが記録されていない部分（ＲＦ未記録部）であ
るか否かにより次の２通りの制御を行う。

現在位置がＲＦ未記録部である場合は、第４図伽）に示
したように現在の５ＴＯＰ位置から中速巻き戻しモード
（ＲＥＷ走行モード）にし、このＲＥＷ走行モード時に
再生信号（ＲＦ倍信号の立ち上がりを検出して記録終端
部を検知すると５ＴＯＰモードにして磁気テープの走行
を停止して、エンドサーチを完了する。

現在位置がＲＦ未記録部でない場合、すなわちデータが
記録されている部分（ＲＦ記録部）である場合は、同図
（Ｃ）に示したように現在の５ＴＯＰ位置から早送りモ
ード（ＦＦ走行モード）にし、このＦＦ走行モード時に
ＲＦ倍信号立ち下がりを検出して記録終端部を検知する
と、ＲＥＷ走行モードにし、以後、前記同様にＲＥＷ走
行モード時のＲＦ倍信号立ち上がりを検出すると５ＴＯ
Ｐモードにしてエンドサーチを完了する。

なお、上記ＲＥＷ走行モードおよびＦＦ走行モードにお
いて、それぞれテープトップ（ＢＯＴ）やテープエンド
（ＥＯＴ）を検出すると５ＴＯＰモードにしてエンドサ
ーチは中止される。

前記のように上記エンドサーチは予め録音されているプ
ログラムに続けてつなぎ録音を行う場合に行われるが、
上記のような従来の制御によれば、例えば第４図（ｂ）
の場合のようにカセットハーフを装置に装填してヘッド
位置がＲＦ未記録部であったときは、その位置からエン
ドサーチを行って記録部終端の検索が完了しても、予め
記録されているプログラムのプログラム番号の情報が得
られないため、次に録音するプログラムのプログラム番
号が確定していなかった。

したがって、エンドサーチ完了後につなぎ録音を行って
も、例えば第５図に示したように録音済のプログラム番
号″０３”の後に“０１”が記録されるなど、記録され
るプログラム番号が不連続になってしまう。このため、
エンドサーチ完了後の録音待機モードで予め使用者がプ
ログラム番号を設定するか、録音終了後に所謂リナンバ
ー操作を行う必要があり、不便であった。

〔発明の目的〕

本発明は、ディジタルオーディオテープレコーダにおい
て、エンドサーチの完了によって記録終端部でのプログ
ラム番号が確定されるようにすることを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、ディジタルオーディオテープレコーダにおい
て、磁気テープを逆方向に走行させて予め記録されてい
るプログラム番号を検出し、そのプログラム番号を記憶
するとともに磁気テープを順方向に走行させてさらに検
出されるプログラム番号を記憶し、その後記録終、端部
の検出により磁気テープを停止させてエンドサーチを行
うようにした。

Ｃ実施例〕 第１図は本発明を適用したディジタルオーディオテープ
レコーダのブロック図であり、エンドサーチに係わる部
分を示しである。

図において、１はメカニズム駆動部２によって所定の動
作モードに設定され、設定されたモードに応じて磁気テ
ープ３を走行させるメカ部で、図示しない々セットハー
フに収納された磁気テープ３は供給リール４と巻き取り
リール５に巻かれた状態で引き出されて記録・再生ヘッ
ド６ａ、６ｂが配設された回転ヘッド７に一定角を張る
円周上に接触されている。

そしてメカ部１は、ＲＥＷ走行モード、ＦＦ走行モード
等の所定のモードに設定されると、ピンチローラ８、キ
ャプスタン９、供給リール４および巻き取りリール５の
回転によって磁気テープ３は順方向あるいは逆方向に走
行され、磁気テープ３に記録されたデータはヘッド６ａ
、６ｂによって読み取られる。なお、磁気テープ３には
曲などの情報プログラムとともに、各情報プログラムの
冒頭部にプログラム番号などの頭出し用識別情報が記録
されている。

再生アンプ１０は上記ヘッド６ａ、６ｂの出力（ＲＦ倍
信号を適正なレベルまで増幅して信号処理部１１とＲＦ
信号検出部１２に入力し、信号処理部１１は入力される
ＲＦ倍信号ら音楽等の情報プログラムのデータとプログ
ラム番号等のデータを抽出する。

この信号処理部１１で抽出された情報プログラムのデー
タはオーディオ信号を得るためにＤ／Ａ変換器１３でア
ナログ信号に変換されるとともにローパスフィルタ１４
によって高域の不要成分が除去されて図示しない後続の
回路に出力される。

一方、プログラム番号等のデータはシステムコントロー
ラ１５に出力される。

また、ＲＦ信号検出部１２は再生アンプ１０の出力から
ＲＦ倍信号検出されている間は所定の検出信号をシステ
ムコントローラ１５に出力する。

システムコントローラ１５は、メカ部１のモードを指定
する所定の制御信号をメカニズム駆動部２に出力し、後
述説明するようにメカ部１を所定のモードに准移させて
エンドサーチを行う。また、システムコントローラ１５
には動作の指示を与える入力手段としての操作部１６と
、機器の動作状態などを表示する表示部１７が接続され
ている。

なお、図示しない検出手段によってテープトップ（ＢＯ
Ｔ）やテープエンド（ＥＯＴ）が検出されると、各検出
信号はシステムコントローラ１５に入力される。

第２図は実施例のエンドサーチの動作を説明する図、第
３図は実施例の制御フローを示すフローチャートである
。なお、第２図（ａ）は磁気テープの先頭から３つの情
報プログラムが連続して記録されるとともに各情報プロ
グラムの冒頭部にプログラム番号“Ｏｌパ゛０２““０
３”が記録されている状態を示し、同図（ハ）は磁気テ
ープ３に対する再生ヘッド６の接触位置の変化を示して
いる。

操作部１６からエンドサーチが指示されると、システム
コントローラ１５はメカニズム駆動部２に制御信号を出
力してメカ部１をＲＥＷ走行モードに設定し、磁気テー
プ３を現在位置から巻き戻し走行させる。

上記ＲＥ　Ｗ　走行モード時にシステムコントローラ１
５は信号処理部１１の出力を監視し、プログラム番号（
ＰＮｏ−ＩＤ）が検出されると、このプログラム番号を
記憶するとともにメカ部ｌをＦＦ走行モードに設定して
磁気テープ３を順方向に走行させる。なお、上記ＲＥＷ
走行走行モードブログラム番号が検出される前にテープ
トップ（ＢＯＴ）が検出された場合もＦＦ走行モードに
する。

上記ＦＦ走行モードにおいて、システムコントローラ１
５は信号処理部１１とＲＦ信号検出部、１２の出力を監
視し、プログラム番号が検出されるとそのプログラム番
号を記憶するとともに、ＲＦ信号検出部１２の検出信号
の変化によってＲＦ信号の立ち下がり、すなわち、記録
終端部を検出するとメカ部ｌをＲＥＷ走行モードに設定
する。なお、上記ＦＦ走行モード時にＲＦ倍信号立ち下
がりが検出される前にテープエンド（ＥＯＴ）が検出さ
れた場合にはメカ部１を５ＴＯＰモードにしてエンドサ
ーチを中止する。

上記ＲＦ倍信号立ち下がりの検出によってＲＥＷ走行モ
ードにすると、その巻き戻し動作時にＲＦ信号検出部１
２の出力を監視し、ＲＦ信号検出部１２の検出信号の変
化によってＲＦ倍信号立ち上がり、すなわち、記録終端
部を検出するとシステムコントローラ１５はメカニズム
駆動部２に制御信号を出力してメカ部１を５ＴＯＰモー
ドにしてエンドサーチを完了する。なお、このＲＥ走行
モード時にＲＦ倍信号立ち上がりが検出される前にテー
プトップ（ＢＯＴ）が検出された場合にはメカ部１を５
ＴＯＰモードにしてエンドサーチを中止する。

このようにしてエンドサーチが完了すると、磁気テープ
３の記録終端部がヘッド位置にされるとともに、システ
ムコントローラ１５によって記録終端部直前の情報プロ
グラムのプログラム番号が記憶されている。

そして、エンドサーチ完了後に録音動作が指示されると
、システムコントローラ１５は上記記憶しているプログ
ラム番号に１を加算し、その更新した値を次に録音され
る情報プログラムのプログラム番号として磁気テープの
所定の位置に記録する。これによて、つなぎ録音を行う
場合もプログラム番号が連続して記録される。

なお、第１図において録音動作に係わるブロック要素は
一部省略して示しであるが、上記録音動作は記録するデ
ータの設定以外は従来同様に行い、従来プログラム番号
を設定して録音を行う場合の設定値として上記更新した
プログラム番号を用いるようにすればよい。

上記の実施例では記録終端部を検索する場合にＲＦ倍信
号基づいてＲＦ記録部とＲＦ未記録部の境界を検知する
ようにしているが、Ｒ−ＤＡＴの規格では情報プログラ
ムの記録終端部はプログラム番号を示すＩＤコードすな
わちＰＮｏ−ＩＤは“ＯＥＥ”　　（１６進数表記）が
記録されるように決められているため、このＰＮｏ−Ｉ
Ｄが”ＯＥＥ”であることを検出して記録終端部を検索
するようにしてもよい。

また、ＲＦ倍信号上記ＰＮｏ−ＩＤの両方を監視し、い
ずれか一方が検索条件を満足した場合に記録終端部の検
索を完了するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ディジタルオーデ
ィオテープレコーダにおいて、ＲＥＷ走行を行って記録
されているプログラム番号を読み取って記憶し、そのあ
と記録終端部を検出してエンドサーチを行うようにした
ので、エンドサーチの完了によって記録終端部でのプロ
グラム番号を確定することができる。

したがって、エンドサーチ動作に続けてつなぎ録音を行
う場合に、次に記録するプログラム番号が連続した確定
値となり、従来のプログラム番号の設定操作あるいは録
音後のりナンバー操作を行う必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したディジタルオーディオテープ
レコーダのブロック図、 第２図は実施例におけるエンドサーチ動作を説明する図
、 第３図は実施例のフローチャート、 第４図は従来のエンドサーチ動作を説明する図、第５図
はプログラム番号が不連続になる場合の記録例を示す図
、 第６図は従来のエンドサーチの制御を示すフローチャー
トである。 ｌ・・・メカ部、２・・・メカニズム駆動部、１１・・
・信号処理部、１２・・・ＲＦ信号検出部、１５・・・
システムコントローラ。 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 情報プログラムと該情報プログラムのプログラム番号を
   記録した磁気テープについて記録再生を行うディジタル
   オーディオテープレコーダの記録終端部検索装置であっ
   て、 設定されるモードに応じて前記磁気テープの順方向走行
   と逆方向走行および停止を行うテープ駆走手段と、前記
   磁気テープの読取信号から前記プログラム番号を検出す
   るプログラム番号検出手段と、前記磁気テープの読取信
   号から該磁気テープの記録終端部を検出する記録終端検
   出手段と、上記プログラム番号検出手段と上記記録終端
   検出手段との検出信号に基づいて前記テープ駆走手段の
   モードを設定する制御手段とを備え、 上記制御手段は、予め決められた検索指令信号の入力に
   より前記磁気テープを逆方向に走行させ、この逆方向の
   走行中に読取信号から前記プログラム番号を検出すると
   該プログラム番号を記憶するとともに磁気テープを順方
   向に走行させ、この順方向の走行中に検出されるプログ
   ラム番号はさらに記憶するとともに記録終端検出手段の
   検出信号に基づいて磁気テープを記録終端部を検知して
   磁気テープを停止させるものであることを特徴とするデ
   ィジタルオーディオテープレコーダの記録終端部検索装
   置。